JPH07107312A - カラー情報処理方法及び装置 - Google Patents

カラー情報処理方法及び装置

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JPH07107312A
JPH07107312A JP5246878A JP24687893A JPH07107312A JP H07107312 A JPH07107312 A JP H07107312A JP 5246878 A JP5246878 A JP 5246878A JP 24687893 A JP24687893 A JP 24687893A JP H07107312 A JPH07107312 A JP H07107312A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グラフィックデータをカラープリンタへ出力
する際に必要となるカラーマッチング処理において、複
数のカラーマッチングアルゴリズムをグラフィックデー
タに対して部分的に処理することを目的とする。 【構成】 描画オブジェクト毎にCMM属性を設定する
ことにより、印刷の際に各オブジェクトの描画コマンド
の前にCMM選択コマンドとマッチング開始コマンドと
を実行して描画オブジェクト毎に異なったカラーマッチ
ングアルゴリズムを適用しオブジェクトの描画後にマッ
チング終了コマンドを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー情報処理方法及び
装置に関し、例えば出力装置等に出力するカラー画像情
報を出力装置の再現色空間とマッチングさせるカラー情
報処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータ等で作成したグラフ
ィックデータ等をプリンタに出力する際に行うカラーマ
ッチング処理は、図19に示す様に、出力するグラフィ
ック全体に所定のカラーマッチング処理(Cmm1)を
かけるか、かけないかのどちらかしか選択出来なかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力し
ようとする画像情報は全体が全て同じような情報とは限
らず、例えば1つのグラフィック中に2つのイメージデ
ータがあり、1種類のカラーマッチング処理ではそれぞ
れのイメージデータの色を再現することが難しい場合も
多々ある。従来はこのような場合にも上述した様にただ
1つのカラーマッチング処理(Cmm1)しか施すこと
ができず、望みの色再現を得ることが困難であった。
【0004】即ち、マッチング処理とは、入力されたカ
ラー画像の色範囲とプリンタの色再現範囲にいわゆる色
空間圧縮を行うものである。従って、入力された2つの
イメージデータの色範囲が異なる場合に、それぞれのイ
メージデータに対して同じ色空間圧縮を行うと、一方の
イメージデータは適正に色空間圧縮できても、他方のイ
メージデータは適正に色空間圧縮できなくなるというお
それがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、複数
のイメージより構成される一画面分のカラー画像情報を
処理可能なカラー情報処理装置であって、前記一画面分
のカラー画像情報に含まれるイメージ毎に当該イメージ
の色特性に関連したイメージ属性情報を対応付けて送出
する属性情報付加手段と、前記一画面分のカラー画像情
報に対応したカラー画像を出力する出力手段に供給する
供給手段と、前記属性情報付加手段よりのカラー画像情
報イメージを、該イメージに付加されたイメージ属性に
従つて前記出力手段での色再現特性に対応したカラーマ
ッチング処理するカラーマッチング手段とを備える。
【0006】
【作用】以上の構成において、出力手段より出力する際
に出力すべきデータにイメージ属性情報を付けておくこ
とにより、備えられたカラーマッチング処理機能中の出
力手段における出力色再現特性に合致した最適なカラー
マッチング処理を施して出力できる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明に係る一実施例を
詳細に説明する。図1は本発明の特徴を最もよく表す図
であり、本発明の一実施例のオブジェクト毎のカラーマ
ッチングを説明する図である。本発明においては、上述
した図18に示す従来の処理とは相違し、出力するデー
タ中のイメージ毎にそれぞれ適したカラーマッチング処
理を施す状態を示す図であり、図に示す様に、例えばイ
メージ1にはCmm1で示すカラーマッチング処理を施
し、イメージ2にはCmm2で示すカラーマッチング処
理を施すことを示している。
【0008】本実施例の装置は、基本的には各種制御を
行うマイクリプロセッサ及び該マイクロフロッセサの動
作プログラムを記憶するプログラムメモリ、各出力デー
タを記憶するデータメモリ、及び付属のディスプレイ1
101、プリンタ1108,1110とのインタフェー
ス、該インターフェイスに接続されているプリンタ11
08,1110等より構成されている。しかしながら、
この構成では本実施例の特徴が十分に表現できないた
め、上述したマイクリプロセッサ及び該マイクロフロッ
セサの動作プログラムにより実行される(達成される)
機能を図2として示すこととして発明の理解を容易なも
のとしている。なお、この各構成はソフトウエアにより
達成するのみでなく、ハードウエアで達成する様にして
もよい。
【0009】図2において、1101はカラーグラフィ
ック情報等を表示するディスプレイ、1102は各機能
