JPH0687285A - 自動車運転免許カード及びその管理システム - Google Patents

自動車運転免許カード及びその管理システム

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JPH0687285A
JPH0687285A JP4238477A JP23847792A JPH0687285A JP H0687285 A JPH0687285 A JP H0687285A JP 4238477 A JP4238477 A JP 4238477A JP 23847792 A JP23847792 A JP 23847792A JP H0687285 A JPH0687285 A JP H0687285A
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Mamoru Hosoya
守 細谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車運転免許証の発行管理業務が安全確実
に実施でき、この自動車運転免許証をICカード等に記
録されたデータを基にして各免許者の状態管理及び自動
車の盗難防止を目的に開発したものである。 【構成】 自動車運転免許証あるいは私設の自動車運転
許可証などをICカード又はLSIカードあるいはこれ
らに類似した各種の情報や記録を入力・出力・保管可能
なカードとし、そのカードは専用のカード発行装置によ
り運転免許取得者あるいは運転許可者に対して発行する
カードと、この自動車運転免許カードを個々の運転免許
資格者が所持し、すべての自動車にはそのカードに入力
されている情報や記録を読み取り、その情報や記録の写
しを保管しておくカードリーダの役目をする自動車運転
免許カードのデータ確認装置を搭載することを特徴とす
る自動車運転免許カードの管理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車運転免許カード
及び、その管理システムに関するものであって、自動車
運転免許証の発行管理業務が安全確実に実施でき、この
自動車運転免許証をICカード等に記録されたデータを
基にして各免許者の状態管理及び自動車の盗難防止を目
的に開発したものである。
【0002】
【従来の技術】現在の運転免許証は、周知のように、単
に書誌的事項を表面に記入し、裏面を備考欄とした合成
樹脂製のカードである。一方において、ICカードやL
SIカードのように大規模集積回路を組込んだカードが
開発され、カードの情報の読み取り・書き込み装置(リ
ーダ・ライター)との組合せで各種用途に利用されはじ
めている。例えば、企業においては、工場への入・退出
管理用ID(個体認識)カードとして、また工場での生産
・出荷管理用カードとして利用されている。最近では、
製造コストの追及のために工場内での作業を変える都
度、カードによって入力して識別することにより、より
細かい管理ができ、コスト低減に役立っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
ICカードやLSIカードを運転免許証あるいは運転許
可証として利用することで、従来の運転免許カードの偽
造を防止し、発行管理業務や免許者の運転管理の合理化
を図ると共に、自動車の盗難防止にも役立てようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 まず、自動車運転免許カードは自動車運転免許証ある
いは私設の自動車運転許可証などをICカード又はLS
Iカードあるいはこれらに類似した各種の情報や記録を
入力・出力・保管可能なカードとし、このカードは専用
のカード発行装置により運転免許取得者に対して発行す
るカードであることを特徴とした。
【0005】次に、この運転免許カード(以下特筆し
ないかぎり運転許可カードも含む)を個々の運転免許資
格者が所持し、すべての自動車にはそのカードに入力さ
れている情報や記録を読み取り、その情報や記録の写し
を保管しておくカードリーダの役目をする自動車運転免
許カードのデータ確認装置を自動車に搭載し、自動車運
転免許カードと対にして用いる管理システムとした。デ
ータ確認装置には時計装置が内蔵されており運転免許カ
ードの入出の時刻を記録させることもできる。データ確
認装置は、速度違反や駐車違反を取り締まるためのもの
ではないが、それを記録することはできる。データ確認
装置には、ディスク等の大容量記憶パックが内蔵してあ
る。
【0006】更に、この自動車運転免許カードを個々
