JPH0694378A - キュポラの廃熱回収方法 - Google Patents

キュポラの廃熱回収方法

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JPH0694378A
JPH0694378A JP24387392A JP24387392A JPH0694378A JP H0694378 A JPH0694378 A JP H0694378A JP 24387392 A JP24387392 A JP 24387392A JP 24387392 A JP24387392 A JP 24387392A JP H0694378 A JPH0694378 A JP H0694378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
cupola
waste
gas
waste gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP24387392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Shigenaga
幸夫 茂長
Yuuya Kayou
侑也 加用
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0694378A publication Critical patent/JPH0694378A/ja
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 キュポラ1から排出される廃ガスを燃焼室2
に導いて廃ガス中のCOを燃焼させ、その後に廃ガスを
熱交換器4に導く。熱交換器4において送風空気を加熱
した後に、熱交換器4を通った廃ガスを廃熱ボイラ5に
導き、廃ガスの廃熱を蒸気として回収する。回収した蒸
気を駆動熱源として冷凍機10を駆動し、冷凍機10で
得られる冷熱を持った冷媒を空気冷却器11に導く。空
気冷却器11において送風空気を冷却して除湿し、除湿
した送風空気を前記熱交換器4に導く。 【効果】 未燃ガスの燃焼熱により、送風空気を介して
キュポラに戻る熱量が増加し、キュポラへ供給する燃料
が低減できる。送風空気の除湿をキュポラ自身で発生し
たエネルギーを利用して行うので、エネルギーの利用効
率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキュポラから排出される
廃熱を回収してエネルギー利用効率の向上を図るキュポ
ラの廃熱回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳物工場等においては、キュポラ
から排出する廃熱を利用してキュポラに供給する送風空
気の加熱を行っている。この送風空気は燃焼に供するも
ので、除湿を必要とするために、予め空気冷却装置によ
り除湿を行っており、従来は系外から別途に入力するエ
ネルギーによって空気冷却装置を駆動している。
【0003】例えば、コージェネレーションを適用する
場合には、発電機を駆動するガスエンジン等の廃ガスを
利用してキュポラへの送風空気を加熱するとともに、ガ
スエンジンの冷却水が有する廃熱を利用して吸収式冷凍
機、吸着式冷凍機を駆動し、この冷凍機において得られ
る冷熱を用いて送風空気の冷却による除湿を行ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成においては、送風空気を除湿を行うためのエネル
ギーを外部から取り込んでおり、キュポラから排出され
る廃熱を十分に有効利用していない。また、廃ガスの熱
量にはばらつきがあり、安定した加熱を行えない問題が
あった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、キュ
ポラの運転に要するエネルギーの利用効率の向上を図る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のキュポラの廃熱回収方法は、キュポラから
排出される廃ガスを燃焼室に導き、燃焼室において廃ガ
ス中のCOを燃焼させた後に廃ガスを熱交換器に導き、
熱交換器において廃ガスでキュポラへの送風空気を加熱
した後に、熱交換器を通った廃ガスを廃熱ボイラに導
き、廃熱ボイラにおいて廃ガスの廃熱を蒸気として回収
し、回収した蒸気を駆動熱源として冷凍機を駆動し、冷
凍機で得られる冷熱を持った冷媒を空気冷却器に導き、
空気冷却器において送風空気を冷却して除湿し、除湿し
た送風空気を前記熱交換器に導く構成としたものであ
る。
【0007】
【作用】上記した構成により、燃焼室において廃ガス中
のCOを燃焼させた後に、廃ガスを熱交換器に導くの
で、熱交換器において回収可能な熱エネルギーが廃ガス
の廃熱に加えて未燃ガスの燃焼熱を含むものとなり、送
風空気を介してキュポラに戻る熱量が増加し、キュポラ
へ供給する燃料の低減を図ることができる。
【0008】さらに、送風空気を除湿するための空気冷
却器の冷熱は、廃熱ボイラの蒸気を駆動熱源として冷凍
機を駆動して得ているので、従来のように空気冷却器の
駆動に要するエネルギーを系外から別途に供給する必要
がなく、送風空気の除湿をキュポラ自身で発生したエネ
