JPH07109462A - 品質評価による高炉用コークス加熱焼成制御法 - Google Patents
品質評価による高炉用コークス加熱焼成制御法Info
- Publication number
- JPH07109462A JPH07109462A JP5257319A JP25731993A JPH07109462A JP H07109462 A JPH07109462 A JP H07109462A JP 5257319 A JP5257319 A JP 5257319A JP 25731993 A JP25731993 A JP 25731993A JP H07109462 A JPH07109462 A JP H07109462A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coke
- cdq
- firing
- chamber
- baking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- Y02E20/328—
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Coke Industry (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 室式コークス炉において、コークス温度が６
００〜９００℃の範囲の低温窯出を行い、これをＣＤＱ
のプレチャンバー内で空気を導入し、焼成加熱する高炉
用コークスの製造において、ＣＤＱの冷却コークス排出
部で、自動サンプリングして、この品質評価を行い、評
価値と目標値との差をフィードバックし、プレチャンバ
ーの空気導入量導入パターン、コークス排出量を制御す
る。 【効果】 オンラインで品質評価ができ、品質評価によ
る空気導入量、コークス排出量の補正により、より高性
能な焼成制御ができる。
００〜９００℃の範囲の低温窯出を行い、これをＣＤＱ
のプレチャンバー内で空気を導入し、焼成加熱する高炉
用コークスの製造において、ＣＤＱの冷却コークス排出
部で、自動サンプリングして、この品質評価を行い、評
価値と目標値との差をフィードバックし、プレチャンバ
ーの空気導入量導入パターン、コークス排出量を制御す
る。 【効果】 オンラインで品質評価ができ、品質評価によ
る空気導入量、コークス排出量の補正により、より高性
能な焼成制御ができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】室式コークス炉において、炭化室
中心部のコークス温度が６００〜９００℃範囲の低温で
窯出を行い、該コークスにＣＤＱのプレチャンバー内で
空気を導入し、加熱焼成する高炉用コークスの製造にお
いて、冷却コークスをオンラインでサンプリングし、品
質評価して、この評価値をプレチャンバーにフィードバ
ックし、焼成条件を制御する方法に関する。ここで半成
コークスとは、室式コークス炉の炭化室内で、６００〜
９００℃で乾留を終え、装入炭に由来する残留揮発分
（Ｖ．Ｍ．）を有する乾留途中のコークスを言う。ま
た、この半成コークスの温度は、装入孔直下の炭化室高
さ１／２で測定した炭中中心温度の平均温度であり、残
存揮発分は１窯で製造される半成コークスの平均であ
る。
中心部のコークス温度が６００〜９００℃範囲の低温で
窯出を行い、該コークスにＣＤＱのプレチャンバー内で
空気を導入し、加熱焼成する高炉用コークスの製造にお
いて、冷却コークスをオンラインでサンプリングし、品
質評価して、この評価値をプレチャンバーにフィードバ
ックし、焼成条件を制御する方法に関する。ここで半成
コークスとは、室式コークス炉の炭化室内で、６００〜
９００℃で乾留を終え、装入炭に由来する残留揮発分
（Ｖ．Ｍ．）を有する乾留途中のコークスを言う。ま
た、この半成コークスの温度は、装入孔直下の炭化室高
さ１／２で測定した炭中中心温度の平均温度であり、残
存揮発分は１窯で製造される半成コークスの平均であ
る。
【０００２】
【従来の技術】室式コークス炉の炭化室中心部のコーク
ス温度が７００〜９００℃の低温乾留状態で窯出した半
成コークスを、ＣＤＱ設備のプレチャンバー内で、空気
を導入し、残存可燃性ガスを燃焼させて、加熱焼成し、
高炉用コークスを製造する方法については、特開平２−
１９４０８７号公報、特開平２−１９９１９１号公報に
開示されている。しかし、この公報には、低温窯出した
半成コークスをＣＤＱのプレチャンバー内で急速加熱焼
成することを記載しているのみである。
ス温度が７００〜９００℃の低温乾留状態で窯出した半
成コークスを、ＣＤＱ設備のプレチャンバー内で、空気
を導入し、残存可燃性ガスを燃焼させて、加熱焼成し、
高炉用コークスを製造する方法については、特開平２−
１９４０８７号公報、特開平２−１９９１９１号公報に
開示されている。しかし、この公報には、低温窯出した
