JPH0681664A - 自動車におけるエンジンの吸気冷却システム - Google Patents

自動車におけるエンジンの吸気冷却システム

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Publication number
JPH0681664A
JPH0681664A JP23737992A JP23737992A JPH0681664A JP H0681664 A JPH0681664 A JP H0681664A JP 23737992 A JP23737992 A JP 23737992A JP 23737992 A JP23737992 A JP 23737992A JP H0681664 A JPH0681664 A JP H0681664A
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JP
Japan
Prior art keywords
intercooler
air
cooling air
cooling
duct
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23737992A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nakada
圭一 中田
Tetsuya Tategami
哲也 立髪
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 夏期などにおいて、外気温が高い場合であっ
ても、冷却風の温度を下げる。チャージエアと冷却風と
の温度差を大きくとり、より小型のインタークーラで性
能アップを図り、かつ自動車エンジンの性能を確保す
る。 【構成】 自動車1 に、カー・クーラの蒸発器3 よりイ
ンタークーラ2 に至る冷却エア一部供給ダクト4 が配設
される。該ダクト4 の内部に、外気温の高さに応じてダ
クト4 内通路の開閉度を制御するダンパー5 が設けられ
る。走行風にカー・クーラの蒸発器3 の冷却エアの一部
が混ぜられた冷却風によりインタークーラ2 が冷却され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車におけるエン
ジンの吸気冷却システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばターボ車の高出力車にお
いては、エンジンの吸気を冷却するには、インタークー
ラすなわち吸気用中間冷却器を用いているが、とくに夏
期は、路面温度が非常に高くなり、外気温が高くなっ
て、インタークーラのチャージエアと冷却風の温度差が
小さくなり、効率が低下するため、エンジンの性能確保
が困難であった。このようなエンジンの性能確保のた
め、従来、インタークーラの性能を上げるには、インタ
ークーラ自体のフィンの改良、あるいはインタークーラ
のコア部の大型化などが考えられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記イ
ンタークーラのフィンの改良は、高性能および小型化の
2つの要望を満足するため、現在では、かなりきびしい
状態となっている。またインタークーラのコア部の大型
化は、艤装上の問題、重量の増加、冷却風の取入れ、お
よびチャージエアの圧損の増加があり、やはり難しいと
いう問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、インタークーラの性能を決める条件、すなわ
ちチャージエアと冷却風の温度差を大きくとることがで
きて、より小型のインタークーラで性能アップを図り
得、ひいては自動車エンジンの性能確保に寄与し得る、
自動車におけるエンジンの吸気冷却システムを提供しよ
うとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、ターボチャージャとインテークマニ
ホルドとの間にインタークーラが介在され、かつカー・
クーラを備えている自動車におけるエンジンの吸気冷却
システムであって、自動車に、カー・クーラの蒸発器よ
りインタークーラに至る冷却エア一部供給ダクトが配設
され、該ダクトの内部に、外気温の高さに応じてダクト
内通路の開閉度を制御するダンパーが設けられており、
走行風にカー・クーラの蒸発器の冷却エアの一部が混ぜ
られた冷却風によりインタークーラが冷却されるように
なされている、自動車におけるエンジンの吸気冷却シス
テムを要旨としている。
【0006】
【作用】上記自動車におけるエンジンの吸気冷却システ
ムにおいては、外気温の高さに応じて冷却エア一部供給
ダクトの通路内のダンパーの開閉度を制御し、カー・ク
ーラの蒸発器の冷却エアの一部をインタークーラに送っ
て、走行風に冷却エアを混合した冷却風によりインター
クーラを冷却する。インタークーラを通過した冷却風
は、排出ダクトより自動車外に排出する。
【0007】従って、夏期などにおいて、外気温が高い
場合であっても、冷却風の温度を充分に下げることがで
き、チャージエアと冷却風の温度差が大きくなって、冷
却効率が増大する。またこの場合、カー・クーラの蒸発
器からの冷却エアと走行風とが混ざるため、風速を充分
確保することができる。
【0008】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0009】なお、この明細書において、上下および左
右は、図2を基準とし、上とは図2上側、下とは同下側
をいゝ、また左とは同図左側、右とは同右側をいうもの
とする。
【0010】図1において、自動車(1) は、ターボチャ
ージャとインテークマニホルド(いずれも図示略)との
間にインタークーラ(2) が介在され、かつカー・クーラ
を備えている。
【0011】この発明による自動車(1) におけるエンジ
ンの吸気冷却システムは、自動車(1) に、カー・クーラ
の蒸発器(3) よりインタークーラ(2) に至る冷却エア一
部供給ダクト(4) が配設され、該ダクト(4) の内部に、
外気温の高さに応じてダクト(4) 内通路の開閉度を制御
するダンパー(5) が設けられている。また、インターク
ーラ(2) には、これを通過した冷却風を自動車(1) 外に
排出する排出ダクト(6) が装備されている。
【0012】図2にインタークーラ(2) の具体例を示
す。
【0013】同図において、インタークーラ(2) は、上
下一対のアルミニウム(アルミニウム合金を含む、以下
