JPH069475Y2 - 電子部品のキャップ端子 - Google Patents

電子部品のキャップ端子

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JPH069475Y2
JPH069475Y2 JP6698290U JP6698290U JPH069475Y2 JP H069475 Y2 JPH069475 Y2 JP H069475Y2 JP 6698290 U JP6698290 U JP 6698290U JP 6698290 U JP6698290 U JP 6698290U JP H069475 Y2 JPH069475 Y2 JP H069475Y2
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JP
Japan
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electrode
cap terminal
electronic component
peripheral surface
resin
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JP6698290U
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JPH0425221U (ja
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泰司 吉野
眞琴 根岸
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は筒状電子部品の端部に嵌着する電子部品のキャ
ップ端子に関するものである。
(従来の技術) 従来、筒状電子部品、例えば円筒状誘電体磁器素体に金
属製のキャップ端子を装着し、このキャップ端子を電極
となした円筒型磁器コンデンサが知られている。この円
筒型磁器コンデンサは第2a図に示すように、円筒状誘
電体磁器素体(以下、素体と称す)1と、その内周面か
ら一方の端部を経て外周面の一部に連続して形成された
内部電極2と、内部電極2の端部2aと所定間隔をあけ
て素体1の外周面に形成された外部電極3及び素体1の
両端部に装着された金属製のキャップ端子4とから構成
されている。
キャップ端子4の形状は第2b図に示すように、円形の
底部41と、この底部41の周縁に立設された筒状部4
2とからなり、一端開放型の筒状金属製キャップであ
る。また、筒状部42の内周面に複数の突起を形成し、
素体1との電気的接続を確実にしたものも一般に知られ
ている。
各キャップ端子4と内部電極2及び該部電極3とは半田
5によって電気的に接続されている。さらに、素体1の
外周面上で内部電極2と外部電極3との間を絶縁するた
めに絶縁性の樹脂6が塗布され、この樹脂6の上に図示
せぬ塗料によって外装が施される。
前述した円筒型磁器コンデンサにおいて、その形状を大
型化することなく静電容量の増大を図る一手段として、
内部電極2と外部電極3との対向面積を拡大する方法が
とられている。
(考案が解決しようとする課題) 前述したように内部電極2と外部電極3との対向面積を
拡大する一方法として、素体1の外周面に導出される内
部電極2の面積を小さくすると共に、外部電極3の面積
を大きくすることが考えられる。
しかしながらこの場合、素体1の外周面上に位置する内
部電極2の端縁2aがキャップ端子4の筒状部42の内
側に隠れてしまい、内部電極2の端縁2aと外部電極3
の端縁3aとの間に樹脂6を被覆することができない。
即ち、樹脂6を塗布したときに、樹脂6がキャップ端子
4の筒状部42の端縁を封じて、キャップ端子4内に空
気が封入され、キャップ端子4の内奥への樹脂6の浸透
を阻害する。従って、内部電極2と外部電極3との間の
耐圧を低下させる恐れがあり、前述した方法によって静
電容量の増大を図るには限界があった。
本考案の目的は上記の問題点に鑑み、筒状電子部品の端
部に嵌着した際に、この筒状電子部品との間に樹脂等が
容易に浸透可能な電子部品のキャップ端子を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために、請求項(1)で
は、筒状電子部品素子の端部外周面に形成された所定幅
の第1の電極と、該外周面に該第1の電極と所定間隔を
あけて形成された第2の電極とを有する電子部品本体の
端部に嵌着される金属製のキャップ端子であって、底部
と、該底部の周縁に立設され少なくとも前記第1及び第
2の電極に跨る長さを有する筒状部とからなり、該筒状
部は前記第1の電極と第2の電極との間の隙間近傍に複
数の貫通孔が形成されている電子部品のキャップ端子を
提案する。
また、請求項(2)では、請求項(1)記載の電子部品のキャ
ップ端子において、周面に半田メッキが施された電子部
品のキャップ端子を提案する。
(作用) 本考案の請求項(1)によれば、キャップ端子を筒状電子
部品素体の端部に嵌着し、キャップ端子の筒状部端縁及
び前記素体表面に絶縁性の樹脂を塗布した際、キャップ
端子内の空気は、その筒状部に形成された貫通孔を介し
て外部に排気される。従って、前記樹脂は前記素体表面
と前記筒状部内面との間に浸透される。
さらに、請求項(2)によれば、キャップ端子を加熱する
ことにより、その周面に施された半田メッキが溶融し、
電極との電気的接続がなされる。
(実施例) 第1a図は本考案の第1の実施例を示す外観図、第1b
図は第1の実施例における円筒型磁器コンデンサを示す
断面図である。図において従来例と同一構成部品は同一
符号をもって表わし、その説明を省略する。
また、前述した従来例と第1の実施例との相違点は、複
数の円形の貫通孔42bをキャップ端子4の筒状部42
端縁に沿って等間隔に形成したことにある。さらに、キ