半成コークスをＣＤＱのプレチャンバー内で急速加熱焼
成することを記載しているのみである。
【０００３】通常コークス炉操業においては、各炭化室
から押出されたコークスは各炭化室毎に若干の品質のバ
ラツキがあるが、ＣＤＱにおいて冷却後のコークスを高
炉への搬送過程において日に１〜３回サンプリングした
試料を平均サンプルとし、これについてＤＩ150 15強度
（ドラム強度）、密度、ＣＳＲ（ＣＯ2との反応後のコ
ークス強度）などが測定されているがオンライン品質評
価は行われていない。
から押出されたコークスは各炭化室毎に若干の品質のバ
ラツキがあるが、ＣＤＱにおいて冷却後のコークスを高
炉への搬送過程において日に１〜３回サンプリングした
試料を平均サンプルとし、これについてＤＩ150 15強度
（ドラム強度）、密度、ＣＳＲ（ＣＯ2との反応後のコ
ークス強度）などが測定されているがオンライン品質評
価は行われていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、室式
コークス炉において炭化室中心部のコークス温度が６０
０〜９００℃の範囲内の低温で早期窯出を行い、該半成
コークスをＣＤＱプレチャンバーで加熱、焼成し、品質
を改善するコークスの製造法において、変化して行くＣ
ＤＱプレチャンバーに装入される半成コークスの性状に
応じて最適な焼成条件を自動的に設定できるＣＤＱの操
業方法を提供することにある。
コークス炉において炭化室中心部のコークス温度が６０
０〜９００℃の範囲内の低温で早期窯出を行い、該半成
コークスをＣＤＱプレチャンバーで加熱、焼成し、品質
を改善するコークスの製造法において、変化して行くＣ
ＤＱプレチャンバーに装入される半成コークスの性状に
応じて最適な焼成条件を自動的に設定できるＣＤＱの操
業方法を提供することにある。
【０００５】しかしながら従来の技術では上記の目的を
満たす操業方法は示されておらず、ＣＤＱプレチャンバ
ーで半成コークスを加熱、焼成する際に以下の課題があ
った。室式コークス炉における炭化室中心部のコークス
温度が６００〜９００℃の範囲内の低温で早期窯出を行
い該半成コークスをＣＤＱプレチャンバーで加熱、焼成
し品質を改善する本発明におけるコークスの製造法で
は、当然のことながら製品の品質はＣＤＱプレチャンバ
ー内での焼成条件すなわち、昇温速度、最高到達温度、
保持時間に大きく左右される。
満たす操業方法は示されておらず、ＣＤＱプレチャンバ
ーで半成コークスを加熱、焼成する際に以下の課題があ
った。室式コークス炉における炭化室中心部のコークス
温度が６００〜９００℃の範囲内の低温で早期窯出を行
い該半成コークスをＣＤＱプレチャンバーで加熱、焼成
し品質を改善する本発明におけるコークスの製造法で
は、当然のことながら製品の品質はＣＤＱプレチャンバ
ー内での焼成条件すなわち、昇温速度、最高到達温度、
保持時間に大きく左右される。
【０００６】また従来の炭化室内のみで１０００℃まで
の乾留を行い製品コークスを製造する方法のように十分
な置き時間が確保できない為、低温で窯出した半成コー
クスの場合、窯内の乾留状態のバラツキ、更には窯間の
乾留状態のバラツキが増大する場合があり、装入半成コ
ークスの性状を推定し、焼成条件をフィードフォワード
制御することが重要となる。
の乾留を行い製品コークスを製造する方法のように十分
な置き時間が確保できない為、低温で窯出した半成コー
クスの場合、窯内の乾留状態のバラツキ、更には窯間の
乾留状態のバラツキが増大する場合があり、装入半成コ
ークスの性状を推定し、焼成条件をフィードフォワード
制御することが重要となる。
【０００７】しかし、このフィードフォワード制御だけ
では、実際の製品コークス性状からのフィードバックは
無く、焼成条件を修正できない為、品質改善効果に限界
があり、また日々の平均サンプル測定結果から、フィー
ドバックしても、タイムラグが大きく、日に１〜３回の
測定値しか無く、品質バラツキの低減にも限界があると
いう欠点があった。
では、実際の製品コークス性状からのフィードバックは
無く、焼成条件を修正できない為、品質改善効果に限界
があり、また日々の平均サンプル測定結果から、フィー
ドバックしても、タイムラグが大きく、日に１〜３回の
測定値しか無く、品質バラツキの低減にも限界があると
いう欠点があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記の課題
を解決するため鋭意研究を行った結果、本発明の前提条
件である室式コークス炉での低温窯出−ＣＤＱプレチャ
ンバーでの焼成工程によれば、製品コークスがＣＤＱよ
りの排出冷却コークスという流れとなることに着目し、
ここでオンライン自動サンプリングができることにより
品質評価に基づく、焼成工程制御が可能であることを見
い出し本発明を完成した。
を解決するため鋭意研究を行った結果、本発明の前提条
