JPH068332Y2 - 締付部材 - Google Patents
締付部材Info
- Publication number
- JPH068332Y2 JPH068332Y2 JP1987011357U JP1135787U JPH068332Y2 JP H068332 Y2 JPH068332 Y2 JP H068332Y2 JP 1987011357 U JP1987011357 U JP 1987011357U JP 1135787 U JP1135787 U JP 1135787U JP H068332 Y2 JPH068332 Y2 JP H068332Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- screw
- washer
- ring
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内装材等を固着するための締付部材に関する
ものである。
ものである。
〈従来の技術〉 自動車のトリム，ガーニッシュ等の内装材をビス止めす
る場合、第７図で示すように、ビス１を貫通するリング
状のワッシャ３と、このワッシャ３に薄肉帯５にて連結
したビス頭部２を被蓋するキャップ４とからなるビス頭
部隠し部材が用いられ、また、実開昭59-7908号、実開
昭59-30917号、実開昭59-40612号にて各種構造のものが
提案されている。
る場合、第７図で示すように、ビス１を貫通するリング
状のワッシャ３と、このワッシャ３に薄肉帯５にて連結
したビス頭部２を被蓋するキャップ４とからなるビス頭
部隠し部材が用いられ、また、実開昭59-7908号、実開
昭59-30917号、実開昭59-40612号にて各種構造のものが
提案されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来構造の場合、ビス頭部２をキャップ４で被蓋
し、ビス頭部２の露出を隠して美観を向上するが、ビス
１をインパクトレンチ等で締め付けたときに、内装材の
穴にワッシャ３が食い込んだり、過度のトルク負荷で変
形あるいは被損する。
し、ビス頭部２の露出を隠して美観を向上するが、ビス
１をインパクトレンチ等で締め付けたときに、内装材の
穴にワッシャ３が食い込んだり、過度のトルク負荷で変
形あるいは被損する。
また、第８図で示すように、天井材６等のようにビス等
部２が下向きの場合、ビス１がワッシャ３から抜け落ち
るので、これを作業者は指先で防止しながらセットする
必要がある。
部２が下向きの場合、ビス１がワッシャ３から抜け落ち
るので、これを作業者は指先で防止しながらセットする
必要がある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来の問題点を解消した締付部材を提供
するものであり、その特徴とする構成は、ビス10の頭部
12とスクリュー軸11の上端部との間に隙間14を存在して
ワッシャ13をスクリュー軸回りには自由回転し軸線方向
には固定的に嵌装し、前記頭部12とワッシャ13との隙間
14のスクリュー軸11にワッシャ13の穴径よりも大径で頭
部12の径よりも小径の凸部12aを設け、前記頭部12とワ
ッシャ13との隙間14に嵌入可能な厚さで外径部の幅B1が
前記凸部12aの外径より大きく、内径の幅B2が前記凸部1
2aの外径より小さな切開部17を有するリング16と、この
リング16と薄肉帯19で連結され前記頭部12に被着される
キャップ18とで構成された被装部材15の前記リング16を
前記凸部12aに嵌合装着して成るものである。
するものであり、その特徴とする構成は、ビス10の頭部
12とスクリュー軸11の上端部との間に隙間14を存在して
ワッシャ13をスクリュー軸回りには自由回転し軸線方向
には固定的に嵌装し、前記頭部12とワッシャ13との隙間
14のスクリュー軸11にワッシャ13の穴径よりも大径で頭
部12の径よりも小径の凸部12aを設け、前記頭部12とワ
ッシャ13との隙間14に嵌入可能な厚さで外径部の幅B1が
前記凸部12aの外径より大きく、内径の幅B2が前記凸部1
2aの外径より小さな切開部17を有するリング16と、この
リング16と薄肉帯19で連結され前記頭部12に被着される
キャップ18とで構成された被装部材15の前記リング16を
前記凸部12aに嵌合装着して成るものである。
〈作用〉 上記の構成により、キャップ18と一体に連結されている
リング16を切開部17より頭部12とワッシャ13との隙間に
装入して凸部12aに嵌合装着して被装部材15をビス10と
一体にする。
リング16を切開部17より頭部12とワッシャ13との隙間に
装入して凸部12aに嵌合装着して被装部材15をビス10と
一体にする。
この凸部12aに嵌合装着されたリング16はビス10を締付
てもワッシャ13が締付トルクを受けて変形等を防止す
