JPH0691145B2 - 半導体ウエハの選別方法 - Google Patents

半導体ウエハの選別方法

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JPH0691145B2
JPH0691145B2 JP13111986A JP13111986A JPH0691145B2 JP H0691145 B2 JPH0691145 B2 JP H0691145B2 JP 13111986 A JP13111986 A JP 13111986A JP 13111986 A JP13111986 A JP 13111986A JP H0691145 B2 JPH0691145 B2 JP H0691145B2
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久典 沖
康幸 肥後
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体ウエハの選別方法に係り、半導体装置
の製造工程中の埋込拡散工程における半導体ウエハの選
別に関するものである。
(従来の技術) 半導体装置の製造方法において、特に、P型半導体基板
上にN+型埋込層を形成する場合、その後の熱処理工程が
多いために不純物としては拡散定数の小さいアンチモン
又はヒ素の化合物及び塩化物によってP型半導体基板上
にN+型埋込層を選択的に形成した後、前記P型半導体基
板上及びN+型埋込層上にN型のエピタキシャル層を形成
し、このN型のエピタキシャル層中にアイソレーション
層、ベース層及びエミッタ層を拡散により形成する。
しかしながら、拡散工程により素子を形成し、電極を形
成した後、その特性を検査してみると、第2図に示され
るように、良品の半導体素子の場合は、波形aとして示
されるように、コレクタ層とP型半導体基板間の耐圧が
高く、不良品の半導体素子の場合は、波形bとして示さ
れるように、コレクタ層とP型半導体基板間の耐圧が低
くなる。
このような特性を示すメカニズムを第3図及び第4図を
参照しながら説明する。
第3図(a)に示されるように、P形半導体基板1上の
熱酸化膜2を部分的にエッチングし、埋込拡散を行う部
分に窓があけられる。この場合、熱酸化膜2上に後に説
明する熱酸化膜の失透現象の核となる異物3が存在する
ものとする。
次に、第3図(b)に示されるように、アンチモン又は
ヒ素の埋め込み拡散を行い、P形半導体基板1に埋込拡
散層5を形成する。一方、異物3を核として、熱酸化膜
2には失透部分4が形成され、その失透部分の亀裂を通
してP形半導体基板1の指定外の領域にN+型拡散層6が
拡散される。
即ち、熱酸化膜上に何らかの異物がある場合、拡散温度
が適当であるとその異物を核として熱酸化膜が失透現象
を起こすことは良く知られており、その失透部分を通し
てアンチモン又はヒ素が拡散され、指定領域外にN+型不
純物が拡散される。
次に、第3図(c)に示されるように、酸化膜2を全面
除去する。
次に、第3図(d)に示されるように、P形半導体基板
1上にエピタキシャル成長を行い、エピタキシャル成長
層7を形成する。
この後、第3図(e)に示されるように、拡散によりア
イソレーション層8を形成する。すると、例えば、この
アイソレーション層拡散後、指定領域外のN+型拡散層6
とアイソレーション層8がぶつかる。この部分Aを拡大
すると第4図のようになる。この時、アンチモン又はヒ
素により形成される指定領域外の拡散層6の不純物濃度
はエピタキシャル層7の不純物濃度よりずっと高い。従
って、不良品の接合10の逆方向耐圧は良品の接合9の逆
方向耐圧より低下する。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、N+型埋込層形成時に指定領域外に不純物が拡
散されたか否かを検査する方法としてN+型埋込層形成前
に酸化膜を前面除去し、P+型半導体基板上の拡散の痕跡
(一般にローゼットと呼ぶ)を調べる方法がある。しか
し、この方法によって発見できるローゼットは失透現象
がひどく、酸化膜がP+型半導体基板上に焼きつけられた
状態のものだけが発見されるにすぎない。
P+型半導体基板をSirtl Etch(ジルトル・エッチ)等で
処理してみると、この方法でローゼットが認められた場
所以外にも指定領域以外の不純物拡散が発見される。こ
のことは失透現象があまりひどくない場合は、酸化膜が
P+型半導体基板に焼きつくようなところまで進まず、不
純物だけが失透現象を起こした部分の亀裂を通り抜け、
指定領域外に拡散されることを示している。このことか
ら全ての指定領域外の拡散を検出するにはP型半導体基
板を破壊検査するしかなかった。従って、アンチモン又
はヒ素の指定領域外拡散が発生し影響が出ているかどう
かは電極形成までの工程を経て特性検査をした後でなく
はては判定できなかった。よって、N+型埋込層形成段階
で既に不良になっている半導体基板に電極形成まで行う
ことになり、これに費やす費用が無駄になっていた。
本発明は、上記した問題点を除去し、N+型埋込層形成直
後に非破壊で、しかも的確に良品、不良品を選別可能な
半導体ウエハの選別方法を提供することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、半導体ウエハの選別方法において、P型半導
体基板上に酸化膜を結晶化させるような物質としてのア
ンチモン又はヒ素の化合物により、N+埋込層を選択的に
拡散により形成した時、その拡散直後にP型半導体基板
上の酸化膜を途中まで除去し、表れた酸化膜上の失透の
痕跡を検査することにより半導体ウエハの良、不良を判
定するようにしたものである。
(作用) 本発明によれば、半導体ウエハの選別方法において、P
型半導体基板上に酸化膜を結晶化させるような物質とし
