JPH0697876A - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JPH0697876A
JPH0697876A JP4241659A JP24165992A JPH0697876A JP H0697876 A JPH0697876 A JP H0697876A JP 4241659 A JP4241659 A JP 4241659A JP 24165992 A JP24165992 A JP 24165992A JP H0697876 A JPH0697876 A JP H0697876A
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JP
Japan
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unit
tuner
radio broadcast
call
radio
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Pending
Application number
JP4241659A
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English (en)
Inventor
Mikio Nakayama
幹夫 中山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コードレス電話機の利便性及び利用価値の向上
を目的とする。 【構成】電話交換網の加入者回線に接続される固定型の
親機、及び該親機と無線回線を介して制御信号及び音声
信号を送受信する携帯型の子機を備えたコードレス電話
機において、前記子機にラジオ放送受信用のチューナ4
1を設け、通話中及び通話中以外のときに、ラジオ放送
を子機から出力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコードレス電話機に関す
る。一般的なコードレス電話機は、図16に示されるよ
うに、電話交換網1の加入者回線2に接続された固定型
の親機3及び親機3に無線接続される移動自在な子機4
を備えて構成される。
【0002】親機3及び子機4はそれぞれ無線機能を具
備し、制御信号及び音声信号を送受信することにより、
子機4を使用して電話交換網1に収容される他の加入者
と通話できるようにしたものである。
【0003】そして、子機4は小型化、軽量化が進み、
ポケットに入れる等により常時持ち歩くことができるよ
うになってきており、利用者は電話以外の用途も求めて
いる。また、通話中も通話だけではつまらない。
【0004】
【従来の技術】図16に示した親機3の従来の構成を図
17を参照して説明する。電話交換網1の加入者回線2
は親機3の回線インタフェース部11に接続されてお
り、加入者回線2からの着信信号等の制御信号は、回線
インタフェース部11及び回線信号受信部12を介して
制御部(CPU)13に送られ、制御部13からの発信
信号等の制御信号は、回線信号送信部14及び回線イン
タフェース部11を介して加入者回線2に送り出され
る。
【0005】制御部13からの子機4に対する制御信号
は、信号送信部15を介して無線インタフェース部16
に送られ、ここから子機4に対して無線伝送され、子機
4から無線伝送された制御信号は、無線インタフェース
部16及び信号受信部17を介して制御部13に送られ
る。
【0006】加入者回線2からの音声信号は、回線イン
タフェース部11から音声送信部18を介して無線イン
タフェース部16に送られ、ここから子機4に対して無
線伝送され、子機4から無線伝送された音声信号は、無
線インタフェース部16及び音声受信部19を介して回
線インタフェース部11に送られ、ここから加入者回線
2へ送り出される。
【0007】図16に示した子機4の従来の構成を図1
8を参照して説明する。子機4の制御部(CPU)21
には、ダイヤルボタン22、フックスイッチ23及びサ
ウンダ(着信音発生装置)24が接続されており、制御
部21からの制御信号は、信号送信部25を介して無線
インタフェース部26に送られ、ここから親機3に対し
て無線伝送される。親機3から無線伝送された制御信号
は、無線インタフェース部26及び信号受信部27を介
して制御部21に送られる。
【0008】また、子機4は送話器28及び受話器29
を備えており、送話器28から入力された音声は、送話
アンプ30を介して音声送信部31に送られ、音声信号
として無線インタフェース部26から親機3に対して無
線伝送される。
【0009】親機3から無線伝送された音声信号は、無
線インタフェース部26を介して音声受信部32に送ら
れ、受話アンプ33を介して受話器29から音声として
