JPH069396Y2 - 押しボタンスイッチ - Google Patents
押しボタンスイッチInfo
- Publication number
- JPH069396Y2 JPH069396Y2 JP1985029026U JP2902685U JPH069396Y2 JP H069396 Y2 JPH069396 Y2 JP H069396Y2 JP 1985029026 U JP1985029026 U JP 1985029026U JP 2902685 U JP2902685 U JP 2902685U JP H069396 Y2 JPH069396 Y2 JP H069396Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- key
- diameter coil
- button switch
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はキーボード等に使用される押しボタンスイッ
チに関する。
チに関する。
一般にキーボード等に使用される押しボタンスイッチで
はコストダウンを図るために、その構成をできるだけ簡
単にして部品点数をたとえ1点でも減らし、かつ組立て
工数もすくなくすることが極めて重要である。
はコストダウンを図るために、その構成をできるだけ簡
単にして部品点数をたとえ1点でも減らし、かつ組立て
工数もすくなくすることが極めて重要である。
従来このような押しボタンスイッチとしては、第1図に
示すようなものがある。
示すようなものがある。
この押しボタンスイッチは、キートップ1が装着された
キーステム2をフレーム3内に上下動自在に配設すると
ともに、キートップ1下面とスイッチ取付フレーム3と
の間にキートップ1復元用の一本のコイルスプリング4
を独立して配設し、さらにキーステム2の下側に前記コ
イルスプリング4とは独立した部品であるもう一本の接
点押圧用のコイルスプリング5を取付けるようにしてい
る。
キーステム2をフレーム3内に上下動自在に配設すると
ともに、キートップ1下面とスイッチ取付フレーム3と
の間にキートップ1復元用の一本のコイルスプリング4
を独立して配設し、さらにキーステム2の下側に前記コ
イルスプリング4とは独立した部品であるもう一本の接
点押圧用のコイルスプリング5を取付けるようにしてい
る。
そして、キートップ1の押圧時に前記接点押圧用のコイ
ルスプリング5で下部当板6上にスペーサ7を介して配
設された接点8a、8bを有するフィルム8を押圧して
その接点8a、8b間を接続するように構成されてい
る。
ルスプリング5で下部当板6上にスペーサ7を介して配
設された接点8a、8bを有するフィルム8を押圧して
その接点8a、8b間を接続するように構成されてい
る。
また、第2図に示す別の従来の押しボタンスイッチで
は、キートップ9aとキーステム部9bとをプラスチッ
クによって一体形成し、これにより部品点数の一層の削
減を図ったものである。なお、第2図では第1図に示し
た押しボタンスイッチと同一機能を有する箇所には同符
号を示し、その説明を省略する。
は、キートップ9aとキーステム部9bとをプラスチッ
クによって一体形成し、これにより部品点数の一層の削
減を図ったものである。なお、第2図では第1図に示し
た押しボタンスイッチと同一機能を有する箇所には同符
号を示し、その説明を省略する。
ところで、上述した従来の押しボタンスイッチでは、接
点押圧用の一本のコイルスプリングと、この接点押圧用
の一本のコイルスプリングとは別の独立部品であるキー
トップ復帰用のもう一本のコイルスプリングとを使用す
ることから部品点数が多く、このため押しボタンスイッ
チの組立て工数も多い難点があった。
点押圧用の一本のコイルスプリングと、この接点押圧用
の一本のコイルスプリングとは別の独立部品であるキー
トップ復帰用のもう一本のコイルスプリングとを使用す
ることから部品点数が多く、このため押しボタンスイッ
チの組立て工数も多い難点があった。
なお、このような難点を解消するため、従来では実開昭
59−105726号公報、及び実開昭59−1956
28号公報に記載されているように、接点押圧用のコイ
ルスプリングとキートップ復帰用のコイルスプリングと
を一体に形成するようにしたものもある。しかしなが
ら、この実開昭59−105726号公報、及び実開昭
59−195628号公報に記載されたものでは、一本
のコイルスプリングのうちキートップ復帰用のコイルス
プリング部分に相当する大径部の形成位置がいずれも、
接点押圧用のコイルスプリングに相当する小径部の形成
位置よりも下側であり、このためこような押しボタンス
イッチでは、その下部、すなわち接点側の専有スペース
