JPH0680096A - アクアラング潜水の永続方法 - Google Patents

アクアラング潜水の永続方法

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JPH0680096A
JPH0680096A JP19446892A JP19446892A JPH0680096A JP H0680096 A JPH0680096 A JP H0680096A JP 19446892 A JP19446892 A JP 19446892A JP 19446892 A JP19446892 A JP 19446892A JP H0680096 A JPH0680096 A JP H0680096A
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JP
Japan
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air
aqualung
nose
exhaled
diving
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Application number
JP19446892A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Egashira
康裕 江頭
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アクアラング潜水に於いて呼気を回収して二
酸化炭素を除去し再吸気する事により潜水時間を永続す
る方法の提供。 【構成】 従来のレギュレーター1より吸気した空気を
鼻より呼気し該呼気を呼気収納袋5に収納し鼻と該呼気
収納袋5との間に二酸化炭素吸収装置4を設け、該呼気
を酸素分圧の許容範囲内で鼻より再呼吸を繰り返し最後
に口よりレギュレーター1を介して従来の通り呼気する
様にした。 【効果】 1.空気ボンベを使用する時は潜水時間が従
来より大幅に永くなり地上の耐久時間に近ずいた。 2.空気に酸素を添加した酸素混合空気が使用出来この
場合は潜水時間が更に永続する。 3.ヘリュウムと酸素の混合気体を使用する時は今まで
不可能であったアクアラングでの大深海潜水を長時間可
能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスキューバーダイビング
のアクアラング潜水に於ける呼気再呼吸による潜水永続
方法に関する。
【0002】
【従来技術】アクアラング潜水ではマウスピースより吸
気された空気はそのままマウスピースの呼気管より排気
されていてこれを再呼吸して利用する事は現在行われて
いない。然し呼気の中には相当量の酸素が存在するので
これを再呼吸して利用する方法は考えられて来た。(例
えば平2−公開303992)先ず第一にマウスピース
の呼気管より排気された空気を回収する様にすればマウ
スピースの構造が大型且つ複雑になり少なくとも数個の
バルブを必要とし特に二酸化炭素吸収装置の防水機構の
困難な問題等が浮上して来てアクアラング潜水では実用
化に至っていないのが現状である。
【0003】
【発明の理論的背景】空気の成分を窒素79%酸素21
%とすると、大気圧は1ata(絶対圧力)であるから
各分圧力は窒素が0,79ataとなり、酸素が0,2
1ataとなる。又水深10m では2ata となり
20mでは3ata となる。この3ata の場合窒
素の分圧は、3ata×0,79%=2,73ataと
なり酸素の分圧は3ata×0,21=0,63ata
となる。今海中の深度に応じて同一空気を二酸化炭素
を除去する事により何回呼吸出来るかを考へて見るに1
ata のもとでは20,95% の酸素は1呼吸によ
り16,4%となる。即ち僅か酸素全体の22%が消費
され残りの78%の酸素は呼気として排出放棄されてい
る。1呼吸により78%の酸素が残留するとして今酸素
中毒と酸素欠乏に対する酸素分圧の範囲を1,60〜
0,18ataとして呼吸可能回数をχ回として次式を
得る。 100×0,18/(酸素%)X(0,78)≦1+
水深(m)/10 ボンベに圧縮空気を使用する場合は、酸素は21%とな
り 水深 5m(0,78)≧0,6………χ=2 水深10m(0,78)≧0,45………χ=3 水深20m(0,78)≧0,3………χ=4 水深30m(0,78)≧0,225………χ=6 即ち水深5m のところでは2 回、10m のところ
では3 回、20m のところでは4 回、30m の
ところでは6 回呼吸が可能である。この様にすればボ
ンベはχ=2の時3 倍、χ=3 の時4 倍、χ=4
の時5 倍、χ=6の時7倍永続するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アクアラング潜水にお
ける呼気中には多量の酸素が含まれているが現在これは
放棄されている。これを放棄しないで再呼吸して残留酸
素を人体に摂取する極めて簡単な方法を提供して潜水時
間の永続方法を確立する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては現状の
機器の改良は最小限にとどめ、レギュレーター空気ボン
ベ、その他は現状のまま使用し唯一改良を加えたのはマ
スクである。基本的にはレギュレーターより呼気した空
気を鼻より呼気し該呼気を呼気収納袋に収納する様にす
ると共に該呼気収納袋と鼻との連通呼吸気管回路の途中
に二酸化炭素吸収装置を設け且つ二酸化炭素吸収装置と
鼻との中間に二酸化炭素吸収装置防水用ストップバルブ
を設けたものである。
【0006】具体的には二酸化炭素吸収装置をマスクの
上部に取り付ける場合と背に背負う場合があり鼻との連
通気管回路も単式と複式及びこの組み合わせの3種類よ
り構成する。
【0007】
【作用】上記の様に構成されたアクアラングを使用すれ
ばレギュレーターよりの吸気を鼻より呼気すればこの呼
気は器器内の空気と混合され二酸化炭素吸収装置を経て
呼気収納袋に至り呼気収納袋を膨張させる。次に鼻より
吸気する時はこの呼気収納袋に留った空気は鼻より吸気
されて呼気収納袋を収縮させる。再び鼻より呼気すれば
この呼気は前記同様に呼気収納袋を膨張させる。この様
