JPH07100705B2 - 1H−ピラゾロ[1,5−b−1,2,4−トリアゾール誘導体の合成方法 - Google Patents

1H−ピラゾロ[1,5−b−1,2,4−トリアゾール誘導体の合成方法

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JPH07100705B2 JP62076252A JP7625287A JPH07100705B2 JP H07100705 B2 JPH07100705 B2 JP H07100705B2 JP 62076252 A JP62076252 A JP 62076252A JP 7625287 A JP7625287 A JP 7625287A JP H07100705 B2 JPH07100705 B2 JP H07100705B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は銀塩カラー写真用カプラーなどとして有用な1H
−ピラゾロ[1,5−]−1,2,4−トリアゾール誘導体の
製造方法に関する。
(従来の技術) 本発明者らは、特開昭59−171956号、欧州特許出願公開
第0,119,860号、米国特許第4,540,654号において、ピラ
ゾロ[1,5−]−1,2,4−トリアゾールが銀塩カラー写
真において新しい、かつ、優れたマゼンカプラーとなり
うることを報告した。この新しいカプラーは、これまで
のピラゾロンマセンタカプラーのもつ欠点、すなわち、
形成される色素が430nm付近にもつ副吸収により色にご
りを生ずるという問題を解決し、かつ、比較的最近使用
されだしたピラゾロ[1,5−]−1,2,4−トリアゾール
カプラー(これを感光材料に用いた特許としては特公昭
48−30895号、米国特許第3,725,067号等がある)の欠点
である、形成された色素の光堅牢性の低さをも解決す
る。この結果、ピラゾロ[1,5−]−1,2,4−トリアゾ
ールの高収率、かつ、簡便な合成法の開発は非常に重要
な課題となった。
このピラゾロ[1,5−]−1,2,4−トリアゾールの合成
法としては例えば特開昭60−197688号、同60−19779
号、同60−215687号に記載の方法があり、関連したもの
としては、中間体合成法についての特開昭61−145163号
がある。
(発明が解決しようとする問題点) これらの合成法のうち特開昭60−197688号は、下記反応
式(1)に示されるアミドオキシムの脱水環化反応によ
る合成法を開示しているが、この方法には次のような問
題点があった。
(式中、R11およびR12は水素原子,または置換基を示
し、Tsはトシル基を示す。) すなわち、上記反応式(1)に示したように閉環反応に
おいて、目的化合物である主生成物(B)の他に副生成
物(C)が生成し、化合物(B)の収率を下げることで
ある。副生成物(C)は化合物(A)の4位と7位が結
合した化合物である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは上記の従来法の問題点を解決するため鋭意
検討を重ねた結果、前記式(1)の化合物(A)の4位
に、ある種の置換基を導入しておくことにより、閉環反
応による副生成部(C)の生成を抑えることができるこ
とを見出し、この知見に基づき本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、一般式(I) (式中、R1は水素原子、アルキル基、アリール基、アリ
ールオキシ基またはアルコキシ基を、R2は塩素原子を、
R3は水素原子、アルキル基、アリール基またはヘテロ環
基を示す。) で表わされるN−ピラゾリルアミドオキシム化合物を閉
環反応させることを特徴とする一般式(II) (式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味をもつ。) で表わされる1H−ピラゾロ[1,5−]−1,2,4−トリア
ゾール誘導体の合成方法を提供するものである。
本発明において前記一般式(I)、(II)で表わされる
化合物中、R1、R2およびR3について詳しく述べると、R1
は水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、
アリールオキシ基を表わし、R1は2価の基でビス体を形
成していてもよい。
さらに詳しくは、R1は各々水素原子、アルキル基(炭素
数1〜32の直鎖、分岐鎖アルキル基、アラルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロ
アルケニル基で、これらは酸素原子、窒素原子、イオウ
原子、カルボニル基で連結する置換基、ヒドロキシ基、
アミノ基、ニトロ基、カルボキシ基、シアノ基またはハ
ロゲン原子で置換していてもよく、例えばメチル基、プ
ロピル基、t−ブチル基、トリデシル基、2−メタンス
ルホニルエチル基、3−(3−ペンタデシルフェノキ
シ)プロピル基、3−{4−{2−[4−(4−ヒドロ