出力される。
【0010】上述したような構成により、加入者回線2
に対して子機4が独立し、所定範囲内で自由に持ち歩い
て通話することができるのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のコードレス電話機は、電話機能しか具備しておらず、
せっかく子機の小型化、軽量化により常に子機を持ち歩
くことが可能になったにも拘わらず、通話していない場
合には何らの利用価値がない。また、通話中であっても
他の付加的な利用価値があった方が良い。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、通話中及び通話中以外のときに利用できる電
話以外の機能をコードレス電話機に具備せしめ、コード
レス電話機の利用価値の向上及び利用者の利便性の向上
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、電話交換網の加入者回線に接続される固定型の親
機、及び該親機と無線回線を介して制御信号及び音声信
号を送受信する携帯型の子機を備えたコードレス電話機
において、以下のように構成する。
【0014】即ち、前記子機に無線放送(AMラジオ放
送、FMラジオ放送、テレビの音声放送を含む一般公衆
の受信を目的とするもの)受信用のチューナを設けて構
成する。
【0015】また、前記親機に無線放送受信用のチュー
ナを設け、前記子機からの無線放送受信についての制御
信号に応じて、該親機から無線放送の音声信号を前記無
線回線を介して該子機に伝送するように構成する。
【0016】尚、前記チューナにより受信した無線放送
の音声信号を、通話相手からの受話音声信号及び/又は
送話音声信号にミキシングするように構成することがで
きる。
【0017】また、無線放送受信中に発着信したときに
は、該無線放送の出力音量を低下するように制御するよ
うに構成することができる。
【0018】
【作用】本発明によると、子機又は親機に無線放送受信
用のチューナを設け、子機から無線放送の音声を出力す
るようにしたので、子機携帯中に無線放送の音楽等を楽
しむことができ、コードレス電話機の利用価値及び利便
性が向上する。
【0019】また、受話音声信号や送話音声信号に無線
放送の音声信号をミキシングすることにより、該子機使
用者や通話相手が通話中に無線放送を所謂BGM(バッ
クグラウンドミュージック)的に聞くことができ、話題
性の向上や重要情報の聞き逃し防止を図れる。
【0020】さらに、発着信時に無線放送の音声出力を
低下することにより、無線放送が通話の障害とならない
ようにすることができる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
以下に示す第1乃至第3実施例は子機にチューナを設け
た場合の例であり、第4及び第5実施例は親機にチュー
ナを設けた場合の例である。
【0022】尚、各実施例の説明において、図17(従
来の親機)又は図18(従来の子機)を参照して既に説
明した構成部分と同一の構成部分については、該当する
図上同一の番号を付して、その説明は省略することにす
る。
【0023】(1)第1実施例(図1、図2参照) 図1は本発明第1実施例の子機の構成を示すブロック図
である。尚、この実施例における親機の構成は、図17
に示した従来の親機の構成と同様である。
【0024】この実施例の子機は、ラジオ放送(AMラ
ジオ放送、FMラジオ放送(テレビの音声放送を含
む))受信用のチューナ41を備えている。このチュー
ナ41のアンテナとしては、特別に設けることはせず
に、無線インタフェース部26のアンテナと共用するこ
とにより、構成の簡略化を図っている。このチューナ4
1は制御部(CPU)42からのチューナ制御信号によ
り制御され、その出力は制御部42により制御されるゲ
イン調整部A及びヘッドホンアンプ43を介してヘッド
ホン端子44に供給される。ヘッドホン端子44には、
必要に応じてヘッドホンが接続される。ゲイン調整部A
は、入力されたラジオ放送の音声信号のゲインを調整し
て出力するものであり、この実施例では「大」、
「中」、「小」の3段階の調整をするものとする。
【0025】制御部42には、ダイヤルボタン等22,
23,24の他にチューナ制御キー45が接続され、子
機の利用者はラジオ放送受信の要/不要(チューナ41
の作動/非作動)の選択、周波数の選択、ヘッドホン出
力の音量調整等をこのチューナ制御キー45を操作して
制御部42に指示する。制御部42はこれに基づきチュ
ーナ41及びゲイン調整部Aを制御する。
【0026】また、制御部42は、利用者がヘッドホン
を用いてラジオ放送を聴取しているときに発着信があっ
た場合には、図2に示すような処理を行う。即ち、着信
