JPH0696214A - パターンマッチング方法 - Google Patents

パターンマッチング方法

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JPH0696214A
JPH0696214A JP24220192A JP24220192A JPH0696214A JP H0696214 A JPH0696214 A JP H0696214A JP 24220192 A JP24220192 A JP 24220192A JP 24220192 A JP24220192 A JP 24220192A JP H0696214 A JPH0696214 A JP H0696214A
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wiring
pattern
edge image
image
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JP24220192A
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Kazuo Okubo
和生 大窪
Hironori Teguri
弘典 手操
Akio Ito
昭夫 伊藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体装置における形成された回路
パターンのマスクパターンと実際の検出パターンのマッ
チングを行うパターンマッチング方法に関し、正確にパ
ターンマッチングを行うことを目的とする。 【構成】 マスクパターンにおける配線の線幅を配線幅
補正部25により拡縮すると共に、エッジ消失・融合補
正部26により近接配線処理及びエッジ重み付け処理を
行い第1のエッジ像28を得る。そして、検出パターン
から得られる第2のエッジ像23と、該第1のエッジ像
28とを相関度評価手段37における相関処理によりマ
ッチングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置における形
成された回路パターンのマスクパターンと実際の検出パ
ターンのマッチングを行うパターンマッチング方法に関
する。
【0002】近年、半導体装置の高密度化に伴い、チッ
プ上に形成される回路パターンが微細化してきている。
このため、回路パターンを検査するにあたり、回路パタ
ーンを形成するためのマスクパターンと実際に形成され
た回路パターンの検出パターンとを正確にマッチングさ
せる必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造におけるチップ
上のパターニングは、マスク図といわゆるCAD(Comp
uter Aided Design )データに基づいて行われ、該CA
Dデータはベクトル化で表現されて格納されている。
【0004】一方、チップ上に形成された回路パターン
は、SEM(Scannig Electron Microscope )により認
識され、グレイスケールSEM像としてラスタ形式で格
納されている。
【0005】ここで、図11及び図12に回路パターン
のエッジデータを説明するための図を示す。
【0006】図11(A)は、SEM像が認識したパタ
ーンであり、図11(B)は図11(A)をX軸に投影
し微分により求めたエッジデータである。また、図12
(A)はマスク図であり、図12(B)は図11(B)
と同様にして求めたエッジデータである。図11及び図
12に示すように、同一チップのパターンに対して配線
幅が異なるものである。
【0007】このマスク図とSEM像のパターンマッチ
ングを行う方法として、該マスク図とSEM像から、図
11(B)及び図12(B)のような二値化エッジ像を
求め、当該エッジ像間の相関度が最大になるようにマッ
チングを取る方法が知られている。
【0008】この場合、上述のように、SEM像とマス
ク図の配線幅が異なることから、該配線幅の補正を行う
もので、補正はSEM像とマスク図から抽出したエッジ
像を空間的にスムージングにより行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図13に、S
EM像とマスク図のエッジ像間の相関度のグラフを示
