JPH07109745B2 - 合金型温度ヒューズの復帰方法 - Google Patents

合金型温度ヒューズの復帰方法

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JPH07109745B2
JPH07109745B2 JP1109793A JP10979389A JPH07109745B2 JP H07109745 B2 JPH07109745 B2 JP H07109745B2 JP 1109793 A JP1109793 A JP 1109793A JP 10979389 A JP10979389 A JP 10979389A JP H07109745 B2 JPH07109745 B2 JP H07109745B2
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fuse
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は合金型温度ヒューズの復帰方法に関するもので
ある。
<従来の技術> 合金型温度ヒューズにおいては、保護すべき電気機器の
許容温度に対応する特定の融点の低融点可溶合金をヒュ
ーズエレメントに用いており、保護すべき電気機器の発
熱し易い部分に取付けて使用する。而して、電気機器に
過電流が流れて電気機器が発熱し許容温度に達すると温
度ヒューズのヒューズエレメントが溶断し、電気機器へ
の通電が遮断されて、電気機器の熱的破壊、延いては火
災の発生を未然に防止できる。
<解決しようとする課題> ところで、従来の合金型温度ヒューズにおいては、ヒュ
ーズエレメントが一たん溶断すると元の状態への復帰が
事実上不可能であり、元来、そのような目的を意図して
いない。而して、電気機器については、発熱原因となっ
た部分を修理して再使用しているが、温度ヒューズにお
いては、新規なものに取替えている。
温度ヒューズを電気機器に取付ける場合の理想的な場所
的条件は機器の異常時に発熱が最も顕著に発生する箇
所、あるいは熱的に最も弱い箇所であるが、これらの箇
所は往々にして絶縁体で覆われているとか、あるいは、
機器内の深部等であって、温度ヒューズの取替えが事実
上不可能であることが多い。このため、従来において
は、温度ヒューズの取替えが、容易で、かつ上記の場所
的条件を可及的に充足し得る箇所に温度ヒューズを取付
けている。
また、近来、機器の多様化により、機器の許容温度も区
々である。而るに、合金型温度ヒューズの作動温度は低
融点可溶金属の融点により定まり、その融点はPb、Snに
添加する金属によって規制される。而るに、ある特定の
機器の許容温度に対しては、貴金属添加の高価な合金を
使用しなければならないことがあり、かかる高価な温度
ヒューズを使い捨てとすることは不経済である。
上記のように従来の合金型温度ヒューズにおいては、取
替え使用乃至は使い捨てを前提としているために、取付
け場所の制限、あるいは不経済等の不合理があった。而
るに、合金型温度ヒューズの作動後、すなわち、ヒュー
ズエレメントの溶断後、ヒューズエレメントを元の連結
状態に復帰できれば、かかる不合理を解消できる。
本発明の目的は、合金型温度ヒューズの復帰を容易に行
い得る方法を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明に係る合金型温度ヒューズの復帰方法は、合金型
温度ヒューズのヒューズエレメントを磁性粉体入りの低
融点可溶金属によって形成し、ヒューズエレメントの分
断作動後、その溶断ヒューズエレメントを外部からの加
熱により変形可能な状態になし、かかる状態下で磁力線
を作用させて分離ヒューズエレメントを磁力によって連
結することを特徴とする方法である。
<実施例の説明> 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明において使用する合金型温度ヒューズを
示している。
第1図において、1・1は一対のリード導体である。2
はリード導体間に橋設せるヒューズエレメントとしての
磁性粉体入り低融点可溶金属片であり、Sn−Pb系合金に
鉄系、コバルト系、ニッケル系等の磁性粉末を添加した
ものを使用できる。3はヒューズエレメント上に被覆せ
るフラックスである。4はヒューズエレメント上に挿通
した耐熱性の絶縁筒、5・5は絶縁筒各端と各リード導
体との間を封止させる耐熱性の接着剤である。6は絶縁
筒上に巻付けたヒーターであり、誘導加熱用コイル、ま
たは通電発熱線を用いることができる。
第2図A乃至第2図Dにおいて、Aは上記の合金型温度
ヒューズを示し、保護すべき電気機器の所定箇所に取付
けてある。
第2図Aは平常時を示し、ヒューズエレメント2は導通
状態にあり、誘導加熱コイル6は加熱電源から遮断され
