JPH0689779A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
- Publication number
- JPH0689779A JPH0689779A JP23787992A JP23787992A JPH0689779A JP H0689779 A JPH0689779 A JP H0689779A JP 23787992 A JP23787992 A JP 23787992A JP 23787992 A JP23787992 A JP 23787992A JP H0689779 A JPH0689779 A JP H0689779A
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- JP
- Japan
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- induction heating
- heated
- coils
- heating coils
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は被加熱物の表面の温度分布の偏りを
なくし、均一な温度分布を実現することを可能とした誘
導加熱調理器を提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも２つ以上の渦巻状に巻いた誘導加
熱コイル１１ａ，１１ｂを併設し、前記誘導加熱コイル
の外周部間の中心位置Ｃからの間隔ａと、誘導加熱コイ
ルの中心から外周部までの距離ｂとの比を0.5／７＜ａ
／ｂ＜２／７に設定したものである。
なくし、均一な温度分布を実現することを可能とした誘
導加熱調理器を提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも２つ以上の渦巻状に巻いた誘導加
熱コイル１１ａ，１１ｂを併設し、前記誘導加熱コイル
の外周部間の中心位置Ｃからの間隔ａと、誘導加熱コイ
ルの中心から外周部までの距離ｂとの比を0.5／７＜ａ
／ｂ＜２／７に設定したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも２つ以上の渦
巻状に巻いた誘導加熱コイルを利用した誘導加熱調理器
に関するものである。
巻状に巻いた誘導加熱コイルを利用した誘導加熱調理器
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、誘導加熱調理器は安全で、かつ効
率がよいと言う面において注目されている。以下、従来
の少なくとも２つ以上の誘導加熱コイルを用いた誘導加
熱調理器について説明する。
率がよいと言う面において注目されている。以下、従来
の少なくとも２つ以上の誘導加熱コイルを用いた誘導加
熱調理器について説明する。
【０００３】図３（Ａ）は従来の少なくとも２つの誘導
加熱コイルを用いた誘導加熱調理器の例を示すものであ
る。図において、１ａ、１ｂは渦巻状に巻いた誘導加熱
コイル、２は高周波電流源、３は調理鍋等の被加熱物、
４はセラミック等の材料よりなる調理器載置部、５は誘
導加熱調理器本体である。
加熱コイルを用いた誘導加熱調理器の例を示すものであ
る。図において、１ａ、１ｂは渦巻状に巻いた誘導加熱
コイル、２は高周波電流源、３は調理鍋等の被加熱物、
４はセラミック等の材料よりなる調理器載置部、５は誘
導加熱調理器本体である。
【０００４】そして、誘導加熱調理器本体５の内部に設
置された誘導加熱コイル１ａ、１ｂの間には、各々の誘
導加熱コイル１ａ、１ｂで被加熱物に対する加熱ができ
るように、適度な間隔が設けてある。
置された誘導加熱コイル１ａ、１ｂの間には、各々の誘
導加熱コイル１ａ、１ｂで被加熱物に対する加熱ができ
るように、適度な間隔が設けてある。
【０００５】以上のように構成された誘導加熱調理器
は、高周波電流源２からの電流を誘導加熱コイル１ａ、
１ｂに流すことにより、磁界が発生し、調理器載置部４
上の被加熱物３に渦電流を発生させて加熱する。
は、高周波電流源２からの電流を誘導加熱コイル１ａ、
１ｂに流すことにより、磁界が発生し、調理器載置部４
上の被加熱物３に渦電流を発生させて加熱する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、誘導加熱コイル１ａと誘導加熱コイル１ｂ
は、適当な間隔をあけて設置されているために、被加熱
物３を加熱する場合、誘導加熱コイル１ａ、１ｂ上を部
分的に集中的に加熱することになり、場所による温度差
が大きくなるという問題を有していた。
構成では、誘導加熱コイル１ａと誘導加熱コイル１ｂ
は、適当な間隔をあけて設置されているために、被加熱
物３を加熱する場合、誘導加熱コイル１ａ、１ｂ上を部
分的に集中的に加熱することになり、場所による温度差
が大きくなるという問題を有していた。
【０００７】第３図（Ｂ）に、誘導加熱コイル１ａと誘
導加熱コイル１ｂの間隔の中心位置からの距離を横軸
に、被加熱物３の表面温度、及び入力電力を縦軸にと