を総括的に制御するOS、1103は実際の画像情報の
作成指示、入出力指示等の操作者とのインターフェイス
を含むアプリケーション制御を行うアプリケーション、
1104はアプリケーション1103等により描画され
たグラフィックのオブジェクトデータであり、後述する
CMM属性105が併せて格納されている。
【0010】1106はカラーレーザビームプリンタ1
108とのインターフェイスを司るプリンタドライバ
R、1108は多値情報をプリントアウトするカラーレ
ーザビームプリンタ、1109はカラーインクジェット
プリンタ1110とのインターフェイスを司るプリンタ
ドライバI、1110は2値情報をプリントアウトする
カラーインクジェットプリンタである。
【0011】以上の各構成におけるカラーレーザビーム
プリンタ1108とカラーインクジェットプリンタ11
10の異なった2種類の記録方法のプリンタに対する出
力情報を処理する、本実施例のカラーマッチングシステ
ム(CMS)の実際のカラー情報の処理の流れを次に説
明する。図3は本実施例における以上の構成での処理及
びデータの流れを説明する図である。
【0012】カラーマッチングは、不図示のパーソナル
コピュータ等のホストからの色信号を、ビデオボード等
を介してカラーのディスプレイ1101の画面上に表示
する場合を例として説明する。ここでは、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4色のトナーで色再現するカラーレーザビーム
プリンタ1108と、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインク
で色再現するカラーインクジェットプリンタ1110の
異なった2種類の記録方法のプリンタを用いている。
【0013】そして、各プリンタ1108,1110毎
にそれぞれ独立にカラーマッチングを行う。この際、本
実施例においては、ディスプレイ1101は色入力信号
に対してキャリブレートされている。つまり、ディスプ
レイ1101に対して出力している信号と同じ色信号を
各プリンタドライバに入力し、以下の処理を加えて各プ
リンタ1108,1110に送り、各々の色再現可能領
域内のなるべく多くの点の各々のカラーパッチを印刷
し、次にこのカラーパッチサンプルを実際に測色してカ
ラーのディスプレイ1101に表示されるべき色との色
差を算出して、この色差を減じる様に後述する色処理の
パラメータを変更する。
【0014】図3に示す色処理の実際 1)入力γ変換(Input gamma conversion) :CRTデ
ィスプレイの発光特性を補正する機能である。 2)輝度濃度変換(Brightness to density conversio
n):LOG変換とも言われ、RBG輝度データをプリン
タ等で使用されるYMC濃度データに変換する機能であ
る。
【0015】3)黒生成(Bleck generation):輝度濃度
変換で生成されたYMCのデータから、Y+M+Cの混
色黒とKの違いを修正するために、黒成分を抽出する。 4)マスキング(Masking) :減法混色の原色(YMC)
の、不純な色成分を補正する機能である。 5)UCR(Under color removal) :Y+M+Cの部分
をKに置き替える機能である。
【0016】6)出力γ補正(Output gamma correctio
n) :インクやトナー等の色材による入力/出力の色再
現関係の補正機能である。例えば、インクのドット数と
OD(印刷濃度)の関係が直線関係にないこと(後述す
る2値化処理により異なること)等を補正する。 7)2値化処理(Digitaize) :パターンディザ法、誤差
拡散法、平均濃度保存法等各種の2値化方法が適用でき
る。
【0017】以上の作業を繰り返して、入力γ変換、輝
度濃度変換、マスキング、UCR、出力γ補正、2値化
等カラーマッチングのための各処理のパラメータを決め
る。以上の方法によれば、ディスプレイの表示をカラー
マッチングに直接的には用いていないため、ディスプレ
イのキャリブレートレベルの良否に係らず、表示される
べき色という、仮想色の絶対値データと各々のプリンタ
で印刷出力されたカラーパッチサンプルの実測データを
比較することになり、結果としてカラーレーザビームプ
リンタ1108とカラーインクジェットプリンタ111
0という異なった記録方式で色再現範囲も異なるプリン
タでも非常に優れた色一致性が得られる。
【0018】本実施例に示すインクジェットプリンタ
は、いわゆるマルチスキャンと呼ばれる記録方法を用い
て色再現特性を向上させている。これにより、カラーイ
ンクジェットプリンタの色再現範囲を広くすることがで
き、カラーマッチングを良好に行うことができる。次
に、図1に示すカラーインクジェットプリンタ1110
について図4〜図16を参照して以下に説明する。
【0019】図4において、シート(記録用紙やプラス
チック薄板などの被記録媒体)1をバックアップするプ
ラテン2の前方には、これと平行に設置されたガイド軸
3,4に沿って左右に往復移動するキャリッジ5が設け
られている。このキャリッジ5には、記録データに従っ
てシート1に画像を記録する記録ヘッド6が搭載されて
いる。この記録ヘッド6は、本実施例では、64本のノ
ズルを備えたインクジェット・ヘッドとする。キャリッ
ジ5は、キャリッジモータ7により回転駆動されるプー
リ8と従動プーリ9とに捲回されたタイミングベルト1
0に固定され、キャリッジモータ7の回転により主走査
方向(矢示F方向)に往復移動される。そして、この往
