JPH07106046A - ガス入り放電管 - Google Patents
ガス入り放電管Info
- Publication number
- JPH07106046A JPH07106046A JP5245332A JP24533293A JPH07106046A JP H07106046 A JPH07106046 A JP H07106046A JP 5245332 A JP5245332 A JP 5245332A JP 24533293 A JP24533293 A JP 24533293A JP H07106046 A JPH07106046 A JP H07106046A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- discharge tube
- electrode
- hole
- sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】小型化しても金属鑞等によりガス封入孔が閉塞
して不良品を発生することがないガス入り放電管を提供
する。 【構成】放電電極２ａを内向きに突設した電極板２を外
囲器１の端部に固定し、該電極を貫通して電極板の外側
端面の軸線位置に開口するガス封入孔２ｂに嵌着鑞接し
たガス封入管３を介して不活性ガスを封入してなるガス
入り放電管において、放電管の内部空間に対する前記ガ
ス封入孔の開口部２ｃが前記放電電極の側面の複数位置
に形成されている。そのためガス封入管をガス封入孔に
嵌着鑞接するときに金属鑞がガス封入孔内に流れ込んで
も閉塞されることがない。
して不良品を発生することがないガス入り放電管を提供
する。 【構成】放電電極２ａを内向きに突設した電極板２を外
囲器１の端部に固定し、該電極を貫通して電極板の外側
端面の軸線位置に開口するガス封入孔２ｂに嵌着鑞接し
たガス封入管３を介して不活性ガスを封入してなるガス
入り放電管において、放電管の内部空間に対する前記ガ
ス封入孔の開口部２ｃが前記放電電極の側面の複数位置
に形成されている。そのためガス封入管をガス封入孔に
嵌着鑞接するときに金属鑞がガス封入孔内に流れ込んで
も閉塞されることがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガス入り放電管、特にレ
ーザ装置等の始動用ギャップスイッチやシャープナーギ
ャップ或いは避雷器などに用いられる電圧制御用のガス
入り放電管に関する。
ーザ装置等の始動用ギャップスイッチやシャープナーギ
ャップ或いは避雷器などに用いられる電圧制御用のガス
入り放電管に関する。
【０００２】
【従来の技術】レーザ装置等の始動用ギャップスイッチ
やシャープナーギャップ或いは避雷器として放電管が利
用されるが、かかる放電管として、電気絶縁性の筒体の
両端に放電電極を設けかつ不活性ガスを封入した放電管
が知られている。
やシャープナーギャップ或いは避雷器として放電管が利
用されるが、かかる放電管として、電気絶縁性の筒体の
両端に放電電極を設けかつ不活性ガスを封入した放電管
が知られている。
【０００３】このようなガス入り放電管は、図３に示す
ように、高電圧に耐える電気絶縁性の材料、例えばガラ
スやセラミックスなどで形成された筒状の外囲器１と放
電電極２ａを内向きに突設した電極板２とを金属鑞また
はガラスフリットなどを用いて気密に融着接合してあ
る。そして、放電電極２ａを貫通して電極板２の外側端
面に開口するガス封入孔２ｂに嵌着しかつ鑞接したガス
封入管３が設けてあり、このガス封入管３を通じて内部
を排気したのち、例えば窒素やアルゴン或いはヘリウム
などの高圧の不活性ガスを圧入し、次いでガス封入管３
を押し潰すと同時に溶接する方法などによって製造され
ていた。
ように、高電圧に耐える電気絶縁性の材料、例えばガラ
スやセラミックスなどで形成された筒状の外囲器１と放
電電極２ａを内向きに突設した電極板２とを金属鑞また
はガラスフリットなどを用いて気密に融着接合してあ
る。そして、放電電極２ａを貫通して電極板２の外側端
面に開口するガス封入孔２ｂに嵌着しかつ鑞接したガス
封入管３が設けてあり、このガス封入管３を通じて内部
を排気したのち、例えば窒素やアルゴン或いはヘリウム
などの高圧の不活性ガスを圧入し、次いでガス封入管３
を押し潰すと同時に溶接する方法などによって製造され
ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来のガス入り放電管は、小型化しようとすると放電電極
２ａを細くする必要があり、ガス封入孔２ｂも細くしな
ければならない。そうなると、ガス封入孔２ｂにガス封
入管３を鑞接するに際して用いた金属鑞の一部がガス封
入孔２ｂ内に入り込んだ場合、放電管の内部空間への開
