JPH0681576U - 大碁用の碁盤と駒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 囲碁は難しいというイメージを一新していわ
ゆるゲーム感覚で女性も子供も気軽に楽しく囲碁を打て
るような大碁用の碁盤と碁石を提供しようとするもので
ある。 【構成】 大碁用の碁盤は縦，横各２０線で３６１個の
枡目を形成し、大碁用の駒は立体形に形成したものであ
る。 【効果】 碁盤の枡目３６１個のいずれか１つの枡目に
異色の駒を交互に置いて囲碁ルールにもとづいて勝敗を
競うものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は大碁用の碁盤と駒に関し、具体的には現在極めて周知である囲碁ゲ ームのルールをそのまま適用しながら従来の碁盤と碁石のそれぞれの形状を異に した碁盤と駒に係るものであり、更に詳細には、従来の縦，横１９線で形成され た碁盤に対応させて縦，横１９の枡目を形成した碁盤と従来のはまぐり形碁石に 対応させて帽子形駒によって、従来の囲碁の難しいというイメージを一新してい わゆるゲーム感覚で女性も子供も気軽に楽しい囲碁を打てるような碁盤と碁石を 提供しようとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の碁盤は図５に示すように盤１′の表面に縦，横各１９線２′を画き、そ れぞれの交点３′（目）にはまぐり形の碁石４′（点線図参照）を置いていわゆ る碁を打っていた。

【０００３】 また従来の碁石は図６に示すように碁石の本体５′は断面だ円型に形成されて おり、この碁石を碁盤上に置く場合には図７に示すように人差指６′と中指７′ とで碁石４′の表裏面をはさむよりにして、いわゆる打っていた。

【０００４】 極めて広く普及している囲碁ではあるが、必ずしも一般大衆が気軽に楽しめる ものではないことも事実である。 その理由の１つは碁は高尚な趣味だと云ういわゆる博学人種とされた僧侶から のものであったこと、他の１つは碁盤の目（線と線の交点）に碁石を置くと云う 他に例を見ない方法によるものであり、その他決定的要因としては碁石を指で“ はさむ”しぐさが普通の生活パターンの中で類例がないため容易には碁盤に向え ないためであった。

【０００５】 この考案は囲碁のもつ論理的推理と調和にもとづく人間修養に役立つ良さをも っと身近なものとして手にすることができるような碁盤と碁石を提供しようとす るものである。 なお、この考案においては上記目的を達成するための囲碁を大衆に適応させる 意味から大碁と称する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

大碁用の碁盤は図１に示すように、碁盤１０の盤体１１表面に縦，横各２０線 １，１で囲まれた３６１個の枡目２，２を形成したものである。また、従来の碁 石機能を有するものとしては立体形（帽子形）の駒として形成されている。 なお符号３は主要部の枡目表示である。

【０００７】

【作用】

従来の囲碁ルールと異なる点は次の１つだけで他に相違する点は全くない。 異なる点は、駒を枡目を置くと云うことだけである。従来の囲碁におけるよう に碁石を目（交点）に置くようにしないので視覚上の点から極めて明瞭に駒を置 くことができる。

【０００８】

【実施例】

この考案の実施例を図３および図４により説明すれば次のとおりである。 図２はこの考案に係る大碁用の駒（従来の碁石相当）の説明図で、駒２０の駒 体２１は平面形が円型であり、断面形は頭部２２は円弧形で下部２３は平坦形の 帽子型である。

【０００９】 この駒２０は白，黒あるいは赤，青のように異なる二色からなる所要枚数で構 成されている。 図３はこの考案に係る大碁のゲーム態様を示したもので、碁盤１０の枡目２， ２に駒２０，２０を二人の対局者がそれぞれ交互に置いた場合を示したもので、 囲碁ルールから云えば黒駒２０′はとられ駒である。

【００１０】 図４は駒２０を持つ場合の態様を示したもので、同図から明らかなように親指 ８′と人差指６′とで駒２０の胴部をつまむようにして持ち所定の枡目に置く（ 打つ）ものである。

【００１１】 この考案の碁盤および駒は上記実施例に限定されるものでなく、例えば枡目形 成用の線をきざみ穴にするとかあるいは８×８枡目にするとかあるいは盤本体の 形状を足付きにするとかの変更もしくは駒の形状の変更とかは任意に設計できる ものである。

【００１２】

【考案の効果】

この考案に係る大碁は碁盤を２０×２０の線で囲まれた３６１個の枡目で形成 し、この枡目に立体型の駒を置き、周知の囲碁ルールに則って勝敗をきそうもの であり、いわゆるゲーム感覚で囲碁を楽しむことができる。 また、この考案に係る大碁は、駒の形状を帽子型に形成したもので従来の“は さみ”から駒の“つまみ”方式に変わっているのでいわゆるチェス感覚となるの で国際的にもマッチしたものとなったものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の碁盤の説明図である。

【図２】この考案の駒の説明図である。

【図３】この考案の作用説明図である。

【図４】駒の“つまみ”状態の説明図である。

【図５】従来の碁盤の説明図である。

【図６】従来の碁石の説明図である。

【図７】従来の碁石の“はさみ”状態の説明図である。

【符号の説明】

１ 線 ２ 枡目 １０ 碁盤 １１ 盤体 ２０ 駒 ２０′ とられ駒 ２１ 駒体 ２２ 円弧形頭部 ２３ 平坦形底部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 盤体表面に縦，横各２０線で囲まれた３
   ６１個の枡目を形成し、この枡目に駒を置いて囲碁ゲー
   ムを行うようにしたことを特徴とする大碁用の碁盤。
2. 【請求項２】 請求項１記載の駒の形状を立体形に形成
   したことを特徴とする大碁用の駒。