復動の往路及び復路の各々において記録動作が行われ
る。
【0020】シート1は、ペーパーパン11に沿って挿
入され、かつシート送りモータ12で回転駆動されるシ
ート送りローラ(不図示)によって記録ヘッド6とプラ
テン2との間の記録部へ供給される。この記録部へ送り
込まれるシート1は、シート押え板13によってプラテ
ン(固定式の平プラテン)2に密着されている。記録部
を通過したシート1は、シート送りローラ(不図示)と
同期駆動される排紙ローラ14及びローラ15によって
搬送され排紙される。
【0021】記録ヘッド6の記録範囲を外れた位置に設
定されたホームポジション位置には、記録ヘッド6のオ
リフィス面に対し密着、離隔するキャップ17及びイン
ク吸引手段から成るヘッド回復装置16が設けられてい
る。記録に際しては、キャリッジ5の主走査方向への走
査に伴ない、ガイド軸4と平行して設けられたロータリ
ニアコーダ18から出力される信号に同期して、記録ヘ
ッド6のインク滴吐出手段を記録データに基づいて駆動
し、ノズル内部のオリフィスから発射されるインク滴を
シート1に付着させてドットパターンを形成していく。
【0022】記録終了後、記録ヘッド6はホーム位置に
停止させられ、インク回復装置16のキャップ17で記
録ヘッド6のオリフィス面が密閉される。図5は図4の
インクジェットプリンタ装置の概略構成を示すブロック
図である。図5において、プリンタ装置のCPU(中央
演算処理装置)21は、記録データ受信部22を介して
図1に示す本実施例のカラー画像処理装置に対応するホ
ストコンピュータ20に接続され、ホストコンピュータ
20よりの指令データ及び文字データを授受している。
このCPU21には、処理動作のタイミングを規制する
タイマ25、文字や記号のフォントを記憶しているフォ
ントROM(CG・ROM)26、CPU21の制御プ
ログラムや各種データが格納されているコントロールR
OM27、受信バッファ等を含み、CPU21のワーク
エリアとして使用されるRAM28が接続されている。
【0023】これによりCPU21は、ホストコンピュ
ータ20から転送されてくる指令データ及び記録デー
タ、更には操作パネルに設けられた各種スイッチ30等
から入力ポート29を介して入力される各種の指示信号
に基づいて、出力ポート31、モータ駆動回路32を介
してキャリッジモータ7やシート送り用モータ12など
の回転を制御するとともに、ヘッド制御部23及びヘッ
ド駆動部24を介して記録ヘッド(インクジェットヘッ
ド)6に記録データを出力して、その記録動作を制御し
ている。
【0024】また、タイマ25は、キャリッジモータ7
及びシート送り用モータ12の励磁相切換え等に使用さ
れる各種時間タイミングを発生している。記録ヘッド6
の走査位置の判定及び記録ヘッド6の駆動タイミングを
決定するのに使用されるロータリエンコーダ18の出力
信号は、検出回路34を通して、図6のa,bで示す様
な方向信号aとカウントパルス信号bに成形される。こ
の方向信号a及びカウントパルスbは、アップ・ダウン
カウンタである位置カウンタ35に入力され、レジスタ
36を介して記録ヘッド6の位置情報としてCPU21
に読み込まれると共に、ヘッド制御部23に入力されて
後述する後述する図7に示すアップ・ダウンカウンタ4
01のアップ・ダウン信号として利用される。更に、カ
ウントパルスbはCPU21の割込み信号として利用さ
れ、この割込みによりCPU21は、ヘッド制御部23
に設けられた後述する図7に示す記録データレジスタ4
02に記録データを書込む。
【0025】図7は、本実施例のカラーインクジェット
プリンタ1110のヘッド制御部23の構成を示すブロ
ック図であり、前述の図面と共通する部分は同じ番号で
示し、それらの説明を省略する。101〜116は、図
8に示すような16個の16ビット・フリップフロップ
で構成されたレジスタである。これらフリップフロップ
101〜116のそれぞれには、CPU21からデータ
バスを介して16ビットのデータがセットされる。20
1〜216のぞれぞれは1ビットのセレクタ(16 to 1)
で、各フリップフロップより入力した16ビットデータ
の内、4ビットのアップ/ダウン・カウンタ401より
出力される4ビットの選択信号410により指定される
1ビットデータを選択して、出力信号301〜316と
して出力している。
【0026】このカウンタ401の出力値である選択信
号410と、レジスタ101〜116の選択される1ビ
ットとの関係、並びに記録ヘッド6のノズルとの位置関
係を図8に示す。又、このアップ/ダウンカウンタ40
1には、図6に示すような、前述したエンコーダ検出回
路34の出力信号である方向信号aとカウントパルスb
とが入力されている。そしてキャリッジ5の移動に伴っ
て、カウンタ401は、方向信号aの極性がハイレベル
の時にカウントパルスbにより「+1」され、また方向
信号aがロウレベルの場合にカウントパルスbにより
「−1」される。
【0027】このカウントパルスbは、記録ヘッド9の
駆動タイミングと1対1に対応しており、タイマ403
にセットされているパルス幅Tで、カウントパルスbの
立下りに同期して、図6に示すようにイネーブル信号4
04が出力される。このとき、記録すべきデータは、フ
リップ・フロップ等で構成される64ビットの記録デー
タレジスタ402にCPU21からデータバスを介して
書込まれている。記録データレジスタ402は2段ラッ
チ構成になっており、記録ヘッド6の駆動中に次のデー
タを書込んでも、現在の記録ヘッド6の駆動には一切影
