JPH067912U - 塗装済み樹脂部品のリサイクル成形材 - Google Patents

塗装済み樹脂部品のリサイクル成形材

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JPH067912U
JPH067912U JP4844492U JP4844492U JPH067912U JP H067912 U JPH067912 U JP H067912U JP 4844492 U JP4844492 U JP 4844492U JP 4844492 U JP4844492 U JP 4844492U JP H067912 U JPH067912 U JP H067912U
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JP
Japan
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recycled
resin
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painted
coating
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Withdrawn
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JP4844492U
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English (en)
Inventor
克宏 鈴木
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、原料の廃材の塗膜がリサイク
ル成形材の表面に露出することを防ぎ、かつ物性の低下
を防ぐことにある。 【構成】塗装済み樹脂部品の廃材を利用して製造される
リサイクル成形材であって、原料となる塗装済み樹脂部
品はウレタン樹脂の基材11の表面に下塗り用プライマ
層12を介して塗膜13が施されている。この樹脂部品
の廃材の表面に、被覆用プライマ層21を施したのち、
この樹脂部品を細かく粉砕しかつ熱プレスを行うことに
よって、所望形状のリサイクル成形材を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車部品に使われている塗装済み樹脂部品の廃材を利用し たリサイクル成形材に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウレタン樹脂製の自動車用バンパやマッドガード、あるいはエアロパーツなど の樹脂部品は、ウレタン樹脂からなる基材の表面に、塗膜の密着性を良くするた めにプライマ処理をしたのち、所望の色の塗装を施すようにしている。近時、省 資源化や廃棄物の削減などを目的として、このような塗装済み樹脂部品の廃材を 再利用することが着目されている。
【0003】 樹脂部品を再利用する場合、一般的に考えられる手段として、廃材を細かく粉 砕したのち、所定温度に加熱した状態で加圧するといった熱プレスにより、所望 形状のリサイクル製品を得る試みがなされている。こうして得られたリサイクル 成形材は、その原料である廃材が未塗装の場合には破断強度など樹脂本来の機械 的特性をほぼ問題なく発揮することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが塗装済み樹脂部品の廃材を用いてリサイクル成形材を製造する場合に は、次のような問題が生じる。すなわち、ウレタンバンパ等の塗装済み樹脂部品 は、淡色系あるいは黒色の樹脂基材の表面に、ボディカラーに応じて赤やブルー など様々な色の塗料が施されているため、この樹脂部品を数mm程度の大きさに粉 砕した場合に、粒状体の表面にかなりの割合で塗膜が露出する。
【0005】 このため、樹脂基材の色と塗膜の色の差が大きいと、成形されたリサイクル製 品の表面に多数の塗膜が粒状に点在し、外観が悪くなるために、そのままでは使 用に耐えないことがある。
【0006】 また、別の問題として、塗装済み樹脂部品の廃材を粉砕して熱プレスにより成 形した場合、このリサイクル製品の破断伸び物性保持率が新品材に比べて大幅に 低下し、 3mm程度の粉砕径のものを用いると新品材の60%程度の破断伸びしか得 られない。また、破断伸びを新品材の80%位にするには、粉砕径を 1mm位まで細 かくしなければならず、粉砕工程に手数がかかるようになる。
【0007】 従って本考案の目的は、塗装済み樹脂部品を原料とするリサイクル成形材にお いて、原料の廃材の塗膜がリサイクル製品の表面に目立つようなことがなくなる とともに、破断強度など物性の低下を防止できるような塗装済み樹脂部品のリサ イクル成形材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を果たすために開発された本考案は、合成樹脂製の基材の表面に塗 膜が施されている塗装済み樹脂部品の廃材を原料とするリサイクル成形材であっ て、上記塗装済み樹脂部品の塗膜表面をプライマ層で被覆しかつこの樹脂部品を 粉砕しかつ熱プレスにより所望形状に成形したことを特徴とする塗装済み樹脂部 品のリサイクル成形材である。
【0009】
【作用】
本考案において、塗装済み樹脂部品の廃材は、その塗膜表面にプライマ処理が なされたのちに、粉砕機によって多数の粒状体に粉砕される。この粒状体の塗膜 側の面は被覆用プライマ層によって塗膜が隠されているため、この粒状体をその まま熱プレスによって所定形状に成形しても、成形材の表面に塗膜は実質的に現 れない。このため、このリサイクル成形材は、用途によってはそのまま塗装せず に使用することができる。しかもこのリサイクル成形材は、破断伸びが新品材に 近くなり、破断強度など物性の低下を防ぐ上でも効果がある。
【0010】
【実施例】 以下に本考案の一実施例について、図1ないし図7を参照して説明する。 図2および図3に示されるように、例えばウレタンバンパ等の塗装済み樹脂部 品10の廃材は、ウレタン樹脂からなる基材11の表面に、周知の下塗り用プラ イマ層12を介して塗膜13が施されている。なお、塗膜13は複数層に塗り重 ねられている場合もあるし、メタリック塗装の場合にはクリヤ層なども施されて いる。
【0011】 基材11の色は使用される樹脂によって異なるが、例えばクリーム色などの淡 色系あるいは黒色系である。樹脂基材11の厚みは例えば数mm、プライマ層12 と塗膜13の厚さはそれぞれ数10μm程度である。この塗装済み樹脂部品10は 廃車扱いになった車両などから回収することができる。
【0012】 上記塗装済み樹脂部品10の廃材の表面、すなわち塗膜13が施されている側 の面に、図4に示すようにスプレーガン20などを用いて被覆用プライマ処理を 行うことによって、図5に示されるように樹脂部品10の表面に被覆用プライマ 層21を形成する。