件である室式コークス炉での低温窯出−ＣＤＱプレチャ
ンバーでの焼成工程によれば、製品コークスがＣＤＱよ
りの排出冷却コークスという流れとなることに着目し、
ここでオンライン自動サンプリングができることにより
品質評価に基づく、焼成工程制御が可能であることを見
い出し本発明を完成した。
【０００９】すなわち本発明は次の通りである。 （１）室式コークス炉において、炭化室中心部のコーク
ス温度が６００〜９００℃の範囲の低温で窯出を行い、
該半成コークスをコークス乾式消火設備（以下ＣＤＱと
称す）のプレチャンバー内で空気を導入し、主として残
存可燃性ガスを燃焼させて、焼成加熱する高炉用コーク
スの製造において、ＣＤＱの冷却コークス排出部におい
て排出コークスをオンライン自動サンプリングし、品質
評価を行い、評価値をプレチャンバーの焼成条件にフィ
ードバックして、焼成時間、焼成温度、焼成パターンの
少なくとも一つを制御する半成高炉用コークス加熱焼成
制御法。
ス温度が６００〜９００℃の範囲の低温で窯出を行い、
該半成コークスをコークス乾式消火設備（以下ＣＤＱと
称す）のプレチャンバー内で空気を導入し、主として残
存可燃性ガスを燃焼させて、焼成加熱する高炉用コーク
スの製造において、ＣＤＱの冷却コークス排出部におい
て排出コークスをオンライン自動サンプリングし、品質
評価を行い、評価値をプレチャンバーの焼成条件にフィ
ードバックして、焼成時間、焼成温度、焼成パターンの
少なくとも一つを制御する半成高炉用コークス加熱焼成
制御法。
【００１０】（２） 品質評価が真密度、ＤＩ150 15、
ＣＳＲ又はこれらに相関を有する測定値の少なくとも一
つである前項（１）記載の高炉用コークスＣＤＱ焼成制
御法。
ＣＳＲ又はこれらに相関を有する測定値の少なくとも一
つである前項（１）記載の高炉用コークスＣＤＱ焼成制
御法。
【００１１】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
は、ＣＤＱの冷却コークス排出部において排出コークス
をオンラインで自動サンプリングするが、この位置は、
切出し装置、または切出した後のベルト上でもよく、少
なくとも対象とするＣＤＱから排出された製品コークス
のみをオンラインでサンプリングできる部位であればど
こでもよい。また、測定頻度も１日何回でも良く、１回
に要する時間と、要求される品質スペックによって任意
に選ぶことができる。測定する値についても、現状の品
質スペックであるＤＩ、ＣＳＲ、密度等を直接測定する
か、またはそれらと相関関係を持つ特性値であれば簡易
的な強度測定（ＤＩのような）または粉含有量、嵩密度
など何でもよい。
は、ＣＤＱの冷却コークス排出部において排出コークス
をオンラインで自動サンプリングするが、この位置は、
切出し装置、または切出した後のベルト上でもよく、少
なくとも対象とするＣＤＱから排出された製品コークス
のみをオンラインでサンプリングできる部位であればど
こでもよい。また、測定頻度も１日何回でも良く、１回
に要する時間と、要求される品質スペックによって任意
に選ぶことができる。測定する値についても、現状の品
質スペックであるＤＩ、ＣＳＲ、密度等を直接測定する
か、またはそれらと相関関係を持つ特性値であれば簡易
的な強度測定（ＤＩのような）または粉含有量、嵩密度
など何でもよい。
【００１２】本発明では、ＣＤＱの冷却コークス排出部
にて、前記のようにして自動サンプリングする。この品
質評価値をフィードバックして、プレチャンバー内の焼
成時間（滞留時間）、焼成温度、焼成パターン等の焼成
条件を修正し空気の吹込位置、空気量および排出量を制
御することにより修正した焼成条件で、品質改善を図
る。
にて、前記のようにして自動サンプリングする。この品
質評価値をフィードバックして、プレチャンバー内の焼
成時間（滞留時間）、焼成温度、焼成パターン等の焼成
条件を修正し空気の吹込位置、空気量および排出量を制
御することにより修正した焼成条件で、品質改善を図
る。
【００１３】日内で、この焼成条件の補正を複数回実施
することにより、日内品質バラツキを低減し、焼成モデ
ルの最適化を図る。即ち評価値と目標品質の差を求め、
この差異分をプレチャンバーにおける焼成制御モデル、
コークス排出量（滞留時間）制御モデルにフィードバッ
クして補正を行うものである。
することにより、日内品質バラツキを低減し、焼成モデ
ルの最適化を図る。即ち評価値と目標品質の差を求め、
この差異分をプレチャンバーにおける焼成制御モデル、
コークス排出量（滞留時間）制御モデルにフィードバッ
クして補正を行うものである。
【００１４】
【作用】本発明では、ＣＤＱプレチャンバーで焼成し、
品質改善を行ったコークスをオンラインでサンプリング
し、品質評価を行い、目標スペックとの差異を求め、こ
れをプレチャンバー焼成条件にフィードバックするので
焼成条件を最適にして品質改善を最大とすることができ
