JPH0684094A - 信号制御装置 - Google Patents
信号制御装置Info
- Publication number
- JPH0684094A JPH0684094A JP23697692A JP23697692A JPH0684094A JP H0684094 A JPH0684094 A JP H0684094A JP 23697692 A JP23697692 A JP 23697692A JP 23697692 A JP23697692 A JP 23697692A JP H0684094 A JPH0684094 A JP H0684094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- intersection
- signal control
- vehicle
- signal controller
- Prior art date
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- Pending
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- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 道路交通の実態に即した信号制御を実施する
ことで、道路交通の円滑化を向上させる。 【構成】 各交差点毎に車両感知器３及び速度感知器４
を設置する。なお、車両感知器３は全車線について交差
点の出入口に設置する。車両感知器３及び速度感知器４
によって検出された道路の飽和度をもとに信号制御機２
が交差点毎に信号制御パラメータを計算し、信号制御中
央装置１において道路全体の混雑度を考慮して信号制御
パラメータを調整した上で信号制御機に伝送し、信号制
御機で再度個々の交差点の状況に応じた再調整を行な
い、信号灯器５の点灯制御を行う。
ことで、道路交通の円滑化を向上させる。 【構成】 各交差点毎に車両感知器３及び速度感知器４
を設置する。なお、車両感知器３は全車線について交差
点の出入口に設置する。車両感知器３及び速度感知器４
によって検出された道路の飽和度をもとに信号制御機２
が交差点毎に信号制御パラメータを計算し、信号制御中
央装置１において道路全体の混雑度を考慮して信号制御
パラメータを調整した上で信号制御機に伝送し、信号制
御機で再度個々の交差点の状況に応じた再調整を行な
い、信号灯器５の点灯制御を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、道路上に設置された
車両感知器及び速度感知器を用いた信号制御装置に関す
るものである。
車両感知器及び速度感知器を用いた信号制御装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の信号制御装置の一構成例を
示す図、また、図５は従来の信号制御装置の一適用例を
示す図であり、図において、１は信号制御中央装置、２
は信号制御機、３は車両感知器、４は速度感知器、５は
信号灯器、６は信号回線である。
示す図、また、図５は従来の信号制御装置の一適用例を
示す図であり、図において、１は信号制御中央装置、２
は信号制御機、３は車両感知器、４は速度感知器、５は
信号灯器、６は信号回線である。
【０００３】次に動作について説明する。従来の信号制
御装置においては、道路７上の車両の存在を感知する車
両感知器３及び道路７上を走行する車両の速度を感知す
る速度感知器４は図５に示すように道路７上の主たる交
差点付近に設置されており、車両感知器３及び速度感知
器４で検出された車両の存在信号及び速度信号は信号回
線６によって信号制御中央装置１に送られる。信号制御
中央装置１においては送られてきた前記信号をもとに、
当該交差点または所定の数の交差点をひとつにまとめた
エリアにおける混雑度を判定し、予め設定されている信
号制御パターンの中から最適な制御パターンを選択す
る。選択された制御パターンは信号回線６を通じて各交
差点に設置された信号制御機２に送信されて、信号灯器
５の表示灯の点灯制御を行う。
御装置においては、道路７上の車両の存在を感知する車
両感知器３及び道路７上を走行する車両の速度を感知す
る速度感知器４は図５に示すように道路７上の主たる交
差点付近に設置されており、車両感知器３及び速度感知
器４で検出された車両の存在信号及び速度信号は信号回
線６によって信号制御中央装置１に送られる。信号制御
中央装置１においては送られてきた前記信号をもとに、
当該交差点または所定の数の交差点をひとつにまとめた
エリアにおける混雑度を判定し、予め設定されている信
号制御パターンの中から最適な制御パターンを選択す
る。選択された制御パターンは信号回線６を通じて各交
差点に設置された信号制御機２に送信されて、信号灯器
５の表示灯の点灯制御を行う。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の信号制御装置は
前述のように車両感知器３及び速度感知器４は主たる交
差点付近にしか設置されていないため、他の交差点にお
ける混雑度は検出できず、また、側道へ流出する車両や
側道から流入する車両を検出することもできないという
問題点がある。更に、信号制御パターンは予め設定され