す。図13中、実線は上述の線幅補正を行った場合であ
り、破線は補正を行わない場合である。
【0010】エッジ像間の相関度は、線幅補正を行わな
い場合(破線部分)、上述のエッジデータの右エッジ同
士(図13のa)又は左エッジ同士(図13のb)が重
なった状態で最大値をとる。この場合のaとbの間隔
(シフト量)が線幅のずれに相当するもので、正しくマ
ッチングを行うことができない。
【0011】図13における実線は線幅補正したときの
理想的な状態を示したものであるが、シフト量対相関度
の関係をスムージングしても、図11(B)及び図12
(B)のエッジ像をそれぞれスムージングして評価量を
求めた場合と結果的に等しくなり、相関度のピークがぼ
けるだけで正しいマッチング位置で評価量が最大となら
ない。
【0012】すなわち、SEM像とマスク図の配線幅の
違いをスムージングだけでは吸収することができず、正
しいパターンマッチングを行うことができないという問
題がある。
【0013】また、パターンマッチングの対象となる配
線が層間絶縁膜又は絶縁保護膜の下に形成されている場
合や、配線のエッジが近接している場合には、SEM像
においてエッジの融合やエッジ消失が観測され、マッチ
ングをとることが非常に困難であるという問題がある。
【0014】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、配線パターンの状態に拘らずマスクパターンと
検出パターン間のパターンマッチングを正確に行うパタ
ーンマッチング方法を提供することを特徴とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明方法の原
理説明図を示す。図1において、チップ上の配線パター
ンを形成するマスクパターンと、該チップ上に形成され
た該配線パターンの検出パターンとを相関処理によりマ
ッチングを行うパターンマッチング方法において、第1
の工程では、前記マスクパターンにおける前記チップの
同一配線層に形成される配線に、同一の線幅の拡縮量を
与える。第2の工程では、該マスクパターンにおける該
チップの同一配線層に形成される配線に、各パターンを
検出して得られる各パターン間の距離から近接配線処理
を行うと共に、該配線間の距離の関数としてのエッジ重
み付け処理を行い、第1のエッジ像を得る。第3の工程
では、前記検出パターンよりエッジ検出して第2のエッ
ジ像を得る。そして、第4の工程では、該第1のエッジ
像と該第2のエッジ像を前記相関処理によりマッチング
を行う。
【0016】
【作用】図1に示すように、マスクパターンにおける配
線の線幅を拡縮すると共に、近接配線処理及びエッジ重
み付け処理を行い第1のエッジ像を得る。そして、検出
パターンから得られる第2のエッジ像と、該第1のエッ
ジ像とを相関処理によりマッチングを行う。
【0017】すなわち、第1のエッジ像と第2のエッジ
像との配線幅を揃えると共に、配線上に層間絶縁膜等が
形成されていても近接配線処理によりエッジ重み付けを
行ってスムージングの相関処理を行うことから、マスク
パターンと検出パターンのパターンマッチングを正確に
行うことが可能となる。
【0018】
【実施例】図2に、本発明方法の一実施例の構成図を示
す。本発明方法は、図2に示す、EWS(エンジニアリ
ング・ワークステーション)11とイメージプロセッサ
12とにより実施される。
【0019】EWS11は、システムバス13上にCP
U(中央演算処理装置)14,メモリ15,入出力(I
/O)コントローラ16,ネットワークインタフェース
17,及びフレームメモリ18が接続される。また、イ
メージプロセッサ12もシステムバス13上に接続され
る。
【0020】I/Oコントローラ16には、マスクパタ
ーン(マスク図)のCADデータが格納されているディ
スク19が接続されると共に、外部よりマウス、キーボ
ード等から信号が入力される。また、フレームメモリ1
8は、ディスプレイ20に表示を行う領域のデータを記
憶する。そして、システムバス13は、ネットワークイ
ンタフェース17を介してLAN(Local Area Networ
k)に接続される。
【0021】イメージプロセッサ12は、SEM像のエ
ッジ検出をハードウェア的に処理し、CPU11はマス
ク図のエッジ検出をリスト処理でソフトウェア的に実現