り、２つの誘導加熱コイルを用いた誘導加熱調理器によ
る被加熱物３の温度分布ｔ、及び入力電力分布ｗの特性
を示す。これよりあきらかなように、従来の誘導加熱調
理器により加熱された被加熱物３は、設定温度ｔ1と被
加熱物３の表面温度ｔ2との差が、測定場所によってか
なり異なる。そのため、被加熱物３上で調理する場合に
おいて、焦げたり生煮えになったりしていて、誘導加熱
調理器の特長が活かされないという問題を有していた。
導加熱コイル１ｂの間隔の中心位置からの距離を横軸
に、被加熱物３の表面温度、及び入力電力を縦軸にと
り、２つの誘導加熱コイルを用いた誘導加熱調理器によ
る被加熱物３の温度分布ｔ、及び入力電力分布ｗの特性
を示す。これよりあきらかなように、従来の誘導加熱調
理器により加熱された被加熱物３は、設定温度ｔ1と被
加熱物３の表面温度ｔ2との差が、測定場所によってか
なり異なる。そのため、被加熱物３上で調理する場合に
おいて、焦げたり生煮えになったりしていて、誘導加熱
調理器の特長が活かされないという問題を有していた。
【０００８】本発明は前記の問題点を解決するもので、
出力分布の偏りを少なくした誘導加熱調理器を提供する
ことを目的とする。
出力分布の偏りを少なくした誘導加熱調理器を提供する
ことを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の誘導加熱調理器
は、前記目的を達成するために、少なくとも２つ以上の
渦巻状に巻いた誘導加熱コイルを併設し、前記誘導加熱
コイルの外周部間の中心位置からの間隔ａと、誘導加熱
コイルの中心から外周部までの距離ｂとの比を0.5／７
＜ａ／ｂ＜２／７に設定したものである。
は、前記目的を達成するために、少なくとも２つ以上の
渦巻状に巻いた誘導加熱コイルを併設し、前記誘導加熱
コイルの外周部間の中心位置からの間隔ａと、誘導加熱
コイルの中心から外周部までの距離ｂとの比を0.5／７
＜ａ／ｂ＜２／７に設定したものである。
【００１０】
【作用】前記本発明の構成によって、誘導加熱コイル上
の被加熱物の表面温度が均一になり、被加熱物上で調理
を行う際、焦げや生煮えなどといった問題がなくなる。
の被加熱物の表面温度が均一になり、被加熱物上で調理
を行う際、焦げや生煮えなどといった問題がなくなる。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例について図１を参照し
ながら説明する。図において１１ａ、１１ｂは渦巻状に
巻いた誘導加熱コイルで、ほぼ同一形状をしており併設
されている。１２は高周波電流源、１３は調理鍋等の被
加熱物、１４はセラミック等の材料よりなる調理器載置
部、１５は誘導加熱調理器本体である。
ながら説明する。図において１１ａ、１１ｂは渦巻状に
巻いた誘導加熱コイルで、ほぼ同一形状をしており併設
されている。１２は高周波電流源、１３は調理鍋等の被
加熱物、１４はセラミック等の材料よりなる調理器載置
部、１５は誘導加熱調理器本体である。
【００１２】そして、誘導加熱調理器本体１５の内部に
設置された誘導加熱コイル１１ａ、１１ｂの間には、各
々の誘導加熱コイル１１ａ、１１ｂで被加熱物に対する
均一加熱ができるように一定の間隔が設定されている。
ここで、誘導加熱コイル１１ａの中心線Ａと、誘導加熱
コイル１１ｂの中心線Ｂが誘導加熱コイル間の間隔の中
心位置Ｃに対称位置になるように設定する。また中心位
置Ｃから誘導加熱コイル１１ａ、１１ｂまでの間隔を
ａ、誘導加熱コイル１１ａ、１１ｂの半径をｂ、誘導加
熱コイル１１ａ、１１ｂの内径をｃとすると、本実施例
では、間隔ａ、ｂ、ｃの比率を１：７：２となるように
設定している。
設置された誘導加熱コイル１１ａ、１１ｂの間には、各
々の誘導加熱コイル１１ａ、１１ｂで被加熱物に対する
均一加熱ができるように一定の間隔が設定されている。
ここで、誘導加熱コイル１１ａの中心線Ａと、誘導加熱
コイル１１ｂの中心線Ｂが誘導加熱コイル間の間隔の中
心位置Ｃに対称位置になるように設定する。また中心位
置Ｃから誘導加熱コイル１１ａ、１１ｂまでの間隔を
ａ、誘導加熱コイル１１ａ、１１ｂの半径をｂ、誘導加
熱コイル１１ａ、１１ｂの内径をｃとすると、本実施例
では、間隔ａ、ｂ、ｃの比率を１：７：２となるように
設定している。
【００１３】図２に間隔ａ、ｂ、ｃの比率をパラメータ
として、中心位置Ｃからの被加熱物１３の表面の位置に
対する温度分布Ｔ、及び入力電力分布Ｗの特性を示し
た。設定温度Ｔ1は中心位置Ｃにおける温度を基準とし
ている。実線は本実施例における間隔ａと間隔ｂと間隔
ｃの比率が約１：７：２とした時の温度分布、及び入力
電力分布の特性を示した。一点鎖線は本実施例と比べて
誘導加熱コイル１１ａと１１ｂのコイルの間隔を半分と
した場合、つまり間隔ａ、ｂ、ｃの比率を0.5：７：２
とした場合の温度分布、及び入力電力分布の特性を示し
た。二点鎖線は本実施例と比べて誘導加熱コイル１１ａ
と１１ｂのコイルの間隔を２倍とした場合、つまり間隔
ａ、ｂ、ｃの比率を２：７：２とした場合の温度分布、
及び入力電力分布の特性を示す。図２より前記間隔ａ：
