JPH07103765A - 全方向ターゲット用シャッタ装置 - Google Patents

全方向ターゲット用シャッタ装置

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JPH07103765A
JPH07103765A JP27614493A JP27614493A JPH07103765A JP H07103765 A JPH07103765 A JP H07103765A JP 27614493 A JP27614493 A JP 27614493A JP 27614493 A JP27614493 A JP 27614493A JP H07103765 A JPH07103765 A JP H07103765A
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Hiroaki Fuse
裕明 布施
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OGUMA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時にだけ全方向ターゲットを機能させ、
非使用時には全方向ターゲットの機能を停止させること
ができるシャッタ装置を提供する。 【構成】 支柱5の上部周面にその周方向に60°ずつ
間隔を置いて環状に配設された6つのプリズム701か
らなる全方向ターゲット7の外周に、円筒状の内筒9及
び外筒11を配設し、該内筒9及び外筒11の周面90
7,1107で前記入出射面703に対応した箇所に窓
909,1109をそれぞれ形成し、これら内筒9及び
外筒11を、制御回路1309の制御によりモータ13
01で前記周方向に30°ずつ回転させて、内筒9及び
外筒11の各窓909,1109や、該各窓909,1
109間の周面部分を各入出射面703の前方に位置さ
せることで、該各入出射面703を開放、遮蔽するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体を自動追尾しつ
つ測量する際に用いられる全方向ターゲット用のシャッ
タ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光波を用い、移動体を自動追尾しつつ測
量する際には、入射光をその入射方向に反射するプリズ
ムを移動体に設置すると共に、レーザ光等の光波を測量
地点から向きを変えながら出力し、この光波が移動体の
プリズムで反射されて測量地点に戻った際の光波の向き
により、測量地点から見た移動体の方向を検出し、ま
た、戻ってきた光波の位相により、測量地点から移動体
までの距離を計測している。そして、移動体が例えば建
設機械等の操舵可能なものである場合には、どのような
方向から光波が入射されてもその光波を反射できるよう
に、複数のプリズムを水平面内で円周状に配設した全方
向ターゲットが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数の移動
体のうち1つの移動体を対象とし測量地点から自動追尾
しつつ測量を行う場合、各移動体に全方向ターゲットが
設置されていると、測量地点側で光波の向きを変えて測
量対象の移動体の探索を行う際に、測量対象以外の移動
体の全方向ターゲットで反射された光波が測量地点に戻
り、測量地点側で測量対象以外の移動体が測量対象の移
動体であるものと間違えて認識されてしまうことがある
という不具合があった。本発明は前記事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、使用時にだ
け全方向ターゲットを機能させ、非使用時には全方向タ
ーゲットの機能を停止させることができる全方向ターゲ
ット用シャッタ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、入出射面に入射された光波を内部で反射
し、この反射光波をその入射方向に向けて出射するプリ
ズムが水平面内で環状に複数配設された全方向ターゲッ
トのシャッタ装置であって、前記全方向ターゲットの外
周に配設される筒状部材と、前記筒状部材に設けられ、
該筒状部材と前記全方向ターゲットとの相対的な移動に
より前記複数のプリズムの入出射面を同時に開放する光
波透過部と、前記筒状部材に設けられ、該筒状部材と前
