JPH069173Y2 - 釘止用建材の釘孔構造 - Google Patents
釘止用建材の釘孔構造Info
- Publication number
- JPH069173Y2 JPH069173Y2 JP10461287U JP10461287U JPH069173Y2 JP H069173 Y2 JPH069173 Y2 JP H069173Y2 JP 10461287 U JP10461287 U JP 10461287U JP 10461287 U JP10461287 U JP 10461287U JP H069173 Y2 JPH069173 Y2 JP H069173Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nail
- nail hole
- hole structure
- nailing
- elastic body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
- Dowels (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は釘止用建材の釘孔構造に関し、詳しくは主と
して無機質建材等予め釘孔の設けられている建材の釘孔
構造に関する。
して無機質建材等予め釘孔の設けられている建材の釘孔
構造に関する。
従来、例えばスレート屋根瓦を葺き並べる場合、第5図
に示すようにルーフィングシートAを敷設した屋根野地
面B上にスレート瓦Cを葺き並べ、これを釘Dにより止
着していくことが行なわれていた。
に示すようにルーフィングシートAを敷設した屋根野地
面B上にスレート瓦Cを葺き並べ、これを釘Dにより止
着していくことが行なわれていた。
無機質壁板等を壁下地面に固定する場合もほぼ同様の手
段によっている。
段によっている。
しかしながら、上記手段で建材を固定した場合、例えル
ーフィングシートなどの防水シートを下地面上に敷設し
ていても釘打ち込み時の衝撃により防水シートの釘打ち
込み箇所周辺がわずかではあるが、傷付き、強風雨時の
雨水の直接的吹込や、内外温度差により建材裏面に結露
して湿潤した場合、上記傷付き箇所を通じて防水シート
裏面へと湿気が回り込み、これに起因して下地面が湿潤
し、発黴したり、長期にわたる場合は腐蝕の原因となる
ことが有ると言った問題が有った。
ーフィングシートなどの防水シートを下地面上に敷設し
ていても釘打ち込み時の衝撃により防水シートの釘打ち
込み箇所周辺がわずかではあるが、傷付き、強風雨時の
雨水の直接的吹込や、内外温度差により建材裏面に結露
して湿潤した場合、上記傷付き箇所を通じて防水シート
裏面へと湿気が回り込み、これに起因して下地面が湿潤
し、発黴したり、長期にわたる場合は腐蝕の原因となる
ことが有ると言った問題が有った。
もっとも、かかる問題を解消するには、防水シートとし
て弾力性に富むゴムシートを用いたり、あるいは下地面
に大量のシール材を塗布するなどが考えられるが、非常
に高価となりすぎ実用的でないと言った問題が有った。
て弾力性に富むゴムシートを用いたり、あるいは下地面
に大量のシール材を塗布するなどが考えられるが、非常
に高価となりすぎ実用的でないと言った問題が有った。
この考案は上記問題に鑑み、従来と全く同様な資材を用
いるにもかかわらず、釘打込みに起因する漏水を確実
に、かつ、安価に防止できる釘止用建材の釘孔構造を提
供することを目的としてなされたものである。
いるにもかかわらず、釘打込みに起因する漏水を確実
に、かつ、安価に防止できる釘止用建材の釘孔構造を提
供することを目的としてなされたものである。
即ち、この考案の釘止用建材の釘孔構造は予め形成され
た釘孔内に、下部がスカート状に拡径し、かつ、中心部
に釘軸径よりやや小径の中心孔が穿設された弾性体が嵌
合されて成ることを特徴とするものである。
た釘孔内に、下部がスカート状に拡径し、かつ、中心部
に釘軸径よりやや小径の中心孔が穿設された弾性体が嵌
合されて成ることを特徴とするものである。
次にこの考案を実施例により説明する。
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図,第3図は
実施例の使用状態を示す断面図である。
実施例の使用状態を示す断面図である。
この考案の釘止用建材の釘孔構造(以下単に「釘孔構
造」と言う)は、無機質建材1例えばスレート屋根瓦、
無機質壁板などで予め形成された釘孔2内に、下部3A
がスカート状に拡径し、かつ、中心部に釘4の軸径dよ
りやや小径d′の中心孔5が穿設されたゴム又は合成樹
脂製の弾性体3が嵌合されて構成されている。
造」と言う)は、無機質建材1例えばスレート屋根瓦、
無機質壁板などで予め形成された釘孔2内に、下部3A
がスカート状に拡径し、かつ、中心部に釘4の軸径dよ
りやや小径d′の中心孔5が穿設されたゴム又は合成樹
脂製の弾性体3が嵌合されて構成されている。
なお、上記弾性体3は工場生産時に予め嵌合しておいて
も良いし、施工現場において用意しておいた弾性体3を
建材1の釘孔2に嵌入しても良い。
も良いし、施工現場において用意しておいた弾性体3を