すると共に、演算により相関度の評価を行う。
【0022】ここで、図3に、パターンマッチング方法
のシステムフローを示し、図2と共に説明する。図3に
おいて、まず、イメージプロセッサ12において、SE
Mにより得られた検出パターンのSEM像データ21に
基づいて、エッジ検出部22によりエッジ検出してエッ
ジ像データ(第2のエッジ像)23を得る。
【0023】このSEM像のエッジ像(第2のエッジ
像)は、ガウシャン・ラプラシャン・フィルタリング後
の0交差検出や微分といった一般的な処理で発生する事
ができる。
【0024】一方、CPU14において、ディスク19
に格納されているマスク図(マスクパターン)のデータ
リスト24が配線幅補正部25及びエッジ消失・融合補
正部26により補正され、エッジ像発生部27によりエ
ッジ像データ(第1のエッジ像)28を得る。この配線
幅補正部25,エッジ消失・融合補正部26,及びエッ
ジ像発生部27によりマスク図エッジ像発生手段30を
構成する。
【0025】配線幅補正部25では、ティーチング部3
1の線幅補正量ティーチング手段31aにより得られる
配線幅補正データ32(ディスクに格納)に基づいて配
線幅の補正を行う(後述する)。
【0026】また、エッジ消失・融合補正部26では、
ティーチング部31のエッジ重み補正量ティーチング手
段31bにより得られるエッジ消失・融合補正データ3
3(ディスクに格納)に基づいてエッジ消失・融合の補
正を行う(後述する)。
【0027】そして、エッジ像データ(第1のエッジ
像)28とエッジ像データ(第2のエッジ像)23と
が、相関処理部34により相互相関データ35を得て、
整合位置検出部26により正確なマッチング位置が検出
される。この場合、後述するように第1のエッジ像にお
いて、エッジに重みが付されて表現されていることか
ら、グレイスケールデータとして処理を行う必要があ
る。この相関処理部34,相互相関データ35,整合位
置検出部36により相関度評価手段37を構成するもの
である。
【0028】次に、配線幅補正部25の処理について説
明する。ところで、一般にLSI配線は、PVD,CV
D,スパッタといった手段で金属皮膜を形成し、当該皮
膜上にレジストを塗布、露光し、レジストの無い部分の
金属皮膜をエッチングで除去するといった工程により形
成される。配線パターンの幅は、レジストの露光時間、
現像条件、金属皮膜のエッチング条件に依存する。従っ
て、配線パターンを正確に設計値通り作成することは困
難である。そのため、例えばCMOSのLSIでは、設
計値の±20%の誤差を許容するのが普通である。
【0029】また、形成された配線の上に層間絶縁膜、
金属配線、絶縁保護膜等が形成されると、下層の配線の
エッジによる段差は、配線の外側に移動する。例えばS
EM像で層間絶縁膜の下の配線のエッジとして観測され
るのは、下層配線が層間絶縁膜の表面に形成するエッジ
である。従って、下層配線は、実際よりも太く観測され
る事になる。
【0030】ここで、図4に、層間絶縁膜等の下層にお
ける配線のエッジ状態を説明するための図を示す。図4
(A)は、層間絶縁膜41等の下層の配線42の間隔が
広い場合であり、エッジが分離して観測される。この場
合、膜41のステップ形状のコントラストが配線エッジ
として観察され、実際よりも太く観察される。
【0031】また、図4(B)は配線42の間隔が狭ま
るにつれてエッジが融合する場合を示している。すなわ
ち、t1 が減少してt2 に近づくとコントラストの低下
がみられ、0.3 t1 から0.2 t1 より以下になるとエッ
ジが融合する。
【0032】さらに、図4(C)は、配線42の間隔が
より近づくことにより、ステップが融合、消失して、配
線42の形状コントラストが融合、消失する場合を示し
ている。
【0033】この様に、配線幅の設計値からのずれは様
々な原因により発生するが、1個のLSIチップ上では
ずれ量がほぼ一様になる。従って、同時に形成されたパ
ターンの線幅補正量を同一に扱ってやればよい。ただ
し、下層配線の場合は、上に配線パターンが形成されて
いる場合と層間絶縁膜のみが形成されている場合とで
は、僅かではあるが配線幅が異なって見える。従って、
より精密に補正を行うためには、線幅補正を行う配線パ
ターンの上側の状態を考慮する必要がある。
