JPH0698917A - 悪性腫瘍の超音波細胞膜整合振動療法 - Google Patents

悪性腫瘍の超音波細胞膜整合振動療法

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JPH0698917A
JPH0698917A JP29365792A JP29365792A JPH0698917A JP H0698917 A JPH0698917 A JP H0698917A JP 29365792 A JP29365792 A JP 29365792A JP 29365792 A JP29365792 A JP 29365792A JP H0698917 A JPH0698917 A JP H0698917A
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JP
Japan
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frequencies
cells
cancer cells
cell membrane
cancer
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JP29365792A
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English (en)
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Takao Kawamura
隆夫 河村
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RYOJU SHOJI KK
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RYOJU SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波を用いた癌の治療において,正常細胞
には害を与えずに,癌細胞だけを安全に且つ効率的にそ
の成長を阻害させ,さらには縮小,死滅させる治療方法
を提供することにある 【構成】 癌患者より採取した癌細胞と周辺の正常細胞
のサンプルを,膜構造を持った弾性体と見なし,共振周
汲数測定機等を用いて,それぞれの細胞が有する共振周
波数を検出し,さらに癌細胞が有する共振周波数での癌
細胞,正常細胞それぞれの細胞膜の変成,あるいは破壊
をするための超音波照射エネルギーを検出することによ
り,各々の癌患者本人に対する超音汲治療の周波数とエ
ネルギー強度を定めて,本人にマッチングした周波数と
強度にて超音汲治療を行う治療方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば医療分野におけ
る,悪性腫瘍に対する,より効果的な超音波治療法に関
し,詳しくは人体の各部位の細胞を異なった固有振動数
を有する膜構造の弾性体群として,各細胞群の持つ固有
の周波数特性を活かした超音波治療法及び超音波健康増
進法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,超音波を用いた悪性腫瘍,即ち癌
の治療法としては,超音波を用いた温熱療法が中心であ
った。超音波発振体の振動子から放射されるエネルギー
が体内の腫瘍部分にて減衰される時に生じる発熱を利用
したものである。これらは主に人体の正常細胞と癌細胞
との高温に対する耐熱性の違いに着目,癌細胞が正常細
胞より僅かに熱体性が低い事を応用したものである。
【0003】しかしながら,今までの超音波治療法では
単に温熱効果にのみ捕らわれて,正常細胞と癌細胞との
僅かな耐熱性の違いしか利用されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は,超音波を用いて,人体にできた癌細胞を
正常細胞に与える影響を最小にして,尚且つ選択的に癌
化された細胞だけを効率的に,少なくとも成長阻害さ
せ,さらに死滅させる方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第一発明は,癌細
胞の持つ特異性に着目することにある。癌細胞は正常細
胞と比較して,細胞膜の状態に特異性があり,細胞膜の