間隔ｂの比率を、0.5：７よりも大きく２：７よりも小
さい値に設定すると、表面温度がほぼ等しくなり、調理
をするにあたって焦げや生煮えが少なくなり、１：７の
時が最も良いことが容易に理解できる。
として、中心位置Ｃからの被加熱物１３の表面の位置に
対する温度分布Ｔ、及び入力電力分布Ｗの特性を示し
た。設定温度Ｔ1は中心位置Ｃにおける温度を基準とし
ている。実線は本実施例における間隔ａと間隔ｂと間隔
ｃの比率が約１：７：２とした時の温度分布、及び入力
電力分布の特性を示した。一点鎖線は本実施例と比べて
誘導加熱コイル１１ａと１１ｂのコイルの間隔を半分と
した場合、つまり間隔ａ、ｂ、ｃの比率を0.5：７：２
とした場合の温度分布、及び入力電力分布の特性を示し
た。二点鎖線は本実施例と比べて誘導加熱コイル１１ａ
と１１ｂのコイルの間隔を２倍とした場合、つまり間隔
ａ、ｂ、ｃの比率を２：７：２とした場合の温度分布、
及び入力電力分布の特性を示す。図２より前記間隔ａ：
間隔ｂの比率を、0.5：７よりも大きく２：７よりも小
さい値に設定すると、表面温度がほぼ等しくなり、調理
をするにあたって焦げや生煮えが少なくなり、１：７の
時が最も良いことが容易に理解できる。
【００１４】なお、誘導加熱コイルの数は２つに限られ
るものではなく、それ以上併設した場合であっても同様
である。
るものではなく、それ以上併設した場合であっても同様
である。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明は、少なくとも２つ
以上の渦巻状に巻いた誘導加熱コイルを併設し、前記誘
導加熱コイルの外周部間の中心位置からの間隔ａと、誘
導加熱コイルの中心から外周部までの距離ｂとの比を0.
5／７＜ａ／ｂ＜２／７に設定したことにより、誘導加
熱コイルの出力分布の偏りを少なくし誘導加熱コイル上
の被加熱物の表面温度を均一とし、被加熱物上で調理を
行う際、焦げや生煮えなどをなくし、効率よい調理を実
現するものである。
以上の渦巻状に巻いた誘導加熱コイルを併設し、前記誘
導加熱コイルの外周部間の中心位置からの間隔ａと、誘
導加熱コイルの中心から外周部までの距離ｂとの比を0.
5／７＜ａ／ｂ＜２／７に設定したことにより、誘導加
熱コイルの出力分布の偏りを少なくし誘導加熱コイル上
の被加熱物の表面温度を均一とし、被加熱物上で調理を
行う際、焦げや生煮えなどをなくし、効率よい調理を実
現するものである。
【図１】（Ａ）は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理
器の断面図 （Ｂ）は同誘導加熱調理器の誘導加熱コイルの断面図
器の断面図 （Ｂ）は同誘導加熱調理器の誘導加熱コイルの断面図
【図２】誘導加熱コイルの間隔をパラメータとした、被
加熱物の位置に対する温度分布及び入力電力分布の特性
図
加熱物の位置に対する温度分布及び入力電力分布の特性
図
【図３】（Ａ）は従来の誘導加熱調理器の断面図 （Ｂ）は同誘導加熱調理器における被加熱物の位置に対
する温度分布及び入力電力分布の特性図
する温度分布及び入力電力分布の特性図
１１ａ、１１ｂ 誘導加熱コイル １２ 高周波電流源 １３ 被加熱物 １４ 調理器載置部 １５ 誘導加熱調理器本体
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも２つ以上の渦巻状に巻いた誘
導加熱コイルを併設し、前記誘導加熱コイルの外周部間
の中心位置からの間隔ａと、誘導加熱コイルの中心から
外周部までの距離ｂとの比を0.5／７＜ａ／ｂ＜２／７
に設定した誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23787992A JPH0689779A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23787992A JPH0689779A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 誘導加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689779A true JPH0689779A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17021780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23787992A Pending JPH0689779A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689779A (ja) |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP23787992A patent/JPH0689779A/ja active Pending
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