【0034】そこで、図5に、線幅補正のアルゴリズム
を説明するための図を示す。図5において、例えばマス
ク図の配線パターンは頂点1〜nの座標の列として与え
られる。ここでは、頂点1〜頂点4とそれらを結ぶ配線
のエッジに着目し、線幅補正により頂点2と頂点3が何
処に移動するかを示す。配線パターンδWだけ太らせる
場合、頂点2は、頂点1と頂点2を結ぶ直線を配線に平
行にδWだけ外側に移動した直線と、頂点2と頂点3を
結ぶ直線を配線に平行にδWだけ外側に移動した直線と
の交点に移動する。同様な操作で頂点3の位置も求ま
る。全ての頂点に対して同様な操作を行うことにより線
幅の補正頂点1a〜naを行う事ができる。
【0035】次に、図3のエッジ消失・融合補正部26
の処理について説明する。
【0036】図4に示すように、層間絶縁膜41の厚さ
を更に増すと、層間絶縁膜表面に現れる近接配線のエッ
ジは融合し、さらに厚くなると消滅してしまう。すなわ
ち、或る程度配線エッジが接近してくると、層間絶縁膜
表面に現れるステップは次第に浅くなり、ついには消滅
する。従って、マスク図から発生するエッジ像において
も、配線エッジが近接するにつれてエッジが不鮮明にな
り、2つの配線のエッジが融合して1つのエッジとな
り、ついにはエッジが消失するといった現象の影響を考
慮する必要がある。
【0037】そこで、図6に、エッジ重み付けを説明す
るための図を示す。図6(A)は近接配線の定義を示し
た図、図6(B)はエッジ間隔と線幅補正量の関係のグ
ラフ、図6(C)はエッジ間隔とエッジ重みの関係のグ
ラフである。
【0038】まず、図6(A)において、配線エッジ間
の距離(マスク図の原理における距離)tが、2・δW
+W1 以下となるような配線を近接配線と定義する。こ
こで、W1 は正の値であり、層間絶縁膜の厚さと同程度
の値である。
【0039】エッジが2・δW+W1 まで接近すると近
接エッジの表面の形状が徐々に鈍ってくる。エッジが更
に接近し、エッジ間隔が2・δW+W2 まで接近すると
近接エッジが融合してSEM像上では1本のエッジとし
て見えるようになってくる。W2 は層間絶縁膜の厚さの
20〜30%程度の値である。
【0040】このように、近接配線では、エッジ間隔が
2・δWになる前にエッジが融合してしまうため、t<
2・δW+W1 の領域では、線幅補正量をδWより大き
く設定する事が必要となる。すなわち、近接配線の線幅
補正量は通常の線幅補正量δWと異なる必要がある。
【0041】そこで、図6(B)に示すように、t=2
・δW+W1 の線幅補正量がδWに一致し、t=2・δ
W+W2 の線幅補正量が(2・δW+W2 )/2となる
ことから、2・δW+W2 <t<2・δW+W1 の領域
では線幅補正量を直線近似してやる。t<2・δW+W
2 の領域ではエッジが融合するため、線幅補正量はt/
2とすればよい。
【0042】エッジの重みに関しては、図6(C)に示
すように、t=2・δW+W1 の場合は通常のエッジと
同じ1,t=2・δW+W2 の場合はエッジの重みを二
重に足し合わせても1を越えないという条件から0.5 よ
り小さな値(EW )となる。また、t=δW程度になる
とエッジを確認できなくなるため重みは0となる。
【0043】続いて、図7に、マスク図エッジ像発生ア
ルゴリズムの一例のフローチャートを示し、図5に基づ
いて説明する。
【0044】アルゴリズムは、近接配線の検出部分と近
接配線の効果を考慮したエッジ像の発生部分からなる。
全ての配線の輪郭線(配線パターンを表す図形データの
頂点を結ぶ直線(図5参照))に対して近接配線検出と
エッジ像発生を繰り返すことによりエッジ像が求められ
る。
【0045】ここで、配線パターンを表す図形データの
頂点は、配線パターンに対して反時計方向左回りに定義
されているものとする。即ち、輪郭線の始点から終点に
向けたベクトルの左側の部分は配線パターンとなる様に
定義されている。また、全ての輪郭線には、識別用のi
d(例えば、図5(A)の1はid1に相当)が割り当
てられているものとする。
【0046】図7においては、id1で指定されるエッ
ジに対して、id2で指定されるエッジの影響を考慮し
てエッジデータを発生させる場合を示している。
【0047】すなわち、id1=0(id1を基準位置
とする)のとき(ステップ(ST)1)、近接配線情報
