JPH0710586Y2 - クッション体取付構造 - Google Patents

クッション体取付構造

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JPH0710586Y2
JPH0710586Y2 JP8016990U JP8016990U JPH0710586Y2 JP H0710586 Y2 JPH0710586 Y2 JP H0710586Y2 JP 8016990 U JP8016990 U JP 8016990U JP 8016990 U JP8016990 U JP 8016990U JP H0710586 Y2 JPH0710586 Y2 JP H0710586Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、椅子等の座板又は背凭れ板として用いるクッ
ション体取付構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のクッション体取付構造は、例えば実公昭55−4898
7号公報にて開示される如く、外殻体に割溝を先端に有
する突起を複数箇所に突設するとともに、クッション体
には該突起と対応する位置に嵌合溝を開設し、該クッシ
ョン体の内部に埋設した線条を該嵌合溝に露出させ、前
記突起の割溝を線条に嵌合することで、外殻体にクッシ
ョン体を取付けるようになした構造が提供されている。
しかし、外殻体の突起とクッション体の嵌合溝の位置は
正確に成形できるが、クッション体に埋設した線条を嵌
合溝の所定位置に正確に配設するには、即ち嵌合溝の中
心を通り前記割溝と平行に配設するには製造上の困難を
伴い、仮に所定位置から線条がずれた位置にある場合
は、該線条と割溝との嵌合ができなくなり、その結果不
良率が高かった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところ
は、線条の位置及び方向が多少ずれていても、その寸法
誤差を吸収して外殻体とクッション体を容易に嵌合連結
できるクッション体取付構造を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の課題解決の為に、外殻体の接合面複数
箇所に、中央部に凹所を有し且つ側面に該凹所に連通す
る係合孔を有する突起を設け、一方、クッション体の接
合面の前記突起と対応する位置に開口を設けるととも
に、内部に埋設した線条を該開口内底部に露出し、そし
て一側に前記係合孔幅よりも横幅の小さい爪を有する係
合脚を形成し且つ他側に割溝を有する支持頭を形成した
連結具を備え、前記外殻体の突起の凹所に嵌合した前記
連結具の係合脚の爪を係合孔に係止するとともに、クッ
ション体の開口に挿入した該連結具の支持頭の割溝を線
条に外嵌してなるクッション体取付構造を構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案のクッション体取付構造
は、外殻体に設けた突起の凹所内に連結具の係合脚を嵌
合するとともに、爪を係合孔に係止し、そして連結具の
支持頭をクッション体に設けた開口内に挿入するととも
に、該支持頭の割溝を該開口内底部に露出した線条に嵌
合する際に、爪の横幅を係合孔幅より小さく設定したこ
とにより該線条と割溝が平行となるように、連結具が突
起に対して若干回転し、その寸法誤差を吸収して外殻体
とクッション体とを連結するのである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細
を説明する。
第1図は本考案の代表的実施例を示し、図中1は外殻
体、2はクッション体、3は連結具をそれぞれ示してい
る。本考案はこの外殻体1とクッション体2を連結具3
にて互いに嵌合連結する構造に関するものであり、該外
殻体1とクッション体2の連結体は椅子の座板若しくは
背凭れ板として使用されるが、この用途には限定され
ず、強固な外殻体1の一側面に弾力性を有するクッショ
ン体2が組合わさったものであれば、例えばベッドのよ
うなものにも採用できる。
前記外殻体1は、硬質合成樹脂で一体成形されたもの
で、該外殻体1のクッション体2との接合面側の複数箇
所には、連結具3を嵌合係止する突起4,…が設けられ、
本実施例の該突起4は円筒形に形成され、中央部に凹所
5を有し且つ対向側面に該凹所5と連通する係合孔6,6
が形成されたものである。
前記クッション体2は、弾力性を有する軟質若しくは発
泡合成樹脂で一体成形されたもので、第1図、第6図及
び第7図に示す如く、前記外殻体1との接合面側の前記
突起4,…と対応する位置には、同数の有底の開口7,…が
形成され、該開口7の底部8の中央部には当該クッショ
ン体2の内部に埋設した硬質の、例えば鋼線からなる線
条9がその開口7を貫通する状態で配設され、開口7内
に全部若しくは略半分が露出したものである。
そして、前記外殻体1とクッション体2とを嵌合連結す
る連結具3は、第1図〜第5図に示す如く、合成樹脂で
一体成形され、中央部に前記突起4の端面に当接する円
形の鍔部10を有し、その一側には前記突起4に嵌合係止
する係合脚11を形成するとともに、他側には前記開口7
内に挿入し線条9に嵌合する支持頭12を形成したもので
ある。更に、前記係合脚11は、鍔部10から先端にかけて
間にスリット13を設けて一対形成され、前記突起4の凹
所5内に密嵌する嵌合部14の先端側に急峻な側方への立
上りと先端へ向けて緩やかな斜面を有する爪15が形成さ
れたものである。更に、該爪15の横幅を前記突起4の係
合孔6の幅よりも小さく設定している。ここで、前記ス
リット13は、両係合脚11,11を突起4の凹所5内に嵌合
する際に、内方へ逃がすためのものである。また、支持
頭12は、前記鍔部10から延設された断面略十文字のスペ
ーサー16の先端部に支持部17を形成し、該支持部17には
