JPH0685015U - オイル・フイルター - Google Patents

オイル・フイルター

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JPH0685015U
JPH0685015U JP8808492U JP8808492U JPH0685015U JP H0685015 U JPH0685015 U JP H0685015U JP 8808492 U JP8808492 U JP 8808492U JP 8808492 U JP8808492 U JP 8808492U JP H0685015 U JPH0685015 U JP H0685015U
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JP
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magnet
oil filter
oil
iron powder
case
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JP8808492U
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English (en)
Inventor
明 ▲高▼橋
Original Assignee
明 ▲高▼橋
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種内燃機関や動力用機器等に使用されてい
る。オイルフイルターのエレメントの外周に、図−2の
ような磁石を配設して、多量に発生する鉄分を吸着除去
し、各部の摩耗の減少、およびエレメントの負荷の軽減
を計り、併せて潤滑油の劣化防止や圧縮漏れ防止に伴な
う、パワーアップと燃費の向上に役立つオイルフイルタ
ーを提供する。 【構成】 分解式オイルフイルターの一例を示すと、図
−2(中央部平面図)のように、半割状の磁石A(1)
と磁石B(1)が互に磁石結合した円筒形状の磁石
(1)をケース(2)の内側に挿入し下端が固定するま
で押し込むと、ケース(2)の内側に設けた、押え板バ
ネ(4)により、スキ間を自動調整して安定する。また
磁石(1)の磁力を強化するため、鉄粉の吸着面を凹凸
状の台形に成形した、板状および棒状の磁石により、潤
滑油がエレメント(3)を通過する前にその油中の鉄粉
を効果的に吸着し、しかもエレメント(3)が目詰りを
起しても、油中の鉄粉は上記磁石により吸着除去しなが
ら運転を継続できるオイルフイルターである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各種内燃機関や動力用機器等に使用されている潤滑油のオイルフ イルターに関するもので、潤滑油中を浮遊する鉄粉を吸着除去するため、オイル フイルター内に磁石(永久磁石)を配設したものである。
【0002】
【従来の技術】
オイルフイルターには各種あるが、現在多く使用されている内燃機関用のオイ ルフイルターには大別して図−7の分解式と図−8の非分解式があり、これら従 来のオイルフイルターは、長期間使用すると、それをろ過する潤滑油中の不純物 が増加して、エレメントが目詰りを起して潤滑油を通さなくなり、汚れた潤滑油 は、例えば図−8のようにF室からバイパス弁を押し開いてE室を通って、直接 回転部や摺動部に送られて、油の切れを防ぐ仕組になっている。上記の汚れた潤 滑油中の不純物の大部分はカーボンや金属粉であり、金属粉の中でも鉄粉は、シ リンダ壁とピストンリングの摩擦部等で常に多量に発生しており、この鉄粉が各 部に悪影響を及ぼすので、これを取り除くことが強く要望されていたがなかなか できなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
オイルフイルターのエレメントの目詰りは、その車両や機器の諸条件等が異な り汚損状態を把握することが極めて困難なため、その交換は適正に行われ難いの が現状である。しかしながら前述のように鉄粉の量は常に多発しながら他の不純 物と共に増加し、遂にはエレメントを目詰りさせて、オイルポンプより直接汚れ た潤滑油と共に硬質の鉄粉やカーボンが各部を回り、シリンダの偏摩耗や圧縮漏 れ、その他各部の摩耗を促進させる等の問題点があり、またエレメントの交換頻 度が多く、かつ交換作業が頻雑で頻わしいという面がある。本考案は上記本来の 問題点を解決するため、オイルフイルター内で別途鉄粉を吸着除去することによ り、各部の摩耗の減少、およびエレメントの負荷を軽減し、耐久性を向上させ、 交換頻度を著しく減少させ、併せて潤滑油の劣化防止、と圧縮漏れ防止に伴うパ ワーアップと燃費の向上に役立つ、オイルフイルターを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