記全方向ターゲットとの相対的な移動により前記複数の
プリズムの入出射面を同時に遮蔽する光波遮蔽部と、前
記全方向ターゲット及び前記筒状部材のいずれか一方を
他方に対し相対的に移動させる駆動手段とを備えること
を特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記筒状部材は外筒及び
内筒で構成され、前記光波透過部は、前記外筒及び内筒
の周方向に間隔を置き且つ前記各プリズムの入出射面に
対応する箇所にそれぞれ形成された複数の窓で構成さ
れ、前記光波遮蔽部は、前記各窓間の外筒部分及び内筒
部分で構成され、前記駆動手段は、前記外筒及び内筒を
周方向にそれぞれ回転させるものとした。さらに、本発
明は、入出射面に入射された光波を内部で反射し、この
反射光波をその入射方向に向けて出射するプリズムが水
平面内で環状に複数配設された全方向ターゲットのシャ
ッタ装置において、前記全方向ターゲットの外周に配設
され、該全方向ターゲットとの相対的な移動により前記
複数のプリズムの入出射面を同時に開放、遮蔽する筒状
部材と、前記全方向ターゲット及び前記筒状部材のいず
れか一方を他方に対し相対的に移動させる駆動手段とを
設けたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。図1は第1実施例に係る全方向ターゲット用
シャッタ装置を採用したターゲットユニットの断面図、
図2は図1に示すターゲットユニットの平面図である。
図中全体符号1で示す第1実施例のターゲットユニット
は、基台3、基台3上に立設された円柱状の支柱5、支
柱5に取着された光波反射用の全方向ターゲット7、全
方向ターゲット7の外周に配設された内筒9及び外筒1
1、内筒9及び外筒11を全方向ターゲット7の周方向
に回転させる回転駆動手段13、並びに、支柱5に支持
され透明部材からなり内筒9、外筒11、及び回転駆動
手段13を収容する円筒状のカバー15を備え、前記内
筒9、外筒11、及び回転駆動手段13によりシャッタ
装置が構成されている。
【0007】全方向ターゲット7は、3面直交型のプリ
ズム701を6つ備え、プリズム701の前面には入出
射面703が形成されている。各プリズム701は、図
2に示すように、支柱5の上部周面で同一水平面内箇所
にそれぞれ取着され、支柱13の軸心を中心とし該支柱
5の周方向に60°ずつ間隔を置いて環状に配設されて
いる。各プリズム701の入出射面703は、支柱5の
径方向外側に向けられており、これら各プリズム701
により、ターゲットユニット1の回りの360°方向か
らの光を反射できるように構成されている。
【0008】内筒9は外筒11の内側に配設され、内筒
9及び外筒11の下端内周部は、カバー15の底板の複
数箇所に設けられた軸受901,1101により回転可
能に支持され、内筒9の上部外周部と外筒11の上部内
周部との間は、内筒9の上端面の複数箇所に設けられた
軸受903により回転可能に支持されている。内筒9及
び外筒11の上端面には内歯歯車905,1103がそ
れぞれ設けられている。
【0009】また、外筒11の上端には周方向に30°
ずつ間隔を置いて12個のL字片1105が取着されて
いる。さらに、図3に内筒9及び外筒11の周面部分の
斜視図で示すように、前記内筒9及び外筒11の周面9
07,1107で前記入出射面703に対応した箇所に
は、窓909,1109がそれぞれ形成されている。
【0010】尚、各窓909,1109間の周面部分9
11,1111(図3、各窓間の内筒部分及び外筒部分
に相当)の前記周方向における幅は、該窓909,11
09の幅の半分より若干長い長さで形成されている。従
って、各プリズム701の入出射面703は、図4に模
式図で示すように、前記各窓909,1109が各入出
射面703の前方に位置することで開放される。また、
各プリズム701の入出射面703は、図5に模式図で
示すように、前記各窓909,1109が各入出射面7
03の前方から前記周方向に30°ずれた箇所に位置
し、前記各周面部分911,1111が各入出射面70
3の前方に位置することで遮蔽される。
【0011】回転駆動手段13は、モータ1301、歯
車1303,1305、光電スイッチ1307、制御回
路1309、及びドライバ1311で構成されている。
モータ1301は前記支柱5の上端に設けられ、モータ
