JPH0685051U - 粉体塗装装置 - Google Patents

粉体塗装装置

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JPH0685051U
JPH0685051U JP2810293U JP2810293U JPH0685051U JP H0685051 U JPH0685051 U JP H0685051U JP 2810293 U JP2810293 U JP 2810293U JP 2810293 U JP2810293 U JP 2810293U JP H0685051 U JPH0685051 U JP H0685051U
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JP
Japan
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powder
floor
air
coating
blower
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Application number
JP2810293U
Other languages
English (en)
Inventor
和伸 飯田
Original Assignee
株式会社飯田製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバースプレーされた粉体をエア流ととも
に流動させて搬出する。 【構成】 塗装ブース1の底部に形成されたエア室19上
には多数の微細な貫通孔15a を有し、第1,第2,第3
床部が形成された床板15を、粉体Pの搬出方向へ先下り
状に傾斜した勾配を各床面にそれぞれ付与した状態で設
置する。ブロア20を駆動してエアをエア室19内へ給送す
ると、床板15上の粉体は、貫通孔15a を通り抜けて前記
床面上へ噴出したエア流とともに床面に沿って混気粉体
層Pとなって集合流動して搬出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は間隔をおいて搬送される被塗装物の搬送中に各被塗装物に粉体塗料 を吹付けて各被塗装物を静電塗装する粉体塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の粉体塗装装置では、オーバースプレーされて塗装ブースの底部に落下し た粉体を塗装ブース外へ搬出して床面上での粉体の堆積を防止するに際し、落下 した粉体をスクリュコンベアによって搬出したり、床面上の粉体をワイパ装置に よって掻き寄せて搬出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
コンベアやワイパ装置を使用した粉体搬出装置では、粉体が全て直進状に移送 されて搬出され、粉体を曲折した通路を曲進移送するためには機構が大型化およ び複雑化する問題点や、粉体の一部が搬出されずに床面上に残留する問題点があ る。 本考案は上記問題点を解消することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の粉体塗装装置は被塗物が通過する塗装ブースの底部に形成されてブロ アに接続されたエア室上には多数の微細な貫通孔を有する多孔質の床板を、オー バースプレーされて落下した粉体の搬出方向へ先下り状に傾斜した勾配を床面に 付与した状態で設置し、前記ブロアを駆動して前記エア室内へエアを給送したと きには前記床面上の粉体が前記貫通孔を通り抜けて前記床面上へ噴出したエア流 とともに混気粉体層となって前記床面に沿って流動する搬出流路が前記床板上に 形成されるようにした構成、および、被塗物を塗装する塗装作業中前記ブロアが 駆動されて塗装作業の休止中前記ブロアが停止するようにした構成を有する。
【0005】
【作用】
塗装ブース内でオーバースプレーされた粉体が、被塗物の搬出方向へ先下り状 に傾斜した勾配が床面に付与された状態でエア室上に設置され、多数の貫通孔を 有する多孔質の床板上に落下すると、落下した粉体が、前記エア室内に給送され て前記貫通孔を通り抜けて前記床面上へ噴出したエア流とともに混気粉体層とな った状態で床面に沿って集合流動して塗装ブース外へ搬出される。
【0006】
【考案の効果】
本考案は前記したように構成してあるので、請求項1によれば、塗装ブース内 でオーバースプレーされた粉体を混気粉体層の状態にしてエア流とともに床面に 沿って集合流動させて塗装ブース外へ的確に搬出することができ、粉体を搬出す るコンベア装置やワイパ装置等が不要となって粉体を搬送するための機構を簡略 化およびコンパクト化することができる。 また、粉体を混気粉体層の状態でエア流によって曲進流動させて搬送すること ができるので、塗装ブースの床面積が大きい場合や、被塗物の搬送路が長い場合 でも、粉体を所望の回収位置へ的確に搬出することができる。 また、請求項2によれば、塗装作業の休止中はブロアを停止させるので、粉体 搬出機構の動力コストおよびランニングコストを節減することができる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の1実施例を図面にしたがって説明する。 粉体塗装装置の塗装ブース1は3個の塗装ガン4を備えた塗装機2と、複数個 のフィルタ5が内部に配列された回収室3との間に設置されている。
