JPH07100104B2 - 回転ドラムの扉開閉装置 - Google Patents

回転ドラムの扉開閉装置

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JPH07100104B2
JPH07100104B2 JP63188617A JP18861788A JPH07100104B2 JP H07100104 B2 JPH07100104 B2 JP H07100104B2 JP 63188617 A JP63188617 A JP 63188617A JP 18861788 A JP18861788 A JP 18861788A JP H07100104 B2 JPH07100104 B2 JP H07100104B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、回転ドラムの扉開閉装置に係り、特にドラ
ム式洗濯機やドラム式乾燥機に用いられる回転ドラムの
ようにドラム周壁に開口部を有し、この開口部のドラム
扉を自動的に開閉する回転ドラムの扉開閉装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、例えば、ドラム式洗濯・乾燥機などに用いられる
回転ドラムは、その周壁に洗濯物の出し入れ口としての
開口部と、この開口部を開閉するためドラム周壁に摺動
可能に設けたドラム扉を備えている。
第16図は従来のドラム式洗濯・乾燥機の概略斜視図であ
る。図において、ケーシング1内には内部で洗濯・乾燥
工程を行う回転ドラム2が回転可能に軸支されている。
回転ドラム2の周壁2aには洗濯物を出し入れするための
開口部を開閉するドラム扉3が設けられており、このド
ラム扉3には、これが閉じた状態で回転ドラム2に係止
させるための掛止め具4が取付けられている。
ケーシング1の上面部には開口部5が設けられており、
更にこの開口部5の開閉を行うための外蓋6が軸着され
ている。
したがって、このようなドラム式洗濯・乾燥機におい
て、回転ドラム内の洗濯物または乾燥物を出し入れする
場合は、まず外蓋6を開け、回転ドラム2を手操作によ
り回転させてドラム扉3の位置を開口部5に対向させた
後、ドラム2の掛止め具4を解除し、ドラム扉3を摺動
させてドラムの洗濯物出し入れ口を開け、洗濯物或いは
乾燥物の出し入れ作業を行っている。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような従来のドラム式洗濯・乾燥機では、回転ド
ラム2の開口部5への位置合わせ及びドラム扉3の開閉
を操作者が手動にて行う構成になっているため、その操
作が煩雑となり作業性も悪いという問題がある。
また、ドラム扉の閉止動作が確実に行われなかったり、
或いは閉め忘れたような場合に、ドラムを回転させるこ
とにより内容物が外に飛び出し内容物の損傷や機器、そ
の他の構成部材を損傷させる恐れがある。
更に、第16図に示したようなドラム式洗濯・乾燥機に使
用される回転ドラムにおいては、外蓋6を開放した後ド
ラム扉3が上方の位置に来るまで手動にて回転ドラム2
を回転させ、掛止め具4を解除してドラム扉3を開放し
なければならないという煩わしい扉開閉作業が必要であ
るだけでなく、乾燥工程終了時にはドラム表面が高温と
なっており、手動にて扉の開閉作業を行う際に火傷をす
る恐れがあるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題を解消するために
なされたもので、回転ドラムの開口部の位置決め及びド
ラム扉の開閉を自動的に行うことのできる回転ドラムの
扉開閉装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる回転ドラムの開閉装置は、ケーシング
内でドラム駆動手段により回転動作される回転ドラム
と、前記回転ドラムの周壁に設けられたドラム開口部を
開閉するため回転ドラム外周に摺動可能に取付けられた
ドラム扉と、前記ドラム扉に設けられ、前記ドラム扉を
回転ドラムに対して係止状態または係止解除状態とする
扉ストッパと、前記回転ドラムの回転方向の所定位置を
検出するドラム位置検出手段と、前記ケーシングのドラ
ム外周近傍に配設され、前記回転ドラムが扉開閉位置に
あるとき、前記扉ストッパにより前記ドラム扉の係止を
解除すると共に、前記ドラム扉をケーシングに対し非可
動状態に保持する扉ロック手段と、前記回転ドラムの開
口部が全開された位置で前記回転ドラムをロックするド
ラムロック手段と、前記ドラム扉の開閉に際し前記扉ロ
ック手段を制御すると共に、前記回転ドラムに対して前
記ドラム扉の開閉を行う扉開閉位置までの回動動作及び
扉開閉位置から正方向または逆方向への所定角度の開閉
回転動作を与えるよう前記ドラム駆動手段を制御し、か
つ、前記ドラムロック手段を制御する制御手段とを具備
するものものである。
[作用] この構成によれば、制御手段によりドラム駆動手段を制
御して、回転ドラムを扉の開閉を行う所定位置(扉開閉
位置)まで回転させ、扉ロック手段によってドラム扉に
