JPH0685977U - 耐酸調節弁 - Google Patents
耐酸調節弁Info
- Publication number
- JPH0685977U JPH0685977U JP3181793U JP3181793U JPH0685977U JP H0685977 U JPH0685977 U JP H0685977U JP 3181793 U JP3181793 U JP 3181793U JP 3181793 U JP3181793 U JP 3181793U JP H0685977 U JPH0685977 U JP H0685977U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】内部に流路1aとその中央に弁室1bを形成するた
めの耐酸樹脂製のボディ1を金属製のボディケース2に
圧入し、上記弁室1bにはその外周にベローズ10を設けた
耐酸樹脂製のインナーバルブ9を装着し、上記ベローズ
10の外周を金属製のベローズケース13で囲うようにした
耐酸調節弁において、上記ボディケース2の両端部に開
口部2aを設け、開口部2aより流路形成方向に沿って上記
ボディ1をボディケース2内に圧入すると共に開口部2a
と上記ボディ1の端部の間に形成される環状溝4には配
管接続用のスタットボルト3aを植設したフランジ3を嵌
合し、フランジ3はフランジの周端部に嵌合されたスト
ッパーリング5と上記開口部2aに設けられた止めネジ7
により上記開口部に固定するようにした耐酸調節弁。 【効果】流路1aの開口が形成されるボディ1の端部と外
部の配管21をスペーサを介在させることなく接合させる
ことができ、このため流体の漏洩等が確実に防止され
る。
めの耐酸樹脂製のボディ1を金属製のボディケース2に
圧入し、上記弁室1bにはその外周にベローズ10を設けた
耐酸樹脂製のインナーバルブ9を装着し、上記ベローズ
10の外周を金属製のベローズケース13で囲うようにした
耐酸調節弁において、上記ボディケース2の両端部に開
口部2aを設け、開口部2aより流路形成方向に沿って上記
ボディ1をボディケース2内に圧入すると共に開口部2a
と上記ボディ1の端部の間に形成される環状溝4には配
管接続用のスタットボルト3aを植設したフランジ3を嵌
合し、フランジ3はフランジの周端部に嵌合されたスト
ッパーリング5と上記開口部2aに設けられた止めネジ7
により上記開口部に固定するようにした耐酸調節弁。 【効果】流路1aの開口が形成されるボディ1の端部と外
部の配管21をスペーサを介在させることなく接合させる
ことができ、このため流体の漏洩等が確実に防止され
る。
Description
【0001】
この考案は、耐酸調節弁の改良に関する。
【0002】
従来、塩素ガス、苛性ソーダ、硫酸バンド、希硫酸、塩酸等の流量調節を目的 とする耐酸調節弁として内部に流路1aとその中央部に弁室1bを形成したポリテト ラフロロエチレン(PTFE)、ポリビニルクロライド(PVC)等の耐酸樹脂 製のボディ1をステンレス等の耐食金属製のボディケース2に圧入し、更に上記 弁室1bには上記同様の耐酸樹脂製のインナーバルブ9を装着し、該インナーバル ブの外周には耐酸樹脂製のベローズ10を設け、該ベローズの外周を上記同様な耐 食金属製のベローズケース13を囲うようにした耐酸調節弁が知られている。
【0003】 この構造においては、図3に示すように耐食金属製のボディケース2はボック ス状をなし、その両端部の両方乃至一方には開口部2aを設けると共に、ボディケ ース2の両側部を開放して、この開放口23より立方状のボディ1を開口部2aの開 口方向とは直交する方向からケース2内に圧入するようにしていた。
【0004】 また、外部の配管21は開口部2aの外周に植設されたスタットボルト3aによりケ ース2に接続するようにしていた。
【0005】
しかし、以上のような構造ではボディ1は開口部2aの開口方向と直交する方向 からケース2内に圧入されるため、流路1aの開口が形成されるボディ1の端部が ケース2の開口部2aの内側に位置し、このため流路1aと外部の配管21を接続する スペーサ24を開口部2a内に嵌合させる必要がある。
【0006】 また、開口部2aにスペーサ24を介在させると、流路1aを流れる流体がスペーサ 24とボディケース2の隙間或はスペーサ24とボディ1の隙間を通って外部に漏洩 することが屡々ある。
【0007】 更に、以上のような構造ではボディケース2の両側部が開放されているため、 流路1aを通過する流体が加圧され、長期間の使用により、開放口23に接するボデ ィが膨張する等の不都合が生ずる。
【0008】
以上の問題点を解決するため、この考案では内部に流路1aとその中央に弁室1b を形成するための耐酸樹脂製のボディ1を金属製のボディケース2に圧入し、上 記弁室1bにはその外周にベローズ10を設けた耐酸樹脂製のインナーバルブ9を装 着し、上記ベローズ10の外周を金属製のベローズケース13で囲うようにした耐酸 調節弁において、上記ボディケース2の両端部に開口部2aを設け、開口部2aより 流路形成方向に沿って上記ボディ1をボディケース2内に圧入すると共に開口部 2aと上記ボディ1の端部の間に形成される環状溝4には配管接続用のスタットボ ルト3aを植設したフランジ3を嵌合し、フランジ3はその周端部に嵌合されたス トッパーリング5と上記開口部2aに設けられた止めネジ7により上記開口部に固 定するようにした耐酸調節弁を提案するものである。