口部２ｃ付近に滞留してガス封入孔２ｂを閉塞してしま
うことがあった。そしてこのことは、金属鑞の使用量、
鑞接温度や鑞接時間等を厳密に制御しても完全に防止す
ることができず、不良品の発生の原因となっていた。
来のガス入り放電管は、小型化しようとすると放電電極
２ａを細くする必要があり、ガス封入孔２ｂも細くしな
ければならない。そうなると、ガス封入孔２ｂにガス封
入管３を鑞接するに際して用いた金属鑞の一部がガス封
入孔２ｂ内に入り込んだ場合、放電管の内部空間への開
口部２ｃ付近に滞留してガス封入孔２ｂを閉塞してしま
うことがあった。そしてこのことは、金属鑞の使用量、
鑞接温度や鑞接時間等を厳密に制御しても完全に防止す
ることができず、不良品の発生の原因となっていた。
【０００５】そこで本発明は、従来のガス入り放電管に
おけるガス封入孔の構造を改良することにより、小型化
しても金属鑞等によりガス封入孔が閉塞して不良品を発
生することがないガス入り放電管を提供しようとするも
のである。
おけるガス封入孔の構造を改良することにより、小型化
しても金属鑞等によりガス封入孔が閉塞して不良品を発
生することがないガス入り放電管を提供しようとするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
放電電極を内向きに突設した電極板を外囲器の端部に固
定し、該電極を貫通して電極板の外側端面の軸線位置に
開口するガス封入孔に嵌着鑞接したガス封入管を介して
不活性ガスを封入してなるガス入り放電管において、放
電管の内部空間に対する前記ガス封入孔の開口部が前記
放電電極の側面の複数位置に形成されていることを特徴
とするガス入り放電管により達成することができる。
放電電極を内向きに突設した電極板を外囲器の端部に固
定し、該電極を貫通して電極板の外側端面の軸線位置に
開口するガス封入孔に嵌着鑞接したガス封入管を介して
不活性ガスを封入してなるガス入り放電管において、放
電管の内部空間に対する前記ガス封入孔の開口部が前記
放電電極の側面の複数位置に形成されていることを特徴
とするガス入り放電管により達成することができる。
【０００７】
【作用】本発明のガス入り放電管は、ガス封入管の内部
に溶融した金属鑞が流れ込んだとしても重力のために下
向きの開口部に向かって流入し、複数個の開口の内の一
部のみが閉塞するに至るのみで、ガスの排気及び封入に
関して全く支障が起こらない。
に溶融した金属鑞が流れ込んだとしても重力のために下
向きの開口部に向かって流入し、複数個の開口の内の一
部のみが閉塞するに至るのみで、ガスの排気及び封入に
関して全く支障が起こらない。
【０００８】
【実施例】本発明のガス入り放電管を図１に示すが、図
１において、セラミックス製の筒状の外囲器１の両端部
に金属の電極板２が金属鑞によって融着されている。そ
の電極板２から内向きに突設された柱状の放電電極２ａ
には側面から直径方向に貫通する孔が設けられており、
またこの貫通孔の中央部から軸芯部分を貫通して電極板
２の外面に開口する通孔が設けられていて、これらがガ
ス封入孔２ｂを構成している。このガス封入孔２ｂの外
側開口部にはガス封入管３が挿着されたうえ鑞接によっ
て気密に接合されている。
１において、セラミックス製の筒状の外囲器１の両端部
に金属の電極板２が金属鑞によって融着されている。そ
の電極板２から内向きに突設された柱状の放電電極２ａ
には側面から直径方向に貫通する孔が設けられており、
またこの貫通孔の中央部から軸芯部分を貫通して電極板
２の外面に開口する通孔が設けられていて、これらがガ
ス封入孔２ｂを構成している。このガス封入孔２ｂの外
側開口部にはガス封入管３が挿着されたうえ鑞接によっ
て気密に接合されている。
【０００９】このような形状のガス封入孔２ｂの放電管
内部空間に対する開口部２ｃは、放電電極２ａの互いに
反対側の側面にあるので、ガス封入管３をガス封入孔２
ｂに鑞接する際に金属鑞がガス封入孔２ｂの内壁にそっ
て流れてきたとき、２個の開口部２ｃ，２ｃの一方だけ
が閉塞されることがあっても双方共に閉塞されることは
ない。
内部空間に対する開口部２ｃは、放電電極２ａの互いに
反対側の側面にあるので、ガス封入管３をガス封入孔２
ｂに鑞接する際に金属鑞がガス封入孔２ｂの内壁にそっ
て流れてきたとき、２個の開口部２ｃ，２ｃの一方だけ
が閉塞されることがあっても双方共に閉塞されることは
ない。
【００１０】また図２には本発明のガス入り放電管の他
の例を示すが、(a) はガス封入孔２ｂの放電管内部空間
に対する開口部２ｃが放電電極２ａに対して９０°離れ
て４個形成されている例であり、(b) 及び(c) は、それ
ぞれ２個の開口部２ｃが放電電極２ａに対して異なる高
さの位置に形成されている例である。なお、(d) は(a)
