JPH0692360A - 多重ポリ袋の製造方法及び製造装置 - Google Patents

多重ポリ袋の製造方法及び製造装置

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JPH0692360A
JPH0692360A JP4234889A JP23488992A JPH0692360A JP H0692360 A JPH0692360 A JP H0692360A JP 4234889 A JP4234889 A JP 4234889A JP 23488992 A JP23488992 A JP 23488992A JP H0692360 A JPH0692360 A JP H0692360A
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JP
Japan
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bag
opening
welding
poly
heat
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JP4234889A
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English (en)
Inventor
Norimori Yoshida
憲守 吉田
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KIKUCHI KIKAI SEISAKUSHO KK
MARUYOSHI SHOJI YUGEN
Original Assignee
KIKUCHI KIKAI SEISAKUSHO KK
MARUYOSHI SHOJI YUGEN
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一形状のポリ袋の多数枚を入れ子状に挿入
して多重化した多重ポリ袋を短時間に大量生産する方法
及び装置の提供。 【構成】 ロール状ポリチューブフィルムシートをポリ
袋体を形成する一定寸法位置でポリ袋体の底部をつくる
ために帯状に加熱溶着してシールし、さらにこのシール
位置隣部を平行的にカットしてポリ袋体開口部を形成
し、得られたポリ袋体を次いで矩形の厚板状ポリ袋体重
ね型に被包し、この被包を重ねて繰り返して、ポリ袋体
の多数枚を重ね合わせた後、同多重袋の開口部近傍個所
を加熱溶着シールし、また該シール部から底部方向へ若
干離れたところに溶着によるミシン目を入れて多数枚の
ポリ袋体を一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール状ポリチューブフ
ィルムシートから多数枚数のポリ袋を入れ子状にして一
体化した多重ポリ袋を製造する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム等のポリ化フィルムで袋体を構成した
ポリ袋の単体が、物品の収納・ごみ入れあるいは降雨時
の濡れ傘の処理など各方面に、利便性・簡潔性や衛生的
な処理の立場から大量に使用されている。一般に現在市
場で使用されるポリ袋は単体であって、その形状は約4
0×30cm〜60×50cm程度の大きさまでが多く
見受けられるが、袋は各種の大きさのものがある。この
市販されているポリ袋は、チューブ状となってロール状
に巻かれた薄膜シートが一定の長さのところで袋の底部
となるところをシールし、切り離されるところにミシン
目を入れて、引っ張り取ることによりミシン目から離さ
れ、そこから開口して物品等に入れられるようになって
いる。しかし、この袋状ポリ袋はロール状や1枚単位
で、しかもリールやケースを伴って供給されている。し
かもポリ袋は10〜20ミクロンの薄い膜厚であるため
に開口部を開いて入れる際に製造工程中にチューブフィ
ルムがやや真空状態を呈すること、及びローラーとの摩
擦などによりフィルムに静電気の帯電が起こることもあ
り、そのために開口が困難となっている。一方、単体の
チューブフィルムが重ね折りにより箱に入れられて1枚
あて取り出すようになっている、いわゆるティシュペー
パー型式のポリ袋もある。その形状と大きさは各種あ
り、前者はスーパーの買物用、後者は家庭のゴミ入れや
公園等のごみ箱の中にセットされているものなどがあ
る。
【0003】これらはいずれも次のような欠陥を有す
る。すなわち、前者のロール状のものは吊してあり、そ
こから1枚あて切り離して使用するもので携帯用として
は不向きであり、このロール状一体物のものは重くかつ
1枚あて切り離した後、使用時に開口が困難など、不便
かつ機能性に乏しく、さらには広い場所を占める等々、
今日の住環境や機動性に合致しない。一方、後者のティ
シュペーパー状に折り重ねてあるものは外側のケースと
なる包装容器内へのセットの労力や経費及び容器のかさ
が大きくなること、さらには使用後の包装容器の廃棄に
よる省資源や焼却の立場から多くの欠陥がある。地球に
やさしい商品とは言えない。このように従来型の製品は
省資源・省力化の立場からも、すなわち技術的、経済
的、環境的にも多くの問題を包含している商品といえ
る。
【0004】(1)スーパーやデパートで買物をすると
き、ロール状チューブフィルムを一枚あて引き取る動作