ルギーを利用して行うことができ、エネルギーの利用効
率の向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すように、キュポラ1から排出される
炉頂廃ガスを燃焼室2に導き、燃焼室2において廃ガス
中のCOを燃焼させて廃ガス温度を上昇させる。このと
き、キュポラ1の操業運転温度のばらつきによって廃ガ
ス温度が変動する場合には、都市ガス等を燃料として燃
焼室2に設けたバーナー3により適宜に燃焼室2の廃ガ
スを補助的に加熱する。
【0010】そして、燃焼室2から排出される廃ガスを
熱交換器4に導き、キュポラ1への送風空気を廃ガスで
加熱する。この送風空気はキュポラ1の羽口燃焼用エア
ーとなる。さらに、熱交換器4を通った廃ガスを廃熱ボ
イラ5に導き、廃熱ボイラ5において廃ガスの廃熱を蒸
気として回収する。廃熱ボイラ5を通った廃ガスはファ
ン6によってダストコレクター7に送気し、除塵した後
に脱硫脱硝装置8で処理し、大気に放出する。
【0011】また、廃熱ボイラ5で得た蒸気をセメント
ライニング設備や塗装設備に熱源として供給するととも
に、スチームコンプレッサー9に送ってエアー動力源と
して利用する。また、蒸気は冷凍機10に駆動熱源とし
て供給し、冷凍機10で得られる冷熱を持った冷媒水を
空気冷却器11に導く。この冷凍機10には吸着式冷凍
機や吸収式冷凍機がある。一方、ブロアー12によって
送風空気を空気冷却器11に送気し、空気冷却器11に
おいて送風空気を冷却して除湿した後に、送風空気を熱
交換器4に導く。
【0012】したがって、本実施例によれば、燃焼室2
において廃ガス中のCOを燃焼させた後に、廃ガスを熱
交換器4に導くので、熱交換器4において回収可能な熱
エネルギーが廃ガスの廃熱に加えて未燃ガスの燃焼熱を
含むものとなり、送風空気を介してキュポラ1に戻る熱
量が増加し、キュポラ1へ供給する燃料コークスの低減
を図ることができる。
【0013】さらに、送風空気を除湿するための空気冷
却器11の冷熱は、廃熱ボイラ5の蒸気を駆動熱源とし
て冷凍機10を駆動して得ており、従来のように空気冷
却器11の駆動に要するエネルギーを系外から別途に供
給する必要がなく、送風空気の除湿をキュポラ自身で発
生したエネルギーを利用して行うことができ、エネルギ
ーの利用効率の向上を図ることができる。
【0014】また、キュポラ1の操業運転温度がばらつ
き、センサー13によって検出する廃ガス温度もしくは
CO濃度が変動する場合には、都市ガス等を燃料として
燃焼室2に設けたバーナー3により適宜に燃焼室2の廃
ガスを補助的に加熱し、熱交換器4に対する供給熱量の
安定化を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、熱交
換器において回収可能な熱エネルギーが廃ガスの廃熱お
よび未燃ガスの燃焼熱となり、送風空気を介してキュポ
ラに戻す熱量の増加を図り、キュポラへ供給する燃料の
低減を図ることができる。
【0016】さらに、送風空気の除湿をキュポラ自身で
発生したエネルギーを利用して行うことができ、エネル
ギーの利用効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すキュポラの廃熱回収方
法の概念を示す説明図である。
【符号の説明】
1 キュポラ 2 燃焼室 4 熱交換器 5 廃熱ボイラ 10 冷凍機 11 空気冷却器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キュポラから排出される廃ガスを燃焼室
    に導き、燃焼室において廃ガス中のCOを燃焼させた後
    に廃ガスを熱交換器に導き、熱交換器において廃ガスで
    キュポラへの送風空気を加熱した後に、熱交換器を通っ
    た廃ガスを廃熱ボイラに導き、廃熱ボイラにおいて廃ガ
    スの廃熱を蒸気として回収し、回収した蒸気を駆動熱源
    として冷凍機を駆動し、冷凍機で得られる冷熱を持った
    冷媒を空気冷却器に導き、空気冷却器において送風空気
    を冷却して除湿し、除湿した送風空気を前記熱交換器に
    導くことを特徴とするキュポラの廃熱回収方法。
JP24387392A 1992-09-14 1992-09-14 キュポラの廃熱回収方法 Pending JPH0694378A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7091144B2 (en) 2002-05-27 2006-08-15 Central Glass Co., Ltd. Glass for wavelength division multiplexing optical filter
JP2010019525A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Kobe Steel Ltd 排ガス処理設備および排ガス処理設備によるダスト回収方法
CN109307412A (zh) * 2018-09-17 2019-02-05 湖南星华能源科技服务有限公司 一种均匀透风均匀出料防尘节能立式烘焙窑

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