軸1313は支柱5の上方に延在している。モータ軸1
307には歯車1303が取着され、この歯車1303
は前記内筒9の内歯歯車905に噛合している。また、
歯車1303には、これと同一形状の歯車1305が噛
合し、この歯車1305は前記外筒11の内歯歯車11
03に噛合している。従って、内筒9は前記モータ13
01の駆動により前記周方向に回転され、外筒11は、
前記歯車1303,1305を介して前記モータ130
1の駆動により、内筒9とは反対の向きでしかも該内筒
9と同じ角度だけ前記周方向に回転される。
【0012】光電スイッチ1307は、前記外筒11の
上方で前記L字片1105の上下に対向して配置された
一対の発光素子1331、受光素子1333を備え、外
筒11が前記周方向に30°ずつ回転される毎に、前記
発光素子1331から受光素子1333への光が前記L
字片1105により遮光され、光電スイッチ1307の
出力信号がオンからオフに変わる。即ち、光電スイッチ
1307とL字片1105とにより所謂エンコーダが構
成されている。制御回路1309は、前記光電スイッチ
1307の出力信号に応じてモータ1301の駆動制御
を行い、ドライバ1309は、前記制御回路1309の
制御に応じて前記モータ1301を駆動する。
【0013】次に、上述した構成による第1実施例のタ
ーゲットユニット1の動作について説明する。まず、初
期状態では、前記モータ1301の駆動が停止されてお
り、内筒9及び外筒11の各窓909,1109が、図
5に示すように、各プリズム701の入出射面703の
前方から前記周方向に30°ずれた箇所に位置し、前記
各周面部分911,1111が各入出射面703の前方
に位置していて、該各周面部分911,1111により
前記各入出射面703が遮蔽されている。また、前記内
筒9及び外筒11が上述の箇所に位置していることか
ら、前記光電スイッチ1307の発光素子1331から
受光素子1333への光が、外筒11のL字片1105
により遮光され、光電スイッチ1307から前記制御回
路1309へはオフ信号が出力されている。
【0014】ここで、外部からのリモコン信号等により
前記制御回路1309にシャッタ開放信号が入力される
と、制御回路1309の制御で前記ドライバ1311に
よりモータ1301が駆動され、前記内筒9及び外筒1
1が前記周方向で互いに反対の向きに回転される。する
と、前記光電スイッチ1307の前記光を遮光していた
前記L字片1105が該光の光軸上から退避し、光電ス
イッチ1307の出力信号がオフからオンに変わる。
【0015】そして、内筒9及び外筒11が前記初期状
態からそれぞれ30°ずつ回転されると、前記光の光軸
上から退避した前記L字片1105の次のL字片110
5により前記光電スイッチ1307の前記光が再び遮光
され、光電スイッチ1307の出力信号がオンからオフ
に変わり、これに応じて、前記制御回路1309の制御
で前記ドライバ1311によるモータ1301の駆動が
停止される。モータ1301の駆動が停止された時点で
は、内筒9及び外筒11が前記初期状態からそれぞれ3
0°ずつ回転されていることから、図4に示すように、
前記各窓909,1109が各入出射面703の前方に
位置し、該各入出射面703が開放される。
【0016】さらに、その後、外部からのリモコン信号
等により前記制御回路1309にシャッタ遮蔽信号が入
力されると、制御回路1309の制御で前記ドライバ1
311によりモータ1301が駆動される。そして、前
記内筒9及び外筒11がそれぞれ前記周方向に30°回
転されて、次のL字片1105により前記光電スイッチ
1307の前記光が再び遮光されると、その時点で、前
記制御回路1309の制御で前記ドライバ1311によ
るモータ1301の駆動が停止され、図5に示すよう
に、前記内筒9及び外筒11の各周面部分911,11
11が各入出射面703の前方に位置し、該各入出射面
703が遮蔽される。以後は、前記シャッタ開放信号及
びシャッタ遮蔽信号の前記制御回路1309への入力に
応じ、該制御回路1309の制御による前記モータ13
01の駆動で、前記内筒9及び外筒11がそれぞれ前記
周方向に30°ずつ回転され、各プリズム701の入出
射面703の開放動作及び遮蔽動作が繰り返し行われ
る。
【0017】このように、第1実施例のターゲットユニ
