JPH07110262B2 - 炊飯ジヤー - Google Patents

炊飯ジヤー

Info

Publication number
JPH07110262B2
JPH07110262B2 JP3171153A JP17115391A JPH07110262B2 JP H07110262 B2 JPH07110262 B2 JP H07110262B2 JP 3171153 A JP3171153 A JP 3171153A JP 17115391 A JP17115391 A JP 17115391A JP H07110262 B2 JPH07110262 B2 JP H07110262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
rice cooking
cooking
function
execution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3171153A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0515443A (ja
Inventor
健治 大神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP3171153A priority Critical patent/JPH07110262B2/ja
Publication of JPH0515443A publication Critical patent/JPH0515443A/ja
Publication of JPH07110262B2 publication Critical patent/JPH07110262B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は炊飯ジヤーに関し、さ
らに詳しくは学習機能をもった炊飯ジヤーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、炊飯作業及び炊飯後の維持の手軽
さが受けて、米飯を炊飯するとともに炊飯後においては
これをそのまま保温するようにした炊飯ジヤーが急速に
普及しているが、この炊飯ジヤーの普及に伴って消費者
の嗜好も多様化し、単なる白米炊飯のみでなく、例えば
玄米炊飯とかおかゆ炊飯等の種々の炊飯、あるいは同じ
白米炊飯であってもこれを例えば“かため"、“やわら
かめ"等に炊き分けることが要求される傾向にあり、こ
のような多様な消費者ニーズに応えるべく、種々の炊飯
機能をもった炊飯ジヤーが開発され(例えば、特開昭5
9ー20124号公報参照)、既に多種のものが市場に
出回っている。
【0003】そして、このように多種の炊飯機能を備え
た炊飯ジヤーにおいては、各炊飯機能を炊飯ジヤーの外
表面に設けた表示部に表示させるとともに、この表示の
変更を使用者のスイッチ操作によって行なうようにし、
炊飯に際しては、所望の炊飯機能が表示された時点にお
いて炊飯スイッチを入れて炊飯を開始させるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種の多機能付き炊飯ジヤーにおいては、各炊飯機能の表
示順序を予じめ設定した一定の順序で行なうようにして
いたため、例えば最も頻繁に選択する炊飯機能の表示順
序が最後の方に設定されている場合には、使用者は炊飯
操作を行なう時毎に何回もスイッチ操作を繰り返して所
望の炊飯機能を表示部に表示させる必要があり、その炊
飯操作が煩わしく操作性という点において改善すべき点
がある。
【0005】そこで本願発明は、炊飯操作時における炊
飯機能の選択操作を簡略化して操作性の向上、延いては
炊飯ジヤーとしての商品価値の向上を図ることを目的と
してなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、図4に例示するよ
うに、次のような構成を採用している。
【0007】請求項1にかかる発明では、炊飯機能の選
択を行う選択手段54と、白米炊飯、玄米炊飯等の複数
の炊飯機能を有する炊飯機能手段61を設けた制御部2
3と、上記選択手段54において選択された炊飯機能を
表示する表示部53と、上記表示部53に表示された炊
飯機能に基づいて加熱炊飯を実行させるべく炊飯実行信
号を出力する炊飯実行手段55と、該炊飯実行手段55
からの炊飯実行信号を受けて加熱炊飯を実行する加熱炊
飯手段56とを備えた炊飯ジヤーにおいて、上記制御部
23に、上記炊飯機能手段61の各炊飯機能が選択され
