JPH07107923A - 飼料用組成物 - Google Patents
飼料用組成物Info
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- JPH07107923A JPH07107923A JP5280486A JP28048693A JPH07107923A JP H07107923 A JPH07107923 A JP H07107923A JP 5280486 A JP5280486 A JP 5280486A JP 28048693 A JP28048693 A JP 28048693A JP H07107923 A JPH07107923 A JP H07107923A
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- JP
- Japan
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- saponin
- oil
- feed
- feed composition
- active substance
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
- Y02A40/818—Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は水産動物の感染症を抑制する抗菌活
性物質とサポニンを併用した飼料用組成物を提供するこ
とにある。 【構成】 抗菌活性物質とサポニンを有効成分とする飼
料用組成物。
性物質とサポニンを併用した飼料用組成物を提供するこ
とにある。 【構成】 抗菌活性物質とサポニンを有効成分とする飼
料用組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水産動物の感染症の抑
制、すなわち、水産動物の感染症の予防または治療を目
的として水産養殖分野において飼料に添加し利用される
飼料用組成物に関するものである。
制、すなわち、水産動物の感染症の予防または治療を目
的として水産養殖分野において飼料に添加し利用される
飼料用組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、水産養殖に関する技術は著しく発
展し、短期間で養成、出荷するために飼料の改良が重ね
られている。一方、生産性を向上させるために魚類、甲
殻類等の水産動物を過密状態で飼育することにより様々
な感染症が発生し、その被害は増加傾向にある。例え
ば、その感染症として代表的なものに、ブリ類の連鎖球
菌症、類結節症やタイのビブリオ病、イリドウイルス
症、ヒラメのエドワードジエラ症、ウナギのパラコロ
病、エラ病、アユのビブリオ病、クルマエビのビブリオ
病、バキュロウイルス症等があげられる。また、これら
の感染症は一度発生すると養殖水域に蔓延し、多大な被
害をもたらす。
展し、短期間で養成、出荷するために飼料の改良が重ね
られている。一方、生産性を向上させるために魚類、甲
殻類等の水産動物を過密状態で飼育することにより様々
な感染症が発生し、その被害は増加傾向にある。例え
ば、その感染症として代表的なものに、ブリ類の連鎖球
菌症、類結節症やタイのビブリオ病、イリドウイルス
症、ヒラメのエドワードジエラ症、ウナギのパラコロ
病、エラ病、アユのビブリオ病、クルマエビのビブリオ
病、バキュロウイルス症等があげられる。また、これら
の感染症は一度発生すると養殖水域に蔓延し、多大な被
害をもたらす。
【０００３】これらの感染症に対しては抗菌活性物質を
経口投与することにより被害を抑える処理がなされてい
る。通常、合成抗菌剤あるいは抗生物質が抗菌活性物質
として利用される。しかし、近年、これらの抗菌活性物
質を連続投与すると薬剤耐性菌が出現する様になり、そ
の感染症抑制効果が著しく低下し問題となっている。更
に、これら水産動物薬が水産動物の体内に残留すること
による人体への影響が懸念されている。
経口投与することにより被害を抑える処理がなされてい
る。通常、合成抗菌剤あるいは抗生物質が抗菌活性物質
として利用される。しかし、近年、これらの抗菌活性物
質を連続投与すると薬剤耐性菌が出現する様になり、そ
の感染症抑制効果が著しく低下し問題となっている。更
に、これら水産動物薬が水産動物の体内に残留すること
による人体への影響が懸念されている。
【０００４】近年、合成抗菌剤や抗生物質に代わるより
安全な抗菌活性物質として天然物の利用が注目されてい
る。特許出願公告平４−７５７４５では、水産動物の感
染症の病原菌に対する天然抗菌活性物質として植物精油
およびその成分を養殖魚用飼料に配合し、利用する技術
が開示されている。
安全な抗菌活性物質として天然物の利用が注目されてい
る。特許出願公告平４−７５７４５では、水産動物の感
染症の病原菌に対する天然抗菌活性物質として植物精油
およびその成分を養殖魚用飼料に配合し、利用する技術
が開示されている。
【０００５】サポニンは植物界に広く存在し、多環式化
合物をアグリコンとする配糖体の総称で、その共通の性
質として溶血作用および粘膜刺激作用が知られている。
サポニンの他の生理作用として、抗菌作用、抗カビ作用
等が報告され、それらの生理作用の応用が進められてい