がキートップ復帰用のコイルスプリング部分である大径
部を収容配置するために大きくなって、スイッチ単体と
しての大型化が避けられない難点があった。このため、
このような(実開昭59−105726号公報、及び実
開昭59−195628号公報に記載された)押しボタ
ンスイッチを複数個並設するキーボード等では、たとえ
キートップを小型に形成しても各スイッチ間の配設ピッ
チを短くすることは出来ず、この結果、キーボードの小
型化を達成することが困難となる虞がある。
59−105726号公報、及び実開昭59−1956
28号公報に記載されているように、接点押圧用のコイ
ルスプリングとキートップ復帰用のコイルスプリングと
を一体に形成するようにしたものもある。しかしなが
ら、この実開昭59−105726号公報、及び実開昭
59−195628号公報に記載されたものでは、一本
のコイルスプリングのうちキートップ復帰用のコイルス
プリング部分に相当する大径部の形成位置がいずれも、
接点押圧用のコイルスプリングに相当する小径部の形成
位置よりも下側であり、このためこような押しボタンス
イッチでは、その下部、すなわち接点側の専有スペース
がキートップ復帰用のコイルスプリング部分である大径
部を収容配置するために大きくなって、スイッチ単体と
しての大型化が避けられない難点があった。このため、
このような(実開昭59−105726号公報、及び実
開昭59−195628号公報に記載された)押しボタ
ンスイッチを複数個並設するキーボード等では、たとえ
キートップを小型に形成しても各スイッチ間の配設ピッ
チを短くすることは出来ず、この結果、キーボードの小
型化を達成することが困難となる虞がある。
この考案は、上述した事情に鑑み、部品点数を削減する
とともに、小型の押しボタンスイッチを提供することを
目的とする。
とともに、小型の押しボタンスイッチを提供することを
目的とする。
上述した課題を達成するため、この考案では、キートッ
プ部およびキーステム部を有するキーの押圧および押圧
解除により所定のストローク範囲に渡って前記キーをス
イッチ取付用のフレーム内に沿って上下動させ、前記キ
ーステム部の下面に対峙して配設された接点部を開閉す
るようにした押しボタンスイッチにおいて、前記キート
ップ部の下面と前記接点部との間に、前記キーステム部
の下方に配置され該キーステム部の下動に従動して前記
接点部を押圧する接点押圧用の小径コイルスプリング部
と、前記キーステム部を囲繞するように前記小径コイル
スプリング部よりも前記キートップ部側に配置され、押
圧解除された前記キーをその初期位置に復帰させるキー
トップ復帰用の大径コイルスプリング部とが一体形成さ
れた一本のコイルスプリングを配置するようにしてい
る。
プ部およびキーステム部を有するキーの押圧および押圧
解除により所定のストローク範囲に渡って前記キーをス
イッチ取付用のフレーム内に沿って上下動させ、前記キ
ーステム部の下面に対峙して配設された接点部を開閉す
るようにした押しボタンスイッチにおいて、前記キート
ップ部の下面と前記接点部との間に、前記キーステム部
の下方に配置され該キーステム部の下動に従動して前記
接点部を押圧する接点押圧用の小径コイルスプリング部
と、前記キーステム部を囲繞するように前記小径コイル
スプリング部よりも前記キートップ部側に配置され、押
圧解除された前記キーをその初期位置に復帰させるキー
トップ復帰用の大径コイルスプリング部とが一体形成さ
れた一本のコイルスプリングを配置するようにしてい
る。
上述した本願考案に係わる押しボタンスイッチによる
と、接点押圧用のコイルスプリングとキートップ復帰用
のコイルスプリングとを一体形成して一本のコイルスプ
リングとしたので、部品点数が削減するとともに、キー
トップ復帰用の大径コイルスプリング部を小径コイルス
プリング部よりも上方、即ちキートップ側に位置させた
ので、スイッチの下部にキートップ復帰用の大径コイル
スプリング部を収容配置するための大きなスペースが不
要で、このため単体としてのスイッチを小型化を達成す
ることができることとなる。
と、接点押圧用のコイルスプリングとキートップ復帰用
のコイルスプリングとを一体形成して一本のコイルスプ
リングとしたので、部品点数が削減するとともに、キー
トップ復帰用の大径コイルスプリング部を小径コイルス
プリング部よりも上方、即ちキートップ側に位置させた
ので、スイッチの下部にキートップ復帰用の大径コイル
スプリング部を収容配置するための大きなスペースが不
要で、このため単体としてのスイッチを小型化を達成す
ることができることとなる。
以下、この考案に係わる押しボタンスイッチの一実施例
を詳述する。
を詳述する。
第3図はこの考案に係わる押しボタンスイッチの一実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