設けられた扉ストッパを操作し、この扉ストッパを係止
解除状態として回転ドラムだけを回転可能な状態にす
る。この状態で制御手段により駆動モータからなるドラ
ム駆動手段を制御して回転ドラムを正または逆方向に所
定角度回転させることにより回転ドラムの周壁に設けら
れているドラム開口部を開閉する。即ち、ドラム扉を固
定した状態にしておき、回転ドラムだけを回転させるこ
とによってドラム開口部を開閉する。更に、回転ドラム
の正方向または逆方向への所定角度の回転によってドラ
ム扉の開き動作が行われた後に、ドラムロック手段によ
って回転ドラムをケーシングに対して非可動状態とする
ことができる。したがって、人手を要することなくドラ
ム扉の開閉を自動的に行うことができる。
[実施例] 以下、この発明の回転ドラムの扉開閉装置を乾燥機に応
用した場合の各実施例を詳細に説明する。
〈第一実施例〉 第1図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開
閉装置の全体構成を示す概念図である。
ケーシング1内に回転ドラム2が回転可能に軸支されて
おり、この回転ドラム2の周壁に設けられた開口部2bを
覆蓋することの出来るドラム扉3がドラムの円周方向に
スライド可能に設けられている。
ドラム扉3には、このドラム扉3を閉鎖状態に回転ドラ
ム2にロックするための扉ストッパ7が設けられてい
る。回転ドラム2の回転駆動は、モータ8によって行わ
れ、このモータ8は制御回路9によってその回転速度及
び回転方向がコントロールされる。
また、10は回転ドラム2の回転方向の所定位置を検出す
るドラム位置検出器であり、例えば、外槽(図示せず)
に磁気センサを設置し、回転ドラム2のプーリ部に鉄片
を取付けることによって回転ドラム2の回転方向の所定
位値を検知するものである。11は扉ロック手段であり、
ケーシング1内のドラム外周近傍に配設されている。こ
の扉ロック手段11は、回転ドラム2が扉開閉位置にある
ときに扉ストッパ7の係止解除状態とする操作及びドラ
ム扉3を非可動状態とする第1動作を行い、更にドラム
扉3の開き動作が行われた状態のときに、回転ドラム2
を非可動状態とする第2動作を行う。
第2図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開
閉装置のドラム扉3の回転ドラム2に対する取付状態を
示す説明図である。
ドラム扉3は回転ドラム2の周壁に設けられているドラ
ム開口部2bを開閉するもので、回転ドラム2の外周上に
開口部2bを開閉できるようスライド可能に取付けられて
いる。
第3図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開
閉装置のドラム扉3の斜視図である。
ドラム扉3の両側部には摺動溝3aが設けられており、こ
の摺動溝3aは、回転ドラム2の周壁の両端部に形成され
たリブ(図示せず)に係合するもので、これによってド
ラム扉3を回転ドラム2の周面に沿って摺動可能に保持
される。
ドラム扉3の一端側には、第3図及び第4図に示す如く
扉ストッパ7の中間部が軸ピンにより回転ドラム2の半
径方向に回動可能に軸着され、トーションばね22によっ
て常時第4図の反時計回り方向に付勢されている。ま
た、扉ストッパ7は、先端に爪部7aを有し、この爪部7a
はドラム扉3が回転ドラム2の開口部2bを全閉したと
き、回転ドラム2の周壁に形成した掛止部2cに係止さ
れ、これによりドラム扉3を回転ドラム2に位置ずれし
ないようにロックする。このとき、ばね22は、扉ストッ
パ7の爪部7aが回転ドラム2の掛止部2cに引掛けられる
方向に付勢する。また、扉ストッパ7の尾端部には、後
述する扉ロック手段11のロックピン12が係合する凹部7b
が形成されており、この凹部7bにロックピン12を係合し
た状態でロックピン12を押し下げることにより、扉スト
ッパ7をばねの付勢力に抗して爪部7aが回転ドラム2の
掛止部2cから離反させる方向に回動すると同時に、ドラ
ム扉3を回転ドラム2に対して係止解除状態に保持す
る。
更に、ドラム扉3の上記扉ストッパ7の凹部7bの下方位
置には、ドラムロック開口部3bが設けられている。この
ドラムロック開口部3bは扉ストッパ7を上記係止解除状
態とした位置から扉ロック手段11のロックピン12によっ
て更に下方へ押し下げることにより、扉ストッパ7の尾
端部をドラム扉3の下方位置にある回転ドラム2側へ突
出させることを可能とするものである。
第4図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開
閉装置の扉ロック手段11の主要構成図である。
図において、ロックピン12は、下部軸受13及び上部軸受
14によって回転ドラム2の半径方向に摺動可能に支持さ
れている。
15はロックピン12を前後方向(回転ドラム2の半径方
向)に移動させるための駆動源であるモータで、その回
転軸15aにはプーリ16が取付けられている。このプーリ1
6の外周にはワイヤ17が巻き掛けられ、このワイヤ17の
両端がロックピン12の上下所定個所に固着されている。