るが、その溶血作用のため実用化には至っていない。
合物をアグリコンとする配糖体の総称で、その共通の性
質として溶血作用および粘膜刺激作用が知られている。
サポニンの他の生理作用として、抗菌作用、抗カビ作用
等が報告され、それらの生理作用の応用が進められてい
るが、その溶血作用のため実用化には至っていない。
【０００６】サポニンのなかで、シャボンの木（Quilla
ja saponaria Mol．）から得られるキラヤサポニンは優
れた界面活性能を有し、また、その安全性も確認され、
現在、食品用の起泡剤や乳化剤として利用されている。
また、キラヤサポニンについては、哺乳動物に対する経
口投与で、その抗体産生能力を高める作用が知られ、そ
の作用機作として腸管からの抗原蛋白質の吸収を促進す
ることが報告されている(Can. J.microbiol., 32,414-4
20,1986）。
ja saponaria Mol．）から得られるキラヤサポニンは優
れた界面活性能を有し、また、その安全性も確認され、
現在、食品用の起泡剤や乳化剤として利用されている。
また、キラヤサポニンについては、哺乳動物に対する経
口投与で、その抗体産生能力を高める作用が知られ、そ
の作用機作として腸管からの抗原蛋白質の吸収を促進す
ることが報告されている(Can. J.microbiol., 32,414-4
20,1986）。
【０００７】一般的に、サポニンは水産動物に対して強
い毒性があると報告されている。このサポニンの毒性は
水産動物の捕獲に利用された経験もある。現在のとこ
ろ、サポニンの水産動物に対する有益な作用についての
報告はなく、従って、サポニンを水産動物の飼料として
応用した例もない。
い毒性があると報告されている。このサポニンの毒性は
水産動物の捕獲に利用された経験もある。現在のとこ
ろ、サポニンの水産動物に対する有益な作用についての
報告はなく、従って、サポニンを水産動物の飼料として
応用した例もない。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】水産動物の感染症の抑
制には合成抗菌剤や抗生物質の使用が一般的であるが、
これらの使用に対しては耐性菌の出現や魚体内への残留
等、多くの問題点が指摘されている。養殖業界では薬剤
耐性菌の出現を抑える目的で休薬期間を規定し、ある一
定期間、合成抗菌剤や抗生物質の使用を禁止している。
また、それらの体内残留に対しては、魚の出荷１か月前
から合成抗菌剤や抗生物質の使用を禁止している。従っ
て、合成抗菌剤や抗生物質を使用できない期間に発生す
る感染症に対してはその抑制方法がない。一方、合成抗
菌剤や抗生物質に比較して安全性が高く、薬剤耐性菌の
出現が見られない抗菌活性物質として植物精油またはそ
の有効成分の利用が注目されているが、通常、植物精油
等の天然抗菌物質は抗菌作用が弱く、実用化には至って
いない。
制には合成抗菌剤や抗生物質の使用が一般的であるが、
これらの使用に対しては耐性菌の出現や魚体内への残留
等、多くの問題点が指摘されている。養殖業界では薬剤
耐性菌の出現を抑える目的で休薬期間を規定し、ある一
定期間、合成抗菌剤や抗生物質の使用を禁止している。
また、それらの体内残留に対しては、魚の出荷１か月前
から合成抗菌剤や抗生物質の使用を禁止している。従っ
て、合成抗菌剤や抗生物質を使用できない期間に発生す
る感染症に対してはその抑制方法がない。一方、合成抗
菌剤や抗生物質に比較して安全性が高く、薬剤耐性菌の
出現が見られない抗菌活性物質として植物精油またはそ
の有効成分の利用が注目されているが、通常、植物精油
等の天然抗菌物質は抗菌作用が弱く、実用化には至って
いない。
【０００９】このような状況において、水産業界では耐
性菌の出現や魚体内への残留が少なく、効果的で、安全
性の高い水産動物感染症の抑制方法の開発が望まれてい
る。また、合成抗菌剤や抗生物質の効果を高め、その使
用頻度および使用量をより少なくする水産動物感染症の
抑制方法の開発が望まれている。
性菌の出現や魚体内への残留が少なく、効果的で、安全
性の高い水産動物感染症の抑制方法の開発が望まれてい
る。また、合成抗菌剤や抗生物質の効果を高め、その使
用頻度および使用量をより少なくする水産動物感染症の
抑制方法の開発が望まれている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明者らは水産動物の
飼料としてサポニンの生理作用を鋭意検討した結果、サ
ポニンが抗菌活性物質の有する水産動物感染症の抑制効
果を著しく高めることを見いだした。すなわち本発明は
サポニンと抗菌活性物質を配合することを特徴とする飼
料用組成物に関する。
飼料としてサポニンの生理作用を鋭意検討した結果、サ
ポニンが抗菌活性物質の有する水産動物感染症の抑制効
果を著しく高めることを見いだした。すなわち本発明は
サポニンと抗菌活性物質を配合することを特徴とする飼
料用組成物に関する。
【００１１】
【作用】本発明の抗菌活性物質としては植物精油、抗生
物質、合成抗菌剤を用いることができる。本発明におけ
る植物精油は植物体から水蒸気蒸留あるいは有機溶媒抽
出等の方法より得られる精油を指し、樹木、枝葉、根、
花及び種子等その抽出部位及び製法について何等限定す
るものではなく、一例を挙げれば、ヒノキ科植物の精