先端側へ開口した割溝18を形成し、該割溝18の開口端か
ら先端外方にかけて傾斜した案内面19が形成されたもの
である。
しかして、外殻体1とクッション体2を連結するには、
第1図に示す如く、先ず、連結具3の係合脚11,11を外
殻体1の突設した突起4の凹所5内に圧入する。そうす
ると、第8図に示す如く、両係合脚11,11は内方に弾性
的に傾動してその爪15が突起4の係合孔6に係止すると
同時に嵌合部14が凹所5内壁に密嵌し、更に鍔部10が突
起4の先端面に当接する。この状態では、前記爪15の横
幅が係合孔6の幅よりも小さいことから、連結具3は突
起4に対して若干回動可能である。
次に、外殻体1の突起4に連結具3の係合脚11を嵌合係
止した状態で、該外殻体1に前記クッション体2の接合
面を合わせ押しつけると、第8図に示す如く、該連結具
3の支持頭12はクッション体2に設けられた開口7内に
挿入され、その底部8に露出した線条9に該支持頭12の
案内面19が摺動案内され、そして該線条9と割溝18が嵌
合して連結される。ここで、前記線条9と割溝18が平行
とならない場合でも、前記案内面19が線条9を摺動案内
されることによって、連結具3自体が若干回転して平行
状態となり、両者は嵌合する。
尚、前記線条9を開口7内の底部8に略半分露出させた
本実施例の場合でも、クッション体2は弾性を有するも
のであるから、連結具3の支持頭12の先端部が底部8か
ら若干埋挿されて、線条9と割溝18が嵌合可能であり、
更にこの先端部が一部埋挿された嵌合状態では線条9の
長さ方向への支持頭12の移動が規制されより好ましい連
結状態となる。
ここで、連結具3の支持頭12を先ずクッション体2の線
条9に嵌合した後、係合脚11を外殻体1の突起4に嵌合
係止することも可能である。
また、本実施例では、突起4として前述の構造のものを
用いたが、第9図に示す如く、外殻体1に中空のボス部
20を形成し、その突出面21に単に挿入孔22を形成したも
のでも、前述構造の連結具3の係合脚11を嵌合係止でき
る。ここで、先に連結具3の係合脚11を挿入孔22に嵌合
係止した場合は、予め割溝18が所定方向を向くように回
転設定しなければならないが、先に連結具3の支持頭12
を線条9に嵌合した場合にはそのような設定は不用であ
る。
第10図及び第11図は、本考案の代表的実施例である座板
を外殻体1とクッション体2とを連結して構成する場合
の構造例を示し、第10図は外殻体1の平面図を示し、第
11図はクッション体2の底面図を示している。同一構成
には同一符号を付して説明は省略する。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案のクッション体取付構造によれ
ば、外殻体の接合面複数箇所に、中央部に凹所を有し且
つ側面に該凹所に連通する係合孔を有する突起を設け、
一方、クッション体の接合面の前記突起と対応する位置
に開口を設けるとともに、内部に埋設した線条を該開口
内底部に露出し、そして一側に前記係合孔幅よりも横幅
の小さい爪を有する係合脚を形成し且つ他側に割溝を有
する支持頭を形成した連結具を備え、前記外殻体の突起
の凹所に嵌合した前記連結具の係合脚の爪を係合孔に係
止するとともに、クッション体の開口に挿入した該連結
具の支持頭の割溝を線条に外嵌してなるので、外殻体に
設けた突起の凹所内に連結具の係合脚を嵌入するととも
に、支持頭をクッション体の開口内に圧挿するだけで、
連結具の係合脚の爪を突起の係合孔に嵌合係止し、また
連結具の支持頭の割溝をクッション体に埋設して開口内
に露出した線条に嵌合することができて、外殻体とクッ
ション体を嵌合連結することができ、また爪の横幅を係
合孔幅より小さく設定したことにより、連結具の割溝を
クッション体の線条に嵌合する際に、該線条と割溝が平
行となるように、連結具が突起に対して若干回転するこ
とが可能で、線条の位置及び方向が多少ずれていても、
その寸法誤差を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す省略分解斜視図、第2図は
連結具の正面図、第3図は連結具の側面図、第4図は連
結具の底面図、第5図は連結具の平面図、第6図は突起
の正面図、第7図は突起の断面図、第8図は連結状態の
要部の部分断面図、第9図は突起の他の実施例を示す要
部の斜視図、第10図は座板の外殻体の平面図、第11図は
座板のクッション体の底面図である。 1:外殻体、2:クッション体、3:連結具、4:突起、5:凹
所、6:係合孔、7:開口、8:底部、9:線条、10:鍔部、11:
係合脚、12:支持頭、13:スリット、14:嵌合部、15:爪、
16:スペーサー、17:支持部、18:割溝、19:案内面、20:
ボス部、21:突出面、22:挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外殻体の接合面複数箇所に、中央部に凹所
    を有し且つ側面に該凹所に連通する係合孔を有する突起
    を設け、一方、クッション体の接合面の前記突起と対応
    する位置に開口を設けるとともに、内部に埋設した線条
    を該開口内底部に露出し、そして一側に前記係合孔幅よ
    りも横幅の小さい爪を有する係合脚を形成し且つ他側に
    割溝を有する支持頭を形成した連結具を備え、前記外殻
    体の突起の凹所に嵌合した前記連結具の係合脚の爪を係
    合孔に係止するとともに、クッション体の開口に挿入し
    た該連結具の支持頭の割溝を線条に外嵌してなることを
    特徴とするクッション体取付構造。
JP8016990U 1990-07-27 1990-07-27 クッション体取付構造 Expired - Fee Related JPH0710586Y2 (ja)

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