JPH068488B2 - 永久磁石合金 - Google Patents
永久磁石合金Info
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- JPH068488B2 JPH068488B2 JP60135505A JP13550585A JPH068488B2 JP H068488 B2 JPH068488 B2 JP H068488B2 JP 60135505 A JP60135505 A JP 60135505A JP 13550585 A JP13550585 A JP 13550585A JP H068488 B2 JPH068488 B2 JP H068488B2
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/055—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
- H01F1/057—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は焼結磁石の少なくとも1主面を研削加工等に
より加工した場合にも磁石特性の低下しない薄物用永久
磁石合金,特に厚みが約3mm以下の薄物用永久磁石合金
に関する。
より加工した場合にも磁石特性の低下しない薄物用永久
磁石合金,特に厚みが約3mm以下の薄物用永久磁石合金
に関する。
[従来の技術] 現在の代表的永久磁石材料は、アルニコ,ハードフェラ
イトおよび希土類コバルト磁石である。近年のコバルト
の原料事情の不安定化に伴ない,コバルトを20〜30wt%
含むアルニコ磁石の需要は減り,鉄の酸化物を主成分と
する安価なハードフェライトが磁石材料の主流を占める
ようになった。
イトおよび希土類コバルト磁石である。近年のコバルト
の原料事情の不安定化に伴ない,コバルトを20〜30wt%
含むアルニコ磁石の需要は減り,鉄の酸化物を主成分と
する安価なハードフェライトが磁石材料の主流を占める
ようになった。
一方、希土類コバルト磁石はコバルトを50〜60wt%も含
むうえ、希土類鉱石中にあまり含まれていないSmを使
用するため大変高価であるが、他の磁石に比べて,磁気
特性が格段に高いため,主として小型で付加価値の高い
磁気回路に多用されるようになった。
むうえ、希土類鉱石中にあまり含まれていないSmを使
用するため大変高価であるが、他の磁石に比べて,磁気
特性が格段に高いため,主として小型で付加価値の高い
磁気回路に多用されるようになった。
本発明者は先に,高価なSmやCoを含有しない新しい高性
能永久磁石として磁気異方性を有するFe−B−R系3元
化合物に基づく永久磁石を提案した(特開昭59-4600
8)。この永久磁石は,RとしてNdやPrを中心とする資
源的に豊富な軽希土類を用い、Feを主成分として25MGOe
以上の極めて高いエネルギー積を示す,すぐれた永久磁
石である。さらに,FeBR基本系の展開として,上記Fe−
B−R系3元化合物に基づくFe−B−R系合金のFeの一
部をCoで置換してキュリー温度を上昇させた(Fe,Co)
−B−R系4元化合物に基づき磁気異方性を有するもの
(特開昭59-64733),添加元素M(Al,Ti,V等)の含有
により保持力増大を計ったもの(特開昭59-89401),Co,M
両方を含むもの(特開昭59-132104)等の一連の永久磁
石(合金)が本出願人により開発されている。
能永久磁石として磁気異方性を有するFe−B−R系3元
化合物に基づく永久磁石を提案した(特開昭59-4600
8)。この永久磁石は,RとしてNdやPrを中心とする資
源的に豊富な軽希土類を用い、Feを主成分として25MGOe
以上の極めて高いエネルギー積を示す,すぐれた永久磁
石である。さらに,FeBR基本系の展開として,上記Fe−
B−R系3元化合物に基づくFe−B−R系合金のFeの一
部をCoで置換してキュリー温度を上昇させた(Fe,Co)
−B−R系4元化合物に基づき磁気異方性を有するもの
(特開昭59-64733),添加元素M(Al,Ti,V等)の含有
により保持力増大を計ったもの(特開昭59-89401),Co,M
両方を含むもの(特開昭59-132104)等の一連の永久磁
石(合金)が本出願人により開発されている。
最近,磁気回路の高性能化,小型化に伴って,Fe−B−
R系永久磁石は益々注目を浴び、厚みが3mm以下の薄小
物用磁石が要望されてきた。
R系永久磁石は益々注目を浴び、厚みが3mm以下の薄小
物用磁石が要望されてきた。
[発明が解決しようとする問題点] そのため、成形焼結した薄小の焼結磁石体表面の凹凸面
および歪み面を除去して平坦化し、且つ表面の酸化層除
去のため,研削加工する必要があるが,前記Fe−B−R
系焼結磁石を例へば素材厚み10mmより製品厚み1mm,2
mm,4mm,6mm,8mmに研削加工すると製品厚みが小さ
くなる程,第1図に示す如く,磁石特性は劣化すること
が判った。
および歪み面を除去して平坦化し、且つ表面の酸化層除
去のため,研削加工する必要があるが,前記Fe−B−R
