JPH0696036A - 並列プロセッサ - Google Patents

並列プロセッサ

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Publication number
JPH0696036A
JPH0696036A JP4242160A JP24216092A JPH0696036A JP H0696036 A JPH0696036 A JP H0696036A JP 4242160 A JP4242160 A JP 4242160A JP 24216092 A JP24216092 A JP 24216092A JP H0696036 A JPH0696036 A JP H0696036A
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JP
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input
output
data
arithmetic circuit
shift register
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JP4242160A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Oki
光晴 大木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ないインストラクション数で所望の演算結
果を得る。 【構成】 入力端子10からの映像信号が直接に第1の
入力用シフトレジスタ1に格納されると共に、第2の演
算回路11にも供給され、所望の計算された信号が第2
の入力用シフトレジスタ12に格納される。これらのシ
フトレジスタ1、12の信号が各入力側メモリ21 〜2
M に供給される。また第1の演算回路41〜4M は対応
する入力側メモリ21 〜2M とその両隣からのデータが
セレクタ3 1 〜3M を介して供給され、対応する出力側
メモリ61 〜6M とその両隣からのデータもセレクタ5
1 〜5M を介して供給される。そして各演算回路41
Mからの出力結果はメモリ21 〜2M あるいは61
M に書き込まれる。さらに各出力側メモリ61 〜6M
がそれぞれ出力用シフトレジスタ7に格納され、このシ
フトレジスタ7から演算処理された映像信号が出力端子
8に取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号のディジタル
処理等に用いられる並列プロセッサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】映像信号のディジタル処理を行う装置と
して、例えば「SVP:SERIALVIDEO PR
OCESSOR/Proceedings of th
eIEEE 1990 CUSTOM INTEGRA
TED CIRCUITSCONFERENCE/P.
17.3.1〜4」に示される装置が知られている。
【0003】この装置は、具体的には例えば図8に示す
ような並列プロセッサで構成されている。即ち、図にお
いて、例えば各画素がそれぞれ複数ビットで構成される
映像信号がワード(画素)シリアルで供給(入力端子8
0)され、1水平期間(1H)分の容量(M)を有する
入力用シフトレジスタ(シリアル/パラレル変換器)8
1内のM個のレジスタに格納される。この入力用シフト
レジスタ81内のレジスタがそれぞれM個の入力側メモ
リ821 〜82M に接続されている。
【0004】M個の演算回路841 〜84M は、それぞ
れ対応する入力側メモリ821 〜82M とその両隣の入
力側メモリからのデータがセレクタ(SEL)831
83 M を介して供給され、さらに、M個ある出力側メモ
リ861 〜86M の内それぞれ対応する出力側メモリ8
1 〜86M とその両隣の出力側メモリからのデータも
セレクタ(SEL)851 〜85M を介して供給され
る。
【0005】各演算回路841 〜84M からの出力結果
は、入力側メモリ821 〜82M あるいは出力側メモリ
861 〜86M に書き込まれる。各出力側メモリ861