の運転免許資格者が所持し、公安委員会、運転免許セン
ター、警察署、移動交番、パトロールカー等の所轄部署
にはそのカードに入力されている情報や記録を読み取っ
て確認したり、新しい情報や記録を書き込むことがで
き、また自動車に搭載しているデータ確認装置に入力・
保管されている情報や記録の内容を読み取って確認する
ことのできる自動車運転免許カードの管理をするデータ
管理装置を配置した管理システムとした。
【0007】最後に、これら自動車運転免許カード
と、データ確認装置と、データ管理装置、そして、運転
免許証の資格所持者個人の情報や記録を読み取って入力
・確認・集計・分析・出力・保管・運用等の総合管理を
する大型コンピュータからなる管理CPUを所轄監督官
庁あるいは企業の管理部等に設置し、有機的に結合管理
する自動車運転免許カードの管理システムとした。
【0008】上記又は〜の組合せのほか、と
〜記載の個々の装置との2種の組合せ、あるいはと
〜の2種又は3種の組合せなど、必要に応じて組合
せを選んで使用することができる。
【0009】
【作用】 の運転免許カードを単独に使用しても次のような新規
な作用が期待できる。運転免許カードには、過去の運転
経歴(運転免許の種類や番号・事故・違反・安全講習会
等についての内容)の情報や記録を入力したり出力する
ことができる。運転免許カードは、充電可能なLi電池
を利用すると未使用のまま5年以上も放置した状態が続
いても使用することができる。運転免許カードの本体
は、違和感のない現在の自動車運転免許証とほぼ同じサ
イズ・デザイン・レイアウトとすることもできるし、ま
たその全てを新しく設計して一新することも可能であ
る。
【0010】運転免許カードに入力・保管されている情
報・記録の内容は、データ確認装置またはデータ管理装
置に限ってのみ出力することができる。運転免許カード
は、データ確認装置やデータ管理装置によってその内容
を出力しても過去に入力されている情報や記録が消失し
たり変更することはない。運転免許カードは、データ管
理装置に限ってのみ新しい情報や記録を入力することが
できるが、その場合にも過去に入力されている情報や記
録を変更したり抹消することはできず、追加入力に限ら
れる。
【0011】のデータ確認装置との相関において、自
動車に搭載したデータ確認装置に、運転免許カードを挿
入しない限り、自動車のエンジンは回らないようにする
ことができる。また、事前にデータ確認装置に入力して
おけば、指定した運転免許カード以外の運転免許カード
を挿入しても自動車のエンジンは回らないようにするこ
ともできる。データ確認装置は、同一運転免許カードの
出し入れが続く場合にはその回数と入出の日時を記録
し、異なる運転免許カードの出し入れの場合にはその情
報や記録を入力・保管しておくこととすることができ
る。データ確認装置には、バックアップ用のバッテリー
を搭載しており、日常の使用において自動車バッテリー
から充電をうけることも可能であるが、長期間使用しな
いで放置していて、自動車バッテリーが放電し切った場
合であっても、入力・保管されている情報や記録の内容
を失うことはない。データ確認装置は、運転免許カード
を挿入した際に、運転免許カードに内蔵している電池の
残量をチェックして自動的に充電をする。
【0012】データ確認装置に挿入した運転免許カード
は、マスターキーの操作によってエンジンが停止した場
合に限ってデータ確認装置から自動的に出てくるものと
することができる。データ確認装置に入力記録されてい
る情報や記録は、データ管理装置の接続に限ってのみ出
力されるものである。その場合でもデータ確認装置に予
め入力して記録されている情報や記録が抹消されること
はない。自動車に関する情報や記録とは、それが搭載さ
れている自動車の基本データである製造メーカー・名称
・種類・製造年月日・製造番号・車両番号・登録番号等
である。
【0013】のデータ管理装置との相関において、デ
ータ管理装置は、運転免許カード及びデータ確認装置に
入力されている情報や記録を呼び出して内容を確認する
ことができるし、運転免許カードに新しい情報や記録を
入力することもできる。データ管理装置は、また、管理
CPUに接続することにより運転免許カード及びデータ
確認装置から出力して得たデータを登録したり確認する
ことができる。その方法は、直接・間接または回線・フ
ロッピィディスクからと、あらゆる方法・手段によって
入力することができる。そのため、着脱自在の記憶パッ
クとしてフロッピィディスク等を接続することができ
る。
【0014】データ管理装置は、更に、バックアップバ
ッテリーが内蔵されており携帯可能なものであるが、A