キシフェニルスルホニル)フェノキシ]ドデカンアミ
ド}フェニル}プロピル基、2−エトキシトリデシル
基、トリフルオロメチル基、シクロペンチル基、3−
(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピル基等)、
アリール基(例えば、フェニル基、4−t−ブチルフェ
ニル基、2,4−ジ−t−アミルフェニル基、4−テトラ
デカンアミドフェニル基等)、アルコキシ基(例えば、
メトキシ基、エトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2
−ドデシルエトキシ基、2−メタンスルホニルエトキシ
基等)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、2
−メチルフェノキシ基、4−t−ブチルフェノキシ基
等)を表わす。
R2は塩素原子である。
またR3は上記R1について示した基のうち、水素原子、ア
ルキル基、またはアリール基を表わすか、または好まし
くはヘテロ環基としての5員ないし7員のヘテロ環基
(例えば、2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリミ
ジニル基、2−ベンゾチアゾリル基等)を表わす。
R3はR1と同様にさらに置換基を有していてもよい。
本発明において前記一般式(II)で表わされるピラゾロ
[1,5−]−1,2,4−トリアゾール化合物は主に写真用
のマゼンタカプラーとして用いられるが、用途はこれに
制限されるものではない。したがってR2は現像主薬の酸
化体と反応して離脱しうる基(以下単に離脱基という)
が特に重要な意味をもつが、離脱基は後で形成してもよ
く、本発明の製造方法に関する限り、R2は必ずしも離脱
基でなくてもよいことはもちろんである。
本発明方法において出発原料として用いられる一般式
(I)で表わされるアミドオキシム化合物は特開昭59−
171956号または特開昭61−145163号において示されるよ
うにアミノピラゾール(III)とオルトエステルまたは
イミダートとの反応、ひき続くヒドロキシルアミンとの
反応により合成できる。次に本発明の合成工程を下記式
(2)に示す。
(式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味をもつ。Tsは
トシル基を示す。) 一般式(I)で表わされる化合物の脱水閉環反応による
一般式(II)で表わされる化合物の合成は、好ましく
は、塩基の存在下に適当な脱水剤を用いて行われる。脱
水剤との反応は、反応溶媒しとして好ましくは、ジメチ
ルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどを用い、反応が十分に進行するだけ
の量(通常1当量)の脱水剤を用いて行うのが望まし
く、また反応温度は0〜25℃、反応時間0.5〜2時間の
範囲が好ましい。脱水剤としてはp−トルエンスルホン
酸クロリドのほか、メタンスルホニルクロリド、トリフ
ルオロメタンスルホニルクロリド、オキシ塩化リン、塩
化チオニルなどを用いることができるのが好ましくはp
−トルエンスルホン酸クロリドである。また塩基として
は、トリエチルアミンのほか、ジイソプロピルエチルア
ミンのような三級アミン及びピリジン、4−ジメチルア
ミノピリジンなどが用いられる。この塩基の量は0.5〜
2当量、好ましくは1当量とする。化合物(I)と脱水
剤の付加反応物の閉環反応はテトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル系溶媒か、メタノール、エタノール
等のアルコール系溶媒を用い、好ましくは上記の塩基の
存在下(通常1当量)、加熱還流することにより行われ
る。反応は通常1時間から3時間で終了する。
上記以外の条件は特開昭59−171956号記載、および米国
特許第4,540,654号の方法に準じて行うことができる。
次に一般式(III)で表わされる化合物の合成方法とし
ては大別しして式(3)に示したようにR2=Hのアミ
ノピラゾールへの親電子的置換反応によりR2を導入する
方法か、式(4)に示したように前もってR2を導入し
たニトリル化合物(IV)を合成し、それにヒドラジンを
反応させる方法が一般的であり、いずれの方法によるか
はR2の種類により決められる。
(式中、Xは0またはNH2(HCl)であり、R1、R2は前記
と同じ意味をもつ。) 上記式(2)により得られた1H−ピラゾロ[1,5−
−1,2,4−トリアゾール誘導体は反応液から常法により
分離回収できるが、必要により何ら単離することなく引
き続く反応の原料として用いてもよい。適当な単離手段
としては再結晶法、溶媒抽出法、ろ過法、カラムクロマ
トグラフィー、薄層クロマトグラフィー等が単独である
いは適宜組合わせて用いられる。
(発明の効果) 本発明の方法によれば副生成物の生成が著しく抑制さ
れ、反応生成物の単離生成が容易となり、目的の1H−ピ