てのアンチモン又はヒ素の化合物により、N+埋込層を選
択的に拡散により形成した時、その拡散直後にP型半導
体基板上の酸化膜を途中まで除去し、表れた酸化膜上の
失透の痕跡を検査することにより、半導体ウエハの良、
不良を判定するようにしたので、N+埋込層形成段階で不
良を判定できることになり、従来のように、不良品であ
る半導体ウエハの電極形成を行うなど、費用の浪費を無
くすことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本発明に係る半導体ウエハの選別方法の説明図
である。
まず、第1図(a)において、N+型埋込層を形成すべき
P-型半導体基板11の表面全体に熱酸化膜12を形成し、N+
型埋込層を形成する領域上の熱酸化膜12を選択的にエッ
チングし、P-型半導体ウエハ11の一部表面を露出させ
る。ここで、熱酸化膜12上には失透の核となる異物13が
存在するものとする。
次に、第1図(b)に示されるようにアンチモン又はヒ
素をその酸化物或いは塩化物を塗布法やガス拡散法等に
より指定領域に拡散させ、N+型埋込層14を形成する。一
方、異物13を核として、熱酸化膜12には失透部分が形成
され、その失透部分の亀裂を通してP形半導体基板11の
指定外の領域にN+型拡散層16が拡散される。
次に、その拡散終了後、第1図(c)に示されるよう
に、全てのウエハの熱酸化膜12の膜厚の約20から50%を
除去し、その表面を検査する。この場合、失透が発生し
た部分の熱酸化膜は変質し亀裂のようなものができてい
る。これは拡散後の酸化膜が除去されない表面ではほと
んど観察できない。しかし、この工程におけるように、
酸化膜を少し除去してやると、この失透部分の痕跡15を
はっきりと観察することができる。第5図は顕微鏡によ
る拡大平面図であり、この図から明らかなように、失透
部分の痕跡15がはっきりと観察される。この状態で観察
できる痕跡は、酸化膜全面除去後にはP-型半導体基板上
にはその痕跡が発見できないが、P-型半導体基板内には
指定領域外への拡散という形でN+型拡散物層が形成され
ている部分を全て含むことになる。
また、第6図に示されるように単位面積当たりの痕跡の
数と最終良品率には相関があり、痕跡の多いP型半導体
ウエハは不良品となる。そして、痕跡の殆どないP型半
導体ウエハは指定領域外へのN+型不純物の拡散の影響が
ないとみなし、その後の工程を進める。つまり、N+型埋
込層14が形成されたP-型半導体ウエハの残りの熱酸化膜
を全て除去した後、第1図(d)に示されるように、エ
ピタキシャル層17を形成する。その後、このエピタキシ
ャル層17の上面に熱酸化膜18を形成し、アイソレーショ
ン層を形成すべき領域上の熱酸化膜18を選択エッチング
し環状形にエピタキシャル層17の表面を露出させる。次
に、露出されたエピタキシャル層17の表面よりP型の不
純物を拡散し、第1図(e)に示されるように、アイソ
レーション層19を形成する。その後はアイソレーション
層19に囲まれたN型のエピタキシャル層内に所望の素子
を形成し、電極及び配線等を形成する。
本発明はアンチモン又はヒ素の酸化物或いは塩化物を拡
散し、埋込層を形成する半導体装置全般に応用できるも
のである。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明によれば、P型半
導体ウエハにN+埋込層を形成した後、酸化膜を途中まで
除去し、酸化膜の失透の痕跡を検査することにより、的
確に半導体ウエハの良品、不良品の選別を行うことがで
きる。
従って、従来のようにN+埋込層形成段階で既に不良にな
っている半導体ウエハを早期に選別し、不良品の場合は
その後の工程において費やされる浪費をなくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る半導体ウエハの選別方法の説明
図、第2図は半導体素子の耐圧特性図、第3図は従来の
半導体ウエハの問題点説明図、第4図はその半導体ウエ
ハの部分の拡大図、第5図は第1図における部分拡大平
面図、第6図は失透の痕跡数対良品率の特性を示す図で
ある。 11……P-型半導体基板、12……熱酸化膜、13……異物、
14……N+型埋込層、15……失透部分の痕跡、16……N+
拡散層(指定領域外)、17……エピタキシャル層、18…
…熱酸化膜、19……アイソレーション層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)酸化膜の結晶化が可能な物質からな
    る拡散源を用いてP型半導体ウエハにN型埋込層を形成
    する工程と、 (b)ドライブイン終了後の前記半導体ウエハの酸化膜
    の膜厚を一部除去する工程と、 (c)該酸化膜上に失透の形跡があるか否かを検査する
    工程とを設け、 (d)前記半導体ウエハの指定領域外に前記拡散源によ
    る拡散があるか否かを判定することを特徴とする半導体
    ウエハの選別方法。
  2. 【請求項2】前記(a)における物質としてアンチモン
    又はヒ素の酸化物を用いることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の半導体ウエハの選別方法。
  3. 【請求項3】前記(a)における物質としてアンチモン
    又はヒ素の塩化物を用いることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の半導体ウエハの選別方法。
JP13111986A 1986-06-07 1986-06-07 半導体ウエハの選別方法 Expired - Lifetime JPH0691145B2 (ja)

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