この押しボタンスイッチは、キー10と、一体形成され
た一本のコイルスプリング11と、スイッチ取付用のフ
レーム12と、下部当板13上に配設されたフィルム接
点部20とから構成されている。
た一本のコイルスプリング11と、スイッチ取付用のフ
レーム12と、下部当板13上に配設されたフィルム接
点部20とから構成されている。
このうちキー10はプラスチックにより成形されるもの
で、キートップ10a、キーステム10b、摺動部10
cがいずれも一体形成されている。
で、キートップ10a、キーステム10b、摺動部10
cがいずれも一体形成されている。
このキー10はその摺動部10cがフレーム12の孔1
2a内に嵌挿されてフレーム12に取り付けられてお
り、またキー10は摺動部10cの先端に形成された係
止部10dがフレーム12の下面12bに当接する位置
から摺動部10cの基部に形成された係止部10eがフ
レーム12の上面12cに当接するまでの間、上下方向
に移動可能となっている。
2a内に嵌挿されてフレーム12に取り付けられてお
り、またキー10は摺動部10cの先端に形成された係
止部10dがフレーム12の下面12bに当接する位置
から摺動部10cの基部に形成された係止部10eがフ
レーム12の上面12cに当接するまでの間、上下方向
に移動可能となっている。
一方、上述した一体形成の一本のコイルスプリング11
は、大きく分けて小径コイルスプリング部11aと、こ
の小径コイルスプリング部11aよりも径の大きい大径
コイルスプリング部からなり、この大径コイルスプリン
グ部はさらに第1と第2の大径コイルスプリング部11
b、11cとにより構成されている。
は、大きく分けて小径コイルスプリング部11aと、こ
の小径コイルスプリング部11aよりも径の大きい大径
コイルスプリング部からなり、この大径コイルスプリン
グ部はさらに第1と第2の大径コイルスプリング部11
b、11cとにより構成されている。
また上述した大径コイルスプリング部を構成する第1及
び第2の大径コイルスプリング部11b、11cはキー
ステム10bを囲繞するように小径コイルスプリング部
11aよりも上方、即ちキー10側に形成されている。
なお、第3図に示す実施例では第1の大径コイルスプリ
ング部11bよりも第2の大径コイルスプリング部11
cの方が径がさらに大きく形成されている。なお、この
径の異なる部分を有する一体形成の一本のコイルスプリ
ング11のうち、その小径コイルスプリング部11aは
フィルム接点20を押圧させるためのもので、また第1
及び第2の大径コイルスプリング部11b、11cより
構成された大径コイルスプリング部はキー10を元の初
期位置に復帰させるためのものである。
び第2の大径コイルスプリング部11b、11cはキー
ステム10bを囲繞するように小径コイルスプリング部
11aよりも上方、即ちキー10側に形成されている。
なお、第3図に示す実施例では第1の大径コイルスプリ
ング部11bよりも第2の大径コイルスプリング部11
cの方が径がさらに大きく形成されている。なお、この
径の異なる部分を有する一体形成の一本のコイルスプリ
ング11のうち、その小径コイルスプリング部11aは
フィルム接点20を押圧させるためのもので、また第1
及び第2の大径コイルスプリング部11b、11cより
構成された大径コイルスプリング部はキー10を元の初
期位置に復帰させるためのものである。
一方、フィルム接点部20は、上部接点21aを有する
フィルム21と、下部接点22aを有するフィルム22
と、このフィルム21、22間に配設され、上記接点2
1a、22a間に所定の隙間を形成するスペーサ23と
から構成されている。
フィルム21と、下部接点22aを有するフィルム22
と、このフィルム21、22間に配設され、上記接点2
1a、22a間に所定の隙間を形成するスペーサ23と
から構成されている。
次に、上述した第3図で示す押しボタンスイッチの動作
について詳述する。
について詳述する。
キー10を押圧していない初期位置では、第3図で示す
ようにキー10はコイルスプリング11を構成する大径
コイルスプリング部のうち第2の大径コイルスプリング
部11cの弾発力によって上方に押し上げられ、このた
め押しボタンスイッチはスイッチオフの初期位置を維持
している。
ようにキー10はコイルスプリング11を構成する大径
コイルスプリング部のうち第2の大径コイルスプリング
部11cの弾発力によって上方に押し上げられ、このた
め押しボタンスイッチはスイッチオフの初期位置を維持
している。
ここで、キー10を徐々に押下すると、まずコイルスプ
リング11の大径コイルスプリング部のうち第2の大径
コイルスプリング部11cが圧縮され、続いてキーステ