の有無を判断し(ステップ「以下STという」1)、着
信有りの場合には、サウンダ(着信音発生装置)24を
起動して着信音を発生せしめ(ST2)、次いで、ゲイ
ン調整部Aを制御して出力中の音量を、チューナ制御キ
ー45による設定に拘わらず強制的に「小」に設定する
(ST3)。
【0027】ST1において、着信無しの場合には、発
信の有無を判断し(ST4)、発信有りの場合にはST
3に進み、発信無しの場合にはST1に戻る。このよう
な構成により、子機の利用者は通話中以外のときに、子
機をラジオ受信機として使用することができる。ラジオ
放送聴取中に着信した場合には、ラジオの音量が自動的
に小さくなるから、着信音認識の障害になることがな
い。また、自ら発信した場合にも自動的にラジオの音量
が小さくなり便利である。
【0028】(2)第2実施例(図3、図4、図5参
照) 図3は本発明第2実施例の子機の構成を示すブロック図
である。尚、図1に示した第1実施例の子機と同一の構
成部分については同一の番号を付して説明する。また、
この実施例における親機の構成は、図17に示した従来
の親機の構成と同様である。
【0029】この実施例の子機は、ラジオ放送(AMラ
ジオ放送、FMラジオ放送(テレビの音声放送を含
む))受信用のチューナ41を備えている。このチュー
ナ41のアンテナとしては、特別に設けることはせず
に、無線インタフェース部26のアンテナと共用するこ
とにより、構成の簡略化を図っている。
【0030】このチューナ41は制御部(CPU)42
からのチューナ制御信号により制御され、その出力は制
御部42により制御されるゲイン調整部A、ヘッドホン
アンプ43を介してヘッドホン端子44に供給される。
ヘッドホン端子44には、必要に応じてヘッドホンが接
続される。ゲイン調整部Aは、入力されたラジオ放送の
音声信号のゲインを調整して出力するものであり、この
実施例では「大」、「中」、「小」の3段階の調整をす
るものとする。
【0031】また、音声受信部32と受話アンプ33の
間には、切替部51及びゲイン調整部Bが設けられてい
る。切替部51には、音声受信部32からの受話音声信
号及びゲイン調整部Aの出力であるラジオ放送の音声信
号が入力され、切替部51は制御部42の制御に基づ
き、これら入力のいずれか一方を選択的にゲイン調整部
Bに出力する。
【0032】ゲイン調整部Bは、入力された音声信号の
ゲインを調整して受話アンプ33に出力するものであ
り、この実施例では「大」、「中」、「小」の3段階の
調整をするものとし、「中」が通常通話時の音量である
ものとする。
【0033】制御部42には、ダイヤルボタン等22,
23,24の他にチューナ制御キー45が接続されてお
り、子機の利用者はラジオ放送受信の要/不要(チュー
ナ41の作動/非作動)の選択、周波数の選択、ヘッド
ホン出力及び受話器出力の音量調整等をこのチューナ制
御キー45を操作して制御部42に指示する。制御部4
2は、これに基づきチューナ41、ゲイン調整部A、ゲ
イン調整部B、切替部51を制御する。
【0034】また、制御部42は、利用者がラジオ放送
を聴取しているときに、発着信があった場合には、図4
又は図5に示すような処理を行う。即ち、利用者が受話
器29からラジオ放送を拡声出力(ゲイン調整部Bの設
定を「大」としている)場合には、図4に示すように、
まず、着信の有無を判断し(ST1)、着信有りの場合
には、サウンダ(着信音発生装置)24を起動して着信
音を発生せしめる(ST2)。
【0035】次いで、ゲイン調整部Aを制御してその設
定を「小」とし(ST3)、ゲイン調整部Bを制御して
その設定を「中」とし(ST4)、切替部51を制御し
てその出力をラジオ放送の音声信号から受話音声信号に
切り替える(ST5)。
【0036】ST1において、着信無しの場合には、発
信の有無を判断し(ST6)、発信有りの場合にはST
3に進み、発信無しの場合にはST1に戻る。利用者が
ヘッドホンを用いてラジオ放送を聴取している場合に
は、図5に示すように、まず、着信の有無を判断し(S
T1)、着信有りの場合には、サウンダ(着信音発生装
置)24を起動して着信音を発生せしめ(ST2)、次
いで、ゲイン調整部Aを制御してその設定を「小」とす
る(ST3)。
【0037】ST1において、着信無しの場合には、発
信の有無を判断し(ST4)、発信有りの場合にはST
3に進み、発信無しの場合にはST1に戻る。このよう
な構成により、子機の利用者は通話中以外のときに、子
機をラジオ受信機として使用することができ、その希望
に応じてヘッドホン又は受話器からラジオ放送を出力さ
せることができる。
【0038】また、ラジオ放送聴取中に発着信した場合
には、ラジオ放送の音量が自動的に小さくなるから、着
信音認識の障害にならず、又は自らラジオ放送の音量を