る。また、品質評価値としてはＤＩ、ＣＳＲ、真密度ま
たは、これらと相関関係を持つ測定値とすることによ
り、品質スペックとの比較ができるので、その差異から
焼成条件のフィードバック制御が可能となる。このフィ
ードバック制御をすることによってプレチャンバー内で
の焼成条件を最適なもの修正して行くことができる。具
体的には目標品質となるように、半成コークスの昇温速
度、最高到達温度、保持時間を設定し、それに対応した
空気導入量、パターン、排出量を制御することによって
設定条件を達成する。
品質改善を行ったコークスをオンラインでサンプリング
し、品質評価を行い、目標スペックとの差異を求め、こ
れをプレチャンバー焼成条件にフィードバックするので
焼成条件を最適にして品質改善を最大とすることができ
る。また、品質評価値としてはＤＩ、ＣＳＲ、真密度ま
たは、これらと相関関係を持つ測定値とすることによ
り、品質スペックとの比較ができるので、その差異から
焼成条件のフィードバック制御が可能となる。このフィ
ードバック制御をすることによってプレチャンバー内で
の焼成条件を最適なもの修正して行くことができる。具
体的には目標品質となるように、半成コークスの昇温速
度、最高到達温度、保持時間を設定し、それに対応した
空気導入量、パターン、排出量を制御することによって
設定条件を達成する。
【００１５】
【実施例】以下に実施例によって、本発明を更に具体的
に説明するが、本発明は、この実施例によって何等限定
されるものではない。
に説明するが、本発明は、この実施例によって何等限定
されるものではない。
【００１６】以下、比較試験によって本発明の優位性を
説明する。この試験は生産設備である室式コークス炉１
を用いて行ったもので、その設備仕様は次のとおりであ
る。 設備仕様 室式コークス炉 炭化室（mm）：炉高５５００mm×炉幅４５０mm×炉長１
５７００mm 図１、２は室式コークス炉とＣＤＱの組合せ工程でコー
クスを製造する設備の平面説明図である。室式コークス
炉１の操業条件は次の表１のとおりとした。なお比較例
として同じ条件で装入したものを、本発明の操業条件を
外れる状態で試みた。尚、以下の操業条件は４５窯の平
均値である。
説明する。この試験は生産設備である室式コークス炉１
を用いて行ったもので、その設備仕様は次のとおりであ
る。 設備仕様 室式コークス炉 炭化室（mm）：炉高５５００mm×炉幅４５０mm×炉長１
５７００mm 図１、２は室式コークス炉とＣＤＱの組合せ工程でコー
クスを製造する設備の平面説明図である。室式コークス
炉１の操業条件は次の表１のとおりとした。なお比較例
として同じ条件で装入したものを、本発明の操業条件を
外れる状態で試みた。尚、以下の操業条件は４５窯の平
均値である。
【００１７】
【表１】
【００１８】図３は前記の性状の半成コークスを焼成す
る際の本発明の制御法のフローシートである。図３にお
いて１１はオンラインでの製品コークスのサンプリング
を示し、これを１２において品質評価する。この評価値
１２と目標スペックＢを比較し、その差異をそれぞれ、
空気導入量制御モデル１４、排出量制御モデル１６に与
え、空気導入装置１５、排出装置１７を駆動して焼成条
件を修正する。
る際の本発明の制御法のフローシートである。図３にお
いて１１はオンラインでの製品コークスのサンプリング
を示し、これを１２において品質評価する。この評価値
１２と目標スペックＢを比較し、その差異をそれぞれ、
空気導入量制御モデル１４、排出量制御モデル１６に与
え、空気導入装置１５、排出装置１７を駆動して焼成条
件を修正する。
【００１９】図４に本発明と比較例の、焼成条件のひと
つである焼成による最高到達温度、およびＤＩ、ＣＳＲ
の推移を示す。尚、比較例とは本発明の制御法を用いな
い通常の方法で焼成を行った場合である。図から明らか
なように、比較例における最高到達温度条件は１日に１
回しか変更しないのに対し、本発明ではオンラインサン
プリングによる品質評価結果を基に逐次最高到達温度を
変更する為、製品コークスの工程分析値も目標スペック
からのバラツキが小さく良好に推移している。
つである焼成による最高到達温度、およびＤＩ、ＣＳＲ
の推移を示す。尚、比較例とは本発明の制御法を用いな
い通常の方法で焼成を行った場合である。図から明らか
なように、比較例における最高到達温度条件は１日に１
回しか変更しないのに対し、本発明ではオンラインサン
プリングによる品質評価結果を基に逐次最高到達温度を
変更する為、製品コークスの工程分析値も目標スペック
からのバラツキが小さく良好に推移している。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、室式コークス炉の炭化
室中心部のコークス温度が６００〜９００℃の低温で窯
出しを行い該半成コークスをＣＤＱプレチャンバーで空
気を導入して品質改善を行う際に、製品コークスをＣＤ