系焼結磁石を例へば素材厚み10mmより製品厚み1mm,2
mm,4mm,6mm,8mmに研削加工すると製品厚みが小さ
くなる程,第1図に示す如く,磁石特性は劣化すること
が判った。
本発明は,上述の問題点を解消することを目的とする。
[発明による解決手段] 本発明の第1の態様に係る永久磁石合金は,原子%に
て,硼化物のうち少なくとも1種を硼化物分子1個を1
原子と換算して0.05〜3.0%含有し,10〜24%R(RはN
d,Pr,Dy,Ho,Tbの少なくとも1種,或いはこれらの1種
以上と更にLa、Ce、Sm、Gd、Er、Eu、Tm、Yb,La、Yの少なくと
も1種とからなる),4〜24%B,(但し、前記硼化物
中のBを除く)65〜81%Feを主成分とし,主相がFeBR
系正方晶相からなり,主相の平均結晶粒径が9.0μm以
下であることを特徴とする。(但し、前記硼化物はFeB
R系3元化合物を含まない) 本発明の第2の態様として,第1の態様(FeBR基本系)
をベースとし,Feの50%以下を置換してCo(Co0%を除
く)を含有すること,第3の態様としてFeの一部に代え
て後述のM元素を所定%以下含有(M0%を除く)する
こと,さらに第4の態様としてFeの50%以下をCo(Co0
%を除く)で置換すること,及びFeの一部に代えて上記
M元素を所定%含有すること,が夫々特徴とされる。
て,硼化物のうち少なくとも1種を硼化物分子1個を1
原子と換算して0.05〜3.0%含有し,10〜24%R(RはN
d,Pr,Dy,Ho,Tbの少なくとも1種,或いはこれらの1種
以上と更にLa、Ce、Sm、Gd、Er、Eu、Tm、Yb,La、Yの少なくと
も1種とからなる),4〜24%B,(但し、前記硼化物
中のBを除く)65〜81%Feを主成分とし,主相がFeBR
系正方晶相からなり,主相の平均結晶粒径が9.0μm以
下であることを特徴とする。(但し、前記硼化物はFeB
R系3元化合物を含まない) 本発明の第2の態様として,第1の態様(FeBR基本系)
をベースとし,Feの50%以下を置換してCo(Co0%を除
く)を含有すること,第3の態様としてFeの一部に代え
て後述のM元素を所定%以下含有(M0%を除く)する
こと,さらに第4の態様としてFeの50%以下をCo(Co0
%を除く)で置換すること,及びFeの一部に代えて上記
M元素を所定%含有すること,が夫々特徴とされる。
M元素はFeの一部に代り下記の所定%以下のM元素(M
0%を除く)を1種以上含有するものである: 5.0% Al, 3.0% Ti, 5.5% V, 6.0% Ni, 4.5% Cr, 5.0% Mn, 5.0% Bi, 9.0% Nb, 7.0% Ta, 5.2% Mo, 5.0% W, 1.0% Sb, 3.5% Ge, 1.5% Sn, 3.3% Zr, 3.3% Hf,及
び5.0%Si(但しM元素の合量は当該添加元素のうち
最大値を有するものの上記所定%以下)。
0%を除く)を1種以上含有するものである: 5.0% Al, 3.0% Ti, 5.5% V, 6.0% Ni, 4.5% Cr, 5.0% Mn, 5.0% Bi, 9.0% Nb, 7.0% Ta, 5.2% Mo, 5.0% W, 1.0% Sb, 3.5% Ge, 1.5% Sn, 3.3% Zr, 3.3% Hf,及
び5.0%Si(但しM元素の合量は当該添加元素のうち
最大値を有するものの上記所定%以下)。
[好適な実施の態様及び作用効果] 本発明者はFe−B−R系焼結磁石の磁石特性の低下原因
について種々研究した結果,加工されたFe−B−R系焼
結磁石の表面第一層の結晶群の保磁力低下の理由は高保
磁力を出現するための必要且つ最適な粒界相が存在しな
いためであることを知見した。
について種々研究した結果,加工されたFe−B−R系焼
結磁石の表面第一層の結晶群の保磁力低下の理由は高保
磁力を出現するための必要且つ最適な粒界相が存在しな
いためであることを知見した。
然しながら,加工された表面の結晶群に必要且つ最適の
粒界相を付与することは容易でなく,保磁力の低い表面
層の結晶群の体積比を小さくするためには焼結体の結晶
粒径を極力小さくすることが有効なることを知り得た。
粒界相を付与することは容易でなく,保磁力の低い表面
層の結晶群の体積比を小さくするためには焼結体の結晶
粒径を極力小さくすることが有効なることを知り得た。
一般に焼結体の結晶粒径を小さくするためには,成形前
の微粉砕粉末の粒度を小にすることで可能となる。厚み
3mm以下の薄小物用焼結磁石の磁石特性の劣化を極力少
なくし,且つ安定して量産化するためには原料粉末粒度
を2μm以下に抑える必要があるが,Fe−B−R系焼結
磁石用原料粉末には希土類元素を多量に含有するため,
粉末粒度2μm以下の微粉末では化学的に活性で,取扱
いが困難であり,安定した量産化には適しない。
の微粉砕粉末の粒度を小にすることで可能となる。厚み
3mm以下の薄小物用焼結磁石の磁石特性の劣化を極力少
なくし,且つ安定して量産化するためには原料粉末粒度
を2μm以下に抑える必要があるが,Fe−B−R系焼結
磁石用原料粉末には希土類元素を多量に含有するため,