C、自動車バッテリー、専用バッテリーまたは内蔵して
あるバックアップバッテリーを自動切替によって選択し
て作動させることができる。ACで使用している時に自
動的に専用バッテリーまたは内蔵してあるバックアップ
バッテリーの充電をする。
【0015】データ管理装置は、確認用ディスプレイ、
入力用キーボード、記憶レシート発行用プリンター、記
憶用メモリー及びバックアップ用のバッテリーと着脱自
在の記憶パックがコンパクトに組込まれている。これ
ら、運転免許カード及びデータ確認装置に入力されてい
る情報や記録をプリントアウトすることができるので、
交通違反の内容や反則金の納付書を発行することができ
る。
【0016】の管理CPUとの相関において、管理C
PUは、専用の入力装置またはデータ管理装置に限って
のみ入力することができる。また、フロッピィディスク
専用入力装置を使用すれば、全自動で検索して入力・集
計・分析等ができる。入力に際して自動的に登録済のデ
ータと照合して、過去の情報や記録を消去することな
く、また変更することなく新しい情報や記録を追加登録
する。
【0017】管理CPUは、カード発行装置と連動して
おり、免許取得直後から照会・確認・入力等すべて対応
することができる。地域・個人・年月・日時等を集計す
ることによって、事件・事故・違反等の発生する因果関
係やその発生メカニズム、その他を自動的に分析するこ
とができる。その他自動車運転免許証取得者の個人デー
タの総合管理つまり有効期限から安全運転講習・事故・
違反等すべてを登録することができる。また、管理CP
Uを有効利用することにより各種の事務処理と管理が自
動化・合理化できる。
【0018】
【実施例】本発明による自動車運転免許証の管理システ
ムについて、次に具体的に説明する。図1は概念模式図
である。自動車を運転するすべての者、すなわち、自動
車運転免許の検定試験に合格して自動車運転免許証を取
得した者、または既に自動車運転免許証を所持しており
有効期限が到来して免許の書換えをする者について、本
発明の自動車運転免許証管理システムにより、LSIカ
ードまたはICカード等と同等品のカード型メモリを使
用した運転免許カード1を専用のカード発行装置2によ
り発行する。発行の手順は図2に示すフローチャートの
とおりである。このカード発行装置2は、管理CPU3
にダイレクトで接続されているので、運転免許カード1
発行直後から交通事故や交通違反その他、自動車を使っ
た事件に即対応可能である。
【0019】運転免許カード1の表示は例えば図3に示
すように従来のとおりであるが、内蔵してあるメモリに
は運転免許の番号・種類・取得年月日・有効期限、本人
の氏名、生年月日、性別、血液型、現住所、本籍、連絡
先電話番号、過去に発生した交通事故の種類と内容・交
通違反の種類と内容、免許停止あるいは安全運転講習会
の参加や優良運転者表彰、その他必要な情報や記録を発
行する前に管理CPU3のデータから入力しておく。
【0020】運転免許カード1を所持する本人が自動車
を運転しようとする場合、自動車に搭載してあるデータ
確認装置4に運転免許カード1を挿入しなければ自動車
のエンジンが回らないので自動車を走らすことは不可能
である。
【0021】データ確認装置4のパネル例を図4に示し
てあるが、その操作の一例は、次のとおりである。デー
タ確認装置4を搭載しても、その自動車の運転ができる
者を限定(登録)しない場合、パネル操作は一切必要がな
い。しかし、その自動車の運転ができる者を限定(登録)
しておく場合には、マスターカードを挿入した後にSW
スイッチを押せば、登録・抹消ができる機能がオープン
状態になりマスターカードが出てくるので。登録しよう
とする者の運転免許カードを挿入し登録スイッチを押す
と確認のボイスメッセージが流れる。もし間違いで取消
すなら、SWスイッチを押すことでその中途の作業だけ
が解除となる。それが間違いでなくそのまま登録するの
なら、確認スイッチを押せば登録となり、その自動車を
運転することが可能となる。
【0022】この一連した作業を繰返してすることによ
り、その自動車を運転することができる者の登録を最高
数百名にまで設定することができる。また、既に登録し
てある運転ができる者を登録抹消する場合には、マスタ
ーカードを挿入した後にSWスイッチを押すと確認のボ
イスメッセージが流れる。もし間違いで取消すなら、S
Wスイッチを押せば、登録・抹消ができる機能がオープ
ン状態になりマスターカードが出てくるので、登録・抹
消しようとする者の運転免許カードを挿入し抹消スイッ
チを押すことでその中途の作業だけが解除となる。それ
