JPH07105045A - 情報処理装置機能試験プログラムのデバッグ方式 - Google Patents

情報処理装置機能試験プログラムのデバッグ方式

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JPH07105045A
JPH07105045A JP5246593A JP24659393A JPH07105045A JP H07105045 A JPH07105045 A JP H07105045A JP 5246593 A JP5246593 A JP 5246593A JP 24659393 A JP24659393 A JP 24659393A JP H07105045 A JPH07105045 A JP H07105045A
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JP
Japan
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test program
instruction
function test
program
interrupt
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JP5246593A
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Haruhito Ota
晴仁 太田
Junichi Tashiro
淳一 田代
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報処理装置の機能試験プログラムのデバッグ
を、高信頼、高効率に行う。 【構成】少なくとも一つ以上の命令プロセッサと、該プ
ロセッサに接続される主記憶装置、入出力装置などの周
辺装置群とからなる情報処理装置の動作を、機能試験プ
ログラムをその主記憶装置内にロードして命令プロセッ
サに実行させることで検証する機能試験方法において、
使用される機能試験プログラムのデバッグを、該機能試
験プログラムが試験対象とする情報処理装置とは異なる
情報処理装置を用いて行った場合に発生する未サポート
命令発行などによる異常終了割込みを採取し、かつ異常
終了となった箇所のアーキテクチャ上の動作をシミュレ
ートすることにより正常動作させる。 【効果】機能試験プログラムの高品質を確保

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置の機能を
検証する機能試験プログラムのデバッグに係り、試験対
象の情報処理装置とは異なる情報処理装置を使用した場
合に発生する不具合を解決し、人手による対応を不要化
する手段によるデバッグ方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置に係る新技術、新機能、新
アーキテクチャの開発においては、これらの性能の高さ
と共に、高品質であることが必要不可欠である。
【0003】そのため、ハードウエアの設計と同時にこ
れらを検証するための手段として機能試験プログラムを
開発し、各装置の正常性の判断を行い、品質を保証する
ものとして使用している。
【0004】したがって、機能試験プログラムは、検証
精度のみならず、ハードウエアの開発日程に影響を与え
ないようにするため、機能試験プログラム自身が不良の
ない高品質なものであることが要求されるが、機能試験
プログラムを実行するための環境そのものが開発中であ
ることと、情報処理装置の高度化に伴い、機能試験プロ
グラムの規模、機能が増大している今日では、非常に困
難な状況となってきた。 このような問題に対処するた
めに、特開平03−102540公報などに記載されて
いる技術がある。すなわち、試験の対象となる情報処理
装置と同等のアーキテクチャ環境を、別の情報処理装置
のOS下で動作可能なソフトウエアによって仮想的に構
築し、機能試験プログラムの一連の処理を実行可能とす
る命令シミュレータを開発し、デバッグに使用すること
で品質の確保を行っている。
【0005】しかし、命令シミュレータは、OS下で動
作することから、実機と比較して、主記憶装置容量、処
理性能などの差が大きいことと、複数の命令プロセッサ
を持つシステムにおいての各プロセッサの非同期的な動
作や、入出力装置の非同期的な動作が発生する環境を作
り出すことが困難であり、命令シミュレータ下では正常
に動作する場合であっても、実機において実行させる
と、環境の違いによる不良が発生することがあり、試験
対象の情報処理装置の検証期間中にこれらの解析のため
の無駄な工数を要してしまう可能性が大きい。
【0006】そのため、デバッグ期間の最終段階では、
試験対象の情報処理装置に近い機能や、アーキテクチャ
を有する情報処理装置の直下で実行させる実機デバッグ
を行うことにより、機能試験プログラムをより高品質な
ものとする施策を行うことが必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、通常、デバッグ期間の最終段階で使用する情報処