ット1によれば、支柱5の上部周面にその周方向に60
°ずつ間隔を置いて環状に配設された6つのプリズム7
01からなる全方向ターゲット7の外周に、円筒状の内
筒9及び外筒11を配設し、該内筒9及び外筒11の周
面907,1107で前記入出射面703に対応した箇
所に窓909,1109をそれぞれ形成し、これら内筒
9及び外筒11を、制御回路1309の制御によりモー
タ1301で前記周方向に30°ずつ回転させて、内筒
9及び外筒11の各窓909,1109や、該各窓90
9,1109間の周面部分911,1111を各入出射
面703の前方に位置させることで、該各入出射面70
3を開放、遮蔽するようにした。
【0018】このため、例えば複数の移動体のそれぞれ
にターゲットユニット1を設置し、これら移動体のうち
1つの移動体を対象として測量地点から自動追尾を行い
つつ測量する場合、測量対象の移動体に設置されたター
ゲットユニット1の各プリズム701の入出射面703
を開放して全方向ターゲット7を機能させ、測量対象以
外の移動体に設置されたターゲットユニット1の各プリ
ズム701の入出射面703を遮蔽して全方向ターゲッ
ト7の機能を停止させることができる。従って、測量地
点からの光波が測量対象以外の移動体のターゲットユニ
ット1の全方向ターゲット7で反射されて測量地点に戻
り、測量地点側で測量対象以外の移動体が測量対象の移
動体であるものと間違えて認識されるのを防止すること
ができる。
【0019】図6は第2実施例に係る全方向ターゲット
用シャッタ装置を採用したターゲットユニットの正面
図、図7は図1に示すターゲットユニットの平面図であ
る。図中全体符号1Aで示す第2実施例のターゲットユ
ニットは、第1実施例のターゲットユニット1と同様の
基台3、支柱5、及び全方向ターゲット7を備え、さら
に、全方向ターゲットの外周に配設された筒状部材17
と、筒状部材17を支柱5に沿って昇降させる昇降駆動
手段19とを備え、前記筒状部材17及び昇降駆動手段
19によりシャッタ装置が構成されている。
【0020】第2実施例のターゲットユニット1Aで
は、前記支柱5が中空に形成され、その上部周面で周方
向に90°ずつ間隔を置いた箇所には、4つの長孔50
1が、上下に延在し且つ前記プリズム701の入出射面
703の上下幅より若干長い長さで形成されている。
【0021】筒状部材17は、上下に離間して配設され
た上蓋材1701及び下筒材1703と、これら上蓋材
1701及び下筒材1703を連結する6つの連結材1
705とで構成されている。上蓋材1701は、円形の
天面とその周縁から下方に延出する周面1707とから
なり、前記支柱5の上方に配設されている。下筒材17
03は上蓋材1701と同径に形成され、前記長孔50
1が形成された支柱5の上部周面部分を覆うように配設
されている。各連結材1705は、前記入出射面703
の上下幅より若干長い長さで形成されており、各連結材
1705は、隣接するプリズム701の入出射面703
の間にそれぞれ配設されている。従って、筒状部材17
の上蓋材1701と下筒材1703との間で各連結材1
705の相互間には、前記プリズム701の入出射面7
03より大きい窓1709が、各プリズム701に対応
して周方向に6つ形成されている。
【0022】昇降駆動手段19は、ソレノイド1901
と十字アーム1903と、ソレノイド1901の動作を
制御する制御回路1905とで構成されている。ソレノ
イド1901は支柱5の中空部内に収容され、そのロッ
ド1907は上方に延在し、ソレノイド1901の作動
によりロッド1907は、前記長孔501の長手方向の
長さと略々等しいストロークで上下に進退される。十字
アーム1903は4つのアーム1909を備え、各アー
ム1909は、ロッド1907の上端周面で同一水平面
内の周方向に90°ずつ間隔を置いた箇所に、ロッド1
907の径方向に延在して配設されている。また、各ア
ーム1909の先端は、前記各長孔501を通り支柱5
の外側に延出して前記下筒材1703の内周面にそれぞ
れ連結されている。
【0023】従って、ソレノイド1901の作動により
ロッド1907が上下に進退されることで前記十字アー
ム1903が長孔501に沿って昇降され、十字アーム
1903の昇降により、アーム1909が連結された下
筒材1703や、前記連結材1705を介して下筒材1
703と連結された上蓋材1701、即ち筒状部材17
