JPH07102929A - Dohc型内燃機関におけるカム軸用軸受け部の潤滑装置 - Google Patents
Dohc型内燃機関におけるカム軸用軸受け部の潤滑装置Info
- Publication number
- JPH07102929A JPH07102929A JP25276393A JP25276393A JPH07102929A JP H07102929 A JPH07102929 A JP H07102929A JP 25276393 A JP25276393 A JP 25276393A JP 25276393 A JP25276393 A JP 25276393A JP H07102929 A JPH07102929 A JP H07102929A
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- Japan
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- lubricating oil
- cam shaft
- cap body
- bearing
- bearing cap
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 DOHC型内燃機関において、吸気弁用カム
軸2に対する各軸受け部と排気弁用カム軸6に対する各
軸受け部とに対して、前記両カム軸の各々にその軸線に
延びる潤滑油通路を形成することなく、潤滑を確実にで
きるようにする。 【構成】 吸気弁用カム軸2の各軸受けキャップ体4と
排気弁用カム軸6の各軸受けキャップ体8とを連結部1
2にて一体的に一体的に連結し、この各連結部に、吸気
弁用カム軸の各軸受けキャップ体内面の潤滑油供給溝1
0と排気弁用カム軸の各軸受けキャップ体内面の潤滑油
溝11とを連通する潤滑油分配通路13を設ける一方、
前記シリンダヘッドに、潤滑油ポンプから前記各連結部
のうち一つの連結部における潤滑油分配通路への潤滑油
供給通路14を穿設すると共に、排気弁用カム軸の各軸
受けキャップ体における潤滑油供給溝11の相互間を連
通するようにした潤滑油連通通路15を穿設する。
軸2に対する各軸受け部と排気弁用カム軸6に対する各
軸受け部とに対して、前記両カム軸の各々にその軸線に
延びる潤滑油通路を形成することなく、潤滑を確実にで
きるようにする。 【構成】 吸気弁用カム軸2の各軸受けキャップ体4と
排気弁用カム軸6の各軸受けキャップ体8とを連結部1
2にて一体的に一体的に連結し、この各連結部に、吸気
弁用カム軸の各軸受けキャップ体内面の潤滑油供給溝1
0と排気弁用カム軸の各軸受けキャップ体内面の潤滑油
溝11とを連通する潤滑油分配通路13を設ける一方、
前記シリンダヘッドに、潤滑油ポンプから前記各連結部
のうち一つの連結部における潤滑油分配通路への潤滑油
供給通路14を穿設すると共に、排気弁用カム軸の各軸
受けキャップ体における潤滑油供給溝11の相互間を連
通するようにした潤滑油連通通路15を穿設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダヘッドの上面
に、吸気弁用のカム軸と、排気弁用のカム軸との両方を
軸支したDOHC型内燃機関において、前記両カム軸に
おける各軸受け部に対する潤滑装置に関するものであ
る。
に、吸気弁用のカム軸と、排気弁用のカム軸との両方を
軸支したDOHC型内燃機関において、前記両カム軸に
おける各軸受け部に対する潤滑装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、DOHC型内燃機関において、吸
気弁用のカム軸と排気弁用のカム軸との両カム軸におけ
る各軸受け部に対する潤滑は、両カム軸の内部にその軸
線方向に延びる潤滑油通路を形成して、この潤滑油通路
内に、潤滑油ポンプからの潤滑油を、当該カム軸に対す
る複数の各軸受け部のうち一つの軸受け部等より導入し
たのち、この潤滑油通路内を通してその他の各軸受け部
に分配するように構成している(例えば、実公平2−6
9005号公報等を参照)。
気弁用のカム軸と排気弁用のカム軸との両カム軸におけ
る各軸受け部に対する潤滑は、両カム軸の内部にその軸
線方向に延びる潤滑油通路を形成して、この潤滑油通路
内に、潤滑油ポンプからの潤滑油を、当該カム軸に対す
