JPH0684230U - 加湿器の天材 - Google Patents

加湿器の天材

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JPH0684230U
JPH0684230U JP2930893U JP2930893U JPH0684230U JP H0684230 U JPH0684230 U JP H0684230U JP 2930893 U JP2930893 U JP 2930893U JP 2930893 U JP2930893 U JP 2930893U JP H0684230 U JPH0684230 U JP H0684230U
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JP2930893U
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規和 松井
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全保水材に水を上部から均等に浸透させるこ
とが可能な加湿器の天材を提供する。 【構成】 水を保持する保水材2の上部に設置して保水
材2に水を浸透させるための加湿器の天材1であって,
その天材1の側面の形状が波形であることを特徴とする
加湿器の天材1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は空調産業用途に用いられる気化式加湿器の天材に関するものであり, 特に,適当な間隔に設置された保水材の上部から水を均等に浸透させることが可 能な加湿器の天材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,空調産業用途に用いられる気化式加湿器は,例えば,図3及び図4に示 すような構成であった。すなわち,図3は従来の加湿器の天材の一例を示す平面 図であり,図4は従来の天材を使用した加湿器の一部分を示す概略斜視図であり ,長方形状の天材11に,水を給水パイプ3より供給し,天材11から,適当な 間隔に設置された水を保持するための保水材2に水を浸透させ,そこに空気を送 風することによって,保水材2の表面から水の蒸発を生じさせて,送風した空気 を加湿するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら,従来の長方形状の天材に水を供給した場合では,給水パイプの 直下の保水材に水が集中し,全保水材に均等に水が浸透しにくいという問題があ った。 本考案は,全保水材に水を上部から均等に浸透させることが可能な加湿器の天 材を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者は,このような課題を解決するために鋭意検討の結果,天材の側面の 形状を波形にすることにより,全保水材に水を均等に浸透させることが可能にな るという事実を見出し,本考案に到達した。 すなわち,本考案は,水を保持する保水材の上部に設置して保水材に水を浸透 させるための加湿器の天材であって,その天材の側面の形状が波形であることを 特徴とする加湿器の天材を要旨とするものである。
【0005】 以下,図面を参照しつつ,本考案を具体的に説明する。 図1は本考案の加湿器の天材の一例を示す平面図であり,図2は本考案の天材 を使用した加湿器の一部分を示す概略斜視図である。 図2において,加湿器の天材1が,適当な間隔に設置された水を保持するため の保水材2の上部に設けられている。給水パイプ3により天材1に供給された水 は,保水材2に浸透し,そこに空気を送風することによって,保水材2の表面か ら水の蒸発を生じさせて,送風した空気を加湿する。
【0006】 本考案の加湿器の天材1としては,天材1の側面を波形に形成したものである ことが必要である。天材1の側面を波形に形成することにより,給水パイプ3か ら供給され,天材1全体に広がった水が,天材1の各波の谷間から落下し易くな り,全保水材2に均等に水が浸透し易くなる。天材1の側面の波数としては,保 水材2の数と同一とし,天材1の各波の谷間の直下に保水材2を設置することが 好ましい。本考案の天材1を得るには,例えば波形に打ち抜き加工すればよい。 また,保水材2は等間隔に設置されることが好ましく,特に,1〜10mmの間 隔で保水材2を設置することが好ましい。
【0007】 本考案の加湿器の天材1の材質としては,織布,不織布,連続気孔を有する成 形体,または親水処理を施した素材等が好ましく,特に,多孔性複合シートが好 ましく用いられる。連続気孔を有することにより,毛管力によって天材1全面に 水が広がり易くなり,また,親水処理を施すことによっても,水が広がり易くな る。
【0008】 本考案の天材1に好ましく用いられる多孔性複合シートとしては,例えば,繊 維長が1mm〜30mmの短繊維と硬化したバインダーとが一体化したシートであって , シートの一方の面から他の面に貫通した連続気孔を有する多孔性複合シートが あげられる。
【0009】 この多孔性複合シートを得るためには,例えば,熱硬化性フェノール樹脂の粉 粒体と繊維長が1mm〜30mmの短繊維とを混合してウェッブを形成し, しかる後に 加圧,加熱して上記フェノール樹脂を硬化させて複合シートを形成し,次いで, この複合シートに粒径1μm以下のシリカ系微粒子を添着させることにより得る ことができる。