の全体が支柱5に沿って昇降される。尚、図6では、前
記十字アーム1903乃至筒状部材17が下動した状態
を示している。
【0024】このような構成による第2実施例のターゲ
ットユニット1Aでは、外部からのリモコン信号等によ
り前記制御回路1905にシャッタ遮蔽信号が入力され
ると、制御回路1905の制御で前記ソレノイド190
1に通電され、該ソレノイド1901が作動して前記ロ
ッド1903が上方に進出する。これに伴い、図8に示
すように、前記十字アーム1903乃至筒状部材17が
上動して、前記下筒材1703が各プリズム701の入
出射面703の前方に位置し、該入出射面703が遮蔽
される。
【0025】また、外部からのリモコン信号等により前
記制御回路1905にシャッタ遮蔽信号が入力される
と、制御回路1905の制御によりソレノイド1901
が作動して前記ロッド1903が下方に退避する。これ
に伴い、図6に示すように、前記十字アーム1903乃
至筒状部材17が下動して、前記下筒材1703が各プ
リズム701の入出射面703の前方から下方に退避
し、代わりに窓1709が各プリズム701の入出射面
703の前方に位置し、該入出射面703が開放され
る。従って、第2実施例のターゲットユニット1Aによ
っても、第1実施例のターゲットユニット1と同様の効
果を得ることができる。
【0026】尚、上述した第1及び第2実施例では、モ
ータ1301やソレノイド1901等を用いて各プリズ
ム701の入出射面703を開放、遮蔽する場合の構成
について説明したが、駆動手段をハンドル等の手動操作
部材とこれに結合された動力伝達機構とで構成し、各入
出射面703の開放、遮蔽を手動により行うように構成
してもよい。また、上述した第1実施例では、モータ1
301により内筒9及び外筒11を回転させる構成とし
たが、例えば、内筒9及び外筒11の一方の各窓の間隔
を、プリズム701の入出射面703の幅以上の長さに
設定し、内筒9及び外筒11の他方を省略し、モータ1
301により全方向ターゲット7を周方向に回転させる
構成としても、第1実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。同じように、上述した第2実施例では、ソレ
ノイド1901により筒状部材17を昇降させる構成と
したが、ソレノイド1901により全方向ターゲット7
を昇降させる構成としても、第2実施例と同様の作用効
果を得ることができる。
【0027】さらに、第2実施例では、筒状部材17を
上蓋材1701及び下筒材1703と、これらを連結す
る6つの連結材1705とで構成したが、下筒材170
3のみで筒状部材17を構成してもよく、そのようにし
ても第2実施例と同様の作用効果を得ることができる。
そして、本発明が適用される全方向ターゲットの構成
は、第1及び第2実施例で示したような6つのプリズム
を備えるものに限らず、5つ以下或は7つ以上のプリズ
ムからなる全方向ターゲットであっても本発明を適用可
能であることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
出射面に入射された光波を内部で反射し、この反射光波
をその入射方向に向けて出射するプリズムが水平面内で
環状に複数配設された全方向ターゲットのシャッタ装置
であって、前記全方向ターゲットの外周に配設される筒
状部材と、前記筒状部材に設けられ、該筒状部材と前記
全方向ターゲットとの相対的な移動により前記複数のプ
リズムの入出射面を同時に開放する光波透過部と、前記
筒状部材に設けられ、該筒状部材と前記全方向ターゲッ
トとの相対的な移動により前記複数のプリズムの入出射
面を同時に遮蔽する光波遮蔽部と、前記全方向ターゲッ
ト及び前記筒状部材のいずれか一方を他方に対し相対的
に移動させる駆動手段とを備える構成とした。
【0029】また、本発明は、入出射面に入射された光
波を内部で反射し、この反射光波をその入射方向に向け
て出射するプリズムが水平面内で環状に複数配設された
全方向ターゲットのシャッタ装置において、前記全方向
ターゲットの外周に配設され、該全方向ターゲットとの
相対的な移動により前記複数のプリズムの入出射面を同
時に開放、遮蔽する筒状部材と、前記全方向ターゲット
及び前記筒状部材のいずれか一方を他方に対し相対的に
移動させる駆動手段とを設けた。
【0030】このため、使用時にだけ全方向ターゲット
