JPH0692368A - ギャザ付包装シートの包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被包装体の保護すべき部を保護すること。包
装シートの強度を各要部の部位を増加させると共に包装
シートの使用量を減少させること。包装シート寸法を被
包装体寸法に合わせ不要な寸法を適宜寸法に縮少調整す
ることで、多種な包装に対応し適宜に行なうこと。包装
作業を自動化すること。バンド掛け等をギャザ形成で不
要とすること。包装体の開口を破断線配置で容易にする
こと。取出し作業を破断線により自動化すること。 【構成】 包装シートの要部位に折畳み状のギャザを付
け、該ギャザを適宜貼着形成した包装シートで被包装体
の要部を保護すべく面に巻付けて包装すべく構成してい
る。包装シートギャザ部位適所に破断線を配置し開口容
易とすべく構成している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、紙．鋼板．その他ロー
ル状や箱状その他形状の被包装体を包装シートで包装す
る際に使用する包装シートを略つづら状に折畳みギャザ
を形成し被包装体の保護と補強や美観を良くするギャザ
付包装シートの包装体に関するものである。

【０００２】

【従来技術】紙．鋼板．その他ロール状に巻いた被包装
体１や箱状の被包装体１等をクラフト紙．ラミネート
紙．合成樹脂フィルム等の包装シートで包装する場合、
図４に示すように被包装体１の端部に保護材５をあてた
後、包装シート２を外周に巻き付け、その包装シートの
端部を糊貼等を行なった後被包装体１の両端から突出す
る包装シートの両端を内側に折り込む、図５に示すよう
に同一方向に折り曲げて折畳み７部を作りその折畳み７
に外側から円形又は長方形その他等の適宜形状の包装方
法。

【０００３】あるいは上記包装シートで包装する包装に
おいて保護材を使用しない場合包装シートの厚さを厚く
する又は巻き付ける巻数を増し上記包装体の包装を行な
い包装シートの巻数を多くした包装方法であって、通常
遠距離に輸送する場合上記の前記方法とし、近距離の輸
送の場合上記の後記方法の包装が一般的である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】被包装体１が鋼板等の
ような両端外周に鋭い角部を有するものの場合包装シー
トが敗れる惧れがある。又被包装体１が紙等の場合重量
があり包装シートの包装体要部に強度を要するものであ
る。

【０００５】包装体が多種多様の包装には多種寸法の包
装シートを要するものである。たとえばロール包装の場
合巻径が同じでも巾長さ寸法が異なるとか、長さが同じ
であっても巻径が異なる等包装シート寸法は多種とな
る。

【０００６】分厚い包装シートを複数層巻き付けて折畳
み作業は重労働であり又包装材費を多く消費するもので
ある。

【０００７】包装体の要部を保護すべくギャザを配置す
ると包装強度が増すが開口し被包装体の取り出し作業が
困難となる。又取り出し作業を容易にすることで自動化
を図るため上記取り出し易くする必要性が生じるもので
ある。

【０００８】本発明はかかる従来の課題に鑑み包装シー
トの要部を重合ギャザ貼着を形成し、被包装体の要部を
包装シートギャザ面で保護すると共に包装シートの使用
量を減少させ又被包装体取り出し作業を容易にすること
が出来る。

【０００９】被包装体１寸法に合わせ不要な寸法分の包
装シートにギャザを貼着形成した包装シートで被包装体
の好ましい寸法の包装シートを供給することが出来る。

【００１０】包装工程を簡素化し自動化容易と成り上記
のギャザ付包装シートの包装体を提供することを目的と
する。

【００１１】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は被包装体１の外周に巻き付けて包装する包装シート２
に被包装体の保護すべく部分や包装シート寸法調整すべ
く部分に略つづら状に重合折り返しギャザを形成すると
共に、該ギャザ部を貼着してなる包装シートで被包装体
を包装するギャザ付包装シートの包装体である。

【００１２】請求項２に記載の本発明は上記構成に加え
てギャザ部に破断線を設け、被包装体の取り出しをよう
いにすべく配置形成したものである

【００１３】

【作用】被包装体を保護すべく行なう包装において、被
包装体１の一番保護を要する部分や又２番目に保護を要
する部分等を必要量のギャザ３を形成し該ギャザ３部を
熱シール．糊接着その他貼着６した包装シート２を図１
図２図６に例示する適宜量形状のギャザ３を形成し各要
部位に複数のギャザ付包装シートで包装すべくしている
ため要部位を保護する作用がある。