〜86M がそれぞれ出力用シフトレジスタ(パラレル/
シリアル変換器)87内のM個のレジスタに接続されて
いる。そして、この出力用シフトレジスタ87からは、
例えば各画素がそれぞれ複数ビットで構成される演算処
理された映像信号がワード(画素)シリアルで出力(端
子88)される。
【0006】従って、この装置において、水平期間毎に
入力用シフトレジスタ81に供給された映像信号の各画
素のデータは、その後の水平ブランキング期間内に入力
側メモリ821 〜82M に書き込まれる。この入力側メ
モリに書き込まれたデータが次の1水平期間の間に演算
回路841 〜84M に供給され、演算処理された値が出
力側メモリに書き込まれる。そして、その後の水平ブラ
ンキング期間内に、出力側メモリ861 〜86M のデー
タが出力用シフトレジスタ87に書き込まれ、各水平期
間毎に演算処理された映像信号が取り出される。このよ
うにして例えば映像信号のディジタル処理が行われる。
【0007】また、入力側、出力側メモリのアドレスの
制御、及び、演算回路での演算の制御、及び、セレクタ
の制御をするための制御回路89は、1つのみであり、
M個全ての入力側メモリ821 〜82M 、出力側メモリ
861 〜86M 、演算回路841 〜84M 、及びセレク
タ831 〜83M 、851 〜85M に共通のものであ
る。即ち、図8はSIMD(Single Instr
uction Multiple Data)方式であ
る。ビデオ信号処理においては全ての画素に対して同じ
演算処理をすることが多いので、全ての演算回路に同一
の処理命令を与えるSIMD方式で充分に対応でき不便
はない。そして、SIMD方式ならば制御回路は1つで
済み回路規模が小さくなるという利点がある。
【0008】セレクタ83m 、85m の制御により、m
番目の演算回路84m は、m番目の入力側メモリ82m
と出力側メモリ86m 内に格納されているデータ(1水
平期間(1H)分の映像信号の内m番目の画素データ)
の演算のみならず、その両隣のデータ(m−1番目とm
+1番目の画素データ)との演算も可能としている。
【0009】一組の入力側メモリ82m 、出力側メモリ
86m とセレクタ83m 、85m 及び演算回路84m
プロセッサエレメントと呼び、図8は、このプロセッサ
エレメントが複数個あるので並列プロセッサと呼ばれて
いる。
【0010】さて、具体的な演算、即ち、縦方向の2タ
ップのフィルタ計算 Rm=a×Dm+b×Em 但し、a,bはフィルタ係数で、例えばa=29、b=
19 Dm、Emは入力データである。を行う場合について詳
しく述べることにする。
【0011】入力端子80からシリアルに入力されてく
る1H分の映像信号(D1、D2、D3、...、D
M)が、入力用シフトレジスタ81に供給される。そし
て、続く水平ブランキング期間でD1〜DMはそれぞれ
対応する入力側メモリ821 〜82M に移される。
【0012】その次にシリアルに供給されてくる1H分
の映像信号(E1、E2、E3、...、EM)も、入
力用シフトレジスタ81に供給され、続く水平ブランキ
ング期間でそれぞれ対応する入力側メモリ821 〜82
M に移される。
【0013】例えば、縦方向の2タップのフィルタ計算
は、以下のようにして行われる。即ち、m(m=1〜
M)番目の入力側メモリ82m に上述のようにしてDm
とEmが格納されている。これらデータは、m番目のセ
レクタ83m を介してm番目の演算回路84m にて、フ
ィルタ計算(Rm=a×Dm+b×Em:a,bはフィ
ルタ係数)が演算され、m番目の出力側メモリ86m
Rmが格納される。そして、出力側メモリ86m に格納
されたRmは、続く水平ブランキング期間に出力用シフ
トレジスタ87に格納され、さらに次の1水平期間にR
1からRMまで順にシリアルに出力される。このように
して、縦方向の2タップのフィルタ計算は行われる。
【0014】この時、a=29、b=19の場合、制御
回路から次に示す命令が各プロセッサエレメントに与え
られ、計算されていく。
【0015】命令1) m(m=1〜M)番目の入力側
メモリ82m からDmを読み出し、m番目のセレクタ8
m を介してm番目の演算回路84m にDmを供給し、
m番目の演算回路84m にてDmを1ビットシフトした