小さくするという操作が不要なため便利である。
【0039】(3)第3実施例(図6、図7、図8参
照) 図6は本発明第3実施例の子機の構成を示すブロック図
である。尚、図1(第1実施例)又は図2(第2実施
例)の子機と同一の構成部分については同一の番号を付
して説明する。また、この実施例における親機の構成
は、図17に示した従来の親機の構成と同様である。
【0040】この実施例の子機は、ラジオ放送(AMラ
ジオ放送、FMラジオ放送(テレビの音声放送を含
む))受信用のチューナ41を備えている。このチュー
ナ41のアンテナとしては、特別に設けることはせず
に、無線インタフェース部26のアンテナと共用するこ
とにより、構成の簡略化を図っている。
【0041】このチューナ41は制御部(CPU)42
からのチューナ制御信号により制御され、その出力は制
御部42により制御されるゲイン調整部A、ヘッドホン
アンプ43を介してヘッドホン端子44に供給される。
ヘッドホン端子44には、必要に応じてヘッドホンが接
続される。ゲイン調整部Aは、入力されたラジオ放送の
音声信号のゲインを調整して出力するものであり、この
実施例では「大」、「中」、「小」の3段階の調整をす
るものとする。
【0042】また、音声受信部32と受話アンプ33の
間の部分には、ミキシング部61及びゲイン調整部Bが
設けられている。ミキシング部61には、音声受信部3
2からの受話音声信号及びゲイン調整部Aからのラジオ
放送の音声信号が入力され、これら2つの入力信号が混
合されてゲイン調整部Bに出力される。
【0043】ゲイン調整部Bは、入力された音声信号の
ゲインを調整して受話アンプ33に出力するものであ
り、この実施例では「大」、「中」、「小」の3段階の
調整をするものとし、「中」が通常通話時の音量である
ものとする。
【0044】さらに、送話器28と送話アンプ30の間
の部分には、ミキシング部62が設けられている。この
ミキシング部62には、送話器28からの送話音声信号
及びゲイン調整部Aからのラジオ放送の音声信号が入力
され、これら2つの入力信号が混合されて送話アンプ3
0に出力される。
【0045】制御部42には、ダイヤルボタン等22,
23,24の他にチューナ制御キー45が接続され、子
機の利用者はラジオ放送受信の要/不要(チューナ41
の作動/非作動)の選択、周波数の選択、ラジオ放送の
音量調整等をこのチューナ制御キー45を操作して制御
部42に指示する。制御部42は、これに基づきチュー
ナ41、ゲイン調整部A及びゲイン調整部Bを制御す
る。
【0046】また、制御部42は、利用者がラジオ放送
を聴取しているときに、発着信があった場合には、図7
又は図8に示すような処理を行う。即ち、受話器29か
らラジオ放送を拡声出力(ゲイン調整部Bの設定を
「大」としている)場合には、図7に示すように、ま
ず、着信の有無を判断し(ST1)、着信有りの場合に
は、サウンダ(着信音発生装置)24を起動して着信音
を発生せしめる(ST2)。
【0047】次いで、ゲイン調整部Aを制御してその設
定を「小」とし(ST3)、さらにゲイン調整部Bを制
御してその設定を「中」とする(ST4)。ST1にお
いて、着信無しの場合には、発信の有無を判断し(ST
5)、発信有りの場合にはST3に進み、発信無しの場
合にはST1に戻る。
【0048】利用者がヘッドホンを用いてラジオ放送を
聴取している場合には、図8に示すように、まず、着信
の有無を判断し(ST1)、着信有りの場合には、サウ
ンダ(着信音発生装置)24を起動して着信音を発生せ
しめ(ST2)、次いで、ゲイン調整部Aを制御してそ
の設定を「小」とする(ST3)。
【0049】ST1において、着信無しの場合には、発
信の有無を判断し(ST4)、発信有りの場合にはST
3に進み、発信無しの場合にはST1に戻る。このよう
な構成により、子機の利用者は通話中以外のときに、子
機をラジオ受信機として使用することができ、その希望
に応じてヘッドホン又は受話器29から出力されるラジ
オ放送を聴取することができる。
【0050】また、ラジオ放送聴取中に発着信した場合
には、ラジオ放送の音量が自動的に小さくなるから、着
信音認識の障害になることはなく、又は自らラジオ放送
の音量を小さくする操作が不要であり便利である。
【0051】さらに、この実施例では音声受信部32か
らの受話音声信号及び送話器28からの送話音声信号の
それぞれにラジオ放送の音声信号を混合するようにして
いるので、子機の利用者及びその通話相手がラジオ放送
を所謂BGM(バックグラウンドミュージック)的に聞
きながら通話することができ、ラジオ放送からリアルタ
イムに話題を得たり、音楽を楽しみながら通話すること
ができる。
【0052】(4)第4実施例(図9、図10、図1
1、図12、図13参照) まず、図9及び図10を参照して本発明第4実施例の親