響を与えないように構成されている。
【0028】記録データレジスタ402よりの64ビッ
トの出力信号は、各ビット毎にそれぞれAND回路50
1〜564に入力され、かつデータセレクタ201〜2
16の出力信号301〜316のそれぞれ、及び駆動イ
ネーブル信号404が各AND回路に入力されている。
これにより、イネーブル信号404がハイレベルとな
り、データセレクタ201〜216で選択されたノズル
のみが、記録データレジスタ402よりの記録データに
従ってヘッド駆動用のパルス信号をヘッド駆動部24に
出力することができる。
【0029】以上の構成を備えることにより、エンコー
ダ18よりの信号が入力される毎に、つまり記録ヘッド
6による記録位置が切換えられる毎に、フリップフロッ
プ101〜116に記憶されているマスクデータの出力
が切換えられ、記録紙面上に16ビット×16ビットの
マスクパターンを展開して記録することが可能となる。
【0030】図9は、本実施例のカラーインクジェット
プリンタ1110における制御手順を示すフローチャー
トであり、以下この図面に基づいてカラーインクジェッ
トプリンタ1110の動作を説明する。この説明に先立
って先ずレジスタ101〜116に設定されるマスクパ
ターンを説明する。
【0031】カラーインクジェットプリンタ1110に
おいては、例えば図10に示すように、64ノズルを備
えた記録ヘッドのノズルをL等分(図10の例ではL=
4、L≧2)し、これら分割されたノズルブロックを1
単位として被記録媒体を副走査方向に搬送する。こうし
てL回記録ヘッドを主走査方向に往復走査することによ
り、記録ヘッドの1走査分で記録できる幅(1バンド)
の画像を記録する、所謂多パス記録を行う。
【0032】図10において、800は1パス目の記録
時を示し、この位置に記録ヘッドが位置している。80
1は2パス目を示し、この時には被記録媒体は副走査方
向に16ノズル幅分搬送されている。以下同様に、80
2は3パス目、803は4パス目、804は5パス目を
示している。このとき、各パス毎に異なるノズルを用い
て被記録媒体上の異なる位置に記録するため、図11〜
図14に示すように、各記録パスごとにM×Nドット
(これら図では16×16)の単位で連続する繰返しパ
ターンを用意し、各記録パスごとに記録データにマスク
をかけながら記録する。図11は1パス目のパターンを
示し、図12は2パス目のパターン、図13は3パス目
のパターン、図14は4パス目のパターンをそれぞれ示
している。尚、図11〜図14では、黒ドットの位置に
記録データがある場合は対応するノズルよりインクが吐
出され、白ドットの位置では記録データが存在してもイ
ンクの吐出がマスクされてインクが吐出されない。ま
た、この繰返しパターンのサイズ(M,Nの値)及びそ
のマスクパターンは、プリンタ装置ごとに、または記録
モードごとにその最適値が異なる。
【0033】レジスタ101〜116に設定されるマス
クパターンは、前述の図11〜図14に示すパターンで
あるが、これらの各マスクパターンを用いた4回の主走
査により、記録ヘッド6による64ノズル幅の記録が完
成する。これら図11〜図14のパターンにおいて、黒
ドットの位置に記録データがある場合は、そのノズルが
記録データにより駆動され、黒ドットがない位置では記
録データの存在、不存在にかかわらず、そのノズルが駆
動されない。つまり、記録ヘッド6の駆動がマスクされ
ることになる。こうして、記録ヘッド6による1回の走
査が終了した後、16ノズル分だけ記録用紙が副走査方
向に搬送される。
【0034】図9のフローチャートにおいて、装置の電
源投入後、ステップS101で装置の初期設定を行な
う。このとき、キャリッジ、即ち、記録ヘッド6がホー
ムポジションにある時に、位置カウンタ35及びアップ
ダウンカウンタ401を“0”にクリアする。これ以
後、位置カウンタ35は、ロータリエンコーダ18のカ
ウントパルス出力信号bの立上りエッジを入力するごと
に、そのカウント値(記録ヘッド6の位置)を更新し、
その絶対位置を示している。
【0035】又、このカウントパルス信号bは、アップ
・ダウンカウンタ401に入力されており、そのカウン
ト値を切換えることにより、データセレクタ201〜2
16の選択ビット位置を変更することにより、記録デー
タと論理積を取るマスクパターンを変更する。また、こ
の初期設定において、記録ヘッド6の駆動パルス幅を決
定する時間値を、タイマ403にセットしている。
【0036】そしてステップS102で記録開始命令が
入力されるのを待つ。ステップS102で記録開始命令
が入力されるとステップS103に進み、レジスタ10
1〜116に図11に示す1パス目のマスクパターンを
セットする。つまり、レジスタ101〜104に「00
0F」H、レジスタ105〜108に「F000」H、
レジスタ109〜112に「0F00」H、レジスタ1
13〜116に「00F0」Hのパターンをセットす
る。尚、ここで、“H”は16進数を示している。次に
ステップS104に進み、キャリッジモータ7を記録可
能状態である所定速度まで加速した後、定速に切り替
え、位置カウンタ35の値が記録開始位置になったら、
CPU21を割込みイネーブルにして、記録動作を開始
する。これにより、記録ドット間隔で割込みが発生し、
図15のフローチャートで示される割込み処理が実行さ
れる。
【0037】図15の割込み処理ルーチンでは、ステッ
プS201で記録データレジスタ402に、64ノズル
分、つまり4ワード分の記録データを書込む。ここで記
録位置が切換わるごとにアップ・ダウンカウンタ401