る複数の各軸受け部のうち一つの軸受け部等より導入し
たのち、この潤滑油通路内を通してその他の各軸受け部
に分配するように構成している(例えば、実公平2−6
9005号公報等を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記両カム軸
の内部に潤滑油通路を形成するに際しては、当該カム軸
を、鋳造にて製作するとき、同時にその内部に潤滑油通
路を鋳造にて形成する場合と、当該カム軸の内部におけ
る潤滑油通路をドリル工具による孔あけ加工にして形成
する場合とがあるが、前者の場合には、鋳造のプロセス
が複雑になるから、コストの大幅なアップを招来するの
であり、また、後者のように潤滑油通路を、ドリル工具
による孔あけ加工にして形成することは、両カム軸は細
長くてこれに細径の潤滑油通路を穿設することにより、
ドリル工具による孔あけ加工が困難であるから、これま
たコストが大幅にアップするのである。
の内部に潤滑油通路を形成するに際しては、当該カム軸
を、鋳造にて製作するとき、同時にその内部に潤滑油通
路を鋳造にて形成する場合と、当該カム軸の内部におけ
る潤滑油通路をドリル工具による孔あけ加工にして形成
する場合とがあるが、前者の場合には、鋳造のプロセス
が複雑になるから、コストの大幅なアップを招来するの
であり、また、後者のように潤滑油通路を、ドリル工具
による孔あけ加工にして形成することは、両カム軸は細
長くてこれに細径の潤滑油通路を穿設することにより、
ドリル工具による孔あけ加工が困難であるから、これま
たコストが大幅にアップするのである。
【0004】しかも、いずれの場合においても、カム軸
の内部に潤滑油通路を軸線方向に延びるように形成する
ことにより、カム軸の強度が低下することになるから、
この分だけカム軸の直径を大きくしなければならないの
である。本発明は、DOHC型内燃機関における両カム
軸の各軸受け部に対して、潤滑油を、当該両カム軸の内
部に潤滑油通路を形成することなく、確実に供給できる
ようにした潤滑装置を提供することを技術的課題とする
ものである。
の内部に潤滑油通路を軸線方向に延びるように形成する
ことにより、カム軸の強度が低下することになるから、
この分だけカム軸の直径を大きくしなければならないの
である。本発明は、DOHC型内燃機関における両カム
軸の各軸受け部に対して、潤滑油を、当該両カム軸の内
部に潤滑油通路を形成することなく、確実に供給できる
ようにした潤滑装置を提供することを技術的課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、シリンダヘッドの上面に、吸気弁用の
カム軸を、シリンダヘッドに一体的に造形した複数個の
軸受け部とこの各軸受け部に対する軸受けキャップ体と
で軸支すると共に、排気弁用のカム軸を、シリンダヘッ
ドに一体的に造形した複数個の軸受け部とこの各軸受け
部に対する軸受けキャップ体とで軸支して成るDOHC
型内燃機関において、前記吸気弁用カム軸の各軸受けキ
ャップ体と前記排気弁用カム軸の各軸受けキャップ体と
の間に、これらを一体的に連結する連結部を各々設け
て、この各連結部に、吸気弁用カム軸の各軸受けキャッ
プ体の内面における潤滑油供給溝と排気弁用カム軸の各
軸受けキャップ体の内面における潤滑油供給溝とを互い
に連通する潤滑油分配通路を設ける一方、前記シリンダ
ヘッドに、潤滑油ポンプから前記各連結部のうち一つの
連結部における潤滑油分配通路への潤滑油供給通路を穿
設し、更に、前記シリンダヘッドに、前記各連結部にお
ける潤滑油分配通路の相互間を連通するか、或いは、吸
気弁用カム軸の各軸受けキャップ体における潤滑油供給
溝の相互間又は排気弁用カム軸の各軸受けキャップ体に
おける潤滑油供給溝の相互間を連通するようにした潤滑
油連通通路を穿設すると言う構成にした。
るため本発明は、シリンダヘッドの上面に、吸気弁用の
カム軸を、シリンダヘッドに一体的に造形した複数個の
軸受け部とこの各軸受け部に対する軸受けキャップ体と
で軸支すると共に、排気弁用のカム軸を、シリンダヘッ
ドに一体的に造形した複数個の軸受け部とこの各軸受け
部に対する軸受けキャップ体とで軸支して成るDOHC
型内燃機関において、前記吸気弁用カム軸の各軸受けキ
ャップ体と前記排気弁用カム軸の各軸受けキャップ体と
の間に、これらを一体的に連結する連結部を各々設け