したがって、プーリ16の正逆回転によりロックピン12は
前後方向に移動可能である。
また、ロックピン12の長手方向には、その前,後端及び
中間位置を検知するための前進端検知スイッチ18、中間
検知スイッチ19及び後退端検知スイッチ20が配設されて
おり、ロックピン12に取付けられたスイッチアクチュエ
ータ21が各検知スイッチ18〜20と対向したとき、それぞ
れの検知スイッチ18〜20からアクチュエータ21の非対向
時と逆のスイッチ信号、例えば、オン信号を制御回路9
に出力するようにしている。図中破線で示したロックピ
ン12の位置が後退端位置Xであり、実線で示したロック
ピン12の位置が中間位置Yである。扉ロック手段11は、
第1動作として、このロックピン12の後退端位置Xから
中間位置Yまでの下降動作を行う。
ロックピン12が回転ドラム方向へ移動し、上述した扉ス
トッパ7の尾端部の凹部7bをロックピン12の先端部に押
し下げると、扉ストッパ7の爪部7aは回転ドラム2の掛
止部2cから離反する。
第5図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開
閉装置のロックピン12を中間位置Yから更に下降させ、
前進端位置Zに移動させた状態の図を示している。扉ロ
ック手段11は、第2動作としてこのロックピン12の中間
位置Yから前進端位置Zまでの下降動作を行う。
この前進端位置Zまでの下降動作によって、ロックピン
12は扉ストッパ7の凹部7bを押し下げドラムロック開口
部3bから扉ストッパ7の尾端部である凹部7bを突出させ
る。この突出した凹部7bは、ドラム扉3の下部に位置す
る回転ドラム2の開口部2bの近傍に設けられた***2dに
係合する。これによって、回転ドラム2は回転できない
状態となる。
また、ロックピン12が後退し後退端位置方向に移動する
と、扉ストッパ7は、ばね22の付勢力により図中破線で
示した通常状態位置に復帰する。扉ロック手段11の主要
構成部は、ケーシング1或いはドラム式洗濯機のような
場合は、外槽部にパッキン等を介して取付けられる。
第6図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開
閉装置の前記制御回路9の内部構成の一例を示す構成図
で、マイクロコンピュータから構成されている。
即ち、制御回路9は、メモリ、入出力装置などの全体を
制御し管理するCPU9aと回転ドラム2の開口部2bをケー
シング1の洗濯物取出用の外蓋6(第9図参照)または
ケーシング1の開口部5と対向して形成した外槽の開口
に位置決めするための処理プログラム及びドラム扉3を
自動開閉するための処理プログラム等を格納するROM9b
とCPU9aでの演算結果及びその他のデータを格納するRAM
9cと、入力インターフェース9d及び出力インターフェー
ス9eを備え、これらはバス9fを介してCPU9aに接続され
ている。
入力インターフェース9dには、ドラム位置検知器10及び
検知スイッチ18,19,20が接続され、また、出力インター
フェース9eには、ドラム駆動モータ8及びロックピン駆
動モータ15が接続されている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作を第7図
及び第8図のフローチャートと第9図及び第10図の動作
図に基づいて説明する。
第7図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開
閉装置におけるドラム扉の開放状態を示すフローチャー
ト、第8図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの
扉開閉装置におけるドラム扉の閉止動作を示すフローチ
ャートで、また、第9図A、B、C及びDはこの発明の
第一実施例である回転ドラムの扉開閉装置に係るドラム
扉の開放動作の各段階を示す部分概略図である。
第7図及び第8図はこの発明の第一実施例である回転ド
ラムの扉開閉装置のフローチャートは、ドラム扉3の自
動開き動作を示しており、第9図A、第9図B、第9図
C及び第9図Dはこの発明の第一実施例である回転ドラ
ムの扉開閉装置のドラム扉開き動作の各動作段階を示す
ドラム式洗濯・乾燥機の部分概略図を示している。
まず、洗濯物の洗濯,乾燥が終了し、洗濯・乾燥機のシ
ステムが扉の自動開きモードに設定されると、第7図に
示すプログラムがスタートする。これに伴い制御回路9
は、まず、CPU9aから出力インターフェース9eを通して
ドラム駆動モータ8に反時計回り方向の起動指令が与え
られ、これによりドラム駆動モータ8を起動して回転ド
ラム2を反時計方向に低速で回転させる(ステップS
1)。そして、次のステップS2において、ドラム位置検
知器10からの検知信号の出力状態をCPU9aに取り込み、
ステップS3で回転ドラム2が扉開閉位置まで回転された
かを判定する。「NO」のときはステップS1に戻り、ステ
ップS1〜ステップS3をドラム2が扉開閉位置に回転され
るまで繰り返す。
ここで、回転ドラム2が扉開閉位置に来たと判断される