のカウント値が切換わるので、このカウント値に対応し
て選択されるマスクデータと、記録データレジスタ40
2の出力値との論理積がとられ、この値が実際のヘッド
駆動パルスとしてヘッド駆動部24に出力される。そし
て本ルーティンを終了して図9の処理に戻ることにな
る。
【0038】こうして、記録データとマスクパターンと
の論理積が取られたデータが記録ヘッド6に出力されて
記録が行われる。この記録ヘッド6による一走査分の記
録が終了した後図9のステップS105に進み、割込み
をディスイネーブルにして、16ノズル分の記録幅に相
当する長さ分記録紙を搬送する。以後、1パス目のステ
ップS103〜S105と同様に、ステップS106〜
S114で、それぞれのパスに対応するマスクパターン
(図12〜図14)をレジスタ101〜116にセット
して記録動作を行なう。こうして4パス分の記録の全て
が終了し、64ノズル幅の記録が完了したらステップS
102に戻り、次の記録開始指示の入力を待つ。
【0039】以上の制御により、ソフトウェアの負担を
軽減し、かつ簡単な構成で、記録ヘッド6の各走査ごと
に16×16ビットのマスクパターンで記録データにマ
スクをかけて記録できることになり、以下に示すような
利点が得られる。 (1)白すじ、黒すじの目だたない高品位記録が可能と
なる。 (2)一回の走査でのインクの転写密度を低下できるた
め、普通紙へのインクの定着性が改善される。 (3)マスクレジスタ101〜116が、記録ヘッドの
1回の走査ごとに書換えられるため、往復記録時の記録
位置ずれ補正を容易に行うことができる。
【0040】従って、かかる実施例では、色再現特性が
向上し、カラーマッチング処理との相性が良い。
【0041】なお、上記の説明では、記録ヘッド6のノ
ズル数を縦64ノズルとし、マスクレジスタ101〜1
16によるマスクパターンの構成を16×16ビット、
更に記録ヘッド6のノズル幅分を記録するための走査数
を“4”として説明したが、前記以外の数値でも実施す
ることができることは明らかである。また上記説明で
は、マスクレジスタ101〜116より出力されるマス
クデータを切換える信号を、ロータリエンコーダ18か
ら出力される信号に基づいて更新されるアップ/ダウン
・カウンタ401のカウント値としたが、このカウンタ
401は、ロータリエンコーダ18よりの信号でなく主
走査方向に配置されたリニアエンコーダからの信号によ
りそのカウント値を更新しても良く、或いはCPU21
から直接、カウンタ401にトリガ信号を出力しても良
い。
【0042】また、記録データレジスタ402への記録
データのセットは、CPU21により行なったが、本発
明はこれに限定されるものでなく、例えばDMA機能を
用いてRAM28に記憶されている記録データを直接記
録データレジスタ402に転送してもよい。次に、以上
に説明したインクジェットプリンタの他の構成例につい
て以下説明する。
【0043】図16及び図17は、本実施例のインクジ
ェットプリンタにおける他の制御例を示すフローチャー
トである。以下の制御例では、カラー記録が可能なイン
クジェットプリンタ装置とし、記録ヘッド6aは、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色ヘッドで構成
されているものとする。この実施例では、マスクパター
ンを記憶する16ビット×16ビットで構成されるマス
クレジスタを各色ごとに設け、一走査で使用するマスク
パターンを色ごとに変えることが可能な構成である。こ
の構成は特に図示しないが、図7のヘッド制御部23の
構成に基づいて説明すると、マスクパターンの該当ビッ
トを選択するアップ・ダウンカウンタ401は4色共通
とし、その他のマスク選択用セレクタ201〜216、
記録データレジスタ402、ヘッド駆動パルス幅を決定
するタイマ403を各色ごとに設ける。即ち、ブラック
用のマスクレジスタを101〜116、シアン用のマス
クレジスタを121〜136、マゼンタ用のマスクレジ
スタを141〜156、イエロー用のマスクレジスタを
160〜176として、以下に説明する。尚、各色のマ
スクレジスタの構成は前述の実施例で示した図8と同一
である。また、ヘッド制御部23の構成以外は、前述の
実施例と共通であるため、それらの説明は省略する。
【0044】図16のフローチャートにおいて、装置の
電源投入後、ステップS301で装置の初期設定を行な
う。このとき前述の実施例と同様に、記録ヘッド6がホ
ームポジションにある時に、位置カウンタ35及びアッ
プ・ダウンカウンタ401をクリアする。また、このと
き記録ヘッド6の駆動パルス幅を決定する時間値を、各
色ごとに設けられたタイマ(403)にそれぞれセット
する。次にステップS302に進み、記録開始命令が入
力されるとステップS303に進み、レジスタ101〜
116,121〜136,141〜156,160〜1
76に、各色ごとに異なる1パス目のマスクパターン
(図示せず)をセットする。次に、ステップS304に
進み、キャリッジモータ7を記録可能である所定速度ま
で加速し、位置カウンタ35の値が記録位置になったら
定速駆動に切り替え、CPU21を割込みイネーブルに
して記録動作を行なう。
【0045】図17の割込みルーチンでは、ステップS
401で各色ごとに設けられた記録データレジスタ(4
02)に64ノズル分、つまり合計4ワード×4色分の
記録データを書込む。こうして記録位置が切換わるごと
に、アップ・ダウンカウンタ401のカウント値は更新
され、このカウント値が示す各色ごとのマスクデータと