る。また、ビス10の頭部12を下向きにしてもワッシャ13
がリング16に当接してストッパ作用を行い、ビス10がリ
ング16から抜け落ちることがない。
てもワッシャ13が締付トルクを受けて変形等を防止す
る。また、ビス10の頭部12を下向きにしてもワッシャ13
がリング16に当接してストッパ作用を行い、ビス10がリ
ング16から抜け落ちることがない。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第３図
において、10はビスであり、スクリュー軸11と、その上
端の頭部12から成り、頭部12とスクリュー軸11の上端部
との間に隙間14を存在してワッシャ13がスクリュー軸回
りには自由回転し軸線方向には固定的に嵌装され、前記
頭部12とワッシャ13との隙間14のスクリュー軸11にワッ
シャ13の穴径よりも大径で頭部12の径よりも小径の凸部
12aが設けられている。
において、10はビスであり、スクリュー軸11と、その上
端の頭部12から成り、頭部12とスクリュー軸11の上端部
との間に隙間14を存在してワッシャ13がスクリュー軸回
りには自由回転し軸線方向には固定的に嵌装され、前記
頭部12とワッシャ13との隙間14のスクリュー軸11にワッ
シャ13の穴径よりも大径で頭部12の径よりも小径の凸部
12aが設けられている。
前記ワッシャ13のスクリュー軸回りには自由回転し軸線
方向には固定的な嵌装手段は、頭部12と凸部12aのプレ
ス成形前のスクリュー軸11にワッシャ13を嵌装し、その
後で頭部12と凸部12aをプレス成形することにより実現
する。
方向には固定的な嵌装手段は、頭部12と凸部12aのプレ
ス成形前のスクリュー軸11にワッシャ13を嵌装し、その
後で頭部12と凸部12aをプレス成形することにより実現
する。
第１図及び第２図において、15は被装部材である。この
被装部材15は、リング16と、このリング16と薄肉帯19で
連結されたキャップ18とによって構成されている。前記
リング16は、前記頭部12とワッシャ13との隙間14に嵌入
可能な厚さで、内径D1は凸部12aの外径D2と同寸法ある
いは若干大径寸法であり、リング16の一部には外径部の
幅B1が前記凸部12aの外径D2より大きく、内径の幅B2が
前記凸部12aの外径D2より小さな切開部17を有してい
る。また、前記キャップ18はビス10の頭部12に被着可能
な椀形のものである。これらリング16，薄肉帯19及びキ
ャップ18は適当な柔軟性を有する合成樹脂で成形されて
いる 本考案は上記の通りの構造であるから、第５図で示すよ
うに、リング16をビス10の頭部12とワッシャ13との隙間
に差し込み、切開部17を押し拡げてリング16の内径D1を
凸部12aの外径D2に嵌合装着する。これにより、被装部
材15はビス10と一体化される。
被装部材15は、リング16と、このリング16と薄肉帯19で
連結されたキャップ18とによって構成されている。前記
リング16は、前記頭部12とワッシャ13との隙間14に嵌入
可能な厚さで、内径D1は凸部12aの外径D2と同寸法ある
いは若干大径寸法であり、リング16の一部には外径部の
幅B1が前記凸部12aの外径D2より大きく、内径の幅B2が
前記凸部12aの外径D2より小さな切開部17を有してい
る。また、前記キャップ18はビス10の頭部12に被着可能
な椀形のものである。これらリング16，薄肉帯19及びキ
ャップ18は適当な柔軟性を有する合成樹脂で成形されて
いる 本考案は上記の通りの構造であるから、第５図で示すよ
うに、リング16をビス10の頭部12とワッシャ13との隙間
に差し込み、切開部17を押し拡げてリング16の内径D1を
凸部12aの外径D2に嵌合装着する。これにより、被装部
材15はビス10と一体化される。
キャップ18は第４図で示すように、反転してビス10の頭
部12に被着する。
部12に被着する。
ビス10をインパクトレンチ等で締め付けるときは、当然
キャップ18は開いた状態であり、ビス10を内装材等の締
付位置へセットする際に、第６図で示すように、キャッ
プ18を指先で把持してビス10を内装材等の穴にセットす
る。このとき、ビス10の頭部12が下向きになっていて
も、ワッシャ13がリング16に当接して係止されるため、
ビス10がリング16より抜けて落下することがない。
キャップ18は開いた状態であり、ビス10を内装材等の締
付位置へセットする際に、第６図で示すように、キャッ
プ18を指先で把持してビス10を内装材等の穴にセットす
る。このとき、ビス10の頭部12が下向きになっていて
も、ワッシャ13がリング16に当接して係止されるため、
ビス10がリング16より抜けて落下することがない。
また、ビス10の締付トルクはワッシャ13が受け、かつ隙
間14は凸部12aにより常に一定であるため、リング16に
