JPH07111493A - ディジタル中継伝送方式 - Google Patents

ディジタル中継伝送方式

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JPH07111493A
JPH07111493A JP5254533A JP25453393A JPH07111493A JP H07111493 A JPH07111493 A JP H07111493A JP 5254533 A JP5254533 A JP 5254533A JP 25453393 A JP25453393 A JP 25453393A JP H07111493 A JPH07111493 A JP H07111493A
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transmission
lamp
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和之 松村
Yoshiaki Sato
良明 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守者が光中継器のパッケージ交換や回線制
御項目の再設定を行う場合に、多重化端局装置に伝送路
の使用状態を確認せずに判別できる。 【構成】 光再生中継器21は、切り戻しのある冗長系
の場合にはSTMフレームに含まれるマルチプルセクシ
ョンオーバヘッド内のK2バイトおよび警報をモニタ
し、また切り戻しのない冗長系の場合にはマルチプルセ
クションオーバヘッド内のK1バイトおよびK2バイト
ならびに警報をモニタし、このモニタ結果により所定の
基準で伝送路の使用状態を判定して判定結果を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル中継伝送方
式の光中継器に利用する。特に、CCITT G.707、G.708、G.
709 に準拠する冗長構成のディジタル中継伝送方式の伝
送路に介挿された光中継器の監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11はディジタル中継伝送方式のブロ
ック構成図である。図12はディジタル中継伝送方式の
STMフレームの構成を示す図である。図13はディジ
タル中継伝送方式の切替動作を示す切替シーケンス図で
ある。図14はディジタル中継伝送方式のマルチプルセ
クションオーバヘッドのK1バイトの定義を示す図であ
る。図15はディジタル中継伝送方式のマルチプルセク
ションオーバヘッドのK2バイトの定義を示す図であ
る。図16は従来例のディジタル中継伝送方式の冗長構
成のブロック構成図である。
【0003】図11において、複数の低速光信号は、多
重化端局装置(LT-MUX)10によって高速光信号に変換
され、伝送される。伝送後の高速光信号は、多重化端局
装置10によって再び複数の低速光信号に分離される。
多重化端局装置10から出力される高速光信号は、光フ
ァイバから各種妨害(減衰、波形歪みおよび、雑音等)
を受ける。これらを除去し、多重化端局装置10間の距
離を長くするために、光中継器(REP )20を用いる。
【0004】光中継器20には、光再生中継器(3R-RE
P)と光線形中継器(1R-REP)とがある。光再生中継器
は、光−電気変換、電気−光変換、等価増幅、リタイミ
ング抽出、識別再生の機能を有する。光ファイバ内を伝
送されることにより、減衰およびひずみを受けた光信号
は、光再生中継器の機能により再生され、出力される。
光線形中継器は、光信号をそのまま増幅する機能を有
し、光ファイバ内を伝送されることにより生じる、光信
号の減衰のみを補償する(例えば、萩本、青山:光ファ
イバ増幅器を用いた中継伝送システム、電子情報通信学
会論文誌B-1、Vol.75-B-1、 No.5、 p246、1992 )。光再生
中継器は、商用システムに導入されているが、光線形中
継器は、まだ、研究開発途中である。
【0005】国際電信電話諮問委員会(CCITT)において
勧告された新同期インタフェースに従い、日本電信電話
株式会社(NTT)では平成元年度から同期ディジタルハイ
アラーキ伝送システム(SDH 伝送システム)が導入され
ている。
【0006】従来、ディジタル中継伝送方式は、図16
に示すように図11に示す構成を多重化端局装置1
1 、102 と光再生中継器24とで実現されている。
ディジタル中継伝送方式では、低速光信号および高速光
信号とも図12に示す同期転送モードフレーム(以下、
STMフレームと云う。)を用い、監視機能を高め、シ
ステムの信頼性向上を実現している。STMフレーム
は、伝送速度の約10%にあたる運用保守情報エリア
(セクションオーバヘッド、S-OH)を持つことが特徴で
ある。セクションオーバヘッドはリジェネレータセクシ
ョンオーバヘッド(RS-OH )、ポインタ、マルチプルセ
クションオーバヘッド(MS-OH )に分類できる。リジェ
ネレータセクションオーバヘッドは、光再生中継器24
および多重化端局装置101 、102 にてフレーム同
期、誤り監視等を行うために使用される。マルチプルセ
クションオーバヘッドは、多重化端局装置101 、10
2 にてシステム冗長系切替、誤り監視等を行うために使
用される。光再生中継器24はSTMフレーム内セクシ
ョンオーバヘッドの上3行(リジェネレータセクション
