JPH068061Y2 - 電線包装体 - Google Patents

電線包装体

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Publication number
JPH068061Y2
JPH068061Y2 JP1986019433U JP1943386U JPH068061Y2 JP H068061 Y2 JPH068061 Y2 JP H068061Y2 JP 1986019433 U JP1986019433 U JP 1986019433U JP 1943386 U JP1943386 U JP 1943386U JP H068061 Y2 JPH068061 Y2 JP H068061Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
sheet
wire bundle
donut
packaging
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986019433U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62132976U (ja
Inventor
弘吉 徳山
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Fuji Electric Wire Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Wire Industries Co Ltd
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、ドーナツ状に束ねた屋内配線用、屋外配線
用等の絶縁被覆電線を包装するような電線包装体に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来、ドーナツ状に結束した電線の包装体としては、第
4図に示す如き構成の包装態様が一般的であった。
すなわち、ドーナツ状に結束した電線61に、長尺の紙
テープ等からなる包装テープ62を順次巻付け、この包
装テープ62の巻付け後において、ドーナツ状の包装テ
ープ62の外側中央部の全周にビニール粘着テープ63
を巻回し、上述の包装テープ62から周方向にずれるの
を、このビニール粘着テープ63で防止していた。
しかし、上述の包装紙テープによる包装では、包装を解
く所謂開封時に、ナイフ等の刃物を用いて上述の包装テ
ープ62を切断して開封するので、この包装テープ62
が紙片となって周囲に散かる問題点があった。
(ハ)考案の目的 この考案は、一枚のシートで電線束を包装することがで
き、かつ開封時に包装テープが周囲に散乱することがな
く、ナイフ等の切断手段を不要として簡単に開封できる
電線包装体の提供を目的とする。
(ニ)考案の構成 この考案は、ドーナツ状に束ねた電線束を一枚のシート
で囲繞する包装体であって、上記シートは電線束を囲繞
し得る寸法の円筒状シートが電線束外周に配置され、こ
の円筒状シートが内方へ折曲げられて上記ドーナツ状中
空部を除く電線束のドーナツ形状に沿って電線束に被覆
され、ドーナツ状電線束を囲繞したシートの外周部には
円周方向に沿って一対の平行溝を刻設して剥離帯を形成
し、該剥離帯端部には開封摘みを形成した電線包装体で
あることを特徴とする。
(ホ)考案の効果 この考案によれば、電線束を囲繞し得る寸法の円筒状シ
ートが電線束外周に配置され、この円筒状シートが内方
へ折曲げられて上記ドーナツ状中空部を除く電線束のド
ーナツ形状に沿って電線束に被覆されるので、ドーナツ
状に束ねた電線束を一枚のシートで囲繞することがで
き、従来の包装テープを巻回する包装体のように、開封
時に切断された包装屑が散乱することがない。
また開封に際しては、シート切断用の剥離帯端部に形成
した開封摘みを持って剥離方向に強制的に引張ると、包
装シートは一対の溝に沿ってテープ状に切断される。
この結果、開封に際してはナイフ等の別工具を何等用い
ることがなく、簡単に開封作業を行なうことができるう
え、包装された電線の絶縁層を傷付けることなく短時間
で開封することができる効果がある。
しかも一枚のシートによる包装であるから、従来の紙テ
ープ巻付け包装に比べて、包装費用が廉価となる。
(ヘ)実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はドーナツ状に束ねた電線束の包装体を示し、第1
図において、電線束1を同形状のドーナツ状に囲繞する
一枚の薄手の樹脂シート2を設け、この樹脂シート2の
ドーナツ状外側略中央部全周に平行する一対の平行溝
3,3を刻設して剥離帯4を形成し、この剥離帯4の端
部には開封摘み4aを形成している。
本考案に用いるシート2は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、塩化ビニール等の熱溶融性合成樹
脂フィルムまたは、上記樹脂フィルムを紙にラミネー
ト、コーティングした複合紙でもよく、さらに紙単体で
も用いることができる。
剥離帯4を形成するため一対の平行溝3,3を刻設する
位置は、電線束1の外周の円周方向であれば内側または
上下側でもよく、シート2に加熱ローラで紙単体の場合
には加圧ローラによって予め形成しておく。
包装に際しては、シート2が合成樹脂または複合紙の場
合には、第2図に示すように電線束1を囲繞し得る長さ
および高さ寸法のシートを電線束1の外側に巻付けて円
筒状と成した後、第3図のように円筒状シートの上下両
縁をそれぞれ内方に折曲げると共に、その対向両端部2
a,2aを重合して加熱溶着する。シート2が紙単体で
ある場合には対向両端部2a,2aに予め接着剤を塗布
しておく。斯る構成により一枚のシート2で電線束1を
中空部を除いて包装することができる。
第1図の包装体から開封するときには、開封摘み4aを
介して剥離帯4を外方に引張ると、シート2の剥離帯4
は平行に刻設された溝3,3部分から帯状に切離され
る。
このため、開封に際しては、従来のようにナイフ等の別
工具を何等用いることがなく、上述の剥離帯4の端部4
aを引張るだけで簡単に、かつ短時間で開封作業を行な
うことができ、また内部の電線束1の絶縁層を傷付ける
こともない。
また前述の剥離帯4の部分から上下に切離されたシート
2は断面略コ字状に繋った状態となるので、開封時にお
いても包装屑としての断片が生じないので、従来のよう
にテープの包装屑が周囲に散乱することはない。
またドーナツ状中空部を除く電線束1のドーナツ形状に
沿って電線束1を被覆する構成であるから、作業時にお
いて作業者が電線束1を運搬する際には、ドーナツ状中
空部を電線束把持用空間として利用できるので、運搬性
の向上を図ることができる。
なお、上記実施例では開封摘み4aを舌片状に突出させ
て形成したが、単に内方への切込みを設けて形成しても
よい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は包装体の斜視図、 第2図は包装工程の斜視図、 第3図は包装体の断面図、 第4図は従来の包装体の斜視図である。 1……電線束、2……樹脂シート、 3……溝、4……剥離帯、 4a……開封摘み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドーナツ状に束ねた電線束(1)を一枚の
    シート(2)で囲繞する包装体であって、上記シート
    (2)は電線束(1)を囲繞し得る寸法の円筒状シート
    が電線束(1)外周に配置され、 この円筒状シートが内方へ折曲げられて上記ドーナツ状
    中空部を除く電線束(1)のドーナツ形状に沿って電線
    束(1)に被覆され、 ドーナツ状電線束(1)を囲繞したシート(2)の外周
    部には円周方向に沿って一対の平行溝(3,3)を刻設
    して剥離帯(4)を形成し、 該剥離帯(4)端部には開封摘み(4a)を形成した 電線包装体。
JP1986019433U 1986-02-13 1986-02-13 電線包装体 Expired - Lifetime JPH068061Y2 (ja)

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JP1986019433U JPH068061Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13 電線包装体

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JPS62132976U JPS62132976U (ja) 1987-08-21
JPH068061Y2 true JPH068061Y2 (ja) 1994-03-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60129373U (ja) * 1984-02-10 1985-08-30 株式会社神戸製鋼所 熱収縮性フイルム包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62132976U (ja) 1987-08-21

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