Ｑ排出後にオンラインサンプリングして品質評価を行
い、焼成条件にフィードバックするので、製品コークス
の品質バラツキを低減できる。更に、修正により最適な
焼成条件とすることにより、製品コークスの品質を向上
でき、または、同一スペックにおける素材費を低減でき
る。
室中心部のコークス温度が６００〜９００℃の低温で窯
出しを行い該半成コークスをＣＤＱプレチャンバーで空
気を導入して品質改善を行う際に、製品コークスをＣＤ
Ｑ排出後にオンラインサンプリングして品質評価を行
い、焼成条件にフィードバックするので、製品コークス
の品質バラツキを低減できる。更に、修正により最適な
焼成条件とすることにより、製品コークスの品質を向上
でき、または、同一スペックにおける素材費を低減でき
る。
【図１】本発明にかかわる室式コークス炉でコークスを
製造する設備を平面からみた説明図。
製造する設備を平面からみた説明図。
【図２】半成コークスを焼成するＣＤＱ設備の平面説明
図。
図。
【図３】本発明の制御法のフローシートである。
【図４】本発明と比較例のプレチャンバー内設定最到達
温度とＤＩ、ＣＳＲの推移図。
温度とＤＩ、ＣＳＲの推移図。
１ 室式コークス炉 ２ 押出機 ３ 装炭車 ４ 半成コークス受取り車 ５ 半成コークス装入設備 ６ ＣＤＱ ７ 蒸気回収設備 ８ コークス搬出設備 ９ 閉鎖循環経路 １０ プレチャンバー １１ オンライン自動サンプリング １２ コークス品質評価装置およびＣＳＲ、ＤＩ等との
相関関係 １３ 目標スペック １４ 空気量導入量制御モデル １５ 空気押込みブロワー弁等の空気導入装置 １６ 排出量制御モデル １７ 演算結果に基づき、コークスを排出する排出装置
相関関係 １３ 目標スペック １４ 空気量導入量制御モデル １５ 空気押込みブロワー弁等の空気導入装置 １６ 排出量制御モデル １７ 演算結果に基づき、コークスを排出する排出装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０５Ｂ 21/02 Ｚ 7531−3Ｈ (72)発明者 田原 年英 千葉県木更津市清見台１−22−８ 相里ハ イツ１−201
Claims (2)
- 【請求項１】 室式コークス炉において、炭化室中心部
のコークス温度が６００〜９００℃の範囲の低温で窯出
を行い、該半成コークスをコークス乾式消火設備（以下
ＣＤＱと称す）のプレチャンバー内で空気を導入し、主
として残存可燃性ガスを燃焼させて、焼成加熱する高炉
用コークスの製造において、ＣＤＱの冷却コークス排出
部において排出コークスをオンラインで自動サンプリン
グし、品質評価を行い、評価値をプレチャンバーの焼成
条件にフィードバックして、焼成時間、焼成温度、焼成
パターンの少なくとも一つを制御する半成高炉用コーク
ス加熱焼成制御法。 - 【請求項２】 品質評価が真密度、ＤＩ150 15、ＣＳＲ
又はこれらに相関を有する測定値の少なくとも一つであ
る請求項１記載の高炉用コークスＣＤＱ焼成制御法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5257319A JPH07109462A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 品質評価による高炉用コークス加熱焼成制御法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5257319A JPH07109462A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 品質評価による高炉用コークス加熱焼成制御法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07109462A true JPH07109462A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17304713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5257319A Withdrawn JPH07109462A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 品質評価による高炉用コークス加熱焼成制御法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07109462A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003003172A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-08 | Nkk Corp | コークスの改質方法 |