値にDmをたす計算 {Dm:1ビットシフト}+Dm=2×Dm+Dm=3
×Dm を行わせ、その加算結果(Fmとする)をm番目の入力
側メモリ82m に格納する。
【0016】命令2) m番目の入力側メモリ82m
らDmとFmを読み出し、m番目のセレクタ83m を介
してm番目の演算回路84m にDmとFmを供給し、m
番目の演算回路84m にてDmを5ビットシフトした値
からFmを引く計算 {Dm:5ビットシフト}−Fm=32×Dm−3×D
m=29×Dm を行わせ、その減算結果(Gmとする)を出力側86m
メモリに格納する。
【0017】命令3) m番目の入力側メモリ82m
らEmを読み出し、m番目のセレクタ83m を介してm
番目の演算回路84m にEmを供給し、m番目の演算回
路84m にてEmを1ビットシフトした値にEmをたす
計算 {Em:1ビットシフト}+Em=2×Em+Em=3
×Em を行わせ、その加算結果(Hmとする)をm番目の入力
側メモリ82m に格納する。
【0018】命令4) m番目の入力側メモリ82m
らEmとHmを読み出し、m番目のセレクタ83m を介
してm番目の演算回路84m にEmとHmを供給し、m
番目の演算回路84m にてEmを4ビットシフトした値
にHmをたす計算 {Em:4ビットシフト}+Hm=16×Em+3×E
m=19×Em を行わせ、その加算結果(Imとする)を出力側メモリ
86m に格納する。
【0019】命令5) m番目の出力側メモリ86m
らGmとImを読み出し、m番目のセレクタ85m を介
してm番目の演算回路84m にGmとImを供給し、m
番目の演算回路84m にてGmにImをたす計算 Gm+Im=29×Dm+19×Em=a×Dm+b×
Em=Rm を行わせ、その加算結果(Rm)を出力側メモリ86m
に格納する。
【0020】このように、入力データDm、EmからR
mを計算するのに、5つの制御信号(命令1)〜5))
を、順次、制御回路から各プロセッサエレメントに供給
しなくてはいけなかった。これは、演算回路84m で、
5つの計算 Fm={Dm:1ビットシフト}+Dm Gm={Dm:5ビットシフト}−Fm Hm={Em:1ビットシフト}+Em Im={Em:4ビットシフト}+Hm Rm=Gm+Im を計算しなくてはいけなかったからである。
【0021】また、本願発明者は、先に、図8を改良し
て入力用シフトレジスタ(シリアル/パラレル変換器)
と出力用シフトレジスタ(パラレル/シリアル変換器)
を兼用する回路構成(図9)を発明している(特願平4
−32249号参照)。
【0022】図9の構成においては、入力用シフトレジ
スタと出力用シフトレジスタの代わりに、シリアル入力
端子、パラレル入力端子、シリアル出力端子、パラレル
出力端子を有するシフトレジスタ(図10)を用いてい
る。
【0023】図10において、シリアル入力端子から入
力されてくる1水平期間(1H)分の画像データは、ス
イッチ制御回路によりスイッチA群のスイッチが1番目
から順にM番目までオンされていき1番目のレジスタか
ら順に格納されていく。そして、これらのデータが格納
された後、各データはパラレル出力端子から出力され対
応する入力側メモリにそれぞれ格納される。そして、上
記1H分の画像データより前のデータにより各演算回路
で計算されてしまっている処理後の各データが、パラレ
ル入力端子よりパラレルロード信号によりロードされ、
スイッチ制御回路によりスイッチB群のスイッチが1番
目から順にM番目までオンされていき,処理後の各デー
タがシリアル出力端子からシリアルに出力される。
【0024】このような装置においても、5つの制御信
号(命令1)〜5))は上述の従来の装置と同様であ
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、入力データから所望の演算結果を得るために、各
プロセッサエレメントでは多くの演算を行わなくてはい
けなく、インストラクション数が増え、演算結果を得る
のに時間がかかり過ぎていたというものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、入力端子10から入力されてくる複数のデータを複