のＡ−Ａ線における断面を示す。これらの例の作用は、
いずれも全く同様である。
の例を示すが、(a) はガス封入孔２ｂの放電管内部空間
に対する開口部２ｃが放電電極２ａに対して９０°離れ
て４個形成されている例であり、(b) 及び(c) は、それ
ぞれ２個の開口部２ｃが放電電極２ａに対して異なる高
さの位置に形成されている例である。なお、(d) は(a)
のＡ−Ａ線における断面を示す。これらの例の作用は、
いずれも全く同様である。
【００１１】
【発明の効果】本発明のガス入り放電管は、放電管の内
部空間に対するガス封入孔の開口部が複数個形成してあ
るので、小型化してもガス封入孔に対してガス封入管を
鑞接するに際して金属鑞によりガス封入孔が閉塞するよ
うなことがなく、信頼性が高くかつ品質が揃った製品が
得られる効果がある。
部空間に対するガス封入孔の開口部が複数個形成してあ
るので、小型化してもガス封入孔に対してガス封入管を
鑞接するに際して金属鑞によりガス封入孔が閉塞するよ
うなことがなく、信頼性が高くかつ品質が揃った製品が
得られる効果がある。
【図１】本発明のガス入り放電管の例の電極部分の構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】本発明のガス入り放電管の他の例の電極部分の
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図３】従来のガス入り放電管の電極部分の構造を示す
断面図である。
断面図である。
１ 外囲器 ２ 電極板 ２ａ 放電電極 ２ｂ ガス封入孔 ２ｃ 開口部 ３ ガス封入管
Claims (1)
- 【請求項１】 放電電極を内向きに突設した電極板を外
囲器の端部に固定し、該電極を貫通して電極板の外側端
面の軸線位置に開口するガス封入孔に嵌着鑞接したガス
封入管を介して不活性ガスを封入してなるガス入り放電
管において、放電管の内部空間に対する前記ガス封入孔
の開口部が前記放電電極の側面の複数位置に形成されて
いることを特徴とするガス入り放電管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5245332A JPH07106046A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ガス入り放電管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5245332A JPH07106046A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ガス入り放電管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07106046A true JPH07106046A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17132095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5245332A Pending JPH07106046A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ガス入り放電管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07106046A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100488295B1 (ko) * | 1997-11-29 | 2005-09-08 | 오리온전기 주식회사 | 플라즈마표시소자의배기구조 |
| JP2010218724A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Orc Mfg Co Ltd | ショートアーク型放電ランプ |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP5245332A patent/JPH07106046A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100488295B1 (ko) * | 1997-11-29 | 2005-09-08 | 오리온전기 주식회사 | 플라즈마표시소자의배기구조 |
| JP2010218724A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Orc Mfg Co Ltd | ショートアーク型放電ランプ |
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