ャップ端子4の底部41及び筒状部42の周面には半田
メッキ(図示せず)が施されている。
前述の構成よりなる第1の実施例によれば、素体1の両
端部にそれぞれキャップ端子4を嵌着した後、キャップ
端子4を所定温度に加熱すると、半田メッキが溶融し、
キャップ端子4と内部電極2または外部電極3が接続さ
れる。さらに、この状態で、キャップ端子4の筒状部4
2の端縁及び素体1表面の外部電極3に絶縁性の樹脂6
を塗布すると、キャップ端子4内の空気は複数の貫通孔
42aを介して外部に排気される。これにより樹脂6
は、キャップ端子4と素体1との間に浸透し、貫通孔4
2aの位置まで至る。
従って、キャップ端子4の貫通孔42bを、素体1の外
周面上に導出された内部電極2の端縁2aよりも内部電
極2側に形成することにより、内部電極2の端縁2aと
外部電極3の端縁3aとの間に樹脂6を塗布することが
できる。
これにより、素体1の外周面に導出される内部電極2の
面積を小さくすると共に、外部電極3の面積を大きくす
ることができ、形状を大型化することなく静電容量の増
大を図ることができる。
次に本考案の第2の実施例を説明する。
第3図は第2の実施例を示す外観図である。図におい
て、前述した第1の実施例と同一構成部分は同一符号を
もって表わし、その説明を省略する。また、第1の実施
例と第2の実施例との相違点は、筒状部42の端縁部に
複数条の貫通孔42a,42bを周方向に形成したこと
にある。例えば、筒状部42の端縁部には、等間隔をあ
けて周方向に並ぶ複数の貫通孔42aと、この貫通孔4
2aよりもやや底部41よりに、同様に周方向に並ぶ複
数の貫通孔42bとが形成されている。
前述の構成よりなる第2の実施例によれば、キャップ端
子4の筒状部42の端縁及び素体1表面の外部電極3に
樹脂6を塗布した際、キャップ端子4内の空気は複数の
貫通孔42a,42bを介して外部に排気される。これ
により、樹脂6はキャップ端子4と素体1との間に容易
に浸透するので、樹脂6の浸透距離を長くし、筒状部4
2の奥深く樹脂6を浸透させることができる。従って、
内部電極2と外部電極3との間の耐圧の低下を招くこと
なく静電容量の増大を図ることができる。
尚、貫通孔の列は樹脂の浸透距離に応じて複数条形成し
ても良い。
次に、本考案の第3の実施例を説明する。
第4図は第3の実施例を示す外観図である。図におい
て、第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもって表
わし、その説明を省略する。また、第1の実施例と第3
の実施例との相違点は、キャップ端子4の筒状部42の
内周面に複数の突起42cを形成したことにある。即
ち、突起42cは貫通孔42aと底部41との間に位置
するよう軸方向に延びかつ、等間隔をあけて周方向に並
設されている。従って、素体1の端部にキャップ端子4
を装着する際、突起42cは内部電極2或いは外部電極
3に圧接される。これにより、キャップ端子4と内部電
極2或いは外部電極3との電気的な接続がより確実なも
のとされる。
さらに、複数の突起42cを設けることにより、この突
起42cがスペーサとなり、筒状部42と素体1との間
への樹脂6の浸透がさらに容易となる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の請求項(1)によれば、キャ
ップ端子の筒状部端縁に樹脂を塗布し、筒状部内面と素
体表面との間に樹脂を浸透させることが可能となる。従
って、円筒型磁器コンデンサのように第1の電極と第2
の電極との間の隙間が筒状部の内側に位置しても、該隙
間に樹脂を塗布できるので、耐圧の低下を招くことな
く、さらには形状を大型化することなく静電容量の増大
を図ることができるという非常に優れた効果を発揮する
ものである。
さらに、請求項(2)によれば、上記効果に加えて、第1
或いは第2の電極とキャップ端子との電気的接続作業を
簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本考案の第1の実施例を示す外観図、第1b
図は第1の実施例における円筒型磁器コンデンサを示す
断面図、第2a図は従来の円筒型磁器コンデンサの一例
を示す断面図、第2b図は従来例のキャップ端子を示す
外観図、第3図は本考案の第2の実施例を示す外観図、
第4図は本考案の第3の実施例を示す外観図である。 1……素体、2……内部電極、3……外部電極、4……
キャップ端子、41……底部、42……筒状部、42
a,42b……貫通孔、42c……突起。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状電子部品素子の端部外周面に形成され
    た所定幅の第1の電極と、該外周面に該第1の電極と所
    定間隔をあけて形成された第2の電極とを有する電子部
    品本体の端部に嵌着される金属製のキャップ端子であっ
    て、 底部と、該底部の周縁に立設され少なくとも前記第1及
    び第2の電極に跨る長さを有する筒状部とからなり、 該筒状部は前記第1の電極と第2の電極との間の隙間近
    傍に複数の貫通孔が形成されている、 ことを特徴とする電子部品のキャップ端子。
  2. 【請求項2】周面に半田メッキが施されたことを特徴と
    する請求項(1)記載の電子部品のキャップ端子。
JP6698290U 1990-06-25 1990-06-25 電子部品のキャップ端子 Expired - Lifetime JPH069475Y2 (ja)

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JPH0425221U JPH0425221U (ja) 1992-02-28
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