粉末粒度2μm以下の微粉末では化学的に活性で,取扱
いが困難であり,安定した量産化には適しない。
発明者は種々研究した結果,Fe−B−R系焼結磁石内に
特定量の硼化物を含有せしめることにより,焼結時にお
ける粒成長を抑制してiHcの増大(1〜2KOe上昇)を図
るとともに,加工により厚み約3mm以下に薄物化した場
合にも焼結磁石の磁石特性が低下することのないすぐれ
た特性を有する永久磁石材料を提供するものである。
特定量の硼化物を含有せしめることにより,焼結時にお
ける粒成長を抑制してiHcの増大(1〜2KOe上昇)を図
るとともに,加工により厚み約3mm以下に薄物化した場
合にも焼結磁石の磁石特性が低下することのないすぐれ
た特性を有する永久磁石材料を提供するものである。
本発明は,硼化物の少なくとも1種を添加することに特
徴がある。硼化物としては,Ti,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Cr,Mo,
W,希土類(R)等の金属の硼化物,BN等がある。これ
らの硼化物のうち,ZrB2,ZrB12,HfB2,VB2,
NbB,NbB2,TaB,TaB2,TiB2,CrB2,MoB,
MoB2B,Mo2B,WB,W2B,BN,NdB6,PrB6
等が実用的である。かかる硼化物は融点が高く、非常に
安定な化合物である。例えばZrB2の融点は約3000℃
である。
徴がある。硼化物としては,Ti,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Cr,Mo,
W,希土類(R)等の金属の硼化物,BN等がある。これ
らの硼化物のうち,ZrB2,ZrB12,HfB2,VB2,
NbB,NbB2,TaB,TaB2,TiB2,CrB2,MoB,
MoB2B,Mo2B,WB,W2B,BN,NdB6,PrB6
等が実用的である。かかる硼化物は融点が高く、非常に
安定な化合物である。例えばZrB2の融点は約3000℃
である。
この発明の永久磁石材料は平均結晶粒径が9.0μm以下
の範囲にある正方晶系の結晶構造をし磁気異方性を有す
るFeBR系ないしFeCoBR系化合物を少なくとも50Vo1
%以上と体積比で1%〜50%の非磁性相(酸化物相を除
く)を含むことを特徴とする。この発明磁石において、
平均結晶粒径が9μmを越える場合は保磁力の低い表面
の結晶群の体積比を増加させるので好ましくない。平均
結晶粒径は好ましくは7μm以下,さらに3〜5μmで
ある。
の範囲にある正方晶系の結晶構造をし磁気異方性を有す
るFeBR系ないしFeCoBR系化合物を少なくとも50Vo1
%以上と体積比で1%〜50%の非磁性相(酸化物相を除
く)を含むことを特徴とする。この発明磁石において、
平均結晶粒径が9μmを越える場合は保磁力の低い表面
の結晶群の体積比を増加させるので好ましくない。平均
結晶粒径は好ましくは7μm以下,さらに3〜5μmで
ある。
したがって、この発明の永久磁石は,RとしてNdやPrを
中心とする資源的に豊富な軽希土類を主に用い,硼化物
を含有し,Fe,B,Rを主成分とすることにより,20MG
Oe以上の極めて高いエネルギー積並びに,高残留磁束密
度,高保磁力を有し,かつ加工による特性低下を防止し
た,すぐれた永久磁石を安価に得ることができる。
中心とする資源的に豊富な軽希土類を主に用い,硼化物
を含有し,Fe,B,Rを主成分とすることにより,20MG
Oe以上の極めて高いエネルギー積並びに,高残留磁束密
度,高保磁力を有し,かつ加工による特性低下を防止し
た,すぐれた永久磁石を安価に得ることができる。
この発明の永久磁石に用いる希土類元素Rは,Nb,Pr,D
y,Ho,Tbのうち少なくとも1種を含み,あるいはこれら
の1種以上にさらに,La,Ce,Sm,Gd,Er,Eu,Pm,Tm,Yb,Y
のうち少なくとも1種を含むものが好ましい。又,通例
R(特にNd,Pr,Dy,Ho,Tb等)のうち1種をもって足り,
特にNd,Prが好ましいが,実用上は2種以上の混合物
(ミッシュメタル,ジジム等)を入手上の便宜等の理由
により用いることができる。但し主相を構成する合金の
R中のSm,Laはできるだけ少ない方がよい(例えばSm1
原子%以下,さらに0.5%以下)。R混合系としては特
にNd,Pr,又はこれらと少量(全合金中0.05〜5原子%,
特に0.2〜3原子%)のDy,Ho,Tb等の組合せが温度特性
上好ましい。RとしてはNd,Prの合計50原子%以上(さ
らに好ましくは80原子%)以上とすることが特性,コス
ト,資源的観点から好ましい。
y,Ho,Tbのうち少なくとも1種を含み,あるいはこれら
の1種以上にさらに,La,Ce,Sm,Gd,Er,Eu,Pm,Tm,Yb,Y
のうち少なくとも1種を含むものが好ましい。又,通例
R(特にNd,Pr,Dy,Ho,Tb等)のうち1種をもって足り,
特にNd,Prが好ましいが,実用上は2種以上の混合物
(ミッシュメタル,ジジム等)を入手上の便宜等の理由
により用いることができる。但し主相を構成する合金の
R中のSm,Laはできるだけ少ない方がよい(例えばSm1
原子%以下,さらに0.5%以下)。R混合系としては特