油、例えばヒバ油、ヒノキ油、シーダー油、レッドシー
ダー油、ビヤクシン油、アスナロ油、イトスギ油、クロ
ベ油、クスノキ科植物の精油、例えば月桂樹油、シナモ
ン油、シソ科植物の精油、例えばタイム油、ベルガモッ
ト油、ミント油、セリ科植物の精油、例えばセロリー
油、パセリ油、クミン油、ニクズク科の植物の精油、例
えばナツメグ油、メース油、コショウ科の植物、例え
ば、胡椒油、ユリ科植物の精油、例えば、オニオン油、
タデ科植物の精油、例えば、タデ油、オゼイユ油、フク
ロウソウ科の植物の精油、例えば、ゼラニウム油、ミカ
ン科の植物の精油、例えば山椒油、ツバキ科の植物の精
油、例えば茶油、及びユーカリ油など、水産動物の感染
症病原体に対して抗菌活性が認められる全ての植物精油
があげられる。ここで有機溶媒抽出に用いられる溶媒と
してはメタノール、エタノール、プロパノール等のアル
コール類、メチルエーテル、エチルエーテル、石油エー
テル等のエーテル類、クロロホルム、ジクロロメタン等
のハロゲン化炭化水素類、ヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン等の炭化水素類等、アセトン等のケトン類が好適に使
用される。抗生物質としてはアンピシリン、エリスロマ
イシン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸リンコマイ
シン、エンボン酸スピラマイシン等があげられる。合成
抗菌剤としてはオキソリン酸、フロルフェニコール等の
合成抗菌剤があげられる。
物質、合成抗菌剤を用いることができる。本発明におけ
る植物精油は植物体から水蒸気蒸留あるいは有機溶媒抽
出等の方法より得られる精油を指し、樹木、枝葉、根、
花及び種子等その抽出部位及び製法について何等限定す
るものではなく、一例を挙げれば、ヒノキ科植物の精
油、例えばヒバ油、ヒノキ油、シーダー油、レッドシー
ダー油、ビヤクシン油、アスナロ油、イトスギ油、クロ
ベ油、クスノキ科植物の精油、例えば月桂樹油、シナモ
ン油、シソ科植物の精油、例えばタイム油、ベルガモッ
ト油、ミント油、セリ科植物の精油、例えばセロリー
油、パセリ油、クミン油、ニクズク科の植物の精油、例
えばナツメグ油、メース油、コショウ科の植物、例え
ば、胡椒油、ユリ科植物の精油、例えば、オニオン油、
タデ科植物の精油、例えば、タデ油、オゼイユ油、フク
ロウソウ科の植物の精油、例えば、ゼラニウム油、ミカ
ン科の植物の精油、例えば山椒油、ツバキ科の植物の精
油、例えば茶油、及びユーカリ油など、水産動物の感染
症病原体に対して抗菌活性が認められる全ての植物精油
があげられる。ここで有機溶媒抽出に用いられる溶媒と
してはメタノール、エタノール、プロパノール等のアル
コール類、メチルエーテル、エチルエーテル、石油エー
テル等のエーテル類、クロロホルム、ジクロロメタン等
のハロゲン化炭化水素類、ヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン等の炭化水素類等、アセトン等のケトン類が好適に使
用される。抗生物質としてはアンピシリン、エリスロマ
イシン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸リンコマイ
シン、エンボン酸スピラマイシン等があげられる。合成
抗菌剤としてはオキソリン酸、フロルフェニコール等の
合成抗菌剤があげられる。
【００１２】本発明のサポニンとしては種々の植物に含
まれるサポニンの精製品あるいはサポニンを含有する植
物の粗抽出物であってもよい。水産用飼料に添加し利用
するため、大量に供給可能なサポニンの使用が望まし
く、この目的に適するサポニンとしてキラヤサポニン、
ビートサポニン、大豆サポニン、ユッカサポニンがあげ
られる。
まれるサポニンの精製品あるいはサポニンを含有する植
物の粗抽出物であってもよい。水産用飼料に添加し利用
するため、大量に供給可能なサポニンの使用が望まし
く、この目的に適するサポニンとしてキラヤサポニン、
ビートサポニン、大豆サポニン、ユッカサポニンがあげ
られる。
【００１３】キラヤサポニンとはバラ科常緑喬木である
シャボンの木の樹皮より水で抽出精製して得られるサポ
ニンである。ビートサポニンとは甜菜糖から抽出、精製
して得られるサポニンである。大豆サポニンとはマメ科
ダイズを粉砕し、水、エタノールまたは有機溶剤で抽出
精製して得られるサポニンである。ユッカサポニンとは
ユッカの木の樹皮を有機溶剤で抽出、精製して得られる
サポニンである。
シャボンの木の樹皮より水で抽出精製して得られるサポ
ニンである。ビートサポニンとは甜菜糖から抽出、精製
して得られるサポニンである。大豆サポニンとはマメ科
ダイズを粉砕し、水、エタノールまたは有機溶剤で抽出
精製して得られるサポニンである。ユッカサポニンとは
ユッカの木の樹皮を有機溶剤で抽出、精製して得られる
サポニンである。
【００１４】以上のサポニンはいずれも、抗菌活性物質
と水産動物に経口投与し、その感染症の抑制効果を増強
する作用を有するが、その効果の面ではキラヤサポニン
の利用が望ましい。また、現在、キラヤサポニンは食品
用の起泡剤、乳化剤として安全に利用されていることか
ら、その安全性の面でもキラヤサポニンの利用が望まし
い。