理装置は、試験対象の情報処理装置とは異なる従来機種
を使用するか、あるいは一部の機能が使用可能となった
試験対象情報処理装置を使用するため、機能試験プログ
ラムにおいて、これら情報処理装置では未サポートの命
令や入出力装置を使用する場合が多いことから、異常動
作が多発し、その度に原因解析や回避するためのプログ
ラムパッチ作業などの人手工数が非常に多くなってしま
う点である。
【0008】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、機能試験プログラムのデバッグで発生する不具
合を解決し、人手による対応を不要化することによって
デバッグを高効率に行うことを可能とするデバッグ方式
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデバッグ方式は、(1)命令プロセッサ
と、該プロセッサに接続される主記憶装置、入出力装置
などの周辺装置群とからなる情報処理装置の動作を、機
能試験プログラムをその主記憶装置内にロードして命令
プロセッサに実行させることで検証する機能試験方法に
おいて、機能試験プログラムが発行した試験対象処理装
置の検証のための命令がデバッグに用いる情報処理装置
の未サポート命令であった場合や、使用する入出力装置
が接続されていない場合異常終了の割込みが発生する
が、この割込みを採取する手段と、割込み情報の解析、
及びアーキテクチャ上の動作をシミュレートする手段
と、割込み発生箇所から再実行する手段を有するデバッ
グ支援プログラムを、機能試験プログラムと同時に動作
させておくことで、該機能試験プログラム動作が正常に
行われたように自動的に制御することを特徴とする。
【0010】また、オペレータによってシミュレート対
象とする命令や入出力装置を指定することが可能な手段
を持つことも、このデバッグ支援プログラムを使用した
デバッグ方式の特徴である。
【0011】
【作用】本発明においては、機能試験プログラムのデバ
ッグを、試験対象の情報処理装置とは異なる、あるい
は、一部機能が欠如した情報処理装置を用いて容易に行
うことを可能とする。このことにより、人手による判断
やプログラムパッチ作業を不要化し、効率の良いデバッ
グを行うことが出来るため、情報処理装置の検証に適用
する前に命令シミュレータでは摘出できない不良を摘出
し、品質を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。
【0013】図1は、本発明の情報処理装置機能試験プ
ログラムのデバッグ方式の本発明に係る処理動作の一実
施例を示す説明図であり、図2は、その実施に用いる情
報処理装置の本発明に係る構成の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【0014】図2における本実施例の情報処理装置は、
主記憶装置21が記憶制御装置22を介して命令プロセ
ッサ23と、入出力プロセッサ24とに接続され、ま
た、この入出力プロセッサ24に入出力装置27が、さ
らに、命令プロセッサ23にサービス装置25を介し
て、サービスプロセッサ26が、それぞれ接続されてい
る。
【0015】尚、機能試験プログラム、デバッグ支援プ
ログラム及びこれらプログラムの制御を行う制御プログ
ラムは、入出力装置27に格納されているものとする。
【0016】このような構成の情報処理装置において
は、機能試験プログラム、デバッグ支援プログラム及び
制御プログラムは、命令プロセッサ23で実行される。
また、サービスプロセッサ26により、オペレータから
の制御プログラム、機能試験プログラム及びデバッグ支
援プログラムの実行要求と、シミュレート対象の命令及
び入出力装置の指示が行われる。
【0017】初めに、オペレータによる制御プログラム
の実行要求は、サービスプロセッサ26を用いて行い、
サービス装置25によって入出力装置27に格納されて
いる制御プログラムを、入出力プロセッサ24と記憶制
御装置22を介して、主記憶装置21に転送して格納
し、さらに、記憶制御装置22を介して命令プロセッサ
23において実行され、機能試験プログラム及びデバッ
グ支援プログラムの実行準備が完了する。
【0018】そして、サービスプロセッサ26を用いた
オペレータによる機能検証プログラム及びデバッグ支援
プログラムの実行要求を、サービス装置25を介して、
命令プロセッサ23で動作している制御プログラムが受
け付け、入出力装置27に格納されている機能検証プロ
グラム及びデバッグ支援プログラムを、入出力プロセッ
サ24と記憶制御装置22を介して、主記憶装置21に
転送して格納する。さらに、この格納した機能試験プロ
グラム及びデバッグ支援プログラムを、記憶制御装置2
2を介して、命令プロセッサ23において実行する。
【0019】さらに、サービスプロセッサ26を用いた
オペレータによるシミュレート対象の命令及び入出力装
置の指示を、サービス装置25を介して、命令プロセッ
サ23で動作している制御プログラムが受け付け、制御
