JPH07107715A - 単相電機子巻線 - Google Patents
単相電機子巻線Info
- Publication number
- JPH07107715A JPH07107715A JP24408193A JP24408193A JPH07107715A JP H07107715 A JPH07107715 A JP H07107715A JP 24408193 A JP24408193 A JP 24408193A JP 24408193 A JP24408193 A JP 24408193A JP H07107715 A JPH07107715 A JP H07107715A
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- JP
- Japan
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- winding
- slot
- wound
- diameter side
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 並列回路となる主巻線のインピーダンス不
平衡をなくすことができる単相電機子巻線を提供する。 【効果】 並列回路となる共々の主巻線の巻線群抵抗
が等しくなり、インピーダンスの不平衡，誘起電圧の不
平衡がなく循環電流も流れない電気的に良好な特性が得
られる電動機となる。
平衡をなくすことができる単相電機子巻線を提供する。 【効果】 並列回路となる共々の主巻線の巻線群抵抗
が等しくなり、インピーダンスの不平衡，誘起電圧の不
平衡がなく循環電流も流れない電気的に良好な特性が得
られる電動機となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は極数が２ｎ（ｎは自然
数）の主巻線が二層同心巻方式の電機子巻線を有する単
相電動機に関する。
数）の主巻線が二層同心巻方式の電機子巻線を有する単
相電動機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の二層同心巻方式にて巻装された電
機子巻線の結線図を図１３に示す。例示した巻線は２極
−３６スロットの単相電機子巻線であって、実線が主巻
線を、点線が補助巻線を示す。図１４にこの時のコイル
エンド側からの側面図を、図１５及び図１６に回路図を
示す。
機子巻線の結線図を図１３に示す。例示した巻線は２極
−３６スロットの単相電機子巻線であって、実線が主巻
線を、点線が補助巻線を示す。図１４にこの時のコイル
エンド側からの側面図を、図１５及び図１６に回路図を
示す。
【０００３】図１３に示すＶ1 端子〜Ｕ1 端子の主巻線
の巻線群Ｍ１，Ｍ２は、例えば巻線群Ｍ１はスロット番
号１→１２→２→１１→３→１０→４→９→５→８のス
ロットを使って巻装され、巻線群Ｍ２はスロット番号１
３→２４→１４→２３→１５→２２→１６→２１→１７
→２０のスロットを使って巻装されるが、図１４に示す
様にいずれもスロット外径側（スロット底部側）に巻装
される。又、図１３に示すＶ2 端子〜Ｕ2 端子の主巻線
の巻線群Ｍ３，Ｍ４は、巻線群Ｍ３が巻線群Ｍ１と巻線
群Ｍ４が巻線群Ｍ２と夫々同じスロットを使用している
が、図１４に示す様にいずれもスロット内径側に（スロ
ット開口側）に巻装されている。
の巻線群Ｍ１，Ｍ２は、例えば巻線群Ｍ１はスロット番
号１→１２→２→１１→３→１０→４→９→５→８のス
ロットを使って巻装され、巻線群Ｍ２はスロット番号１
３→２４→１４→２３→１５→２２→１６→２１→１７
→２０のスロットを使って巻装されるが、図１４に示す
様にいずれもスロット外径側（スロット底部側）に巻装
される。又、図１３に示すＶ2 端子〜Ｕ2 端子の主巻線
の巻線群Ｍ３，Ｍ４は、巻線群Ｍ３が巻線群Ｍ１と巻線
群Ｍ４が巻線群Ｍ２と夫々同じスロットを使用している
が、図１４に示す様にいずれもスロット内径側に（スロ
ット開口側）に巻装されている。
【０００４】以上の構成により１：２の２重電圧に対し
低電圧印加時は、図１５に示す回路図の様に、巻線群Ｍ
１，Ｍ２の直列巻線群と、巻線群Ｍ３，Ｍ４の直列巻線
群とを並列に接続して対応する。又、高電圧印加時は図
１６に示す回路図の様に、巻線群Ｍ１，Ｍ２，Ｍ３，Ｍ
４を直列に接続して対応している。
低電圧印加時は、図１５に示す回路図の様に、巻線群Ｍ
１，Ｍ２の直列巻線群と、巻線群Ｍ３，Ｍ４の直列巻線
群とを並列に接続して対応する。又、高電圧印加時は図
１６に示す回路図の様に、巻線群Ｍ１，Ｍ２，Ｍ３，Ｍ
４を直列に接続して対応している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では次の様な問題点がある。図１３に示すＶ1 端子〜
Ｕ1 端子の主巻線の巻線群Ｍ１，Ｍ２は、図１４に示す
様にスロット外径側に巻装されているため巻線の周長が
長くなり抵抗が大きくなる。これに対しＶ2 端子〜Ｕ2