数のプロセッサエレメントに供給し、これらのデータが
上記プロセッサエレメントにて演算処理され、上記プロ
セッサエレメントから出力される演算処理された複数の
データを出力端子8から出力する並列プロセッサにおい
て、上記入力端子と上記プロセッサエレメントの間に演
算回路11を設けたことを特徴とする並列プロセッサで
ある。
【0027】本発明による第2の手段は、入力端子10
から入力されてくる複数のデータを複数のプロセッサエ
レメントに供給し、これらのデータが上記プロセッサエ
レメントにて演算処理され、上記プロセッサエレメント
から出力される演算処理された複数のデータを出力端子
8から出力する並列プロセッサにおいて、上記プロセッ
サエレメントと上記出力端子の間に演算回路21を設け
たことを特徴とする並列プロセッサである。
【0028】本発明による第3の手段は、上記演算回路
11、21は、データの値を3倍にする演算回路である
ことを特徴とする第1の手段または第2の手段記載の並
列プロセッサである。
【0029】本発明による第4の手段は、上記演算回路
11、21は、データの値を5倍にする演算回路である
ことを特徴とする第1の手段または第2の手段記載の並
列プロセッサである。
【0030】本発明による第5の手段は、上記演算回路
11、21は、隣接データ間の値の加減算を行う演算回
路であることを特徴とする第1の手段または第2の手段
記載の並列プロセッサである。
【0031】
【作用】これによれば、入力データを入力端子から入力
してから各入力側メモリに格納する間に、頻繁に使用さ
れる計算を第2の演算回路にて行い、その計算結果を各
入力側メモリに入力することにより、各第1の演算回路
(従来でいうところの演算回路)での演算量を少なくす
ることが出来るので、各プロセッサエレメントでは少な
いインストラクション数で(短い時間で)所望の演算結
果を得ることができる。
【0032】また、これによれば、出力データを各出力
側メモリから出力してから出力端子に到達する間に、第
3の演算回路にて計算を行い、その計算結果を出力端子
から出力することにより、各第1の演算回路での演算量
を少なくすることが出来るので、各プロセッサエレメン
トでは少ないインストラクション数で(短い時間で)所
望の演算結果を得ることができる。
【0033】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示す。図1に
おいては、第2の演算回路11と第2のシフトレジスタ
12が付加された以外は、従来例(図8)と同じであ
る。即ち、図において、例えば各画素がそれぞれ複数ビ
ットで構成される映像信号がワード(画素)シリアルで
供給(入力端子10)され、1水平期間(1H)分の容
量(M)を有する入力用第1のシフトレジスタ(シリア
ル/パラレル変換器)1内のM個のレジスタに格納され
る。この入力用シフトレジスタ1内のレジスタがそれぞ
れM個の入力側メモリ21 〜2M に接続されている。
【0034】M個の第1の演算回路41 〜4M は、それ
ぞれ対応する入力側メモリ21 〜2 M とその両隣の入力
側メモリからのデータがセレクタ(SEL)31 〜3M
を介して供給され、さらに、M個ある出力側メモリ61
〜6M の内それぞれ対応する出力側メモリ61 〜6M
その両隣の出力側メモリからのデータもセレクタ(SE
L)51 〜5M を介して供給される。
【0035】各演算回路41 〜4M からの出力結果は、
入力側メモリ21 〜2M あるいは出力側メモリ61 〜6
M に書き込まれる。各出力側メモリ61 〜6M がそれぞ
れ出力用シフトレジスタ(パラレル/シリアル変換器)
7内のM個のレジスタに接続されている。そして、この
出力用シフトレジスタ7からは、例えば各画素がそれぞ
れ複数ビットで構成される演算処理された映像信号がワ
ード(画素)シリアルで出力(端子8)される。
【0036】また、入力側、出力側メモリのアドレスの
制御、及び、演算回路での演算の制御、及び、セレクタ
の制御をするための制御回路9は、1つのみであり、M
個全ての入力側メモリ21 〜2M 、出力側メモリ61
M 、演算回路41 〜4M 、及びセレクタ31 〜3M
1 〜5M に共通のものである。
【0037】さらにセレクタ3m 、5m の制御により、