を消去する(ST2)。ここで、近接配線情報とは、近
接配線の始点と終点の座標のリストである。また、id
2=0の場合(ST3)は、id1=id2か否かを判
断し(ST4)、id1≠id2のときは近接配線検出
を行う(ST5,図8において説明する)。
【0048】近接配線であれば、近接配線情報に追加を
行い(ST7)、id2=id2+1とする(ST
8)。また、id1=id2であり(ST4)、近接配
線でない場合(ST6)においてもid2=id2+1
とする(ST8)。そして、id2=idmax (エッジ
番号の最大値)までST4から繰り返し(ST9)、最
大値になったときにエッジ像を発生する(ST10)。
【0049】続いて、id1=id1+1とし(ST1
1)、id1=idmax になるまでST2から繰り返し
(ST11)、idmax のときに終了する。
【0050】ここで、図8に、図7の近接配線検出の一
例のフローチャートを示す。この場合、idは近接配線
か否かのフラグであり、id=1の場合を近接配線とす
る。
【0051】図8において、id=0で近接配線でない
場合(ST51)、まず、各輪郭線を示す所定の輪郭線
の始点と終点を結ぶ二つのベクトルの向きが逆向きであ
るか否かを判断する(ST52)。これは、殆どのLS
I配線のパターンは直交するため、輪郭線の多くは平行
又は直交しているからである。従って、輪郭線の向きが
一致する場合は、当該輪郭線の間に逆向きの輪郭線が存
在するか、あるいは輪郭線が上下方向(輪郭線の始点を
下、終点を上とすると)にずれている場合である。従っ
て、逆向きかつ平行な輪郭線以外は近接配線の候補から
除く事ができる。
【0052】また、輪郭線が上下方向(長手方向)に重
なっているかどうかを判定し(ST53)、上下方向
(長手方向)に重なりが無い場合は、近接配線の候補か
ら除外する。
【0053】最後に、輪郭線間の距離を求めるもので、
配線間の距離tが2・δW+W1 より小さな場合(ST
54)、近接配線としてid=1のフラグを立てる(S
T54)。
【0054】このように、エッジ像発生部30では、或
る輪郭線に対する全ての隣接配線のリストを用いて近接
配線の効果を補正したエッジデータを発生する。全ての
輪郭線に対して上記エッジデータの発生を繰り返すこと
により、近接配線の効果が補正された第1のエッジ像が
得られるものである。
【0055】次に、図9に、線幅補正量ティーチング手
段における拡縮量補正のシステムフローを示す。図9
は、線幅補正量ティーチング手段として、マスク図パタ
ーンの配線幅の拡縮量を指定する配線幅補正データ入力
部51と、これによる配線幅補正データ52と、第1及
び第2のエッジ像28,23の重なり具合を微調整する
キーボード、マウス等のマッチング量調整手段を備え
る。
【0056】また、エッジ像データ(第1のエッジ像)
28とエッジ像データ(第2のエッジ像)23とを重ね
合せる画像重ね合せ部53,及びこれを表示するディス
プレイ54が設けられたもので、第1及び第2のエッジ
像28,23の発生は図3と同様である。
【0057】これは、第1及び第2のエッジ像28,2
3の重なり具合をディスプレイ54により確認しなが
ら、マッチング量調整手段よりマニュアルで配線幅補正
データ入力部51に拡縮量を与え、配線幅補正データ5
2をディスク(32)に格納すると共に、配線幅補正部
25により拡縮させた第1のエッジ像28を得るもので
ある。
【0058】すなわち、入力部51より、配線層ごとに
δW,W1 ,W2 を指定し、これらのパラメータの変更
結果を直ちに第1のエッジ像28に反映させ、ディスプ
レイ54の表示画面を更新させるものである。
【0059】なお、図9における画像重ね合せ部53
は、イメージプロセッサ12で実行させるのが適当であ
る。
【0060】次に、図10に、エッジ重み補正量ティー
チング手段におけるエッジ重み付けのシステムフローを
示す。図10は、エッジ重み補正量ティーチング手段と
して、マスク図配線のエッジ重みを指定するエッジ消失
・融合補正データ入力部55と、これによるエッジ消失
・融合補正データ56と、第1のエッジ像28と第2の
エッジ像23との重なり具合を微調整するキーボード、
マウス等のマッチング量調整手段を備えるもので、他は
図9と同様である。
【0061】この場合、入力部55は配線層ごとにEW