ム10bの先端が小径コイルスプリング部11aの上端
に接触し、その後、コイルスプリング11の第2の大径
コイルスプリング部11cの圧縮とともに第1の大径コ
イルスプリング部11bが弾発的に伸長され、このため
コイルスプリング11の小径コイルスプリング部11a
が下降し、この下降した小径コイルスプリング部11a
の先端がフィルム21を押下すると、フィルム21を変
形させ、上部接点21aと下部接点22aとを接触させ
て接点間を電気的に接続する。なお、接点間が接続され
た後、更にキー10を押下すると、その押下量だけ小径
コイルスプリング部11aが圧縮される。
リング11の大径コイルスプリング部のうち第2の大径
コイルスプリング部11cが圧縮され、続いてキーステ
ム10bの先端が小径コイルスプリング部11aの上端
に接触し、その後、コイルスプリング11の第2の大径
コイルスプリング部11cの圧縮とともに第1の大径コ
イルスプリング部11bが弾発的に伸長され、このため
コイルスプリング11の小径コイルスプリング部11a
が下降し、この下降した小径コイルスプリング部11a
の先端がフィルム21を押下すると、フィルム21を変
形させ、上部接点21aと下部接点22aとを接触させ
て接点間を電気的に接続する。なお、接点間が接続され
た後、更にキー10を押下すると、その押下量だけ小径
コイルスプリング部11aが圧縮される。
なお、キー10のストロークに対する押圧力は、第2の
大径コイルスプリング部11cのみの圧縮時から、第2
の大径コイルスプリング部11cの圧縮及び第1の大径
コイルスプリング部11bの伸長時においてステップ状
に変化するので、この押圧力の急俊な変化が、指に対し
スイッチオンの感じを与える。また接点間が接続された
後のストロークを小径コイルスプリング部11aの変形
により吸収することが出来るので、スイッチがオンオフ
するときのチャタリングを防止することも出来ることと
なる。。
大径コイルスプリング部11cのみの圧縮時から、第2
の大径コイルスプリング部11cの圧縮及び第1の大径
コイルスプリング部11bの伸長時においてステップ状
に変化するので、この押圧力の急俊な変化が、指に対し
スイッチオンの感じを与える。また接点間が接続された
後のストロークを小径コイルスプリング部11aの変形
により吸収することが出来るので、スイッチがオンオフ
するときのチャタリングを防止することも出来ることと
なる。。
一方、第4図はこの考案に係わる押しボタンスイッチの
他の実施例を示す断面図である。
他の実施例を示す断面図である。
なお、第4図に示す実施例では第3図に示した押しボタ
ンスイッチと同一箇所には同一の符号を示してその詳細
な説明を省略する。
ンスイッチと同一箇所には同一の符号を示してその詳細
な説明を省略する。
この押しボタンスイッチは、前述した押しボタンスイッ
チに比べ、一体形成された一本のコイルスプリング30
の配置位置が異なっている。
チに比べ、一体形成された一本のコイルスプリング30
の配置位置が異なっている。
即ちこのコイルスプリング30は前述した一体形成の一
本のコイルスプリング11と同様に、大きく分けて小径
コイルスプリング部30aと、この小径コイルスプリン
グ部30aよりも径の大きい大径コイルスプリング部か
らなり、さらにこの大径コイルスプリング部は第1と第
2の大径コイルスプリング部30b、30cとにより構
成されている。
本のコイルスプリング11と同様に、大きく分けて小径
コイルスプリング部30aと、この小径コイルスプリン
グ部30aよりも径の大きい大径コイルスプリング部か
らなり、さらにこの大径コイルスプリング部は第1と第
2の大径コイルスプリング部30b、30cとにより構
成されている。
なお、大径コイルスプリング部を構成する第1及び第2
の大径コイルスプリング部30b、30cはキーステム
10bを囲繞するように小径コイルスプリング部30a
よりも上方、即ちキー10側に形成されている。なお、
第4図で示す実施例では大径コイルスプリング部のうち
第1の大径コイルスプリング部30bよりも第2の大径
コイルスプリング部30cの方が径が大きく形成されて
いる。なお、この径の異なる一体形成された一本のコイ
ルスプリング30のうち、その小径コイルスプリング部
30aはフィルム接点20を押圧させるためのもので、
また第1及び第2の大径コイルスプリング部30b、3
0cにより構成された大径コイルスプリング部はキー1
0を元の初期位置に戻すためのものである。なお、第2
の大径コイルスプリング部30cはフレーム12に係止
されている。
の大径コイルスプリング部30b、30cはキーステム
10bを囲繞するように小径コイルスプリング部30a
よりも上方、即ちキー10側に形成されている。なお、