にNd,Pr,又はこれらと少量(全合金中0.05〜5原子%,
特に0.2〜3原子%)のDy,Ho,Tb等の組合せが温度特性
上好ましい。RとしてはNd,Prの合計50原子%以上(さ
らに好ましくは80原子%)以上とすることが特性,コス
ト,資源的観点から好ましい。
なお,このRは純希土類元素でなくてもよく,工業上入
手可能な範囲で製造上不可避な不純物を含有するもので
も差支えない。
手可能な範囲で製造上不可避な不純物を含有するもので
も差支えない。
Rは,新規な上記系永久磁石における,必須元素であっ
て、10原子%未満では,結晶構造がα−鉄と同一構造の
立方晶組織が多く生成するため,高磁気特性,特に高保
磁力が得られず,24原子%を越えると,Rリッチな非磁
性相が多くなり,残留磁束密度(Br)が低下して,すぐれ
た特性の永久磁石が得られない。よって,希土類元素R
は,10原子%〜24原子%の範囲とする。
て、10原子%未満では,結晶構造がα−鉄と同一構造の
立方晶組織が多く生成するため,高磁気特性,特に高保
磁力が得られず,24原子%を越えると,Rリッチな非磁
性相が多くなり,残留磁束密度(Br)が低下して,すぐれ
た特性の永久磁石が得られない。よって,希土類元素R
は,10原子%〜24原子%の範囲とする。
Bは,新規な上記系永久磁石における,必須元素であっ
て,4原子%未満では,菱面体組織が多く生成し,高い
保磁力(iHc)は得られず,24原子%を越えると,Bリッ
チな非磁性相が多くなり,残留磁束密度(Br)が低下する
ため,すぐれた永久磁石が得られない。よって,Bは,
4原子%〜24原子%の範囲とする。
て,4原子%未満では,菱面体組織が多く生成し,高い
保磁力(iHc)は得られず,24原子%を越えると,Bリッ
チな非磁性相が多くなり,残留磁束密度(Br)が低下する
ため,すぐれた永久磁石が得られない。よって,Bは,
4原子%〜24原子%の範囲とする。
Feは,FeBR基本系永久磁石において,必須元素であ
り,65原子%未満では残留磁束密度(Br)が低下し,81原
子%を越えると,高い保磁力が得られないので,FeはFe
BR基本系において65原子%〜81原子%の含有とする。
り,65原子%未満では残留磁束密度(Br)が低下し,81原
子%を越えると,高い保磁力が得られないので,FeはFe
BR基本系において65原子%〜81原子%の含有とする。
この発明において,特徴の硼化物は焼結磁石の結晶粒微
細化に重要であるが,0.05原子%未満では結晶粒微細化
の効果が少なく,焼結体の主面加工時に磁石特性の低下
を防止する効果が少なく,又3.0原子%を越えると残留
磁束密度並びに最大エネルギー積が低下するため,好ま
しくない。硼化物は好ましくは0.3〜1原子%とする。
細化に重要であるが,0.05原子%未満では結晶粒微細化
の効果が少なく,焼結体の主面加工時に磁石特性の低下
を防止する効果が少なく,又3.0原子%を越えると残留
磁束密度並びに最大エネルギー積が低下するため,好ま
しくない。硼化物は好ましくは0.3〜1原子%とする。
また,この発明による磁気異方性を有するFeBR系3元
化合物に基づく永久磁石用合金において,Feの一部をCo
で置換する((Fe、Co)−B−R系4元化合物にする)こ
とは,得られる磁石の磁気特性を損なうことなく,温度
特性を改善することができるがCo置換量がFeの50%を越
えると,逆に磁気特性が低下するため,好ましくない。
化合物に基づく永久磁石用合金において,Feの一部をCo
で置換する((Fe、Co)−B−R系4元化合物にする)こ
とは,得られる磁石の磁気特性を損なうことなく,温度
特性を改善することができるがCo置換量がFeの50%を越
えると,逆に磁気特性が低下するため,好ましくない。
なお合金中のCo5原子%以上でBrの温度係数が0.1%/
℃以下となり,25原子%以下では他の特性を本質上劣化
させることなくキュリー温度Tcの増大に寄与する。また
Coは少量(0.1〜1原子%)でも含量に応じて有効であ
り,含有量にほゞ対応してキュリー温度TcをFeBR基本
系のTc300〜370℃に対し増大させる。Co20%前後でもiH
cも増大させる。また角形性の改善効果もある。
℃以下となり,25原子%以下では他の特性を本質上劣化
させることなくキュリー温度Tcの増大に寄与する。また
Coは少量(0.1〜1原子%)でも含量に応じて有効であ
り,含有量にほゞ対応してキュリー温度TcをFeBR基本
系のTc300〜370℃に対し増大させる。Co20%前後でもiH
cも増大させる。また角形性の改善効果もある。
また,下記添加元素のうち少なくと1種は,Fe−B−R
系永久磁石に対してその保磁力等を改善あるいは製造性
の改善,低価格化に効果があるため添加する。しかし,
保磁力改善のための添加に伴ない残留磁束密度(Br)の低
下を招来するので,(BH)max20MGOe以上とするためBrは
少くとも9KG以上が必要であり,この範囲での添加が望
ましい。
系永久磁石に対してその保磁力等を改善あるいは製造性
の改善,低価格化に効果があるため添加する。しかし,
保磁力改善のための添加に伴ない残留磁束密度(Br)の低