と水産動物に経口投与し、その感染症の抑制効果を増強
する作用を有するが、その効果の面ではキラヤサポニン
の利用が望ましい。また、現在、キラヤサポニンは食品
用の起泡剤、乳化剤として安全に利用されていることか
ら、その安全性の面でもキラヤサポニンの利用が望まし
い。
【００１５】本発明の飼料用組成物は有効成分としてサ
ポニンと抗菌活性物質を配合し、水産動物の感染症を抑
制する目的で飼料に添加して利用する。それら有効成分
の配合量は、飼料に添加し利用した場合の水産動物感染
症の抑制効果を調べ、適時選択することが望ましい。通
常、サポニンは、飼料に対するサポニン量として0.0001
％以上添加される配合量で、同時に含む抗菌活性物質の
感染症抑制効果を増強する作用が期待できる。また、抗
菌活性物質の配合量については、それが合成抗菌剤ある
いは抗生物質の場合、水産用動物薬として定められてい
る添加量以下で配合すればよい。また、抗菌活性物質が
植物精油の場合、通常、飼料に対して0.01〜５％添加さ
れるように配合する。これ以下の濃度ではサポニンとの
配合による抗菌活性増強作用が期待されない。また、こ
れ以上の濃度では、一般的に、水産動物の摂餌性に悪影
響を与える場合がある。
ポニンと抗菌活性物質を配合し、水産動物の感染症を抑
制する目的で飼料に添加して利用する。それら有効成分
の配合量は、飼料に添加し利用した場合の水産動物感染
症の抑制効果を調べ、適時選択することが望ましい。通
常、サポニンは、飼料に対するサポニン量として0.0001
％以上添加される配合量で、同時に含む抗菌活性物質の
感染症抑制効果を増強する作用が期待できる。また、抗
菌活性物質の配合量については、それが合成抗菌剤ある
いは抗生物質の場合、水産用動物薬として定められてい
る添加量以下で配合すればよい。また、抗菌活性物質が
植物精油の場合、通常、飼料に対して0.01〜５％添加さ
れるように配合する。これ以下の濃度ではサポニンとの
配合による抗菌活性増強作用が期待されない。また、こ
れ以上の濃度では、一般的に、水産動物の摂餌性に悪影
響を与える場合がある。
【００１６】本発明の飼料用組成物は水産動物の感染症
を抑制する目的で、飼料に添加して利用する。本発明の
飼料用組成物の有効成分は１〜50％配合され、必要に応
じて、酵母粉末、澱粉分解物、ビタミン粉末、ミネラル
粉末、魚紛、魚油等の水産用飼料として使用される素材
を増量剤として利用することが望ましい。飼料への添加
量は通常0.1〜10％である。この添加量以上では飼料の
物性に影響を与えることがあり、それ以下では本発明の
効果が期待できない。
を抑制する目的で、飼料に添加して利用する。本発明の
飼料用組成物の有効成分は１〜50％配合され、必要に応
じて、酵母粉末、澱粉分解物、ビタミン粉末、ミネラル
粉末、魚紛、魚油等の水産用飼料として使用される素材
を増量剤として利用することが望ましい。飼料への添加
量は通常0.1〜10％である。この添加量以上では飼料の
物性に影響を与えることがあり、それ以下では本発明の
効果が期待できない。
【００１７】本発明の飼料用組成物の製造方法は、有効
成分のサポニンと抗菌活性物質が液体の飼料素材の場
合、それら有効成分を澱粉分解物などの粉末原料に吸着
させ、他の粉末性飼料原料とブレンダーを用いて混合す
る方法が挙げられる。また、有効成分が粉末状素材の場
合は、それらと他の粉末性飼料原料と混合することによ
り製造すればよい。粉末飼料用組成物の製造条件につい
ては混合時間等は特に限定されない。他の製造法として
は、有効成分をフィードオイルや液糖等の液性飼料素材
に乳化混合する方法があげられる。この場合、サポニン
の有する優れた乳化作用を好ましく利用することができ
る。乳化機としてはホモミキサー、コロイドミル、ライ
ンミキサー等があげられるが特に限定はされない。乳化
時間、乳化温度等の製造条件については特に限定され
ず、乳化状態になるような条件を適宜選択すれば良い。
成分のサポニンと抗菌活性物質が液体の飼料素材の場
合、それら有効成分を澱粉分解物などの粉末原料に吸着
させ、他の粉末性飼料原料とブレンダーを用いて混合す
る方法が挙げられる。また、有効成分が粉末状素材の場
合は、それらと他の粉末性飼料原料と混合することによ
り製造すればよい。粉末飼料用組成物の製造条件につい
ては混合時間等は特に限定されない。他の製造法として
は、有効成分をフィードオイルや液糖等の液性飼料素材
に乳化混合する方法があげられる。この場合、サポニン
の有する優れた乳化作用を好ましく利用することができ
る。乳化機としてはホモミキサー、コロイドミル、ライ
ンミキサー等があげられるが特に限定はされない。乳化
時間、乳化温度等の製造条件については特に限定され
ず、乳化状態になるような条件を適宜選択すれば良い。
【００１８】以下実施例、試験例により本発明をさらに
詳しく説明するが、本発明はこれらにより何ら制限され
るものではない。尚、以下の実施例及び試験例１に使用
したサポニンはキラヤサポニンであるが他のサポニンを
使用しても効果の差はあるがほぼ同様の結果が得られ
る。
詳しく説明するが、本発明はこれらにより何ら制限され
るものではない。尚、以下の実施例及び試験例１に使用
したサポニンはキラヤサポニンであるが他のサポニンを
使用しても効果の差はあるがほぼ同様の結果が得られ
る。