オーバヘッド)の処理を行い、多重化端局装置101
102 ではSTMフレーム内セクションオーバヘッドの
9行全て(リジェネレータセクションオーバヘッド、ポ
インタ、マルチプルセクションオーバヘッド)を処理す
ることになる。
【0007】図16に示す構成にて、ケーブル切断、光
再生中継器24の故障によりサービス断が発生する場合
がある。同期ディジタルハイアラーキのディジタル中継
伝送方式では、信頼性向上のために、多重化端局装置1
1 、102 間に冗長系の伝送路を持っている。これに
より、サービス断、サービス品質劣化を検出した際に、
自動的に切替えることができる。これをシステム切替と
云う。使用伝送路1に対して予備伝送路1のシステムを
1:1、使用伝送路Nに対して予備伝送路1のシステム
をN:1と呼ぶ。図16は1:1の構成例を示す。
【0008】CCITT G.783 では、マルチプルセクション
オーバヘッドのK1バイト、 K2バイトに基づいて同期
ディジタルハイアラーキ伝送システムの切替について規
定している。CCITT G.783 で規定されたマルチプルセク
ションオーバヘッドのK1バイトおよびK2バイトのビ
ットアサインを図14および図15に示す。K1バイト
およびK2バイトはそれぞれ、8ビットであり、先頭ビ
ットをb1、2番目のビットをb2の様に表す。CCITT G.78
3 では、切り戻しのある1:1またはN:1 の冗長系と
切り戻しのない1:1冗長系を考慮している。ここで、
使用している伝送路が故障し、予備の伝送路に切り替え
を行い、使用していた伝送路が復旧した場合に、再度切
り替えを行う。これを切り戻しのある切り替えと云う。
また、使用している伝送路が故障し、予備の伝送路に切
り替えを行い、使用していた伝送路が復旧していても再
度切り替えを行わない。これを切り戻しのない切り替え
と云う。
【0009】切り戻しのない切り替えの場合に、切り替
えの後で予備であった伝送路がサービスを提供するため
に使われ続けることになる。サービスを提供する伝送路
を〔現用〕と呼ぶと、切り戻しのない切り替えの場合
に、切り替えの後で〔現用〕の伝送路が変更されること
になる。このために、切り戻しのある切り替えと切り戻
しのない切り替えでは、K2バイトの意味が多少異な
る。切り戻しのある切り替えの場合に、K2バイトは
〔予備〕に接続されている伝送路の番号を表す。切り戻
しのない切り替えの場合に、K2バイトは〔現用〕の伝
送路の番号を示す。
【0010】図16を用いて、ディジタル中継伝送方式
の切り戻しのない1:1冗長系の切替例について説明す
る。図16に示すディジタル中継伝送方式は、1:1の
冗長系であり、多重化端局装置101 、102 間に伝送
路番号が“1”の伝送路(以後、“1”の伝送路と云
う。)と伝送路番号が“2”の伝送路(以後、“2”の
伝送路と云う。)を持っている。
【0011】定常状態では、両多重化端局装置101
102 は、〔切替要求無し〕を通知し合う。多重化端局
装置101 は“1”の伝送路と“2”の伝送路との下り
回線に同じ信号を伝送し、多重化端局装置102 は最初
に“1”の伝送路を選択している。多重化端局装置10
2 にて、“1”の伝送路の下り回線から誤り検出や伝送
路断を検出した場合に、上り回線を用い「切替要求」を
多重化端局装置101に通知する。多重化端局装置10
1 は「切替要求」を確認した後に、自装置のセレクタを
“2”の伝送路へ切替え、「切替応答」を多重化端局装
置102 に通知する。多重化端局装置102 は、多重化
端局装置101 から通知された「切替応答」を受信後、
自装置のセレクタを“1”の伝送路から“2”の伝送路
に切り替える。多重化端局装置102 にて誤り検出や伝
送路断が回復すると、多重化端局装置102 は「回復待
機」を多重化端局装置101 に通知する。両多重化端局
装置101 、102 は、一定時間、回線正常状態を確認
し、「切替要求なし」を通知し合う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例のディジタル中継伝送方式では、多重化端局装置と
光再生中継器とにより構成されている場合に、システム
切替は、多重化端局装置がマルチプルセクションオーバ
ヘッドのK1バイトおよびK2バイトを用いて行う。多
重化端局装置は、自らセレクタの切替を行っているため
に、伝送路の使用状態を把握している。このために、使
用伝送路にかかわるパッケージを保守者や監視システム
に通知することができる。例えば、使用伝送路にかかわ
るパッケージであることを示すACTランプを各パッケ
ージに実装し、点灯することにより、保守者へ装置の使
用状態を通知することができる。多重化端局装置を保守
する場合に、サービス中であっても、保守者はACTラ
ンプの点灯していないパッケージの交換を行うことがで
きる。
【0013】一方、光再生中継器では、伝送路が使用さ
れているか、予備伝送路のため現在使用されていないの
か分からなかった。予備伝送路のため現在使用されてい
ない光再生中継器ならば、保守を行うことができる。し
かし、伝送路が使用されている光再生中継器の保守作業
を行うと、サービス断となる可能性があった。このため
に、光再生中継器を設置してある局では、保守者が、パ
ッケージ交換や回線制御項目の再設定を行う場合に、多
重化端局装置の設置局に多重化端局装置の使用状態を確
認しなければならない問題点があった。
【0014】また、従来のディジタル中継伝送方式で