且つ実行されたことを判定する実行判定手段81と、該
実行判定手段81により炊飯機能の実行が判定されたと
きその実行回数を各炊飯機能別にそれぞれ計数して記憶
する計数・記憶手段57と、上記選択手段54からの入
力時に上記計数・記憶手段57における各炊飯機能毎の
実行回数の計数値を比較し、計数値の多い炊飯機能を計
数値の少ない炊飯機能に優先させて上記表示部53に表
示させる優先表示制御手段67とを設けたことを特徴と
している。
【0008】請求項2にかかる発明では、請求項1に記
載した炊飯ジヤーにおいて、上記実行判定手段81が、
上記炊飯実行手段55からの炊飯実行信号の入力を条件
として実行の判定を行うことを特徴としている。
【0009】
【作用】本願発明ではかかる構成とすることにより次の
ような作用が得られる。
【0010】 請求項1に記載した発明にかかる炊飯
ジャーにおいては、炊飯機能手段の各炊飯機能が選択さ
れ且つこれが実行されたことが実行判定手段により判定
されると、その実行回数が計数・記憶手段において各炊
飯機能別にそれぞれ計数され且つ記憶されるとともに、
選択手段からの入力時には優先表示制御手段において各
炊飯機能毎の実行回数の計数値が比較され、計数値の多
い炊飯機能が計数値の少ない炊飯機能に優先して表示部
に表示される。
【0011】従って、炊飯ジャーの実際の使用に際して
は、使用者が好みの炊飯機能を選択して炊飯を行う毎に
その炊飯機能が順次計数記憶され、次回以降の炊飯操作
に際しては、記憶された計数値の多いもの、即ち選択頻
度の高い炊飯機能が他のものに優先して表示部に表示さ
れるので、例えば使用者は今回も現在表示されている炊
飯機能を選択しようとする場合にはそのまま炊飯実行操
作を行なえば良く、また、これ以外の炊飯機能の選択を
欲する場合には、選択手段を操作して上記表示を変更さ
せることで既に表示されている炊飯機能以外の炊飯機能
がその選択頻度の高い順に表示されるので、使用者は所
望の炊飯機能が表示された時点で炊飯の実行操作を行な
えば良いことになる。
【0012】 請求項2に記載した発明にかかる炊飯
ジャーにおいては、上記に記載した作用に加えて、実
行判定手段における実行判定が、炊飯実行手段からの炊
飯実行信号の入力を条件としてなされることから、例え
ば炊飯機能の選択は行ったがその炊飯機能での炊飯を実
行しなかったような場合には実行判定は行われず、実際
に選択された炊飯機能での炊飯が実行された場合におい
てのみ実行判定が行われ、その炊飯機能の実行回数が計
数・記憶されるものである。
【0013】
【発明の効果】従って、本願発明の炊飯ジヤーによれば
次のような効果が得られる。
【0014】(a) 請求項1に記載した発明にかかる
炊飯ジャーによれば、過去において選択頻度が高い炊飯
機能が優先して表示部に表示されるため、炊飯操作に際
しては使用者の所望の炊飯機能が最先して、あるいはよ
り少ない操作回数において表示されることとなり、この
結果、例えば炊飯機能の表示がその選択頻度の多少にか
かわらず一定の順序で表示される場合に比して、操作時
における煩わしさが可及的に軽減され、操作性が一段と
向上し炊飯ジヤーとしての商品価値がさらに高められる
ものである。
【0015】(b) 請求項2に記載した発明にかかる
炊飯ジャーにおいては、上記(a)に記載した効果に加
えて、実際に選択された炊飯機能での炊飯が実行された
場合においてのみ実行判定手段による実行判定が行わ
れ、その炊飯機能の実行回数が計数・記憶されるもので
あることから、この計数値に基く優先表示手段による表
示が実際の炊飯実行頻度に対応したものとなり、その優
先表示の信頼性が高められるものである。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて本願
発明の炊飯ジヤーを具体的に説明すると、図1には本願
発明の実施例にかかる保温ジャーが示されている。この
保温ジャーは、炊飯と保温とを兼用するものとされてお
り、内部に飯器6をセットし得るように構成された有底
筒状の外ケース1と、該外ケース1の上部を覆蓋する蓋
ユニット7とからなる容器本体Zを備えている。
【0017】上記外ケース1は、薄い金属板で形成され
た筒状のカバー部材2と、該カバー部材2の上下端部に
それぞれ結合された合成樹脂製の肩部材4および底部材
3とによって構成されており、その内部には上記飯器6
を取り出し可能にセットするための有底筒状の内容器5
が設けられている。
【0018】上記内容器5の底面中央部には、飯器6の
底面に天面が接触するセンタセンサ28が設けられてお