て、この各連結部に、吸気弁用カム軸の各軸受けキャッ
プ体の内面における潤滑油供給溝と排気弁用カム軸の各
軸受けキャップ体の内面における潤滑油供給溝とを互い
に連通する潤滑油分配通路を設ける一方、前記シリンダ
ヘッドに、潤滑油ポンプから前記各連結部のうち一つの
連結部における潤滑油分配通路への潤滑油供給通路を穿
設し、更に、前記シリンダヘッドに、前記各連結部にお
ける潤滑油分配通路の相互間を連通するか、或いは、吸
気弁用カム軸の各軸受けキャップ体における潤滑油供給
溝の相互間又は排気弁用カム軸の各軸受けキャップ体に
おける潤滑油供給溝の相互間を連通するようにした潤滑
油連通通路を穿設すると言う構成にした。
【0006】
【作 用】この構成において、潤滑油ポンプから潤滑
油供給通路を介して一つの連結部における潤滑油分配通
路に供給された潤滑油は、当該一つの連結部によって互
いに連結する吸気弁用カム軸の軸受けキャップ体及び排
気弁用カム軸の軸受けキャップ体の内面における潤滑油
供給溝に各々分配されると同時に、潤滑油連通通路を介
して他の連結部における潤滑油分配通路に供給されたの
ち、当該他の連結部にて互いに連結する吸気弁用カム軸
の軸受けキャップ体及び排気弁用カム軸の軸受けキャッ
プ体の内面における潤滑油供給溝に各々分配されること
になるか、或いは、前記一つの連結部における潤滑油分
配通路に供給された潤滑油は、当該一つの連結部によっ
て互いに連結する吸気弁用カム軸の軸受けキャップ体及
び排気弁用カム軸の軸受けキャップ体の内面における潤
滑油供給溝に各々分配されると同時に、潤滑油連通通路
を介してその他の吸気弁用カム軸に対する各軸受けキャ
ップ体及び排気弁用カム軸に対する各軸受けキャップ体
における潤滑油供給溝に各々分配されることになるか
ら、吸気弁用カム軸に対する各軸受け部と、排気弁用カ
ム軸に対する各軸受け部とを確実に潤滑することができ
るのである。
油供給通路を介して一つの連結部における潤滑油分配通
路に供給された潤滑油は、当該一つの連結部によって互
いに連結する吸気弁用カム軸の軸受けキャップ体及び排
気弁用カム軸の軸受けキャップ体の内面における潤滑油
供給溝に各々分配されると同時に、潤滑油連通通路を介
して他の連結部における潤滑油分配通路に供給されたの
ち、当該他の連結部にて互いに連結する吸気弁用カム軸
の軸受けキャップ体及び排気弁用カム軸の軸受けキャッ
プ体の内面における潤滑油供給溝に各々分配されること
になるか、或いは、前記一つの連結部における潤滑油分
配通路に供給された潤滑油は、当該一つの連結部によっ
て互いに連結する吸気弁用カム軸の軸受けキャップ体及
び排気弁用カム軸の軸受けキャップ体の内面における潤
滑油供給溝に各々分配されると同時に、潤滑油連通通路
を介してその他の吸気弁用カム軸に対する各軸受けキャ
ップ体及び排気弁用カム軸に対する各軸受けキャップ体
における潤滑油供給溝に各々分配されることになるか
ら、吸気弁用カム軸に対する各軸受け部と、排気弁用カ
ム軸に対する各軸受け部とを確実に潤滑することができ
るのである。
【0007】
【発明の効果】このように本発明によると、吸気弁用カ
ム軸に対する各軸受け部と、排気弁用カム軸に対する各
軸受け部とを確実に潤滑することができて、従来のよう
に、前記両カム軸の各々にその軸線に延びる潤滑油通路
を形成することを省略できるから、両カム軸の製造コス
トを大幅に低減できると共に、両カム軸の直径を小さく
することができる効果を有する。
ム軸に対する各軸受け部と、排気弁用カム軸に対する各
軸受け部とを確実に潤滑することができて、従来のよう
に、前記両カム軸の各々にその軸線に延びる潤滑油通路
を形成することを省略できるから、両カム軸の製造コス
トを大幅に低減できると共に、両カム軸の直径を小さく
することができる効果を有する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面について説明
する。図において符号1は、図示しないシリンダブロッ
クの上面に締結された鋳鉄又は軽合金製のシリンダヘッ
ドを示し、該シリンダヘッド1の上面には、吸気弁用の
カム軸2が、シリンダヘッド1に一体的に造形した複数
個の軸受け部3と、当該各軸受け部3の各々に対して一
対のボルト5にて締結される軸受けキャップ体4とによ
って軸支されている。更に、前記シリンダヘッド1の上