機について説明し、その後図11乃至図13を参照して
本発明第4実施例の子機について説明することにする。
【0053】図9は本発明第4実施例の親機の構成を示
すブロック図である。この実施例の親機は、ラジオ放送
(AMラジオ放送、FMラジオ放送(テレビの音声放送
を含む))受信用のチューナ71を備えている。このチ
ューナ71のアンテナとしては、特別に設けることはせ
ずに、無線インタフェース部16のアンテナと共用する
ことにより、構成の簡略化を図っている。このチューナ
71は制御部(CPU)72からのチューナ制御信号に
より制御される。
【0054】また、回線インタフェース部11と音声送
信部18の間の部分には、制御部72により制御される
切替部73が設けられており、この切替部73には、回
線インタフェース部11からの受話音声信号及びチュー
ナ71の出力であるラジオ放送の音声信号が入力され、
これら2つの音声信号のうちの一方が選択的に音声送信
部18に出力されるようになっている。
【0055】制御部72は、通話中以外のときにおいて
は、子機からのラジオ放送受信についての制御信号(通
話についての制御信号と同様に無線インタフェース部1
6及び信号受信部17を介して送られる)に基づき、チ
ューナ71の起動等を制御するとともに、チューナ71
からのラジオ放送の音声信号を音声送信部18に出力す
るように切替部73を制御する。このラジオ放送の音声
信号は無線インタフェース部16により、通常の受話音
声信号と同様に送信される。
【0056】また、制御部72は、ラジオ放送受信中
に、発着信があった場合には、図10に示すような処理
を行う。即ち、着信の有無を判断し(ST1)、着信有
りの場合には、子機に着信を通知し(ST2)、次い
で、回線インタフェース部11からの受話音声信号が音
声送信部18に出力されるように切替部73を制御する
(ST3)。
【0057】ST1において、着信無しの場合には、発
信の有無を判断し(ST4)、発信有りの場合にはST
3に進み、発信無しの場合にはST1に戻る。図11は
本発明第4実施例の子機の構成を示すブロック図であ
る。
【0058】この実施例の子機は、制御部(CPU)7
4に接続されたチューナ制御キー75を備えている。こ
のチューナ制御キー75は、ラジオ放送受信の要/不要
の選択、周波数の選択、ラジオ放送の音量調整等を制御
部74に子機の利用者が指示するためのキーであり、制
御部74はこれに基づきラジオ放送についての制御信号
を、信号送信部25及び無線インタフェース部26を介
して親機に送る。
【0059】また、音声受信部32と受話アンプ33の
間の部分には、ゲイン調整部Bが設けられており、制御
部74の制御により、音声受信部32からの音声信号
(受話音声信号、ラジオ放送の音声信号)のゲインを調
整して受話アンプ33に出力するものであり、この実施
例では「大」、「中」、「小」の3段階の調整をするも
のとし、「中」が通常通話時の音量であるものとする。
【0060】また、ゲイン調整部Bの出力は、ヘッドホ
ンアンプ76を介してヘッドホン端子77にも供給され
ている。ヘッドホン端子77には必要に応じてヘッドホ
ンが接続される。
【0061】制御部74は、利用者がラジオ放送を聴取
しているときに、発着信があった場合には、図12又は
図13に示すような処理を行う。即ち、利用者が受話器
29からラジオ放送を拡声出力(ゲイン調整部Bの設定
を「大」としている)場合には、図12に示すように、
まず、着信の有無を判断し(ST1)、着信有りの場合
には、サウンダ(着信音発生装置)24を起動して着信
音を発生せしめ(ST2)、次いで、ゲイン調整部Bを
制御してその設定を強制的に「中」とする(ST3)。
【0062】ST1において、着信無しの場合には、発
信の有無を判断し(ST4)、発信有りの場合にはST
3に進み、発信無しの場合にはST1に戻る。利用者が
ヘッドホンを用いてラジオ放送を聴取している場合に
は、図13に示すように、まず、着信の有無を判断し
(ST1)、着信有りの場合のには、サウンダ(着信音
発生装置)24を起動して着信音を発生せしめ(ST
2)、次いで、ゲイン調整部Bを制御してその設定を強
制的に「中」とする(ST3)。
【0063】ST1において、着信無しの場合には、発
信の有無を判断し(ST4)、発信有りの場合にはST
3に進み、発信無しの場合にはST1に戻る。このよう
な構成により、親機のチューナ71により受信されたラ
ジオ放送の音声信号が、通常の親機−子機間通信と同様
に子機に伝送され、子機の受話器29又はヘッドホンか
ら出力される。
【0064】ラジオ放送受信中に発着信があった場合に
は、ラジオ放送の音量が自動的に小さくなるから、着信
音認識の障害になることはなく、また利用者自らラジオ