ラゾロ[1,5−]−1,2,4−トリアゾール誘導体を高収
率で得ることができる。したがって、合成コストを低下
させ、1H−ピラゾロ[1,5−]−1,2,4−トリアゾール
のマゼンタカプラーとしての利用価値を高めることがで
きる。
(実施例) 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
実施例1 5−アミノ3−メチルピラゾロール() 100g(1.03mol)を酢酸500mlに溶かし、氷冷下スルフリ
ルクロリド139g(1.03mol)をゆっくり滴下した。析出
した結晶をろ取し、酢酸で再結晶させることにより化合
を104g(収率60%)得た。m.p.210〜211℃(分解) 次に化合物 100g(0.60mol)にアセトニトリルを500m
l加え、さらにトリエチルアミン84ml(0.60mol)を加え
て攪拌した。
次いでこの溶液に2−メチル−3−フタルイミドプロピ
オンイミド酸メチル・塩酸塩()204g(0.72mol)を
加え、アセトニトリル中で反応させると、アミジン体塩
酸塩の結晶が得られた。この結晶をろ取し、メタノール
800mlに溶かし、その中にヒドロキシルアミンの水溶液
(ヒドロキシルアミン塩酸塩43gと酢酸ナトリウム50gを
水1.2l中で混合して調製)を加え、約2時間加熱還流し
た。水4lを加え、析出したアミドオキシムを174g(収
率80%、m.p.211℃(dec))得た。
次いで化合物 174g(0.48mol)をジメチルアセトアミ
ド160mlに溶かし、さらにアセトニトリル160mlを加え攪
拌した。その中にp−トルエンスルホニクロリド92g
(0.48mol)とピリジン39ml(0.38mol)を加え水冷下攪
拌した。約1時間後メタノール1.2lとピリジン39ml(0.
38mol)を加え約2時間加熱還流した。反応液を約200ml
に濃縮後水1.2lに注ぎ析出した結晶をろ取した。その結
晶をメタノール240ml中で加熱し、室温に戻し後ろ取す
ることにより化合物を175g(収率85%)得た。m.p.12
3〜126℃。この時副生成物はほとんど検知されなかっ
た。
比較例1 5−アミノ−3−メチルピラゾール()50g(0.51mo
l)と2−メチル−3−フタルイミドプロピオンイミド
酸メチル・塩酸塩()173g(0.61mol)をアセトニト
リル中で反応するとアミジン体塩酸塩の結晶が得られ
た。この結晶をろ取し、メタノール700mlに溶かし、そ
の中にヒドロキシルアミンの水溶液(ヒドロキシルアミ
ン塩酸塩36gと酢酸ナトリウム42gを水1中で混合して
調製)を加え約2時間加熱還流した。水3lを加え、析出
した結晶をろ取し、乾燥してアミドオキシムを125g
(収率75%)得た。m.p.203.0〜204.0℃ このアミドオキシム 125g(0.38mol)をジメチルアセ
トアミド125mlに溶かし、さらにアラトニトリル125mlを
加え攪拌した。その中にp−トルエンスルホニルクロリ
ド73g(0.38mol)とピリジン31ml(0.38mol)を加え、
水冷下攪拌した。約1時間後、メタノール1とピリジ
ン31ml(0.38mol)を加え約2時間加熱還流した。反応
液を約200mlに濃縮後水1に注ぎ析出した結晶をろ取
した。その結晶をメタノール200ml中で加熱し、室温に
戻した後ろ取することにより、ほぼ純品の化合物を得
ることができた。収量70g(収率60%)m.p.233〜235
℃。
ろ液を濃縮し分別結晶をメタノールで行うことにより副
生成物を33g(収率28%)分離した。この副生成物
の物性値は次の通りであった。m.p.168℃ 質量分析(m/e)309(M+)162(b.p.) 核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6中) δ 1.28(3H,d,J=7.0),2.28(3H,s),3.0〜3.6(1H,
m),3.6〜4.1(2H,m),7.78(4H,s)11.5(1H,brs.),1
1.9(1H,brs.) 参考例1 プロピオン酸メチル 890g(10.2mol)とメトキシアセ
トニトリル48g(0.68mol)の混合物をカリウムt−ブト
キシド92g(0.82mol)中に氷冷下、攪拌しながら滴下し
た。滴下後約1時間攪拌し、水500mlを加え、有機層を
分離後酢酸エチルで水層を1回抽出し、酢酸エチル可溶
部分を除いた後、水層を2Nの塩酸水で弱酸性(pH〜6)
にして酢酸エチルで3回抽出し、水および飽和食塩水で
洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留去する
とほぼ純粋の化合物 41g(収率47%)が油状物として
得られた。
化合物 40g(0.31mol)とヒドラジン水和物15g(0.3m
ol)をエタノール中約3時間加熱還流後、溶媒を除去し
て残留物をカラム分離することにより、油状物として化
合物10 35g(収率81%)得た。
化合物10 20g(0.41mol)を実施例1と同様にして処理