は、光線形中継器を用いていない。今後、光線形中継器
を用いたディジタル中継伝送方式が導入されることが予
想される。多重化端局装置間、または光再生中継器間、
または多重化端局装置と光再生中継器との間に光線形中
継器を用いたディジタル中継伝送方式が考えられる。光
線形中継器も前述した光再生中継器と同様に、伝送路が
使用されているのか、予備伝送路のため現在使用されて
いないのか分からない。このために、光再生中継器と同
様に、光線形中継器を設置してある局では、保守者がパ
ッケージ交換や回線制御項目の再設定を行う場合に、多
重化端局装置の設置局に光線形中継器の使用状態を確認
しなければならない問題点がある。
【0015】光線形中継器はアナログの光増幅器である
ために、自己診断、故障評定のために、入力光電力、出
力光電力、雑音指数、内部素子の消費電流等をモニタす
る。あるしきい値を超えたモニタ値を検出した場合に、
劣化または故障と判断する。光線形中継器が劣化または
故障と自己判断しても、下流にある光再生中継器や多重
化端局装置にて、伝送路の品質劣化を検出するとは限ら
ない。すなわち、光線形中継器が劣化または故障と自己
判断しても、システム切り替えが動作せず、劣化・故障
と判断した光線形中継器が使われる可能性がある。これ
は、光再生中継器や多重化端局装置がディジタル信号の
符号誤りを検出しているのに対し、光線形中継器はディ
ジタル信号を認識できないためである。光線形中継器が
劣化または故障と自己診断し、ランプ等により保守者へ
通知しても、光線形中継器を含む伝送路が使用されてい
るのか、予備伝送路のため使用されていないのか分から
ない。このために、光線形中継器が劣化または故障と自
己判断しても、光線形中継器を設置してある局では、保
守者がパッケージ交換や回線制御項目の再設定を行う場
合に、多重化端局装置の設置局に光線形中継器の使用状
態を確認する必要がある。
【0016】本発明は前記の欠点を解決するもので、保
守者が光中継器のパッケージ交換や回線制御項目の再設
定を行う場合に、多重化端局装置の設置局に伝送路の使
用状態を確認せずに判別できるディジタル中継伝送方式
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、CCITT
G.707,G.708,G.709に準拠する高速光
信号伝送路と、この伝送路に介挿された光中継器とを備
えたディジタル中継伝送方式において、前記光中継器
は、同期転送モードフレーム(STMフレーム)に含ま
れるマルチプルセクションオーバヘッド(MS−OH)
内のK2バイトおよび自装置が発生する警報をモニタす
る手段と、このモニタ結果により所定の基準で前記伝送
路の使用状態を判定する手段とを含むことを特徴とす
る。
【0018】また、本発明は、K1バイトを併せてモニ
タする手段を含むことができる。
【0019】さらに、本発明、前記判定する手段の判定
結果を表示する手段を備えることができる。
【0020】また、前記伝送路に光線形中継器が挿入さ
れている場合に、その光線形中継器の上流側の装置で得
られた前記判定する手段の判定結果をその光線形中継器
に伝送する前記伝送路とは別の監視回線を備えることが
できる。
【0021】
【作用】光再生中継器は、切り戻しのある冗長系の場合
にはSTMフレームに含まれるマルチプルセクションオ
ーバヘッド内のK2バイトおよび自器が発生する警報を
モニタし、または切り戻しのない冗長系の場合にはST
Mフレームに含まれるマルチプルセクションオーバヘッ
ド内のK1バイトおよびK2バイトならびに自器が発生
する警報をモニタし、このモニタ結果により所定の基準
で伝送路の使用状態を判定してこの判定結果を表示す
る。また、光線形中継器の場合には、監視回線を介して
上流側の装置から通知された伝送路の使用状態および自
器の発生する警報により規定の基準で伝送路の使用状態
を判定して判定結果を表示する。これにより、保守者が
光中継器のパッケージ交換や回線制御項目の再設定を行
う場合に、多重化端局装置の設置局に伝送路の使用状態
を確認せずに判別できる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0023】図1は本発明第一実施例ディジタル中継伝
送方式のブロック構成図である。図1において、ディジ
タル中継伝送システムは、CCITT G.707、G.708、G.709 に
準拠する高速光信号伝送路と、この伝送路に介挿された
光中継器として光再生中継器21と、この伝送路の両端
に設けられた多重化端局装置101、102 とを備える。
【0024】ここで本発明の特徴とするところは、光再
生中継器21は、STMフレームに含まれるマルチプル
セクションオーバヘッド内のK2バイトおよび自装置が
発生する警報をモニタする手段と、このモニタ結果によ
り所定の基準で前記伝送路の使用状態を判定する手段と
を含むことを特徴とする。
【0025】また、前記判定する手段の判定結果を表示
する手段としてACTランプを備える。
【0026】このような構成の光中継器の動作について
説明する。
【0027】図1はN:1の冗長系構成のディジタル中
継伝送方式を示す。図2は本発明第一実施例ディジタル
中継伝送方式の光再生中継器のACTランプの点灯およ
び消灯の遷移条件を示す図である。図3は本発明第一実
施例ディジタル中継伝送方式の光再生中継器のACTラ
ンプの点灯および消灯の遷移図である。ここで、図3