【００１９】
実施例１ キラヤサポニン（サポニン含量として10％）２kg、70％
ソルビトール88kgをホモミキサーを用いて均質化した
後、ヒバ油10kgを添加し、冷却しながらホモミキサーで
乳化することによりヒバ油とサポニンを同時に含有する
飼料用組成物100kgを調製した。
ソルビトール88kgをホモミキサーを用いて均質化した
後、ヒバ油10kgを添加し、冷却しながらホモミキサーで
乳化することによりヒバ油とサポニンを同時に含有する
飼料用組成物100kgを調製した。
【００２０】実施例２ キラヤサポニン（サポニン含量として10％）２kgとヒバ
油10kgを混合し、これらを澱粉分解物10kgに吸着させた
後、ビール乾燥酵母78kgを混合して粉末化し、ヒバ油と
サポニンを同時に含有する飼料用組成物100kgを調製し
た。
油10kgを混合し、これらを澱粉分解物10kgに吸着させた
後、ビール乾燥酵母78kgを混合して粉末化し、ヒバ油と
サポニンを同時に含有する飼料用組成物100kgを調製し
た。
【００２１】実施例３ キラヤサポニン（サポニン含量として10％）２kg、70％
ソルビトール88kgをホモミキサーを用いて均質化した
後、シナモン油10kgを添加し、冷却しながらホモミキサ
ーで乳化することによりシナモン油とサポニンを同時に
含有する飼料用組成物100kgを調製した。
ソルビトール88kgをホモミキサーを用いて均質化した
後、シナモン油10kgを添加し、冷却しながらホモミキサ
ーで乳化することによりシナモン油とサポニンを同時に
含有する飼料用組成物100kgを調製した。
【００２２】実施例４ キラヤサポニン（サポニン含量として10％）２kgとシナ
モン油10kgを混合し、これらを澱粉分解物10kgに吸着さ
せた後、ビール乾燥酵母78kgを混合して粉末化し、シナ
モン油とサポニンを同時に含有する飼料用組成物100kg
を調製した。
モン油10kgを混合し、これらを澱粉分解物10kgに吸着さ
せた後、ビール乾燥酵母78kgを混合して粉末化し、シナ
モン油とサポニンを同時に含有する飼料用組成物100kg
を調製した。
【００２３】比較例１ ヒバ油10kgを澱粉分解物10kgに吸着させた後、ビール乾
燥酵母80kgを混合して粉末化し、ヒバ油のみを含有する
飼料用組成物100kgを調製した。
燥酵母80kgを混合して粉末化し、ヒバ油のみを含有する
飼料用組成物100kgを調製した。
【００２４】比較例２ キラヤサポニン（サポニン含量として10％）２kgを澱粉
分解物10kgに吸着させた後、ビール乾燥酵母88kgを混合
して粉末化し、キラヤサポニンのみを含有する飼料用組
成物100kgを調製した。
分解物10kgに吸着させた後、ビール乾燥酵母88kgを混合
して粉末化し、キラヤサポニンのみを含有する飼料用組
成物100kgを調製した。
【００２５】比較例３ シナモン油10kgを澱粉分解物10kgに吸着させた後、ビー
ル乾燥酵母80kgを混合して粉末化し、シナモン油のみを
含有する飼料用組成物100kgを調製した。
ル乾燥酵母80kgを混合して粉末化し、シナモン油のみを
含有する飼料用組成物100kgを調製した。
【００２６】試験例１ ブリ連鎖球菌症の抑制に対するヒバ油とサポニンの相乗
効果 ブリ用の基本飼料としてイカナゴミンチ78.5％、魚粉20
％、結着剤0.5％を配合した飼料を用いた。基本飼料区
に対して実施例２の飼料用組成物（ヒバ油サポニン配
合）を１％添加したものを実施例２区、比較例１の飼料
用組成物（ヒバ油のみ配合）を１％添加したものを比較
例１区、比較例２の飼料用組成物（サポニンのみ配合）
を１％添加したものを比較例２区とした。１試験区当
り、200 Ｌのポリエチレン水槽に平均体重74ｇのブリ幼
魚15尾ずつ収容した。それぞれの飼料を１日 100ｇ給餌
し10日間飼育した。10日間飼育の結果、いずれの試験区
においても、ブリの摂餌率および成長に差はなかった。
１日の餌止め後、連鎖球菌症原因菌のEnterococcus ser
iolicida（103cells／尾）を腹腔内に接種し人為感染さ
せた。感染後７日間観察し生残率を調べた。その結果を
表１に示す。
効果 ブリ用の基本飼料としてイカナゴミンチ78.5％、魚粉20
％、結着剤0.5％を配合した飼料を用いた。基本飼料区
に対して実施例２の飼料用組成物（ヒバ油サポニン配
合）を１％添加したものを実施例２区、比較例１の飼料
用組成物（ヒバ油のみ配合）を１％添加したものを比較
例１区、比較例２の飼料用組成物（サポニンのみ配合）
を１％添加したものを比較例２区とした。１試験区当
り、200 Ｌのポリエチレン水槽に平均体重74ｇのブリ幼
魚15尾ずつ収容した。それぞれの飼料を１日 100ｇ給餌
し10日間飼育した。10日間飼育の結果、いずれの試験区
においても、ブリの摂餌率および成長に差はなかった。
１日の餌止め後、連鎖球菌症原因菌のEnterococcus ser
iolicida（103cells／尾）を腹腔内に接種し人為感染さ
せた。感染後７日間観察し生残率を調べた。その結果を
表１に示す。
【００２７】
【表１】
【００２８】感染実験の結果、基本飼料区のブリは感染
３日後に、比較例２区は５日後に全滅した。感染７日後
における実施例２飼料区の生残率は67％、比較例１飼料
区の生残率は33％であった。以上の結果より、ブリ連鎖