プログラムと同じく命令プロセッサ23で動作している
デバッグ支援プログラムに報告することで、シミュレー
ト対象の命令及び入出力装置の登録を行う。
【0020】以下、図1のフローチャートを用いて、本
実施例の情報処理装置の実機デバッグ方式の動作説明を
行う。
【0021】まず、オペレータによるデバッグ支援プロ
グラムの起動要求を制御プログラム16が受け付け、デ
バッグ支援プログラムタスク11を生成する。尚、本タ
スクは、制御プログラムのタスク制御プログラムタスク
12にて割込み処理15を介し、タイムシュアリング共
通バス17によりタイムシュアリング制御される。
【0022】このようにして、デバッグ支援プログラム
の実行要求受け付け処理と、実行処理とを行った後、以
下に示す本発明に係る制御を行う。
【0023】すなわち、デバッグ支援プログラムタスク
11は、割り込みベクトル切り替え処理1bにて、異常
終了割込み発生時の割込みベクトル19をデバッグ支援
プログラムの持つ異常終了割込み採取処理14を示すベ
クトル1aに切り替える。そして、デバッグ支援の初期
準備が整った時点で初期準備完了のメッセージを表示さ
せる。尚、この処理は、後述の図3でその詳細を説明す
る。
【0024】次に、オペレータは、デバッグ支援プログ
ラムタスク11の割り込みベクトル切り替え処理1bに
よる初期準備完了のメッセージを確認した後、機能試験
プログラムタスク別に、シミュレート対象項目の登録要
求を行うと、これを制御プログラム16が受け付け、デ
バッグ支援プログラムタスク11に報告する。
【0025】そして、デバッグ支援プログラムタスク1
1はシミュレート対象項目の登録処理1cによって機能
試験プログラムタスク別にシミュレート対象項目の登録
/削除を行い、登録/削除処理が完了した時点で登録又
は、削除完了のメッセージを表示させる。尚、この処理
は、後述の図4でその詳細を説明する。また、シミュレ
ート対象項目の一例を図5に示す。
【0026】このようにして、機能検証プログラムのデ
バッグ環境設定が完了する。
【0027】次に、オペレータは、デバッグ支援プログ
ラムタスク11のシミュレート対象項目登録/削除処理
1cによる登録又は、削除完了のメッセージを確認した
後、機能試験プログラムの起動要求を行うと、これを制
御プログラム16が受け付け、機能試験プログラムタス
ク12を生成する。尚、本タスクも、デバッグ支援プロ
グラムタスク11と同様に、制御プログラムのタスク制
御プログラムタスク12にて割込み処理15を介しタイ
ムシュアリング共通バス17によりタイムシュアリング
制御される。
【0028】ここで、機能試験プログラムタスク13に
おいて、情報処理装置1hの未サポート命令18を発行
すると、異常終了の割込みが発生するが、異常終了割込
み採取処理14がこの割込みを採取し、割込み発生をデ
バッグ支援プログラムタスク11に報告する。
【0029】このとき、デバッグ支援プログラムタスク
11は、割込み内容がオペレータにより指定されたシミ
ュレート対象項目であるか否かをシミュレート対象判断
処理1dにて判断する。尚、この処理は、後述の図6で
その詳細を説明する。
【0030】ここで、シミュレート対象判断処理1dに
てシミュレート対象項目であると判断した場合は、異常
終了となった命令の動作をシミュレート処理1eによっ
てシミュレートする。尚、この実行処理に関しては、後
述の図7で詳細を説明する。
【0031】そして、シミュレート処理1eによるシミ
ュレート処理完了後、異常終了割り込み採取処理14
と、機能試験プログラムタスク13再開のためのバス1
fを介し、機能試験プログラムタスク13を再開させ
る。
【0032】また、シミュレート対象判断処理1dにて
シミュレート対象でないと判断した場合デバッグ支援プ
ログラムタスク11は、異常終了割込み採取処理14と
バス1gを介して割込み処理15に報告する。
【0033】そして、割込み処理15によって割り込み
を受け付けた制御プログラム16は、期待しない異常終
了割り込みが発生したことをオペレータに報告するため
のメッセージを表示し、機能試験プログラムタスクの抹
消処理を行う。
【0034】このようにして、機能試験プログラムにお
いて情報処理装置の未サポート命令が発行され異常終了
割り込みが発生しても、デバッグ支援プログラムによっ
て割込みの採取、命令動作のシミュレート、機能試験プ
ログラムの再開を自動的に行うことで、試験対象の情報
処理装置とは異なる情報処理装置、あるいは、一部機能
の欠如した情報処理装置を用いた機能試験プログラムの
デバッグを容易に、効率良く行うことを可能とし、か
つ、全く期待しない異常終了割り込みに関しては、従来
どおりの制御を保証することが可能となる。
【0035】次に図3〜図7を用いて、図1の実行処理
動作の詳細を説明する。
【0036】図3は、図1における異常終了割込み発生
時の割込みベクトル切り替えに係る動作の一実施例を示
すフローチャートである。
【0037】本実施例は、図1におけるデバッグ支援プ
ログラムタスク11の割込みベクトル切り替え処理1b
の処理動作の詳細を示すものであり、まず、図1におけ