にして再呼吸回路内の酸素の分圧が0,18ataに近
づく迄数回呼吸を繰り返した後口からレギュレーターの
排気管を通して呼気して1サイクルが終了する2サイク
ル目はレギュレーターから呼気して鼻より吸気する事に
より開始する。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、1は従来のレギュレーターであり、2は
マスクであり、6はマスクの中にゴムで形成した鼻の呼
吸気ガイドカバーであり、その上部はマスクの外へ連通
した呼吸気管を形成し二酸化炭素吸収装置用の防水スト
ップバルブ3を介して二酸化炭素吸収装置4に連通させ
る。又5は二酸化炭素吸収装置に連通して設けた丈夫な
布製呼気収納袋で1回の呼吸容量があれば良く3lとす
る。12はマスクと二酸化炭素吸収装置を1体に固定す
るための連結ゴムであり、この様な装置をバンド11に
より強固に取り付ける。尚二酸化炭素吸収済としてはソ
ーダーライムを使用する。
【0009】この様な装置を装備して潜水する場合、先
ずストップバルブ3を閉じて潜水し或る深さに達したら
マスクスクイズが始まる前にストップバルブ3を開いて
レギュレーターより吸気した空気を鼻より呼気すればそ
の呼気は図2に示すようにマスク内の呼吸気ガイドカバ
ー6内を通り防水用ストップバルブ3を通り更に一方向
弁7.8を通って二酸化炭素吸収装置内のソーダーライ
ムと接触して含有二酸化炭素を吸収させて呼気収納袋5
を膨張させて、その中に収納される。次に鼻より吸気す
る時は呼気収納袋5中の空気が一方向弁9を通って鼻よ
り吸気される。これで1回目の再呼吸が終了。これを1
サイクルと言う事にする。前記の様に水深20mでは4
サイクル、30m では6 サイルする事が出来最後
のサイクルで口より呼気する事によりレギュレーターの
排気口より呼気してこの空気を海水中に放棄する。再び
レギュレーターより吸気し鼻より呼気を繰り返し口より
放棄する事を繰り返しつつ潜水するのである。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0011】本発明の大きな特徴は口より吸気した空気
を鼻を利用して、鼻から呼気しこの呼気を回収して再び
鼻より吸気する様にしたために装置が極めて簡単となり
今ま実現出来なかった呼気の再吸気利用を実現可能とし
たもものである。
【0012】従来の方法では水の深度に従ってボンベの
使用可能時間が短縮した。例えば深度30mでは地上の
1/4以下となったのであるが、本発明になる方法では
深度の影響が少なく深度30mでは前述の如く6回再呼
吸が可能であり地上と同じ位の耐久時間を保つ事が出来
【0013】又ソーダライムに浸水すれば劇物が生じて
人体を傷つけるのでこれが防水は極めて重要であるが本
発明ではマスクと連接して防水ストップバルブにより好
都合に極めて簡単に完全に近い形で防水が出来た事も大
きな特徴である。又万一破損等によりソーダライムに浸
水が起きても防水ストップバルブを閉め、マスククリヤ
ーをして普通のレギュレーター呼吸に切替えれば安全で
ある。
【0014】この様に万一の場合本発明は従来の方式に
直ちに切替えが出来て安全である。
【0015】あらかじめ酸素を添加したボンベを使用す
る時は潜水時間を大きく永続できる
【0016】ヘリウムと酸素の混合ボンベを使用する時
は従来のスキューバー潜水では行く事の出来なかった大
深度の潜水が相当長時間可能である等の顕著な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す側面図である。
【図2】上記実施の呼気及び吸気の回路図である。
【符号の説明】
1 レギュレーター 2 マスク 3 防水用ストップバルブ 4 二酸化炭素吸収装置 5 呼気収納袋 6 呼吸気ガイドカバー 7.8.9 一方向弁 10 ソーダーライム 11 バンド 12 連結ゴム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レギユレーターより口を通して吸気した
    空気を鼻より呼気し該呼気を呼気収納袋に収納し更に該
    呼気を鼻より再吸気し、酸素残留分圧の許容範囲内で鼻
    による呼吸を1回ないし数回繰り返した後口よりレギュ
    レーターの排気管を介して呼気する事を1サイクルと
    し、このサイクルを繰り返して呼吸する様にした事を特
    徴とするアクアラング潜水の永続方法。
  2. 【請求項2】 レギュレーターより呼気した空気を鼻よ
    りマスクの中に呼気しマスクと連通して呼気収納袋を設
    けた請求項1記載のアクアラング潜水の永続方法。
  3. 【請求項3】 鼻と呼気収納袋との連通呼吸気管回路の
    一部に二酸化炭素吸収装置を設けた請求項1、又は2記
    載のアクアラング潜水の永続方法。
  4. 【請求項4】 二酸化炭素吸収装置をマスクの上部に設
    けこれに連接して呼気収納袋を設けた請求項1、2又は
    3記載のアクアラング潜水の永続方法。
  5. 【請求項5】 ボンベに酸素を添加した空気を使用する
    請求項1、2、3、又は4のアクアラング潜水の永続方
    法。
  6. 【請求項6】 ボンベにヘリウム、酸素の混合気体を使
    用した請求項1、23、又は4記載のアクアラング潜水
    の永続方法。
  7. 【請求項7】 鼻より呼気して呼気収納袋に収納した空
    気の再呼吸回数を使用ボンベについて 100×0,18/酸素含有量(%)×(0,78)
    ≦1+水深(m)/10 を満足するmの整数部分以内とし、例えば空気を充鎮し
    たボンベを使用する場合水深5mより10m迄2回、1
    0mより20m迄3回、20mより30m迄4回30M
    より40m迄6回以内とした請求項1、2、3、4、5
    又は6記載のアクアラング潜水の永続方法。
  8. 【請求項8】 二酸化炭素呼収装置と鼻との連通呼吸気
    管の途中に防水用ストップバルブを設けた請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載のアクアラング潜水の永
    続方法。
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