り、該センタセンサ28を包囲するように環状の炊飯ヒ
ータ25(特許請求の範囲中の加熱炊飯手段56に該当
する。図4参照)が熱盤24内に埋設された状態で配設
されている。尚、上記センタセンサ28内には、飯器6
の温度を検出する感温素子72(図3参照)及び飯器6が
セットされているか否かを検知する飯器セットセンサ7
1(図3参照)等が内蔵されている。
【0019】上記蓋ユニット7は、外周面を構成する合
成樹脂製の外カバー8と、内周面を構成する合成樹脂製
の内カバー9とによって中空構造に形成されており、上
記外カバー8と内カバー9とは、高周波溶着等によって
気密性良好に接合されている。この蓋ユニット7は、上
記肩部材4の一側に対してヒンジ機構20を介して回動
自在に取り付けられており、その開放端側には、蓋ユニ
ット7の所定位置に係合して蓋ユニット7の閉塞状態を
維持するロック機構21が設けられている。
【0020】また、上記蓋ユニット7の略中央部には、
蒸気排出口15が設けられており、該蒸気排出口15の
下部には、ワンタッチピン取付孔13が形成されてい
る。該ワンタッチピン取付孔13には、ゴム製のワンタ
ッチパッキン14が取り付けられている。
【0021】さらに、上記蓋ユニット7の下方には、前
述の飯器6の上部開口を閉塞するための内蓋10が設け
られており、該内蓋10の中央部には、該内蓋10の適
所に形成された蒸気口17を介して内蓋10の上方の内
部空間16に導かれた蒸気を外部へ逃がすための調圧装
置11を内蔵したワンタッチピン12が固定されてい
る。このワンタッチピン12は、上記ワンタッチパッキ
ン14に対して抜き取り可能に取り付けられている。つ
まり、この内蓋10は、ワンタッチピン12を介して蓋
ユニット7に着脱自在に取り付けられている。尚、蓋ユ
ニット7と内蓋10との間は、内カバー9の周縁部に取
り付けられたパッキン18によって密閉されており、蒸
気が調圧装置11以外の部分から外部へ洩れ出るのを防
止している。
【0022】上記内容器5の側周部外面には、保温ヒー
タ26が配設され、また上記肩部材4において上記内蓋
10が接合される部位には、肩ヒータ27が配設されて
いる。上記保温用ヒータ26は、主として炊飯後の米飯
を保温して腐敗を防ぐために用いられ、上記肩ヒータ2
7は、内蓋10を熱伝導により加熱してその表面に生じ
た水滴を蒸発させ、飯器6内への水滴の落下を防ぐため
に用いられる。
【0023】一方、上記内容器5と外ケース1との間に
は、炊飯ヒータ25、保温ヒータ26および肩ヒータ2
7への給電制御を行うためのマイクロコンピュータ23
が収容されている。また、上記肩部材4には、操作基板
22が設けられている。この操作基板22には、図2に
示すように、白米炊飯と玄米炊飯とおかゆ炊飯の三つの
炊飯機能(炊飯メニュー)を選択するためのメニュースイ
ッチ41(特許請求の範囲中の選択手段54に該当す
る。図4参照)と、上記保温ヒータ26の通電制御を行
なう保温スイッチ42と、上記メニュースイッチ41に
よって選択された炊飯メニューに基づいて上記炊飯ヒー
タ25による炊飯を開始させるための炊飯スタートスイ
ッチ43(特許請求の範囲中の炊飯実行手段56に該当
する。図4参照)と、上記保温スイッチ42と炊飯スタ
ートスイッチ43のスイッチ操作を取り消すための取消
スイッチ44と、上記メニュースイッチ41の選択に基
づいて点灯し選択された炊飯機能の種類を表示する三つ
の炊飯表示灯45,46,47と、上記保温スイッチ42
の投入時に点灯して保温状態であることを表示する保温
表示灯48と、上記メニュースイッチ41によって選択
される炊飯メニューを表示して使用者に選択メニューを
視認せしめるための表示部53とが設けられている。
【0024】続いて、図3に示す電気回路図に基づい
て、この実施例の炊飯ジヤーにおける電気的構成を説明
する。なお、図1に示された各部に対応する部分には同
一の参照符号を付して示す。
【0025】商用交流電源29からの電力は、飯器6の
異常加熱を検知して溶断する温度ヒューズ30を介して
炊飯ヒータ25、保温ヒータ26および肩ヒータ27に
供給されるとともに、降圧トランス35で降圧され且つ
整流器36で整流されて上記マイクロコンピュータ23
に対してその電源電力として供給される。尚、マイクロ
コンピュータ23の構成については後述する。
【0026】上記炊飯ヒータ25と保温ヒータ26とは
直列に接続されており、これらの炊飯ヒータ25および
保温ヒータ26は、肩ヒータ27に対して並列に接続さ
れている。また、保温ヒータ26と炊飯ヒータ25とに