第4図で示す実施例では大径コイルスプリング部のうち
第1の大径コイルスプリング部30bよりも第2の大径
コイルスプリング部30cの方が径が大きく形成されて
いる。なお、この径の異なる一体形成された一本のコイ
ルスプリング30のうち、その小径コイルスプリング部
30aはフィルム接点20を押圧させるためのもので、
また第1及び第2の大径コイルスプリング部30b、3
0cにより構成された大径コイルスプリング部はキー1
0を元の初期位置に戻すためのものである。なお、第2
の大径コイルスプリング部30cはフレーム12に係止
されている。
また、一体形成された一本のコイルスプリング30の小
径コイルスプリング部30aの上端、即ち第1の大径コ
イルスプリング部30bの下端は常時キーステム部11
bの下端に当接しており、第1の大径コイルスプリング
部30bは第2の大径コイルスプリング部30cととも
にキー10に対して常時上方へ押し上げる復元力を作用
させている。
径コイルスプリング部30aの上端、即ち第1の大径コ
イルスプリング部30bの下端は常時キーステム部11
bの下端に当接しており、第1の大径コイルスプリング
部30bは第2の大径コイルスプリング部30cととも
にキー10に対して常時上方へ押し上げる復元力を作用
させている。
従って上述した第4図で示す押しボタンスイッチによる
と、大径コイルスプリング部である第1及び第2の大径
コイルスプリング部30b、30cの復元力に抗してキ
ー10を押圧すると、キー10が主に第1の大径コイル
スプリング部30bを伸長させつつ降下するので、キー
ステム10bの下側に位置する接点押圧用の小径コイル
スプリング部30aがフィルム接点部20を押圧してス
イッチオンとなる。
と、大径コイルスプリング部である第1及び第2の大径
コイルスプリング部30b、30cの復元力に抗してキ
ー10を押圧すると、キー10が主に第1の大径コイル
スプリング部30bを伸長させつつ降下するので、キー
ステム10bの下側に位置する接点押圧用の小径コイル
スプリング部30aがフィルム接点部20を押圧してス
イッチオンとなる。
なお、上記実施例ではキーのキートップ、キーステム、
摺動部を一体形成しているが、それぞれ別体に形成した
後結合するようにしてもよい、また接点部としてはフィ
ルム接点に限らず、接点部押圧用のコイルスプリングの
上下動により接点部を開閉するものであればいかなるも
のでもよい。
摺動部を一体形成しているが、それぞれ別体に形成した
後結合するようにしてもよい、また接点部としてはフィ
ルム接点に限らず、接点部押圧用のコイルスプリングの
上下動により接点部を開閉するものであればいかなるも
のでもよい。
以上説明したように、この考案では従来別々に設けられ
ていた接点部押圧用のコイルスプリングとキー復元用の
コイルスプリングとを一体形成して一つの部品とするよ
うにしたので、それだけ部品点数を減らしてコストダウ
ンを図ることができるとともに、また一体形成された一
本のコイルスプリングのキー復元用の大径コイルスプリ
ング部を接点部押圧用の小径コイルスプリング部よりも
上方、即ちキー側に位置させたので、スイッチの下部に
キー復元用の大径コイルスプリング部を収容するための
大きなスペースが不要で、このため単体としてのスイッ
チの小型化を達成することが出来るとともに、このよう
な押しボタンスイッチを複数個配設したキーボードの小
型を図ることも出来る。
ていた接点部押圧用のコイルスプリングとキー復元用の
コイルスプリングとを一体形成して一つの部品とするよ
うにしたので、それだけ部品点数を減らしてコストダウ
ンを図ることができるとともに、また一体形成された一
本のコイルスプリングのキー復元用の大径コイルスプリ
ング部を接点部押圧用の小径コイルスプリング部よりも
上方、即ちキー側に位置させたので、スイッチの下部に
キー復元用の大径コイルスプリング部を収容するための
大きなスペースが不要で、このため単体としてのスイッ
チの小型化を達成することが出来るとともに、このよう
な押しボタンスイッチを複数個配設したキーボードの小
型を図ることも出来る。
第1図及び第2図は従来の押しボタンスイッチを示す断
面図、第3図はこの考案に係わる押しボタンスイッチの
一実施例を示す断面図、第4図はこの考案に係わる押し
ボタンスイッチの他の実施例を示す断面図である。 10…キー、10a…キートップ部、10b…キーステ
ム部、11、30…一本のコイルスプリング、11a、
30a…小径コイルスプリング部、11b、11c、3
0b、30c…大径コイルスプリング部、12…フレー
ム、20…接点部。
面図、第3図はこの考案に係わる押しボタンスイッチの
一実施例を示す断面図、第4図はこの考案に係わる押し
ボタンスイッチの他の実施例を示す断面図である。 10…キー、10a…キートップ部、10b…キーステ