と不確実性とその後薄いフィルムを開口する困難性。 (2)降雨の日のデパートや美術館・博物館等へ入る場
合、濡れた雨傘をチューブ状フィルムを引き取って傘を
入れるとき、開口に時間がかかり、そのうえ手間、片手
では開口できず、さらに手や持物に濡れや汚れが付着す
るなど。 (3)公共等の施設における大型ゴミ箱などに1回あて
ゴミ袋を取替える非能率性と不衛生性。 (4)国内外旅行などでの物品収納、清潔な処理・処分
にコンパクトにして軽量で携帯自由な形態の入れ物がな
いなど、の省力化にして省資源、利便性にして能率よい
収納、廃棄が行なえ、かつ衛生的な容器が必要となって
いる。 (5)多重ポリ袋は各種類の形状のものが要求されてい
る。またその需要量は当面関東地域でも数百万〜1千万
セット/月といわれている。 従来、生産効率の高い多重ポリ袋の製造装置は皆無であ
る。
【0005】チューブポリフィルムシートからポリ袋を
製袋しながら、ポリ袋の中へ断続的に粉体を評量して挿
入した後ポリ袋をシールして取り出すためのポリ袋挿入
機及びポリ袋シール機は市販されている。このポリ袋シ
ール機は、ポリ袋挿入機により挿入されたポリ袋を計量
ポットより取り出し、開口部をシールする装置であり、
ポリ袋立上げ・袋内残留空気の脱気・開口部のシール・
計量ポットからの取り出しの各工程を一袋づつ自動的に
行なう工程の一部としてのシール機である。即ち、シー
ル機の作動部分は一枚のポリ袋が挿入され、このポリ袋
押さえバーによって袋をクランプし、脱気パイプにてポ
リ袋内の残留空気の脱気を行ない、しかる後に脱気パイ
プ上昇後、シールバーによりポリ袋がシールする機構と
なっているシール機である。しかしながら、入れ子状の
多重ポリ袋を製造するための多重化装置は市販されてい
ない。したがって本発明はこれらの欠陥を克服するため
に次の課題を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、前記
課題を解決すべく鋭意研究を行なった結果、上記多重ポ
リ袋を、自動的にかつ確実に製造する装置を開発した。
本発明では、ロール状チューブフィルムシートを繰出し
て、袋の底部となるところを加熱溶着シールした後、こ
の底部から例えば約10mm離れたところを平行にカッ
トし、同時にカット部を開口して、厚板状ポリ袋体重ね
型に被包する操作を所定回数繰り返して複数枚のポリ袋
体を入れ子状に多重化し、多重化した多重ポリ袋を、開
口部より例えば約15mmのところをシールすると同時
に、そこよりさらに例えば約10mm程度内側のところ
にミシン目を入れることにより、コンパクトで使用時の
利便性に優れた多重ポリ袋を製造する。
【0007】本発明によって作られる多重ポリ袋の使用
上の利点を、ごみ袋の例をとってみれば、この多重ポリ
袋を使用するごみ箱に1回1セット(10枚と)して入
れておけば10日間位は再セットする必要なく、投入さ
れたごみは多重ポリ袋の1枚と一緒に取り出して処理す
ることができ、清潔に処理処分することができる。その
多重ポリ袋は、使用に際してその内側から、ポリ袋を一
枚づつ次々と取り出せるものであり、収納性、利便性等
に優れたものであり、また多重ポリ袋の表面には美しい
画や必要な文字等も一連の製造工程中で容易に印刷で
き、無駄なく最後の一枚まで使用できる。
【0008】すなわち、本発明は(1)ロール状ポリチ
ューブフィルムシートをポリ袋体を形成する一定寸法位
置でポリ袋体の底部をつくるために帯状に加熱溶着して
シールし、さらにこのシール位置隣部を平行的にカット
してポリ袋体開口部を形成し、得られたポリ袋体を次い
で矩形の厚板状ポリ袋体重ね型に被包し、この被包を重
ねて繰り返して、ポリ袋体の多数枚を重ね合わせた後、
同多重ポリ袋の開口部近傍個所を加熱溶着シールし、ま
た該シール部から底部方向へ若干離れたところに溶着に
よるミシン目を入れて多数枚のポリ袋体を一体化するこ
とを特徴とする多重ポリ袋の製造方法、(2)ポリチュ
ーブフィルムシートのロールからシートを繰出し、ポリ
袋の底部をつくるために帯状に加熱溶着してシールし、
さらにこのシール位置隣部を平行的にカットしてポリ袋
体開口部を形成し、次いで前記ポリ袋体を両面側からの
減圧吸引により拡開開口した後、同開口部へ左右両側下
方から引張用爪を挿入し、拡張して、開口部を広げ、次
いで該開口部に対して厚板状ポリ袋体重ね型を挿入し、
以上の操作を重ねて繰り返して、多数枚のポリ袋体を一
体化することを特徴とする多重ポリ袋の製造方法、
(3)ロール状ポリチューブフィルムシートに対して、
ポリ袋体の底部を形成するために一定間隔で帯状に加熱
溶着してシールする加熱溶着シール装置と、このシール
位置隣部を平行にカットしてポリ袋体開口部を形成する
ためのカッティング装置、得られたポリ袋体を入れ子状
に多重化するための、矩形の厚板状ポリ袋体重ね型、同
多重ポリ袋の開口部近傍個所を加熱溶着するための加熱
溶着装置、該加熱溶着部から底部方向へ若干離れたとこ
ろに溶着によるミシン目を入れるためのミシン目形成装
置とを備えてなることを特徴とする多重ポリ袋の製造装
置、(4)ロール状ポリチューブフィルムシートに対し
て、ポリ袋体の底部をつくるために一定間隔で帯状に加
熱溶着してシールする加熱溶着シール装置と、このシー
ル位置隣部を平行にカットしてポリ袋体開口部を形成す