同じ)製の吸気導入用ヘッダ(11)および同排出用ヘッダ
(12)と、両ヘッダ(11)(12)間に並列状に渡されかつ内部
に多数の通路(17)を有するアルミニウム押出型材製偏平
状冷却管(13)と、冷却管(13)の外面に取り付けられたコ
ルゲート・フィン(14)とを備えている。また吸気導入用
ヘッダ(11)の左側壁に、加圧された吸気の導入用パイプ
(15)が接続され、吸気排出用ヘッダ(12)の右側壁に吸気
排出用パイプ(16)が接続されている。
【0014】なお、インタークーラ(2) の吸気導入用ヘ
ッダ(11)の内部の所定位置には、吸気導入時の騒音発生
防止のための有孔仕切板(図示略)が取り付けられてい
ても、良い。
【0015】上記インタークーラ(2) においては、ター
ボチャージャにより加圧された吸気(チャージエア)が
導入用パイプ(15)からインタークーラ(2) の上部ヘッダ
(11)内に導入される。そして、上部ヘッダ(11)より各冷
却管(13)内に流れ込んだ吸気は、各冷却管(13)内を通過
する間に管壁と接触し、さらに外部フィン(14)を介して
外部空気と熱交換され、冷却される。冷却後の吸気は下
部ヘッダ(12)を経て排出用パイプ(16)よりインテークマ
ニホルドの方に排出される。
【0016】そして、この発明による吸気冷却システム
によれば、夏期などにおいて、外気温が高く、走行風の
温度が高い場合には、自動車(1) に装備されたカー・ク
ーラの蒸発器(3) よりインタークーラ(2) に至る冷却エ
ア一部供給ダクト(4) 内のダンパー(5) を作動させて、
外気温の高さに応じてダクト(4) 内通路の開閉度を制御
することにより、走行風に蒸発器(3) の冷却エアの一部
を混合せしめて、この冷却風によりインタークーラ(2)
を冷却する。なお、インタークーラ(2) を通過した冷却
風は、排出ダクト(6) より自動車(1) 外に排出する。
【0017】このように、走行風に蒸発器(3) の冷却エ
アの一部が混ぜられた冷却風によりインタークーラ(2)
を冷却するため、冷却風の温度を充分に下げることがで
きて、チャージエアと冷却風の温度差が大きくなり、冷
却効率が増大する。またこの場合、蒸発器(3) の冷却エ
アと走行風とが混ざるので、風速を充分確保することが
できる。
【0018】なお、上記実施例においては、インターク
ーラ(2) として、上下一対のヘッダ(11)(12)と、両ヘッ
ダ(11)(12)間に並列状に渡された偏平状冷却管(13)と、
冷却管(13)の外面に取り付けられたコルゲート・フィン
(14)とよりなるものを例示したが、これに限らず、この
発明は、その他、例えば略直方体状のケーシング内に、
いわゆるドロンカップ・タイプ(積層型熱交換部)の熱
交換器コアが収められたのもの(例えば実開平3−30
065号公報参照)など、各種タイプのインタークーラ
についても、同様に適用されるものである。
【0019】
【発明の効果】この発明は、上述のように、ターボチャ
ージャとインテークマニホルドとの間にインタークーラ
が介在され、かつカー・クーラを備えている自動車にお
けるエンジンの吸気冷却システムであって、自動車に、
カー・クーラの蒸発器よりインタークーラに至る冷却エ
ア一部供給ダクトが配設され、該ダクトの内部に、外気
温の高さに応じてダクト内通路の開閉度を制御するダン
パーが設けられており、走行風にカー・クーラの蒸発器
の冷却エアの一部が混ぜられた冷却風によりインターク
ーラが冷却されるようになされているので、夏期などに
おいて、外気温が高い場合であっても、冷却風の温度を
充分に下げることができ、チャージエアと冷却風の温度
差が大きくなって、冷却効率が増大し、エンジン効率が
低下するようなことがない、またこの場合、カー・クー
ラの蒸発器からの冷却エアと走行風とが混ざるため、風
速を充分確保することができ、これによってインターク
ーラの性能アップを果たし得る。従って、従来のように
インタークーラのフィンを改良する必要がなく、またイ
ンタークーラのコア部を大型化する必要がないため、艤
装上の問題、重量の増加、冷却風の取入れ、およびチャ
ージエアの圧損の増加等の問題を生じることがない。
【0020】そして、インタークーラの性能を決める条
件、すなわちチャージエアと冷却風の温度差を大きくと
ることができるため、より小型のインタークーラで性能
アップを図り得、ひいては自動車エンジンの性能確保に
寄与し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるエンジンの吸気冷却システムを
有する自動車の概略部分断面図である。
【図2】インタークーラの一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 インタークーラ 3 カー・クーラの蒸発器 4 冷却エア一部供給ダクト 5 ダンパー 6 排出用ダクト 11 上部ヘッダ 12 下部ヘッダ 13 偏平状冷却管 14 フィン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターボチャージャとインテークマニホル
    ドとの間にインタークーラ(2) が介在され、かつカー・
    クーラを備えている自動車(1) におけるエンジンの吸気
    冷却システムであって、自動車(1) に、カー・クーラの
    蒸発器(3) よりインタークーラ(2) に至る冷却エア一部
    供給ダクト(4) が配設され、該ダクト(4) の内部に、外
    気温の高さに応じてダクト(4) 内通路の開閉度を制御す
    るダンパー(5) が設けられており、走行風にカー・クー
    ラの蒸発器(3) の冷却エアの一部が混ぜられた冷却風に
    よりインタークーラ(2) が冷却されるようになされてい
    る、自動車におけるエンジンの吸気冷却システム。
JP23737992A 1992-09-04 1992-09-04 自動車におけるエンジンの吸気冷却システム Withdrawn JPH0681664A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005170375A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Hyundai Motor Co Ltd インタークーラーシステム及び吸入空気冷却方法
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991130