下を招来するので,(BH)max20MGOe以上とするためBrは
少くとも9KG以上が必要であり,この範囲での添加が望
ましい。
また,下記添加元素Mのうち少なくとも1種は,Fe−B
−R系永久磁石に対してその保磁力等を改善あるいは製
造性の改善,低価格化に効果があるため添加する。しか
し,保磁力改善のための添加に伴ない一般に残留磁束密
度(Br)の低下を招来するので,Br9KG以上を得るため下
記範囲での添加が望ましい。
−R系永久磁石に対してその保磁力等を改善あるいは製
造性の改善,低価格化に効果があるため添加する。しか
し,保磁力改善のための添加に伴ない一般に残留磁束密
度(Br)の低下を招来するので,Br9KG以上を得るため下
記範囲での添加が望ましい。
5.0原子%以下のAl, 3.0原子%以下のTi, 5.5原子%以下のV, 6.0原子%以下のN
i, 4.5原子%以下のCr, 5.0原子%以下のMu, 5.0原子%以下のBi, 9.0原子%以下のNb, 7.0原子%以下のTa, 5,2原子%以下のMo, 5.0原子%以下のW, 1.0原子%以下のS
b, 3.5原子%以下のGe, 1.5原子%以下のSn, 3.3原子%以下のZr, 3.3原子%以下のHf, 5.0原子%以下のSi, のうち少なくとも1種を添加含有(但し,2種以上含有
する場合は,その最大含有量は当該添加元素のうち最大
値を有するものの原子%以下の含有)させることによ
り,永久磁石の高保磁力化が可能になる。なおNi,Mnの
限度はiHcから定められる。但し上記添加元素Mの含有
量は一般にBrの所望地に応じて適宜上記範囲内で選択で
き,一般に0.1〜3原子%以下(特に1%以下)が有効
である。このMはまた,粒界相成分中に合金化して添加
することもできる。添加元素MとしてはV,Nb,Ta,Mo,
W,Cr,Alが好ましい。
i, 4.5原子%以下のCr, 5.0原子%以下のMu, 5.0原子%以下のBi, 9.0原子%以下のNb, 7.0原子%以下のTa, 5,2原子%以下のMo, 5.0原子%以下のW, 1.0原子%以下のS
b, 3.5原子%以下のGe, 1.5原子%以下のSn, 3.3原子%以下のZr, 3.3原子%以下のHf, 5.0原子%以下のSi, のうち少なくとも1種を添加含有(但し,2種以上含有
する場合は,その最大含有量は当該添加元素のうち最大
値を有するものの原子%以下の含有)させることによ
り,永久磁石の高保磁力化が可能になる。なおNi,Mnの
限度はiHcから定められる。但し上記添加元素Mの含有
量は一般にBrの所望地に応じて適宜上記範囲内で選択で
き,一般に0.1〜3原子%以下(特に1%以下)が有効
である。このMはまた,粒界相成分中に合金化して添加
することもできる。添加元素MとしてはV,Nb,Ta,Mo,
W,Cr,Alが好ましい。
この発明における合金粉末の結晶相は主相が少なくとも
50vo1%以上(好ましくは80vo1%以上)の正方晶であ
り,少なくとも非磁性相により主相の粒界が囲まれてい
ることが,すぐれた磁気特性を有する焼結永久磁石を作
製するのに不可欠である。非磁性相は主としてRリッチ
相(R90原子%以上の金属)或いはさらにBリッチ相
(R2Fe7B6ないしR1Fe4B4等)から構成されほ
んのわずかでも有効であり,例えば1vo1%以上は十分
な量である。正方晶格子のパラメータはa約8.8Å,c
約12.2Åでありその中心組成はR2Fe14Bであると考え
られる。Coを含むFeCoBR系の場合にもFeBR基本系に
準じFeは部分的にCoにより置換されて同様の結晶構造を
とる。M元素の添加(所定範囲内)では,基本的結晶構
造は変らないと考えられる。
50vo1%以上(好ましくは80vo1%以上)の正方晶であ
り,少なくとも非磁性相により主相の粒界が囲まれてい
ることが,すぐれた磁気特性を有する焼結永久磁石を作
製するのに不可欠である。非磁性相は主としてRリッチ
相(R90原子%以上の金属)或いはさらにBリッチ相
(R2Fe7B6ないしR1Fe4B4等)から構成されほ
んのわずかでも有効であり,例えば1vo1%以上は十分
な量である。正方晶格子のパラメータはa約8.8Å,c
約12.2Åでありその中心組成はR2Fe14Bであると考え
られる。Coを含むFeCoBR系の場合にもFeBR基本系に
準じFeは部分的にCoにより置換されて同様の結晶構造を
とる。M元素の添加(所定範囲内)では,基本的結晶構
造は変らないと考えられる。
本発明のFeBR基本系において,高い残留磁束密度と高
保磁力を得るためには,R12.0〜20原子%,B5〜15原
子%,Fe65〜83原子%の場合,最大エネルギー積(BH)ma
x25MGOe以上がえられるのが好ましい範囲である。さら
にR12.0〜19原子%、B5.5〜12原子%では(BH)max30MG
Oe以上が得られる。
保磁力を得るためには,R12.0〜20原子%,B5〜15原
子%,Fe65〜83原子%の場合,最大エネルギー積(BH)ma
x25MGOe以上がえられるのが好ましい範囲である。さら
にR12.0〜19原子%、B5.5〜12原子%では(BH)max30MG