m番目の演算回路4m は、m番目の入力側メモリ2m
出力側メモリ6m 内に格納されているデータ(1水平期
間(1H)分の映像信号の内m番目の画素データ)の演
算のみならず、その両隣のデータ(m−1番目とm+1
番目の画素データ)との演算も可能としている。この一
組の入力側メモリ2m 、出力側メモリ6m とセレクタ3
m 、5m 及び演算回路4m をプロセッサエレメントと呼
ぶ。
【0038】本発明(図1)では、入力端子から入力さ
れてきた入力データは、直接に第1の入力用シフトレジ
スタ1に供給され、従来と同様に各入力側メモリ21
Mに供給される。また、入力データは第2の演算回路
11にも供給され、第2の演算回路11にて、例えば {入力データ:1ビットシフト}+{入力データ} =2×入力データ+入力データ =3×入力データ が計算され、この値が第2の入力用シフトレジスタ12
に供給され、各入力側メモリ21 〜2M に供給される。
【0039】従って、各入力側メモリには、演算を開始
する前に、既に、3×入力データという値が格納されて
いることになる。これにより、従来必要であった命令
2)と命令4)が本発明では必要なくなり、それだけ各
プロセッサエレメントで行う演算を少なくすることが出
来る。
【0040】さて、従来と同じ演算、即ち、縦方向の2
タップのフィルタ計算 Rm=a×Dm+b×Em 但し、a,bはフィルタ係数で、例えばa=29、b=
19 Dm、Emは入力データである。を行う場合について詳
しく述べることにする。
【0041】入力端子10からシリアルに入力されてく
る1H分の映像信号(D1、D2、D3、...、D
M)が、第1の入力用シフトレジスタ1に供給され、そ
れぞれ第1の入力用シフトレジスタ1内のM個のレジス
タに格納される。
【0042】同時に、入力端子10からシリアルに入力
されてくるデータ(D1、D2、D3、...、DM)
は、第2の演算回路11にも供給されており、この第2
の演算回路11にてF1=3×D1、F2=3×D2、
F3=3×D3、...、FM=3×DMが順次計算さ
れ、そして、データ(F1、F2、F3...、FM)
は、シリアルに第2の入力用シフトレジスタ12に供給
され、それぞれ第2の入力用シフトレジスタ12内のM
個のレジスタに格納される。
【0043】そして、続く水平ブランキング期間でD1
〜DMは第1の入力用シフトレジスタ1から、F1〜F
Mは第2の入力用シフトレジスタ12から、それぞれ対
応する入力側メモリ21 〜2M に移される。
【0044】その次にシリアルに供給されてくる1H分
の映像信号(E1、E2、E3、...、EM)も、第
1の入力用シフトレジスタ1に供給され、それぞれ第1
の入力用シフトレジスタ1内のM個のレジスタに格納さ
れる。
【0045】同時に、入力端子10からシリアルに入力
されてくるデータ(E1、E2、E3、...、EM)
は、第2の演算回路11にも供給されており、この第2
の演算回路11にてH1=3×E1、H2=3×E2、
H3=3×E3、...、HM=3×EMが順次計算さ
れ、そして、データ(H1、H2、H3...、HM)
は、シリアルに第2の入力用シフトレジスタ12に供給
され、それぞれ第2の入力用シフトレジスタ12内のM
個のレジスタに格納される。
【0046】そして、続く水平ブランキング期間でE1
〜EMは第1の入力用シフトレジスタ1から、H1〜H
Mは第2の入力用シフトレジスタ12から、それぞれ対
応する入力側メモリ21 〜2M に移される。
【0047】従って、この時点において入力側メモリ2
1 〜2M には、図1に示すデータ(Dm、Em、Fm、
Hm:m=1〜M)が格納されていることになる。
【0048】例えば、縦方向の2タップのフィルタ計算
(Rm=a×Dm+b×Em:a,bはフィルタ係数)
は、以下のようにして行われる。但し、a=29、b=
19とする。
【0049】即ち、上述のようにデータ(Dm、Em、
Fm、Hm:m=1〜M)がm番目の入力側メモリに格
納されている状態において、制御回路から次に示す命令
が各プロセッサエレメントに与えられ、計算されてい
く。
【0050】命令2) m番目の入力側メモリ2m から
DmとFmを読み出し、m番目のセレクタ3m を介して
