JPH0683065U

JPH0683065U - ゴルフ手袋

Info

Publication number: JPH0683065U
Application number: JP2594693U
Authority: JP
Inventors: 善大川
Original assignee: 株式会社ボンシック・ボンジャンル
Priority date: 1993-05-19
Filing date: 1993-05-19
Publication date: 1994-11-29

Abstract

(57)【要約】【目的】グリップを握ると常に中指及び薬指が揃えら
れて握られ、かつグリップが強く握られるゴルフ手袋を
得ることを目的とする。【構成】手の５本の指を入れる指入れ袋部が、親指を
入れるための親指袋と、人差指を入れるための人差指袋
と、先端部が狭く、かつ末広がにされて、中指及び薬指
がまとめて入れられる大きさの中間指袋と、小指を入れ
るための小指袋とから形成されたゴルフ手袋。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この発明はゴルフ手袋に関し、特に４本指のゴルフ手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般にゴルフというものは、クラブのグリップを主として左手の小指、薬指、中指の３本の指を揃えてしっかりと握るとゴルフボールを正確な方向にかつ遠くに飛ばせるというのが定説である。このため、クラブのヘッドがゴルフボールにインパクトされても、３本の指のグリップがずれないように、左手の５本の指を、それぞれ独立して入れられるゴルフ手袋が一般的に使用されている。このようなゴルフ手袋を使用してクラブのグリップを握る場合は、特に中指、薬指及び小指でしっかりと握り、左手をグリップに固定させていた。つまり、中指及び薬指は左手をグリップに固定させるための大切な役目を果たしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のゴルフ手袋は、スイングの際に３本の指のグリップがずれないように、左手の５本の指を、それぞれ独立して入れられるようにされている。しかし、このようなゴルフ手袋は熟練したゴルフーにとっては、特に不都合な点はないが、ゴルフの初心者にとっては、クラブを握る場合は、特に５本の指の内で親指と人差指とに力が入る一方、薬指及び中指が緩みがちになる傾向にあると言われている。この結果、小指も共に緩み、左手の手首が手甲の側に折れてスイングの軌道が不正確となると共に、スイングのパワーが減少し、ゴルフボールを正確にかつ遠くに飛ばすことができないという問題点があった。また、５本の指がそれぞれ独立してグリップを握ることになるために中指及び薬指の握りが弱く、握力の弱いゴルフー又は初心者にとっては中指及び薬指で握っているという感覚があまり得られないため、どうしても中指及び薬指を揃えてグリップをしっかり握るという意識が薄れる傾向にあるという問題点があった。本考案は以上の問題点を解決するためになされたもので、グリップを握ると常に中指及び薬指が揃えられて握られ、かつグリップが強く握られるゴルフ手袋を得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のゴルフ手袋は、手の５本の指を入れる指入れ袋部が、親指を入れるための親指袋と、人差指を入れるための人差指袋と、中指及び薬指がまとめて入れられる大きさの中間指袋と、小指を入れるための小指袋とから形成されたものである。また、中間指袋は、先端部が狭く、かつ末広がにされて、中指及び薬指がまとめて入れられるものである。

【０００５】

【作用】

本考案のゴルフ手袋においては、中間指袋に中指と薬指が挿入されると、両方の指がまとめれると共に、親指が親指袋、人差指が人差指袋、小指が小指袋に挿入される。また、中間指袋は、先端部が狭く、かつ末広がにされている場合は、中指及び薬指の先端部が揃うと共に、その両方の指の中間の関節部に遊びができる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案のゴルフ手袋の第１の実施例の外観図である。図において、１は手の甲部、２は親指袋、３は人差指袋、４は小指袋、５は先端部が狭く、かつ末広がにされて、中指及び薬指（以下総称して中間指という）がまとめて入れられる中間指袋であり、甲部１には、バンドが取り付けられている。このようなゴルフ手袋の材質は合成皮革、獣類の皮革が使用されている。また、このゴルフ手袋は接着材又は縫い合わせにより、分離されないようにされている。第２図は考案のゴルフ手袋を用いてグリップを握ったときの外観図である。図において、１〜５は上記と同様なものである。同図に示すように、５本の指の内で親指と人差指とでもってクラブを保持し、中指及び薬指が中間指袋５によってまとめられてグリップがしっかり握っている。つまり、中間指を太くしたと同じであり、４本でもって握られている。