を機能させ、非使用時には全方向ターゲットの機能を停
止させることができ、例えば複数の移動体のそれぞれに
全方向ターゲットを設置し、これら移動体のうち1つの
移動体を対象として測量地点から自動追尾しつつ測量す
る場合等に、測量地点からの光波が測量対象以外の移動
体の全方向ターゲットで反射されて測量地点に戻り、測
量地点側で測量対象以外の移動体が測量対象の移動体で
あるものと間違えて認識されるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る全方向ターゲット用
シャッタ装置を採用したターゲットユニットの断面図で
ある。
【図2】図1に示すターゲットユニットの平面図であ
る。
【図3】図1に示す内筒及び外筒の周面部分の斜視図で
ある。
【図4】図1に示す各プリズムの入出射面が開放された
状態を示す模式図である。
【図5】図1に示す各プリズムの入出射面が遮蔽された
状態を示す模式図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る全方向ターゲット用
シャッタ装置を採用したターゲットユニットにおけるプ
リズムの入出射面が開放された状態の正面図である。
【図7】図6に示すターゲットユニットの平面図であ
る。
【図8】図6に示すターゲットユニットにおけるプリズ
ムの入出射面が遮蔽された状態の正面図である。
【符号の説明】
7 全方向ターゲット 701 プリズム 703 プリズム入出射面 9 内筒 909,1109,1709 窓 911 内筒周面部分(各窓間の内筒部分) 11 外筒 1111 外筒周面部分(各窓間の外筒部分) 13 回転駆動手段 17 筒状部材 1703 下筒材 19 昇降駆動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出射面に入射された光波を内部で反射
    し、この反射光波をその入射方向に向けて出射するプリ
    ズムが水平面内で環状に複数配設された全方向ターゲッ
    トのシャッタ装置であって、 前記全方向ターゲットの外周に配設される筒状部材と、 前記筒状部材に設けられ、該筒状部材と前記全方向ター
    ゲットとの相対的な移動により前記複数のプリズムの入
    出射面を同時に開放する光波透過部と、 前記筒状部材に設けられ、該筒状部材と前記全方向ター
    ゲットとの相対的な移動により前記複数のプリズムの入
    出射面を同時に遮蔽する光波遮蔽部と、 前記全方向ターゲット及び前記筒状部材のいずれか一方
    を他方に対し相対的に移動させる駆動手段と、 を備えることを特徴とする全方向ターゲット用シャッタ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記筒状部材は外筒及び内筒で構成さ
    れ、前記光波透過部は、前記外筒及び内筒の周方向に間
    隔を置き且つ前記各プリズムの入出射面に対応する箇所
    にそれぞれ形成された複数の窓で構成され、前記光波遮
    蔽部は、前記各窓間の外筒部分及び内筒部分で構成さ
    れ、前記駆動手段は、前記外筒及び内筒を周方向にそれ
    ぞれ回転させる請求項1記載の全方向ターゲット用シャ
    ッタ装置。
  3. 【請求項3】 入出射面に入射された光波を内部で反射
    し、この反射光波をその入射方向に向けて出射するプリ
    ズムが水平面内で環状に複数配設された全方向ターゲッ
    トのシャッタ装置において、 前記全方向ターゲットの外周に配設され、該全方向ター
    ゲットとの相対的な移動により前記複数のプリズムの入
    出射面を同時に開放、遮蔽する筒状部材と、 前記全方向ターゲット及び前記筒状部材のいずれか一方
    を他方に対し相対的に移動させる駆動手段と、 を設けたことを特徴とする全方向ターゲット用シャッタ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013152139A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Kokusai Kogyo Co Ltd 測量用ターゲット、及びトータルステーション測量方法

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