面には、排気弁用のカム軸6が、シリンダヘッド1に一
体的に造形した複数個の軸受け部7と、当該各軸受け部
7の各々に対して一対のボルト9にて締結される軸受け
キャップ体8とによって軸支されている。
する。図において符号1は、図示しないシリンダブロッ
クの上面に締結された鋳鉄又は軽合金製のシリンダヘッ
ドを示し、該シリンダヘッド1の上面には、吸気弁用の
カム軸2が、シリンダヘッド1に一体的に造形した複数
個の軸受け部3と、当該各軸受け部3の各々に対して一
対のボルト5にて締結される軸受けキャップ体4とによ
って軸支されている。更に、前記シリンダヘッド1の上
面には、排気弁用のカム軸6が、シリンダヘッド1に一
体的に造形した複数個の軸受け部7と、当該各軸受け部
7の各々に対して一対のボルト9にて締結される軸受け
キャップ体8とによって軸支されている。
【0009】また、前記シリンダヘッド1の上面には、
吸気用カム軸2に対する各軸受け部3と、排気弁用カム
軸6における各軸受け部7との間の部位に、点火栓装着
用のパイプ16が立設されている。前記吸気弁用カム軸
2に対する各軸受けキャップ体4の内面、及び前記排気
弁用カム軸6に対する各軸受けキャップ体8の内面に
は、各々潤滑油供給溝10,11が円周方向に延びるよ
うに刻設されている。
吸気用カム軸2に対する各軸受け部3と、排気弁用カム
軸6における各軸受け部7との間の部位に、点火栓装着
用のパイプ16が立設されている。前記吸気弁用カム軸
2に対する各軸受けキャップ体4の内面、及び前記排気
弁用カム軸6に対する各軸受けキャップ体8の内面に
は、各々潤滑油供給溝10,11が円周方向に延びるよ
うに刻設されている。
【0010】そして、前記吸気弁用カム軸2に対する各
軸受けキャップ体4と、前記排気弁用カム軸6に対する
各軸受けキャップ体8とを、前記点火栓装着用パイプ1
0の外周を巡るように略円形にした連結部12にて一体
的に連結し、この連結部12の下面に、吸気弁用カム
軸2に対する各軸受けキャップ体4における潤滑油供給
溝10と、排気弁用カム軸6に対する各軸受けキャップ
体8における潤滑油供給溝11とを互いに連通する潤滑
油分配通路13を刻設する。
軸受けキャップ体4と、前記排気弁用カム軸6に対する
各軸受けキャップ体8とを、前記点火栓装着用パイプ1
0の外周を巡るように略円形にした連結部12にて一体
的に連結し、この連結部12の下面に、吸気弁用カム
軸2に対する各軸受けキャップ体4における潤滑油供給
溝10と、排気弁用カム軸6に対する各軸受けキャップ
体8における潤滑油供給溝11とを互いに連通する潤滑
油分配通路13を刻設する。
【0011】更に、前記シリンダヘッド1には、シリン
ダブロック側における潤滑油ポンプ(図示せず)からの
潤滑油供給通路14を、当該潤滑油供給通路14が前記
各連結部12のうち一つの連結部12における潤滑油分
配通路13に対して連通するように穿設する。更に、前
記シリンダヘッド1には、前記排気弁用カム軸6に対す
る各軸受けキャップ体8における潤滑油供給溝11の相
互間を互いに連通するための潤滑油連通通路15を、気
筒列の方向に延びるように穿設する。
ダブロック側における潤滑油ポンプ(図示せず)からの
潤滑油供給通路14を、当該潤滑油供給通路14が前記
各連結部12のうち一つの連結部12における潤滑油分
配通路13に対して連通するように穿設する。更に、前
記シリンダヘッド1には、前記排気弁用カム軸6に対す
る各軸受けキャップ体8における潤滑油供給溝11の相
互間を互いに連通するための潤滑油連通通路15を、気
筒列の方向に延びるように穿設する。
【0012】この構成において、シリンダブロック側に
おける潤滑油ポンプから潤滑油供給通路14を介して一
つの連結部12における潤滑油分配通路13に供給され
た潤滑油は、当該一つの連結部12によって互いに連結
する吸気弁用カム軸2の軸受けキャップ体4及び排気弁
用カム軸6の軸受けキャップ体8の内面における潤滑油
供給溝10,11に各々分配される同時に、潤滑油連通
通路15を介してその他の排気弁用カム軸6に対する各
軸受けキャップ体8における潤滑油供給溝11に分配さ
れ、更に、この潤滑油供給溝11から連結部12におけ
る潤滑油分配通路13を介してその他の吸気弁用カム軸
2に対する各軸受けキャップ体4における潤滑油供給溝
10に分配されることになるから、吸気弁用カム軸2に