それぞれ並列となるようにリレー31の常開接点31a
が接続されている。このリレー31のリレーコイル31
bは、上記マイクロコンピュー23からの指令によりO
N/OFF制御されるNPNトランジスタ37により励
磁/消磁が制御されることとなっている。符号32はリ
レーコイル31bを消磁した際に生じる逆起電力を熱消
費して吸収するためのダイオードである。
【0027】上記保温ヒータ26と商用交流電源29と
の間および肩ヒータ27と商用交流電源329との間に
は、それぞれトライアック33,34が接続されてい
る。これらのトライアック33,34のゲートには、マ
イクロコンピュータ23からの指令によりON/OFF
制御されるPNPトランジスタ38,39からの制御信
号が与えられることとなっている。
【0028】上記マイクロコンピュータ23は、基準周
波数発生回路(OSC)40からのクロック信号に基づい
て動作し、所定のプログラムに従ってトランジスタ3
7、38,39の制御を行い、これにより炊飯ヒータ2
5、保温ヒータ26および肩ヒータ27への給電を制御
する。この給電制御は、上記センタセンサ28内に内蔵
されている感温素子72からの出力信号に基づいて行な
われる。尚、符号71は飯器6がセットされているか否
かを検知するための飯器セットセンサである。
【0029】また、上記マイクロコンピュータ23に
は、上記各スイッチ41〜44と各表示灯45〜48
と、液晶表示素子等で構成された表示部53及び炊飯完
了を報知するブザー73が接続されている。
【0030】上記マイクロコンピュータ23は特許請求
の範囲中における制御部を構成するものであって、これ
を図4の機能ブロック図に基づいて説明すると、上記炊
飯ヒータ25を白米炊飯に最適な状態に制御する白米炊
飯機能回路62と玄米炊飯に最適な状態に制御する玄米
炊飯機能回路63とおかゆ炊飯に最適な状態に制御する
おかゆ炊飯機能回路64の三つの炊飯機能回路を有する
炊飯機能手段61と、上記各炊飯機能回路62〜63を
選択しての炊飯が行なわれた場合にその炊飯機能の選択
・実行を判定する実行判定手段81と、該実行判定手段
81により選択・実行が判定された場合にその選択・実
行回数を計数してこれを記憶する白米炊飯用カウンタ5
8と玄米炊飯用カウンタ59とおかゆ炊飯用カウンタ6
0の三つのカウンタとを有する計数・記憶手段57と、
上記各炊飯用カウンタ58〜60の記憶計数値(換言す
れば、選択実行回数)を相互に比較する比較手段65と
該比較手段65の出力信号に基づき記憶計数値の多い炊
飯メニューを優先して表示すべく上記表示部53に表示
信号を出力する表示出力手段66とを有する優先表示制
御手段67とを備えている。
【0031】そして、このマイクロコンピュータ23
は、上記メニュースイッチ41で構成される選択手段5
4と上記炊飯スタートスイッチ43で構成される炊飯実
行手段55等からの信号によって制御される。即ち、上
記表示出力手段66は、上述のように上記選択手段54
が操作されない状態においては記憶計数値の最も多い炊
飯メニューを選択してこれを表示部53において表示さ
せるが、該選択手段54が操作されるとこの表示を順次
変更する。しかし、この場合おいても、該選択手段54
の操作毎に記憶計数値の多い炊飯メニューから少ない炊
飯メニューに順次表示を変更させるように表示順序が設
定されるものである。
【0032】また、表示部53において表示された炊飯
メニューを選択しこれで炊飯を行なう場合には、炊飯実
行手段55(即ち、炊飯スタートスイッチ43)をON設
定する。すると、現在表示されている炊飯メニューに対
応した炊飯機能回路が作動し、加熱炊飯手段56(即
ち、上記炊飯ヒータ25)をして所要の炊飯が実行され
るものである。
【0033】以上のように、この実施例の炊飯ジヤーに
おいては、過去において使用頻度が高かった炊飯機能は
次回の炊飯において選択される可能性が最も高いという
ことに着目し、炊飯が繰り返して行なわれる間に各炊飯
機能が選択され且つ実行された頻度を学習し、次回の炊
飯時にはその選択・実行頻度の最も高い炊飯機能(炊飯
メニュー)を真っ先に表示させ、また図らずも真っ先に
表示した炊飯機能が選択されなかったとしてもその場合
には次に選択・実行頻度の高かった炊飯機能を他のもの
に優先して表示させることにより、炊飯時における炊飯
メニュー設定操作の簡略化を図ったものである。
【0034】以下、上述の如き炊飯機能の表示制御を、
図5〜図7に示すフロ−チャ−トに基づいてより具体的
に説明すると、先ず制御開始後、ゼネラルリセットを行
ないマイクロコンピュータ23内の蓄積情報を一新する