強度,細胞の大きさ,弾力性に違いが見いだせる。これ
により人体の細胞を弾性体と見なした場合,正常細胞と
癌細胞とでは,その固有振動数,即ち外界から音圧によ
る刺激を与えた場合の正常細胞と癌細胞の各細胞の共振
周波数が異なることになる。弾性体はその共振周波数付
近にて外界から振動エネルギーを受けた時が,最も効果
的に,大きな振動を行うことが知られている。従って癌
細胞が共振周波数付近にて外界より振動エネルギーを受
けた場合,その細胞膜は最も大きく運動し,そのエネル
ギーの強さによっては,膜を形成する脂質分子の生理作
用を破壊し,細胞膜の透過性を失わせ,膜に結合してい
る酵素の活性を失わせる事が可能になる。さらに癌細胞
に与える共振エネルギーを増加させれば,その細胞膜を
破壊することも可能となる。また共振周波数付近でエネ
ルギーの減衰が最大となることから温熱効果の併用も高
効率となることが期待できる。
【0006】具体的な治療においては,まず患者の癌患
部の癌細胞を採取,同時に周辺の正常細胞の採取を行
い,これらの標本を反射率測定装置等を用いて,その患
者個人の,その細胞個々の固有振動数,即ち共振周波数
を測定することにより始まる。癌細胞と周辺部位正常細
胞及び超音波治療を行う場合の照射経路上の正常細胞の
共振周波数を測定した後は,癌細胞の共振周波数におけ
る治療効果を得る為の超音波放射エネルギー強度と正常
細胞に対する安全限度を実験及び理論的に割り出す。こ
れにより割り出された周波数が該当する患者を治療する
ための周波数となる。癌が転移して複数ケ所存在する場
合は,当然,治療に要する周波数も,それぞれ異なった
周波数を用いる場合が生じる。また患者より直接標本を
採取できないような場合は,外部より患部にパルス音波
信号を照射した時の患部の周波数応答特性より,癌細胞
の其振周波数を推定する事もできる。
【0007】治療の仕方は,通常の超音波治療法と同様
に,超音波振動子を,水,流動パラフィン,オリーブ
油,ヒマシ油などの脱気した液体を媒体として用い,投
射部位の体表面に密着させて照射を行うか,患者が脱気
した液体の入った風呂のような治療器の中に浸かり照射
を行うか,患者の手術中に患部に直接照射する場合や,
口腔部分には,ケーブル先端に取り付けた超音波振動子
を挿入して照射を行う等の方法がある。
【0008】本願の第二発明は,第一の発明の概念を拡
大し,細菌等の徴生物に対しても同様な処理方法を提供
している。液体中の細菌等に対しても,微小物体の持つ
弾性体としての特性と表面膜の生理作用の特性を利用す
ることにより,液体中の,細胞や細菌等の持つ弾性体と
しての共振周波数に相当する超音波を照射することによ
り,目的とする対象集団のみを選択的に死滅させる方法
である。
【0009】本願の第三発明は,人体の正常細胞が各々
有する共振周波数で,正常細胞に危害が及ばない程度の
十分に微弱なエネルギーの超音波振動を人体に照射する
ことによって,細胞膜に刺激をあたえて細胞膜の生理活
性を高めるものである。
【0010】
【作用】本発明においては,超音波照射を従来のように
温熱効果として用いるだけでなく,主に癌細胞の細胞膜
に最大の運動エネルギーを与えることによって,成長阻
害,死滅を行うため,また弾性体としての正常細胞と癌
細胞との共振周波数Qの違いを利用し,各々の患者の個
々の癌細胞に合わせた周波数の超音波を選択して用いる
ことにより,効率的に目標の治療を行うことができる。
また比較的弱い照射エネルギーにて治療が可能なため,
いわゆるキャビテーション現象も避けることができ,ま
た人体の深部に対しては収束超音波として投射すること
により効果は更に向上する。また正常細胞に封し,その
共振周波数付近で微弱な超音汲を照射した場合は,細胞
膜が適度に刺激され,各細胞の新陳代謝が促進される。
【0011】
【実施例】図1は,細胞内の膜構造のモデル図である。
癌細胞にマッチングした周波数の超音波を患部に照射す
ることにより,癌細胞の細胞膜の透過性を失わせ酵素活
性を阻害し,癌細胞を死に至らしめることになる。1,
2は蛋白質分子で1は親水部分,2は疎水部分,3,4
は細胞膜の脂質分子で3は親水部分,4は疎水部分であ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は,主には癌の超音波応用治療に
おいて,今まで余り問題にされていなかった弾性体とし
