JPH0683043B2 - スイツチング回路 - Google Patents

スイツチング回路

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JPH0683043B2
JPH0683043B2 JP60246054A JP24605485A JPH0683043B2 JP H0683043 B2 JPH0683043 B2 JP H0683043B2 JP 60246054 A JP60246054 A JP 60246054A JP 24605485 A JP24605485 A JP 24605485A JP H0683043 B2 JPH0683043 B2 JP H0683043B2
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bipolar transistor
transistor
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mos transistor
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靖生 大橋
豊 鍬田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スイッチング回路に関し、詳しくは駆動回路
が簡単で、スイッチング速度が速く、かつ電圧降下も小
さい変流器を用いたスイッチング回路に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
直流電圧を異なる極性、あるいは異なる電圧値に変換す
る場合、DC−DCコンバータでは、トランジスタ等のスイ
ッチング素子を用いて一旦直流電圧を方形波の交流電圧
に変換し、トランスにより入出力を絶縁するとともに、
必要な電圧値に昇圧あるいは降圧し、方形波交流電圧を
整流、平滑して再び直流電圧を得る方式が一般に用いら
れている。
また、DC−DCコンバータでは、直流電圧を交流電圧に変
換する際の変換周波数を高くすることにより、トラン
ス、平滑回路のインダクタ、コンデンサを小形、軽量化
できるので、高周波化の検討が盛んに行われている。し
かし、高周波化においては、スイッチング素子のオン・
オフ回数が増加するため、スイッチング損失が増大し、
DC−DCコンバータの効率が低下するのみならず、スイッ
チング素子の放熱フインが大形化し、トランス、インダ
クタ、コンデンサの小形軽量化の効果を相殺する。
スイッチング素子には、バイポーラトランジスタあるい
はMOSトランジスタが一般に用いられている。バイポー
ラトランジスタは、耐圧を高くするに伴つてスイッチン
グ速度が遅くなり、現在800Vバイポーラトランジスタを
用いた出力1KW程度のDC−DCコンバータでは、変調周波
数は20〜40KHzが限界とされている。一方、MOSトランジ
スタは、バイポーラトランジスタと比較すると、スイッ
チング速度は速く、かつ蓄積時間が無いという利点を有
するが、耐圧800VのMOSトランジスタではオン抵抗が0.3
V程度であり、オン抵抗による損失が大きいため、使用
できない状況にある。
このため、バイポーラトランジスタとMOSトランジスタ
を組合せたスイッチング速度が速く、オン電圧降下の小
さいスイッチング回路が提案されている。
第2図は、従来、提案されているスイッチング回路の構
成図である。第2図においては、バイポーラトランジス
タ8とMOSトランジスタ9を並列に接続したスイッチン
グ回路12が示されている。この回路の動作は、先ず、MO
Sトランジスタ9をゲート11に信号を送つてターンオン
させ、負荷電流を流す。次に、バイポーラトランジスタ
8をベース10に信号を送つてターンオンさせ、MOSトラ
ンジスタ9をターンオフさせる。これにより、負荷電流
はMOSトランジスタ9から電圧降下の低いバイポーラト
ランジスタ8に移行する。スイッチング回路12をオフさ
せるには、再びMOSトランジスタ9をターンオンさせる
とともに、バイポーラトランジスタ8のベース10に逆に
バイアスを加えて、ターンオフさせる。負荷電流は、バ
イポーラトランジスタ8からMOSトランジスタ9に移行
する。ここで、MOSトランジスタ9をターンオフさせる
と、負荷電流は高速で遮断される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第2図に示す従来のスイッチング回路では、バイポーラ
トランジスタ8のベース10にベース電流や逆バイアスを
与える駆動回路と、MOSトランジスタ9の駆動回路が、
それぞれ必要となるため、駆動回路が大形化、複雑化す
るという問題がある。
本発明の目的は、このような問題を改善し、高速のオン
・オフ特性とオン電圧降下の低い特性を備え、かつトラ
ンジスタの駆動信号が不要なスイッチング回路を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のスイッチング回路
は、バイポーラトランジスタ6と第1のMOSトランジス
タ5を並列に接続したスイッチング回路において、この
並列回路を構成するバイポーラトランジスタ6のコレク
タおよび第1のMOSトランジスタ5のドレイン側に直列
に接続される1次巻線とこの1次巻線に流れる電流に比
例する正電流をバイポーラトランジスタ6のベースに帰
還させる2次巻線からなる変流器3と、この変流器3の
2次巻線とバイポーラトランジスタ6のベース間の接続
オン・オフ制御を、第1のMOSトランジスタ5のゲート
に相互接続されたゲートへの制御信号に基づき行う第2
のMOSトランジスタ4と、第1、第2のMOSトランジスタ
5、4のゲートとバイポーラトランジスタ6のベース間
に接続され、このバイポーラトランジスタ6のベースに
負電圧を印加するダイオードとを設けることを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明においては、負荷電流に比例した電流をバイポー
ラトランジスタのベースに帰還させる変流器と、この変