【００１４】被包装体１寸法に合わせ適宜寸法とせしめ
るためギャザ３を上記寸法で形成し、被包装体に合わせ
た包装シートを供給することが出来る。又該ギャザ３部
適所に破断線を入れることで開口容易と成る。

【００１５】

【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。、図１は本発明の１実施例を例示する。図２は本発
明の２実施例を例示する。各図は包装概要を示し、図中
の（イ）．（イ）包装シート２は、両端適所をギャザ付
手段と貼付手段によりギャザ形成すると共に貼着した包
装シート２を被包装体１に巻き付ける前の姿を示すもの
で各ギャザ３を被包装体１の保護を要する部分、強度を
要する部分等に位置すべく巻き付けて包装するものであ
って、図１図２（ロ）．（ハ）は各包装体１０の斜視図
とその要部を断面視するものである。図１はロール状に
巻取ったロール紙の包装姿を例示し、他方図２は箱状体
の包装姿を示し各々保護すべく部位にギャザ３面を当接
折畳み包装を行なっている。

【００１６】図６は複数のロール紙を筒状に包装した姿
を断面視するものであって、被包装体１．．１．．１間
の外周面に巻き付ける包装シート２のギャザ部は各ロー
ル紙間部の円筒状巻き付け包装シートの要部にギャザ３
ａを形成し包んでいるものであって、両端を折り畳んで
いる外周端及び穴部に挿入した端部等もギャザを形成し
た包装シート２で保護すべく包んでいるものである外周
端ギャザ３ｂ３ｂ穴部端ギャザ３ｃ３ｃを配置してい
る。

【００１７】各ギャザには破断線８を適宜形状に配置し
包装シート２除去を容易に行なえるべくギャザ３ａ部に
は、破断線８ａ８ｂ８ｃを又ギャザ３ｂにも破断線８
ａ′８ｂ′８ｃ′を適宜位置に配置し開口容易にすべく
包装シートを構成しているものである。該破断線８ａ８
ｂ８ｃ位置を適宜に重合位置しない異なった位置に配置
することで外包包装シート２と内包包装シート２の破断
線の適宜なずれで応力を分散させるため不要に破断が行
なわないが開口時には大きい破断力を要せず開口容易と
している。

【００１８】各破断線８を図示しない位置ギャザ３の折
り返し端の折り目先に破断線８を入ることでギャザ形成
工程でギャザ形成やすく又破断線８が目に付かなくなる
と共に更に開口容易と成り被包装体１の取り出し作業も
負圧状吸引力で吸着し、該吸着面を被包装体１面より引
き離すことで自動化した被包装体取り出し作業を行なえ
ばよい。

【００１９】各ギャザ３折畳み形状や重ね枚数や破断線
８の配置等は適宜位置に適宜形状に行なえば良く、例示
しなかった位置や形状等に限定を受けるものではなく被
包装体の形状に合わせた位置に配置形成するものであ
る。

【００２０】破断線の１実施例について述べる。破断線
８はミシン目状．ハーフカット状．や強力な加圧力を加
えて形成する折り目ケイ線状等その他包装シート２材質
により適宜方法の破断線８を形成するものであって

【００２１】たとえば紙．ポリエチレン等を紙にラミネ
ートしたラミネート紙．合成樹脂等よりなる包装シート
２ではハーフカット状の破断線は湿気．汚れ等にたいし
被包装体１を保護するものである。

【００２２】紙．不織布．合成樹脂等よりなる包装シー
ト２の破断線にはミシン目状の破断線を入れることで、
上記切断強度の強いシートにおいて開口しやすくなり又
ギャザ重合部において適宜に位置を変えることにで破断
強度を増加させることが出来ると共に汚れ等の保護効果
も増すものである。

【００２３】紙．ボール紙．その他厚さの厚く強度の比
較的弱い包装シート２においては強力な加圧力を加えて
形成する折り目状の線やケイ線状の線等の破断線を入れ
ることで開口取出し時簡単に破断．切断することが出来
るものである。

【００２４】以上のような破断線８を包装体１０の形状
により包装シート２に適宜縦方向や横方向斜め方向その
他の方向形状に該破断線８を配置することで、被包装体
１の取り出しと作業をより簡単に行ない又容易に自動化
することが出来る。