ム部、11、30…一本のコイルスプリング、11a、
30a…小径コイルスプリング部、11b、11c、3
0b、30c…大径コイルスプリング部、12…フレー
ム、20…接点部。
Claims (3)
- 【請求項1】キートップ部およびキーステム部を有する
キーの押圧および押圧解除により所定のストローク範囲
に渡って前記キーをスイッチ取付用のフレーム内に沿っ
て上下動させ、前記キーステム部の下面に対峙して配設
された接点部を開閉するようにした押しボタンスイッチ
において、 前記キートップ部の下面と前記接点部との間に、前記キ
ーステム部の下方に配置され該キーステム部の下動に従
動して前記接点部を押圧する接点押圧用の小径コイルス
プリング部と、前記キーステム部を囲繞するように前記
小径コイルスプリング部よりも前記キートップ部側に配
置され、押圧解除された前記キーをその初期位置に復帰
させるキートップ復帰用の大径コイルスプリング部とが
一体形成された一本のコイルスプリングを配置したこと
を特徴とする押しボタンスイッチ。 - 【請求項2】前記一体形成された一本のコイルスプリン
グの大径コイルスプリング部は前記キートップ部の下面
と前記スイッチ取付用のフレームとの間に弾発性を有し
て配設され、前記キーの全ストロークに渡ってそのスト
ロークに比例した復元力を発生することを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第(1)項記載の押しボタンスイ
ッチ。 - 【請求項3】前記一本のコイルスプリングの大径コイル
スプリング部の上端は前記スイッチ取付用のフレームに
係合するとともに下端は前記小径コイルスプリング部の
上端とともに前記キーステム部の下面を上方へ押圧する
ように当接し、前記大径コイルスプリング部は前記キー
の全ストロークに渡ってそのストロークに比例した復元
力を発生することを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第(1)項記載の押しボタンスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985029026U JPH069396Y2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 押しボタンスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985029026U JPH069396Y2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 押しボタンスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61145437U JPS61145437U (ja) | 1986-09-08 |
JPH069396Y2 true JPH069396Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=30527461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985029026U Expired - Lifetime JPH069396Y2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 押しボタンスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069396Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0646031Y2 (ja) * | 1987-06-12 | 1994-11-24 | 富士通株式会社 | 押釦スイッチ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59105726U (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-16 | ミツミ電機株式会社 | 押釦スイツチ |
JPS59195628U (ja) * | 1983-06-15 | 1984-12-26 | 株式会社山武 | キ−スイツチ |
-
1985
- 1985-02-28 JP JP1985029026U patent/JPH069396Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61145437U (ja) | 1986-09-08 |
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