放送の音量を小さくする必要がなく便利である。
【0065】この実施例は、前述の第1乃至第3実施例
とは異なり、親機にチューナを設けて構成しているの
で、子機の大型化や構成の複雑化が少なくて済む。 (5)第5実施例(図14、図15参照) 図14は本発明第5実施例の親機の構成を示すブロック
図である。尚、図9に示した第4実施例の親機と同一の
構成部分については同一の番号を付して説明する。ま
た、この実施例における子機の構成は、図11に示した
第4実施例の子機の構成と同一である。
【0066】この実施例の親機は、ラジオ放送(AMラ
ジオ放送、FMラジオ放送(テレビの音声放送を含
む))受信用のチューナ71を備えている。このチュー
ナ71のアンテナとしては、特別に設けることはせず
に、無線インタフェース部16のアンテナと共用するこ
とにより、構成の簡略化を図っている。
【0067】このチューナ71は制御部(CPU)72
からのチューナ制御信号により制御され、その出力は制
御部72により制御されるゲイン調整部Aに入力され
る。ゲイン調整部Aは、入力されたラジオ放送の音声信
号のゲインを調整して出力するものであり、この実施例
では「大」、「中」、「小」の3段階の調整をするもの
とする。
【0068】回線インタフェース部11と音声送信部1
8の間の部分にはミキシング部81が設けられており、
音声受信部19と回線インタフェース部11の間の部分
にはミキシング部82が設けられている。
【0069】ミキシング部81には、回線インタフェー
ス部11からの受話音声信号及びゲイン調整部Aからの
ラジオ放送の音声信号が入力され、これらが混合されて
音声送信部18に出力される。
【0070】ミキシング部82には、音声受信部19か
らの送話音声信号及びゲイン調整部Aからのラジオ放送
の音声信号が入力され、これらが混合されて回線インタ
フェース部11に出力される。
【0071】制御部72は、通話中以外のときにおいて
は、子機からのラジオ放送受信についての制御信号(通
話についての制御信号と同様に無線インタフェース部1
6及び信号受信部17を介して送られる)に基づき、チ
ューナ71の起動等を制御するとともに、ゲイン調整部
Aを制御する。
【0072】また、制御部72は、ラジオ放送受信中に
発着信があった場合には、図15に示すような処理を行
う。即ち、着信の有無を判断し(ST1)、着信有りの
場合には、子機に着信を通知し(ST2)、次いで、ゲ
イン調整部Aを制御してその音量を強制的に「小」に設
定する(ST3)。
【0073】ST1において、着信無しの場合には、発
信の有無を判断し(ST4)、発信有りの場合にはST
3に進み、発信無しの場合にはST1に戻る。このよう
な構成により、通話中以外のときには、親機のチューナ
71により受信されたラジオ放送の音声信号が、通常の
親機−子機間通信と同様に子機に伝送され、子機の受話
器又はヘッドホンから出力される。
【0074】また、ラジオ放送聴取中に発着信があった
場合には、ラジオ放送の音量が自動的に小さくなるか
ら、着信音認識の障害にならず、また自らラジオ放送の
音量を小さくする必要もなく便利である。
【0075】さらに、通話中においては、子機の利用者
及び通話相手の双方が、ラジオ放送を所謂BGM(バッ
クグラウンドミュージック)的に聞くことができ、ラジ
オ放送から話題を得ることができるとともに、音楽等を
楽しみながら通話することができる。
【0076】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、通話中及び通話中以外のときに、ラジオ放送を子機
から出力することができ、コードレス電話機利用者の利
便性の向上及びコードレス電話機の利用価値の向上を図
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の子機の構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明第1実施例の子機の制御部の処理の一部
を示すフローチャートである。
【図3】本発明第2実施例の子機の構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明第2実施例の子機の制御部の処理の一部
を示すフローチャートである。
【図5】本発明第2実施例の子機の制御部の処理の一部
を示すフローチャートである。
【図6】本発明第3実施例の子機の構成を示すブロック
図である。
【図7】本発明第3実施例の子機の制御部の処理の一部
を示すフローチャートである。
【図8】本発明第3実施例の子機の制御部の処理の一部
を示すフローチャートである。
【図9】本発明第4実施例の親機の構成を示すブロック
図である。
【図10】本発明第4実施例の親機の制御部の処理の一
部を示すフローチャートである。