(a)は伝送路番号が“0”である場合を示し、図3
(b)は伝送路番号が“0”以外である場合を示す。図
1において、光再生中継器21が伝送路の使用状態を判
断した場合に、ランプ点灯、電圧変化、抵抗変化、メッ
セージ発出等により、保守者や監視システムに通知する
ことができる。ここでは、その具体的な手段として、切
り戻しのあるN:1の冗長系を持つシステム内の光再生
中継器21に、ACTランプを実装した場合を説明す
る。図2において、 同一内容を3連続して受信したものを遷移条件と認
識する、 …は任意であることを示す、 遷移条件が同時に複数モニタされた場合には、以下
の優先度で遷移する、 a>b>c、d TFは出力断、LOSは入力断およびLOFはフレ
ーム同期外れを示す。 図2は切り戻しのあるN:1の冗長系を持つシステムの
光再生中継器21におけるACTランプの点灯および消
灯の遷移条件を示す。ACTランプの点灯および消灯の
遷移条件はa〜eの五項目に分類できる。ここで、K2
バイト(b1-b4)は予備伝送路に接続している伝送路番号
を示している。
【0028】光再生中継器21に電源を投入し、システ
ムを立ち上げる際に、光再生中継器21に対し、自伝送
路番号が“0”〜“15”のうち何番であるかの設定を
行う。予備伝送路に対しては“0”を、使用伝送路に対
しては“1”〜“14”を、EXTRA TRAFFIC に対しては
“15”を設定する。
【0029】まず、“0”の伝送路(予備伝送路)へ、
光再生中継器21を接続する場合を説明する。上り、下
りのK2バイトおよび警報のモニタ内容により判定され
た遷移条件(図2)に基づき、ACTランプの点灯およ
び消灯は、図3(a)のように遷移する。この遷移条件
は上り、下りのK2バイトおよび自装置の警報により判
定される。例えば、自装置で光入力断(LOS) が検出され
た場合に、遷移条件はaとなる。
【0030】“0”の伝送路(予備伝送路)へ接続され
た光再生中継器21は伝送路の使用状態にかかわらず、
システム立ち上げ時にACTランプを消灯させる。光再
生中継器21のACTランプが消灯中にa、b、c、e
を検出した場合に、“0”の伝送路は未使用中であの
で、ACTランプの消灯を継続させる。
【0031】aは、その伝送路において入力断(TF) 、
出力断(LOS) およびフレーム同期外れ(LOF) 等の故障が
発生した場合である。“0”の伝送路において故障が発
生すると、“0”の伝送路への切替が行われなくなるの
で、“0”の伝送路は未使用中となる。このために、A
CTランプは消灯を継続する。
【0032】bは、MS-AIS(Alarm Indication Signal
、警報表示信号)、 FERF(Far EndReceive Failure 、
遠端受信故障)がモニタされた場合である。“0”の伝
送路においてMS-AIS、 FERFがモニタされると、“0”の
伝送路は未使用であるために、“0”の伝送路に接続さ
れた光再生中継器21のACTランプは消灯を継続す
る。
【0033】cは、K2バイト(b1-b4) にて「伝送路番
号0」がモニタされた場合である。これは予備伝送路が
伝送路番号0へ接続されていること、すなわち予備伝送
路が使用されていないことを意味し、“0”の伝送路は
未使用中となる。このために、ACTランプは消灯を継
続する。
【0034】eは、双方向のK2バイト(b1-b4)の内容
が等しくない等、切替シーケンスが終了していないとき
の条件である。この状態は不確定な状態であるために、
ACTランプは消灯を継続する。
【0035】光再生中継器21のACTランプが消灯中
にdを検出した場合に、“0”の伝送路は使用中である
ので、ACTランプは点灯させる。dは、K2バイト
(b1-b4)にて「伝送路番号0以外」がモニタされた場合
である。これは、予備伝送路が伝送路番号0以外へ接続
されていること、すなわち予備伝送路が使用されている
ことを意味し、“0”の伝送路は使用中となる。このた
めに、ACTランプは点灯する。
【0036】“0”の伝送路に接続された光再生中継器
21のACTランプが点灯中にd、eを検出した場合
に、“0”の伝送路は使用中であるので、ACTランプ
の点灯を継続させる。dは、K2バイト(b1-b4) にて
「伝送路番号0以外」がモニタされた場合である。これ
は予備伝送路が伝送路番号0以外へ接続されているこ
と、すなわち予備伝送路が使用されていることを意味
し、“0”の伝送路は使用中となる。このために、AC
Tランプは点灯を継続する。
【0037】eは、双方向のK2バイト(b1-b4) の内容
が等しくない等、切替シーケンスが終了していないとき
の条件である。この状態は不確定な状態であるために、
ACTランプは点灯を継続する。
【0038】“0”の伝送路に接続された光再生中継器
21のACTランプが点灯中にa、b、cを検出した場
合に、“0”の伝送路は未使用中であるので、ACTラ
ンプを消灯させる。aは、“0”の伝送路において入力
断、出力断およびフレーム同期外れ等の故障が発生した
場合である。0”の伝送路において故障が発生すると、
“0”の伝送路への切替が行われなくなるので、“0”
の伝送路は未使用中となる。このために、ACTランプ
は消灯する。
【0039】bは、MS-AIS、 FERFがモニタされた場合で
ある。“0”の伝送路においてMS-AIS、 FERFがモニタさ
れると、“0”の伝送路は未使用中であるために、
“0”の伝送路に接続された光再生中継器21のACT