ている。
保護すべき電気機器が過電流によって発熱し、低融点可
溶金属片の融点に達すると、第2図Bに示すように、低
融点可溶金属片が溶融し、その溶融金属の表面張力によ
って球状化分断する(第2図の20で示す)。この分断に
よって電気機器への通電が遮断され、電気機器が常温に
戻り、分断された可溶金属が固定される。
電気機器の発熱原因を検査し、当該機器を補修したの
ち、第2図Cに示すように、誘導加熱コイル6を通電
し、分断されて固まった状態のヒューズエレメント片20
を誘導加熱して変形可能な状態にし、而るのち、誘導加
熱を停止し、ヒューズエレメントがまた軟い間にリード
導体にほぼ平行の方向の磁力線Jを作用させて第2図D
に示すようにヒューズエレメント片を連結させる。
磁力線は、温度ヒューズ外から磁石を用いて作用させれ
ばよい。またコイル6に直流,交流電圧を引火すること
でもよい。この場合,第3図に示すように、リード導体
の端部中心を透磁率の高い金属10で形成しておけば、リ
ード導体の中心に沿い高密度の磁力線(磁束)を作用さ
せ得る。
上記実施例においては、ヒータとして誘導加熱コイルを
使用したが、絶縁筒の外面または内面に膜抵抗を形成
し、この抵抗を通電発熱させるようにしてもよく、また
温度ヒューズが組こまれている機器あるいは部品自体を
加熱してもよい。
上記合金型温度ヒューズには、直線型に限定されず各種
の形態のものを使用できる。例えば、第4図に示すよう
に、互いに対向する耐熱性絶縁基板71・72の内面に電極
81・82を設け、各電極81・82にリード導体1・1を接続
し、両電極間に磁性粉体入り低融点可溶金属体2を橋設
し、該可溶金属体の周りにフラックス層3を設け、その
周囲を耐熱性樹脂9でモールドすると共にこのモールド
体中にヒータ6を埋設したものを使用できる。第4図に
示す温度ヒューズを製造するには、ブラックス材(例え
ば、ロジン)を溶融し、これに低融点可溶金属材(ハン
ダ)と磁性粉体とを混合し、この混合物からブロックを
枠型成形し、電極付きの絶縁基板の間にこのブロックを
挟み、これらを低融点可溶金属の融点よりも高融点の耐
熱性絶縁体(例えばエポキシ樹脂)で胴巻きし、而るの
ち、絶縁体の融点よりもやや低い温度で全体を加熱して
上記ブロックを溶融させ、この溶融下で上記磁性粉体を
電極間に引寄せる方法の磁束を作用させ、この磁性粉体
と共に溶融状態の低融点金属を電極間に集中させ、この
集中させた溶融金属で電極をぬらして両者間を電気的に
導通させ、而るのち、加熱を停止し上記の磁束を作用さ
せたままで全体を冷却する方法を使用できる。
<発明の効果> 本発明に係る合金型温度ヒューズの復帰方法は、上述し
た通り、温度ヒューズの作動後、すなわちヒューズエレ
メントの溶断後、ヒューズエレメントをヒータにより加
熱し、次いで、磁力線を作用させることによって分断ヒ
ューズエレメントを再連結する方法であり、磁石によっ
て磁力線を作用させ得る限り、温度ヒューズの取付け位
置に拘束されない。従って、温度ヒューズを所望の位置
に取付け得る。また、低融点可溶金属に高価なものを使
用しても、復帰により再使用が可能であるから、経済的
に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用する合金型温度ヒューズを
示す説明図、第2図A、第2図B、第2図C並びに第2
図Dはそれぞれ本発明におけるヒューズエレメントの溶
断前、溶断後、復帰時加熱時並びに復帰後に示す説明
図、第3図並びに第4図はそれぞれ本発明において使用
する合金型温度ヒューズの別例を示す説明図である。 2……磁性粉体入りの低融点可溶金属片、6……ヒー
タ、J……磁力線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合金型温度ヒューズのヒューズエレメント
    を磁性粉体入りの低融点可溶金属によって形成し、ヒュ
    ーズエレメントの分断作動後、その溶断ヒューズエレメ
    ントを外部からの加熱により変形可能な状態になし、か
    かる状態下で磁力線を作用させて分離ヒューズエレメン
    トを磁力によって連結することを特徴とする合金型温度
    ヒューズの復帰方法。
JP1109793A 1989-04-28 1989-04-28 合金型温度ヒューズの復帰方法 Ceased JPH07109745B2 (ja)

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DE102007014338A1 (de) * 2007-03-26 2008-10-02 Robert Bosch Gmbh Thermosicherung

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