ての癌細胞との周波数のマッチングと言うことに着目
し,さらには癌の治療メカニズムを癌の細胞膜の過大振
動,運動による透過性阻害に置いたことで,より安全で
効率の良い,さらに反復治療のしやすい治療法を提供し
た。人体の構造は複雑であり,本発明にて全ての癌の治
療に適応することは困難な事ではあるが,数多くの癌患
者の本治療実績が蓄積されるに従い,超音波治療におけ
る周波数と照射強度の関係,さらには癌細胞膜の透過性
阻害との関係,照射方法等が明確になり,超音波治療の
領域に更なる進歩をもたらすものとなる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】細胞内の膜構造のモデル図
【符号の説明】
1 蛋白質分子 親水部分 2 蛋白質分子 疎水部分 3 細胞膜の脂質分子 親水部分 4 細胞膜の脂質分子 疎水部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 具体的な治療においては,まず患者の癌
患部の癌細胞を採取,同時に周辺の正常細胞の採取を行
い,これらの標本を反射率測定装置等を用いて,その患
者個人の,その細胞個々の固有振動数,即ち共振周波数
を測定することにより始まる。癌細胞と周辺部位正常細
胞及び超音波治療を行う場合の照射経路上の正常細胞の
共振周波数を測定した後は,癌細胞の共振周波数におけ
る治療効果を得る為の超音波放射エネルギー強度と正常
細胞に対する安全限度を実験及び理論的に割り出す。こ
れにより割り出された周波数が該当する患者を治療する
ための周波数となる。癌が転移して複数ケ所存在する場
合は,当然,治療に要する周波数も,それぞれ異なった
周波数を用いる場合が生じる。また患者より直接標本を
採取できないような場合は,外部より患部にパルス音波
信号を照射した時の患部の周波数応答特性より,癌細胞
の共振周波数を推定する事もできる。また本願の第四発
明による方法は癌細胞の比較的安定した中間期ではな
く,不安定な***期を狙い,数十Hzから数百キロHz
といった比較的低周波数の音波を適宜な時間,単一発振
源ではなく,少なくとも二次元方向から,好ましくは三
次元方向から,患部あるいは全身に照射することによ
り,癌細胞の***期の細胞膜を破壊させるものである。
音波の照射は低周波数と高周波数の音波を複合して照射
すれば更に好ましい。複合周波数照射はさらに対応範囲
を広めることができる。低周波の音波は体内での減衰が
少なく,身体の深部にまで,効果的に到達し,三次元方
向からの照射は,癌細胞に三次元運動を起こさせ,通常
細胞に障害を与えることなく,癌細胞の***時期にのみ
***阻害効果を与え,癌細胞の成長阻害,縮小,死滅を
行う。また***期の癌細胞を攻めることにより,比較的
弱いエネルギー照射にて治療を行うことが可能になり,
安全面も更に向上する。いかなる場合においても,本発
明による治療には,常に患者の照射前,照射中,照射後
の状況変化をモニターしながら進められ,音波照射が体
内に悪影響を及ぼさぬ様に安全面は常に管理される。ま
た音波照射を受ける患者に対し,栄養剤の投与,抗癌剤
の投与等を併用することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 治療の仕方は,通常の超音波治療法と同
様に,超音波振動子を,水,流動パラフィン,オリーブ
油,ヒマシ油などの脱気した液体を媒体として用い,投
射部位の体表面に密着させて照射を行うか,患者が脱気
した液体の入った風呂のような治療器の中に浸かり照射
を行うか,患者の手術中に患部に直接照射する場合や,
口腔部分には,ケーブル先端に取り付けた超音波振動子
を挿入して照射を行う等の方法がある。超音波の照射エ
ネルギーは通常の超音波治療に用いられる範囲より小さ
いエネルギーにて使用され,特に共振点よりやや外れた
低周波帯を用いる治療法は患者を体温前後の温度に設定
された生理食塩等の入った浴槽にいれ,周囲より全身に
適度に弱い音波を長時間繰り返し照射を行うことによ
り,癌細胞の比較的脆弱な細胞***の時期を狙って***
を阻害し,一部の進行癌にも有効性が期待される治療法
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】 本発明においては,超音波照射を従来のよう