球菌症の抑制に対する実施例１のヒバ油とサポニンの相
乗効果が認められた。
３日後に、比較例２区は５日後に全滅した。感染７日後
における実施例２飼料区の生残率は67％、比較例１飼料
区の生残率は33％であった。以上の結果より、ブリ連鎖
球菌症の抑制に対する実施例１のヒバ油とサポニンの相
乗効果が認められた。
【００２９】試験例２ ブリ類結節症の抑制に対するシナモン油とサポニンの相
乗効果 ブリ用の基本飼料としてイカナゴミンチ79.5％、魚粉20
％、結着剤0.5％を配合した飼料を用いた。基本飼料区
に対して実施例４の飼料用組成物（シナモン油サポニン
配合）を１％添加したものを実施例４区、比較例２の飼
料用組成物（サポニンのみ配合）を１％添加したものを
比較例２区、比較例３の飼料用組成物（シナモン油のみ
配合）を１％添加したものを比較例３区とした。１試験
区当り、200 Ｌのポリエチレン水槽に平均体重40ｇのブ
リ幼魚15尾ずつ収容した。それぞれの餌料を１日 100ｇ
給餌し10日間飼育した。10日間飼育の結果、いずれの試
験区においても、ブリの摂餌率および成長に差はなかっ
た。１日餌止め後、類結節症原因菌のPasteurella pisc
icidaの菌海水液104cells／mlに、それぞれの試験区の
ブリを10分間浸漬感染させた後、７日間観察しそれらの
生残率を調べた。その結果を表２に示す。
乗効果 ブリ用の基本飼料としてイカナゴミンチ79.5％、魚粉20
％、結着剤0.5％を配合した飼料を用いた。基本飼料区
に対して実施例４の飼料用組成物（シナモン油サポニン
配合）を１％添加したものを実施例４区、比較例２の飼
料用組成物（サポニンのみ配合）を１％添加したものを
比較例２区、比較例３の飼料用組成物（シナモン油のみ
配合）を１％添加したものを比較例３区とした。１試験
区当り、200 Ｌのポリエチレン水槽に平均体重40ｇのブ
リ幼魚15尾ずつ収容した。それぞれの餌料を１日 100ｇ
給餌し10日間飼育した。10日間飼育の結果、いずれの試
験区においても、ブリの摂餌率および成長に差はなかっ
た。１日餌止め後、類結節症原因菌のPasteurella pisc
icidaの菌海水液104cells／mlに、それぞれの試験区の
ブリを10分間浸漬感染させた後、７日間観察しそれらの
生残率を調べた。その結果を表２に示す。
【００３０】
【表２】
【００３１】感染実験結果、基本飼料区のブリは感染４
日後に、比較例２区のブリは感染５日後に全滅した。感
染後７日目における生残率は、比較例３区で40％、実施
例４区では80％であった。以上の結果より、ブリ類結節
症の抑制に対するシナモン油とサポニンの相乗効果が認
められた。 試験例３ 野外試験 実施例２で得られたサポニン、ヒバ油配合の飼料用組成
物と比較例１の飼料用組成物を餌に添加し、海面の小割
網生簀の平均体重1.6kg、6000尾のブリに投与した。試
験区として餌に対して実施例２、比較例１の組成物１％
投与区ならびに無投与区を設け、３カ月間飼育した。３
カ月間の長期飼育の結果、いずれの試験区においても、
ブリの摂餌率および成長に差はなかった。期間中の累積
死亡数を表３に示した。
日後に、比較例２区のブリは感染５日後に全滅した。感
染後７日目における生残率は、比較例３区で40％、実施
例４区では80％であった。以上の結果より、ブリ類結節
症の抑制に対するシナモン油とサポニンの相乗効果が認
められた。 試験例３ 野外試験 実施例２で得られたサポニン、ヒバ油配合の飼料用組成
物と比較例１の飼料用組成物を餌に添加し、海面の小割
網生簀の平均体重1.6kg、6000尾のブリに投与した。試
験区として餌に対して実施例２、比較例１の組成物１％
投与区ならびに無投与区を設け、３カ月間飼育した。３
カ月間の長期飼育の結果、いずれの試験区においても、
ブリの摂餌率および成長に差はなかった。期間中の累積
死亡数を表３に示した。
【００３２】
【表３】
【００３３】期間中にみられた斃死の原因はほとんどが
連鎖球菌症によるものであったが、無投与区と比較する
と飼料用組成物投与区ではその死亡数が少なかった。サ
ポニンを併用した実施例２の飼料用組成物投与区はヒバ
油のみの比較例１の組成物投与区より連鎖球菌症による
死亡が少なかった。以上の結果より自然発生した連鎖球
菌症に対してヒバ油配合の飼料用組成物の感染抑制効果
が認められ、さらにサポニンの併用によりその相乗効果
が認められた。また、３カ月の長期間の飼育においても
飼育した魚に異常が認められず、飼料用組成物の安全性
が確認された。
連鎖球菌症によるものであったが、無投与区と比較する
と飼料用組成物投与区ではその死亡数が少なかった。サ
ポニンを併用した実施例２の飼料用組成物投与区はヒバ
油のみの比較例１の組成物投与区より連鎖球菌症による
死亡が少なかった。以上の結果より自然発生した連鎖球
菌症に対してヒバ油配合の飼料用組成物の感染抑制効果
が認められ、さらにサポニンの併用によりその相乗効果
が認められた。また、３カ月の長期間の飼育においても
飼育した魚に異常が認められず、飼料用組成物の安全性
が確認された。
【００３４】
【発明の効果】水産動物感染症を抑制する方法として、
従来、抗生物質や合成抗菌剤等の薬剤の経口投与が施さ
れていたが、耐性菌の出現による効果の低下や薬剤の体