るためのカッティング装置、ポリ袋体を両面側からの減
圧吸引により拡開開口する拡開開口装置、同拡開開口し
たポリ袋体の開口部へ左右両側下方から引張用爪を挿入
し拡張し、拡張開口されたポリ袋体を矩形の厚板状ポリ
袋体重ね型に被包するポリ袋多重化装置、厚板状ポリ袋
体重ね型上の多重ポリ袋の開口部近傍個所を加熱溶着す
るための加熱溶着装置、該多重ポリ袋体の加熱溶着部か
ら底部方向へ若干離れたところに溶着によるミシン目を
入れるためのミシン目形成装置とを備えてなることを特
徴とする多重ポリ袋の製造装置、及び(5)前記多重ポ
リ袋の製造装置において、加熱溶着シール装置、カッテ
ィング装置、拡開開口装置、ポリ袋多重化装置、シール
・ミシン目形成装置、及び多重形成ポリ袋取り出し装置
が、下盤の回転台又は移動式レール上に固定されてお
り、各部位での作業工程が終了すると直ちに重ね型は回
転又は移動式レールによって次の位置に移動し、固定す
る作業動作を断続的に繰り返して行われるようになした
ことを特徴とする多重ポリ袋の製造装置である。上記本
発明においては、ポリ袋体を両面側からの減圧吸引によ
り拡開開口する前に、ポリ袋体に帯電している静電気を
除去して拡開開口を容易にすることが好ましい。
【0009】次に、本発明を具体例にしたがって詳細に
説明する。すなわち下記の各工程により多重ポリ袋を製
造することができる。 (ア)ロール状チューブフィルムシートを懸架して、こ
こからチューブフィルムをシート状で繰り出して開口部
から一定寸法位置をシールしてポリ袋の底部をつくるた
め、シートを高速で繰り出して1〜2秒間で加熱溶着す
る第1工程と (イ)第1工程が終了すれば、シールされた底部より約
10mm離れた後部のところをカットして開口部をつく
り、同時にこのカットしたところの開口部付近の静電気
を除去し、同時に開口部を両端から真空で吸引して下方
からの開口が容易にできるため、直ちに開口爪を挿入し
てチューブフィルムの開口部を開きながら爪を保持して
いるアームを下降させ、下方に固定されている重ね型に
かぶせた後、アームが上昇して前と同様にして再びチュ
ーブフィルムを開口して、重ね型にセットさせる動作を
繰り返す速度がフィルム一枚につき2秒以内で作動し、
所定枚数になるまでフィルムを重ねて多重化する第2工
程と (ウ)第2工程が終了すれば、重ね型の上に多重化され
たフィルムは、重ね型とともにシール・ミシン目加熱溶
着工程に移動し、ここで多重化されているフィルムは重
ね型の下方から約15mmの個所をシールすると同時に
シール位置から約5mmのところにミシン目を入れるた
めに、シールとミシン目加工を加熱溶着により2秒以内
で同時に行なう第3工程と (エ)この第3工程でポリ袋の多重化と一体化が行なわ
れた後、重ね型が移動して直ちにこの重ね型の上方か
ら、一体化した多重ポリ袋を掴み手作動によって工程外
に取り出す第4工程。 以上(ア)〜(エ)からなる一連の工程を実施すること
により多重ポリ袋が連続的に製造できる。
【0010】本発明では、第1工程のロール状チューブ
フィルムシートがシールされるときに同時に、ポリ袋の
使用目的や使用者等の用途に応じて一枚の袋毎にそのシ
ート表面上に美しい模様や文字を印刷することも好まし
い。これにより得られる美しくデザインされた多重ポリ
袋は、例えば、物品収納袋用やゴミ袋として、また使用
に応じて外枠が紙箱や金網、陶磁器、ガラスなどの容器
中にセットされることも望ましく、多方面に多様な用途
が開かれる。
【0011】上記本発明においては、多重ポリ袋の多重
化を高速で連続的に製袋することもさることながら、前
記のチューブ状フィルムシートの繰り出し・加熱溶着装
置に係る第1工程において、ロール状チューブフィルム
シートのシール化を約1秒以内に実行して、そのまま再
びロール状とすれば第2工程の重ね型による多重形成装
置の速度の2倍以上となり、第1工程のチューブ状フィ
ルムシートの繰り出し・加熱溶着装置1台で、第2工程
の多重化形成装置2台以上の設置の連動を可能とする。
さらに第3工程のシール・ミシン目加熱溶着装置による
シールとミシン目加工は約1秒以内にセット可能であ
り、この工程の速度も第2工程の2倍化を達成する。ま
た第4工程の多重形成ポリ袋の取り出し速度は1秒以内
の達成が実験的に検証されている。このように、本発明
装置によれば多重化によるポリ袋の製造速度と連続機能
は第1工程1台−第2工程2台以上−第3工程1台−第
4工程1台の連続形成工程が可能となる。したがって、
一連の連続形成工程による所要経費よりもさらに少なく
とも1/3程度は十分に低廉化される。したがって、一
連の連続形成工程による各装置の台数が、例えば第1工
程から第4工程まで1:1:1:1を有する回転循環工
程を用いてもよいが、矩形形状形式になる製造方式によ
れば前記台数が1:2:1:1台など、多重化形成装置
の台数を増やすことによりさらに多量生産と作業性が良
好となる。
【0012】さらには、直線的製造方式の機構を採用す
れば、大量生産方式が可能にして人件費が大幅に節減さ
れ、さらには第4工程の後工程に、多重ポリ袋に他の材
料を付加することが連続的に可能である。この材料とは
容器や暖冷物質を付加して一定形状を有し、形が崩れな
いもの、その容器等の中に温度を一定に保つ材料の封
入、さらには最外側にさらに袋を付加して寒剤を保持し