ランプは消灯する。
【0040】cは、K2バイト(b1-b4) にて「伝送路番
号0」がモニタされた場合である。これは予備系が伝送
路番号へ接続されていること、すなわち予備伝送路が使
用されていないことを意味し、“0”の伝送路は未使用
中となる。このために、ACTランプは消灯する。
【0041】次に、“0”以外の伝送路へ、光再生中継
器21を接続する場合を説明する。上り、下りのK2バ
イトおよび警報のモニタ内容により判定された遷移条件
(図2)に基づき、ACTランプの点灯および消灯は、
図3(b)のように遷移する。“0”以外の伝送路へ接
続された光再生中継器21は伝送路の使用状態にかかわ
らず、システム立ち上げ時に“0”以外の伝送路のAC
Tランプを点灯させる。ある一つの“0”以外の伝送路
(本例では“n”とする)に接続された光再生中継器2
1のACTランプが点灯中にd、eを検出した場合に、
“n”の伝送路は使用中であるので、ACTランプの点
灯を継続させる。dはK2バイト(b1-b4) にて「“n”
以外」がモニタされた場合である。これは予備伝送路が
“n”以外の伝送路へ接続されていること、すなわち
“n”の伝送路は予備伝送路へ接続されていないことを
意味し、“n”の伝送路は使用中となる。このために、
ACTランプは点灯を継続する。
【0042】eは、双方向のK2バイト(b1-b4) の内容
が等しくない等、切替シーケンスが終了していないとき
の条件である。この状態は不確定な状態であるために、
ACTランプは点灯を継続する。
【0043】ある一つの“0”以外の伝送路(本例では
“n”とする)に接続された光再生中継器21のACT
ランプが点灯中にa、b、cを検出した場合に、“n”
の伝送路は未使用中であるので、ACTランプを消灯さ
せる。aは、その伝送路において入力断、出力断および
フレーム同期外れ等の故障が発生した場合である。
“n”の伝送路は未使用中となり、ACTランプは消灯
する。
【0044】bは、MS-AIS、 FERFがモニタされた場合で
ある。“n”の伝送路においてMS-AIS、 FERFがモニタさ
れると、“n”の伝送路は未使用中であるために、
“n”の伝送路に接続された光再生中継器21のACT
ランプは消灯する。
【0045】cは、K2バイト(b1-b4) にて「伝送路番
号n」がモニタされた場合である。これは予備伝送路へ
“n”の伝送路が接続されていること、すなわち“n”
の伝送路が予備伝送路へ切り替わっていることを意味
し、“n”の伝送路は未使用中となる。このために、A
CTランプは消灯する。
【0046】ある一つの“0”以外の伝送路(本例では
“n”とする)に接続された光再生中継器21のACT
ランプが消灯中にa、b、c、eを検出した場合に、
“n”の伝送路は未使用中であるので、ACTランプは
消灯を継続する。aは、その伝送路において入力断、出
力断、フレーム同期外れ等の故障が発生した場合であ
る。“n”の伝送路は未使用中となり、ACTランプは
消灯を継続する。
【0047】bは、MS-AIS、 FERFがモニタされた場合で
ある。“n”の伝送路においてMS-AIS、 FERFがモニタさ
れると、“n”の伝送路は未使用中であるために、
“n”の伝送路に接続された光再生中継器21のACT
ランプは消灯を継続する。
【0048】cは、K2 バイト(b1-b4) にて「伝送路番
号n」がモニタされた場合である。これは予備伝送路へ
“n”の伝送路が接続されていること、すなわち“n”
の伝送路が予備伝送路へ切り替わっていることを意味
し、“n”の伝送路は未使用中となる。このために、A
CTランプは消灯を継続する。
【0049】eは、双方向のK2バイト(b1-b4) の内容
が等しくない等、切替シーケンスが終了していないとき
の条件である。この状態は不確定な状態であるために、
ACTランプは点灯を継続する。
【0050】ある一つの“0”以外の伝送路(本例では
“n”とする)に接続された光再生中継器21のACT
ランプが消灯中にdを検出した場合に、“n”の伝送路
は使用中であるので、ACTランプの点灯を継続させ
る。dは、K2バイト(b1-b4)にて「“n”以外」がモ
ニタされた場合である。これは予備伝送路が“n”の伝
送路以外へ接続されていること、すなわち“n”の伝送
路は予備伝送路へ接続されていないことを意味し、
“n”の伝送路は使用中となる。このために、ACTラ
ンプは点灯する。
【0051】図4は本発明第二実施例ディジタル中継伝
送方式のブロック構成図である。図5は本発明第二実施
例ディジタル中継伝送方式の光再生中継器のACTラン
プの点灯及び消灯の遷移条件を示す図である。図6は本
発明第二実施例ディジタル中継伝送方式の光再生中継器
の付与された伝送路番号が“1”の場合のACTランプ
の点灯および消灯の遷移図である。図7は本発明第二実
施例ディジタル中継伝送方式の光再生中継器の付与され
た伝送路番号が“2”の場合のACTランプの点灯およ
び消灯の遷移図である。
【0052】本第二実施例は第一実施例と異なり、切り
戻しのない1:1の冗長系をもつシステム内の光再生中
継器にACTランプを実装した場合を説明する。図5に
おいて、 強制切替等とは強制切替、伝送路故障、品質劣化、
回復待機および切替応答のいずれかを示す、 同一内容を3連続して受信したものを遷移条件と認
識する、 …は任意であることを示す、 遷移条件が同時に複数モニタされた場合には、以下