る制御プログラム16の設定した割込みベクトル19を
退避し(ステップ31)、デバッグ支援プログラムタス
ク11の持つ異常終了割り込み採取処理14を示す新た
な割込みベクトル1aを設定する(ステップ32)。そ
して、割込みベクトル切り替え処理による初期準備が完
了したことをメッセージによってオペレータに報告する
(ステップ33)。このあと本処理は、異常終了の割り
込み待ちを(ステップ34)、オペレータによる制御プ
ログラム16を介したデバッグ支援プログラムタスクの
終了要求が行われるまで繰り返す(ステップ35)。
【0038】図4は、図1におけるシミュレート対象と
する命令及び入出力装置の登録/削除に係る動作の一実
施例を示すフローチャートである。
【0039】本実施例は、図1におけるシミュレート対
象項目登録/削除処理1cの処理動作の詳細を示すもの
であり、まず、オペレータにより入力されたデータを解
析し(ステップ41)、入力不当と判断(ステップ4
2)した場合は、入力不当メッセージを表示し(ステッ
プ43)処理を終了する。そして、入力データが正しい
と判断(ステップ42)した場合は、全タスク共通指定
であるか固有タスク指定であるかを判定し(ステップ4
4)、全タスク共通指定の場合は、全タスク共通テーブ
ルポインタを設定する(ステップ45)。また、固有タ
スク指定の場合は、指定された機能試験プログラムのタ
スクに従った試験対象項目テーブルのポインタを設定し
(ステップ46)、オペレータの指定が登録指定の場合
は(ステップ47)、テーブルポインタの示すテーブル
にシミュレート対象項目を登録し(ステップ48)、登
録完了メッセージを表示(ステップ49)後、処理を終
了する。また、オペレータの指定が削除指定の場合は
(ステップ47)、テーブルポインタの示すテーブルか
ら指定項目を削除し(ステップ4a)、削除完了メッセ
ージを表示(ステップ4b)後、処理を終了する。
【0040】図5は、図1におけるシミュレート対象と
する命令及び入出力装置の登録に係るデータ内容の一例
を示す表である。
【0041】本表は、図1におけるシミュレート対象項
目登録処理1cに要求可能な項目の詳細を示すものであ
り、全ての機能検証プログラムタスクを対象とするか、
固有のタスクを対象都するのかを指定する全タスク/固
有タスクの別51と、固有タスク指定の場合に、どのタ
スクのデバッグ支援を行うかを指定する機能試験プログ
ラムタスクの別52と、シミュレート対象とする命令の
種類53と、シミュレート対象とする命令アドレス範囲
を指定する割込みアドレス範囲54と、異常終了の種類
によってシミュレート対象を指定する割込みの種類55
と、シミュレート対象とする入出力装置を指定する入出
力装置の別56などが指定できる。
【0042】図6は、図1における異常終了の割込みが
シミュレート対象であるか否かの判断処理に係る動作の
一実施例を示すフローチャートである。
【0043】本実施例は、図1におけるシミュレート対
象判断処理1dの処理動作の詳細を示すものであり、ま
ず、図1における異常終了割込み採取処理14によって
採取した割込み情報をもとに、全タスク共通のシミュレ
ート対象項目テーブルを参照し(ステップ61)、シミ
ュレート対象であるか否かを判定する(ステップ6
2)。この結果シミュレート対象の割込みでないと判断
した場合は、異常終了となった機能試験プログラムタス
ク固有のシミュレート対象項目テーブルを参照し(ステ
ップ63)、シミュレート対象であるか否かを判定する
(ステップ64)が、この結果もシミュレート対象の割
込みでないと判断した場合は、シミュレート非対象のリ
ターン情報を設定し(ステップ65)、処理を終了す
る。
【0044】また、全タスク共通あるいは、異常終了と
なった機能試験プログラムタスク固有のシミュレート対
象項目テーブルを参照し(ステップ61,63)、シミ
ュレート対象であるか否かを判定し(ステップ62,6
4)、この結果シミュレート対象の割込みであると判断
した場合は、シミュレート対象のリターン情報を設定し
(ステップ66)、処理を終了する。
【0045】図7は、図1における異常終了の割込みの
発生した命令動作のシミュレート処理に係る動作の一実
施例を示すフローチャートである。
【0046】本実施例は、図1におけるシミュレート処
理1eの処理動作の詳細を示すものであり、まず、図1
における異常終了割込み採取処理14によって採取した
割込み情報である割込みアドレス、割込み種別コード等
から割込み命令の確定を行い(ステップ71)、割込み
命令の命令コードと、オペランドアドレスと、オペラン
ドアドレスの示す主記憶装置の内容などを解析し(ステ
ップ72)、割込み発生となった命令をアーキテクチャ
動作に従ってシミュレートする(ステップ73)。シミ
ュレートが正常に終了した場合は(ステップ74)、シ
ミュレート結果を、異常終了となった命令に関する主記
憶装置、レジスタ等に設定し(ステップ75)、正常終
了のリターン情報を設定し(ステップ76)、処理を終
了する。
【0047】また、シミュレートを実行した結果(ステ