【0009】
即ち、この考案ではボディケース2の両端部に開口部2aを設け、開口部2aより 流路1aの形成方向に沿ってボディ1をボディケース2内に圧入すると共に開口部 2aとボディ1の端部の間に形成される環状溝4には配管接続用のスタットボルト を植設したフランジ3を嵌合して固定するため、流路1aの開口が形成されるボデ ィ1の端部に外部の配管21を接合させることができ、このためボディ1の端部と 配管21との間にスペーサ24を介在させる必要がなく、流体の漏洩等が確実に防止 される。
【0010】 また、この考案ではボディ1の周囲がボディケース2乃至フランジ3に包まれ ているため、図3に示す耐酸調節弁のように流路1aを通過する流体に圧力が長期 間に渡り加わることにより、開放口23側に接するボディ1が膨張するという不都 合は生じない。
【0011】
以下、この考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明すると、1はPTFE製 の円筒状のボディ、ボディ1は内部に流路1aとその中央に弁室1bが形成され、且 つ流路1aの開口部が形成されるボディ1の端部1cには流路1aの開口部外周にオー リング1dが設けられている。
【0012】 2はその両端に開口部2a,2a を有するステンレス製のボディケース、ボディ1 は流路1a形成方向に沿って開口部2aよりボディケース2内に油圧器等で圧入され る。
【0013】 3は4本の配管接続用のスタットボルト3aを植設したフランジで、フランジ3 はボディ1の端部1cとボディケース2の開口部2aの内周面との間に形成された環 状溝4に嵌合される。
【0014】 一方、5はストッパーリングで、フランジ3の周端部とボディケース2の開口 部2aの内周面にはストッパーリング4の嵌合溝6,6を刻設し、更にフランジ3 の適当な位置には止めネジ7のネジ穴8を設ける。
【0015】 フランジ3はボディケース2の内周面とボディ1の端部との間に圧入すると共 に、止めネジ7をストッパーリング5の弾性に抗してネジ穴8に螺入させること によって開口部2aの内周面に固定する。
【0016】 9は弁室1bに装着されるPTFE製のインナーバルブで、インナーバルブ9の 外周にはPTFE製のベローズ10が設けられ、ベローズ10の頭部にはベローズキ ャップ11を被せ、ロックボルト12でインナーバルブ9の上端部に固定する。
【0017】 また、ベローズ10にはベローズケース13内に収容し、ボディケース2の上端部 に植設されたスタットボルト14にナット15を装着してベロースケース13の下端部 をボディケース2の上端部に固定する。
【0018】 インナーバルブ9の上端部にはスプリングワッシャ16を介してバルブステム17 が接続され、バルブステム17にはインジケーター18を設け、更にその上端はダイ ヤフラムモータ、電動モータ等の駆動機器(図示せず)に接続される。
【0019】 なお、バルブステム17の挿通するベローケース13の上端開口にはガイドブッシ ュ19、オイルシール20を充填してベローケース13内の気密性を保持するようにし てある。
【0020】 また、配管21、21 はその先端のフランジ22にあるボルト穴にスタットボルト3a を挿通し、ナット締めして流路1aの開口部が形成されるボディ1の端部1cに接続 し、配管21、21 を流れる塩素ガス等の薬品の流量調節は駆動機器によってインナ ーバルブ9を調節駆動することによって行われる。
【0021】
以上要するに、この考案によればボディケースの両端部に開口部を設け、該開 口部より流路の形成方向に沿ってボディを上記ボディケース内に圧入すると共に 上記開口部とボディの端部の間に形成される環状溝には配管接続用のスタットボ ルトを植設したフランジを嵌合して固定するため、流路の開口が形成されるボデ ィの端部と外部の配管をスペーサを介在させずに接合させることができ、したが って流体の漏洩を確実に防止できる。
【0022】 また、この構造ではボディの周囲が全てボディケースに包まれているため、圧 力流体が長期間に渡って通過してもボディが膨らむような不都合は生じない。
【図1】この考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】同上のボディケースの内周面とフランジとの結
合状態を示す図
合状態を示す図
【図3】従来の耐酸調節弁を示す一部欠切した斜視図
1はPTFE製のボディ 1aは流路 1bは弁室 1cはボディの端部 1dはボディの端部に設けられたオーリング 2はステンレス製のボディケース 2aはボディケースの開口部 3はフランジ 3aは配管接続用のスタットボルト 4は環状溝 5はストッパーリング 6はストッパーリングの嵌合溝 7は止めネジ 8はネジ穴 9はPTFE製のインナーバルブ 10はPTFE製のベローズ 11はベローズキャップ 12はロックボルト 13はベローズケース 14はスタットボルト 15はナット 16はスプリングワッシャ 17はバルブステム 18はインジケーター 19はガイドブッシュ 20はオイルシール 21を外部の配管 22はフランジ 23は開放口 24はスペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に流路とその中央に弁室を形成する