各色に対応する記録データレジスタ(402)の出力値
との論理積が取られ、各色ごとのヘッド駆動パルスとし
てヘッド駆動部24に出力される。こうして一走査の記
録が終了するとステップS305に進み、割込みをディ
スイネーブルにして、16ノズル分の記録幅に応じた長
さだけ記録紙を搬送する。
【0046】以後、ステップS303〜S305の1パ
ス目の記録動作と同様に、ステップS306〜S314
で、それぞれのパスの走査開始前に、各パス毎に異な
り、かつ各色ごとに異なる図示しないマスクパターンを
レジスタ101〜116,121〜136,141〜1
56,160〜176にセットし、記録動作を行なう。
こうして4パス分の記録が全て終了し、各色64ノズル
幅分のカラー画像が記録されるとステップS302に戻
り、次のラインの記録開始指示を待つ。
【0047】以上の制御により、ソフトウェアの負担を
少なくして、各走査ごとに、各色ごとに異なる16×1
6ビット単位のマスクをかけた記録を行うことができ
る。これにより、 (1)各色の記録紙への定着順序を変えられるため、色
あいの適正化が計られる。 (2)特にカラー記録で問題になる、一回の走査で記録
紙上に付着するインクの密度を低下できるため、普通紙
等の被記録媒体へのインクの定着性が改善される。 (3)色むらが改善される。 という利点を有した高密度、高速度での記録が可能なプ
リンタ装置を提供することができる。
【0048】以上の説明では、特にインクジェット記録
方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成
し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録
装置を例に取り説明した。その代表的な構成や原理につ
いては、例えば、米国特許第4723129号明細書、
同第4740796号明細書に開示されている基本的な
原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆる
オンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用
可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体
(インク)が保持されているシートや液路に対応して配
置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて
核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つ
の駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱
エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸
騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応
した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液
体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0049】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。記録ヘッドの
構成としては、上述の各明細書に開示されているような
吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状
液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈曲する領
域に配置されている構成を開示する米国特許第4558
333号明細書、米国特許第4459600号明細書を
用いた構成としても良い。
【0050】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
とすることもできる。さらに、記録装置が記録できる最
大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイ
プの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されて
いるような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長
さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッ
ドとしての構成のいずれでもよい。
【0051】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
また、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定にできるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の
加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
【0052】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した本発明実施例においては、インクを
液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化する
インクであって、室温で軟化するもの、もしくは液体で
あるもの、あるいは上述のインクジェット方式ではイン