Oe以上が得られる。
R12.0〜16原子%,B5.5〜10原子%では35MGOe以上,
さらにR12〜14.5原子%,B5.8〜8原子%では40MGOe
以上(最高44MGOe)が達成される。
さらにR12〜14.5原子%,B5.8〜8原子%では40MGOe
以上(最高44MGOe)が達成される。
合金中のCoは(原子%にて)35%以下で25MGOe以上,25
%以下で30MGOe以上,23%以下で35MGOe以上,15%以下
で40MGOe以上が可能である。
%以下で30MGOe以上,23%以下で35MGOe以上,15%以下
で40MGOe以上が可能である。
また、この発明の永久磁石は一般的に粉末治金的方法に
より製造可能であり,磁場中加圧成形することにより磁
気的異方性磁石が得られ,また,無磁界中で加圧成形す
るとにより,磁気的等方性磁石を得ることができる。焼
結は常圧又は加圧条件下に行うことができるが、減圧雰
囲気中や真空中など公知の条件下(例えば特開昭59−
215460)においても行うことができる。
より製造可能であり,磁場中加圧成形することにより磁
気的異方性磁石が得られ,また,無磁界中で加圧成形す
るとにより,磁気的等方性磁石を得ることができる。焼
結は常圧又は加圧条件下に行うことができるが、減圧雰
囲気中や真空中など公知の条件下(例えば特開昭59−
215460)においても行うことができる。
また,この発明による合金は,R,B,Fe(或いはCo,
M元素)の他,工業的生産上不可避的不純物の存在を許
容できる。例えば,2原子%以下のP,2原子%以下の
S,2原子%以下のCu,合計量で2原子%以下を含有す
ることもでき,磁石合金の製造性改善,低価格化が可能
である。但しこれらの元素は一般にBrを低下させるので
少ないほうがよく,上記範囲はBr9KG以上とするためで
あり,さらに所要Brに従いその許容限度は少くなる(合
計1%又は0.5%以下)。
M元素)の他,工業的生産上不可避的不純物の存在を許
容できる。例えば,2原子%以下のP,2原子%以下の
S,2原子%以下のCu,合計量で2原子%以下を含有す
ることもでき,磁石合金の製造性改善,低価格化が可能
である。但しこれらの元素は一般にBrを低下させるので
少ないほうがよく,上記範囲はBr9KG以上とするためで
あり,さらに所要Brに従いその許容限度は少くなる(合
計1%又は0.5%以下)。
[実施例] 実施例1 出発原料として,電解鉄,フェロボロン合金,及びNd金
属を使用し,最終の組成が14Nd8B78Feとなるよう,Nd,F
e,Bをまず高周波溶解し,その後,水冷銅鋳型に鋳造
し、1Kgの鋳塊を得た。
属を使用し,最終の組成が14Nd8B78Feとなるよう,Nd,F
e,Bをまず高周波溶解し,その後,水冷銅鋳型に鋳造
し、1Kgの鋳塊を得た。
その後,鋳塊をスタンプミルにり,粗粉砕し,次にボー
ルミルにより微粉砕時に粒度50μm以下の純度99.5%以
上のBN,純度99%以上のTiB2を夫々最終組成が13.93Nd
7.96B77.61FeO.50BN(又はTiB2)になるよう添加配合
して微粉砕して,粒度3.0μmの微分砕粉を得た。
ルミルにより微粉砕時に粒度50μm以下の純度99.5%以
上のBN,純度99%以上のTiB2を夫々最終組成が13.93Nd
7.96B77.61FeO.50BN(又はTiB2)になるよう添加配合
して微粉砕して,粒度3.0μmの微分砕粉を得た。
前記Nd−B−Feの合金粉末,BN含有Nd−B−Fe合金粉末
及びTiB2含有のNd−B−Fe合金粉末を夫々型に装入
し,10KOeの磁界中で配向し,磁界と直交方向に2T/c
m2の圧力で成型した。
及びTiB2含有のNd−B−Fe合金粉末を夫々型に装入
し,10KOeの磁界中で配向し,磁界と直交方向に2T/c
m2の圧力で成型した。
得られた成型体を1100℃,1時間,Ar中の条件で焼結
し,その後,放冷し,更にAr中で600℃,2時間の時効
処理を施して,10mm×5mm×厚み10mm寸法の試験片を得
た。
し,その後,放冷し,更にAr中で600℃,2時間の時効
処理を施して,10mm×5mm×厚み10mm寸法の試験片を得
た。
磁石の組成,結晶粒径を第1表に,前記試験片の厚みを
6mm,4mm,2mm,1mmに研削加工(両面)した時の磁
気特性の結果を第2図に表す。尚この発明磁石におい
て,BN,TiB2等硼化物は実施例の如く原料粉末の微粉砕
時に配合添加してもよいが,配合原料の溶解時に溶湯中
にTiB2等の硼化物を生成せしめ,鋳塊内に硼化物を含
有せしめてもよい。
6mm,4mm,2mm,1mmに研削加工(両面)した時の磁
気特性の結果を第2図に表す。尚この発明磁石におい
て,BN,TiB2等硼化物は実施例の如く原料粉末の微粉砕
時に配合添加してもよいが,配合原料の溶解時に溶湯中
にTiB2等の硼化物を生成せしめ,鋳塊内に硼化物を含
有せしめてもよい。
実施例2 実施例1と同様の方法で得られた第2表に記載のNd15B
8Fe76.7(添加剤)0.3の焼結磁石から10mm×10mm×厚
み10mm寸法の試験片を得た。さらにこの磁石の厚みを1.
5mmに研磨(両面)したときの磁気特性並びに平均結晶