たパターンの中からの選択である上に交差点毎の個別の
制御ではないため、道路交通の実態に即した最適な信号
制御が実現できないという問題点がある。
前述のように車両感知器３及び速度感知器４は主たる交
差点付近にしか設置されていないため、他の交差点にお
ける混雑度は検出できず、また、側道へ流出する車両や
側道から流入する車両を検出することもできないという
問題点がある。更に、信号制御パターンは予め設定され
たパターンの中からの選択である上に交差点毎の個別の
制御ではないため、道路交通の実態に即した最適な信号
制御が実現できないという問題点がある。
【０００５】この発明は、前記のような問題点を解消す
るためになされたもので、各交差点毎に道路交通の実態
に即した信号制御を可能とするとともに交差点間にまた
がる道路全体における道路交通の円滑化の向上を目的と
している。
るためになされたもので、各交差点毎に道路交通の実態
に即した信号制御を可能とするとともに交差点間にまた
がる道路全体における道路交通の円滑化の向上を目的と
している。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る信号制御
装置は、交差点毎に車両感知器及び速度感知器を設置し
て、交差点出入口の全車線について車両の存在及び速度
を検出し、信号制御機へ信号を送るようにし、信号制御
機ではこれらの情報を基に個々の交差点における最適な
信号制御パラメータを所定の計算により求め、信号制御
中央装置へ上げ信号制御中央装置では交差点間の調整を
行い、さらにこの結果を信号制御機に伝送し、最終的に
個々の信号制御機で各交差点に応じた再調整を行うよう
にしたものである。
装置は、交差点毎に車両感知器及び速度感知器を設置し
て、交差点出入口の全車線について車両の存在及び速度
を検出し、信号制御機へ信号を送るようにし、信号制御
機ではこれらの情報を基に個々の交差点における最適な
信号制御パラメータを所定の計算により求め、信号制御
中央装置へ上げ信号制御中央装置では交差点間の調整を
行い、さらにこの結果を信号制御機に伝送し、最終的に
個々の信号制御機で各交差点に応じた再調整を行うよう
にしたものである。
【０００７】
【作用】この発明は、交差点毎に設置された車両感知器
及び速度感知器によって交差点毎の飽和度を検出し、各
交差点に設置された信号制御機によって個別に最適な信
号制御パラメータを計算し、各交差点の信号制御機を統
括する信号制御中央装置において、道路全体の交通流を
調整した上で信号制御機に伝送し、信号制御機で再度個
々の交差点の状況に応じた再調整を行い、各交差点ごと
に信号制御を行うことによって道路交通の円滑化を図
る。
及び速度感知器によって交差点毎の飽和度を検出し、各
交差点に設置された信号制御機によって個別に最適な信
号制御パラメータを計算し、各交差点の信号制御機を統
括する信号制御中央装置において、道路全体の交通流を
調整した上で信号制御機に伝送し、信号制御機で再度個
々の交差点の状況に応じた再調整を行い、各交差点ごと
に信号制御を行うことによって道路交通の円滑化を図
る。
【０００８】
実施例１．図１は、この発明による信号制御装置の一構
成例を示す図、また、図２はこの発明による信号制御装
置の一実施例を示す図であり、図において、１〜７は前
記従来装置と同一である。この発明においては、図２に
示すように、各交差点において車両感知器３は、道路７
の全ての車線について、交差点の入口及び出口の２ケ所
に配置されており、速度感知器４も全ての車線について
走行車両の速度が検出できるように設置されている。ま
た、車両感知器３及び速度感知器４は、信号制御器２と
信号回線６で結ばれている。
成例を示す図、また、図２はこの発明による信号制御装
置の一実施例を示す図であり、図において、１〜７は前
記従来装置と同一である。この発明においては、図２に
示すように、各交差点において車両感知器３は、道路７
の全ての車線について、交差点の入口及び出口の２ケ所
に配置されており、速度感知器４も全ての車線について
走行車両の速度が検出できるように設置されている。ま
た、車両感知器３及び速度感知器４は、信号制御器２と
信号回線６で結ばれている。
【０００９】図３は、この発明による信号制御のアルゴ
リズム例を示す図であり、図において、８は飽和交通流
率の算定、９は必要現示率の算定、１０は交差点の飽和
度の算定、１１は黄・全赤時間の算定、１２はサイクル
長の算定、１３はスプリットの算定、１４は共通サイク
ル長の設定、１５はオフセットの設定、１６はサイクル
長の修正、１７はスプリットの修正である。前記のよう
に構成された信号制御装置においては、交差点の出入口
に配置した車両感知器３によって当該交差点における車
の直進率、右折率、左折率や大型車混入率を求め、当該
交差点に設置した信号制御機２において単位時間中に交
差点を通過できる車両台数を示す飽和交通流率を算出
し、この飽和交通流率と実際に通過した車両台数の比か
ら各々の路線に青時間を与える比率即ち必要現示率の算
定を行ない、これらの総和から交差点の飽和度を求め
る。また、速度感知器４により求めた当該交差点に進入
する車両の走行速度から、信号の黄及び全赤時間を算定
する。以上の算定結果から信号制御機２は１回の信号灯
器５の点灯制御のサイクル長及び各々の路線毎の青時間