(ステップS1)。これは、例えばバックアップ用バッテ
リーの装着時毎に行なわれ、バッテリー装着後から次回
のバッテリー交換時までま間には行なわれない(学習デ
ーターの消失防止のためである)。
【0035】次に、実際の制御に移行して、先ず、ステ
ップS2においてメニュースイッチ41を必要であれば
ON設定する。即ち、後述のように何回かの使用により
蓄積された計数値に基づいて既に表示部53には「白米
炊飯」か「玄米炊飯」かあるいは「おかゆ炊飯」かのにいず
れかが表示されており、また後述(ステップS12,S1
7参照)のようにまだ蓄積データーがない場合には「白米
炊飯」が表示されているため、その表示の炊飯メニュー
を選択する場合にはメニュースイッチ41を操作する必
要がなく、それ以外の場合には該メニュースイッチ41
を操作する必要があるからである。そして、メニュース
イッチ41が操作された場合には、その操作回数がカウ
ントされる(ステップS3)。
【0036】ここで、この実施例のものにおいては選択
可能な炊飯機能が三つあるため、メニュースイッチ41
の操作回数に対応した制御形態として、「全く操作しな
い場合」と「一回だけ操作する場合」と「二回操作する場
合」と「三回操作した場合」の四つを設定している。
【0037】そして、先ず「全く操作しない場合」には、
ステップS4〜ステップS6を経て、図6のステップS
11に移行する。このステップS11においては、三つ
の炊飯機能にそれぞれ対応した上記三つのカウンタ58
〜60のうち、現時点において計数値第1位のカウンタ
はいずれであるかを確認する。計数値第1位のカウンタ
が確認されると、次にその計数値が0かどうかを判定す
る(ステップS12)。
【0038】ここで、計数値が0である場合(即ち、最
初の使用時)には、図7のステップS24に移行して表
示部53に点滅表示で「白米炊飯」を表示させるととも
に、炊飯スタートスイッチ43がON設定されたかどう
かを判定し(ステップS25)、該炊飯スタートスイッチ
43がON設定されている場合(即ち、使用者が「白米炊
飯」を希望した場合)には、白米炊飯表示灯45を点灯さ
せて現在は「白米炊飯」状態であることを示すとともに、
白米炊飯用カウンタ58に回数1を加算して記憶させ
(ステップS27)、「白米炊飯」を実行する(ステップS
28)。
【0039】炊飯が完了すると、白米炊飯表示灯45を
消灯させる(ステップS29)とともに、ブザー73によ
り「炊飯完了」を報知する(ステップS30)。しかる後
は、保温表示灯48を点灯させ(ステップS45)、保温
を実行する(ステップS46)。
【0040】さらに、取消スイッチ44がON設定され
ているかどうかを判定し(ステップS47)、取消スイッ
チ44がON設定されている場合には、炊飯された米飯
を食べ終わり、次回の炊飯に備えていると判定し、制御
の初期状態に復帰させる(ステップS47→ステップS
2)。
【0041】一方、ステップS47での判定の結果、取
消スイッチ44がON設定されていない場合には飯器セ
ットセンサ71の出力信号に基づいて飯器6がセット状
態にあるかどうかを判定し(ステップS48)、セット状
態にある場合にはまだ米飯は食べ終わっておらず保温が
必要と判断して保温状態を継続させる。これに対して、
飯器6がセット状態にない場合には、所定時間(この実
施例では2秒間)このセットされていない時間が継続し
た場合に初めて次回の炊飯に備えていると判断して初期
制御に復帰し、セットされていない状態の継続時間が2
秒以内である場合にはなんらかの理由で一時的に飯器6
を取り外したものであってまだ保温が必要であると判断
して保温状態を継続させる。
【0042】尚、上記ステップS25において、炊飯ス
タートスイッチ43がON設定されていない場合には、
単に保温をしようとしている場合もあるため、これを判
定する。即ち、ステップS8において保温スイッチ42
がON設定されているかどうかを判定し、これがON設
定されている場合には、ステップS45以下の保温プロ
グラムを実行する。これに対して、保温スイッチ42が
ON設定されていない場合(即ち、炊飯も保温も欲して
いない場合)には、単に炊飯操作が遅れている場合と使
用者が現在の蓄積データーを消去したいと考えている場
合とが想定されるため、この場合にはステップS9にお
いてカウンタクリアスイッチ(図示省略)がON設定され
たかどうかを判定し、ON設定されている場合には全て
のカウンタの蓄積データーをクリアして初期操作状態に
復帰させる(ステップS10)。一方、カウンタクリアス