たフレキシブルな一体化した多重ポリ袋の形成が可能と
なる新しい連続形成装置であり、新しい多重ポリ袋とし
て形成される。
【0013】ここで上記発明に係る装置の詳細について
説明する。まず、第1工程のロール状チューブフィルム
シートの繰り出し・加熱溶着装置は、このロール状に巻
かれているチューブフィルムシート、いわゆる「原反」
(チューブフィルムシートや織布の巻かれたものを一般
に原反と呼称されている。このポリ袋となるチューブフ
ィルムシートの長さは2,000m 単位とされ、巾は
各種あるが、一般に使用されるものとして約30cm,
40cm,60cmなど各種の寸法があり、厚さは10
ミクロンや20ミクロンが多い)の中心をロール状シャ
フトによって支え、この部分を回転してチューブフィル
ムシートを繰り出し、袋の底部となる部分をシールする
ためにシール部に誘導し、このシール部でチューブフィ
ルムを加熱溶着によって袋の底部を形成する。すなわち
(1)加熱操作はローラーによって行なう。すなわち上下
ローラーの間に、繰り出したフィルムシートを通過させ
る間に、所定の長さに決められたシートの長さに応じ
て、ローラーの中に付帯している加熱溶着用にヒーター
によってシールする。
【0014】(2) このヒーター温度はフィルム材質の種
類によって変化させて恒温度に設定されるが、一般的に
フィルム材質はポリプロピレン、ポリエチレンあるいは
ポリ塩化ビニールなどが多い。このため設定温度はフィ
ルム材質のガラス転移温度を基準に設定される。一般的
には60〜80℃付近に設定する。 (3) 加熱装置は、ローラーの両端において通電と温度調
節装置を有し、長さはローラーの全長と同じ長さであ
り、巾1〜2mm、厚さ0.3〜0.5mmの金属バン
ド、一般には銀製又は銅製の細いバンド中に0.3〜
0.5mmの孔が一列に0.3〜0.5mm間隔で並列
に並んだ形状を有し、このような孔開き金属バンドヒー
ターとなっている加熱体を回転ローラーの中に付帯して
いるもので、ローラーが1回転する毎にシートの所定の
長さの個所に1〜2mm程度の巾のもので加熱溶着によ
って袋の底部が形成されるよう完全にシールされる方式
である。しかもこの金属の全面は十数μ程度の厚さで有
機高分子膜によって被覆されており、かつ1回のシール
時間は約1秒以内で行われるためにローラーの回転速度
が決められる。このような操作が行われれば、この工法
によってフィルム素材は開孔した金属バンドによる加熱
溶着によるために収縮がほとんど認められない。またロ
ーラーの大きさはローラーの回転速度と直径の関係によ
って可変は自由である。このようなローラー形式の加熱
方法は溶着位置がきわめて正確であり、フィルムの収縮
が防止される新しい装置である。なおシールされたフィ
ルムシートは、その上面に美しい絵や文字をシルクスク
リーン中を通るか又はスタンパーによって印刷・印字さ
れて第2工程の多重形成工程に移動させることも可能で
ある。この際のシルクスクリーン中の通過速度は、フィ
ルムシートの印刷面積に関係し同調矯正ローラーと同調
長さ矯正装置を付加して速度が自由に調整できる。
【0015】ついでシールされたシートは、ローラーに
よって第2工程の多重ポリ袋の連続形成工程に移る。こ
こではカット部、開口部及び重ね型部によるポリ袋の多
重形成工程である。したがってこの第2工程に係る多重
形成装置を説明する。 (1)先ずシールされたシートはローラーにより搬送され
てカット部に入り、シールされた個所から約10mm後
方のところをカットする。この位置ぎめはシートを搬送
してカット部に入る位置で同調矯正ローラーからのシグ
ナルによって、カット部の同調長さ切断装置のところで
シール位置から後方の約10mmのところをカットして
チューブフィルムの単体(袋)をつくる。このカットと
同時に開口部は静電防止の処置により帯電防止帯を経て
真空吸引装置によりフィルムシートの両側から開口し、
この開口部分にアームに付帯している開口爪が下方から
入ってチューブフィルムを1〜2mm程度左右に拡げ、
この状態を保持しながらアームが下降して、重ね型の最
下部位置でこの開かれたチューブフィルムを重ね型に挿
入する。
【0016】しかる後に開口しを保持したアームはさら
に1〜2cm下降してチューブフィルムから爪を抜き、
同時にこの爪は直ちに左右に拡がりながら上昇を開始
し、次のチューブフィルムの開口部に入る前に再び閉じ
て爪を開口部に挿入する。この際の多重に重ねることに
よって起こる袋の底部のシワの発生は、チューブフィル
ムをあらかじめ拡げて重ねるためにほとんど認められな
い。このような作動を繰り返し行うことによって所定枚
数のチューブフィルムを1枚あたり約2秒/長さ30c
m単体、の速度で重ね型に挿入して終わる。例えば重ね
速度は長さ30cm単体として約2秒以内/1枚、長さ
100cm単体として約4秒以内/1枚程度の重ね速度
となる。この挿入時の空重ね現象(開口爪がチューブフ
ィルムをとらえなくて、チューブフィルムをとらえるこ
となく開口爪のみが下降して重ねようとする現象)の発
生を防止するためには、チューブフィルムを掴えている
か否かを検出するセンサーを設置してこの現象を防止す
る必要がある。重ね型のみの単独の手動式多重形成装置
を試作し実験した結果、形状約巾30cm×長さ40c
m、厚さ20ミクロンのチューブフィルム10枚1セッ