と、ステップS4に進み、ドラム駆動モータ8の回転を停
止させる。第9図Aは回転ドラム2がこの扉開閉位置で
停止している状態を示している。
ドラム駆動モータ8が停止すると、次のステップS5に進
み、CPU9aからロックピン駆動モータ15に起動指令を与
えて駆動モータ15を回転し、プーリ16及びワイヤ17を介
して連結されたロックピン12を前進動作させる。そし
て、次のステップS6において、中間検知スイッチ19から
の検知信号の出力状態をCPU9aに取り込み、ロックピン1
2が中間位置に達したかを判定する(ステップS7)。こ
こで、ロックピン12が中間位置Yまで前進されたことが
判定されると、ステップS8に進み、ピン駆動モータ15を
停止してロックピン12の前進を停止させる。
第9図Bはロックピン12が中間位置Yまで前進した状態
を示している。このとき扉ストッパ7はその尾端部の凹
部7bがロックピン12の先端部によって押し下げられ、爪
部7aは上方に持ち上げられる。これにより、ドラム扉3
は回転ドラム2に対して係止解除状態とされ、回転ドラ
ム2と相対摺動移動が可能な状態となる。
ピン駆動モータ15が停止すると、ステップS9に進み、再
びドラム駆動モータ8に反時計方向に起動指令を与えて
モータ8を起動し、回転ドラム2を反時計方向へゆっく
り回転させる。このとき、扉ストッパ7にロックピン12
の先端が押圧係合することによって、ドラム層3は回転
ドラム2に対し固定状態に保持されているため、回転ド
ラム2が反時計方向に回転されるに伴い、その開口部2b
は順次開放されることになる。そして回転ドラム2が反
時計方向に回転されるに伴い扉開閉位置検知と別の扉開
完了位置検知片(図示しないが、回転ドラム2のプーリ
に設けられている)がドラム位置検知器10と対抗するこ
とにより、該位置検知器10からの検知信号の出力状態を
CPU9aに取り込み(ステップS10)、次のステップS11に
おいて、ドラム2が扉開完了位置かを判定する。扉開完
了位置であると判断されたときは、ステップS12に進
み、ドラム駆動モータ8を停止させる。
第9図Cは、前記回転ドラム2の開口部2bがケーシング
1の開口と相対向する所定角度反時計方向へ回転された
状態を示している。図から明らかなように、回転ドラム
2の周壁に設けられている開口部2bがドラム扉3によっ
て覆蓋されている位置から図中左方向へ移動しドラム扉
3によって覆蓋されない状態となり開口部2bが開放され
ている。この一連の動作によって回転ドラム2の自動開
き動作が終了する。
次に、回転ドラム2を非可動状態とするための第2動作
を開始する。
まず、ピン駆動モータ15に起動指令を与え、これを起動
することでロックピン12を中間位置Yから更に前進させ
る(ステップS13)。そして、次のステップS14で、前進
端検知スイッチ18からの検知信号の出力状態をCPU9aに
取り込み、ロックピン12が前進端位置Zに達したかを判
定する(ステップS15)。ここで、ロックピン12が前進
端に達したと判断されると、ステップS16に進み、ロッ
クピン12の前進動を停止させる。
第9図Dは、ロックピン12が前進端位置Zにある状態を
示しており、このとき、扉ストッパ7の尾端部である凹
部7bは、ドラム扉3のドラムロック開口部3b及び回転ド
ラム2の***2dから回転ドラム2の内側へ突出した状態
となっている。この尾端部の回転ドラムの***2dへの係
合によって、回転ドラム2の正逆いずれの方向にも回転
できないロック状態に保持される。これにより、回転ド
ラム2内の洗濯物の出し入れが可能になる。
次にドラム扉3の自動閉止動作について第8図のフロー
チャート乃至第10図を参照しながら説明する。
第10図A、B及びCはこの発明の第一実施例である回転
ドラムの扉開閉装置に係るドラム扉の閉止動作の各段階
の動作を示す部分概略図である。
洗濯・乾燥された洗濯物が回転ドラム2から取り出さ
れ、新たな洗濯物が回転ドラム2内に投入され、外蓋の
閉動作などによって洗濯指令が与えられると、第8図に
示すプログラムがスタートする。これに伴い制御回路9
は、まず、CPU9aから出力インターフェース9eを通して
ピン駆動モータ15に起動指令を与え、これによりピン駆
動モータ15を起動してロックピン12を第9図D状態から
後退方向に移動させる(ステップS20)。そして次のス
テップS21において、中間検知スイッチ19からの検知信
号の出力状態をCPU9aに取り込み、ロックピン12が中間
位置まで後退したかを判定する(ステップS22)。ここ
で、ロックピン12が中間位置Yまで後退されたことが判
定されると、ステップ23に進み、ピン駆動モータ15を停
止してロックピン12の後退を停止させる。
ロックピン12が中間位置Yまで後退されると、扉ストッ
パ7による回転ドラム2のロックが解除され、プログラ
ムはステップS24に移行する。このステップS24では、CP
U9aから出力インターフェース9eを通してドラム駆動モ
ータ8に時計回り方向の起動指令を与える。これにより
ドラム駆動モータ8を起動して回転ドラム2を時計方向