【００２５】図（ハ）包装体１０の斜視図であり図示し
ない上記破断線８を適宜位置に配置した包装体１０であ
る。

【００２６】図６はロール紙等の包装態様を説明する図
で、ギャザ３を適宜位置に配置し被包装体１の保護や作
業性を良くする方法を例示する。複数の巻取ロール紙の
包装において、各ロール紙よりなる被包装体１．１．１
間の外周に巻き付ける包装シート２に複数のギャザ３部
が各被包装体１．１．１間の合わせ目の外周部に位置す
べく該ギャザ３ａを配置することで各被包装体１．１．
１間のずれ防止等の被包装体の保護をする。又被包装体
１と包装シート２の寸法を好ましい巾寸法ににすべく適
宜量のギャザ３を配置すれば被包装体１寸法の最も好ま
しい寸法に包装シートを形成することが出来る。寸法調
整ギャザの形成により包装シートを任意寸法で適宜に供
給することを可能としているギャザ３である。

【００２７】ギャザ３の形成方法について図３包装原反
４ロール紙を供給する供給手段１２の引出工程部にギャ
ザ付手段１１を配置し送り出す包装シート２を適宜位置
に適宜長さのギャザ３を形成すると共に、糊付手段１３
を介し貼着６すればよい又熱接着可能材質にて成る包装
シート２の場合には熱接着を行なえばよい。その他例示
外の方法でのギャザ３形成装置としては、略くの字状穴
板を対向組合せ更に該略くの字状穴に包装シートを挿通
してギャザを形成する方法又複数の回転自由に相対に配
置した円板に包装シートを該円板間にくの字状に挿入し
ギャザを形成するも図示しない装置を介し容易にギャザ
３を形成可能にあるものであり、いずれも簡単なる装置
でギャザ付手段を構成し本発明のギャザ付包装シートを
供給すべくしているものである。

【００２８】

【発明の効果】請求項１に記載の本発明によれば、被包
装体１の外周に巻き付けて包装する包装体１０におい
て、被包装体１の保護すべく部分にギャザ３を配置しギ
ャザ重合シート面で被包装体１の保護すべく部分を保護
する包装シート２であるから必要部分を厚く、不必要部
分を薄くした包装の為包装シートを節約する。

【００２９】多類の異なる寸法の被包装体１において、
包装シートの不要部をギャザ３形成し被包装体１寸法の
好ましい寸法にせしめた包装シート３を供給できるもの
である。

【００３０】厚い包装シートや又巻付け数を多く巻く等
の方法や保護材５等を使用等が不要となるため包装作業
を自動化しやすくなる。又ギャザ部がバンド掛け効果を
有するためバンド掛けが不要と成り更に包装自動化容易
と成る。

【００３１】又請求項２に記載の発明によれば、ギャザ
部その他部等に破断線を配置することで容易に開口取出
し可能に包装しているものである。ギャザ３に形成する
破断線が上下シート位置を適宜にずれた位置に配置する
ことで、不要な破断強度を増加させると共に開口取出し
時の破断は容易であって、更に各破断線が適宜にずれた
位置に配置することで、汚れや湿気等の保護と開口時に
加える破断力も各ずれた位置となっているため、被包装
体取出し作業を自動化した装置にて行なう等の効果もあ
る。

【００３２】各破断線をギャザ３折畳み端に配置形成す
ればギャザ３形成に特殊なギャザ付手段を配置せず、破
断線を折畳み線とすればよい。又折り目と破断線が同じ
であるため目立ちにくいため美観も良く汚れ等の滲入も
同時に保護する等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例を示す包装を説明する図

【図２】本発明の２実施例を示す包装を説明する図

【図３】本発明の包装シートに折畳みギャザ形成する説
明図

【図４】従来方法の包装を説明する図

【図５】従来方法の包装姿図

【図６】本発明のギャザ配置を説明する断面図

【符号の説明】

１ 被包装体 ２ 包装シート ３ ギャザ ８ 破断線 ９ 保護部 １０ 包装体

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被包装体の外周に巻き付けて包装する包
   装シートの包装強度を要する部分や寸法調整部分をギャ
   ザ（折り返し貼着形成した）包装シートで被包装体の要
   部を保護するギャザ付包装シートの包装体において、包
   装シート２の適所を略つづら状に折り返しギャザ３を形
   成すると共にギャザ３部を貼着６した包装シート２を被
   包装体１の補強部位となるギャザ付包装シートのギャザ
   部位置としたギャザ付包装シートの包装体。
2. 【請求項２】 包装シートの適所にギャザ３を形成し、
   該ギャザ３部にミシン目状．ハーフカット状．その他の
   形状等の破断線８を配置形成した包装シート２を被包装
   体１の外周に巻き付けた後、端部を内側又は外側に折畳
   み包装した包装体の取り出し用開口部用に形成した破断
   線付のギャザ付包装シートの包装体。