即ちスプリットを算出する。このようにして各交差点毎
に信号制御機２が算出したサイクル長及びスプリットな
どの制御パラメータは信号回線６を通じて信号制御中央
装置１に送られ、信号制御中央装置１において、各交差
点のサイクル長が同じとなるように共通サイクル長を設
定したり、交通状態により各交差点間のサイクル実施タ
イミングのオフセット時間を設定して、前記制御パラメ
ータを各交差点の信号制御機２へ戻される。信号制御機
２は信号制御中央装置１において設定したサイクル長や
オフセット時間に従ってサイクル長及びスプリットの修
正を行った上で、信号灯器５の点灯制御を実施する。な
お、各制御パラメータの算定は予め定めた所定の計算式
に従う。
リズム例を示す図であり、図において、８は飽和交通流
率の算定、９は必要現示率の算定、１０は交差点の飽和
度の算定、１１は黄・全赤時間の算定、１２はサイクル
長の算定、１３はスプリットの算定、１４は共通サイク
ル長の設定、１５はオフセットの設定、１６はサイクル
長の修正、１７はスプリットの修正である。前記のよう
に構成された信号制御装置においては、交差点の出入口
に配置した車両感知器３によって当該交差点における車
の直進率、右折率、左折率や大型車混入率を求め、当該
交差点に設置した信号制御機２において単位時間中に交
差点を通過できる車両台数を示す飽和交通流率を算出
し、この飽和交通流率と実際に通過した車両台数の比か
ら各々の路線に青時間を与える比率即ち必要現示率の算
定を行ない、これらの総和から交差点の飽和度を求め
る。また、速度感知器４により求めた当該交差点に進入
する車両の走行速度から、信号の黄及び全赤時間を算定
する。以上の算定結果から信号制御機２は１回の信号灯
器５の点灯制御のサイクル長及び各々の路線毎の青時間
即ちスプリットを算出する。このようにして各交差点毎
に信号制御機２が算出したサイクル長及びスプリットな
どの制御パラメータは信号回線６を通じて信号制御中央
装置１に送られ、信号制御中央装置１において、各交差
点のサイクル長が同じとなるように共通サイクル長を設
定したり、交通状態により各交差点間のサイクル実施タ
イミングのオフセット時間を設定して、前記制御パラメ
ータを各交差点の信号制御機２へ戻される。信号制御機
２は信号制御中央装置１において設定したサイクル長や
オフセット時間に従ってサイクル長及びスプリットの修
正を行った上で、信号灯器５の点灯制御を実施する。な
お、各制御パラメータの算定は予め定めた所定の計算式
に従う。
【００１０】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば車両感
知器を道路の全車線について交差点の出入口に設置する
ことでより詳細な車両の流れを検出することが可能とな
り、また、各交差点毎に車両感知器及び速度感知器を設
置して各交差点の交通状態を反映した信号制御パラメー
タを算出し、信号制御中央装置において各交差点間のサ
イクル長をを統一したり、オフセット時間を設定した上
で各交差点毎に信号制御機が信号制御パラメータを修正
し個別に信号灯器の点灯制御を行うように構成したので
道路交通の実態に即した信号制御を行うことが可能とな
り、道路交通の円滑化を向上させることができる効果が
ある。
知器を道路の全車線について交差点の出入口に設置する
ことでより詳細な車両の流れを検出することが可能とな
り、また、各交差点毎に車両感知器及び速度感知器を設
置して各交差点の交通状態を反映した信号制御パラメー
タを算出し、信号制御中央装置において各交差点間のサ
イクル長をを統一したり、オフセット時間を設定した上
で各交差点毎に信号制御機が信号制御パラメータを修正
し個別に信号灯器の点灯制御を行うように構成したので
道路交通の実態に即した信号制御を行うことが可能とな
り、道路交通の円滑化を向上させることができる効果が
ある。
【図１】この発明による信号制御装置の一構成例を示す
図である。
図である。
【図２】この発明による信号制御装置の一実施例を示す
図である。
図である。
【図３】この発明による信号制御のアルゴリズム例を示
す図である。
す図である。
【図４】従来の信号制御装置の一構成例を示す図であ
る。
る。
【図５】従来の信号制御装置の一適用例を示す図であ
る。
る。
１ 信号制御中央装置 ２ 信号制御機 ３ 車両感知器 ４ 速度感知器 ５ 信号灯器 ６ 信号回線 ７ 道路 ８ 飽和交通流率の算定 ９ 必要現示率の算定 １０ 交差点の飽和度の算定 １１ 黄・全赤時間の算定 １２ サイクル長の算定 １３ スプリットの算定 １４ 共通サイクル長の設定 １５ オフセットの設定 １６ サイクル長の修正 １７ スプリットの修正
Claims (1)
- 【請求項１】 道路の全車線について交差点の出入口に
設置された車両感知器と、前記道路の全車線について走
行する車両の速度を検出する速度感知器と、前記車両感
知器及び前記速度感知器によって検出された前記交差点
の車線毎の車両台数及び車両走行速度をもとに信号の制
御パラメータを計算により求め、この制御パラメータに
従い、信号制御を行う信号制御機と、前記信号制御機の
指令により点灯する信号灯器と、各交差点毎に設置され
た前記信号制御機で計算した前記信号制御パラメータの
調整を行う信号制御中央装置とを備えたことを特徴とす