ク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整
を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度
制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時
にインクが液状をなすものであればよい。
【0053】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0054】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。再び図1〜図3の説
明に戻る。図2の構成においてはグラフィックスに対し
て同時に複数のカラーマッチング処理を部分的に適用出
来るように構成している。即ち、例えば1つのグラフィ
ック中にそれぞれ別々のソースからの2つのイメージデ
ータがあり、1種類のカラーマッチング処理ではそれぞ
れのイメージデータの色を再現することが難しい場合、
別々のカラーマッチング処理をかけることにより望みの
色再現を得ることができる。
【0055】例えば、これらの別々のソースとしては、
一方は原稿等を読み取ってカラー画像信号に変換するカ
ラースキャナーがあり、他方、コンピュータグラフック
ス等のコンピュータ画像がある。
【0056】グラフィックデータを保持するアプリケー
ションにおいて描画オブジェクトの属性としてCMM属
性を付加する。CMM属性はそのオブジェクトをプリン
タへ出力する際に選択するカラーマッチング処理を特定
する為のものである。プリンタへ出力する際にアプリケ
ーションからオブジェクトのデータにCMM属性を付け
てデータを転送する。プリンタのデバイスドライバまた
はプリンタに予め組み込まれたカラーマッチング処理機
能によって、グラフィックデータが変換されてプリンタ
から印刷出力される。
【0057】以下、図18に従つて本実施例のカラー情
報処理を詳細に説明する。アプリケーション1103で
はグラフィックデータをオブジェクト毎に管理する。イ
メージに対しては位置、大きさ、ビットマップ情報の他
にCmm属性を持つ。このCmm属性はカラーマッチン
グアルゴリズムを一意に識別する為のデータであり、例
えば文字列である。本実施例のアプリケーション110
3においては、個々のイメージを選択しCmm属性を設
定する。例えばイメージ1にCmm1、イメージ2にC
mm2を設定する。
【0058】これらCmm1及びCmm2は、イメージ
1及びイメージ2のそれぞれの色範囲をプリンタの色再
現範囲に合わせて圧縮するために最適なアルゴリズムが
選択されている。
【0059】プリンタへの出力時開始が指示されるとO
S1102は図18の処理を実行させる。即ち、ステッ
プS500でプリント開始とし、続くステップS501
でまずカラーマネジメントシステム(CMS)のカラー
マネジメント処理を起動するCMS開始コマンドを対応
するプリンタドライバ及びプリンタに送出する。そして
ステップS502で処理すべき選択オブジェクトがある
か否かを調べる。ここでプリントすべきオブジェクトが
ある場合にはステップS503に進み、上述した様にア
プリケーション1103で当該オブジェクトデータに付
加されているCmm属性を調べ、最適マッチングアルゴ
リズムを選択する。例えば図1の例では、最初はイメー
ジ1を処理することになるため、Cmm1を選択するこ
とになる。
【0060】これにより最適マッチングアルゴリズムが
選択されたことになり、続くステップS504で選択さ
れたアルゴリズムによるマッチングを開始する。そして
ステップS505に示す様に選択されたイメージの描画
処理を行う。図1の例では最初にはイメージ1の描画を
行う。そしてステップS506に示す様に選択されたマ
ッチングアルゴリズムに従ったマッチング処理を終了
し、ステップS502に戻る。ステップS502で次の
オブジェクトを選択する。図1の例では、次にはイメー
ジ2が選択される。そして再びステップS503に進
み、当該オブジェクトデータに付加されているCmm属
性を調べ、最適マッチングアルゴリズムを選択する。例
えば図1の例では、次にはイメージ2を処理することに
なるため、Cmm2を選択することになる。
【0061】これにより最適マッチングアルゴリズムが
選択されたことになり、続くステップS504で選択さ
れたアルゴリズムによるマッチングを開始する。そして
ステップS505に示す様に選択されたイメージの描画
処理を行う。図1の例では次にはイメージ2の描画を行
う。そしてステップS506に示す様に選択されたマッ
チングアルゴリズムに従ったマッチング処理を終了し、
ステップS502に戻る。ステップS502で次のオブ
ジェクトを選択する。図1の例では、次のオブジェクト
がないためステップS510に進む。ここで更に次の選
択オブジェクトがある場合には再びステップS503に
移行し、次のオブジェクトへの処理を行う。
【0062】ステップS503ではCMS終了コマンド
を対応するプリンタドライバ、プリンタに出力し、ステ
ップS511でプリント処理を終了する。OS1102
は当該処理を終了させる。以上の説明におけるマッチン
グ処理はプリンタドライバによって行ない、プリンタへ
はマッチング処理された結果のイメージデータを送る。
尚、プリンタドライバ1106,1109は夫々カラー
レーザビームプリンタ1108、カラーインクジェット
プリンタ1110の色再現特性を補償して、カラーレー
ザビームプリンタ1108と、カラーインクジェットプ