m番目の演算回路4m にDmとFmを供給し、m番目の
演算回路4m にてDmを5ビットシフトした値からFm
を引く計算 {Dm:5ビットシフト}−Fm=32×Dm−3×D
m=29×Dm を行わせ、その減算結果(Gmとする)を出力側メモリ
m に格納する。
【0051】命令4) m番目の入力側メモリ2m から
EmとHmを読み出し、m番目のセレクタ3m を介して
m番目の演算回路4m にEmとHmを供給し、m番目の
演算回路4m にてEmを4ビットシフトした値にHmを
たす計算 {Em:4ビットシフト}+Hm=16×Em+3×E
m=19×Em を行わせ、その加算結果(Imとする)を出力側メモリ
m に格納する。
【0052】命令5) m番目の出力側メモリ6m から
GmとImを読み出し、m番目のセレクタ5m を介して
m番目の演算回路4m にGmとImを供給し、m番目の
演算回路4m にてGmにImをたす計算 Gm+Im=29×Dm+19×Em=a×Dm+b×
Em=Rm を行わせ、その加算結果(Rm)を出力側メモリ6m
格納する。
【0053】このように、入力データDm、EmからR
mを計算するのに、3つの制御信号(命令2)、4)、
5))を、順次、制御回路から各プロセッサエレメント
に供給することで、計算は行われる。これは、5つの計
算 Fm={Dm:1ビットシフト}+Dm Gm={Dm:5ビットシフト}−Fm Hm={Em:1ビットシフト}+Em Im={Em:4ビットシフト}+Hm Rm=Gm+Im の内、第2の演算回路11でFm、Hmの計算を行って
しまっており、残るGm、Im、Rmの計算のみを第1
の演算回路41 〜4M で行えば良いからである。
【0054】この例から分かるように、従来、5つの計
算をプロセッサエレメントにて計算していたのに対し、
本発明では、3つの計算で済み、短い時間で計算が可能
となる。
【0055】計算途中結果として「3×入力データ」と
いう値は、今の例(縦方向の2タップのフィルタ計算
(Rm=a×Dm+b×Em))以外でも、よく使用さ
れるので、入力データを3倍する第2の演算回路11を
設けておくことは有意義である。
【0056】また、第2の演算回路として、外部からの
コントロール信号により、「3×入力データ」を計算さ
せるか、あるいは、「5×入力データ」を計算させるか
を選択出来るようにしておいても良い。この場合、計算
途中結果として「3×入力データ」という値を必要とす
る計算においては、コントロール信号により第2の演算
回路11で「3×入力データ」を計算させ、計算途中結
果として「5×入力データ」という値を必要とする計算
においては、コントロール信号により第2の演算回路1
1で「5×入力データ」を計算させるようにすることに
より、この並列プロセッサで計算できる範囲が広がる。
【0057】図2は、本発明の第2の実施例の図であ
る。図2においては、第2の演算回路11で、入力デー
タに対し「3×入力データ」、「5×入力データ」、
「単位遅延素子(図中のR)を挟んだ2つのデータの加
算、即ち、水平方向に隣接する画素データ同士の加算」
の3つの計算を行って、それぞれ第2〜第4の入力用シ
フトレジスタ12、13、14を介して、対応する入力
側メモリ21 〜2M に供給している。これにより、各プ
ロセッサエレメントで計算をし始める前に、既に、「3
×入力データ」、「5×入力データ」、「水平方向に隣
接する画素データ同士の加算したデータ」が入力側メモ
リ21 〜2M に格納されているので、これらデータを使
用することにより、各プロセッサエレメントでの計算時
間を短くすることが出来る。
【0058】但し、図2では、制御回路、セレクタ、演
算回路、出力側メモリ、出力用シフトレジスタ、出力端
子は、図示省略してある。
【0059】さらに、図3は、本発明の第1、第2の実
施例を一般化した回路図である。図3における第2の演
算回路11は、計算途中結果として使用されるデータを
計算するための回路であり、第2の演算回路11の出力
(計算途中結果として使用されるデータ)が第1〜第n
の入力用シフトレジスタ1、12、13・・・1nを介
して、対応する入力側メモリ21 〜2M に供給される。
これにより、各プロセッサエレメントでの計算時間を短
くすることが出来る。