内残留の問題などから、より安全で効果的な方法が求め
られてきた。また、天然の抗菌活性物質として植物性精
油またはその精油成分は水産動物の感染症を抑制する方
法として提案されているが、その抑制効果は不十分であ
り、実用化には至っていない。本発明はサポニンが抗生
物質、合成抗菌剤および植物性精油等の抗菌効果を著し
く高めることを見いだし、完成されたものである。即
ち、本発明はサポニンと抗菌活性物質を同時に配合する
ことを特徴とする飼料用組成物に関する。本発明は飼料
用組成物を水産動物の飼料に添加し経口的に投与すれば
サポニンと抗菌活性物質の相乗効果により、水産動物の
感染症に対する優れた抑制効果が期待できる。本発明の
飼料用組成物がサポニンと抗菌活性物質として抗生物質
または合成抗菌剤を含有するものである場合、サポニン
と抗菌活性物質の相乗作用により、従来の抗生物質や合
成抗菌剤の使用量を少なくすることが可能であるため、
薬剤耐性菌の出現頻度を少なくする効果や薬剤の体内残
留を減少する効果が期待できる。また、本発明の飼料用
組成物がサポニンと抗菌活性物質として植物精油を含有
するものである場合、植物精油の有する水産動物の感染
症の抑制効果が著しく高まり、また植物精油が有する多
種の抗菌活性成分により耐性菌の出現を抑える効果を促
進する。これにより本発明において初めて安全性に問題
のない天然物質を水産動物の飼料に添加し、水産動物の
感染症を実用的に抑制することが可能となった。
従来、抗生物質や合成抗菌剤等の薬剤の経口投与が施さ
れていたが、耐性菌の出現による効果の低下や薬剤の体
内残留の問題などから、より安全で効果的な方法が求め
られてきた。また、天然の抗菌活性物質として植物性精
油またはその精油成分は水産動物の感染症を抑制する方
法として提案されているが、その抑制効果は不十分であ
り、実用化には至っていない。本発明はサポニンが抗生
物質、合成抗菌剤および植物性精油等の抗菌効果を著し
く高めることを見いだし、完成されたものである。即
ち、本発明はサポニンと抗菌活性物質を同時に配合する
ことを特徴とする飼料用組成物に関する。本発明は飼料
用組成物を水産動物の飼料に添加し経口的に投与すれば
サポニンと抗菌活性物質の相乗効果により、水産動物の
感染症に対する優れた抑制効果が期待できる。本発明の
飼料用組成物がサポニンと抗菌活性物質として抗生物質
または合成抗菌剤を含有するものである場合、サポニン
と抗菌活性物質の相乗作用により、従来の抗生物質や合
成抗菌剤の使用量を少なくすることが可能であるため、
薬剤耐性菌の出現頻度を少なくする効果や薬剤の体内残
留を減少する効果が期待できる。また、本発明の飼料用
組成物がサポニンと抗菌活性物質として植物精油を含有
するものである場合、植物精油の有する水産動物の感染
症の抑制効果が著しく高まり、また植物精油が有する多
種の抗菌活性成分により耐性菌の出現を抑える効果を促
進する。これにより本発明において初めて安全性に問題
のない天然物質を水産動物の飼料に添加し、水産動物の
感染症を実用的に抑制することが可能となった。
フロントページの続き (72)発明者 金 武祚 三重県四日市赤堀新町９番５号 太陽化学 株式会社内
Claims (7)
- 【請求項１】 サポニンと抗菌活性物質を配合すること
を特徴とする飼料用組成物。 - 【請求項２】 サポニンがキラヤサポニン、ビートサポ
ニン、大豆サポニン、ユッカサポニンから選ばれる１種
以上のサポニンである請求項１記載の飼料用組成物。 - 【請求項３】 抗菌活性物質が植物精油である請求項
１、２記載の飼料用組成物。 - 【請求項４】 抗菌活性物質が抗生物質である請求項
１、２記載の飼料用組成物。 - 【請求項５】 抗菌活性物質が合成抗菌剤である請求項
１、２記載の飼料用組成物。 - 【請求項６】 サポニンがキラヤサポニンであり、抗菌
活性物質がヒバ油である請求項１記載の飼料用組成物。 - 【請求項７】 サポニンがキラヤサポニンであり、抗菌
活性物質がシナモン油である請求項１記載の飼料用組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280486A JPH07107923A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 飼料用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280486A JPH07107923A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 飼料用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07107923A true JPH07107923A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17625752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5280486A Pending JPH07107923A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 飼料用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07107923A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0826303A4 (en) * | 1996-02-14 | 1998-05-20 | Zhejiang Agricultural Universi | METHOD OF PREVENTING DISEASES AND STRENGTHENING IMMUNE FUNCTIONS IN ANIMALS |