イ.図−1のオイルフイルターは、従来の分解式オイルフイルター図−7のケ ース(2)の内側に磁石を配設したもので、磁石(1)の厚さの分だけ太くでき ており、従来のエレメント等はそのまま使えるようにしてある。 ロ.磁石(1)は、図−2の中央平面図のように、内面の鉄粉吸着面を凹凸状 の台形歯状に成形して、接油面積を広くすると共に、磁石効果を高めた。 ハ.図−3は、磁石(1)の押え板バネ(4)をケース(2)の内側に4ケ設 けて、ケース(2)と磁石(1)との隙間の自動調整をするようにした。 ニ.組みつける手順で、図−1を説明すると、ハウジング(17)とケース( 2)を締めつけているセンターパイプ(16)を抜き取り、上部のハウジング( 17)を外し、ケース(2)を安定させておいて、図−2のように半分割で、磁 石A(1)と磁石B(1)が、互にN極(6)とS極(7)の磁石結合した、円 筒形状の磁石(1)を図−10の当て板を上に当てて、図−3のようにケース( 2)の内側に挿入し下端が固定するまで押し込むと、外周に設けた押え板バネ( 4)で安定する。つぎに図−1のようにエレメント(3)を挿入しハウジング( 17)の下部にゴムリングA(12)とゴムリングB(13)を挿入してハウジ ング(17)とケース(2)を組み合せ、センターパイプ(16)で締めつける と磁石(1)は容易に半固定される。 ホ・磁石(1)を洗浄等で取り外すときは、図−3の磁石(1)の上端の取り 外し穴(5)が2ケ所(1ケ図示せず)対向にあるので、これに図−9のL金具 を差し込んで引き上げるとよい。また取り外した円筒形状の磁石(1)は半分割 の磁石結合であるから、これをねじり合せて同極とすれば磁粉は消磁して容易に 洗浄できる。また円筒形を半分割したものは平板を曲げたものであるから板状と 解して説明している。 ヘ.図−4の、磁石(21)は磁力を更に増大するため、棒状の磁石の結合体 で出来ており円筒形状につくり図−1のように半分割できるようにしてある、な お棒磁石の構造以外は、図−1と同じだから正面図は省略する。 ト.図−5は、本考案のカートリッジ式(非分解式)のオイルフイルターで磁 石(25)は一体成形した単体の円筒形伏であり、図−8の従来品よりも磁石( 25)の厚さの分だけ太くできており、その他は従来品と同じである。また磁石 (25)はケース(20)の内面に接着剤等で固着させ上下を固定する。この磁 石(25)の中央部平面図は図−4とほぼ同じである。 チ.以上のオイルフイルターは、一般的に広く利用できるものであるが、棒状 磁石を基本として、エンジン関係以外の変速機や差動装置やその他の大型機器の 歯車装置へ広く利用することが出来る。
【0005】
【作用】
図−1のように、オイルフイルター内のケース(2)とエレメント(3)との 狭い場所に磁石(1)を配設し、内面を図−2のように凹凸状の台形にして接油 面を拡大し、その角に鉄粉を集着させようとする磁石本来の特性を利用して、吸 着効果を高めた、図−3の押え板バネ(4)は、磁石(1)の振動防止とケース (2)とのスキ間の自動調整用にとりつけてあり、上端のゴムリングA(12) で半固定し安定させてある。また長期間使用して、エレメントが目詰りを起して も、潤滑油中を浮遊する鉄粉の大部分は吸着されながら送油を続けることができ る。更に磁石を板状から棒伏にすることによりその磁力を更に強力にした。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を、エレメント交換式オイルフイルターの図−1と図−7の 比較テストで説明する。図−1のエレメント(3)の外周に配設した磁石(1) の鉄粉の吸着効果を確認するためのテストを行った。テストは中型自動車用エン ジン(180PS)を試験台で、一定の馴し運転・各部の温度・馬力テスト等で 、修繕基準に合格したもの2台を選び、1台は図−1のオイルフイルターを、他 の1台は図−7のオイルフイルターを取りつけてそれぞれの車体に載せ、馴し運 転後第1回目のオイルのサンプルを、図−1および図−7のオイルフイルターの ドレンプラグより採取し、次回から約2万キロ走行毎に約40万キロ走行後まで 、採油とエレメントの交換および磁石の洗浄を行ない、オイルはそれぞれ分光分 析試験等で鉄粉の変化を調べ、各エンジンは再び分解して主要部の摩耗量の測定 等、前回の記録との比較および磁石の有無の効果等の調査を繰返し行った結果、 鉄粉除去率は極めて良好な成績であった。
【0007】
【考案の効果】
本考案のオイルフイルターに配設した磁石により、潤滑油中を浮遊する鉄粉の 大部分を吸着除去できるので、エレメントの耐久性が著しく向上して、交換頻度 を減少させることができた、また長期間使用してエレメントが目詰りを起しても 潤滑油中の鉄粉は吸着除去されながら運転を続けることができるので、各部の摩 耗を軽減することができる等、各種内燃機関や動力用機器等の保守上極めて効果 が大きく、更に潤滑油の寿命の向上等には計り切れない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエレメント交換式(分解式)のオイル