に低速で回転させる。このとき、ドラム扉3は、扉スト
ッパ7の爪部7aが持ち上げられた状態でかつロックピン
12によって洗濯機本体に対し固定された状態となってい
る。したがって、回転ドラム2のみが回転可能状態とな
り、この回転はドラム2が扉開閉位置に達するまで行わ
れる。
第10図Aは、ロックピン12により、扉ストッパ7を回転
ドラム2に対し非係止状態とし、かつドラム扉3を固定
した状態とした状態で回転ドラム2が時計方向に低速で
回転され始めた状態を示している。
回転ドラム2が時計方向に回転されると、ステップS25
において、ドラム位置検知器10からの検知信号の出力状
態をCPU9aに取り込み、次のステップS26で回転ドラム2
が扉開閉位置まで回転されたかを判定する。ここで、回
転ドラム2が扉開閉位置まで回転されたことが判定され
ると、ステップS27に進み、ドラム駆動モータ8の回転
を停止させる。
第10図Bは回転ドラム2が扉開閉位置まで回転された状
態を示しており、この状態で、回転ドラム2の開口部2b
は完全にドラム扉3によって覆蓋されている。
回転ドラム2の開口部2bがドラム扉3により完全に閉塞
されると、ステップS28に進み、ピン駆動モータ15に再
び後退起動指令を与えてピン駆動モータ15を起動し、ロ
ックピン12を更に後退させる。これと共にロックピン12
が後退端検知スイッチ20により動作されたかを、その検
知信号の出力状態をCPU9aに取り込み(ステップS29)、
ロックピン12が後退端位置に達したかを判定する(ステ
ップS30)。ここで、ロックピン12が後退端位置Xに達
していると判断された場合は、ステップS31に進み、ピ
ン駆動モータ15を停止して、ロックピン12を停止させ
る。
第10図Cは、ロックピン12が後退端位置Xまで移動され
た状態を示しており、扉ストッパ7は通常位置に復帰
し、爪部7aは回転ドラム2の掛止部2cに係止している。
これによって、ドラム扉3は回転ドラム2に対して係止
状態となり、回転ドラム2は回転駆動により洗濯或いは
乾燥工程が開始可能な状態となる。
本実施例によれば、ドラム式洗濯・乾燥機において回転
ドラムのドラム扉を自動的に開閉することができ、洗濯
或いは乾燥工程が終了した段階で自動的に開状態とする
ことにより、操作者は本体の外蓋を開けると、回転ドラ
ムの扉を開けることなく、直ちに洗濯物の出し入れを行
うことができる。
更に、ドラム扉3が開放されている状態においてロック
ピン12の前進端位置Zへの動作によって回転ドラム2を
ロック状態とすることができるので、洗濯物の出し入れ
中に回転ドラム2が洗濯物の片寄りなどによって重さ方
向に動いてしまうことを確実に防止することができる。
また、洗濯物の投入或いは取出しが終了して本体の外蓋
を閉じることによって、自動的に回転ドラムの扉を閉状
態とすることが可能となり、操作者は煩わしい回転ドラ
ムの扉の開閉操作を行う必要がなくなる。
〈第二実施例〉 第11図はこの発明の第二実施例である回転ドラムの扉開
閉装置に係る扉ロック手段を示す構成図、第12図は同じ
くこの発明の第二実施例である回転ドラムの扉開閉装置
に係る制御回路を示す構成図である。即ち、第11図及び
第12図は、この発明による洗濯・乾燥機の回転ドラムの
扉開閉装置の第二実施例を示すもので、第11図は扉ロッ
ク手段の構成図、第12図はドラム扉開閉制御部のブロッ
ク図である。第11図及び第12図において、前記第4図及
び第6図に示す実施例と異なる点は、ロックピンの操作
をラックピニオンにより行い、かつ回転ドラムの扉開完
了位置でのロックをブレーキ手段により行うようにした
ところにある。
まず、第11図において、扉ロック手段11Aを構成するロ
ックピン12は、外槽23の外周面に固着した軸受13によっ
て回転ドラム2の半径方向に摺動可能に支持されてい
る。ロックピン12の外槽23外突出端側には、その長手方
向に沿ってラック24が形成され、このラック24にはピニ
オン25が噛合している。ピニオン25は減速機付きのロッ
クピン駆動モータ26の出力軸26aに固着されている。ま
た、ロックピン駆動モータ26は外槽23に支持部材27によ
って支持されている。支持部材27には、ロックピン12の
前進端及び後退端を検出するリミットスイッチ等の検知
スイッチ18,20が取付けられており、この各検知スイッ
チ18,20は、ロックピン12に設けたスイッチアクチュエ
ータ21を検知することで動作するものである。
回転ドラム2の開口部2bを覆蓋するドラム扉3の一端部
には、これを閉状態に回転ドラム2にロックするための
扉ストッパ7が可動可能に枢着され、図示しないトーシ
ョンばね等によって反時計方向に付勢されていると共
に、先端に設けた釣状爪部7aは、ドラム扉3が回転ドラ
ム2の開口部2bを全閉したとき、掛止部2cに係止され、
ドラム扉3を回転ドラム2にロックできるようになって
いる。また、扉ストッパ7の尾端部に設けた凹部7bには
ロックピン12が係脱されるようになっている。
第12図において、制御回路9は、第6図と同様に全体を
制御するCPU9aと、扉開閉制御のためのプログラムを格