イッチがON設定されていない場合には炊飯操作が遅れ
ていると判断し、この場合には炊飯スタートスイッチ4
3がON設定されるまで待つ(ステップS25)。
【0043】一方、ステップS12において、現在の計
数値は0でないと判断された場合(即ち、過去に何回か
炊飯に使用され、なんらかのデーターが存在する場合)
には、計数値第1位の炊飯機能は「白米炊飯」であるのか
「玄米炊飯」であるのかそれとも「おかゆ炊飯」であるのか
を判定し(ステップS13,14)、「白米炊飯」である場
合には白米炊飯をすべくステップS24に移行し、「玄
米炊飯」である場合には玄米炊飯をすべくステップS3
1に移行し、さらに「おかゆ炊飯」である場合にはおかゆ
炊飯をすべくステップS38に移行する。尚、ステップ
S31以下における「玄米炊飯」時のプログラム、及びス
テップS38以下の「おかゆ炊飯」時のプログラムは上記
「白米炊飯」時と同様であるためこれらの説明は省略す
る。
【0044】次に、メニュースイッチ41が「1回操作
された場合」であるが(ステップS4)、かかる場合とは
蓄積データーに基づいて最先に表示された炊飯機能の選
択を使用者が欲せず、これと異なる炊飯機能を求めてい
る場合である。従って、メニュースイッチ41が一回操
作されることにより計数値第1位の炊飯機能の表示から
計数値第2位の炊飯機能の表示が行なわれる(ステップ
S16)。そして、この場合にも上記計数値第1位の炊
飯機能の表示時と同様に、先ず蓄積されている計数値が
0かどうかを判定し(ステップS17)、0である場合に
はさらに計数値第1位のカウンタは「白米炊飯」に対応す
るものかどうかを判定し(ステップS20)、これが「白
米炊飯」である場合には「白米炊飯」の次に選択頻度が高
いと思われる「玄米炊飯」を表示させ(ステップS31)、
また「白米炊飯」でない場合にはまず「白米炊飯」を表示さ
せる(ステップS24)。
【0045】一方、ステップS17での判定の結果、計
数値が0でないと判定された場合には、この計数値第2
位のカウンタの蓄積データーに従って炊飯機能を選択し
て表示させる。即ち、このカウンタが「白米炊飯」に対応
するものである場合には「白米炊飯」を表示させ(ステッ
プS18,24)、「玄米炊飯」に対応するものである場合
には「玄米炊飯」を表示させ(ステップS19,31)、さ
らに「おかゆ炊飯」に対応するものである場合には「おか
ゆ炊飯」を表示させる(ステップS19,38)。尚、所定
の炊飯機能を表示させた後におけるプログラムは上述の
場合と同様であるためその説明は省略する。
【0046】次に、メニュースイッチ41が「2回操作
された場合」であるが(ステップS5)、この場合にはス
テップS21において計数値第3位のカウンタがいずれ
の炊飯機能に対応するものかを確認し、これが「白米炊
飯」に対応するものである場合には「白米炊飯」を表示さ
せ(ステップS22,S24)、「玄米炊飯」に対応する
ものである場合には「玄米炊飯」を表示させ(ステップS
23,S31)、また「おかゆ炊飯」に対応するものであ
る場合には「おかゆ炊飯」を表示させる(ステップS23,
38)。尚、所定の炊飯機能を表示させた後におけるプ
ログラムの説明は省略する。
【0047】このようにメニュースイッチ41が0回〜
2回の範囲で操作されることによって、過去における選
択頻度の高い炊飯機能から順に表示されるため、ほぼ過
去と同様の使用傾向が維持される限り、使用者が炊飯に
際してメニュースイッチ41を操作する回数が減少し、
操作の簡略化によりその操作性が向上せしめられるもの
である。
【0048】一方、上記各場合とは異なって、メニュー
スイッチ41が3回操作された場合(ステップS6)に
は、メニュースイッチ41の操作ミスである場合と保温
状態にしようとする場合とが考えられるため、この場合
には、先ず現在のメニュースイッチカウント数を一度ク
リアし(ステップS7)、再度のスイッチ操作(即ち、炊
飯機能の選択操作)に備えるとともに、保温スイッチ4
2のON−OFFを判定し(ステップS8)、これがON
設定されている場合にはステップS45以下の保温プロ
グラムに移行する。また、ON設定されていない場合に
は、カウンタのクリア操作(ステップS9,10)をする
か、スイッチ操作に備えて待機する(ステップS9)。
【0049】尚、上記実施例においては炊飯機能として
「白米炊飯」と「玄米炊飯」と「おかゆ炊飯」に三つを備えて
いるが、本願発明はこれに限定されるものではなく、こ
の他に例えば「かため炊飯」、「やわらか炊飯」、「普通炊
飯」 等のいわゆる炊きわけ機能、あるいは「タイマー炊