る信号制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23697692A JPH0684094A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 信号制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23697692A JPH0684094A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 信号制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0684094A true JPH0684094A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17008555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23697692A Pending JPH0684094A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 信号制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0684094A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003217085A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 分散信号制御システム |
| WO2005010846A1 (ja) * | 2003-07-23 | 2005-02-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 分散信号制御システム |
| KR100786919B1 (ko) * | 2006-01-23 | 2007-12-17 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 분산 신호 제어 시스템 |
| JP2010211304A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Nissan Motor Co Ltd | 運転支援装置および運転支援方法 |
| JP2016095663A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | オムロン株式会社 | 滞留台数計測装置、信号制御システム、滞留台数計測方法、および滞留台数計測プログラム |
| CN107274686A (zh) * | 2016-04-06 | 2017-10-20 | 深圳市以捷创新科技有限公司 | 平面交叉路口的车辆通行控制方法和相关装置 |
| WO2018149308A1 (zh) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | 阿里巴巴集团控股有限公司 | 一种道路交通优化方法、装置以及电子设备 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP23697692A patent/JPH0684094A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003217085A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 分散信号制御システム |
| WO2005010846A1 (ja) * | 2003-07-23 | 2005-02-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 分散信号制御システム |
| KR100786919B1 (ko) * | 2006-01-23 | 2007-12-17 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 분산 신호 제어 시스템 |
| JP2010211304A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Nissan Motor Co Ltd | 運転支援装置および運転支援方法 |
| JP2016095663A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | オムロン株式会社 | 滞留台数計測装置、信号制御システム、滞留台数計測方法、および滞留台数計測プログラム |
| CN107274686A (zh) * | 2016-04-06 | 2017-10-20 | 深圳市以捷创新科技有限公司 | 平面交叉路口的车辆通行控制方法和相关装置 |
| WO2018149308A1 (zh) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | 阿里巴巴集团控股有限公司 | 一种道路交通优化方法、装置以及电子设备 |
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