トの重ね実験で、10万組を2回繰り返した場合に欠損
率約1%以内に収まる。
【0017】この工程の中で、(2)チューブフィルムを
重ね型に幾重にも重ねる場合には一般に袋の底部となる
ところ、即ち重ね型の上部の両側にシワが生じる。これ
を防止するために、重ね型の上部を凹形状とし、さらに
この上部の両端を半月回形とする。この時の凹凸型のく
ぼみの寸法は、重ね型の横巾に対し約1/2〜4/5の
巾とした重ね型の凹部を形成させる。また両端の半月状
の曲率半径は、重ね型横巾に対し約0.05〜0.2%
とする。即ち凹部長さは横巾に対し約1/2以下でも4
/5以上でもチューブフィルムを多数枚重ねることによ
りチューブフィルムの両端にシワを発生する。上記の相
互関係範囲においてはじめてシワの発生が認められな
い。 (3)フィルムシートはローラーで搬送されるために動的
摩擦によって静電気を帯電する場合もあり、特に作業場
内の湿度が低い場合には摩擦との相乗効果が現れる。従
って帯電を予防しかつ防止するために、ローラーの材質
が金属の場合、設置(アース)による放電を第1とし、
帯電防止剤の塗布を第2として静電気対策を行う。一方
ローラーの材質がプラスチックの場合には帯電防止塗料
による帯電防止を行う。これら帯電防止の位置は開口部
のところの対処で十分であるが予防的に最終ローラーに
も対策を講じればよい。この静電電圧減衰特性は一般に
(±)5KVで約0.06秒程度である。 (4)また前述のように、チューブフィルムの搬送がロー
ラーであるため、単体のチューブフィルムの内部がやや
真空状態を呈するのである、開口部の位置に吸引装置を
設置し、予め開口して直ちに開口爪の挿入を容易かつ拡
げる動作が円滑に行われる機構をフィルムの両側に設置
し、フィルムを外側に吸引しながら開口する。この吸引
装置にはエアコンプレッサーなどが選ばれる。第2工程
で所定枚数の重ね合わせが終了すれば、重ね型は移動し
て次のシール・ミシン目加熱溶着工程のステーションに
固定される。
【0018】この第3工程におけるシール・ミシン目加
熱溶着工程でシールとミシン目加工が同時に加熱溶着に
よって行われる。(1)この際のシールは、所定枚数が重
ねられたフィルムの外側を重ね型の最下部のところに位
置している多重フィルムの開口縁から内側15mm前後
の個所を1mm前後の巾シールが行われる。またミシン
目加工は、このシール位置から内側の約10mm離れた
個所に櫛目を有する加熱装置によって加熱溶着される。
すなわち、(2)このシール加工方法は、加熱による方法
であり、シール加工装置は1mm前後の巾を有する長さ
はチューブフィルムより若干長く、巾1〜2mm、厚さ
0.3〜0.5mmの金属バンド中に0.3〜0.5m
mの孔がバンドに沿って並列しており、この金属は一般
に銀及び銅である。この金属は通電により加熱し、この
金属バンドによって重ね型に多数枚重ねられているチュ
ーブフィルムを両側から熱圧着する機構である。長さは
チューブフィルムより若干長い寸法となる。(3)ミシン
目加工は櫛目型金属によって両側から挟む形式で、金属
は銀又は銅によって、この部分を60〜80℃の間で恒
温加熱によってフィルムを溶融して所定枚数が重ねられ
たフィルムを櫛目の先端部分のみ溶着する方法である。
(4)これらのシール及びミシン目加工の金属表面はいず
れも十数ミクロン程度のテフロン加工を行って使用す
る。この方法によって1枚あての場合は別として多数枚
重ねられたチューブフィルムの溶着の際には、金属表面
が直接接触しないために、溶融したチューブフィルムの
材料、一般にプラスチックが溶着せずに円滑にシールと
ミシン目加工が行われる。このように一般に加熱温度は
市販のポリプロピレン、ポリエチレンやポリ塩化ビニー
ルのチューブフィルムなれば通常60〜80℃にして約
2秒以内で、接着は可能となる。以上の手法を用うれ
ば、溶着用金属バーに開孔を有することによってシール
部分には溶着による縮み現象は見とめられず、その欠陥
を指摘されるまでにはなっていない。
【0019】なおシール加工とミシン目加工を2回に行
う方法もある。この場合にはシール加工を終えた重ね型
はそのまま次のミシン目加工のステーションに移動して
ミシン目加工を行う方法であり、加工方法は前述と同じ
方法と機構をそれぞれ単独に操作すれば十分である。こ
のようなシール加工とミシン目加工を分けて行う目的
は、重ね型ステーションにおけるフィルム単体を重ねる
ための操作時間が、シール・ミシン目加熱溶着加工の時
間よりも長いため、この工程での待機時間が長い。また
シール加工とミシン目加工を分離して行えば、加熱溶着
加工工具の機構が簡素化される利点である。一方、反対
にステーションを一つ増やす必要が生じる欠点も派生す
る。したがって、これらのいずれかの方法を選択するに
は多重ポリ袋の生産量によって決定される。多重ポリ袋
の生産量を多量にする場合には多重形成装置を増やせば
シール・ミシン目工程はひとつのステーションとなり、
少量生産の場合にはシール加工とミシン目加工を区分し
て二つのステーションによって行う工程を採用すること
ができる。シール・ミシン目加熱溶着工程が終了すれ
ば、重ね型は第4工程の、取り出し工程のステーション
に移動する。第4工程の多重形成取り出し装置は、多重
化されたポリ袋の底部個所、すなわち重ね型の上部個所
を掴んで多重ポリ袋を工程外へ出すための作動を行うも