端子の主巻線の巻線群Ｍ３，Ｍ４は、図１４に示す様に
スロット内径側に巻装されているため巻線の周長が短く
なり抵抗が小さくなる。これを図１５に示す低電圧印加
時の回路図に示すと、巻線群Ｍ１，Ｍ２は抵抗が大きい
抵抗値ｒ1 となり、巻線群Ｍ３，Ｍ４は抵抗が小さい抵
抗値ｒ2となる。これによりＶ1 端子〜Ｕ1 端子の抵抗
は２×ｒ1 となり、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の抵抗は２×ｒ
2 となる。ｒ1 ＞ｒ2 であるので２×ｒ1 ＞２×ｒ2 と
なりインピーダンスの不平衡が生じる。よってＶ1 端子
〜Ｕ1 端子の巻線群Ｍ１，Ｍ２とＶ2 端子〜Ｕ2 端子の
巻線群Ｍ３，Ｍ４間に誘起電圧の不平衡が生じ、循環電
流等の電気的な種々の不具合をもたらす。そこで本発明
の目的は、並列回路となる主巻線のインピーダンス不平
衡をなくすことができる単相電機子巻線を提供すること
にある。
成では次の様な問題点がある。図１３に示すＶ1 端子〜
Ｕ1 端子の主巻線の巻線群Ｍ１，Ｍ２は、図１４に示す
様にスロット外径側に巻装されているため巻線の周長が
長くなり抵抗が大きくなる。これに対しＶ2 端子〜Ｕ2
端子の主巻線の巻線群Ｍ３，Ｍ４は、図１４に示す様に
スロット内径側に巻装されているため巻線の周長が短く
なり抵抗が小さくなる。これを図１５に示す低電圧印加
時の回路図に示すと、巻線群Ｍ１，Ｍ２は抵抗が大きい
抵抗値ｒ1 となり、巻線群Ｍ３，Ｍ４は抵抗が小さい抵
抗値ｒ2となる。これによりＶ1 端子〜Ｕ1 端子の抵抗
は２×ｒ1 となり、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の抵抗は２×ｒ
2 となる。ｒ1 ＞ｒ2 であるので２×ｒ1 ＞２×ｒ2 と
なりインピーダンスの不平衡が生じる。よってＶ1 端子
〜Ｕ1 端子の巻線群Ｍ１，Ｍ２とＶ2 端子〜Ｕ2 端子の
巻線群Ｍ３，Ｍ４間に誘起電圧の不平衡が生じ、循環電
流等の電気的な種々の不具合をもたらす。そこで本発明
の目的は、並列回路となる主巻線のインピーダンス不平
衡をなくすことができる単相電機子巻線を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の単相電機子巻線
は、極数が２ｎ（ｎは自然数）の主巻線で同一スロット
内に２種類の巻線が巻装され、１：２の２重電圧の印加
電圧に対して並列回路数を変更して対応することが可能
な電動機において、スロット外径側に巻装され直列接続
された巻線群と、スロット内径側に巻装され直列接続さ
れた巻線群とを直列に接続したことを特徴とする単相電
機子巻線である。
は、極数が２ｎ（ｎは自然数）の主巻線で同一スロット
内に２種類の巻線が巻装され、１：２の２重電圧の印加
電圧に対して並列回路数を変更して対応することが可能
な電動機において、スロット外径側に巻装され直列接続
された巻線群と、スロット内径側に巻装され直列接続さ
れた巻線群とを直列に接続したことを特徴とする単相電
機子巻線である。
【０００７】
【作用】並列回路となる共々の主巻線の巻線群抵抗が等
しくなり、インピーダンスの不平衡，誘起電圧の不平衡
がなく循環電流も流れない電気的に良好な特性が得られ
る電動機となる。
しくなり、インピーダンスの不平衡，誘起電圧の不平衡
がなく循環電流も流れない電気的に良好な特性が得られ
る電動機となる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図１に本発明による２極−３６スロット
の単相電機子巻線の結線図を示す。図１において実線は
主巻線を、点線は補助線を示す。又、Ｖ1 ，Ｖ2 ，Ｕ
1 ，Ｕ2 は主巻線の端子をＹは補助巻線の端子を示す。
主巻線の巻線群Ｍ１，Ｍ２，Ｍ３，Ｍ４は、図２に示す
コイルエンド側からの側面図の様に巻線群Ｍ１，Ｍ２は
スロット外径側に、巻線群Ｍ３，Ｍ４はスット内径側に
巻装されている。巻線群Ｍ１，Ｍ２，Ｍ３，Ｍ４の巻装
に使用するスロットは従来と同じである。図３には１：
２の２重電圧の低電圧印加時の回路図、図４には高電圧
時の回路図を示す。
して説明する。図１に本発明による２極−３６スロット
の単相電機子巻線の結線図を示す。図１において実線は
主巻線を、点線は補助線を示す。又、Ｖ1 ，Ｖ2 ，Ｕ
1 ，Ｕ2 は主巻線の端子をＹは補助巻線の端子を示す。
主巻線の巻線群Ｍ１，Ｍ２，Ｍ３，Ｍ４は、図２に示す
コイルエンド側からの側面図の様に巻線群Ｍ１，Ｍ２は
スロット外径側に、巻線群Ｍ３，Ｍ４はスット内径側に
巻装されている。巻線群Ｍ１，Ｍ２，Ｍ３，Ｍ４の巻装
に使用するスロットは従来と同じである。図３には１：
２の２重電圧の低電圧印加時の回路図、図４には高電圧
時の回路図を示す。
【０００９】図１において、主巻線はＶ1 端子からスロ
ット外径側（スロット底部側）に巻装された主巻線の巻
線群Ｍ１へ、次にスロット内径側（スロット開口側）に
巻装された主巻線の巻線群Ｍ４へ、そしてＵ1 端子へ直
列接続される。更に、Ｖ2 端子からスロット内径側に巻