が間違いでなくそのまま登録抹消するのなら、確認スイ
ッチを押せば登録抹消となり、その自動車を運転するこ
とが不可能となる。
【0023】通常の自動車運転の一連した作業の方法と
しては、図5の手順による。ここで、その自動車の種類
と運転免許カード1の免許の種類が適合していない場合
には、データ確認装置4に運転免許カード1を挿入して
も自動車のエンジンキーが回らないので自動車は走らな
いことになっている。データ確認装置4に運転免許カー
ド1を挿入すると、運転免許カード1に入力されている
データの全部(または一部)が自動的にデータ確認装置4
に内蔵してある大容量記憶パックに入力保管されること
になる。
【0024】このデータの入力と保管する一連した作業
は、データ確認装置4に運転免許カード1を挿入すると
いうだけで、後はすべて自動化されており、大容量記憶
パックに入力保管可能なデータの件数は、記憶パックの
種類やデータの内容にもよるが、免許の番号と種類そし
て氏名、挿入年月日時刻と引出年月日時刻程度のデータ
であれば、数万件程度は充分に入力保管することが可能
である。この場合のデータ保管方法の例として、同一の
運転免許カード1が何度も挿入と引出を繰り返す場合等
には、挿入年月日時刻と引出年月日時刻だけを自動的に
追加入力することにすれば、入力保管が可能な件数はそ
れ以上を確保することが可能となる。万一記憶パックの
容量が不足するような場合には、古いデータから順番に
自動的に消去され新しいデータを入力保管することにな
っているために、新しいデータの入力不能または最新の
必要なデータの消失という事態を防止している。
【0025】自動車を運転して目的地に着いて、エンジ
ンキーを回してエンジンを停止させるとデータ確認装置
4から自動的に運転免許カード1が出てくる。なお、自
動車本体の制御の一つとして運転免許カード1を取り出
さなければ、ドアロック不可能とすること等各種の盗難
防止装置や安全装置に連動させることもできる。
【0026】自動車に搭載されているデータ確認装置4
は、データ管理装置5を接続することにより、データ確
認装置4に入力保管されているすべてのデータのコピー
をデータ管理装置5に自動的に登録することができる。
データ管理装置5にはディスプレイが標準装備されてい
るため、その場で内容を確認することができる。またデ
ータ管理装置5にも大容量記憶パックが装備されている
ので数百台分のデータ確認装置4からデータを吸い上げ
て保管しておくこともできる。
【0027】自動車を運転している者が事故をしたり違
反をした場合には、運転免許カード1の提示を求め、そ
の内容をデータ管理装置5で確認したり、無線またはN
TT回線を使用して管理CPU3と接続してその内容を
照会することもできる。交通事故処理は、図6のフロー
チャートに示す順序になされる。また、交通事故や交通
違反の場合にはデータ管理装置5を使用して、その場で
運転免許カード1に交通事故のデータや交通違反のデー
タを入力することもできるし、出頭命令書や反則金納付
書を発行することもできる。
【0028】交通事故や悪質な交通違反などによる一定
期間の免許停止処分についてもデータ管理装置5を使用
して運転免許カード1に入力することにより、自動車に
搭載してあるデータ確認装置4に運転免許カード1を挿
入してもエンジンキーは回らないために、その期間中は
すべての自動車を運転することができないようにするこ
とができ、安全運転講習会や安全運転再訓練の参加など
により、その停止期間が短縮されたり解除される場合に
は、その内容を入力した時から自動車の運転が可能とす
ることができる。
【0029】このデータ管理装置5を管理CPU3に接
続することで、運転免許カード1やデータ確認装置4か
ら吸い上げたデータや運転免許カード1に入力した交通
事故のデータや交通違反のデータを自動的に入力・集計
することができる。これらのデータの蓄積により、交通
事故や交通違反のメカニズムを細かく分析することがで
き、地域・季節・時刻・道路環境・道路状態・交通事情
等あらゆる角度から相違点や共通点を見つけ出すことも
できる。そのために的確な交通事故防止対策や交通違反
の取締方法を考え、実施することができる。
【0030】自動車を使ったすべての犯罪、乗り逃げ・
乗り捨てから誘拐・殺人・強盗等、自動車を使った犯罪
は日増しに多くなっているが、運転する者は必ず自動車
に搭載してあるデータ確認装置4に自分の運転免許カー
ド1を挿入しなければ、その自動車のエンジンが回らな
いので、犯罪に使用された自動車のデータ確認装置4に
入力保管されているデータをデータ管理装置5で吸い上