は負荷がかかることがなく、過度の負荷によるリング16
が変形又は食い込みちぎれを防止している。
間14は凸部12aにより常に一定であるため、リング16に
は負荷がかかることがなく、過度の負荷によるリング16
が変形又は食い込みちぎれを防止している。
〈考案の効果〉 以上のように本考案による締付部材は、ビス10の頭部12
とスクリュー軸11の上端部との間に隙間14を存在してワ
ッシャ13をスクリュー軸回りには自由回転し軸線方向に
は固定的に嵌装し、前記頭部12とワッシャ13との隙間14
のスクリュー軸11にワッシャ13の穴径よりも大径で頭部
12の径よりも小径の凸部12aを設け、前記頭部12とワッ
シャ13との隙間14に嵌入可能な厚さで外径部の幅B1が前
記凸部12aの外径より大きく、内径の幅B2が前記凸部12a
の外径より小さな切開部17を有するリング16と、このリ
ング16と薄肉帯19で連結され前記頭部12に被着されるキ
ャップ18とで構成された被装部材15の前記リング16を前
記凸部12aに嵌合装着した構成であるから、被装部材15
のリング16をビス10の凸部12aへの嵌合装着が円滑容易
であり、ビス10の頭部12を下向きにしてビス10を締付部
にセットしても被装部材15からビス10が抜けて落下する
ことがなく、従来のように、片手の指先でビスの脱落を
防止する動作を不要とする。
とスクリュー軸11の上端部との間に隙間14を存在してワ
ッシャ13をスクリュー軸回りには自由回転し軸線方向に
は固定的に嵌装し、前記頭部12とワッシャ13との隙間14
のスクリュー軸11にワッシャ13の穴径よりも大径で頭部
12の径よりも小径の凸部12aを設け、前記頭部12とワッ
シャ13との隙間14に嵌入可能な厚さで外径部の幅B1が前
記凸部12aの外径より大きく、内径の幅B2が前記凸部12a
の外径より小さな切開部17を有するリング16と、このリ
ング16と薄肉帯19で連結され前記頭部12に被着されるキ
ャップ18とで構成された被装部材15の前記リング16を前
記凸部12aに嵌合装着した構成であるから、被装部材15
のリング16をビス10の凸部12aへの嵌合装着が円滑容易
であり、ビス10の頭部12を下向きにしてビス10を締付部
にセットしても被装部材15からビス10が抜けて落下する
ことがなく、従来のように、片手の指先でビスの脱落を
防止する動作を不要とする。
さらに、ビス10の締付トルクはワッシャ13が受け止め、
かつ隙間14は凸部12aにより常に一定であるため、リン
グ16には負荷がかかることがなく、過度の負荷によるリ
ング16が変形又は食い込みちぎれを防止している。
かつ隙間14は凸部12aにより常に一定であるため、リン
グ16には負荷がかかることがなく、過度の負荷によるリ
ング16が変形又は食い込みちぎれを防止している。
また、キャップ18はビス10の周囲の自由な位置からビス
10の頭部12に確実に被着させることができる等の格別な
効果を有している。
10の頭部12に確実に被着させることができる等の格別な
効果を有している。
第１図は本考案締付部材の被装部材の平面図、第２図は
第１図II−II線断面図、第３図はビスの正面図、第４図
は被装部材のキャップをビス頭部に被着した状態の断面
図、第５図及び第６図は本考案の締付部材のセッティン
グの説明図、第７図は従来品の斜視図、第８図は従来品
のセット状態の断面図である。 10……ビス、11……スクリュー軸、12……頭部、12a…
…凸部、13……ワッシャ、14……隙間、15……被装部
材、16……リング、17……切開部、18……キャップ、19
……薄肉帯。
第１図II−II線断面図、第３図はビスの正面図、第４図
は被装部材のキャップをビス頭部に被着した状態の断面
図、第５図及び第６図は本考案の締付部材のセッティン
グの説明図、第７図は従来品の斜視図、第８図は従来品
のセット状態の断面図である。 10……ビス、11……スクリュー軸、12……頭部、12a…
…凸部、13……ワッシャ、14……隙間、15……被装部
材、16……リング、17……切開部、18……キャップ、19
……薄肉帯。
Claims (1)
- 【請求項１】ビス10の頭部12とスクリュー軸11の上端部
との間に隙間14を存在してワッシャ13をスクリュー軸回
りには自由回転し軸線方向には固定的に嵌装し、前記頭
部12とワッシャ13との隙間14のスクリュー軸11にワッシ
ャ13の穴径よりも大径で頭部12の径よりも小径の凸部12
aを設け、前記頭部12とワッシャ13との隙間14に嵌入可
能な厚さで外径部の幅B1が前記凸部12aの外径より大き
く、内径の幅B2が前記凸部12aの外径より小さな切開部1
7を有するリング16と、このリング16と薄肉帯19で連結
され前記頭部12に被着されるキャップ18とで構成された
被装部材15の前記リング16を前記凸部12aに嵌合装着し