粒径(D)を第2表に挙げる。
8Fe76.7(添加剤)0.3の焼結磁石から10mm×10mm×厚
み10mm寸法の試験片を得た。さらにこの磁石の厚みを1.
5mmに研磨(両面)したときの磁気特性並びに平均結晶
粒径(D)を第2表に挙げる。
[発明の効果] 本発明によれば、Fe−B−R系永久磁石合金内に所定量
の硼化物を含有せしめ、焼結時における粒成長を抑制し
てiHcの増大(1〜2kOe上昇)を図ることができるとと
もに、加工により厚み約3mm以下に薄物化した場合にも
焼結磁石の磁石特性が低下することがない。
の硼化物を含有せしめ、焼結時における粒成長を抑制し
てiHcの増大(1〜2kOe上昇)を図ることができるとと
もに、加工により厚み約3mm以下に薄物化した場合にも
焼結磁石の磁石特性が低下することがない。
第1図は14Nd−7B−Fe磁石の厚さtと磁気特性の関係
を示すグラフ, 第2図は本発明の実施例たる14Nd8B77.5Fe0.5(Ti
B2)及び14Nd8B77.5Fe0.5(BN)の磁石の厚さtと磁
気特性の関係を示すグラフである。
を示すグラフ, 第2図は本発明の実施例たる14Nd8B77.5Fe0.5(Ti
B2)及び14Nd8B77.5Fe0.5(BN)の磁石の厚さtと磁
気特性の関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広沢 哲 大阪府三島郡島本町江川2丁目15―17 住 友特殊金属株式会社山崎製作所内 (72)発明者 佐川 眞人 大阪府三島郡島本町江川2丁目15―17 住 友特殊金属株式会社山崎製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−119701(JP,A) 特開 昭60−91601(JP,A) 特開 昭60−63903(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】原子%にて、硼化物のうち少なくとも1種
を硼化物分子1個を1原子と換算して0.05〜3.0%含有
し、10〜24%R(RはNd、Pr、Dy、Ho、Tbの少なくとも1
種、或いはこれらの1種以上と更にLa、Ce、Sm、Gd、Er、Eu、
Tm、Yb,La、Yの少なくとも1種とからなる)、4〜24%
B(但し、前記硼化物中のBを除く)、65〜81%Feを主
成分とし、主相がFeBR系正方晶相からなり、主相の平
均結晶粒径が9.0μm以下であることを特徴とする永久
磁石合金(但し、前記硼化物はFeBR系3元化合物を含
まない)。 - 【請求項2】原子%にて、硼化物のうち少なくとも1種
を硼化物分子1個を1原子と換算して0.05〜3.0%含有
し、10〜24%R(RはNd、Pr、Dy、Ho、Tbの少なくとも1
種、或いはこれらの1種以上と更にLa、Ce、Sm、Gd、Er、Eu、
Tm、Yb,La、Yの少なくとも1種とからなる)、4〜24%
B(但し、前記硼化物中のBを除く)、65〜81%Feを主
成分とし、Feの50%以下をCo(0%を除く)で置換し、
主相がFeCoBR系正方晶相からなり、主相の平均結晶粒
径が9.0μm以下であることを特徴とする永久磁石合金
(但し、前記硼化物はFeCoB系4元化合物を含まな
い)。 - 【請求項3】原子%にて、硼化物のうち少なくとも1種
を硼化物分子1個を1原子と換算して0.05〜3.0%含有
し、10〜24%R(RはNd、Pr、Dy、Ho、Tbの少なくとも1
種、或いはこれらの1種以上と更にLa、Ce、Sm、Gd、Er、Eu、
Tm、Yb,La、Yの少なくとも1種とからなる)、4〜24%
B(但し、前記硼化物中のBを除く)、65〜81%Feを主
成分とし、Feの一部に代り下記の所定%以下のM元素
(M0%を除く)を1種以上含有し、主相がFeBR系正
方晶相からなり、主相の平均結晶粒径が9.0μm以下で
あることを特徴とする永久磁石合金(但し、前記硼化物
はFeBR系3元化合物を含まない)。 (M元素) 5.0% Al, 3.0% Ti, 5.5% V, 6.0% Ni, 4.5% Cr, 5.0% Mn, 5.0% Bi, 9.0% Nb, 7.0% Ta, 5.2% Mo, 5.0% W, 1.0% S
b, 3.5% Ge, 1.5% Sn, 3.3% Zr, 3.3% Hf, 5.0% Si(但しM元素の合量は当該添
加元素のうち最大値を有するものの上記所定%以下) - 【請求項4】 原子%にて、硼化物のうち少なくとも1種を硼化物分子
1個を1原子と換算して0.05〜3.0%含有し、10〜24%
R(RはNd、Pr、Dy、Ho、Tbの少なくとも1種、或いはこれ
らの1種以上と更にLa、Ce、Sm、Gd、Er、Eu、Tm、Yb,La、Yの
少なくとも1種とからなる)、4〜24%B(但し、前記
硼化物中のBを除く)、65〜81%Feを主成分とし、Feの5
0%以下をCoで置換(Co0%を除く)すると共にFeの一
部に代り下記の所定%以下のM元素(M0%を除く)を
1種以上含有し、主相がFecoBR系正方晶相からなり、
主相の平均結晶粒径が9.0μm以下であることを特徴と