げて確認をすることができ、更にデータ管理装置5を管
理CPU3に接続することで、過去その自動車を運転し
たすべての者についての詳細な情報や記録を分析して確
認することができるために、犯罪に対する初期捜査の対
応と早期解決に対しても大きな効果が期待できる。ま
た、自動車に搭載してあるデータ確認装置4に運転可能
な者を登録しておくことにより、登録していない運転免
許カード1をデータ確認装置4に挿入してもエンジンは
回らないため、自動車は走らないので盗難防止にもな
る。
【0031】以上の例は、自動車運転免許証が道路交通
法によるところのものであるため、直ちに実施すること
ができないので、現在のところ会社内において運転者全
員に私設の運転許可カードを運転免許カード1の代りに
発行し、会社所有の自動車にデータ確認装置4を、そし
て本社の運行管理部に管理CPU3を設置して運用して
いる。
【0032】運転者全員が所持している運転許可カード
には、カード番号・所属職場・氏名・生年月日・性別・
血液型・住所・連絡先・免許番号・免許取得年月日・免
許有効期限・免許の種類といった各種データを入力して
いる。自動車に搭載しているデータ確認装置4には、予
めその自動車を運転することができる運転者を登録して
いるので、登録していない運転者は会社の自動車の運転
ができないようになっている。当然、部外者の者は運転
許可カードを所持していないために会社所有の自動車に
乗ることができないので、盗難防止と誤乗車防止に役立
っている。
【0033】但し、緊急用または車検整備用として、す
べての自動車のデータ確認装置4に登録してある運転許
可カードを本社の運行管理部に数枚保管している。自動
車に搭載しているデータ確認装置4には、その自動車を
運転した者のカード番号・カードの入出時刻がデータと
して入力・保管・蓄積されているが、データ量が多く記
憶パックの容量不足になると自動的に古いデータから順
次抹消されて、新しいデータを入力・保管・蓄積してい
くことになっているため、記憶パックの障害は皆無であ
る。運転許可カードにも、運転した自動車に搭載してい
るデータ確認装置から自動車登録番号,運転の開始時刻
及び終了時刻がデータとして入力・保管されるようにな
っている。
【0034】一日の運行または一つの作業が終了した
後、運転許可カードを本社の運行管理部に持ち込んで、
管理CPU3のデータ読取装置から運転許可カードに保
管されているすべてのデータを管理CPU3に入力す
る。これにより、自動車と運転者を総合的に管理運用す
ることができるようになった。具体的には、過去(月別・
週別・日別等)の運行データ(自動車別・運転者別の運行
距離や運行時間あるいは交通事故の内容や回数等)の集
計表作成やその内容の分析が簡単にできる。また、安全
運行計画(管理)が容易に作成できるようになり、しかも
運転者の乗務計画や自動車の配車計画・整備計画が簡単
にできるようになり、運転者の労務管理も計画的にでき
るようになった。
【0035】特に、運行計画や労務管理の面では、管理
CPUによって運転者別に運行時期と運行距離そして出
退勤(休日)等のデータを集計し分析検討した結果、休み
前や休み明けの運行計画を従来と変更したことにより事
故の発生率が低くなった。そして、搭載商品の大きさと
重量及び運行距離(長距離・中距離・短距離)並びに運行
時期(早朝・日中・夕刻・深夜・休日)等についても管理
CPUで集計して分析検討できるため、柔軟な対応がで
きるようになった。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した運転免許カードと任意の他
の構成の組合せによる導入効果について、以下にまとめ
た。 (1) 運転免許カードとデータ確認装置の2つの組合せに
よる場合、運転免許カードは自動車運転免許証となり、
この発行管理業務が安全確実に実施できるようになる。
自動車の運転をする場合には、必ず運転免許カードを携
帯して自動車に搭載してあるデータ確認装置に挿入しな
ければ自動車のエンジンがかからないため、運転免許カ
ードの不携帯を防止することができる。自動車に搭載し
てあるデータ確認装置に事前に運転可能な運転免許カー
ドを限定して登録したり解除することにより、自動車の
盗難を防止することができる。データ確認装置にディス
プレイを設けておけば、過去に乗車した人の免許番号と
入出時刻を呼び出して確認することができる。したがっ
て、自動車の運行管理にも使用できる。
【0037】(2) 運転免許カードとデータ管理装置の2
つの組合せによる場合、運転免許カードに過去のデータ
(交通事故や交通違反または安全運転講習会への参加等