して化合物11を22g(収率80%)得た。この化合物11
ジメチルアセトアミド20mlに溶かし、その中にp−トル
エンスルホニルクロリド78g(0.41mol)とピリジン33ml
(0.41mol)を加え水冷下攪拌した。約1時間後メタノ
ール200mlとピリジン33ml(0.41mol)を加え、約2時間
加熱還流した。反応液を約50mlに濃縮後水に注ぎ、クロ
ロホルム抽出を5回行った。抽出液を乾燥後溶媒を減圧
留去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製するこ
とによって、化合物12を14g(収率70%)得ることがで
きた。m.p.〜92℃、比較例1における化合物のような
副生成物はほとんど得られなかった。
比較例2 5−アミノ−3−エトキシピラゾール13 50g(0.39mo
l)から実施例1と同様にして化合物1415を順次合成
した。化合物14の収量100g(収率75%)、m.p.182.5〜1
83.0℃ 化合物14 100g(0.29mol)からの化合物15の収量は52g
(収量55%)であった。m.p.219.5〜220.0℃ 参考例2 化合物13 50g(0.39mol)をDMF250mlに溶かし氷冷下2
−n−ブトキシ−5−オクチルスルフェニルクロリド81
g(0.39mol)のジクロロメタン溶液を滴下し、攪拌し
た。得られた溶液を酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥
後、溶媒を留去することにより、ほとんど純粋な化合物
16を油状物として160g(98%)得た。これから実施例1
に示した方法と同様の方法によりアミドオキシム17を14
5g(収率60%)合成した。m.p.171.0〜172.0℃。
さらにこれから、この化合物17をジメチルアセトアミド
150mlに溶かし、その中にp−トルエンスルホニルクロ
リド43g(0.23mol)とピリジン18ml(0.23mol)を加え
氷冷下攪拌した。約1時間後メタノール1.5lとピリジン
18ml(0.23mol)を加え、約2時間加熱還流した。反応
液を300mlに濃縮後水に注ぎ、析出した結晶をろ取し
た。その結晶をメタノール150mlで加熱し、室温に戻し
た後ろ取することによって化合物18を106g(収率75%)
合成することができた。m.p.117.5〜118.5℃ 以上の実施例及び参考例の結果からアミノピラゾールの
4位(一般式のR2)に塩素原子を導入したアミドオキシ
ム(一般式(I))体から閉環して、1H−ピラゾロ[1,
5−]−1,2,4−トリアゾール誘導体を得る方法は比較
例に比べて副生成物が少なく目的化合物の合成収率が著
しく高いことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古舘 信生 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−197688(JP,A) 特開 昭60−172982(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、R1は水素原子、アルキル基、アリール基、アル
    コキシ基またはアリールオキシ基を、R2は塩素原子を、
    R3は水素原子、アルキル基、アリール基またはヘテロ環
    基を示す。) で表わされるN−ピラゾリルアミドオキシム化合物を閉
    環反応させることを特徴とする一般式(II) (式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味をもつ。) で表わされる1H−ピラゾロ[1,5−]−1,2,4−トリア
    ゾール誘導体の合成方法。
  2. 【請求項2】反応溶媒としてアルコール系溶媒を用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の合成
    方法。
JP62076252A 1986-11-19 1987-03-31 1H−ピラゾロ[1,5−b−1,2,4−トリアゾール誘導体の合成方法 Expired - Fee Related JPH07100705B2 (ja)

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JPS60172982A (ja) * 1984-02-16 1985-09-06 Fuji Photo Film Co Ltd ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリアゾ−ル誘導体
JPS60197688A (ja) * 1984-03-22 1985-10-07 Fuji Photo Film Co Ltd ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリアゾ−ル誘導体の製造方法

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