JPH0686109A - カメラ一体型映像記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者がビューファインダ部をモニタしなが
ら操作することができるカメラ一体型映像記録再生装
置。 【構成】 カメラ部１の映像信号を記録用映像処理をし
て、映像記録再生部３へ信号を送り、撮影映像の記録処
理を行う。また映像信号処理部２では、撮影映像モニタ
用の信号処理を行い、このモニタ用映像信号を４の送信
部に入力する。送信部４では、モニタ用映像信号を無線
通信処理をして、電磁波として送信する。５が受信部
で、カメラ部１とは取り外し可能に構成され、送信部４
から送られる映像情報を含んだ無線信号を受信する。受
信部５の出力は、６の映像信号処理部へ入力され、カメ
ラ部１で撮影された映像を再現する。この映像信号処理
部６の出力が７の映像表示部（ＬＣＤ，ＣＲＴ等）に入
力され、映像表示部７で撮影映像を再現する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、８ｍｍＶＴＲ、スチル
ビデオカメラ等のカメラ一体型映像記録再生装置に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、カメラ一体型ＶＴＲやスチルビデ
オカメラ等のビューファインダ部は、本体と一体化され
ていた。

【０００３】図３はカメラ一体型映像記録再生装置の従
来のブロック図である。図３において、１がカメラ部で
ＣＣＤ等の撮像デバイスで光電変換された映像信号が出
力され、２の映像信号処理部に入る。映像信号処理部２
で映像信号は処理されて、３の記録・再生部に入り、映
像の記録・再生を行う。また、前記映像処理部２から、
記録・再生映像モニタ用の信号が出力され、７の映像表
示部に入力され、撮影映像や記録映像のモニタを行う構
成となっていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、撮影映像モニタであるビューファイン
ダ部がカメラ一体型映像記録再生装置内にあるため、画
像モニタをしながらの撮影では、以下に示す欠点があっ
た。 撮影者が常に撮影映像の中に入れない。 撮影者の“眼”の近傍に、カメラ本体がある必要があ
る。

【０００５】この発明はかかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、撮影者がビューファインダ部をモ
ニタしながら撮影操作をすることができるカメラ一体型
映像記録再生装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、カメラ部からの信号を処理して、記
録再生するカメラ一体型映像記録再生装置において、前
記装置本体にて撮影または記録した映像を送信する送信
手段と、前記送信手段の情報を受ける受信手段と、前記
受信手段の受信信号を処理して、映像信号を再現する映
像処理手段と、前記映像処理手段の情報により駆動され
る映像表示手段を有し、前記映像表示手段が、前記装置
本体から取り外し可能な構成を有するものである。

【０００７】

【作用】本発明によれば、カメラ一体型記録再生装置本
体に送信手段を、撮影映像モニタ部であるビューファイ
ンダ部に受信手段をそれぞれ設けることによって、カメ
ラ本体にて撮影した映像を通信により、ビューファイン
ダ部へ伝送することにより、カメラ本体が撮影者の近傍
になくても撮影者が撮影映像をモニタしながら、使用す
ることを可能にしている。

【０００８】

【実施例】図１は本発明の一実施例である無線通信によ
る全体システム図である。図１において、１がカメラ部
で撮影された映像が撮像デバイスによって光電変換さ
れ、撮影された映像に対応した電気信号が出力される。
２が映像信号処理部で、カメラ部１の映像信号を記録用
映像処理をして、映像記録再生部３へ信号を送り、撮影
映像の記録処理を行う。また映像信号処理部２では、撮
影映像モニタ用の信号処理を行い、このモニタ用映像信
号を４の送信部に入力する。送信部４では、モニタ用映
像信号を無線通信処理をして、電磁波として送信する。
５が受信部で、カメラ部１とは取り外し可能に構成さ
れ、送信部４から送られる映像情報を含んだ無線信号を
受信する。受信部５の出力は、６の映像信号処理部へ入
力され、カメラ部１で撮影された映像を再現する。この
映像信号処理部６の出力が７の映像表示部（ＬＣＤ，Ｃ
ＲＴ等）に入力され、映像表示部７で撮影映像を再現す
る。

【０００９】図２に、本発明の他の実施例を示す。図１
で説明した送信部４に、光電変換手段を設け、モニタ用
映像信号を光信号に変換し、光ファイバ８により、ビュ
ーファインダ部の受信部５に伝送される。カメラ部１と
は取り外し可能に構成された受信部５では、映像光信号
を受信して、光電変換して電気信号に変換し、映像信号
処理部６で信号処理され、映像表示部７にて、撮影映像
を再現する。図２において、１のカメラ部、２の映像信
号処理部、３の映像記録再生部、６の映像信号処理部、
７の映像表示部は、図１で示した同一符号のブロックと
同様の機能を持つブロックで、図２の１，２，３，６，
７の各ブロックの動作は、図１と同じであるのでその説
明は省略する。

【００１０】尚、図１、図２の各実施例においては、受
信部５、映像信号処理部６、映像表示部７を、カメラ部
１に対して取り外し可能に構成する点について述べた
が、映像表示部７のみを、カメラ部１に対して取り外し
可能にする構成でもよく、いずれにせよ撮影者がモニタ
リングしながら撮影を行うことができる構成であればよ
い。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、撮影映
像モニタのビューファインダ部と、カメラ一体型映像記
録再生装置間に、通信機能を持つことによって、カメラ
本体近傍に撮影者がいなくても、撮影映像モニタが可能
となり、リモコン等のワイヤレスによる記録・再生の遠
隔操作機能を利用すれば、撮影者が自分自身を撮影する
ことや、撮影映像をモニタしながらの遠隔操作による撮
影を可能とした。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例である無線通信による全体シ
ステム図である。

【図２】本発明の第２の実施例として、光通信による全
体システム図である。

【図３】カメラ一体型映像記録再生装置の従来のブロッ
ク図である。

【符号の説明】

１ カメラ部 ２ 映像信号処理部 ３ 映像記録再生部 ４ 送信部 ５ 受信部 ６ 映像信号処理部 ７ 映像表示部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カメラ部からの信号を処理して、記録再
   生するカメラ一体型映像記録再生装置において、前記装
   置本体にて撮影または記録した映像を送信する送信手段
   と、前記送信手段の情報を受ける受信手段と、前記受信
   手段の受信信号を処理して、映像信号を再現する映像処
   理手段と、前記映像処理手段の情報により駆動される映
   像表示手段を有し、前記映像表示手段が、前記装置本体
   から取り外し可能な構成を有することを特徴とするカメ
   ラ一体型映像記録再生装置。