に温熱効果として用いるだけでなく,主に癌細胞の細胞
膜に最大の運動エネルギーを与えることによって,成長
阻害,死滅を行うため,また弾性体としての正常細胞と
癌細胞との共振周波数Qの違いを利用し,各々の患者の
個々の癌細胞に合わせた周波数の超音波を選択して用い
ることにより,効率的に目標の治療を行うことができ
る。また比較的弱い照射エネルギーにて治療が可能なた
め,いわゆるキャビテーショシ現象も避けることがで
き,また人体の深部に対しては収束超音波として投射す
ることにより効果は更に向上する。更に,低周波数帯を
用い,比較的弱い照射エネルギーで,少なくとも二次元
方向から,全身に長時間の繰り返し照射を行へば,比較
的不安定な,癌細胞の細胞***時期に細胞膜に障害を与
え,***阻害による癌細胞の成長減退,退縮,死滅効果
も期待できる。また正常細胞に対し,その共振周波数付
近で微弱な超音波を照射した場合は,細胞膜が適度に刺
激され,各細胞の新陳代謝が促進される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】 図1は,細胞内の膜構造のモデル図であ
る。癌細胞にマッチングした周波数の超音波を患部に照
射することにより,癌細胞の細胞膜の透過性を失わせ酵
素活性を阻害し,癌細胞を死に至らしめることになる。
1,2は蛋白質分子で1は親水部分,2は疎水部分,
3,4は細胞膜の脂質分子で3は親水部分,4は疎水部
分である。図2は,低周波と高周波の複合周波数を用い
た複合周波数の三次元音波照射療法である。全身に癌が
転移した進行癌の患者に対し,一部の癌細胞からは検体
を取り出し,水晶振動子を用いた共振周波数分析機に
て,その細胞の特性を測定し,その他の検体取り出しの
困難な部位の癌に対しては低周波を重点に照射を行う。
浴槽の生理食塩水の温度は約37度Cとし,照射時間は
20分程度から開始し,患者の血圧,その他の容体を見
ながら増加させ,最終的には2時間から3時間/回とす
る。使用周波数は低周波側は100Hzから10kHz
帯を用い,高周波側は1MHzから10MHz帯を用い
る。照射エネルギーは0.1W/cm程度から始め,患
者の容体を見ながら人体の正常部分に障害を与えない範
囲にて逐次増加させる。患者は音波治療の前には栄養剤
等を投与し,また音波治療後には抗癌剤を投与をしてい
る。患者は定期的に癌患部の断層写真により治療による
効果を確認,評価しながら,治療を続行する。図3は肝
臓癌の患者に対する治療例である。患者の癌患部の検体
より治療周波数と放射強度を決め治療を行う。放射時間
と放射強度は安全設定ラインの50%以下より始め逐
次,患者の容体を見ながら増加させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】追加
【補正内容】
【図2】浴槽による超音波全身照射治療の例図である
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】局部癌の治療例図である
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 蛋白質分子 親水部分 2 蛋白質分子 疎水部分 3 細胞膜の脂質分子 親水部分 4 細胞膜の脂質分子 疎水部分5 浴槽 6 治療を受ける患者 7 癌患部 8 音波発振源 9 生理食塩水 10 患者の踏み格子 11 床 12 脱気水を入れた袋
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】追加
【補正内容】
【図2】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 具体的の治療においては,まず患者の癌
患部の癌細胞を採取,同時に周辺の正常細胞の採取を行
い,これらの標本を反射率測定装置等を用いて,その患
者個人の,その細胞個々の固有振動数,即ち共振周波数
を測定することにより始まる。癌細胞と周辺部位正常細
胞及び超音波治療を行う場合の照射経路上の正常細胞の
共振周波数を測定した後は,癌細胞の共振周波数におけ
る治療効果を得る為の超音波放射エネルギー強度と正常
細胞に対する安全限度を実験及び理論的に割り出す。こ
れにより割り出された周波数が該当する患者を治療する
ための周波数となる。癌が転移して複数ケ所存在する場
合は,当然,治療に要する周波数も,それぞれ異なった