【0010】 この多孔性複合シートに用いられる短繊維としては,例えば,ポリエチレンテ レフタレート繊維,低融点の変性ポリエステル繊維,ナイロン6,ナイロン66, ナイロン46等のポリアミド繊維, ポリプロピレン, ポリエチレン等のポリオレフ ィン繊維, カイノール繊維( 日本カイノール株式会社の商品名) 等のフェノール 樹脂繊維等の有機高分子からなる合成繊維, ガラス繊維, 炭素繊維等の無機繊維 があげられる。
【0011】 また,この多孔性複合シートに用いられるバインダーとしては,例えば,融点 又は軟化点が150 ℃以下の熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂が用いられる。こ れらの樹脂の形態は,粉粒体状で用いられる。このうち,好ましいバインダーと しては,フェノール樹脂があげられる。フェノール樹脂としては,フェノール類 とアルデヒド類とを反応させて得られる熱硬化性フェノール・アルデヒド樹脂, フェノール類とアルデヒド類と含窒素化合物とを反応させて得られる熱硬化性の 含窒素フェノール・アルデヒド樹脂があげられる。 本考案の天材1の下部に設けられる保水材2の材質としては,前記した天材1 と同じ材質を用いればよい。
【0012】
【作用】
本考案によると,天材側面の形状を波形にすることにより,給水パイプにより 供給された水が天材の各波の谷間に落下し易くなり,波の谷間の直下に設置され た保水材に均等に水を浸透させることができる。
【0013】
【実施例】
次に,参考例及び実施例によって本考案を具体的に説明する。 参考例1 1リットルの3つ口フラスコに,フェノール 200g,37重量%のホルムアルデ ヒド水溶液(ホルマリン)20g,水70g,ヘキサメチレンテトラミン18g,及び 塩化カルシウム 6.7gを攪拌しながら投入して均一な溶液とし, この溶液に攪拌 下にフッ化ナトリウムの10重量%水溶液32gを添加した後,60分間かけて内容物 を85℃まで加熱し, この温度を保持しながら攪拌を続けた。 内容物の温度が85℃に到達した後,10分間経過後に内容物を50gサンプリング した。このサンプルを30℃に冷却した後,0.3リットルの水を加えた。次いで,上 澄み液を除去した後,下層の微小球化した樹脂を水洗して風乾し,さらに5mmHg 以下の減圧下に50〜60℃で乾燥して, 平均粒径約70μm のフェノール樹脂を得た 。
【0014】 上記フェノール樹脂10kgとポリエチレンテレフタレートの短繊維( 平均繊維長 5mm,平均繊度4デニール)20kgとをカーディングマシンで混合してウェッブ化 し,150℃に設定したカレンダーロールを通すことにより, 厚さ10mm, 目付量800g /m2 の巾50cmのマットを得た。 これらを,170 ℃の温度に予熱したプレス成形機を用いて1kg/cm2の圧力で5 分間加圧・加熱することにより,フェノール樹脂を硬化させて,厚さ2mmの複合 シートを得た。 さらに,粒径 0.1μm の微粉末無水珪酸20gを水 180gに分散させて微粉末シ リカ系粒子の水分散液を得た。 さらに,粒径 0.1μm の微粉末無水珪酸分散液を含浸した後.100℃で20分間乾 燥し, 微粉末無水珪酸が添着した多孔性複合シートを得た。
【0015】 実施例1 参考例1で得られた多孔性複合シートを波形に打ち抜き加工して天材を得た。 このとき,天材の側面の波の数としては,保水材の数と同一の10個とし,天材 の各波の谷間の直下に保水材を設置した。また,保水材と保水材との間隔を,5 mmに設定し, 保水材として,参考例1で得られた多孔性複合シートを,一辺の長 さが150mm の正方形状に打ち抜き加工して得られた多孔性複合シートを用いた。 次に,天材の中心部の上方の一箇所に給水パイプを設置し,この給水パイプ より水を1時間に3リットルの割合で3時間供給し,そこに空気を送風した。 この結果,水が天材全面に広がった後,天材の各波の谷間から水が均等に保水 材に落下し,連続気孔を有する保水材に水が均等に浸透し,送風された空気は, 適度な湿度を帯びていた。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば,保水材に均等に水を浸透させることができ,送風された空気 に良好な湿度を付加させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の加湿器の天材の一例を示す平面図であ
る。
【図2】本考案の天材を使用した加湿器の一部分を示す
概略斜視図である。
【図3】従来の加湿器の天材の一例を示す平面図であ
る。
【図4】従来の天材を使用した加湿器の一部分を示す概
略斜視図である。
【符号の説明】
1,11 天材 2 保水材 3 給水パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を保持する保水材の上部に設置して保
    水材に水を浸透させるための加湿器の天材であって,そ
    の天材の側面の形状が波形であることを特徴とする加湿
    器の天材。
JP2930893U 1993-05-07 1993-05-07 加湿器の天材 Pending JPH0684230U (ja)

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