て成る締付部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987011357U JPH068332Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 締付部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987011357U JPH068332Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 締付部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63119921U JPS63119921U (ja) | 1988-08-03 |
| JPH068332Y2 true JPH068332Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=30798497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987011357U Expired - Lifetime JPH068332Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 締付部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068332Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020080606A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネスの端部の仮係止構造 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012233532A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Nifco Inc | ボルトキャップ締結構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5794710U (ja) * | 1980-12-03 | 1982-06-10 | ||
| JPS5940612U (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-15 | ミサワホ−ム株式会社 | 止着子用化粧キヤツプ |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP1987011357U patent/JPH068332Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020080606A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネスの端部の仮係止構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63119921U (ja) | 1988-08-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20050100425A1 (en) | Fastener assembly | |
| JPH068332Y2 (ja) | 締付部材 | |
| GB2186936A (en) | Fastener assembly | |
| JPH0421700Y2 (ja) | ||
| JPH0543316Y2 (ja) | ||
| JPS625696Y2 (ja) | ||
| JPH02104494U (ja) | ||
| JPH0740789Y2 (ja) | ワイヤハーネスプロテクタ | |
| JPH0165911U (ja) | ||
| JPH0323216U (ja) | ||
| JPS6311376Y2 (ja) | ||
| JPS6218685Y2 (ja) | ||
| JPS6254478U (ja) | ||
| JPH049274U (ja) | ||
| JPH0427209U (ja) | ||
| JPH0225927Y2 (ja) | ||
| JPH01134831U (ja) | ||
| JPH026812U (ja) | ||
| JPS6015875Y2 (ja) | ドア用のノブ又はハンドル取付装置 | |
| JPH0326888U (ja) | ||
| JPS638412U (ja) | ||
| JPH02125220U (ja) | ||
| JPH0319113U (ja) | ||
| JPH01132805U (ja) | ||
| JPS63128312U (ja) |