納したROM9bと、CPU9aでの演算結果、その他のデータを
格納するRAM9cと、入力インターフェース9d及び出力イ
ンターフェース9eとを備え、これらはバス9fを介してCP
U9aに接続されている。
また、入力インターフェース9dには、ドラム位置検出器
10及びロックピン12の前進端及び後退端を検知する検知
スイッチ18,20が接続され、出力インターフェース9eに
は、ドラム駆動モータ8、ロックピン駆動モータ26及び
回転ドラム2を制動するブレーキ28が接続されている。
次に、上記のように構成された実施例の動作を第13図及
び第14図のフローチャートに基づいて説明する。
第13図は同じくこの発明の第二実施例である回転ドラム
の扉開閉装置における扉開動作を示すフローチャート、
第14図は同じくこの発明の第二実施例である回転ドラム
の扉開閉装置における扉閉動作を示すフローチャートで
ある。
まず、洗濯物の洗濯,乾燥が終了し、洗濯・乾燥機のシ
ステムが扉の自動開きモードに設定されると、第13図に
示すドラム扉の自動開きプログラムがスタートする。こ
れに伴い制御回路9は、まず、CPU9aから出力インター
フェース9eを通してドラム駆動モータ8に反時計回り方
向の起動指令が与えられ、これによりドラム駆動モータ
8を起動して回転ドラム2を反時計方向に低速で回転さ
せる(ステップS40)。そして、次のステップS41におい
て、ドラム位置検知器10からの検知信号の状態をCPU9a
に取り込み、ステップS42で回転ドラム2が扉開閉位置
まで回転されたかを判定する。
ここで、回転ドラム2が扉開閉位置に来たと判断される
と、ステップS43に進み、ドラム駆動モータ8の回転を
停止させると同時に、ブレーキ28に動作指令を出して回
転ドラム2にブレーキをかけ、ドラム2をロックする。
このとき、扉ストッパ7の凹部7bはロックピン12と相対
向する扉開閉位置におかれる。
ドラム駆動モータ8が停止すると、次のステップS45に
進み、CPU9aからロックピン駆動モータ26に起動指令を
与えて駆動モータ26を回転し、ラック24及びピニオン25
によりロックピン12を前進動作させる。そして、次のス
テップS46において、前進端検知スイッチ18からの検知
信号の出力状態をCPU9aに取り込み、ロックピン12が前
進端位置に達したかを判定する(ステップDS47)。ここ
で、ロックピン12が前進端位置に達したことが判定され
ると、ステップS48に進み、ピン駆動モータ26を停止し
て、そしてドラム2のブレーキ28を解除する(ステップ
S49)。
回転ドラム2に対するブレーキが解除されると、ステッ
プS50に進み、再びドラム駆動モータ8に起動指令を与
えてモータ8を反時計方向に起動し、回転ドラム2を反
時計方向へゆっくり回転させる。このとき、扉ストッパ
7にロックピン12の先端が押圧係合することによって、
ドラム扉3は回転ドラム2に対し固定状態に保持されて
いるため、回転ドラム2が反時計方向に回転されるに伴
い、その開口部2bは順次開放されることになる。そし
て、回転ドラム2が反時計方向に回転されるに伴い、扉
開閉位置検知と別の扉開完了位置検知片(図示しない
が、回転ドラム2のプーリに設けられている)がドラム
位置検知器10と対向することにより該位置検知器10から
の検知信号の出力状態をCPU9aに取り込み(ステップS5
1)、次のステップS52において、ドラム2が扉開完了位
置かを判定する。扉開完了位置であると判断されたとき
は、ステップS53に進み、ドラム駆動モータ8を停止さ
せ、ドラムブレーキ28を動作させて(ステップS54)、
回転ドラム2をロック状態にする。これにより、回転ド
ラム2内の洗濯物の出し入れが可能になる。
次に、ドラム扉3の自動閉止動作について第14図のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
第15図はこの発明の第三実施例である回転ドラムの扉開
閉装置に係る扉ロック手段を示す構成図である。
洗濯・乾燥された洗濯物が回転ドラム2から取り出さ
れ、新たな洗濯物が回転ドラム2内に投入され、外蓋の
閉操作などによって洗濯指令が与えられると、第14図に
示すプログラムがスタートする。これに伴い制御回路9
は、まずCPU9aから出力インターフェース9eを通してド
ラムブレーキ28に解除指令を与え、ブレーキ28を解放す
る(ステップS60)。ブレーキ28が解除されると、ステ
ップS61に進み、CPU9aから出力インターフェース9eを通
してドラム駆動モータ8に時計回り方向の起動指令を与
える。これによりドラム駆動モータ8を起動して回転ド
ラム2を時計方向に低速で回転させる。
回転ドラム2が時計方向に回転されると、ステップS62
において、ドラム位置検知器10からの検知信号の出力状
態をCPU9aに取り込み、次のステップS63で回転ドラム2
が扉開閉位置まで回転されたかを判定する。ここで、回
転ドラム2が扉開閉位置まで回転されたことが判定され
ると、ステップS64に進み、ドラム駆動モータ8の回転
ドラム2を所定時間更に時計方向に回転し、これにより
ドラム扉3による回転ドラム2の開口部2bの閉鎖を完全