飯」機能を備え、これらを上記各炊飯機能と同様にその
選択頻度の高いものを優先して表示するようにすること
もできることは勿論である。
【0050】さらに、上記実施例においてはカウンタク
リアスイッチを備えてこれを使用者が必要に応じてクリ
アすることで新規学習を可能としているが、他の実施例
においては例えば、一定の使用継続期間毎にこれをクリ
アするようにしてもよい。また、この場合において、上
記カウンタクリアスイッチを設けずに、例えばメニュー
スイッチ41と取消スイッチ44とが同時に操作された
場合に蓄積データーをクリアするように構成することも
できるものである。
【0051】また、上記実施例において各カウンタは一
回でもこれに対応する炊飯機能が選択され且つ実行され
た場合にはその時点から選択・実行回数を記憶するよう
にしているが、他の実施例にいては優先表示される炊飯
機能が度々変更されるのを防止して安定した優先表示機
能を確保するという観点から、例えば総選択数に対する
特定の炊飯機能の選択回数が所定割合以上(例えば、半
分以上あるいは2/3以上)となったときにこれを記憶
するように構成することもできるものである。
【0052】また、上記実施例においては、実行判定手
段81は炊飯実行手段55からの炊飯実行信号の入力を
条件として実行判定を行うようにしているが、例えばこ
の炊飯実行手段55からの炊飯実行信号とともに保温ス
イッチ42のON操作信号が入力された時に初めて実行
判定を行うようにしたり、あるいは保温スイッチ42の
ON操作信号と取消スイッチ44のON操作信号とがと
もに入力された時に初めて実行判定を行うようにしたり
することもできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる炊飯ジヤーの縦断面
図である。
【図2】図1に示した炊飯ジヤーの操作部の拡大正面図
である。
【図3】図1に示した炊飯ジヤーの電気回路図である。
【図4】図1に示した炊飯ジヤーの機能ブロック図であ
る。
【図5】図1に示した炊飯ジヤーの制御フロ−チャ−ト
図である。
【図6】図1に示した炊飯ジヤーの制御フロ−チャ−ト
図である。
【図7】図1に示した炊飯ジヤーの制御フロ−チャ−ト
図である。
【符号の説明】
1は外ケース、2はカバー部材、3は底部材、4は肩部
材、5は内容器、6は飯器、7は蓋ユニット、8は外カ
バー、9は内カバー、10は内蓋、11は調圧装置、2
0はヒンジ機構、21はロック機構、22は操作基板、
23はマイクロコンピュータ(制御部)、25は炊飯ヒー
タ、26は保温ヒータ、27は肩ヒータ、28はセンタ
センサ、41はメニュースイッチ、42は保温スイッ
チ、43は炊飯スタートスイッチ、44は取消スイッ
チ、45は白米炊飯表示灯、46は玄米炊飯表示灯、4
7はおかゆ炊飯表示灯、48は保温表示灯、51は操作
部、53は表示部、54は選択手段、55は炊飯実行手
段、56は加熱炊飯手段、57は計数・記憶手段、58
〜60はカウンタ、61は炊飯機能手段、62〜64は
炊飯機能回路、65は比較手段、66は表示出力手段、
67は優先表示制御手段、71は飯器セットセンサ、7
2は感温素子、73はブザー、81は実行判定手段、Z
は容器本体である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯機能の選択を行う選択手段と、白米
    炊飯、玄米炊飯等の複数の炊飯機能を有する炊飯機能手
    段を設けた制御部と、上記選択手段において選択された
    炊飯機能を表示する表示部と、上記表示部に表示された
    炊飯機能に基づいて加熱炊飯を実行させるべく炊飯実行
    信号を出力する炊飯実行手段と、該炊飯実行手段からの
    炊飯実行信号を受けて加熱炊飯を実行する加熱炊飯手段
    とを備えた炊飯ジヤーであって、 上記制御部に、 上記炊飯機能手段の各炊飯機能が選択され且つ実行され
    たことを判定する実行判定手段と 該実行判定手段により炊飯機能の実行が判定されたとき
    その実行回数を各炊飯機能別にそれぞれ計数して記憶す
    る計数・記憶手段と、 上記選択手段からの入力時に上記計数・記憶手段におけ
    る各炊飯機能毎の実行回数の計数値を比較し、計数値の
    多い炊飯機能を計数値の少ない炊飯機能に優先させて上
    記表示部に表示させる優先表示制御手段と、 を設けたことを特徴とする炊飯ジヤー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記実行判定手段