フイルターの一部破断正面図である。
【図2】本考案の上記オイルフイルターの中央部平面図
である。(板状磁石)
【図3】本考案の磁石(1)の押え板バネ(4)の取り
付け部の拡大断面図である。
【図4】本考案のエレメント交換式(分解式)のオイル
フイルターの中央部平面図(棒磁石)である。
【図5】本考案のカートリッジ式(非分解式)のオイル
フイルターの一部破断正面図である。
【図6】図−5の中央平面図(一体形棒磁石)である。
【図7】従来から使用されている、エレメント交換式
(分解式)のオイルフイルターの斜視図である。
【図8】従来から使用されている、カートリッジ式(非
分解式)の一部破断正面図である。
【図9】本考案の各磁石の抜き取り用の、L金具の正面
図である。
【図10】円形の木製で、磁石(1)の押し込み用の当
て板の正面図である。
【符号の説明】
1は磁石 1の磁石A 1の磁石B 2はケース 2´はケース 3はエレメント 4は押え板バネ 5は取り外し穴 6はN極 7はS極 8はオイル入口 9はオイル出口 10はF室 11はバイパス弁室 12はゴムリングA 13はゴムリングB 14はE室 15はドレーンプラグ 16はセンタ・パイプ 17はL金具 18はバネ止用切り込み部 19は当て板 20はケース 20´はケース 21は棒磁石 22はケース 23はエレメント 24は***4φ×2 25は磁石 26はバイパス弁体 27はバイパスバルブ 28はチェックバルブ 29は棒磁石 30はケース 31は右半割結合分離位置 32は左半割結合分離位置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレメントと前記エレメントを収容する
    ケースとを備えた、オイルフイルターであって、前記エ
    レメントと前記ケースとの間に磁石を配設したことを特
    徴とするオイルフイルター。
  2. 【請求項2】 前記磁石は、板状又は棒状よりなる、単
    体又は複数および多数の結合体よりなることを特徴とす
    る請求項1のオイルフイルター。
  3. 【請求項3】 前記磁石の鉄粉吸着面を凹凸状の台形歯
    状に成形したことを特徴とする請求項1のオイルフイル
    ター。
JP8808492U 1992-11-09 1992-11-09 オイル・フイルター Pending JPH0685015U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8808492U JPH0685015U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 オイル・フイルター

Applications Claiming Priority (1)

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JP8808492U JPH0685015U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 オイル・フイルター

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JPH0685015U true JPH0685015U (ja) 1994-12-06

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ID=13933003

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JP8808492U Pending JPH0685015U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 オイル・フイルター

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807780B1 (ko) * 2006-12-26 2008-02-26 이성재 영구자석 어레이를 이용한 철가루 필터
EP4035753A1 (en) * 2021-02-02 2022-08-03 Rbm Ibox S.R.L. Magnetic filter for processing a fluid

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4819186U (ja) * 1971-07-13 1973-03-03

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