JPH06929Y2 - コンバイン用脱穀機 - Google Patents

コンバイン用脱穀機

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JPH06929Y2
JPH06929Y2 JP16969785U JP16969785U JPH06929Y2 JP H06929 Y2 JPH06929 Y2 JP H06929Y2 JP 16969785 U JP16969785 U JP 16969785U JP 16969785 U JP16969785 U JP 16969785U JP H06929 Y2 JPH06929 Y2 JP H06929Y2
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handling
plate
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water
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JP16969785U
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操 北坂
弘運 福頼
力 角
中島  茂
貴則 大谷
昇 伊藤
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は殻稈を刈取脱穀するコンバイン用の脱穀機に関
する。
(ロ)従来技術 従来、扱胴の供給口側の周りに網受板を設け、この網受
板で受網の側縁を支持するようにしたコンバイン用脱穀
機は既に知られている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記既知のコンバイン用脱穀機は、濡れた殻稈を刈取脱
穀する場合、殻稈に付着した水滴が脱穀物に含まれたま
ま残り、受網が目詰りすると共に扱室の入口部に塊を生
じ、それにより扱胴に過負荷がかかって更に脱穀性能が
低下した。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は扱胴の供給口側に弓型の板状扱歯を付設し、扱
室の前記板状扱歯と対向する部位に多数の小孔を有する
板又は網からなる脱水部を設け、該脱水部の外側面に吸
水材を付設することにより水滴が付着した殻稈を扱室に
挿入した直後に弓型の板状扱歯はその回転により水滴を
はじき飛ばし、飛ばされた水滴は扱室の内面を流下し脱
水部から漏下し、この漏下した水を吸水材が吸着して排
除することにより前述の問題点を解決した。
(ホ)作用 刈取装置で濡れた殻稈を刈取って殻稈搬送装置により脱
穀機に供給すると、供給口から扱室内に挿入された穂部
側は、扱胴の始端部に付設した弓型の板状扱歯の回転に
よりしごかれるので、付着した水滴ははじき飛ばされて
流下し、この流下した水は脱水部から扱室外に流出して
直に吸水材に吸収され、その結果、前記板状扱歯を過ぎ
て扱歯により脱穀処理された脱穀物の含水率は低下す
る。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、第1〜3
図において、1はコンバインの機台上に搭載する脱穀機
であって、扱胴2を扱室3内に軸架し、受網5は扱室3
の下方から扱口と反対側に亘り張設され、その下方に設
けた送風風車6と横断流ファンからなる排塵風車7によ
り構成される選別風路には前後揺動する揺動選別体8を
架設してあり、扱室3の後部に設けた送塵口10の下部
に設けた搬送体11の後端は、扱室3の後部に設けられ
ていて横軸型の処理胴12を内装してなる処理室13の
入口に臨んでいる。
また、前記揺動選別体8のグレンシープ14の下方には
一番受樋を設け、その後方のストローラック15下方に
は移送終端が二番スロワ16に通ずる二番受樋17を設
け、その前部には前記スロトーラック15を吹抜けて排
塵口18に吹出す横断流ファン19を設けてある。
そして、前記扱胴2の始端部の截頭円錐状部2aから円
筒部の一部に亘る部位には、弓型の板状扱歯20・・を
周方向に間隔をおいて複数枚(この例では4枚)固定し
てあり、これらの板状扱歯20・・の回転軌跡の下部と
対面する部位には円錐面に形成された板に多数の小孔2
1・・を穿設してなる脱水部22(又は網)を設け、該
脱水部22の下面にはスポンジ等からなる吸水材23を
接着してあり、該吸水材23の下面には基部が前壁25
に支点軸24で枢支された揺動アーム26,26の先端
に軸支されていて第2図示に示すように円弧状をなす絞
りローラー27を圧接し、前記支点軸24の中間に突設
したアーム28は前記揺動選別体8の前端部にリンク3
0により連動連結してある。
前述の脱穀機1において、刈取装置で刈取られて殻稈搬
送装置により後送された殻稈はその株元部をフィードチ
エンと挟扼レールの始端に継送されて挟持搬送され、穂
側は供給口31から扱室3内に挿入されて脱穀処理され
る。
その際、前記供給口31から挿入された殻稈は扱胴2と
共に回転する前記板状扱歯20・・により梳き込まれ、
殻稈が濡れている場合、付着した水滴は複数の板状扱歯
20・・によりしごかれて蹴飛ばされ、これが内周壁に
沿って流下して前記脱水部22の小孔21・・から流出
し、吸水材23はこれを直ちに吸収する。
一方、前記絞りローラー27は吸水材23を圧縮した状
態で、揺動選別体8により揺動アーム26とアーム28
とリンク30を介して斜め上下に往復動しているので、
吸水材23に吸収された水は絞り出されて流下する。こ
の流下した水は樋等で機外に適宜排出する。
従って、扱胴2の円筒部に移行して扱歯2b・・・によ
り脱穀処理される時は吸分が著しく減少し、受網5の目
詰りを防止することができると共に扱室3での塊の発生
を少なくすることができる。また、選別性能を向上する
こともできる。
第4〜6図は前述の実施例における移送体11aを多数
の突起32・・付きのプーリー33・・で張設されたク
リンプ網で構成すると共に受網5の前端下部から処理室
13の入口に亘られたもので、扱室3の始端下部には前
述の実施例と同様な脱水装置を装備しているので、濡れ
た殻稈の水滴を除去した上で脱穀処理するこができ、受
網5の網目は従来のものより大きくしてあるので脱穀物
は速やかに漏下して扱胴2の負荷が小さくなり、これに
より高能率脱穀を行なうことができ、漏下した殻粒や小
枝こう及び藁屑は移送体11aにより移送される間に篩
選別されてその網目から漏下し、これが更にグレンシー
ブ14により篩選別され、前記移送体11aの後部では
送塵口10から排出された送塵物が合流して移送選別さ
れ、網上に残ったものは処理室13に送込まれて処理胴