流器の2次巻線の電流(ベース電流)を遮断するMOSト
ランジスタを用い、バイポーラトランジスタとMOSトラ
ンジスタと変流器との共同動作によりスイッチングを行
う。先ず、MOSトランジスタによりターンオンを行い、
スイッチング損失を低減させるとともに、MOSトランジ
スタによりバイポーラトランジスタのターンオン・ター
ンオフも行つて、バイポーラトランジスタの駆動回路を
簡略化する。特に、DC−DCコンバータに好適である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すスイッチング回路の
接続図である。第1図において、1は直流電流、2は負
荷、3は負荷電流に比例した電流をバイポーラトランジ
スタに帰還させるための変流器、5,4は第1および第2
のMOSトランジスタ、6はバイポーラトランジスタ、7
はダイオードである。図示された波形は、第1,第2のMO
Sトランジスタ5,4のゲートに印加される正極性と負極性
の制御電圧である。本実施例では、このようにMOSトラ
ンジスタ5,4のゲートに供給する駆動信号のみでよく、
バイポーラトランジスタ6の駆動信号は不要である。正
極性電圧を供給することによりスイッチング回路をター
ンオンさせ、負極性電圧でターンオフさせる。
次に、回路の動作を述べる。第2のMOSトランジスタ4
と第1のMOSトランジスタ5の各ゲートに正の信号を与
えると、MOSトランジスタ4,5はターンオンし、直流電源
1は負荷2に印加されて、負荷電流ILが変流器3の1次
巻線N1とMOSトランジスタ5の直列回路に流れる。同時
に、バイポーラトランジスタ6のベースには、変流器3
の2次巻線N2,MOSトランジスタ4の直列回路を介してベ
ース電流IB=(n1/n2)・ILが流れる。ただし、n1は変
調器3の1次巻線のターン数、n2は2次巻線のターン数
である。この結果、このスイッチング回路のターンオン
特性はターンオン特性の優れたMOSトランジスタ5の特
性となり、かつオン特性はオン電圧降下の小さいバイポ
ーラトランジスタの特性となる。次に、MOSトランジス
タ4とMOSトランジスタ5のゲートに負の信号を与える
と、MOSトランジスタ4,5はターンオフする。これによつ
て、バイポーラトランジスタ6のベース電流IBは、MOS
トランジスタ4により遮断される。バイポーラトランジ
スタ6には、ベースの蓄積電荷のため負荷電流ILが流れ
続けるが、バイポーラトランジスタ6のベースはダイオ
ード7を介して負の電圧が印加されるので、ベースの蓄
積電荷は急速に消滅し、バイポーラトランジスタ6は高
速にターンオフする。すなわち、このスイッチング回路
では、負荷電流ILに比例した電流を変流器3によりバイ
ポーラトランジスタ6のベースに帰還しているにもかか
わらず、バイポーラトランジスタ6の蓄積時間の間はベ
ース電流が帰還されないので、バイポーラトランジスタ
6を高速でターンオフさせることが可能となる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、ターンオン特性
はMOSトランジスタの高速性に従い、一方オン電圧降下
はバイポーラトランジスタの低電圧特性に従つており、
またターンオフ特性はバイポーラトランジスタのベース
電流を遮断して、逆バイアスを加えることにより、高速
性が得られる。さらに、駆動回路においては、従来必要
であつたバイポーラトランジスタの駆動信号が不要とな
り、MOSトランジスタを駆動する信号のみですむため、
駆動回路の簡易化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスイッチング回路の接
続図、第2図は従来のバイポーラトランジスタとMOSト
ランジスタを並列に接続したスイッチング回路の接続図
である。 1:直流電流、2:負荷、3:変流器、5,4:第1および第2の
MOSトランジスタ、6,8:バイポーラトランジスタ、7:ダ
イオード、9:MOSトランジスタ、10:ベース、11:ゲー
ト、12:スイッチング回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイポーラトランジスタと第1のMOSトラ
    ンジスタを並列に接続したスイッチング回路において、
    上記並列回路を構成するバイポーラトランジスタのコレ
    クタおよび第1のMOSトランジスタのドレイン側に直列
    に接続される1次巻線と該1次巻線に流れる電流に比例
    する正電流を上記バイポーラトランジスタのベースに帰
    還させる2次巻線からなる変流器と、該変流器の2次巻
    線と上記バイポーラトランジスタのベース間の接続のオ
    ン・オフ制御を、上記第1のMOSトランジスタのゲート
    に相互接続されたゲートへの制御信号に基づき行う第2
    のMOSトランジスタと、上記第1、第2のMOSトランジス
    タのゲートと上記バイポーラトランジスタのベース間に
    接続され、該ベースに負電圧を印加するダイオードとを
    設けることを特徴とするスイッチング回路。
JP60246054A 1985-11-01 1985-11-01 スイツチング回路 Expired - Fee Related JPH0683043B2 (ja)

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IT1233416B (it) * 1987-12-03 1992-03-30 Sgs Microelettronica Spa Circuito di pilotaggio di dispositivi elettronici alimentati a bassa tensione
US7355373B2 (en) 2003-06-03 2008-04-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. DC-DC converter

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