対する各軸受け部3と、排気弁用カム軸6に対する各軸
受け部7とを確実に潤滑することができるのである。
おける潤滑油ポンプから潤滑油供給通路14を介して一
つの連結部12における潤滑油分配通路13に供給され
た潤滑油は、当該一つの連結部12によって互いに連結
する吸気弁用カム軸2の軸受けキャップ体4及び排気弁
用カム軸6の軸受けキャップ体8の内面における潤滑油
供給溝10,11に各々分配される同時に、潤滑油連通
通路15を介してその他の排気弁用カム軸6に対する各
軸受けキャップ体8における潤滑油供給溝11に分配さ
れ、更に、この潤滑油供給溝11から連結部12におけ
る潤滑油分配通路13を介してその他の吸気弁用カム軸
2に対する各軸受けキャップ体4における潤滑油供給溝
10に分配されることになるから、吸気弁用カム軸2に
対する各軸受け部3と、排気弁用カム軸6に対する各軸
受け部7とを確実に潤滑することができるのである。
【0013】なお、前記実施例は、シリンダヘッド1に
穿設する潤滑油連通通路15にて、排気弁用カム軸6に
対する各軸受けキャップ体8における潤滑油供給溝11
の相互間を互いに連通するように構成した場合を示した
が、この潤滑油連通通路15にて、吸気弁用カム軸2に
対する各軸受けキャップ体4における潤滑油供給溝10
の相互間を互いに連通するように構成しても良いのであ
る。
穿設する潤滑油連通通路15にて、排気弁用カム軸6に
対する各軸受けキャップ体8における潤滑油供給溝11
の相互間を互いに連通するように構成した場合を示した
が、この潤滑油連通通路15にて、吸気弁用カム軸2に
対する各軸受けキャップ体4における潤滑油供給溝10
の相互間を互いに連通するように構成しても良いのであ
る。
【0014】このように、排気弁用カム軸6に対する各
軸受けキャップ体8における潤滑油供給溝11の相互
間、又は吸気弁用カム軸2に対する各軸受けキャップ体
4における潤滑油供給溝10の相互間を互いに連通する
ことに代えて、各連結部12における潤滑油分配通路1
3の相互間を、シリンダヘッド1のうち図1及び図2に
二点鎖線で示すような部位に穿設した潤滑油連通通路1
5′にて連通するように構成してもよいのである。
軸受けキャップ体8における潤滑油供給溝11の相互
間、又は吸気弁用カム軸2に対する各軸受けキャップ体
4における潤滑油供給溝10の相互間を互いに連通する
ことに代えて、各連結部12における潤滑油分配通路1
3の相互間を、シリンダヘッド1のうち図1及び図2に
二点鎖線で示すような部位に穿設した潤滑油連通通路1
5′にて連通するように構成してもよいのである。
【0015】この構成によると、一つの連結部12にお
ける潤滑油分配通路13に対して潤滑油ポンプからの潤
滑油供給通路14を介して供給された潤滑油は、当該一
つの連結部12によって互いに連結する吸気弁用カム軸
2の軸受けキャップ体4及び排気弁用カム軸6の軸受け
キャップ体8の内面における潤滑油供給溝10,11に
各々分配されると同時に、潤滑油連通通路15′を介し
て他の連結部12における潤滑油分配通路13に供給さ
れたのち、当該他の連結部12にて互いに連結する吸気
弁用カム軸2の軸受けキャップ体4及び排気弁用カム軸
6の軸受けキャップ体8の内面における潤滑油供給溝1
0,11に各々分配されることになる。
ける潤滑油分配通路13に対して潤滑油ポンプからの潤
滑油供給通路14を介して供給された潤滑油は、当該一
つの連結部12によって互いに連結する吸気弁用カム軸
2の軸受けキャップ体4及び排気弁用カム軸6の軸受け
キャップ体8の内面における潤滑油供給溝10,11に
各々分配されると同時に、潤滑油連通通路15′を介し
て他の連結部12における潤滑油分配通路13に供給さ
れたのち、当該他の連結部12にて互いに連結する吸気
弁用カム軸2の軸受けキャップ体4及び排気弁用カム軸
6の軸受けキャップ体8の内面における潤滑油供給溝1
0,11に各々分配されることになる。
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】両カム軸に対する軸受けキャップを下から見た
ときの斜視図である。
ときの斜視図である。
1 シリンダヘッド 2 吸気弁用カム軸 3 吸気弁用カム軸に対する軸受け部 4 吸気弁用カム軸に対する軸受けキャ
ップ体 6 排気弁用カム軸 7 排気弁用カム軸に対する軸受け部 8 排気弁用カム軸に対する軸受けキャ