する永久磁石合金(但し、前記硼化物はFeCoBR系4元
化合物を含まない)。 (M元素) 5.0% Al, 3.0% Ti, 5.5% V, 6.0% Ni, 4.5% Cr, 5.0% Mn, 5.0% Bi, 9.0% Nb, 7.0% Ta, 5.2% Mo, 5.0% W, 1.0% Sb, 3.5% Ge, 1.5% Sn, 3.3% Zr, 3.3% Hf, 5.0% Si(但しM元素の合量は当該添
加元素のうち最大値を有するものの上記所定%以下)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60135505A JPH068488B2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 | 永久磁石合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60135505A JPH068488B2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 | 永久磁石合金 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5098371A Division JP2514155B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 永久磁石合金の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61295355A JPS61295355A (ja) | 1986-12-26 |
JPH068488B2 true JPH068488B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=15153327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60135505A Expired - Lifetime JPH068488B2 (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 | 永久磁石合金 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068488B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US5000800A (en) * | 1988-06-03 | 1991-03-19 | Masato Sagawa | Permanent magnet and method for producing the same |
US6377049B1 (en) * | 1999-02-12 | 2002-04-23 | General Electric Company | Residuum rare earth magnet |
EP1662516B1 (en) | 2003-08-12 | 2014-12-31 | Hitachi Metals, Ltd. | R-t-b sintered magnet and rare earth alloy |
CN111418034B (zh) * | 2017-12-05 | 2021-08-13 | 三菱电机株式会社 | 永磁铁、永磁铁的制造方法及旋转机 |
CN113450984B (zh) * | 2020-03-26 | 2024-05-17 | Tdk株式会社 | R-t-b系永久磁铁 |
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---|---|---|---|---|
JPS6063903A (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-12 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 耐酸化性のすぐれた永久磁石 |
JPS6091601A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-23 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 希土類・ボロン・鉄系永久磁石用合金粉末の粉砕方法 |
JPS60119701A (ja) * | 1983-12-01 | 1985-06-27 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 希土類・ボロン・鉄系永久磁石用合金粉末の製造方法 |
-
1985
- 1985-06-21 JP JP60135505A patent/JPH068488B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61295355A (ja) | 1986-12-26 |
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