の優先度で遷移する、 a>b>c、d、e、f TFは出力断、LOSは入力断およびLOFはフレ
ーム同期外れを示す。
【0053】図5は切り戻しのない1:1の冗長系を持
つシステムの光再生中継器22におけるACTランプの
点灯および消灯遷移条件を示す。ACTランプの点灯お
よび消灯遷移条件は、a〜gの7項目に分類できる。こ
こで、K2バイト(b1-b4) は「現用」と呼ばれている伝
送路の伝送路番号を示している。これは、切替の原因が
発生し、その原因により切替が行われ、何らかの処置に
より切替の原因が回復するまでの「切替動作」が終了す
るまで変化しない。すなわち、ここでいう「現用」とは
伝送路の使用、未使用を表す言葉ではなく、故障が復旧
した正常時にサービスを提供する伝送路を示す言葉であ
る。
【0054】光再生中継器22に電源を投入し、システ
ムを立ち上げる際に、光再生中継器22に対し、伝送路
番号が“1”または“2”の伝送路で使用する旨の設定
を行う。
【0055】まず、“1”の伝送路へ、光再生中継器2
2を接続する場合を説明する。上り、下りのK1、K2
バイトおよび警報のモニタ内容により判定された遷移条
件(図5)に基づき、ACTランプの点灯および消灯
は、図6のように遷移する。光再生中継器22は伝送路
の使用状態にかかわらず、システム立ち上げ時に“1”
の伝送路のACTランプを点灯させる。ACTランプが
点灯中にc、d、gを検出した場合に、“1”の伝送路
は使用中であると判断し、ACTランプの点灯を継続す
る。cは、“1”の伝送路が現用伝送路であり、上り下
り両方向とも正常であり、切替要求がない場合である。
このとき、“1”の伝送路に接続された光再生中継器2
2はACTランプの点灯を継続する。
【0056】dは、“2”の伝送路が現用で用いられて
いる際に、何らかの障害が発生し、上り下り両方向とも
強制切替となり、光再生中継器22において伝送路故障
等の内容のK1バイトがモニタされた場合である。この
とき、使用中の伝送路は“1”の伝送路である。したが
って、“1”の伝送路に接続された光再生中継器22は
ACTランプを点灯させる。
【0057】gは、片方向のみの切替要求、未定義のビ
ットアサイン等の内容のK1、K2バイトがモニタされ
た等、切替シーケンスが成立していないときの条件であ
る。この状態は不確定な状態であるために、ACTラン
プの点灯を継続する。
【0058】“1”の伝送路に接続された光再生中継器
22で、ACTランプ点灯中にa、b、e、fを検出し
た場合に、“1"の伝送路は未使用中であるので、ACT
ランプは消灯する。aは、その伝送路において入力断、
出力断およびフレーム同期外れ等の故障が発生した場合
である。“1”の伝送路において故障が発生すると、切
替が行われるので、“1”の伝送路は未使用中となる。
このために、ACTランプを消灯させる。
【0059】bは、MS-AIS、 FERFがモニタされた場合で
ある。“1”の伝送路においてMS-AIS、 FERFがモニタさ
れると、“1”の伝送路は未使用中であるために、
“1”の伝送路に接続された光再生中継器22のACT
ランプは消灯する。
【0060】eは、“2”の伝送路が現用のときに上り
下り両方向とも正常であり、切替要求がない場合であ
る。このとき、“2”の伝送路が使用中であり、“1”
の伝送路に接続された光再生中継器22のACTランプ
は消灯する。
【0061】fは、“1”の伝送路が現用に用いられて
いる場合において、何らかの障害が発生し、上り下り両
方向とも強制切替となり、伝送路故障等の内容のK1バ
イトが光再生中継器22にてモニタされた場合である。
このとき、使用中の伝送路は“2”の伝送路である。し
たがって、“1”の伝送路に接続された光再生中継器2
2はACTランプを消灯させる。
【0062】“1”の伝送路に接続された光再生中継器
22のACTランプが消灯中にa、b、e、f、gを検
出した場合に、“1”の伝送路は未使用中であるので、
ACTランプは消灯する。aの条件は、その伝送路にお
いて入力断、出力断およびフレーム同期外れ等の故障が
発生した場合である。“1”の伝送路において故障が発
生したとすると、“1”の伝送路は未使用中であり、
“1”の伝送路に接続された光再生中継器22のACT
ランプは消灯を継続する。
【0063】bの条件は、その伝送路においてMS-AIS、
FERFがモニタされた場合である。“1”の伝送路におい
てMS-AIS、 FERFがモニタされると、“1”の伝送路は未
使用中であるために、“1”の伝送路に接続された光再
生中継器22のACTランプは消灯を継続する。
【0064】eは、“2”の伝送路が現用のときに、上
り下り両方向とも正常であり、切替要求がない場合であ
る。このとき、“2”の伝送路は使用中であり、“1”
の伝送路に接続された光再生中継器のACTランプは消
灯を継続する。
【0065】fは、現用である“1”の伝送路におい
て、何らかの障害が存在し、上り下り両方向とも強制切
替、伝送路故障等の内容のK1バイトがモニタされた場
合である。このとき、使用中の伝送路は予備である
“2”の伝送路である。したがって、“1”の伝送路に
接続された光再生中継器22のACTランプは消灯を継
続する。
【0066】gは、片方向のみの切替要求、未定義のビ
ットアサイン等がモニタされたとき等、切替シーケンス
が成立していないときの条件である。この状態は不確定
な状態であるために、現在のACTランプは消灯を継続
する。