12により処理される。
前記処理胴12により処理されて単粒化された殻粒や小
さな藁屑はグレンシーブ14又はスロトーラック15に
落入してグレンシーブ14から移行した被選別物と共に
篩選別と風選を受ける。
また、前記受網5から脱穀物が多量に漏下するにも拘ら
ず篩選別と風選を良好に行なうことができる。
第7〜9図に示す脱穀機は他の濡れ材対策を施したもの
で、扱口と受網5の扱口と反対側部分の受網枠34の上
部板34aと下部板34bにそれぞれ複数の規制ピン3
5・・を突設し、これらの規制ピン35・・を上部フレ
ーム36aと中間フレーム36bとに穿設した複数の孔
に摺動自在に遊嵌し、前記受網枠34の側板34c,3
4cの外周の中間部にラック37、37を刻設し、その
上部と下部にそれぞれ支持ローラー38,38を当接さ
せて扱胴2の処理圧延に対抗すると共に受網5の周方向
の往復動を許容しながら支持し、一方の前記ラック37
に噛合するピニオン39に1〜2個の突起を有するカム
40を接合し、該カム40の軸に取付けた従動プーリー
41を扱胴軸に取付けた駆動プーリー42によりベルト
43を介して駆動するようにしてある。
また、受網枠34の上部と前記上部フレーム36aとに
介装した戻しスプリング45により上昇付勢されてい
る。
そして、扱胴2の回転にともなって前記カム40が回転
駆動されると、その突起がピニオン39を第7図におい
て強制的に時計方向に1ピッチだけ回動させ、それによ
りピニオン39は受網枠34を下方へ移動させる。
次いで前記カム40の突起がピニオン39の歯から外れ
て円周面が接触すると、戻しスプリング45が受網枠3
4を引上げ、ピニオン39は逆回転する。
脱穀処理中、前記受網5は前述のような周方向の振動を
反復するので、脱穀処理する殻稈が濡れていても目詰り
することなく、脱穀物は常に正常に漏下し、扱胴2に過
負荷がかゝるのを未然に防止することができる。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように扱胴2の供給口31側に弓型の板
状扱歯20を付設し、扱室3の前記板状扱歯20と対向
する部位に多数の小孔21を有する板又は網からなる脱
水部22を設け、該脱水部22の外側面に吸水材23を
付設したので、刈取脱穀する殻稈が濡れていても、付着
した水滴が脱穀機1の供給口31に挿入された直後に弓
型の板状扱歯20・・によりしごかれて吹き飛ばされ、
流下した水は脱水部22から漏出して吸水材23に吸収
されることとなり、扱室3の前部側に塊が発生すること
及び受網5が目詰まりすることがなく、扱胴2に過負荷
がかゝることを防止することができる。
脱穀物中の含水量が減少するので選別性能を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例を示すものであって、第
1図は要部の縦断面図、第2図は同上横断面図、第3図
は脱穀機の縦断面図、第4〜6図は他の実施例を示すも
ので、第4図は脱穀機の縦断面図、第5図は第4図のA
−A断面図、第6図は同上B−B断面図、第7〜9図は
他の濡れ材対策を施したもので、第7図は要部の横断面
図、第8図は同上縦断面図、第9図は同上分解斜視図で
ある。 2・・扱胴、3・・扱室、8・・揺動選別体、20・・
板状扱歯、22・・脱水部、23・・吸水材、27・・
絞りローラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中島 茂 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 大谷 貴則 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 伊藤 昇 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱胴2の供給口31側に弓型の板状扱歯2
    0を付設し、扱室3の前記板状扱歯20と対向する部位
    に多数の小孔21を有する板又は網からなる脱水部22
    を設け、該脱水部22の外側面に吸水材23を付設した
    ことを特徴とするコンバイン用脱穀機。
  2. 【請求項2】前記脱水部22を扱胴2の軸芯方向からみ
    て該扱胴2の外周に沿う扇形状に形成し、この脱水部2
    2の外面に円弧状の絞りローラー27を移動可能に圧接
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載のコンバイン用
    脱穀機。
JP16969785U 1985-11-03 1985-11-03 コンバイン用脱穀機 Expired - Lifetime JPH06929Y2 (ja)

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JP16969785U JPH06929Y2 (ja) 1985-11-03 1985-11-03 コンバイン用脱穀機

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JP16969785U JPH06929Y2 (ja) 1985-11-03 1985-11-03 コンバイン用脱穀機

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Publication Number Publication Date
JPS6277537U JPS6277537U (ja) 1987-05-18
JPH06929Y2 true JPH06929Y2 (ja) 1994-01-12

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ID=31103741

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JP16969785U Expired - Lifetime JPH06929Y2 (ja) 1985-11-03 1985-11-03 コンバイン用脱穀機

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JP4630184B2 (ja) * 2005-12-08 2011-02-09 ヤンマー株式会社 コンバイン

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JPS6277537U (ja) 1987-05-18

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