の情報や記録)を入力しておくことにより、交通事故や
交通違反または検問等での取調べの時にデータ管理装置
によってそのデータを確認したり、その場でデータを入
力することができるため運転免許カードには常に最新の
データが保管されていることになり、すべての確認や指
導・検挙が迅速かつ確実にできる。また、データ管理装
置によって、交通違反による反則金の納付書や交通事故
による出頭命令書等も専用書類で発行することができる
から、迅速な事故処理を可能とする。
【0038】(3) 運転免許カードと管理CPUの2つの
組合せによる場合、運転免許カードの発行の際に管理C
PUに入力されているデータの一部やパスワードを運転
免許カードに入力しておくことによって、運転免許カー
ドの偽造を防止できる。免許停止となるような交通事故
・交通違反等により警察署または公安委員会に出頭した
場合に、その内容を管理CPUに入力すれば交通事故・
交通違反等の月日別・時刻別・性別・年齢別・地域別、
その他の各種要因を集計・分析して発生メカニズムを探
求することなどもできる。また、管理CPUにより運転
免許カードのデータを照会したり確認することができ
る。
【0039】(4) 運転免許カードとデータ確認装置及び
データ管理装置の3つの組合せによる場合は、上記(1),
(2)の効果に加えて、更に相乗効果が得られる。すなわ
ち、自動車の運転をする場合には、必ず運転免許カード
を携帯して自動車に搭載してあるデータ確認装置に挿入
しなければ自動車のエンジンが回らないため、運転免許
カードの不携帯を防止することができる。自動車に搭載
してあるデータ確認装置に事前に運転可能な運転免許カ
ードを限定して登録することにより、盗難を防止するこ
とができる。運転免許カードに過去のデータ(交通事故
や交通違反または安全運転講習会への参加等の情報や記
録)を入力しておくことにより、交通事故や交通違反ま
たは検問等での取調べの時にデータ管理装置によってそ
のデータを確認することができる。
【0040】また、その場でデータ管理装置によって新
しいデータを入力することができ、同時にデータ管理装
置で交通違反の反則金の納付書や交通事故による出頭命
令書等も発行することができる。自動車を使用した犯罪
が発生した場合には、自動車に搭載してあるデータ確認
装置をデータ管理装置で読み取ることにより運転してい
た人や運転していた時刻を調べることができるので、捜
査自体が迅速かつ正確にできる。交通事故や交通違反等
によって一定期間の免許証の効力を停止させる場合(通
常の免許停止の場合)には、データ管理装置で運転免許
カードに一定期間の効力停止を入力することにより、万
一自動車を運転しようとしても自動車に搭載してあるデ
ータ確認装置が受付けないようにすることもできる。
【0041】(5) 運転免許カードとデータ確認装置及び
管理CPUの3つの組合せによる場合も上記(4)と同様
に個々の組合せよりも、更に相乗効果が得られる。すな
わち、自動車の運転をする場合には、必ず運転免許カー
ドを携帯して自動車に搭載してあるデータ確認装置に挿
入しなければ自動車のエンジンが回らないため、運転免
許カードの不携帯を防止することができる。自動車に搭
載してあるデータ確認装置に事前に運転可能な運転免許
カードを限定して登録することにより、盗難を防止する
ことができる。運転免許カードの発行の際に管理CPU
に入力されているデータの一部やパスワードを運転免許
カードに入力しておくことによって、運転免許カードの
偽造を防止できる。
【0042】免許停止となるような交通事故・交通違反
等により警察署または公安委員会に出頭した場合に、そ
の内容を管理CPUに入力すれば交通事故・交通違反等
の月日別・時刻別・性別・年齢別・地域別、その他の各
種要因を集計・分析して発生メカニズムを探求すること
などもできる。また、管理CPUにより運転免許カード
のデータを照会したり確認することができる。
【0043】(6) 運転免許カードとデータ管理装置及び
管理CPUの3つの組合せによる場合、運転免許カード
に過去のデータ(交通事故や交通違反または安全運転講
習会への参加等の情報や記録)を入力しておくことによ
り、交通事故や交通違反又は検問等での取調べの時にデ
ータ管理装置によってそのデータを確認することも、直
接管理CPUに接続して内容照会や確認をすることがで
きる。また、その場でデータ管理装置を使用して新しい
データを入力することができ、同時にデータ管理装置で
の交通違反の反則金の納付書や交通事故による出頭命令
書等も発行することができる。
【0044】運転免許カードの発行の際に管理CPUに