にする。その後、ステップS65に進み、ドラム駆動モー
タ8の回転を停止する。そしてドラムブレーキ28を作動
させて回転ドラム2をロック状態に保持する(ステップ
S66)。
回転ドラム2の開口部2bがドラム扉3により完全に閉塞
されると、ステップS67に進み、ピン駆動モータ26に後
退起動指令を与えて、ピン駆動モータ26を起動し、ロッ
クピン12を後退させる。これと共にロックピン12が後退
端検知スイッチ20により動作されたかを、その検知信号
の出力状態をCPU9aに取り込み(ステップS68)、ロック
ピン12が後退端位置に達したかを判定する(ステップS6
9)。ここで、ロックピン12が後退端位置に達している
と判断された場合は、ステップS70に進み、ピン駆動モ
ータ26を停止してロックピン12を停止させると共に、ド
ラムブレーキ28を解除する(ステップS71)。これによ
り、扉ストッパ7は第11図の破線に示す状態となって回
転ドラム2の掛止部2cに係止し、回転ドラム2は回転駆
動により洗濯或いは乾燥工程が開始可能な状態となる。
上述のような本実施例にあっては、上記第一実施例と同
様な効果が得られるほか、回転ドラム2はブレーキ28に
よってロックされるため、そのロック状態が確実にな
り、更にラック24とピニオン25によりロックピン12の前
後進操作を行うため、その位置精度が向上するととも
に、脱水時等の振動が発生してもロックピン12が移動し
たりすることがなく、信頼性、安全性を向上できる。
〈第三実施例〉 第15図は、この発明による扉ロック手段の第三実施例を
示す構成図である。
図において、第11図と異なる点は、ロックピンをボール
ねじを利用して前後進動作させるところにある。
即ち、ロックピン12をドラム外槽23の外周面に取付けた
軸受13によって外槽23の半径方向に摺動可能に支持し、
このロックピン12の外槽外突出側には雄ねじ29を形成
し、この雄ねじ29にボール(図示せず)を介してナット
部材30が螺合されている。ナット部材30は支持部材27に
軸受13を介して回転可能に軸支されていると共に大歯車
32が一体に固着され、大歯車32はピニオン33に噛合して
いる。ピニオン33は、支持部材27に取付けたロックピン
駆動モータ34の回転軸34aに固定されている。また、支
持部材27には、第11図と同様にロックピン12の前進端及
び後退端を検出する検知スイッチ18,20が取付けられて
おり、この各検知スイッチ18,20は、ロックピン12に設
けたスイッチアクチュエータ21を検知することで動作す
るものである。
上述のように構成されたボールねじ方式の扉ロック手段
11Bにあっては、ロックピン12に対しバックラッシが零
の送りねじが得られるため、扉ストッパ開閉操作の位置
精度が更に向上し、これに伴い第14図のステップS64で
示す所定時間ドラムを時計方向に回転させるステップが
不要になると共に、電源がOFFの状態においても、ロッ
クピン12が振動などによって前後方向にみだりに移動す
ることがなく、扉ロック手段の動作の信頼性及び安全性
を更に向上できる。
このように、上記実施例の回転ドラムの扉開閉装置は、
ケーシング1内で駆動モータ8からなるドラム駆動手段
により回転動作される回転ドラム2と、回転ドラム2の
周壁に設けられたドラム開口部3bを開閉するため回転ド
ラム2外周に摺動可能に取付けられたドラム扉3と、ド
ラム扉3に設けられ、ドラム扉3を回転ドラム2に対し
て係止状態または係止解除状態とする扉ストッパ7と、
回転ドラム2の回転方向の所定位置を検出するドラム位
置検知手段10と、ケーシング1の回転ドラム2外周近傍
に配設され、回転ドラム2が扉開閉位置にあるとき、扉
ストッパ7によりドラム扉3の係止を解除すると共に、
ドラム扉3をケーシング1に対し非可動状態に保持する
扉ロック手段11A,11Bと、回転ドラム2の開口部が全開
された位置で回転ドラム2をロックするドラムロック手
段と、ドラム扉3の開閉に際し扉ロック手段を制御する
と共に、回転ドラム2に対してドラム扉3の開閉を行う
扉開閉位置までの回動動作及び扉開閉位置から正方向ま
たは逆方向への所定角度の開閉回転動作を与えるよう駆
動モータ8からなるドラム駆動手段を制御し、かつ、ド
ラムロック手段を制御する制御回路9からなる制御手段
とを具備するものである。
この構成によれば、制御回路9からなる制御手段により
駆動モータ8からなるドラム駆動手段を制御して、回転
ドラム2を扉の開閉を行う所定位置(扉開閉位置)まで
回転させ、まず、扉ロック手段11A,11Bによってドラム
扉3に設けられた扉ストッパ7を操作し、この扉ストッ
パ7を係止解除状態として回転ドラム2だけを回転可能
な状態にする。この状態で制御回路9からなる制御手段
により駆動モータ8からなるドラム駆動手段を制御して
回転ドラム2を正または逆方向に所定角度回転させるこ
とにより回転ドラム2の周壁に設けられているドラム開
口部3bを開閉する。即ち、ドラム扉3を固定した状態に
しておき、回転ドラム2だけを回転させることによって
ドラム開口部3bを開閉する。更に、回転ドラム2の正方