リンタ1110で出力されるプリントの色再現が一致す
るようなマッチング処理が予め設定されている。
【0063】以上説明した様に本実施例によれば、1枚
のグラフィック出力中に複数のイメージデータがある場
合に、それぞれのイメージ毎に別のカラーマッチングア
ルゴリズムによる処理をかけることが出来る。例えば、
自然画とCGデータというように異なる種類のイメージ
データを含むグラフィックに対して、従来では1つのカ
ラーマッチングアルゴリズムしか適用出来なかった為に
美しい出力を得ることが出来なかったが、本実施例によ
ればそれぞれに対して適切なカラーマッチングアルゴリ
ズムを選択することが出来、美しい出力を得ることが出
来る。
【0064】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、出力
手段より出力する際に出力すべきデータにイメージ属性
情報を付けておくことにより、備えられたカラーマッチ
ング処理機能中の出力手段における出力色再現特性に合
致した最適なカラーマッチング処理を施して出力でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のオブジェクト毎のカラ
ーマッチングを説明する図である。
【図2】本実施例の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本実施例の処理及びデータの流れを説明する図
である。
【図4】本実施例のインクジェットプリンタの記録部の
構成を示す外観図である。
【図5】本実施例のインクジェットプリンタの構成を示
すブロック図である。
【図6】本実施例のインクジェットプリンタにおけるリ
ニアエンコーダの検出信号及びヘッド駆動パルス例を示
す図である。
【図7】本実施例のインクジェットプリンタのヘッド制
御部の構成を示すブロック図である。
【図8】本実施例のインクジェットプリンタで使用され
るマスクパターンを説明するための図である。
【図9】本実施例のインクジェットプリンタにおける動
作例を示すフローチャートである。
【図10】本実施例のインクジェットプリンタで採用し
た4パス記録時の記録ヘッドの移動を説明するための図
である。
【図11】本実施例のインクジェットプリンタにおける
1パス目のマスクパターンの一例を示す図である。
【図12】本実施例のインクジェットプリンタにおける
2パス目のマスクパターンの一例を示す図である。
【図13】本実施例のインクジェットプリンタにおける
3パス目のマスクパターンの一例を示す図である。
【図14】本実施例のインクジェットプリンタにおける
4パス目のマスクパターンの一例を示す図である。
【図15】本実施例のインクジェットプリンタにおける
割込み処理を示すフローチャートである。
【図16】本実施例のインクジェットプリンタにおける
他の動作例を示すフローチャートである。
【図17】本実施例のインクジェットプリンタにおける
他の動作例の割込み処理を示すフローチャートである。
【図18】本実施例の画像処理を説明するためのフロー
チヤートである。
【図19】従来のカラーマッチングを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 記録シート 5 キャリッジ 6 記録ヘッド 7 キャリッジモータ 18 ロータリエンコーダ 21 CPU 23 ヘッド制御部 24 ヘッド駆動部 27 コントロールROM 35 位置カウンタ 101〜116 マスクレジスタ 230 ヘッドDMA制御部 231 DMA制御部 401 アップ・ダウンカウンタ 402 記録データレジスタ 1101 ディスプレイ 1102 OS 1103 アプリケーション 1104 オブジェクトデータ 1105 CMM属性 1106,1109 プリンタドライバ 1107 カラーマッチング処理部 1108 カラーレーザービームプリンタ 1110 カラーインクジェットプリンタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 4226−5C H04N 1/46 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のイメージより構成される一画面分
    のカラー画像情報を処理可能なカラー情報処理装置であ
    って、 前記一画面分のカラー画像情報に含まれるイメージ毎に
    当該イメージの色特性に関連したイメージ属性情報を対
    応付けて送出する属性情報付加手段と、 前記一画面分のカラー画像情報に対応したカラー画像を
    出力する出力手段に供給する供給手段と、 前記属性情報付加手段よりのカラー画像情報イメージ
    を、該イメージに付加されたイメージ属性に従つて前記
    出力手段での色再現特性に対応したカラーマッチング処
    理するカラーマッチング手段とを備えることを特徴とす
    るカラー情報処理装置。
  2. 【請求項2】 複数のイメージより構成される一画面分
    のカラー画像情報を処理して出力するカラー情報処理装
    置におけるカラー情報処理方法であって、 前記カラー画像情報に含まれるイメージ毎に当該イメー
    ジの色特性を示すイメージ属性情報を付加し、画像出力
    に際しては該イメージに付加されたイメージ属性に従つ
    て出力手段での色再現特性に対応したカラーマッチング
    処理することを特徴とするカラー情報処理方法。
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