【0013】 この被覆用プライマ層21の厚さは例えば数10μm程度であるが、厚みは必要 に応じて適宜に選定する。被覆用プライマ層21の色は樹脂部品10の基材11 と同系色のものが望ましい。この被覆用プライマ層21は、下塗り用プライマ層 12と同様に、例えば市販のウレタン樹脂系高分子のダークグレーのものを用い る。
【0014】 上述の被覆用プライマ層21が施された樹脂部品10を、粉砕機(図示せず) によって、一辺が 3mm程度の粒状体25に粉砕する。図1に模式的に示されるよ うに、粉砕された粒状体25は、樹脂基材11の表面の一部に、下塗り用プライ マ層12と塗膜13と被覆用プライマ層21が積層された状態となっている。
【0015】 図6に示されるように上記粒状体25を成形用の型29,30に入れ、加熱す るとともにプレス機によって加圧することにより、図7に例示するような所望の 形状のリサイクル成形材31を得る。このリサイクル成形材31は、その原料で ある粒状体25の塗膜13が被覆用プライマ層21によって被われているため、 この粒状体25を上記熱プレスによって所定形状に成形しても、リサイクル成形 材31の表面に塗膜13が実質的に露出しない。なお、塗膜13の厚みは僅かで あるため、その断面がリサイクル成形材31の表面に現れても目立つほどではな い。
【0016】 樹脂基材11の色が黒の場合は、カーボンを含有する黒色の被覆用プライマ層 21を用いることにより、実質的に黒色のリサイクル成形材31が成形される。 この場合、リサイクル成形材31の用途によっては塗装せずにそのまま用いるこ とができる。樹脂基材11が白色系の場合にはプライマ層21にグレー系のもの を用いるとよい。このようにプライマ層21の色は基材11に応じて1種類でよ く、塗膜13の色に左右されない。
【0017】 上記リサイクル成形材31は、例えば自動車用マッドガードや樹脂バンパ、あ るいはエアロパーツ、フロアマットの代替品などに利用でき、適用箇所によって は塗装を施すことなくそのまま使用してもよいし、必要に応じて適宜の塗装を施 すようにしてもよい。
【0018】 上記リサイクル成形材31は、破断伸び物性保持率を新品材に近付けることが できる。すなわち、従来のように塗装済み樹脂部品の廃材をそのまま粉砕して熱 プレスした場合には 1mm程度まで粉砕したものを用いないと所望の破断伸びが得 られなかったのに対し、本実施例のリサイクル成形材31は、粉砕径が 3mm程度 の比較的大きな粒状体25を用いていても、粉砕径が 1mm程度のものを用いた従 来品と同等レベルの破断伸びを実現できた。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、塗装済み樹脂部品を粉砕したものを原料として用いるリサイ クル成形材において、塗膜がリサイクル成形材の表面に露出することを防止でき るとともに、引張りに対する強度なども向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すリサイクル成形材の原
料の粒状体の斜視図。
【図2】塗装済み樹脂部品の一例を示す斜視図。
【図3】図2に示した塗装済み樹脂部品の一部の断面
図。
【図4】図2に示した塗装済み樹脂部品の表面に被覆用
プライマ処理を施している様子を示す斜視図。
【図5】被覆用プライマ処理が施された樹脂部品の一部
の断面図。
【図6】リサイクル成形材の成形用の型を示す断面図。
【図7】成形されたリサイクル成形材の一例を示す斜視
図。
【符号の説明】
10…塗装済み樹脂部品、11…樹脂基材、12…下塗
り用プライマ層、13…塗膜、21…被覆用プライマ
層、25…粒状体、31…リサイクル成形材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の基材の表面に塗膜が施されて
    いる塗装済み樹脂部品の廃材を原料とするリサイクル成
    形材であって、上記塗装済み樹脂部品の塗膜表面をプラ
    イマ層で被覆しかつこの樹脂部品を粉砕しかつ熱プレス
    により所望形状に成形したことを特徴とする塗装済み樹
    脂部品のリサイクル成形材。
JP4844492U 1992-07-10 1992-07-10 塗装済み樹脂部品のリサイクル成形材 Withdrawn JPH067912U (ja)

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JP4844492U JPH067912U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 塗装済み樹脂部品のリサイクル成形材

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JP4844492U JPH067912U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 塗装済み樹脂部品のリサイクル成形材

Publications (1)

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JPH067912U true JPH067912U (ja) 1994-02-01

Family

ID=12803525

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JP4844492U Withdrawn JPH067912U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 塗装済み樹脂部品のリサイクル成形材

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JP (1) JPH067912U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000001567A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Nec Corp プラスチック成形品のリサイクル方法
JP2011137179A (ja) * 2002-04-19 2011-07-14 Ube Industries Ltd 樹脂硬化物が混在する合成樹脂製品粉砕物の再利用方法

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JP2000001567A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Nec Corp プラスチック成形品のリサイクル方法
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Effective date: 19961003