ための耐酸樹脂製のボディを金属製のボディケースに圧
入し、上記弁室にはその外周にベローズを設けた耐酸樹
脂製のインナーバルブを装着し、上記ベローズの外周を
金属製のベローズケースで囲うようにした耐酸調節弁に
おいて、上記ボディケースの両端部に開口部を設け、該
開口部より流路形成方向に沿って上記ボディをボディケ
ース内に圧入すると共に該開口部と上記ボディの端部の
間に形成される環状溝には配管接続用のスタットボルト
を植設したフランジを嵌合し、該フランジはその周端部
に嵌合されたストッパーリングと上記開口部に設けられ
た止めネジにより上記開口部に固定するようにしたこと
を特徴とする耐酸調節弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3181793U JP2510028Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 耐酸調節弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3181793U JP2510028Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 耐酸調節弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685977U true JPH0685977U (ja) | 1994-12-13 |
JP2510028Y2 JP2510028Y2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=12341651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3181793U Expired - Lifetime JP2510028Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 耐酸調節弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510028Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011030563A1 (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-17 | 株式会社アルバック | 真空用バルブ筐体及び真空用バルブ |
JP5565464B2 (ja) * | 2010-08-20 | 2014-08-06 | 株式会社村田製作所 | 順止バルブ、燃料電池システム |
KR200491125Y1 (ko) * | 2018-12-11 | 2020-02-24 | 주식회사 동양에프앤씨 | 공압 제어 글로브 밸브 |
KR102490021B1 (ko) * | 2021-08-09 | 2023-01-17 | 신형식 | 부식방지 밸브 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP3181793U patent/JP2510028Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011030563A1 (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-17 | 株式会社アルバック | 真空用バルブ筐体及び真空用バルブ |
JP2011058610A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Ulvac Japan Ltd | 真空用バルブ筐体及び真空用バルブ |
CN102575790A (zh) * | 2009-09-14 | 2012-07-11 | 株式会社爱发科 | 真空用阀框体及真空用阀 |
JP5565464B2 (ja) * | 2010-08-20 | 2014-08-06 | 株式会社村田製作所 | 順止バルブ、燃料電池システム |
US9169938B2 (en) | 2010-08-20 | 2015-10-27 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Forward check valve and fuel cell system |
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KR102490021B1 (ko) * | 2021-08-09 | 2023-01-17 | 신형식 | 부식방지 밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2510028Y2 (ja) | 1996-09-11 |
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