周波数を用いる場合が生じる。また患者より直接標本を
採取できないような場合は,外部より患部にパルス音波
信号を照射した時の患部の周波数応答特性より,癌細胞
の共振周波数を推定する事もできる。また本願の第四発
明による方法は癌細胞の比較的安定した中間期ではな
く,不安定な***期を狙い,数十Hzから数百キロHz
といった比較的低周波数の音波を適宜な時間,単一発振
源ではなく,少なくとも相対する二次元方向から,好ま
しくは三次元方向から,患部あるいは全身に照射するこ
とにより,癌細胞の***期の細胞膜を破壊させるもので
ある。音波の照射は低周波数と高周波数の音波を複合し
て照射すれば更に好ましい。複合周波数照射はさらに対
応範囲を広めることができる。低周波の音波は体内での
減衰が少なく,身体の深部にまで,効果的に到達し,三
次元方向からの照射は,癌細胞に三次元の圧縮,膨張
動を起こさせ,通常細胞に障害を与えることなく,癌細
胞の***時期にのみ***阻害効果を与え,癌細胞の成長
阻害,縮小,死滅を行う。また***期の癌細胞を攻める
ことにより,比較的弱いエネルギー照射にて治療を行う
ことが可能になり,安全面も更に向上する。いかなる場
合においても,本発明による治療には,常に患者の照射
前,照射中,照射後の状況変化をモニターしながら進め
られ,音波照射が体内に悪影響を及ぼさぬ様に安全面は
常に管理される。また音波照射を受ける患者に対し,栄
養剤の投与,抗癌剤の投与等を併用することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 本発明においては,超音波照射を従来の
ように温熱効果として用いるだけでなく,主に癌細胞の
細胞膜に最大の運動エネルギーを与えることによって,
成長阻害,死滅を行うため,また弾性体としての正常細
胞と癌細胞との共振周波数Qの違いを利用し,各々の患
者の個々の癌細胞に合わせた周波数の超音波を選択して
用いることにより,効率的に目標の治療を行うことがで
きる。また比較的弱い照射エネルギーにて治療が可能な
ため,いわゆるキャピテーション現象も避けることがで
き,また人体の深部に対しては収束超音波として投射す
ることにより効果は更に向上する。更に,低周波数帯を
用い,比較的弱い照射エネルギーで,少なくとも相対す
二次元方向から.全身に長時間の繰り返し照射を行へ
ば,比較的不安定な,癌細胞の細胞***時期に細胞膜に
障害を与え,***阻害による癌細胞の成長減退,退縮,
死滅効果も期待できる。また正常細胞に対し,その共振
周波数付近で微弱な超音波を照射した場合は,細胞膜が
適度に刺激され,各細胞の新陳代謝が促進される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 悪性腫瘍を膜構造を持った個々の弾性体
    の集合体と見なし,周辺正常細胞との細胞膜の強度,固
    有周波数の相違を利用し,腫瘍細胞の周辺部位に,該当
    する腫瘍細胞の持つ共振周波数近傍の超音波を選択照射
    することによって,少なくとも該当する腫瘍細胞の細胞
    膜を変性させ,さらには細胞膜を破壊させることによ
    り,少なくとも悪性腫瘍の成長を阻止させ,さらには縮
    小,死滅させることを特徴とする悪性腫瘍の治療方法。
  2. 【請求項2】 外膜が破壊あるいは変性することによっ
    て死滅する性質を有する微小生物体に,この微小生物体
    が弾性体として有する固有周波数近傍の音波を選択照射
    することにより,種々の固有振動数を有する微小生物体
    群より,同一固有周波数を有する徴小生物体群を選択的
    に死滅させることを特徴とする徴小生物体の死滅方法。
  3. 【請求項3】 人体の各部位の正常細胞が持つ弾性体と
    しての固有振動数近傍の超音波を,細胞膜に十分無害な
    程度の強度にて各部位に選択照射し,人体の各部位の細
    胞膜を適度に刺激し,細胞膜の活性を増大させ新陳代謝
    を促進させる事を特徴とする健康増進方法。
JP29365792A 1992-09-19 1992-09-19 悪性腫瘍の超音波細胞膜整合振動療法 Withdrawn JPH0698917A (ja)

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