のである。この構造は重ね型の上部が、多重化されたポ
リ袋を掴み易いように、型の上部中央が凹状に加工され
ており、この部分を取り出し装置のアームが掴むように
機能する機構を有している。この重ね型の凹状の寸法
は、重ね型の横巾に対し約1/2〜4/5の巾とし、重
ね型の両端の半月状の曲率半径は重ね型横巾に対して約
0.05〜0.2%であることは先に明示したとおりで
ある。以上でポリ袋の連続多重化形成装置の作動は一巡
して、多重化は終了する。
【0020】このような動作を連続して行うポリ袋の連
続多重形成装置を駆動するために、回転方式又はレール
方式による重ね型部分を断続的に移動する機構が必要で
ある。第1に、回転移動方式は回転駆動により、重ね型
を多重形成部分からシール・ミシン目加熱溶着部分へ、
次いで取り出し部分へと移動した後、重ね型の点検・補
修のためアイドル部分へと4つのステーションを有する
ことが望ましい。この方法は一般にターンテーブル上で
構成され、各工程における装置は1台が作動するため、
多重ポリ袋の個数は原則的に多重形成装置における製造
時間に規定される。一方長方形式による作動方式によれ
ば、ステーシヨンの数は十分に増加可能となる。前者は
どちらかといえば少量生産方式にして、後者は大量生産
向きである。この方式では各装置と工程の組み合わせに
より、いろいろな連続多重化形成方法が可能となる。
【0021】次に本発明のポリ袋の連続多重化形成装置
を図1〜図10によって説明する。図1はターンテーブ
ルによる多重ポリ袋の製造工程の概念図である。図中の
番号1はロール状チューブフィルムシートを繰り出した
後、袋の底部を形成させるために加熱溶着によりシール
を行う部分である。次いで2はシートのシール後、一定
の長さに切断してフィルムを単体の袋として重ね型に装
着する部分であり、さらに3は所定枚数が重ね型に装着
された後、シールとミシン目を加熱溶着により加工され
る部分である。そして、4はこの加熱溶着によって加工
され多重化されたポリ袋は、掴んで工程外に取り出せば
多重ポリ袋形成の連続加工工程は終わる。袋が取り出さ
れた後重ね型は5に移り、ここで重ね型の点検が行われ
た後再び2に移動する。この全工程の時間は例えば、一
般の多重ポリ袋として巾40×長さ30cmの場合10
枚重ねとして20秒間を要するので、この間にターンテ
ーブルは各工程の所要時間で個別に回転移動するように
設計されている。例えば2の部分で20秒、3の部分で
2秒、4の部分で1秒にプログラミングを行なえば、3
から4を通って5に移動する時間は早くとも3秒前後と
なり、5の部分で重ね型は待機し、この間に清掃や入れ
替えなどを行なった後2に移動するよう走向のプログラ
ムが自動的に組み込まれる一連のシステムである。
【0022】図2は「多量生産」システムの例示であ
る。図中の番号1はロール状チューブフィルムを繰り出
した後一定の長さのところでシールし、再びロール状に
巻き取り、シールしたロール状チューブフィルムを多数
個作り出して巻き取りロールに懸架する。これを繰り出
して、2の多重形成装置によりポリ袋を多重化するシス
テムは図1と全く同様である。ただ2の多重形成工程が
多重ポリ袋を生産する場合の速度を左右するため、この
部分を多く設備して一連の工程の流れを作る例として掲
げたものである。多重の加工は4でおわり、5でこの工
程外に取り出すまでの番号と装置名及び作用は図1のと
おりである。但し3において多重ポリ袋の一体化のため
にシールのみを行い、4でミシン目加熱溶着加工を行う
工程も可能であるため、その装置を(カッコ)内に記述
した。番号6は主に重ね型を2にリターンする工程であ
り、重ね型が次々と待機している状態を示したものであ
る。次に、図3はロール状チューブフィルムを多重化し
たポリ袋の製造順序と各装置の機能概要をポンチ画して
掲示した図である。次に図4は、ロール状チューブフィ
ルムシートを繰り出し、シール加熱溶着装置及び多重形
成装置とその概要を掲示した。この図中、Aはロール状
チューブフィルムシートを懸架してチューブフィルムシ
ートを繰り出し、Bは袋の底部をつくるための孔開き金
属バンドの加熱体によるシールとその位置及び加熱体の
構造、Cはシール位置近くをカットする部分、Dは静電
除去と真空吸引によって開口し、開口爪による開口部
分、Eは重ね型との位置関係を図示したものである。
【0023】図5は多重形成装置の概要図である。図中
Aはチューブフィルムシートの切断部分、Bは静電除去
部分、Cはチューブフィルム単体を吸着して開口する部
分、Dは爪を挿入してチューブフィルム単体を開く部
分、Eはチューブフィルム単体を多重化する状況、Fは
重ね型、Gはチューブフィルム単体から爪部分をアーム
でさらに若干下降して離脱する部分である。図6は、シ
ール・ミシン目加熱溶着装置の概要を示す。図中Aはシ
ール加工部分を示し、Bはミシン目加工部分を、Cは孔
開き金属加熱体を示す。A,B,Cはいずれも重ね型の
両側面から加熱加工によって、シールとミシン目加工を
同時に操作することを示している。またDはシール加熱
体へのテフロンコーティングを例示している。櫛目加熱
体によるミシン目加工の場合も同様である。なおEは重
ね型を示す。図7は多重形成ポリ袋の取り出し装置の概
要図である。図中のAは、多重ポリ袋を重ね型から取り
出すための掴み手部分を示す。Bは重ね型の中央が凹と