【0008】 塗装ブース1には被塗物Wの搬送方向に配列された第1塗装室1a,第2塗装室 1b,第3塗装室1cが形成され、各塗装室1a,1b,1c毎に塗装ガン4の噴出ノズル が設置されている。
【0009】 塗装ブース1の上端に水平状に設置されたレール8には被塗物Wを吊支して搬 送するコンベアアーム7の上端の係合部7aがスライド可能に係合され、各被塗物 Wは各コンベアアーム7によって吊支された状態で各コンベアアーム7とともに 間隔をおいて水平方向へ搬送され、塗装ブース1内を通過する。
【0010】 各被塗物Wが塗装ブース1内で各塗装ガン4の正面位置を通過する毎に粉体塗 料が各塗装ガン4によって各被塗物Wに向って吹きつけられて各被塗物Wが塗装 される。
【0011】 回収室3の上方に形成されたファン室9内には回収室3内のエアを上方へ流動 させてファン室9内へ吸引するファン10と、ファン室9内へ吸引した粉体混合エ アを炉過する2次フィルタ11とが隣り合って設置されている。
【0012】 ファン10を駆動して回収室3内のエアをファン室9側へ流動させてファン室9 内へ吸込むと、回収室3内が負圧となって回収室3内の気圧が塗装ブース1内の 気圧より若干低圧となり、塗装ブース1内のエアが回収室3側へ流動する。
【0013】 回収室3内にはエアがフィルタ5の内部から外部へ通り抜けるようにエアをフ ィルタ5内へ吹込む吹出し口12a を有し、フィルタ5の目詰りを防止してフィル タ5を逆洗するエアブローパイプ12が各フィルタ5にそれぞれ対向して設置され ている。
【0014】 被塗物Wの搬送を休止して被塗物Wに対する塗装を休止した状態で各エアブロ ーパイプ12によってエアを各フィルタ5内へ吹込むと、各フィルタ5に捕集され た粉体が各フィルタ5を通り抜けるエアによって、吹飛ばされて各フィルタ5か ら放出され、各フィルタ5が一斉に逆洗される。
【0015】 フィルタ5の逆洗終了後被塗物Wに対する塗装が再開され、被塗物Wに対する 塗装作業が開始されてから一定時間が経過する毎にフィルタ5に対する逆洗作業 が反復される。
【0016】 回収室3内の底部には塗装ブース1内から回収室3内へ送り込まれた粉体、お よび、各フィルタ6から放出された粉体を回収する漏斗状の粉体回収槽13が設置 されている。
【0017】 塗装ブース1内の底部にはエアが給送されるエア室19が底部全体にわたって形 成され、このエア室19上には全面にわたって均等に分布した多数個の微細な貫通 孔15a を有する多孔質の床板15が設置され、この床板15には塗装ブース1の第1 塗装室1aの底部に設置された第1床部16と、第2塗装室1bの底部に粉体回収槽13 に隣接して設置された第2床部17と、第3塗装室1bの底部に設置された第3床部 18とが形成されている。
【0018】 床板15の各床部16,17,18は塗装ブース1内でオーバースプレーされて落下し た粉体の搬出方向へ先下り状に傾斜した勾配を各床部16,17,18の床面16a,17a, 18a に付与した状態で被塗物Wの搬送方向へ配列され、第1,第3床部16,18の 床面16a,18a にはそれぞれ第2床部17に向って先下り状に傾斜した勾配が付与さ れ、第2床部17の床面17a には粉体回収槽13に向って先下り状に傾斜した勾配が 付与されている。
【0019】 エア室19と、このエア室19の下方に設置されてエア室19内へエアを給送するブ ロア20とはエア室19とブロア20との間に配管されたエア給送管21によって接続さ れている。
【0020】 ブロア20は被塗物Wを搬送しながら塗装する塗装作業が行われている間エアが エア室19に給送されるように駆動され、フィルタ5に対する逆洗作業が行われて 塗装作業が休止されている間停止するように駆動制御される。
【0021】 エア室19には床板15の第1,第3床部16,18の外端縁に沿ってそれぞれスリッ ト状に開口され、エアをエアカーテン状に吹出して第1,第3床部16,18の床面 16a,18a に沿って第2床板17側へ流動させる1対の外吹出し口22と、第2床板17 の反粉体回収槽側の端縁に沿ってスリット状に開口され、エアをエアカーテン状 に吹出して第2床部17の床面17a に沿って粉体回収槽13側へ流動させる中吹出し 口23とが形成されている。
【0022】 ブロア20によってエア室19内へ給送されたエアは床板15の各床部16,17,18の各 貫通孔15a を通り抜けて床面16a,17a,18a 上へその全面にわたって噴出するとと もに、各吹出し口22,23から吹出したエア流が貫通孔15a から噴出したエアと合 流して各床面16a,17a,18a に沿って流動し、床板15上に落下した粉体は貫通孔15 a から噴出するエアによって吹き上げられ、床板15に沿って流動するエア流中に 分散して混気粉体層Pとなった状態で先下り状に集合流動する。