【0067】“1"の伝送路に接続された光再生中継器2
2のACTランプが消灯中にc、dを検出した場合に、
“1”の伝送路は使用中となるので、ACTランプを点
灯させる。cは、“1”の伝送路が現用のときに、上り
下り両方向とも正常であり、切替要求がない場合であ
る。このとき、“1”の伝送路は使用中であり、“1”
の伝送路に接続された光再生中継器22のACTランプ
は点灯させる。
【0068】dは、現用である“2”の伝送路におい
て、何らかの障害が存在し、上り下り両方向とも強制切
替、伝送路故障等の内容がK1バイトにてモニタされた
場合である。この時、使用中の伝送路は予備である
“1”の伝送路である。したがって、“1”の伝送路に
接続された光再生中継器22のACTランプは点灯させ
る。
【0069】次に、“2”の伝送路へ、接続する場合を
説明する。上り下りのK1バイトおよびK2バイトなら
びに警報のモニタ内容により判定された遷移条件(図
5)に基づき、ACTランプの点灯および消灯は、図7
のように遷移する。光再生中継器22は“2”の伝送路
の使用状態にかかわらず、システム立ち上げ時にACT
ランプを消灯させる。以下ACTランプ点灯消灯の遷移
の考え方は前例と同様であるため、省略する。
【0070】図8は本発明第三実施例ディジタル中継伝
送方式のブロック構成図である。図9は本発明第三実施
例ディジタル中継伝送方式の光線形中継器のACTラン
プの点灯および消灯の遷移条件を示す図である。図10
は本発明第三実施例ディジタル中継伝送方式の光線形中
継器のACTランプの点灯および消灯の遷移図である。
図9において、 同一内容を3連続して受信したものを遷移条件と認
識する、 …は任意であることを示す、 遷移条件が同時に複数モニタされた場合には、以下
の優先度で遷移する、 a>b、c>d TFは出力断およびLOSは入力断を示す。
【0071】光線形中継器24が伝送路の使用状態を判
断した場合に、ランプ点灯、電圧変化、抵抗変化、メッ
セージ発出等により、保守者や監視システムに通知する
ことができる。
【0072】光線形中継器24は、光信号を光のまま増
幅するために、使用状態が書かれているセクションオー
バヘッド内の情報を読むことができない。したがって、
使用状態を通知してもらうことが必要である。ここで、
主信号と異なる光線形中継器専用の監視回線(以下、SV
回線と云う。)を利用し、多重化端局装置、光再生中継
器23から使用状態を通知してもらう方法を説明する。
図8は、光再生中継器23間に光線形中継器24を接続
したディジタル中継伝送方式の例である。この例では、
光再生中継器23と光線形中継器24との間にSV回線を
設置している。このSV回線は中継セクション一つに対
し、1対(上り、下り)設置される。SV回線にて、上流
の光再生中継器23(実施例1や実施例2で説明した光
再生中継器)において判定された使用状態を光線形中継
器24に通知する。具体的には、SV回線の信号ビットや
バイトにて使用状態を表現し、光線形中継器24にて使
用状態をモニタする。
【0073】保守者や監視システムに通知する手段とし
て、1:1の冗長系を持つシステム内の光線形中継器2
4にACTランプを実装した場合を説明する。図9に
1:1の冗長系をもつシステムの光線形中継器24にお
けるACTランプの点灯および消灯の遷移条件を示す。
ACTランプの点灯および消灯の遷移条件は、a〜dの
4項目に分類できる。例えば、上り下りの一方が光入力
断(LOS)の場合に、aとなる。図9の遷移条件に基づ
き、ACTランプの点灯および消灯は、図10のように
遷移する。光線形中継器24は伝送路の使用状態にかか
わらず、システム立ち上げ時にACTランプを消灯させ
る。
【0074】以下ACTランプが消灯中に、ある遷移条
件がモニタされた場合を説明する。aは、光線形中継器
24のACTランプが消灯中に、出力断、 入力断等の警
報が発生した場合である。このとき、伝送路は未使用で
あり、その伝送路に接続された光線形中継器24のAC
Tランプは消灯を継続する。
【0075】bは、光線形中継器24のACTランプが
消灯中に、上流からの使用状態が使用中としてモニタさ
れた場合である。このとき、伝送路は使用中であり、そ
の伝送路に接続された光線形中継器24のACTランプ
は点灯させる。
【0076】cは、光線形中継器24のACTランプが
消灯中に上流からの使用状態が未使用中としてモニタさ
れた場合である。このとき、伝送路は未使用中であり、
その伝送路に接続された光線形中継器24のACTラン
プは消灯を継続する。
【0077】dは、光線形中継器のACTランプが消灯
中に、遷移条件a、b、c以外の情報がモニタされた場
合である。このとき、伝送路の使用状態は不確定なため
に、ACTランプの状態は継続とし、消灯となる。
【0078】以下にACTランプが点灯中に、ある遷移
条件がモニタされた場合を説明する。aは、光線形中継
器24のACTランプが点灯中に、入力断、 出力断等の
警報が発生した場合である。このとき、その伝送路は未
使用中であり、その伝送路に接続された光線形中継器2
4のACTランプは消灯させる。
【0079】bは、光線形中継器24のACTランプが
点灯中に、上流からの使用状態が使用中としてモニタさ
れた場合である。このとき、伝送路は未使用中であり、
その伝送路に接続された光線形中継器24のACTラン
プは点灯を継続する。
【0080】cは、光線形中継器24のACTランプが
点灯中に、上流からの使用状態が未使用中としてモニタ