なっていることを示しており、この部分を掴めば一体化
している多重ポリ袋が容易に掴め、装置の上まで持ち上
げて、Cの取り出し部分で掴み手から離せば落下して下
方に集積される。このようにして多重化されて一体とな
ったポリ袋が、ポリ袋の連続多重化装置で高速のもとに
作られる。
【0024】
【実施例】本発明によるポリ袋の連続多重化形成装置を
使用して形成されるポリ袋を一体化するための具体的実
施例を図1から図10の全体を通して説明する。 実施例1:巾40cm、長さ2,000m厚さ20ミク
ロンのロール状チューブフィルムシートを繰り出し・シ
ール加熱溶着装置によって、袋の底部となる部分を開口
部から約30cmのところをシールした。この時シール
位置は30cm±1mmの範囲におさまり、シールまで
の時間は約1秒で完結した。引き続き多重形成装置を用
いてチューブフィルムは多重化を形成させた。この時、
カットからフィルムシート10枚の多重化時間は約20
秒で終了した。この間、空重ね現象及び重ね型上部、す
なわち多重ポリ袋の底部となるところでのシワは肉眼的
には散見されなかった。 次に重ね型の移動及び固定
は約1秒で終了した。引き続いてシール・ミシン目加熱
溶着加工は約0.8秒で終了した。次いで重ね型の移動
及び固定は約1秒を要し、引き続いて一体化したポリ袋
は取り出し装置の掴み手によって工程外へ取り出した。
この経過時間は約0.5秒で行われた。この結果ロール
状チューブフィルムの繰り出しからポリ袋の形成、取り
出しまでの全時間は約24.3秒であり少なくとも25
秒以内で巾40cm長さ30cm厚さ20ミクロン、1
0枚1セットの多重化ポリ袋を取り出すことが可能とな
った。
【0025】実施例2:巾40cm長さ2,000m厚
さ20ミクロンのロール状チューブフィルムシートを繰
り出し・シール装置によって繰り出した後袋の底部とな
る部分を開口部から約50cmのところにシールした。
この時シール位置は50cm±1mm範囲に収まり、シ
ールまでの時間は約1秒で完結した。引き続き多重化形
成装置を用いてチューブフィルムの多重化を形成させ
た。この時、カットからフィルムシート10枚の多重時
間は約25秒で終了した。この間、空重ね現象及び多重
化されたポリ袋の底部のシワは肉眼的に散見されなかっ
た。次に重ね型の移動及び固定は約1秒で終了し、引き
続いてシール・ミシン目加熱溶着加工は約0.8秒で完
成した。次いで重ね型の移動及び固定は約1秒を要し、
引き続いて一体化したポリ袋は取り出し装置の掴み手に
よって工程外へ取り出した。この経過時間は約0.5秒
で行われた。この結果ロール状チューブフィルムシート
の繰り出しからポリ袋の形成、取り出しまで全時間は約
28.3秒であり少なくとも29秒以内で巾40cm長
さ50cm厚さ20ミクロン、10枚1セットの多重ポ
リ袋を取り出すことが可能となった。
【0026】本発明例によって、以下の(1)〜(4)
の課題がすべて解決される。多重ポリ袋の製造に当たっ
ては、シール機、重ね型機及びシール・ミシン目機の3
種類の個別装置をもって3人1組で試作を実施してい
た。その結果、製造量は400組(1組10枚)/8時
間/日であった。しかし本発明装置の開発によって、1
人で1,400組/8時間/日となり約10倍化を達成
した。単価については、従来は1セット、例えば巾40
cm×長さ30cm、厚さ20ミクロンの袋10枚を1
セットした多重ポリ袋が、前述の個別機械で製造する場
合150円であったが、本発明装置によれば当面50円
以下で供給可能となる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、多重ポリ袋が自動的に
連続して製造することができ、製造期間も大いに短縮し
て大量に生産できる。その結果、製造コストも大幅に低
減することができた。製造された多重ポリ袋は、同一形
状のポリチューブフィルムが所定枚数、入れ子状に挿入
されて多重化され、一体化されているため、多重ポリ袋
の内側から1枚あて開口の必要もなく自由に取り出すこ
とが出来る利便性と機能性を有する。そして、その使用
前は小さく丸めるか畳むことが可能な軽量な容器とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリ袋の連続多重形成工程の概念図(1)
【図2】ポリ袋の連続多重形成工程の概念図(2)
【図3】多重化されたポリ袋の製造順序と各装置の機能
概要図
【図4】ロール状チューブフィルムシートの繰り出し・
シール、さらに多重形成に至るまでの工程と装置の概要
【図5】多重形成装置の概要図
【図6】シール・ミシン目加熱溶着装置の概要図
【図7】多重形成ポリ袋の取り出し装置の概要図
【図8】説明図
【図9】説明図
【図10】説明図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状ポリチューブフィルムシートを
    ポリ袋体を形成する一定寸法位置でポリ袋体の底部をつ
    くるために帯状に加熱溶着してシールし、さらにこのシ
    ール位置隣部を平行的にカットしてポリ袋体開口部を形
    成し、得られたポリ袋体を次いで矩形の厚板状ポリ袋体
    重ね型に被包し、この被包を重ねて繰り返して、ポリ袋
    体の多数枚を重ね合わせた後、同多重袋の開口部近傍個