【0060】但し、図3では、制御回路、セレクタ、演
算回路、出力側メモリ、出力用シフトレジスタ、出力端
子は、図示省略してある。
【0061】図4は、本発明の第3の実施例の図であ
る。第1の実施例(図1)においては入力用シフトレジ
スタ1、12の前に第2の演算回路を設けていたのに対
し、第3の実施例(図4)においては入力用シフトレジ
スタ1の後に第2の演算回路111 〜11M を設けてい
る。この方式においても、各入力側メモリ21 〜2M
「入力データ」と「3×入力データ」を供給することが
出来る。
【0062】但し、図4では、制御回路、セレクタ、演
算回路、出力側メモリ、出力用シフトレジスタ、出力端
子は、図示省略してある。
【0063】さらに、図5は、本発明の第3の実施例を
一般化した回路図である。これは、丁度、第1の実施例
(図1)を一般化して図3にしたのと同様に、第3の実
施例(図4)を一般化したものであり、その詳細は省略
する。
【0064】但し、図5では、制御回路、セレクタ、演
算回路、出力側メモリ、出力用シフトレジスタ、出力端
子は、図示省略してある。
【0065】こうして上述の装置によれば、入力データ
を入力端子10から入力してから各入力側メモリ21
M に格納する間に、頻繁に使用される計算を第2の演
算回路11にて行い、その計算結果を各入力側メモリ2
1 〜2M に入力することにより、各第1の演算回路41
〜4M での演算量を少なくすることが出来るので、各プ
ロセッサエレメントでは少ないインストラクション数で
(短い時間で)所望の演算結果を得ることができるもの
である。
【0066】また、本発明の第4の実施例を図6に示
す。図6においては、第3の演算回路21を出力用シフ
トレジスタ7と出力端子8の間に設けている。これによ
り、計算時間が足りないために各プロセッサエレメント
で計算しきれずに、最終的な所望の計算結果ではなく計
算途中結果を各出力側メモリ61 〜6M から出力用シフ
トレジスタ7を介して出力してしまうときに、第3の演
算回路21で、この計算途中結果を入力とし最終的な所
望の計算結果を計算して、出力端子8から最終的な所望
の計算結果を出力するようにしてある。
【0067】図7は、本発明の第5の実施例の図であ
る。第4の実施例(図6)においては出力用シフトレジ
スタ7の後に第3の演算回路21を設けていたのに対
し、第5の実施例(図7)においては出力用シフトレジ
スタ7の前に第3の演算回路21 1 〜21M を設けてい
る。この方式においても、各出力側メモリ61 〜6M
ら出力してしまう計算途中結果を入力として、第3の演
算回路211 〜21M で最終的な所望の計算結果を計算
することが出来、出力用シフトレジスタ7を介して出力
端子8から最終的な所望の計算結果を出力できる。ま
た、各第3の演算回路211 〜21M は、対応する出力
側メモリ61 〜6M の出力の他にも近隣の出力側メモリ
の出力も入力しておき、近隣のデータをも使用して計算
できるようにしてある。
【0068】こうして上述の装置によれば、出力データ
を各出力側メモリ61 〜6M から出力してから出力端子
8に到達する間に、第3の演算回路21にて計算を行
い、その計算結果を出力端子8から出力することによ
り、各第1の演算回路41 〜4Mでの演算量を少なくす
ることが出来るので、各プロセッサエレメントでは少な
いインストラクション数で(短い時間で)所望の演算結
果を得ることができるものである。
【0069】また上述の従来の技術で述べた図9の回路
においても、本発明は適用できる。即ち、図9における
シフトレジスタのシリアル入力端子の前、及びシリアル
出力端子の後にそれぞれ第2、第3の演算回路を設けて
も良い。また、シフトレジスタのパラレル出力端子と入
力側メモリとの間に第2の演算回路を設けても良い。ま
た、出力側メモリとシフトレジスタのパラレル入力端子
との間に第3の演算回路を設けても良い。
【0070】
【発明の効果】この発明によれば、入力データを入力端
子から入力してから各入力側メモリに格納する間に、頻
繁に使用される計算を第2の演算回路にて行い、その計
算結果を各入力側メモリに入力することにより、各第1
の演算回路(従来でいうところの演算回路)での演算量
を少なくすることが出来るので、各プロセッサエレメン