入力されているデータの一部やパスワードを運転免許カ
ードに入力しておくことによって、運転免許カードの偽
造を防止できる。データ管理装置によって入出力(読み
取りや書き込み)したデータはすべて管理CPUと接続
することにより、データを照会したり、また新しいデー
タは自動的に登録管理をする。これにより、交通事故や
交通違反等の月日別・時刻別・性別・年齢別・地域別、
その他の各種要因を集計・分析して発生メカニズムを探
求して、それを防止することもできる。総合的な交通行
政に役立つこととなる。
【0045】(7) 運転免許カードとデータ確認装置及び
データ管理装置並びに管理CPUの4つ全部の構成によ
る場合には、上記(1),(2),(3),(4),(5),(6)のメリット
がすべて得られることに加えて、防犯対策や交通事故・
交通違反の防止や取締りあるいは道路環境の整備や通行
規則による安全対策等が迅速かつ正確に実施できるよう
になる。また、実際には関係行政機関も自動車産業界
(製造・販売・修理すべて)も運輸関係業界も多数の自動
車を管理する各種企業においても、更には我々運転免許
資格者個人(または自動車の所有者)についても、現在考
えている以上の数多いメリットを得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車運転免許カード管理システムの概念図で
ある。
【図2】自動車運転免許カードの発行フローチャートで
ある。
【図3】自動車運転免許カードの表示面を示す図であ
る。
【図4】データ確認装置のパネル正面図である。
【図5】自動車運転のフローチャートである。
【図6】データ管理装置の使用による交通違反または交
通事故の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 運転免許カード 2 カード発行装置 3 管理CPU 4 データ確認装置 5 データ管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07C 5/00 Z 9146−3E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車運転免許証あるいは私設の自動車
    運転許可証などをICカード又はLSIカードあるいは
    これらに類似した各種の情報や記録を入力・出力・保管
    可能なカードとし、そのカードは専用のカード発行装置
    により運転免許取得者あるいは運転許可者に対して発行
    するカードであることを特徴とする自動車運転免許カー
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車運転免許カードを
    個々の運転免許資格者が所持し、すべての自動車にはそ
    のカードに入力されている情報や記録を読み取り、その
    情報や記録の写しを保管しておくカードリーダの役目を
    する自動車運転免許カードのデータ確認装置を搭載する
    ことを特徴とする自動車運転免許カードの管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車運転免許カードを
    個々の運転免許資格者が所持し、公安委員会、運転免許
    センター、警察署、移動交番、パトロールカー等の所轄
    部署にはそのカードに入力されている情報や記録を読み
    取って確認したり、新しい情報や記録を書き込むことが
    でき、また自動車に搭載している請求項2記載のデータ
    確認装置に入力・保管されている情報や記録の内容を読
    み取って確認することのできる自動車運転免許カードの
    管理をするデータ管理装置を配置することを特徴とする
    自動車運転免許カードの管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動車運転免許カードを
    個々の運転免許資格者が所持し、請求項2記載のデータ
    確認装置を自動車に搭載し、請求項3記載のデータ管理
    装置を所轄部署に配置し、かつ、これら運転免許カード
    やデータ確認装置及びデータ管理装置、そして運転免許
    証の資格所持者個人の情報や記録を読み取って入力・確
    認・集計・分析・出力・保管・運用等の総合管理をする
    大型コンピュータからなる管理CPUを所轄監督官庁あ
    るいは企業の管理部等に設置してなる自動車運転免許カ
    ードの管理システム。
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