装された主巻線の巻線群Ｍ３へ、次にスロット外径側に
巻装された主巻線の巻線群Ｍ２へ、そしてＶ2 端子へ直
列接続されている。これを図３の回路図で見ると、Ｖ1
端子〜Ｕ1 端子の主巻線の巻線群Ｍ１，Ｍ４は図２で示
す様に巻線群Ｍ１はスロット外径側へ、巻線群Ｍ４は内
径側へ巻装されており巻線群Ｍ１の抵抗はｒ1 ，巻線群
Ｍ２はｒ2 となる。
ット外径側（スロット底部側）に巻装された主巻線の巻
線群Ｍ１へ、次にスロット内径側（スロット開口側）に
巻装された主巻線の巻線群Ｍ４へ、そしてＵ1 端子へ直
列接続される。更に、Ｖ2 端子からスロット内径側に巻
装された主巻線の巻線群Ｍ３へ、次にスロット外径側に
巻装された主巻線の巻線群Ｍ２へ、そしてＶ2 端子へ直
列接続されている。これを図３の回路図で見ると、Ｖ1
端子〜Ｕ1 端子の主巻線の巻線群Ｍ１，Ｍ４は図２で示
す様に巻線群Ｍ１はスロット外径側へ、巻線群Ｍ４は内
径側へ巻装されており巻線群Ｍ１の抵抗はｒ1 ，巻線群
Ｍ２はｒ2 となる。
【００１０】又、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の主巻線の巻線群
Ｍ３，Ｍ２は図２に示す様に巻線群Ｍ３はスロット内径
側へ、巻線群Ｍ２は内径側へ巻装され、巻線群Ｍ３の抵
抗はｒ2 ，巻線群Ｍ４はｒ1 となる。
Ｍ３，Ｍ２は図２に示す様に巻線群Ｍ３はスロット内径
側へ、巻線群Ｍ２は内径側へ巻装され、巻線群Ｍ３の抵
抗はｒ2 ，巻線群Ｍ４はｒ1 となる。
【００１１】図３に示す様にＶ1 端子〜Ｕ1 端子の抵抗
はｒ1 ＋ｒ2 で、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の抵抗はｒ2 ＋ｒ
1 となり並列回路の抵抗は平衡する。よって、Ｖ1 ，Ｖ
2 ，Ｕ1 ，Ｕ2 の閉回路においてインピーダンス，誘起
電圧は平衡する。
はｒ1 ＋ｒ2 で、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の抵抗はｒ2 ＋ｒ
1 となり並列回路の抵抗は平衡する。よって、Ｖ1 ，Ｖ
2 ，Ｕ1 ，Ｕ2 の閉回路においてインピーダンス，誘起
電圧は平衡する。
【００１２】以上の作用により循環電流等の電気的な種
々の不具合がなくなり、良好な特性が得られる。 （他の実施例）本発明は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、図５乃至図８に示す２極−４８スロットにお
いては図７の示すとおり、Ｖ1 端子〜Ｕ1 端子の抵抗ｒ
1 ＋ｒ2 と、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の抵抗ｒ2 ＋ｒ1 が等
しくなる。又、図９乃至図１２に示す４極−３６スロッ
トにおいても図１１が示すとおり、Ｖ1 端子〜Ｕ1 端子
の抵抗２ｒ1 ＋２ｒ2 と、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の抵抗２
ｒ2 ＋２ｒ1 が等しくなる。作用・効果については２極
−３６スロットと同様になるのは勿論である。
々の不具合がなくなり、良好な特性が得られる。 （他の実施例）本発明は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、図５乃至図８に示す２極−４８スロットにお
いては図７の示すとおり、Ｖ1 端子〜Ｕ1 端子の抵抗ｒ
1 ＋ｒ2 と、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の抵抗ｒ2 ＋ｒ1 が等
しくなる。又、図９乃至図１２に示す４極−３６スロッ
トにおいても図１１が示すとおり、Ｖ1 端子〜Ｕ1 端子
の抵抗２ｒ1 ＋２ｒ2 と、Ｖ2 端子〜Ｕ2 端子の抵抗２
ｒ2 ＋２ｒ1 が等しくなる。作用・効果については２極
−３６スロットと同様になるのは勿論である。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、極数
が２ｎ（ｎは自然数）の主巻線で同一スロット内に２種
類の巻線が巻装され、１：２の２重電圧の印加電圧に対
して並列回路数を変更して対応することが可能な単相電
動機において、低電圧印加時の並列回路時のインピーダ
ンス・誘起電圧の不平衡がなく、循環電流等の電気的な
種々の不具合がない良好な特性の単相電機子巻線を提供
できる優れた効果がある。
が２ｎ（ｎは自然数）の主巻線で同一スロット内に２種
類の巻線が巻装され、１：２の２重電圧の印加電圧に対
して並列回路数を変更して対応することが可能な単相電
動機において、低電圧印加時の並列回路時のインピーダ
ンス・誘起電圧の不平衡がなく、循環電流等の電気的な
種々の不具合がない良好な特性の単相電機子巻線を提供
できる優れた効果がある。
【図１】本発明による２極−３６スロットの結線図、
【図２】本発明による２極−３６スロットのコイルエン
ドから見た側面図、
ドから見た側面図、