建材1の釘孔2に嵌入しても良い。
上記実施例において、弾性体3の形状を短筒体の下端を
スカート状に拡径したものを示したが、これに限らず第
4図(イ)に示すように三角錐状、あるいは第4図
(ロ)に示すようにラッパ管状としても良い。
スカート状に拡径したものを示したが、これに限らず第
4図(イ)に示すように三角錐状、あるいは第4図
(ロ)に示すようにラッパ管状としても良い。
なお、ラッパ管状とした場合、第4図(ハ)に示すよう
に下部拡径部3Aをそり返させた状態にして釘孔2に嵌
入しても良い。
に下部拡径部3Aをそり返させた状態にして釘孔2に嵌
入しても良い。
この場合、弾性体3は建材1表面側より挿入可能とな
る。
る。
この考案は釘孔構造を有する建材1を釘打固定する場
合、第2図に示すように建材1表面より弾性体3の中心
孔5に向け釘4を打込む。
合、第2図に示すように建材1表面より弾性体3の中心
孔5に向け釘4を打込む。
弾性体3の中心孔5の孔径d′は釘4の軸径より小とさ
れているため、下地材6に対する釘4打込みに伴って弾
性体3は第2図に示すように釘4と共に下地材6方向へ
抜け出ていき、防水シート7上へ当接する。
れているため、下地材6に対する釘4打込みに伴って弾
性体3は第2図に示すように釘4と共に下地材6方向へ
抜け出ていき、防水シート7上へ当接する。
さらに釘4を打込めば弾性体3は釘4の軸との摩擦力に
よって強く防水シート7上へ圧着され、周辺の破損箇所
(図示せず)を下部のスカート状拡径部3Aで覆うと同
時に圧縮する。
よって強く防水シート7上へ圧着され、周辺の破損箇所
(図示せず)を下部のスカート状拡径部3Aで覆うと同
時に圧縮する。
従って、釘打込みによって周辺に破損箇所が生じても弾
性体3によりこれらが覆われ、漏水が防止されるのであ
る。
性体3によりこれらが覆われ、漏水が防止されるのであ
る。
この考案は以上説明したように、釘孔内に弾性体を嵌め
込んでおき、これを釘と共に打ち込むだけで、防水シー
ト周辺の破損箇所を覆って確実な防水が達成出来、特殊
な防水構造を採用することなく、簡単に防水が達成出来
るのである。
込んでおき、これを釘と共に打ち込むだけで、防水シー
ト周辺の破損箇所を覆って確実な防水が達成出来、特殊
な防水構造を採用することなく、簡単に防水が達成出来
るのである。
また、弾性体自身も安価に製造出来るので、実施も容易
であるなど種々の実用的効果を有する。
であるなど種々の実用的効果を有する。
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図,第3図は
実施例の使用状態を示す断面図、第4図(イ),(ロ)
及び(ハ)は他の実施例の断面図第5図は従来例の断面
図である。
実施例の使用状態を示す断面図、第4図(イ),(ロ)
及び(ハ)は他の実施例の断面図第5図は従来例の断面
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】予め形成された釘孔内に、下部がスカート
状に拡径し、かつ、中心部に釘軸径よりやや小径の中心
孔が穿設された弾性体が嵌合されて成ることを特徴とす
る釘止用建材の釘孔構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10461287U JPH069173Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 釘止用建材の釘孔構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10461287U JPH069173Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 釘止用建材の釘孔構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6410124U JPS6410124U (ja) | 1989-01-19 |
JPH069173Y2 true JPH069173Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31336487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10461287U Expired - Lifetime JPH069173Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 釘止用建材の釘孔構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069173Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-07 JP JP10461287U patent/JPH069173Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6410124U (ja) | 1989-01-19 |
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