    は、上記炊飯実行手段からの炊飯実行信号の入力を条件
    として実行の判定を行うことを特徴とする炊飯ジヤー。
JP3171153A 1991-07-11 1991-07-11 炊飯ジヤー Expired - Fee Related JPH07110262B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171153A JPH07110262B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 炊飯ジヤー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171153A JPH07110262B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 炊飯ジヤー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515443A JPH0515443A (ja) 1993-01-26
JPH07110262B2 true JPH07110262B2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=15917974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3171153A Expired - Fee Related JPH07110262B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 炊飯ジヤー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07110262B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019554A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Sharp Corp 加熱調理器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078255B2 (ja) * 1989-09-13 1995-02-01 三菱電機ホーム機器株式会社 炊飯器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019554A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Sharp Corp 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0515443A (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20000009543A (ko) 전기압력보온밥솥과 그의 요리 제어 방법
JP2008259741A (ja) 電気調理器
JP2006288742A (ja) 電気炊飯器
JPH07110262B2 (ja) 炊飯ジヤー
JP4577081B2 (ja) 電気炊飯器
JP6778850B2 (ja) 炊飯器
JP4029821B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP3891155B2 (ja) 電気炊飯器
JP2003265313A (ja) 電気炊飯器
JP3060962B2 (ja) 電気炊飯器
JPH04322616A (ja) 電気炊飯ジャー
JP2639329B2 (ja) 電磁炊飯器
JP2643827B2 (ja) 電気炊飯器
JP2920191B2 (ja) 電磁炊飯器
JP2650624B2 (ja) 電気炊飯器
JP2006000352A (ja) 電気炊飯器
JP3038696B2 (ja) 炊飯器
JP2970538B2 (ja) 電気おかゆ鍋
JP2643845B2 (ja) 電気炊飯器
JP3953043B2 (ja) 電気炊飯器
JP2005050725A (ja) 誘導加熱調理器
JPH0815456B2 (ja) 電気炊飯器
JP2009125334A5 (ja)
JPH01178209A (ja) 炊飯器
JP2001340216A (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071129

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees