JPH068279B2 - ヒドロキシスルホン類の製造方法 - Google Patents

ヒドロキシスルホン類の製造方法

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JPH068279B2 JP16819288A JP16819288A JPH068279B2 JP H068279 B2 JPH068279 B2 JP H068279B2 JP 16819288 A JP16819288 A JP 16819288A JP 16819288 A JP16819288 A JP 16819288A JP H068279 B2 JPH068279 B2 JP H068279B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式(I) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
す。) で示されるヒドロキシビニルスルホンまたは該ヒドロキ
シビニルスルホンと一般式(II) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
し、Xはハロゲン原子を表す。) で示されるヒドロキシハロスルホンとの混合物の製造方
法に関する。
これらのヒドロキシスルホン類は医薬、飼料添加剤とし
て使用されているビタミンAまたはそのカルボン酸エス
テルの合成中間体として有用であることが知られている
(下記の特許公開公報を参照)。
特開昭62−87559号、特開昭62−87561号、特
開昭62−89652号、特開昭62-89657号 〔従来の技術〕 上記の特許公報では、これらのヒドロキシスルホン類の
うち一般式(II)で示されるヒドロキシハロスルホンは一
般式(III) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
し、Rは低級アシル基を表し、Xはハロゲン原子を表
す。) で示されるアシルオキシハロスルホンを、また一般式
(I)で示されるヒドロキシビニルスルホンは一般式(IV) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
し、Rは低級アシル基を表す。) で示されるアシルオキシビニルスルホンを、それぞれア
ルカリ金属の水酸化物で処理することによって製造でき
ることが述べられている。さらに、その際の反応条件と
して「溶媒として例えばメタノール、エタノールなどの
アルコール類、またはこれらのアルコール類と水および
/またはベンゼン、トルエンなどの炭化水素類との混合
物を使用することが好ましく、(中略)溶媒としてアル
コール類と水および/または炭化水素類との混合物を使
用する場合には、該水および/または炭化水素類は反応
系が相分離を起こさない程度に用いることが望まし
い。」と記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の特許公報に述べられた一般式(II)または一般式
(I)で示されるヒドロキシスルホン類の製造方法に従え
ば、反応系を均一にするために溶媒としてメタノール、
エタノールなどのアルコール類をかなり多量に使用する
ことが必須である。しかし、この場合には反応終了後に
目的物であるヒドロキシスルホン類と副生成物であるカ
ルボン酸のアルカリ金属塩などおよび残存しているアル
カリ金属の水酸化物とを分離するために、さらに多量の
水および炭化水素類を加えて分液させることが必要とな
る。
以上のように、上記の特許公報に記載された一般式(I)
または一般式(II)で示されるヒドロキシスルホン類の製
造方法はそれ自体としては優れたものであるが、多量の
有機溶媒および水を必要とし、このことは製造のスケー
ルが大きくなるほど操作上およびコスト上の問題として
解決が望まれる課題となっている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究した結
果、低級アルコールの存在下では液−液または固−液な
どの不均一系においても、目的の反応が速やかに進行
し、一般式(III)で示されるアシルオキシハロスルホン
または該スルホンと一般式(IV)で示されるアシルオキシ
ビニルスルホンとの混合物から、直接に一般式(I)で示
されるヒドロキシビニルスルホンまたは該スルホンと一
般式(II)で示されるヒドロキシハロスルホンとの混合物
が高収率で得られること、およびこの製造方法によれば
使用する有機溶媒および水の量を減らすことができ、さ
らに操作も簡便となることを見いだした。
ここで「不均一系」とは、2種類以上の相が分離してい
る状態が視認できる反応系を意味する。例えば、液−液
の不均一系は互いに分離した有機溶媒層と水層により形
成される。また、固−液の不均一系は有機溶媒層とこれ
に溶解していない固体物質とで形成される。さらに、場
合によってはこれらが複合した固−液−液の不均一系も
存在する。
なお、通常、不均一系では均一系よりも反応速度は低下
することが知られている。例えば、カルボン酸エステル
の水酸化物イオンによる加水分解で対応するアルコール
を合成する場合は、メタノール、エタノールなどを溶媒
とする均一系で反応を行うことが一般的であり、不均一
系を用いる場合には反応を促進するために第4級アンモ
ニウム塩を相間移動触媒として添加することが必要とさ
れていた(J.Am.Chem.Soc.,93,195(1971)参照)。これ
に対して本発明者らは、不均一系での加水分解反応では
第4級アンモニウム塩よりも低級アルコールの添加効果
がはるかに大きいことを見いだし、本発明を完成するに
至ったものである。
すなわち、本発明によれば、上記の目的は一般式(III) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
し、Rは低級アシル基を表し、Xはハロゲン原子を表
す。) で示されるアシルオキシハロスルホンまたは該スルホン
と一般式(IV) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
し、Rは低級アシル基を表す。) で示されるアシルオキシビニルスルホンとの混合物を、
低級アルコールの存在下に液−液または固−液の不均一
系でアルカリ金属の水酸化物で処理することを特徴とす
る一般式(I) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
す。) で示されるヒドロキシビニルスルホンまたは該ヒドロキ
シビニルスルホンと一般式(II) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
し、Xはハロゲン原子を表す。) で示されるヒドロキシハロスルホンとの混合物の製造方
法を提供することによって達成される。
上記の一般式におけるR、RおよびXを詳しく説明
する。
は置換されていてもよいフェニル基を表し、ここで
置換基としてはメチル、エチル、i−プロピル、n−プ
ロピル、i−ブチル、n−ブチルなどの低級アルキル
基;塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子;およびメ
トキシ、エトキシ、i−プロポキシ、n−プロポキシ、
i−ブトキシ、n−ブトキシなどの低級アルコキシ基が
例示される。また、置換基はオルト位、メタ位またはパ
ラ位のいずれの位置にあってもよく、1個または2個以
上の複数個であってもよい。Rはホルミル、アセチ
ル、プロピオニルなどの低級アシル基を表す。また、X
は塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子を表す。
次に本発明の内容を詳しく説明する。
アルカリ金属の水酸化物としては、水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを使用することが
できるが、価格の点から水酸化ナトリウムが好適であ
る。また、アルカリ金属の水酸化物は固体または水溶液
として用いることができるが、通常市販されているもの
をそのまま使用することが都合がよいことから、水酸化
ナトリウムの固体または約50%水溶液を用いることが
好ましい。アルカリ金属の水酸化物の使用量は一般式(I
II)で示されるアシルオキシハロスルホンまたは該アシ
ルオキシハロスルホンと一般式(IV)で示されるアシルオ
キシビニルスルホンとの合計量の1モルに対して約1〜
10モルの量が好ましい。
本反応は一般式(III)で示されるアシルオキシハロスル
ホンまたは該アシルオキシハロスルホンと一般式(IV)で
示されるアシルオキシビニルスルホンとを有機溶媒に溶
かした状態で行うことが好ましい。好適な溶媒としては
シクロヘキサン、トルエンなどの炭化水素類を挙げるこ
とができる。溶媒の使用量は一般式(III)で示されるア
シルオキシハロスルホンまたは該アシルオキシハロスル
ホンと一般式(IV)で示されるアシルオキシビニルスルホ
ンとの合計量の濃度が約0.1〜10モル/1となる程
度の量であることが好ましい。
反応系に添加する低級アルコールとしてはメタノール、
エタノール、n−プロピルアルコール、i−プロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、n−アミルアルコー
ルなどを例示できるが、メタノールが特に好適である。
低級アルコールの使用量は一般式(III)で示されるアシ
ルオキシハロスルホンまたは該アシルオキシハロスルホ
ンと一般式(IV)で示されるアシルオキシビニルスルホン
との合計量の1モルに対して約0.1〜20モルの量が適当で
ある。
本反応は約0〜60℃の範囲で行うことができるが、約
10〜40℃の範囲で行うことが好ましい。
適切な反応方法としては、一般式(III)で示されるア
シルオキシハロスルホンまたは該アシルオキシハロスル
ホンと一般式(IV)で示されるアシルオキシビニルスルホ
ンを前記の有機溶媒に溶かし、これに前記の低級アルコ
ールを添加した後、この溶液にアルカリ金属の水酸化物
(固体または水溶液)を加える方法、アルカリ金属の
水酸化物(固体または水溶液)と前記の低級アルコール
とを混合しておき、これに一般式(III)で示されるアシ
ルオキシハロスルホンまたは該アシルオキシハロスルホ
ンと一般式(IV)で示されるアシルオキシビニルスルホン
の前記の有機溶媒の溶液を添加する方法の二方法を挙げ
ることができる。いずれの場合も反応が起こっている段
階では系は不均一となっている。
本反応により得られた一般式(I)で示されるヒドロキシ
ビニルスルホンまたは該スルホンと一般式(II)で示され
るヒドロキシハロスルホンとの混合物の分離は次のよう
に容易に行うことができる。
まず、反応混合物(不均一系)に水およびシクロヘキサ
ン、トルエンなどの有機溶媒を加えて分液することによ
り、目的のヒドロキシスルホン類を有機溶媒中に取り込
み、副生する水溶性の塩類や残存するアルカリ金属の水
酸化物と分離する。また、この分離操作は濾過によって
も行うことが可能であり、同様に目的のヒドロキシスル
ホン類を有機溶媒の溶液として得ることができる。つい
で、この溶液を必要に応じて、水などで洗浄した後、溶
媒を留去することによって一般式(I)で示されるヒドロ
キシビニルスルホンまたは該スルホンと一般式(II)で示
されるヒドロキシハロスルホンとの混合物の粗生成物を
得ることができる。なお、この粗生成物から一般式(I)
で示されるヒドロキシビニルスルホンまたは一般式(II)
で示されるヒドロキシハロスルホンをカラムクロマトグ
ラフィーなどで単離することもできるが、ビタミンAま
たはそのカルボン酸エステルの製造のためには粗生成物
のままで使用することができる。
なお、本発明方法の原料化合物である一般式(III)で示
されるアシルオキシハロスルホンは前記特許公開公報特
開昭62−87559号に記載された方法で、また一般
式(IV)で示されるアシルオキシビニルスルホンは前記特
許公開公報特開昭62−89652号に記載された方法
で製造することができる。しかし、参考例に示すように
これらのアシルオキシスルホン類は、通常、混合物とし
て得られること、および両者共にビタミンAまたはその
カルボン酸エステルの原料となることが知られているこ
とから、これらを混合物のままで用いても支障はない。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例により限定されるものではない。
実施例1 スクリューキャップ付き試験管に1−アセトキシ−6−
クロロ−3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチル
−1−シクロヘキセン−1−イル)−9−フェニルスル
ホニル−2,7−ノナジエン1.1295g(2.23m mol)、トル
エン3mおよびメタノール0.4160g(13.0m mol)を入
れ、続いてこの溶液に水酸化ナトリウムの50%水溶液
0.9118g(11.4m mol)を加えた。すぐに沈殿物が析出し、
反応系は不均一となった。試験管を20℃の水浴に入
れ、内容物を1時間攪拌した後、反応混合物にトルエン
30mと水10mを加えた。沈殿物は溶解し、系は
二層に分離した。これらを分液ロートに移し、さらにト
ルエン50mと水10mを加えて分液した。トルエ
ン層をナス形フラスコに移し、減圧下でトルエンを除く
ことにより、黄色のオイル1.6387gを得た。
このオイルを高速液体クロマトグラフィーで分析した結
果、1−ヒドロキシ−3,7−ジメチル−9−(2,6,6
−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−9−
フェニルスルホニル−2,6,8−ノナトリエン(I−A)0.
8085g(1.89m mol)および6−クロロ−1−ヒドロキシ−
3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シ
クロヘキセン−1−イル)−9−フェニルスルホニル−
2,7−ノナジエン(II−A)0.1428g(0.31m mol)が含
まれていることがわかった。従って、合計収率は98.
5%であった。
実施例2〜4 実施例1においてメタノールおよび水酸化ナトリウム水
溶液の使用量を表1に示す量に変えた以外は同様にして
反応および処理操作を行い、ヒドロキシスルホン類(I
−A)または(I−A)と(II−A)との混合物を得
た。結果を表1にまとめる。
実施例5〜6 実施例1においてメタノールおよび水酸化ナトリウム水
溶液の使用量を表2に示す量に変え、さらに反応を35
℃の水浴中で2時間行った以外は同様にして反応および
処理操作を行い、ヒドロキシスルホン類(I−A)と
(II−A)との混合物を得た。結果を表2にまとめる。
実施例7〜9 実施例1においてメタノールに代えて表3に示す低級ア
ルコールを用いた以外は同様にして反応および処理操作
を行い、ヒドロキシスルホン類(I−A)と(II−A)
との混合物を得た。結果を表3にまとめる。
実施例10〜12 実施例1において50%水酸化ナトリウム水溶液に代え
て表4に示すアルカリ金属の水酸化物の固体または水溶
液を用いた以外は同様にして反応および処理操作を行
い、ヒドロキシスルホン類(I−A)または(I−A)
と(II−A)との混合物を得た。結果を表4にまとめ
る。
実施例10 500m三口フラスコに1−アセトキシ−6−クロロ
−3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチル−1−
シクロヘキセン−1−イル)−9−フェニルスルホニル
−2,7−ノナジエン72.50g(0.143mol)および1−アセ
トキシ−3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチル
−1−シクロヘキセン−1−イル)−9−フェニルスル
ホニル−2,6,8−ノナトリエン6.24g(0.013mol)を含有す
るトルエン溶液210.00gを入れ、これにトルエン15m
およびメタノール19m(0.47mol)を加えた後、内
温を20〜25℃に保ちながら50%水酸化ナトリウム
水溶液37.85g(0.47mol)を10分間かけて滴下した。滴
下と共に沈殿物が生じ、系は不均一となった。
22〜24℃で2時間攪拌を続けた後、反応混合物に水
150mを加えて沈殿物を溶解させた。フラスコの内容
物を分液ロートに移し、これに水50mとトルエン2
50mとを加えて分液した。
トルエン層を分離した後、水層をトルエン150mで抽
出した。トルエン層を合わせ、これを2%炭酸ナトリウ
ム水溶液300mで洗浄した。このトルエン層をナス形
フラスコに移し、減圧下でトルエンを留去し、赤色のオ
イル120.02gを得た。
このオイルを高速液体クロマトグラフィーで分析した結
果、1−ヒドロキシ−3,7−ジメチル−9−(2,6,6
−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−9−
フェニルスルホニル−2,6,8−ノナトリエン(I−A)4
9.75g(0.116mol)および6−クロロ−1−ヒドロキシ−
3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シ
クロヘキセン−1−イル)−9−フェニルスルホニル−
2,7−ノナジエン(II−A)16.12g(0.035m mol)が含
まれていることがわかった。従って、合計収率は96.
6%であった。
参考例1 500m三口フラスコに1−アセトキシ−8−ヒドロ
キシ−3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチル−
1−シクロヘキセン−1−イル)−9−フェニルスルホ
ニル−2,6−ノナジエン147.3g(0.302mol)を含有する
トルエン溶液377.69g、トルエン20mおよびN,N
−ジメチルホルムアミド67.50gを入れ、これに塩化チ
オニル34.0m(0.467mol)のトルエン30m溶
液を内温を10℃以下に保つようにして滴下した。
滴下終了後、20分間攪拌をを続けた後、反応混合物に
水13%水酸化ナトリウム水溶液400gを徐々に加え
た。フラスコの内容物を分液ロートに移し、さらにトル
エン200mを加えて分液した。
トルエン層を分離し、水層をトルエン100mで抽出
した。合わせたトルエン層を2%炭酸ナトリウム水溶液
300mで洗浄し、これからトルエンを減圧下で留去し
て、赤茶色のオイル277.94gを得た。
このオイルを高速液体クロマトグラフィーで分析した結
果、1−アセトキシ−6−クロロ−3,7−ジメチル−
9−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−
イル)−9−フェニルスルホニル−2,7−ノナジエン
140.1g(0.277mol)および1−アセトキシ−3,7−ジメ
チル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン
−1−イル)−9−フェニルスルホニル−2,6,8−ノナ
トリエン12.09g(0.026mol)が含まれていることがわかっ
た。従って、合計収率は定量的であった。。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば上記の実施例から明らかなとおり
容易に操作できる方法で一般式(I)で示されるヒドロキ
シビニルスルホンまたは該スルホンと一般式(II)で示さ
れるヒドロキシハロスルホンとの混合物を高収率で製造
することができ、結果としてこれらのビタミンAまたは
そのカルボン酸エステルの合成中間体として有用なヒド
ロキシスルホン類を安価に得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(III) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
    し、Rは低級アシル基を表し、Xはハロゲン原子を表
    す。) で示されるアシルオキシハロスルホンまたは該スルホン
    と一般式(IV) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
    し、Rは低級アシル基を表す。) で示されるアシルオキシビニルスルホンとの混合物を、
    低級アルコールの存在下に液−液または固−液の不均一
    系でアルカリ金属の水酸化物で処理することを特徴とす
    る一般式(I) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
    す。) で示されるヒドロキシビニルスルホンまたは該ヒドロキ
    シビニルスルホンと一般式(II) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表
    し、Xはハロゲン原子を表す。) で示されるヒドロキシハロスルホンとの混合物の製造方
    法。
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