【０００７】そして、中間指袋５の先端部が狭いため、中指及び薬指の先端はしっかりと揃えられ、かつ末広がりであるため、中指と薬指との中間の関節の動きに余裕があることになる。このため、スイングに際しては、薬指及び中指とでしっかりとグリップが握られ、かつ中間の関節に余裕があることになるため理想的なスイングが可能となる。この結果、左手の手首が手甲の側に折れてスイングの軌道が正確となると共に、スイングのパワーが増加するために、ゴルフボールを正確に遠くに飛ばすことができる。また、中指と薬指とがまとめられてグリップが握られることになるために、中指及び薬指の握りが強くなり、中指及び薬指で握っているという感覚を得ることができるため、常にしっかり握るという意識がもてる。

【０００８】図３は本考案の第２の実施例の外観図である。図において、１〜４は上記と同様なものである。６は中指及び薬指がまとめて入れられる大きさの中間指袋である。同図に示すように、中間指袋６は先端部が細くない。これは、関節が太い場合には中間の関節でもって中指及び薬指がまとめられる。このため、第１の実施例と同様に、スイングに際しては、薬指及び中指とでしっかりとグリップが握られ、かつ中間の関節に余裕があることになるため理想的なスイングが可能となる。この結果、左手の手首が手甲の側に折れてスイングの軌道が正確となると共に、スイングのパワーが増加するために、ゴルフボールを正確に遠くに飛ばすことができる。また、中指と薬指とがまとめられてグリップが握られることになるために、中指及び薬指の握りが強くなり、中指及び薬指で握っているという感覚を得ることができるため、常にしっかり握るという意識がもてる。

【０００９】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、中指と薬指がまとめて挿入される中間指袋、親指が挿入される親指袋、人差指が挿入される人差指袋、小指が挿入される小指袋から形成されたゴルフ手袋としたことにより、クラブのグリップを握った場合は、薬指と中指とが１つに揃えられて握られため、強い握力でもって握られるので、左手の手首が手甲の側に折れてスイングの軌道が正確となると共に、スイングのパワーが増加するために、ゴルフボールを正確に遠くに飛ばすことができるという効果が得られている。また、中指と薬指とがまとめられてグリップが握られることになるために、中指及び薬指の握りが強くなり、中指及び薬指で握っているという感覚を得ることができるため常にしっかり握るという意識がもてるという効果が得られている。さらに、中間指袋は、先端部が狭く、かつ末広が形成したことにより、上記の効果に加えて中指と薬指の先端部が離れることはなく、かつその両方の指の中間の関節に遊びを持たせることができるため、強い握力でもって握られると共に、正しくグリップを握られるという効果が得られている。さらに、手袋は４本指であるため、材料の倹約ができ経済的であるという効果が得られている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゴルフ手袋の第１の実施例の外観図で
ある。

【図２】考案のゴルフ手袋を用いてグリップを握ったと
きの外観図である。

【図３】本考案の第２の実施例の外観図である。

【符号の説明】

１掌部２親指袋３人差指袋４小指袋５中間指袋６中間指袋

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】手の５本の指を入れる指入れ袋部が、親
指を入れるための親指袋と、人差指を入れるための人差
指袋と、中指及び薬指がまとめて入れられる大きさの中
間指袋と、小指を入れるための小指袋とから形成された
ゴルフ手袋。
【請求項２】前記中間指袋は、先端部が狭く、かつ末
広がにされて、中指及び薬指がまとめて入れられること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載のゴル
フ手袋。