【0023】 ブロア20が駆動されてエアがエア室19内へ給送されると、床板15の第1,第3 床部16,18上には混気粉体層Pが第1,第3床部16,18床面16a,18a に沿って第 2床部17側へ集合状態で先下り状に直進流動する外搬出流路24A が形成され、ま た、床板15の第2床部17上にはその床面17a 上に落下した粉体、および、第1, 第3床部16,18上から第2床部17上へ流入した粉体の混気粉体層Pが第2床部17 の床面17a に沿って粉体回収槽13側へ集合状態で先下り状に直進流動する中搬出 流路24B が形成される。
【0024】 オーバースプレーされた粉体のうち、床板15の第1,第3床部16,18上に落下 した粉体は混気粉体層Pとなってエア流とともに外搬出流路24A および中搬出流 路24B を床面16a および床面17a 、若しくは、床面18a および床面17a に沿って 90°折れ曲って曲進流動し、粉体回収槽13内へ搬出される。
【0025】 オーバースプレーされた粉体のうち、第2床部17上に落下した粉体は混気粉体 層Pとなってエア流とともに中搬出流路24B を床面17a に沿って直進流動して粉 体回収槽13内へ搬出され、塗装ブース1の床板15上に落下した粉体は全て粉体回 収槽13内に回収される。
【0026】 続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。 本例では被塗物Wが通過する塗装ブース1の底部に形成されてブロア20に接続 されたエア室19上には多数の微細な貫通孔を有する多孔質の床板15を、オーバー スプレーされて落下した粉体の搬出方向へ先下り状に傾斜した勾配を床面16a,17 a,18a に付与した状態で設置し、ブロア20を駆動してエア室19内へエアを給送し たときには床板15上の粉体が貫通孔15a を通り抜けて床板15上へ噴出したエア流 とともに混気粉体層となって床面16a,17a,18a に沿って流動する搬出流路24A,24 B が床板15上に形成されるように構成するとともに、被塗物Wを塗装する塗装作 業中ブロア20が駆動されて塗装作業の休止中ブロア20が停止するように構成して ある。
【0027】 このため、塗装ブース1内でオーバースプレーされた粉体を混気粉体層Pの状 態にしてエア流とともに床面に沿って集合流動させて塗装ブース1外へ的確に搬 出することができ、粉体を搬出するコンベア装置やワイパ装置等が不要となって 粉体を搬送するための機構を簡略化およびコンパクト化することができる。
【0028】 また、粉体を混気粉体層Pの状態でエア流によって曲進流動させて搬送するこ とができるので、塗装ブース1の床面積が大きい場合や、被塗物Wの搬送路が長 い場合でも、粉体を所望の回収位置へ的確に搬出することができる。
【0029】 さらに、塗装作業の休止中はブロア20を停止させるので、粉体搬送機構の動力 コストおよびランニングコストを節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す粉体塗装装置の側面図
である。
【図2】図1のX1−X1線矢視図である。
【図3】図2のX2−X2線矢視図である。
【符号の説明】
1 塗装ブース 15 床板 16a,17a,18a 床面 19 エア室 20 ブロア 24A,24B 搬出流路 P 混気粉体層 W 被塗物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物が通過する塗装ブースの底部に形
    成されてブロアに接続されたエア室上には多数の微細な
    貫通孔を有する多孔質の床板を、オーバースプレーされ
    て落下した粉体の搬出方向へ先下り状に傾斜した勾配を
    床面に付与した状態で設置し、前記ブロアを駆動して前
    記エア室内へエアを給送したときには前記床面上の粉体
    が前記貫通孔を通り抜けて前記床面上へ噴出したエア流
    とともに混気粉体層となって前記床面に沿って流動する
    搬出流路が前記床板上に形成されるように構成したこと
    を特徴とする粉体塗装装置。
  2. 【請求項2】 被塗物を塗装する塗装作業中前記ブロア
    が駆動されて塗装作業の休止中前記ブロアが停止するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の粉体塗装
    装置。
JP2810293U 1993-05-27 1993-05-27 粉体塗装装置 Pending JPH0685051U (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005535A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Neturen Co Ltd 鋼棒の塗装装置
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