ップ体 10,11 潤滑油供給溝 12 連結部 13 潤滑油分配通路 14 潤滑油供給通路 15,15′ 潤滑油連通通路
ップ体 6 排気弁用カム軸 7 排気弁用カム軸に対する軸受け部 8 排気弁用カム軸に対する軸受けキャ
ップ体 10,11 潤滑油供給溝 12 連結部 13 潤滑油分配通路 14 潤滑油供給通路 15,15′ 潤滑油連通通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 1/24 R 8109−3G F16C 33/10 Z 6814−3J
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダヘッドの上面に、吸気弁用のカム
軸を、シリンダヘッドに一体的に造形した複数個の軸受
け部とこの各軸受け部に対する軸受けキャップ体とで軸
支すると共に、排気弁用のカム軸を、シリンダヘッドに
一体的に造形した複数個の軸受け部とこの各軸受け部に
対する軸受けキャップ体とで軸支して成るDOHC型内
燃機関において、前記吸気弁用カム軸の各軸受けキャッ
プ体と前記排気弁用カム軸の各軸受けキャップ体との間
に、これらを一体的に連結する連結部を各々設けて、こ
の各連結部に、吸気弁用カム軸の各軸受けキャップ体の
内面における潤滑油供給溝と排気弁用カム軸の各軸受け
キャップ体の内面における潤滑油供給溝とを互いに連通
する潤滑油分配通路を設ける一方、前記シリンダヘッド
に、潤滑油ポンプから前記各連結部のうち一つの連結部
における潤滑油分配通路への潤滑油供給通路を穿設し、
更に、前記シリンダヘッドに、前記各連結部における潤
滑油分配通路の相互間を連通するか、或いは、吸気弁用
カム軸の各軸受けキャップ体における潤滑油供給溝の相
互間又は排気弁用カム軸の各軸受けキャップ体における
潤滑油供給溝の相互間を連通するようにした潤滑油連通
通路を穿設することを特徴とするDOHC型内燃機関に
おけるカム軸用軸受け部の潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25276393A JPH07102929A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | Dohc型内燃機関におけるカム軸用軸受け部の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25276393A JPH07102929A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | Dohc型内燃機関におけるカム軸用軸受け部の潤滑装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07102929A true JPH07102929A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17241959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25276393A Pending JPH07102929A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | Dohc型内燃機関におけるカム軸用軸受け部の潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07102929A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006194154A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Daihatsu Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関における油圧供給装置 |
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1993
- 1993-10-08 JP JP25276393A patent/JPH07102929A/ja active Pending
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