を指定し、これらのパラメータの変更結果を直ちに第1
のエッジ像28に反映させ、ディスプレイ54の表示画
面を更新させるものである。
【0062】すなわち、マスクパターンの輪郭線として
求めた第1のエッジ像28と、グレイスケール像又はグ
レイスケール像から抽出した第2のエッジ像23をディ
スプレイ54に重ねて表示し、X方向やY方向のシフト
量を、像の重なり具合でマニュアル調整でエッジ重みを
付与するものである。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マスクパ
ターンにおける配線の線幅を拡縮すると共に、近接配線
処理及びエッジ重み付け処理を行って得た第1のエッジ
像と、検出パターンから得られる第2のエッジ像とを相
関処理によりマッチングを行うことにより、マスクパタ
ーンと検出パターンのパターンマッチングを正確に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理説明図である。
【図2】本発明方法の一実施例の構成図である。
【図3】パターンマッチングのシステムフローである。
【図4】層間絶縁膜等の下層における配線のエッジ状態
を説明するための図である。
【図5】線幅補正のアルゴリズムを説明するための図で
ある。
【図6】エッジ重み付けを説明するための図である。
【図7】マスク図エッジ像発生アルゴリズムの一例のフ
ローチャートである。
【図8】図7の近接配線検出の一例のフローチャートで
ある。
【図9】線幅補正量ティーチング手段における拡縮量補
正のシステムフローである。
【図10】エッジ重み補正量ティーチング手段における
エッジ重み付けのシステムフローである。
【図11】回路パターンのエッジデータを説明するため
の図である。
【図12】回路パターンのエッジデータを説明するため
の図である。
【図13】相関度のグラフである。
【符号の説明】
11 EWS 12 イメージプロセッサ 13 システムバス 14 CPU 15 メモリ 16 I/Oコントローラ 17 ネットワークインタフェース 18 フレームメモリ 19 ディスク 20 ディスプレイ 23 エッジ像データ(第2のエッジ像) 25 配線幅補正部 26 エッジ消失・融合補正部 28 エッジ像データ(第1のエッジ像) 30 マスク図エッジ像発生手段 31 ティーチング部 37 相関度評価手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ上の配線パターンに形成するマス
    クパターンと、該チップ上に形成された該配線パターン
    の検出パターンとを相関処理によりマッチングを行うパ
    ターンマッチング方法において、 前記マスクパターンにおける前記チップの同一配線層に
    形成される配線に、同一の線幅の拡縮量を与える工程
    と、 該マスクパターンにおける該チップの同一配線層に形成
    される配線に、各パターンを検出して得られる各パター
    ン間の距離から近接配線処理を行うと共に、該配線間の
    距離の関数としてのエッジ重み付け処理を行い、第1の
    エッジ像を得る工程と、 前記検出パターンよりエッジ検出して第2のエッジ像を
    得る工程と、 該第1のエッジ像と該第2のエッジ像を前記相関処理に
    よりマッチングを行う工程と、 を含むことを特徴とするパターンマッチング方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のエッジ像と該第2のエッジ像
    とを重ねて表示させ、該重なりを確認しながら手動でシ
    フト量を調整して、前記マスクパターンの配線幅の前記
    拡縮量を指定することを特徴とする請求項1記載のパタ
    ーンマッチング方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のエッジ像と第2のエッジ像と
    を重ねて表示させ、該重なりを確認しながら手動でシフ
    ト量を調整して、該第1のエッジ像のパターン間隔と抽
    出エッジ重みを指定することを特徴とする請求項1又は
    2記載のパターンマッチング方法。
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