ップ73)、シミュレートが正常に終了しなかった場合
は(ステップ74)、異常終了のリターン情報を設定し
(ステップ77)、処理を終了する。
【0048】以上、図1〜図7を用いて説明したよう
に、本実施例の情報処理装置機能試験プログラムのデバ
ッグ方式では、機能検証プログラムのデバッグを試験対
象とは異なる情報処理装置を使用した場合に発生する異
常終了割込み等の不具合を解決する。
【0049】このことにより、オペレータによる異常終
了発生原因の調査や、異常終了を回避するプログラムパ
ッチ作業などの無駄な作業が、不要化でき、機能検証プ
ログラムのデバッグを高効率に行うことができる。
【0050】尚、図1〜図7を用いて説明した実施例
は、本発明の一例として示したものであり、本発明は、
これらの実施例に限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、機能試験プログラムの
デバッグを、試験対象とは異なる情報処理装置を用いて
行った場合に発生する異常終了割込みの採取、シミュレ
ートを自動的に行い、正常に動作したように実行できる
ため、人手による判断やプログラムパッチ作業が不要と
なり、効率の良いデバッグが可能である。これにより、
機能試験プログラムのデバッグ期間の短縮、品質の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理装置機能試験プログラムのデバッグ方
式の本発明に係る処理動作の一実施例を示す説明図であ
る。
【図2】図1における情報処理装置機能試験プログラム
のデバッグ方式の実施に用いる情報処理装置の本発明に
係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図1における異常終了割込み発生時の割込みベ
クトル切り替えに係る動作の一実施例を示すフローチャ
ートである。
【図4】図1におけるシミュレート対象とする命令及び
入出力装置の登録/削除に係る動作の一実施例を示すフ
ローチャートである。
【図5】図1におけるシミュレート対象とする命令及び
入出力装置の登録に係るデータ内容の一例を示す表であ
る。
【図6】図1における異常終了の割込みがシミュレート
対象であるか否かの判断処理に係る動作の一実施例を示
すフローチャートである。
【図7】図1における異常終了の割込みの発生した命令
動作のシミュレート処理に係る動作の一実施例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11…デバッグ支援プログラムタスク、 12…タスク制御プログラムタスク、 13…機能試験プログラムタスク、 14…異常終了割込み採取処理、 15…割込み処理、 16…制御プログラム、 17…タイムシュアリング共通バス、 1h…情報処理装置、 21…主記憶装置、 22…記憶制御装置、 23…命令プロセッサ、 24…入出力プロセッサ、 25…サービス装置、 26…サービスプロセッサ、 27…入出力装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つ以上の命令プロセッサと、
    該プロセッサに接続される主記憶装置、入出力装置など
    の周辺装置群とからなる情報処理装置の動作を、機能試
    験プログラムをその主記憶装置内にロードして、命令プ
    ロセッサに実行させることで検証する機能試験方法にお
    いて、機能試験プログラムのデバッグを、該機能試験プ
    ログラムが試験対象とする情報処理装置とは異なる情報
    処理装置を用いて行った場合に発生する未サポート命令
    発行や、入出力装置指定などによる異常終了に関し、異
    常終了割込みを採取する手段と、異常終了となった該命
    令や該入出力装置のアーキテクチャ上の動作をシミュレ
    ートする手段と、割込み発生個所から自動的に再実行さ
    せる手段を設けることにより、機能試験プログラムの正
    常実行を可能とすることで、デバッグを容易に行えるこ
    とを特徴とするデバッグ方式。
JP5246593A 1993-10-01 1993-10-01 情報処理装置機能試験プログラムのデバッグ方式 Pending JPH07105045A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010140240A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Renesas Electronics Corp プロセッサ、マルチプロセッサ、及び、デバッグ方法
US20110270806A1 (en) * 2010-05-03 2011-11-03 Airbus Operations (Societe Par Actions Simplifiee) Checking of a communication system for an aircraft under development

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