向または逆方向への所定角度の回転によってドラム扉3
の開き動作が行われた後に、ドラムロック手段によって
回転ドラム2をケーシング1に対して非可動状態とする
ことができる。したがって、人手を要することなくドラ
ム扉3の開閉を自動的に行うことができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係る回転ドラムの扉開
閉装置によれば、回転ドラム開口部を開閉するためのド
ラム扉の自動的開閉操作、及びドラム扉開放中の回転ド
ラムの固定を自動的に行うことができ、操作者は煩わし
い扉開閉操作やドラム開口部の位置調整作業などから解
放され、作業性の向上が図られる。また、扉閉止操作が
自動的に行われるため扉の閉め忘れ、或いは不十分な閉
止によって回転ドラムの回転中に内容物が飛び出した
り、飛び出した内容物によって機器が損傷することを有
効に防止することができる。更に、ドラム表面が高温と
なっているような場合に直接手を触れて開閉作業を行う
必要がないので、操作者の安全性の向上も達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開
閉装置の全体構成を示す概念図、第2図はこの発明の第
一実施例である回転ドラムの扉開閉装置に係るドラム扉
の回転ドラムへの取付状態を示す説明図、第3図はこの
発明の第一実施例である回転ドラムの扉開閉装置に係る
ドラム扉を示す斜視図、第4図及び第5図はこの発明の
第一実施例である回転ドラムの扉開閉装置に係る扉ロッ
ク手段の主要構成部及びその動作状態を示す概略図、第
6図はこの発明の第一実施例である回転ドラムの扉開閉
装置に係る制御回路を示す構成図、第7図はこの発明の
第一実施例である回転ドラムの扉開閉装置におけるドラ
ム扉の開放状態を示すフローチャート、第8図はこの発
明の第一実施例である回転ドラムの扉開閉装置における
ドラム扉の閉止状態を示すフローチャート、第9図A、
B、C及びDはこの発明の第一実施例である回転ドラム
の扉開閉装置に係るドラム扉の開放動作の各段階を示す
部分概略図、第10図A、B及びCはこの発明の第一実施
例である回転ドラムの扉開閉装置に係るドラム扉の閉止
動作の各段階の動作を示す部分概略図、第11図はこの発
明の第二実施例である回転ドラムの扉開閉装置に係る扉
ロック手段を示す構成図、第12図はこの発明の第二実施
例である回転ドラムの扉開閉装置に係る制御回路を示す
構成図、第13図はこの発明の第二実施例である回転ドラ
ムの扉開閉装置における扉開動作を示すフローチャー
ト、第14図はこの発明の第二実施例である回転ドラムの
扉開閉装置における扉閉動作を示すフローチャート、第
15図はこの発明の第三実施例である回転ドラムの扉開閉
装置に係る扉ロック手段を示す構成図、第16図は従来の
回転ドラムの構成を説明するためのドラム式洗濯機の概
略斜視図である。 図において、 2:回転ドラム、2d:***、3:ドラム扉、3b:ドラム開口
部、7:扉ストッパ、9:制御回路、10:ドラム位置検知
器、11,11A,11B:扉ロック手段、12:ロックピン、28:ブ
レーキ である。 なお、図中、同一符号及び記号は同一または相当する構
成部分を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内でドラム駆動手段により回転
    動作される回転ドラムと、 前記回転ドラムの周壁に設けられたドラム開口部を開閉
    するため回転ドラム外周に摺動可能に取付けられたドラ
    ム扉と、 前記ドラム扉に設けられ、前記ドラム扉を前記回転ドラ
    ムに対して係止状態または係止解除状態とする扉ストッ
    パと、 前記回転ドラムの回転方向の所定位置を検出するドラム
    位置検出検知と、 前記ケーシングの前記回転ドラム外周近傍に配設され、
    前記回転ドラムが扉開閉位置にあるとき、前記扉ストッ
    パにより前記ドラム扉の係止を解除すると共に、前記ド
    ラム扉をケーシングに対し非可動状態に保持する扉ロッ
    ク手段と、 前記回転ドラムの開口部が全開された位置で前記回転ド
    ラムをロックするドラムロック手段と、 前記ドラム扉の開閉に際し前記扉ロック手段を制御する
    と共に、前記回転ドラムに対して前記ドラム扉の開閉を
    行う扉開閉位置までの回動動作及び扉開閉位置から正方
    向または逆方向への所定角度の開閉回転動作を与えるよ
    う前記ドラム駆動手段を制御し、かつ、前記ドラムロッ
    ク手段を制御する制御手段と を具備することを特徴とする回転ドラムの扉開閉装置。
JP63188617A 1988-03-03 1988-07-28 回転ドラムの扉開閉装置 Expired - Fee Related JPH07100104B2 (ja)

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JP5025188 1988-03-03
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