| CN108151548A (zh) * | 2017-12-17 | 2018-06-12 | 北京世纪隆博科技有限责任公司 | 一种加热炉变量间交互应答统筹及限量控制方法 |
| CN115141639A (zh) * | 2021-03-28 | 2022-10-04 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种干熄焦焦罐布置试样装置及布置方法 |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP5257319A patent/JPH07109462A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003003172A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-08 | Nkk Corp | コークスの改質方法 |
| CN108151548A (zh) * | 2017-12-17 | 2018-06-12 | 北京世纪隆博科技有限责任公司 | 一种加热炉变量间交互应答统筹及限量控制方法 |
| CN108151548B (zh) * | 2017-12-17 | 2019-06-18 | 北京世纪隆博科技有限责任公司 | 一种加热炉变量间交互应答统筹及限量控制方法 |
| CN115141639A (zh) * | 2021-03-28 | 2022-10-04 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种干熄焦焦罐布置试样装置及布置方法 |
| CN115141639B (zh) * | 2021-03-28 | 2024-06-04 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种干熄焦焦罐布置试样装置及布置方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20240110103A1 (en) | Decarbonization of coke ovens and associated systems and methods | |
| JPH11131074A (ja) | コークス炉の操業方法 | |
| CN105546981B (zh) | 一种铝电解用炭阳极的生产焙烧***及其工艺控制方法 | |
| JPH07109462A (ja) | 品質評価による高炉用コークス加熱焼成制御法 | |
| JP3285259B2 (ja) | コークスの製造方法 | |
| JPH07109460A (ja) | コークスの製造方法 | |
| JPH07109468A (ja) | 半成コークスの加熱焼成方法 | |
| JPH06336588A (ja) | コークスの製造方法並びに蒸気回収方法とその回収設備 | |
| JPH07109463A (ja) | Ｃｄｑで加熱焼成を行った低温窯出コークスの排出量制御法 | |
| KR20020051084A (ko) | 석탄 장입조건과 건류조건을 이용한 코크스 품질 추정방법 | |
| SU817059A1 (ru) | Способ получени частично восстано-ВлЕННыХ ОКАТышЕй | |
| US94513A (en) | Improved brick-kiln | |
| JPH07109458A (ja) | コークス乾式消火設備における放散ガス処理方法 | |
| Achinovich et al. | Coke Production for Blast Furnace Ironmaking | |
| CN117367166A (zh) | 一种预焙阳极错峰燃烧焙烧工艺 | |
| SU1214716A1 (ru) | Способ подготовки угольной шихты дл коксовани | |
| JPH07109457A (ja) | コークスの製造方法 | |
| JPH07118646A (ja) | コ−クスの製造方法およびその設備 | |
| JPH07113084A (ja) | コ−クスの製造方法およびその設備 | |
| JPH04202720A (ja) | 焼結鉱の製造方法 | |
| JPH02194087A (ja) | 高炉用コークスの製造方法 | |
| JP3439242B2 (ja) | コ−クス製造方法 | |
| JPH07113082A (ja) | コークス製造における低温度窯出し方法 | |
| JPH07145382A (ja) | コ−クス製造方法およびその製造設備 | |
| JPH07109459A (ja) | コークス乾式消火設備における放散ガス利用方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |