JPH068383A - 改善されたシール強度を有するクックインフィルム - Google Patents

改善されたシール強度を有するクックインフィルム

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JPH068383A
JPH068383A JP850293A JP850293A JPH068383A JP H068383 A JPH068383 A JP H068383A JP 850293 A JP850293 A JP 850293A JP 850293 A JP850293 A JP 850293A JP H068383 A JPH068383 A JP H068383A
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layer
film
nylon
olefin copolymer
ethylene
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JP850293A
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Solomon Bekele
ソロモン・ベケレ
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WR Grace and Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改善された構造的堅牢度を有するバッグまた
はケースなどのパッケージの製造材として用い得る多層
クックインフィルムを提供すること。 【構成】 本発明によるフィルムは食品に接触する第1
層を有し、この層はクックインの際、収容食肉製品に付
着する。第1層は第一のポリアミドと第二のポリアミド
とのブレンドを含有し、好ましくは少量の酸化防止剤も
含有する。本発明のフィルムは上記第1層に結合した芯
層も有し、この層はゴム部分も有する無水物改質αオレ
フィンコポリマーを主成分とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、“クックイン(coo
k−in)”として十分特徴付けられるように改善され
た構造的堅牢度を有するバッグ及びケースの製造材料と
して用い得る包装用フィルムに係わる。本明細書中に用
いた“クックイン”という語は、食品を収容した状態で
クックイン時間−温度条件下に置かれることに構造的に
耐え得る包装材料に関係するものとする。
【0002】本発明は、クックイン包装に適した熱可塑
性フィルム全般に係わり、特に食品包装用クックインフ
ィルムに係わる。このフィルムは、クックイン時の収容
食品への纏い付きを促進する食品接触面特性も有する。
本発明のフィルムは、クックインの際に収容食肉製品に
纏い付く食品接触層を有する公知フィルムに比較して優
れた高温及び低温ヒートシール強度を示す。
【0003】
【従来の技術】クックイン包装された食品とは実質的
に、流通用パッケージに収容された状態で煮沸された食
品であり、この食品は加熱して、または加熱せずに消費
され得る。クックイン時間−温度条件は一般的には、長
時間の緩慢な煮沸、即ち例えば約55〜約65℃の湯へ
の約1〜約4時間の浸漬を行なうべく設定される。前記
温度及び時間は通常の煮沸条件の代表例として挙げてあ
る。湯への浸漬は、約70〜約100℃の温度で約12
時間行なうのが限界である。このような条件下において
も、クックイン包装材料はシールの一体性を維持するべ
きであり、即ちいかなるヒートシール継ぎ目もクックイ
ンの際に引き離されてはならない。また、クックインフ
ィルムは該フィルム自体に対してヒートシール可能であ
るべきであり、食品包装用フィルムは収容食品の形状に
実質的に一致する形状を有し得るべきである。この実質
的形状一致は好ましくは、フィルムが上記のような条件
下に熱収縮性であることにより密着パッケージを構成す
ることで実現され、即ち食品包装用フィルムは上記のよ
うな時間−温度条件下に熱収縮性であるべきであり、か
つ包装済み食品の湯への浸漬によって収容食品の周囲
に、特に約55%以下の一軸及び/または二軸収縮率で
収縮して落ち着くのに十分な収縮エネルギーを有するべ
きである。
【0004】食品包装用フィルムはまた、“クックアウ
ト(cook−out)”即ち“クックインの際に収容
食品の表面と包装材料の食品接触面との間に汁が溜まる
こと”を制限し、それによって製品の歩留まりを高める
食品付着性を有するべきである。特に、“シール及び食
品接触”層である第1層がクックインの際に収容食品に
付着するような材料から成る多層フィルムでは、前記第
1層は場合によっては“付着層”と呼称され得る。本明
細書中に用いた“付着”という語は、フィルムの食品接
触面がクックインの際に収容食品に、フィルムと収容食
品との間への流体の貯溜を実質的に防止するのに十分な
程度に密着することを意味するものとする。
【0005】Oberle等の米国特許第4,469,
742号に6層から成る熱収縮性クックインフィルムが
開示されており、このフィルムの第1層は次の収縮層の
軟化点より高い軟化点を有する非親油性ポリマー材料か
ら成る“シールまたは食品接触”層であり、第2層は第
1層に溶融接着したエチレンホモポリマーまたはコポリ
マー層であり、第3層は第2層に溶融接着した、化学的
に改質されたポリエチレンから成る接着剤層であり、前
記ポリエチレンは放射線架橋可能であり、かつ次の遮断
層への親和性が比較的強い官能基を有し、第4層は第3
層に溶融接着した加水分解エチレン−酢酸ビニルコポリ
マーから成る遮断層であり、第5層は第4層に溶融接着
した、第3層と同様の接着剤層であり、第6層は第5層
に溶融接着した外層である。一例において、“シール及
び食品接触”層である第1層はSurlyn(商標)な
どの、オレフィンとカルボン酸との金属塩中和コポリマ
ーから成り、このコポリマーはOberle等によれ
ば、クックインの際に収容食肉製品に付着する材料の一
典型である。上記Surlyn(商標)から成る層はタ
ンパク質付着層としても機能する。この特許には、完全
同時押出成形並びに選択的放射線照射及び延伸を含む上
述フィルムの製造方法も開示されている。
【0006】Oberle等が述べているような通常の
熱収縮性フィルム製造方法ではチューブ延伸法が用いら
れ、この延伸法ではフィルムの一次チューブを、バブル
状にして内圧を発生させることによって横断方向に引き
伸ばし、かつ異なる速度のピンチロールを用いて機械方
向に引き伸ばすことによって二軸延伸する。引き伸ばさ
れたバブルは潰して、平らで継ぎ目の無いチューブラフ
ィルムとして巻き取られ、後に端部シールバッグ(この
バッグは典型的には、平らなチューブをその全幅にわた
って横断方向にヒートシールし、その後該チューブを横
断方向シールがバッグの底となるように切断することに
よって製造される)や側部シールバッグ(このバッグで
は横断方向シールはバッグの両側部を構成し、チューブ
の一方の縁部がバッグの底を構成する)などのバッグの
製造に用いられる。このようなフィルムで製造されたバ
ッグは典型的には、バッグに食品を入れ、かつバッグか
ら排気してからバッグの口をヒートシールするか、また
は襞寄せたバッグの口の周囲にメタルクリップを適用す
ることによってシールを実現するという方法で用いられ
る。シールされたバッグは、典型的には約160〜20
5°F(61〜96℃)であるフィルム延伸温度とほぼ
同じ温度の湯に浸漬される。湯への浸漬は、フィルムが
均一に収縮するのに十分な熱をフィルムに伝達する最も
迅速かつ経済的な手段の一つである。あるいは他の場合
には、上記バッグは調理用型の内張りとして用いられ得
る。
【0007】Schirmerの米国特許第4,60
6,922号には、プラスチック製の付着型クックイン
パッケージ、即ちケースなどと、クックイン包装された
食肉製品の歩留まりを高める方法とが開示されている。
開示された方法ではまず、収容された食肉製品の形状に
一致する形状を有し得、かつエチレンとアクリル酸また
はメタクリル酸との金属塩中和コポリマーの、選択的に
放射線照射されたイオノマーから成る食肉接触内側面を
有する軟質熱可塑性エンベロープを含む付着型クックイ
ン容器を用意する。次に、容器の形状を選択した食肉製
品の形状に一致させ、かつ包装済み製品を煮沸するが、
その際エンベロープの内側面が食肉製品に密着して、流
体のクックアウトを実質的に防止する。普通、内側密着
面のイオノマーはSurlyn(商標)であり、典型的
なケースもしくはエンベロープは、ナイロン6層、接着
剤層及びSurlyn(商標)層がこの順序に並んだ多
層構造を有する。
【0008】Thompsonの米国特許第4,41
1,919号には、軟質プラスチック製の付着型クック
インパッケージと、クックイン包装された食肉製品の歩
留まりを高める方法とが開示されている。この特許に開
示された方法は、選択された食肉製品の形状に実質的に
一致する形状を有し得、かつポリマー性オレフィンから
成る、食肉製品に接触する内側面を有する軟質プラスチ
ック容器を含む付着型クックインパッケージを提供する
ことを含む。ホットインフレーション法で成形されたチ
ューブラフィルム(hot blown tubula
r film)から成る上記のような容器に、該容器の
内側面をクックインの際に食肉製品に付着させるのに十
分な酸素の存在下にエネルギー放射表面処理を施す。容
器の形状を選択した食肉製品の形状に一致させてから包
装済み製品を煮沸するが、その際容器の内側面が食肉製
品に付着して、流体のクックアウトを実質的に防止す
る。
【0009】Erk等の米国特許第4,303,711
号には、充填後に加熱されるか、または高温流動状態で
充填されるペースト状食物の充填及び収容用の、二軸延
伸プラスチック材料から成るチューブラフィルムが開示
されている。このフィルムは、乾燥状態でのガラス転移
点48℃以上、水分吸収後のガラス転移点3℃以下の少
なくとも1種の脂肪族ポリアミド約50〜99重量部
と、イオノマー樹脂、改質エチレン−酢酸ビニルコポリ
マー及び改質ポリオレフィンの中から選択された1種以
上の物質約1〜50重量部との混合物によって構成され
ている。
【0010】Erk等の米国特許第4,601,929
号には、ペースト状食物、特に熱いうちに充填される
か、または充填後に熱処理される食物の充填及び収容用
の単層ポリアミドフィルムが開示されている。
【0011】Ghiradello等の米国特許第4,
568,580号に開示された食品包装用製品は、少な
くとも2種の異なるポリアミドの前駆物質モノマーのラ
ンダム共重合によって得られるコポリアミドを含む面を
少なくとも一つ有する第一のフィルムセクションを含
む。上記コポリアミドの、Perkin ElmerD
SC−2装置で測定された融点は120〜240℃であ
る。この製品は、上記コポリアミドを含む面を有するフ
ィルムの第二のフィルムセクション、並びに少なくとも
一つの、第一及び第二のフィルムセクションのコポリア
ミド面同士の熱溶着部をも含む。この食品包装用製品
は、70〜120℃の温度で10分間以上実施される熱
処理に、熱溶着部に損傷を被ることなく耐え得る。
【0012】Oberleの米国特許第4,855,1
83号には、ポリアミド組成物を含む食品接触層である
第1層を有するクックインフィルムが開示されている。
【0013】標題“Self−Supporting
Film with a Heat−Sealable
Coating of an Ionic Copo
lymer of an Olefin and Ca
rboxylic Acidwith Metal I
ons Distributed throughou
t”を有するReesの米国特許第3,355,319
号、及び標題“Blends of Polyamid
es and Ionic Copolymer”を有
する、E. I. du Pont de Nemou
rs andCompanyに譲渡されたMurchの
米国特許第3,845,163号には、式RHC=CH
2〔式中RはHまたはC1〜C8アルキル〕を有するαオ
レフィンとα−β−エチレン性不飽和カルボン酸との金
属塩中和コポリマーが開示されている。このような物質
はdu Pont社から、“Surlyn(商標)”と
いう名称で市販されている。
【0014】ケースまたはバッグなどのパッケージの製
造材として用いられ得る多層クックインフィルムで、改
善されたヒートシール強度を示し、しかもなお少なくと
も幾分かの食品付着特性を保有するものは公知である。
そのような多層フィルム構造体は第一のポリアミドと第
二のポリアミドとのブレンドを含む“シール及び食品接
触”層を有し、先に言及したSchirmerの米国特
許第4,606,922号、Oberle等の米国特許
第4,469,742号、及びOberleの米国特許
第4,855,183号に開示されたフィルムのうちの
幾つかのような、クックインの際に食品に付着するSu
rlyn(商標)または単一ポリアミドから成る食品接
触面を有する公知フィルムに比較して改善された高温及
び低温ヒートシール特性を呈示する。上記のような公知
フィルムの食品接触層は、金属塩中和を伴うかまたは伴
わないエチレンとアクリル酸またはメタクリル酸とのコ
ポリマー、ポリアミド、またはこれらの混合物を含む。
【0015】改善されたヒートシール特性を有する上記
フィルムは通常、“シール及び食品接触層/芯層”、
“シール及び食品接触層/芯層/遮断層”、または“シ
ール及び食品接触層/芯層/遮断層/外層”という多層
構造を有し、その際シール及び食品接触層は第一のポリ
アミドと第二のポリアミドとのブレンドを含む。このよ
うな多層フィルムは、上記シール及び食品接触層のため
の第一のポリアミドと第二のポリアミドとのブレンドを
用意し、このブレンドを含む層を第1層とする多層フィ
ルムを押出成形して製造され、その際場合によっては第
1層完成の前または後に第1層にエネルギー放射表面処
理が施される。
【0016】第一のポリアミドと第二のポリアミドとの
ブレンドを含む上記シール及び食品接触層はSurly
n(商標)または単一ポリアミドから成る食品接触面に
比較して、時を経ても低下しないシール強度をもたらし
たが、この層を有する多層フィルムの製造では、チュー
ブラフィルムを機械方向と横断方向とに応力付与延伸す
る二軸加工工程においてしばしば生起するバブル破裂を
防止するための注意も払わなければならなかった。くわ
えて、第一のポリアミドと第二のポリアミドとのブレン
ドを含む、改良された上記シール及び食品接触層によっ
て達成される経日的なシール強度安定性が優れていると
はいえ、それより更に優れたシール強度安定性を達成す
る手段が求められている。シール強度のこのような改善
は、着色クックインフィルム、特に白色クックインフィ
ルムのためにも必要とされている。最後に、上述のよう
なフィルムは、使用時の収縮温度設定値がより低くなる
ように設計できればそれだけ有利に用いることができ、
なぜならフィルムの形状が該フィルムに包装された食品
の形状に早く一致するほど、クックインの際に前記食品
が流体を排出しない可能性が高まるからである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、従来
技術においてみられる上記及びその他の問題点を克服す
ることを目的とする。
【0018】本発明はまた、容易に二軸延伸される新規
なクックインフィルムを提供することを目的とする。
【0019】本発明は、バブル破裂を実質的に最小限に
留め、または排除しつつバブルを形成することによっ
て、チューブとして容易に二軸方向に応力付与延伸され
る新規なクックインフィルムを提供することも目的とす
る。
【0020】本発明は更に、そのシール及び食品接触層
が第一のポリアミドと第二のポリアミドとのブレンドを
含有する新規なクックインフィルムを製造する方法を提
供することも目的とする。
【0021】本発明は、経日的なシール強度安定性を改
善した新規なクックインフィルムの提供も目的とする。
【0022】本発明は、改善されたシール強度安定性を
有する新規なクックインフィルムであって、第一のポリ
アミドと第二のポリアミドとのブレンドを含有するシー
ル及び食品接触層を有するフィルムを提供することも目
的とする。
【0023】本発明は、着色剤を含有するクックインフ
ィルムの提供も目的とする。
【0024】使用時収縮温度設定値が比較的低い新規な
クックインフィルムを提供することも、本発明の目的で
ある。
【0025】本発明の付加的な目的及び利点のうち、或
るものは以下の説明に述べてあり、また或るものは以下
の説明から当業者に明らかであるか、または本発明の実
施によって知ることができる。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の目的及び利点
は、特許請求の範囲各項において特に指摘した手段及び
化合物を用いて達成及び獲得することができる。
【0027】上記及びその他の目的は本発明によって達
成され、本発明は、第一のポリアミドと第二のポリアミ
ドとのブレンドを含有するシール及び食品接触層を、ゴ
ム部分を有する無水物改質エチレン−αオレフィンコポ
リマーを含有する芯層と組み合わせて有する新規なクッ
クインフィルムを提供する。本発明の別の例では、芯層
上に遮断層と、これに続く外層(abuse laye
r)とがこの順序に配置され得、これらの層は場合によ
ってはそれぞれ隣接層に結合層によって結合される。
【0028】本発明のクックインフィルムは、様々なク
ックイン包装用多層フィルムのうちで、食品に接触する
第1層が第一のポリアミドと第二のポリアミドとのブレ
ンドを含有し、かつ芯層が、例えばチーグラー・ナッタ
触媒を用いてαオレフィンとエチレンまたは別のαオレ
フィンとを共重合させることによって得られる、以後
“αオレフィンコポリマー”と呼称するゴム及び無水物
改質αオレフィンコポリマーを含有するものは総て包含
する。
【0029】ここに定義した“αオレフィンコポリマ
ー”とは、エチレン(またはプロピレンまたはブテン)
とC3から約C10までのαオレフィンの中から選択され
た1種以上のコモノマーとから成る比較的新しいコポリ
マーのことであるが、特にポリマー分子が僅かな側鎖も
しくは分枝鎖しか有しない長鎖分子で、線状ポリマーと
呼称されることもある、エチレンと1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等のようなC4
ら約C10のαオレフィンとのコポリマーのことである。
このようなポリマーは低圧重合法によって得られる。存
在する側鎖は非線状ポリエチレンの側鎖に比べて短い。
線状ポリマーの分子鎖は互いに絡み合い得るが、複数の
分子を一緒に保持しようとする力は化学的でなく物理的
な力であり、従って熱の形態で印加されるエネルギーに
よって弱められ得る。エチレン−αオレフィンコポリマ
ーの密度は約0.910〜約0.940g/ccであ
り、フィルム製造という目的のためには約0.912〜
約0.928g/ccであることが好ましい。このよう
なポリエチレンのメルトフローインデックスは通常10
分当たり約0.1〜約10gであり、好ましくは10分
当たり約0.5〜約3.0gである(ASTM D12
38)。本明細書中で言及したエチレン−αオレフィン
コポリマーなどの比較的低密度のαオレフィンコポリマ
ーは、約0.910g/ccより小さく、約0.860
g/ccかそれ以下ともなる密度を有する。
【0030】最近、エチレンを主成分とする線状ポリマ
ーで新型のものが紹介された。この新しい樹脂はメタロ
セン触媒重合によって製造され、分子量分布などの組成
特性が、より一般的な金属触媒重合系を用いて製造され
る樹脂のものより狭いかまたは均一であるという特徴を
有する。通常の金属触媒重合系は明確な触媒組成差異を
有し、この差異は、それぞれ異なる反応速度及び選択性
を有する異なる触媒反応部位として現われる。メタロセ
ン触媒系は、ただ一つの速度及び選択性を有する単一の
くぼみを持つ(indentifiable)化学的タ
イプとして特徴付けられる。即ち、通常の系は異なる触
媒部位の特異的特徴を反映する樹脂をもたらし、一方メ
タロセン系はただ一つの触媒部位を反映する樹脂をもた
らす。しかし、エチレンを主成分とする線状ポリマーで
以前から入手可能なもののうちの少なくとも幾つかは上
記メタロセン触媒ポリオレフィンのものに近似する物理
的特性及び組成特性を有することに留意するべきであ
る。即ち、通常の金属触媒重合法のうちで反応速度が小
さいものは比較的均質な樹脂をもたらし得、この樹脂の
均質性はメタロセン触媒樹脂の均質性に匹敵し、好まし
い。そのような樹脂の一例に、Mitsuiによって商
品名“Tafmer”の下に市販されている樹脂が有
る。
【0031】本発明のフィルムの芯層中には、当業者に
公知である様々なゴム及び無水物改質αオレフィンコポ
リマーが用いられ得、そのようなコポリマーの一つにM
orton International社のTymo
r(商標) 1203のようなゴム[エチレンプロピレ
ンジエンモノマー(EPDM)など]及び無水マレイン
酸グラフトエチレン−αオレフィンコポリマーが有る。
この用途に適用され得るその他の物質に、du Pon
t社のBynel 4107が含まれる。
【0032】ゴム及び無水物改質αオレフィンコポリマ
ーは好ましくは、やはりチーグラー・ナッタ触媒の存在
下にαオレフィンとエチレンまたは別のαオレフィンと
を共重合させることによって得られる比較的低密度のα
オレフィンコポリマーと組み合わせて用いられ、その際
前記触媒はDow Chemical Company
によって市販されている、エチレン及びオクテンを重合
させて製造され、約0.905g/ccの密度を有する
Attane(商標) 4203などである。比較的低
密度のαオレフィンコポリマーと等価である、当業者に
公知の他の物質を用いることも可能である。ゴム及び無
水物改質αオレフィンコポリマーの用量は約65〜約1
00wt%、特に約70〜約100wt%で、好ましく
は約75〜約100wt%であり得、その際残量の芯層
ポリマーは上記比較的低密度のαオレフィンコポリマー
を含む。
【0033】フィルム材料が無機顔料または有機染料と
いった着色剤を含有する場合、着色剤は好ましくは芯層
中に、望ましい着色効果を生じるのに十分な量で存在す
る。しかし、着色剤は外層など、芯層以外の層中に存在
してもよい。一例において、低密度ポリエチレン(LD
PE)と組み合わせられたTiO2などの白色顔料が用
いられ、その際着色剤の用量はLDPEの全量の約20
〜約80重量%ほど、特に約30〜約70重量%で、好
ましくは約40〜約60重量%である。好ましい市販着
色剤はTeknor Color社の、50%のTiO
2と50%のLDPEとから成るカラーコンセントレー
トEPE 10214−Cである。本発明により用いら
れ得る他の着色剤に、Teknor Color社のE
EV−8802及びPlastics Color C
hip社のNC 11375が有る。これらはいずれ
も、50%のTiO2と50%のEVAとから成るカラ
ーコンセントレートである。50%のTiO2と50%
の線状低密度エチレン−αオレフィンコポリマーブレン
ドとから成るAmpacet社の11853ポリエチレ
ンマスターバッチも本発明の範囲内に有る。
【0034】このように、本発明のフィルムは上述の
“シール及び食品接触層/芯層”という構造を最低限有
するが、別の例では本発明フィルムの最小構造は“シー
ル及び食品接触層/芯層/遮断層”となり、更に別の有
利な例では“シール及び食品接触層/芯層/遮断層/外
層”となる。場合によっては、各層同士を結合層によっ
て結合することも可能である。
【0035】有利な一例において、本発明のフィルムの
第1層中に存在する組成物は、約10〜約90%のナイ
ロン12と約90〜約10%のナイロン6/12とのブ
レンドである。このブレンドは、約20〜約80%のナ
イロン12と約80〜約20%のナイロン6/12との
ブレンドであれば更に好ましい。最も好ましいのは50
%のナイロン12と50%のナイロン6/12とのブレ
ンドである。好ましくは、第1層は約0.010〜約5
%のIrganox(商標) 1098などの酸化防止
剤も含有する。酸化防止剤の含量は好ましくは約0.1
5〜約1.0%、更に好ましくは約0.15〜約0.7
5%である。本明細書中に示したパーセンテージはいず
れも、該当する層またはブレンドの重量に基づく。食品
接触層は、クックインの際に食肉製品などの収容製品に
密着もしくは付着して、先に述べたように流体のクック
アウトを防止する層であり、“付着層”と呼称される場
合も有る。
【0036】食品接触層には、コロナ放電、プラズマ、
火炎、紫外線及び高エネルギー電子処理を非限定的に含
むエネルギー放射処理が任意に施され得る。例えば高エ
ネルギー電子が食品接触層に選択的に照射され得、この
照射は後段に詳述するように、クックイン一体性のため
に多層フィルム構造体全体への照射を行なう際に有利に
行なわれ得る。本明細書では放射線量を単位“rad”
で表わし、1,000,000radは“1Mrad”
と表記する。高エネルギー電子の適当な線量は約12M
rad以下であり、好ましくは約2〜約9Mradであ
る。
【0037】本発明のフィルムの食品接触層である第1
層に用いられるポリアミドは当業者に公知であり、通常
“ナイロン”と呼称される樹脂を包含する。典型的な通
常方法において、約2〜10個の炭素原子を有する飽和
ジカルボン酸と、アルキレン基が約2〜約10個の炭素
原子を有するアルキレンジアミンとを等モル量で縮合さ
せることによって幾つかのポリアミド樹脂が製造され
る。過剰量のジアミンを用いれば、アミン末端基をカル
ボキシル末端基に比べて過剰に有するポリアミドを製造
できる。モノマー上に酸基とアミン基との両方を有する
環式化合物の付加反応によって重合するポリアミド樹脂
も有る。適当なポリアミドの非限定的な例として、ポリ
カプロラクタム(ナイロン6)、ナイロン6/9、ナイ
ロン6/10、ヘキサメチレンジアミンと12−炭素二
塩基酸との重縮合物(ナイロン6/12)、ポリマー鎖
の結合基−HH−CO−同士の間に11メチレン単位を
有するシクロドデカラクタムのラウリンラクタムの重合
物(ナイロン12)、11−アミノウンデカン酸モノマ
ーの重付加物(ナイロン11)、ポリヘキサメチレンア
ジパミド(ナイロン66)、ナイロン69、ポリヘキサ
メチレンセバカミド(ナイロン610)、及びナイロン
612などが挙げられる。本発明には、上記ポリマーの
うちの2種の共重合、または上記ポリマーもしくはその
成分の三元共重合によって得られるポリアミドを用いる
ことも可能である。非常に望ましいナイロンは、Che
mische Werke Huls AG, Ger
manyの供給するナイロン12であるVestami
d(商標) L1940またはL1840である。ま
た、Atochem, Inc., Polymers
Division, Glen Rock, N.
J.の供給するRilsan(商標)ナイロン11やR
ilsan(商標)ナイロン12も有利に用いられ得
る。Emser Industries, Sumte
r, S.C.の供給するGrilamid(商標)ナ
イロン12も有利に用いられ得る。好ましいナイロン6
/12は、やはりEmser Industries社
から入手可能なGrilon(商標) CF6Sであ
る。本発明には、du Pont社から入手可能なナイ
ロン12/12も有用である。
【0038】本発明により用いられる遮断層は好ましく
は酸素遮断層を含み、本明細書中に定義したポリエチレ
ンコポリマーを含めたポリエチレン、特にエチレン−ビ
ニルアルコールコポリマー及びサランなど、当業者に公
知でかつこの層に適したポリマーのうちの任意のものか
ら成る。
【0039】外層は、許容可能な靭性及び耐摩耗性を有
する、当業者に公知の任意ポリマーを含有し、一例では
本明細書中に定義したポリエチレン、特にエチレン−α
オレフィンコポリマーまたは比較的低密度のαオレフィ
ンコポリマーを含有する。上記のような物質は好ましく
は、エチレンコポリマー、特にエチレンメチルアクリレ
ート、エチレンエチルアクリレートまたはエチレンブチ
ルアクリレートコポリマーといった、エチレンとアクリ
ル酸、メタクリル酸、またはアクリル酸エステルとのコ
ポリマーと組み合わせて用いられる。Rexene社の
PE 1651、du Pont社の6.5%酢酸ビニ
ルEVAもしくはElvax EP 4091、及び
7.5%酢酸ビニルEVAなどのエチレン−酢酸ビニル
コポリマーを外層中に単独で、またはカラーコンセント
レートと組み合わせて用いると優れた外観が得られるこ
とも判明している。
【0040】結合層も、遮断層に対して、及び芯層もし
くは外層、または芯層と外層との両方に対して優れた接
着性を有する任意ポリマーを含有する。本明細書中に述
べたポリエチレンコポリマー及びエチレン−酢酸ビニル
コポリマーを含めた様々なポリエチレンが、本発明によ
り用いられる結合層に有用である。好ましくは、結合層
は先に説明した芯層が含有するような、ゴム部分を有す
る無水物改質αオレフィンコポリマーを含有する。結合
層の場合も、好ましい樹脂はMorton Inter
national社のTymor 1203である。d
u Pont社のBynel 4107も適当である。
【0041】後述する他の層中に用いられる適当な“ポ
リエチレン”は、エチレンC24ガスの実質的重合によ
って得られる複数系統の樹脂である。コモノマーを含有
させることによって、並びに触媒及び重合法を変更する
ことによって、密度、メルトインデックス、結晶化度、
分岐及び架橋度、分子量及び分子量分布などの特性が広
い範囲にわたって調節され得る。改質はハロゲン化及び
添加物の配合など、上記以外の方法でも行なわれる。
【0042】本明細書中で或る種のポリエチレンの呼称
に用いた“エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EV
A)”という語は、エチレンモノマーと酢酸ビニルモノ
マーとから成るコポリマーで大量のエチレン由来単位と
少量の酢酸ビニル由来単位とを有するものを意味する。
EVAは、エチレン−αオレフィンコポリマーが有する
ような構造強度を有することのみでなく、隣接層に対す
る接着性に優れることでも知られており、このことは
“接着剤”の必要性を低減し、または排除しさえする。
EVAコポリマーは加水分解してエチレン−ビニルアル
コールコポリマー(EVOH)とされ得、このコポリマ
ーは主として本発明による遮断層に用いられる。
【0043】本明細書中で或る種のポリエチレンの呼称
に用いた“エチレン−メチルアクリレートコポリマー
(EMA)”という語は、エチレンモノマーとメチルア
クリレートモノマーとから成るコポリマーを意味する。
【0044】本明細書中で或る種のポリエチレンの呼称
に用いた“エチレン−エチルアクリレートコポリマー
(EEA)”という語は、エチレンモノマーとエチルア
クリレートモノマーとから成るコポリマーを意味する。
【0045】本明細書中で或る種のポリエチレンの呼称
に用いた“エチレン−ブチルアクリレートコポリマー
(EBA)”という語は、エチレンモノマーとブチルア
クリレートモノマーとから成るコポリマーを意味する。
【0046】EVA、EVOH、EMA、EEA、EB
A、比較的低密度のエチレン−αオレフィンコポリマ
ー、EMAA(エチレン−メタクリル酸コポリマー)、
EAA(エチレン−アクリル酸コポリマー)及びエチレ
ン−αオレフィンコポリマーのブレンドなど、いずれの
系統のポリエチレンのブレンドも有利に用いられ得る。
【0047】本明細書では“延伸された”という語を
“熱収縮性である”という語と相互置き換え可能に用い
てあり、これらの語は、物質が引き伸ばされ、かつ引き
伸ばし後の外形寸法を実質的に維持しつつ冷却によって
硬化した状態を形容する。延伸された(即ち熱収縮性で
ある)物質は適当な高温に加熱されると、引き伸ばし前
(伸張前)の元の外形寸法に戻る傾向を有する。
【0048】本発明のクックインフィルムは好ましくは
延伸され、かつ押出法、特に当業者に公知の同時押出法
で成形される。本発明のクックインフィルムは最初、例
えば瀑落水急冷によって冷却され、その後該フィルムの
延伸温度範囲内の温度まで再加熱され、引き伸ばしによ
って延伸される。延伸のための引き伸ばしは、例えば
“バブル膨張(blown bubble)”技術や
“テンターによる幅出し”などの多くの方法で実施され
得る。それらの方法は当業者に公知であり、延伸の、物
質を横方向もしくは横断方向(TD)及び/または長手
方向もしくは機械方向(MD)に引き伸ばす操作に関連
する。引き伸ばされたフィルムはその引き伸ばし後の外
形寸法を実質的に維持しつつ急冷され、このように急冷
されることによってフィルムは、その分子配列を一定方
向に揃えられた状態で硬化し、もしくは該状態に固定さ
れる。
【0049】延伸が僅かしか、または全く行なわれてい
ないフィルム、即ち例えば非延伸もしくは非熱収縮性フ
ィルムが所望である場合はフィルムを延伸不能材料から
成形するか、または延伸可能材料を用いるのであれば
“ホットインフレーション法”で成形することが可能で
ある。ホットインフレートフィルムは成形時、押出また
は同時押出の直後に冷却されずに、押出後まもなくまず
引き伸ばされ、その際フィルムの温度は材料の延伸温度
範囲を上回ったままである。引き伸ばし後、フィルムは
公知方法で冷却される。この方法自体、及びこの方法に
よって得られるフィルムは実質的に延伸不能であるとい
う事実は当業者に公知である。非延伸フィルムを成形す
る方法は上記以外にも、キャスト押出法またはキャスト
同時押出法などが良く知られている。
【0050】成形されたフィルムには、該フィルムがど
のようなものであれ(その分子配列を一定方向に揃えら
れていないフィルムであっても、また延伸によって一定
方向に揃えられたフィルムであっても)先に述べたよう
にエネルギー放射表面処理が施され得、この処理は高エ
ネルギー電子処理によって有利に実現される。例えばフ
ィルムを電子加速器のビーム中で案内することによっ
て、フィルムに線量約12Mrad以下、好ましくは約
2〜9Mradの放射線が照射され得る。包装されるべ
き製品は最初に包装材料によって包囲され得、この包囲
はフィルムを必要かつ適当な箇所で該フィルム自体に対
してヒートシールして製造したパウチもしくはバッグの
中に上記製品を***することによって行なわれる。包装
材料がバブル膨張技術によりチューブラフィルムとして
製造されている場合、該材料をスリットして開き、製品
の上包みに用いられ得るシート状フィルムとすることが
可能である。これらの包装方法はいずれも当業者に公知
である。
【0051】包装材料が熱収縮性である場合、該材料で
包囲された製品は、例えば熱気または温水トンネルに通
すことによって高温に晒され得る。その結果、熱収縮性
フィルムは製品の周囲に収縮して、製品の輪郭に良く沿
った密着包装を実現する。先に述べたように、シートま
たはチューブ状のフィルムでバッグもしくはパウチを製
造し、このバッグもしくはパウチを製品の包装に用いる
ことが可能である。その際、フィルムがチューブ状に成
形されている場合は、まずチューブラフィルムをスリッ
トしてシート状とし、得られたシート状フィルムでバッ
グもしくはパウチを製造することが好ましいこともあり
得る。このようなバッグもしくはパウチ製造方法も当業
者に公知である。
【0052】先に言及したように、本発明フィルムの複
数の層は同時押出によって形成され得、上記のように形
成した層を付加的な層で押出被覆することによって多層
フィルムが完成される。2個の多層チューブを製造し、
その際2個のチューブの一方を他方で押出被覆し、もし
くは一方に他方を押出積層することも可能である。フィ
ルムの1個以上の層に、他の1個以上の層に有害である
恐れの有る処理を施すことが所望である場合は、フィル
ム全体を同時押出成形するよりフィルム成形に押出被覆
法を取り入れる方が好ましい。このようなフィルム成形
方法は、1種以上の塩化ビニリデンコポリマー[例えば
Saran(商標)]、即ち塩化ビニリデンと塩化ビニ
ルまたはメチルアクリレートとのコポリマー、及び塩化
ビニリデンとエチルアクリレートまたはアクリロニトリ
ルとのコポリマーなどから成る遮断層を有するフィルム
の1個以上の層に高エネルギー電子を照射したい時用い
られ得る。
【0053】上記のようなフィルムには、例えば遮断層
としてEVOH層と共に、またはEVOH層の替わりに
Saran(商標)層を有するフィルムが含まれる。こ
のように遮断層を構成するSaran(商標)組成物に
とって高エネルギー電子の照射は通常、Saran(商
標)を崩壊させ、かつ茶色に変色させる恐れが有るので
有害であるということは当業者一般に認識されている。
即ち、Saran(商標)層を含む遮断層を有するフィ
ルムの全体を同時押出成形して得られた多層構造体に高
エネルギー電子が照射される場合、この照射は低いレベ
ルで注意深く行なわれるべきである。あるいは他の場合
には、フィルムの第1層または複数の層を構成するチュ
ーブを押出成形し、前記層に高エネルギー電子を照射
し、照射の済んだチューブの外側面上にSaran(商
標)遮断層、及び(高エネルギー電子照射済みであって
もなくともよい)他の層を逐次設けることによって、高
エネルギー電子照射を低いレベルで注意深く行なうこと
が回避され得る。上記のような手順は、フィルムの第1
層または複数の層への高エネルギー電子照射をSara
n(商標)遮断層の有害な変色を惹起せずに行なうため
のものである。
【0054】即ち、本明細書中に用いた“押出”という
語は、同時押出、押出被覆、またはこれらの組み合わせ
を含めて意味するものとする。
【0055】フィルム製造の上述の概要は総てを包含し
ているわけではなく、なぜならフィルム製造方法は、そ
の開示が本明細書に参考として含まれる米国特許第4,
274,900号、同第4,229,241号、同第
4,194,039号、同第4,188,443号、同
第4,048,428号、同第3,821,182号及
び同第3,022,543号に述べられているような様
々なものが良く知られているからである。
【0056】
【実施例】本発明を、以下の実施例に基づき更に詳述す
る。
【0057】次のような層を有するクックインフィルム
を、通常の押出法で製造した。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】
【表5】
【0063】上記実施例1及び2には次の物質を用い
た。
【0064】N12: Huls America社販
売のナイロン12(ポリラウリルラクタム)であるVe
stamid(商標) L1940またはVestam
id(商標) L1840, Natural N6/12: Emser社販売のナイロン6/12
(カプロラクタム/ラウロラクタムコポリアミド)であ
るGrilon(商標) CF6S R−A/EAO: Morton Internati
onal社販売の、ゴム及び無水マレイン酸をグラフト
させたエチレン−αオレフィンコポリマーであるTym
or(商標) 1203 A/EVA: du Pont社販売の、エチレン−酢
酸ビニルコポリマーと無水物とをグラフト重合させたポ
リオレフィンであるBynel 3062 EVOH: Eval of America社販売の
エチレン−ビニルアルコールコポリマーであるEval
LC−E105A EAO−1: Dow Chemical社販売の、エ
チレンと密度0.905g/ccの1−オクテンとを重
合させた比較的低密度のエチレン−αオレフィンコポリ
マーであるATTANE(商標) 4203 EAO−2: Dow Chemical社販売のエチ
レン−1−オクテンコポリマーであるDowlex(商
標) 2045 EAO−3: Exxon社から入手可能な、密度0.
885g/cc及びメルトインデックス2.2のメタロ
セン触媒エチレン−ブテンコポリマーであるSLP−4
011 EBA: Quantum Chemical社販売
の、ブチルアクリレート含量5重量%のエチレン−ブチ
ルアクリレートコポリマーであるEA 705−009 COLOR−1: Teknor Color社販売
の、50%のTiO2と50%のLDPEとをブレンド
した白色カラーコンセントレートであるEPE 102
14−C COLOR−2: Teknor Color社販売
の、50%のTiO2と50%のEVAとをブレンドし
た白色カラーコンセントレートであるEEV−8802 EVA−1: Rexene社販売の、酢酸ビニル含量
6.5%のエチレン−酢酸ビニルコポリマーであるPE
1651 EVA−2: Quantum Chemical社販
売の、酢酸ビニル含量6.5%のエチレン−酢酸ビニル
コポリマーであるNA 362−005 EMAA−1: du Pont社販売の、メタクリル
酸含量12%のエチレン−メチルアクリル酸コポリマー
であるNucrel(商標) 1202 HC EMAA−2: du Pont社販売の、メタクリル
酸含量9%のエチレン−メチルアクリル酸コポリマーで
あるNucrel(商標) 0902 EMAA−3: du Pont社販売の、メタクリル
酸含量4%のエチレン−メチルアクリル酸コポリマーで
あるNucrel(商標) 0407 EAA: Dow Chemical社販売の、アクリ
ル酸含量9.5%のエチレン−アクリル酸コポリマーで
あるPrimacor(商標) 1410 EMA: Exxon社販売のエチレン−メチルアクリ
レートコポリマーであるXS 53.04 本発明では、芯層材料が本明細書中に説明した1個以上
の他の層に対して優れた結合特性を有するためにはエチ
レン−αオレフィンコポリマーの無水物部分及びゴム部
分が約8重量%でなければならないことが判明した。
【0065】実施例1及び2のフィルムを本明細書中に
説明したバブル膨張法で二軸延伸した(MD 285
%;TD 250%)ところ、どちらのフィルムも本発
明の芯層が用いられていないクックインフィルムに比較
して優れたバブル安定性を示した。そのうえ、これらの
フィルムの収縮温度は本発明の芯層が用いられていない
フィルムの約88℃の収縮温度より低く、即ち約82℃
に設定できた。
【0066】実施例12、13、14及び19のフィル
ムは195〜200°Fで延伸した。このように延伸温
度を比較的低くすることによって、横断方向収縮性を1
0〜12%向上させ、かつ低温シール強度を改善するこ
とが実現できた。
【0067】本発明の好ましい形態に関するここまでの
記述は単なる説明のためのものである。この記述を網羅
的なものとしたり、本発明をまさにここに開示した形態
に限定したりすることは企図されておらず、本発明の変
形及び変更は本明細書の教示に照らして可能であるか、
または本発明の実施に基づいて行なわれ得る。本明細書
では、当業者が本発明を様々な形態で、また意図する特
定用途に適するように様々に変形して用いることが可能
となるように本発明の原理とその実際の用途とを解説す
るべく例を選択し、かつ説明した。本発明の範囲は、こ
こに添付した特許請求の範囲各項、及びこれらの内容に
等価であるものによって規定されるものとする。

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付着層として機能し得る第1層を有する
    多層フィルムであって、前記第1層は第一のポリアミド
    と第二のポリアミドとのブレンドを含有し、ゴム部分を
    有する無水物改質αオレフィンコポリマーを第一のαオ
    レフィンコポリマーとして含有する少なくとも1個の芯
    層を有するフィルム。
  2. 【請求項2】芯層が第一のαオレフィンコポリマーとし
    て、ゴム部分を有する無水物改質エチレン−αオレフィ
    ンコポリマーを含有し、この第一のポリマーは第二のエ
    チレン−αオレフィンコポリマーとブレンドされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルム。
  3. 【請求項3】 第二のαオレフィンコポリマーが改質α
    オレフィンコポリマーの密度より小さい密度を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のフィルム。
  4. 【請求項4】 第二のαオレフィンコポリマーがメタロ
    セン触媒エチレン−αオレフィンコポリマーであること
    を特徴とする請求項2に記載のフィルム。
  5. 【請求項5】 第一のαオレフィンコポリマーのゴム部
    分がエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)型
    ゴムを含み、無水物は無水マレイン酸であることを特徴
    とする請求項2に記載のフィルム。
  6. 【請求項6】 EPDM部分及び無水物が第一のαオレ
    フィンコポリマー中に約6〜約10重量%の量で存在す
    ることを特徴とする請求項5に記載のフィルム。
  7. 【請求項7】 EPDM部分及び無水物が第一のαオレ
    フィンコポリマー中に約8重量%の量で存在することを
    特徴とする請求項6に記載のフィルム。
  8. 【請求項8】 芯層がカラーコンセントレートも含有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のフィルム。
  9. 【請求項9】 カラーコンセントレートが無機顔料とポ
    リマー性キャリヤとを含むことを特徴とする請求項8に
    記載のフィルム。
  10. 【請求項10】 無機顔料がTiO2であることを特徴
    とする請求項9に記載のフィルム。
  11. 【請求項11】 キャリヤが低密度ポリエチレンである
    ことを特徴とする請求項9に記載のフィルム。
  12. 【請求項12】 キャリヤがエチレン−酢酸ビニルコポ
    リマーであることを特徴とする請求項9に記載のフィル
    ム。
  13. 【請求項13】 ポリアミドが、ナイロン6、ナイロン
    11、ナイロン12、ナイロン66、ナイロン610、
    ナイロン6/9、ナイロン6/10、ナイロン6/1
    2、ナイロン69、ナイロン612、ナイロン12/1
    2、これらのナイロンのうちの任意のものの製造に用い
    られる任意の酸化合物またはアミン化合物の重縮合物ま
    たは重付加物から製造されたナイロン、これらのナイロ
    ンのうちの任意のもののコポリマー、これらのナイロン
    のうちの任意のもののターポリマー及びこれらの物質の
    混合物の中から選択されることを特徴とする請求項1に
    記載のフィルム。
  14. 【請求項14】 ポリアミドブレンドが約10〜約90
    %のナイロン12及び約90〜約10%のナイロン6/
    12を含有し、芯層は約65〜約100%の第一のエチ
    レン−αオレフィンコポリマー及び約0〜約35%の第
    二のエチレン−αオレフィンコポリマーを含有すること
    を特徴とする請求項2に記載のフィルム。
  15. 【請求項15】 第1層が約0.01〜5%の酸化防止
    剤を含有することを特徴とする請求項13に記載のフィ
    ルム。
  16. 【請求項16】 “食品に接触する第1層/芯層/遮断
    層/外層”から成る多層フィルム構造体を含むことを特
    徴とする請求項1に記載のフィルム。
  17. 【請求項17】 遮断層の各一方の面上に配置された付
    着性ポリマー層も有することを特徴とする請求項16に
    記載のフィルム。
  18. 【請求項18】 付着性ポリマー層がゴム部分を有する
    無水物改質αオレフィンコポリマーを含有することを特
    徴とする請求項17に記載のフィルム。
  19. 【請求項19】 185°F(85℃)で約55%以下
    の二軸自由収縮率(ASTM D2732)に対応する
    程度に二軸延伸されていることを特徴とする請求項1に
    記載のフィルム。
  20. 【請求項20】 少なくとも第1層が架橋されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフィルム。
  21. 【請求項21】 少なくとも第1層が約12Mrad以
    下の線量に対応する程度のエネルギー放射処理を施され
    ていることを特徴とする請求項20に記載のフィルム。
  22. 【請求項22】 第1層を有するフィルムのヒートシー
    ル強度を改善する方法であって、(1)第一のポリアミ
    ドと第二のポリアミドとを混合してブレンドを製造する
    こと、(2)前記ブレンドで第1層を形成すること、
    (3)この第1層と、ゴム部分を有する無水物改質αオ
    レフィンコポリマーを第一のαオレフィンコポリマーと
    して第二のαオレフィンコポリマーとブレンドして含有
    させた少なくとも1個の芯層とによって多層フィルムを
    製造すること、及び少なくとも1個の芯層を第1層に結
    合することを含む方法。
  23. 【請求項23】 第一のαオレフィンコポリマーのゴム
    部分がEPDM型ゴムを含み、無水物は無水マレイン酸
    であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 EPDM部分及び無水物が第一のαオ
    レフィンコポリマー中に約6〜約10重量%の量で存在
    することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 EPDM部分及び無水物が第一のαオ
    レフィンコポリマー中に8重量%の量で存在することを
    特徴とする請求項22に記載の方法。
  26. 【請求項26】 芯層がカラーコンセントレートも含有
    することを特徴とする請求項22に記載の方法。
  27. 【請求項27】 カラーコンセントレートが無機顔料と
    ポリマー性キャリヤとを含むことを特徴とする請求項2
    6に記載の方法。
  28. 【請求項28】 無機顔料がTiO2であることを特徴
    とする請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 第二のαオレフィンコポリマーがメタ
    ロセン触媒αオレフィンコポリマーであることを特徴と
    する請求項22に記載の方法。
  30. 【請求項30】 第1層完成の前または後に第1層にエ
    ネルギー放射処理を施すことを特徴とする請求項22に
    記載の方法。
  31. 【請求項31】 ポリアミドを、ナイロン6、ナイロン
    11、ナイロン12、ナイロン66、ナイロン610、
    ナイロン6/9、ナイロン6/10、ナイロン6/1
    2、ナイロン69、ナイロン612、ナイロン12/1
    2、これらのナイロンのうちの任意のものの製造に用い
    られる任意の酸化合物またはアミン化合物の重縮合物ま
    たは重付加物から製造されたナイロン、これらのナイロ
    ンのうちの任意のもののコポリマー、これらのナイロン
    のうちの任意のもののターポリマー及びこれらの物質の
    混合物の中から選択することを特徴とする請求項22に
    記載の方法。
  32. 【請求項32】 第1層が約10〜約90%のナイロン
    12及び約90〜約10%のナイロン6/12を含有
    し、芯層は約65〜約100%の第一のエチレン−αオ
    レフィンコポリマー及び約0〜約35%の第二のエチレ
    ン−αオレフィンコポリマーを含有することを特徴とす
    る請求項22に記載の方法。
  33. 【請求項33】 第1層が約0.01〜5%の酸化防止
    剤を含有することを特徴とする請求項31に記載の方
    法。
  34. 【請求項34】 更に、少なくとも“食品に接触する第
    1層/芯層/遮断層/外層”から成る多層フィルム構造
    体を形成することを特徴とする請求項22に記載の方
    法。
  35. 【請求項35】 更に、遮断層の各一方の面上に付着性
    ポリマー層を形成することを特徴とする請求項34に記
    載の方法。
  36. 【請求項36】 付着性ポリマー層がゴム部分を有する
    無水物改質エチレン−αオレフィンコポリマーを含有す
    ることを特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 フィルムをバブル膨張法によって、1
    85°F(85℃)で約55%以下の二軸自由収縮率
    (ASTM D2732)に対応する程度に押出成形及
    び二軸延伸することを特徴とする請求項22に記載の方
    法。
  38. 【請求項38】 少なくとも第1層を架橋することを特
    徴とする請求項22に記載の方法。
  39. 【請求項39】 少なくとも第1層に約12Mrad以
    下の線量に対応する程度のエネルギー放射処理を施すこ
    とを特徴とする請求項38に記載の方法。
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