【図３】本発明による２極−３６スロットの低電圧時回
路図、
路図、
【図４】本発明による２極−３６スロットの高電圧時回
路図、
路図、
【図５】本発明の他の実施例２Ｐ−４８スロットの結線
図、
図、
【図６】本発明の他の実施例２Ｐ−４８スロットのコイ
ルエンドから見た側面図、
ルエンドから見た側面図、
【図７】本発明の他の実施例２Ｐ−４８スロットの低電
圧時回路、
圧時回路、
【図８】本発明の他の実施例２Ｐ−４８スロットの高電
圧時回路、
圧時回路、
【図９】本発明の他の実施例の４Ｐ−３６スロットの結
線図、
線図、
【図１０】本発明の他の実施例の４Ｐ−３６スロットの
コイルエンドから見た側面図、
コイルエンドから見た側面図、
【図１１】本発明の他の実施例の４Ｐ−３６スロットの
低電圧時回路図、
低電圧時回路図、
【図１２】本発明の他の実施例の４Ｐ−３６スロットの
高電圧時回路図、
高電圧時回路図、
【図１３】従来技術による２極−３６スロットの結線
図、
図、
【図１４】従来技術による２極−３６スロットのコイル
エンドから見た側面図、
エンドから見た側面図、
【図１５】従来技術による２極−３６スロットの低電圧
時回路、
時回路、
【図１６】従来技術による２極−３６スロットの高電圧
時回路。
時回路。
Ｍ１，Ｍ２…スロット外径側（スロット底部側）巻線
群、 Ｍ３，Ｍ４…スロット内径側（スロット開口側）巻線
群、 １〜３６……スロット番号。
群、 Ｍ３，Ｍ４…スロット内径側（スロット開口側）巻線
群、 １〜３６……スロット番号。
Claims (1)
- 【請求項１】 極数が２ｎ（ｎは自然数）の主巻線で同
一スロット内に２種類の巻線が巻装され、１：２の２重
電圧の印加電圧に対して並列回路数を変更して対応する
ことが可能な単相電動機において、複数個のスロットに
巻装された前記主巻線の巻線群であって、同一スロット
内のスロット外径側に巻装され直列接続された巻線群と
スロット内径側に巻装され直列接続された巻線群とを直
列に接続したことを特徴とする単相電機子巻線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24408193A JPH07107715A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 単相電機子巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24408193A JPH07107715A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 単相電機子巻線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07107715A true JPH07107715A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17113454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24408193A Pending JPH07107715A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 単相電機子巻線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07107715A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6376960B1 (en) * | 1997-06-20 | 2002-04-23 | Jeumont Industrie | Two slot winding for a rotating electrical machine |
| WO2021033290A1 (ja) * | 2019-08-21 | 2021-02-25 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の固定子 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24408193A patent/JPH07107715A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6376960B1 (en) * | 1997-06-20 | 2002-04-23 | Jeumont Industrie | Two slot winding for a rotating electrical machine |
| WO2021033290A1 (ja) * | 2019-08-21 | 2021-02-25 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の固定子 |
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