    所を加熱溶着シールし、また該シール部から底部方向へ
    若干離れたところに溶着によるミシン目を入れて多数枚
    のポリ袋体を一体化することを特徴とする多重ポリ袋の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリチューブフィルムシートのロールか
    らシートを繰出し、ポリ袋体の底部をつくるために帯状
    に数秒間加熱して溶着シールすることを特徴とする請求
    項1記載の多重ポリ袋の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリチューブフィルムシートのロールか
    らシートを繰出し、ポリ袋の底部をつくるために帯状に
    加熱溶着してシールし、さらにこのシール位置隣部を平
    行的にカットしてポリ袋体開口部を形成し、次いで前記
    ポリ袋体を両面側からの減圧吸引により拡開開口した
    後、同開口部へ左右両側下方から引張用爪を挿入し、拡
    張して、開口部を広げ、次いで該開口部に対して厚板状
    ポリ袋体重ね型を挿入し、以上の操作を重ねて繰り返し
    て、多数枚のポリ袋体を一体化することを特徴とする多
    重ポリ袋の製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリ袋体を両面側からの減圧吸引により
    拡開開口する前に、静電気除去処理を行なうことを特徴
    とする請求項3記載の多重ポリ袋の製造方法。
  5. 【請求項5】 ロール状ポリチューブフィルムシートに
    対して、ポリ袋体の底部を形成するために一定間隔で帯
    状に加熱溶着してシールする加熱溶着シール装置と、こ
    のシール位置隣部を平行にカットしてポリ袋体開口部を
    形成するためのカッティング装置、得られたポリ袋体を
    入れ子状に多重化するための、矩形の厚板状ポリ袋体重
    ね型、同多重袋の開口部近傍個所を加熱溶着するための
    加熱溶着装置、該加熱溶着部から底部方向へ若干離れた
    ところに溶着によるミシン目を入れるためのミシン目形
    成装置とを備えてなることを特徴とする多重ポリ袋の製
    造装置。
  6. 【請求項6】 ロール状ポリチューブフィルムシートに
    対して、ポリ袋体の底部をつくるために一定間隔で帯状
    に加熱溶着してシールする加熱溶着シール装置と、この
    シール位置隣部を平行にカットしてポリ袋体開口部を形
    成するためのカッティング装置、ポリ袋体を両面側から
    の減圧吸引により拡開開口する拡開開口装置、同拡開開
    口したポリ袋体の開口部へ左右両側下方から引張用爪を
    挿入し拡張し、拡張開口されたポリ袋体を矩形の厚板状
    ポリ袋体重ね型に被包するポリ袋多重化装置、厚板状ポ
    リ袋体重ね型上の多重袋の開口部近傍個所を加熱溶着す
    るための加熱溶着装置、該多重袋体の加熱溶着部から底
    部方向へ若干離れたところに溶着によるミシン目を入れ
    るためのミシン目形成装置とを備えてなることを特徴と
    する多重ポリ袋の製造装置。
  7. 【請求項7】 カッティング装置と拡開開口装置との間
    に、静電気除去処理装置を設けてなることを特徴とする
    請求項6記載の多重ポリ袋の製造装置。
  8. 【請求項8】 加熱溶着シール装置、カッティング装
    置、拡開開口装置、ポリ袋多重化装置、シール・ミシン
    目加熱溶着装置及び多重形成ポリ袋取り出し装置が、下
    盤の回転台又は移動式レール上に固定されており、各部
    位での作業工程が終了すると直ちに重ね型は回転又は移
    動式レールによって次の位置に移動し、固定する作業動
    作を断続的に繰り返して行われるようになしたことを特
    徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の多重ポリ
    袋の製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4840989A (en) * 1987-01-20 1989-06-20 Bayer Aktiengesellschaft Copolymer made from n-vinylamides and perfluoroalkyl group-containing, ethylenically unsaturated compounds, a process for their preparation, and their use
CN109397836A (zh) * 2018-10-25 2019-03-01 上海通领汽车科技股份有限公司 膜片融合装置
CN109896103A (zh) * 2017-12-11 2019-06-18 中国科学院沈阳自动化研究所 一种多层物料包装袋自动包装线

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CN109397836A (zh) * 2018-10-25 2019-03-01 上海通领汽车科技股份有限公司 膜片融合装置
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