| WO2002067963A1 (en) * | 2001-02-27 | 2002-09-06 | Celltechs Co., Ltd. | Compositions for lowering serum cholesterol level |
| WO2003056935A1 (fr) * | 2002-01-14 | 2003-07-17 | Innovation Developpement En Nutrition Animale Et Par Abreviation Idena | Complement alimentaire utilisable dans la formulation d'aliments pour animaux ruminants |
| WO2005009405A1 (en) * | 2003-06-27 | 2005-02-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe comprising a pathogen selective antimicrobial |
| JP2006306777A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Marubeni Nisshin Feed Co Ltd | 養殖魚の寄生虫寄生軽減剤、養殖魚の寄生虫寄生軽減用飼料及び養殖魚の飼育方法 |
| US7154018B2 (en) | 2001-12-20 | 2006-12-26 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbent article |
| KR101326274B1 (ko) * | 2011-11-11 | 2013-11-11 | 정일진 | 매실을 이용한 장어 양식용 사료첨가제 및 이의 제조방법 그리고 이를 이용한 장어의 양식방법 |
| WO2017044832A1 (en) * | 2015-09-09 | 2017-03-16 | Omnigen Research, Llc | A composition and/or combination for aquaculture |
| US9999648B2 (en) | 2013-10-25 | 2018-06-19 | Phibro Animal Health Corporation | Combination and/or composition comprising bacillus, and yucca, quillaja, or both and a method for using and making |
| CN108366584A (zh) * | 2015-09-01 | 2018-08-03 | 地绿康生物技术有限公司 | 家禽饲料添加剂 |
| CN109007339A (zh) * | 2018-08-20 | 2018-12-18 | 山东和美华农牧科技股份有限公司 | 一种减少碳氮***量的肉牛饲料及其制备方法和应用 |
| US10413581B2 (en) | 2014-05-23 | 2019-09-17 | Phibro Animal Health Corporation | Combination, composition, and method of administering the combination or composition to animals |
| EP3843553A4 (en) * | 2018-08-28 | 2022-05-04 | Ralco Nutrition, Inc. | FEED COMPOSITIONS AND FEED ADDITIONAL COMPOSITIONS FOR AQUACULTURE SPECIES |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP5280486A patent/JPH07107923A/ja active Pending
Cited By (19)
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| CN109007339A (zh) * | 2018-08-20 | 2018-12-18 | 山东和美华农牧科技股份有限公司 | 一种减少碳氮***量的肉牛饲料及其制备方法和应用 |
| CN109007339B (zh) * | 2018-08-20 | 2022-03-04 | 山东和美华农牧科技股份有限公司 | 一种减少碳氮***量的肉牛饲料及其制备方法和应用 |
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