トでは少ないインストラクション数で(短い時間で)所
望の演算結果を得ることができるようになった。
【0071】また、この発明によれば、出力データを各
出力側メモリから出力してから出力端子に到達する間
に、第3の演算回路にて計算を行い、その計算結果を出
力端子から出力することにより、各第1の演算回路での
演算量を少なくすることが出来るので、各プロセッサエ
レメントでは少ないインストラクション数で(短い時間
で)所望の演算結果を得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による並列プロセッサの一例の構成図で
ある。
【図2】本発明による並列プロセッサの他の例の構成図
である。
【図3】本発明による並列プロセッサの一般化例の構成
図である。
【図4】本発明による並列プロセッサのさらに他の例の
構成図である。
【図5】本発明による並列プロセッサの他の一般化例の
構成図である。
【図6】本発明による並列プロセッサのさらに他の例の
構成図である。
【図7】本発明による並列プロセッサのさらに他の例の
構成図である。
【図8】従来の並列プロセッサの構成図である。
【図9】従来の並列プロセッサの他の構成図である。
【図10】その説明のための図である。
【符号の説明】
1 第1のシフトレジスタ 21 〜2M 入力側メモリ 31 〜3M 、51 〜5M セレクタ(SEL) 41 〜4M 第1の演算回路 61 〜6M 出力側メモリ 7 出力用シフトレジスタ 8 出力端子 9 制御回路 10 入力端子 11 第2の演算回路 12 第2のシフトレジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子から入力されてくる複数のデー
    タを複数のプロセッサエレメントに供給し、これらのデ
    ータが上記プロセッサエレメントにて演算処理され、上
    記プロセッサエレメントから出力される演算処理された
    複数のデータを出力端子から出力する並列プロセッサに
    おいて、 上記入力端子と上記プロセッサエレメントの間に演算回
    路を設けたことを特徴とする並列プロセッサ。
  2. 【請求項2】 入力端子から入力されてくる複数のデー
    タを複数のプロセッサエレメントに供給し、これらのデ
    ータが上記プロセッサエレメントにて演算処理され、上
    記プロセッサエレメントから出力される演算処理された
    複数のデータを出力端子から出力する並列プロセッサに
    おいて、 上記プロセッサエレメントと上記出力端子の間に演算回
    路を設けたことを特徴とする並列プロセッサ。
  3. 【請求項3】 上記演算回路は、データの値を3倍にす
    る演算回路であることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の並列プロセッサ。
  4. 【請求項4】 上記演算回路は、データの値を5倍にす
    る演算回路であることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の並列プロセッサ。
  5. 【請求項5】 上記演算回路は、隣接データ間の値の加
    減算を行う演算回路であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の並列プロセッサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0701218A1 (en) * 1994-08-30 1996-03-13 Sony Corporation Parallel processor

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0701218A1 (en) * 1994-08-30 1996-03-13 Sony Corporation Parallel processor
US5689450A (en) * 1994-08-30 1997-11-18 Sony Corporation Parallel processor

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