された場合である。このとき、伝送路は未使用中であ
り、その伝送路に接続された光線形中継器24のACT
ランプは消灯させる。
【0081】dは、光線形中継器24のACTランプが
点灯中に、遷移条件a、b、c以外の情報がモニタされ
た場合である。このとき、伝送路の使用状態は不確定な
ために、ACTランプ状態は継続とし、点灯となる。
【0082】前述のように光線形中継器を光再生中継器
の間に設けた場合について説明したが、光線形中継器を
多重化端局装置の間、または光再生中継器と多重化端局
装置との間に設けた場合も同様にして使用状態を判別で
きる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、光再生
中継器では切り戻しのある冗長系の場合にはK2バイト
および警報により、また切り戻しのない冗長系の場合に
はK1バイト、K2バイトおよび警報により伝送路の使
用状態を判定できる。また、光線形中継器では上流側の
装置からSV回線を介して通知することにより伝送路の使
用状態を判定できる。したがって、光再生中継器および
光線形中継器へACTランプの実装が可能となり、保守
者へ主信号パッケージの使用状態を正確に通知すること
ができ、光再生中継器および光線形中継器の保守を確実
に実行できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例ディジタル中継伝送方式のブ
ロック構成図。
【図2】本発明第一実施例ディジタル中継伝送方式の光
再生中継器のACTランプの点灯および消灯の遷移条件
を示す図。
【図3】本発明第一実施例ディジタル中継伝送方式の光
再生中継器のACTランプの点灯および消灯の遷移図。
【図4】本発明第二実施例ディジタル中継伝送方式のブ
ロック構成図。
【図5】本発明第二実施例ディジタル中継伝送方式の光
再生中継器のACTランプの点灯および消灯の遷移条件
を示す図。
【図6】本発明第二実施例ディジタル中継伝送方式の光
再生中継器の付与された伝送路番号が“1”の場合のA
CTランプの点灯および消灯の遷移図。
【図7】本発明第二実施例ディジタル中継伝送方式の光
再生中継器の付与された伝送路番号が“2”の場合のA
CTランプの点灯および消灯の遷移図。
【図8】本発明第三実施例ディジタル中継伝送方式のブ
ロック構成図。
【図9】本発明第三実施例ディジタル中継伝送方式の光
線形中継器のACTランプの点灯および消灯の遷移条件
を示す図。
【図10】本発明第三実施例ディジタル中継伝送方式の
光線形中継器ACTランプの点灯および消灯の遷移図。
【図11】ディジタル中継伝送方式のブロック構成図。
【図12】ディジタル中継伝送方式のSTMフレームの
構成図。
【図13】ディジタル中継伝送方式の切替動作を示す切
替シーケンス図。
【図14】ディジタル中継伝送方式のマルチプルセクシ
ョンオーバヘッドのK1バイトの定義を示す図。
【図15】ディジタル中継伝送方式のマルチプルセクシ
ョンオーバヘッドのK2バイトの定義を示す図。
【図16】従来例のディジタル中継伝送方式のブロック
構成図。
【符号の説明】
101 、102 、 多重化端局装置 20 光中継器 21、22、23、24 光再生中継器 24 光線形中継器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCITT G.707,G.708,
    G.709に準拠する高速光信号伝送路と、この伝送路
    に介挿された光中継器とを備えたディジタル中継伝送方
    式において、 前記光中継器は、同期転送モードフレーム(STMフレ
    ーム)に含まれるマルチプルセクションオーバヘッド
    (MS−OH)内のK2バイトおよび自装置が発生する
    警報をモニタする手段と、このモニタ結果により所定の
    基準で前記伝送路の使用状態を判定する手段とを含むこ
    とを特徴とするディジタル中継伝送方式。
  2. 【請求項2】 K1バイトを併せてモニタする手段を含
    む請求項1記載のディジタル中継伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記判定する手段の判定結果を表示する
    手段を備えた請求項1または2記載のディジタル中継伝
    送方式。
  4. 【請求項4】 前記伝送路に光線形中継器が挿入されて
    いる場合に、その光線形中継器の上流側の装置で得られ
    た前記判定する手段の判定結果をその光線形中継器に伝
    送する前記伝送路とは別の監視回線を備えた請求項1ま
    たは2記載のディジタル中継伝送方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004045114A1 (ja) * 2002-11-14 2004-05-27 Fujitsu Limited 光受信装置
JP2007514354A (ja) * 2003-12-12 2007-05-31 エム コミュニケーションズ ソシエタ ペル アチオニ 転送ネットワークにおける障害の際にプリプログラム回路を自動リセットするシステム及び方法
WO2021171603A1 (ja) 2020-02-28 2021-09-02 日本電信電話株式会社 光ファイバケーブル把持装置

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