【図11】本発明第4実施例の子機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】本発明第4実施例の子機の制御部の処理の一
部を示すフローチャートである。
【図13】本発明第4実施例の子機の制御部の処理の一
部を示すフローチャートである。
【図14】本発明第5実施例の親機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】本発明第5実施例の親機の制御部の処理の一
部を示すフローチャートである。
【図16】一般的なコードレス電話機の構成を示す図で
ある。
【図17】従来の親機の構成を示すブロック図である。
【図18】従来の子機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
22 ダイヤルボタン 23 フックスイッチ 24 サウンダ(着信音発生装置) 25 信号送信部 26 無線インタフェース部 27 信号受信部 28 送話器 29 受話器 30 送話アンプ 31 音声送信部 32 音声受信部 33 受話アンプ 41 チューナ 42 制御部 43 ヘッドホンアンプ 44 ヘッドホン端子 45 チューナ制御キー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話交換網(1) の加入者回線(2) に接続
    される固定型の親機(3) 、及び該親機(3) と無線回線を
    介して制御信号及び音声信号を送受信する携帯型の子機
    (4) を備えたコードレス電話機において、 前記子機(4) に無線放送受信用のチューナ(41)を設けた
    ことを特徴とするコードレス電話機。
  2. 【請求項2】 電話交換網(1) の加入者回線(2) に接続
    される固定型の親機(3) 、及び該親機(3) と無線回線を
    介して制御信号及び音声信号を送受信する携帯型の子機
    (4) を備えたコードレス電話機において、 前記親機(3) に無線放送受信用のチューナ(71)を設け、 前記子機(4) からの無線放送受信についての制御信号に
    応じて、該親機(3) から無線放送の音声信号を前記無線
    回線を介して該子機(4) に伝送するようにしたことを特
    徴とするコードレス電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のコードレス電話
    機において、 前記チューナ(41,71) により受信した無線放送の音声信
    号を、通話相手からの受話音声信号にミキシングするよ
    うにしたことを特徴とするコードレス電話機。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のコードレス電話
    機において、 前記チューナ(41,71) により受信した無線放送の音声信
    号を、通話相手への送話音声信号にミキシングするよう
    にしたことを特徴とするコードレス電話機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のコー
    ドレス電話機において、 無線放送受信中に発着信したときには、該無線放送の出
    力音量を低下するように制御することを特徴とするコー
    ドレス電話機。
JP4241659A 1992-09-10 1992-09-10 コードレス電話機 Pending JPH0697876A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990048222A (ko) * 1997-12-09 1999-07-05 유기범 방송신호를 송출하는 기지국과 방송신호 청취기능을 갖춘 이동단말기
WO2004084527A1 (ja) * 2003-03-17 2004-09-30 Sanyo Electric Co., Ltd. 放送受信機能及び電話通信機能を有する携帯機器
JP2006166414A (ja) * 2004-11-10 2006-06-22 Sharp Corp 通信装置
US7489951B2 (en) 1999-04-19 2009-02-10 Sanyo Electric Co., Ltd. Portable telephone set
US8037192B2 (en) 2000-10-17 2011-10-11 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Exchange of information in a communication network

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