JPH067861B2 - 翼付医療用針 - Google Patents
翼付医療用針Info
- Publication number
- JPH067861B2 JPH067861B2 JP63036413A JP3641388A JPH067861B2 JP H067861 B2 JPH067861 B2 JP H067861B2 JP 63036413 A JP63036413 A JP 63036413A JP 3641388 A JP3641388 A JP 3641388A JP H067861 B2 JPH067861 B2 JP H067861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- hub
- needle
- tip
- needle tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/06—Body-piercing guide needles or the like
- A61M25/0612—Devices for protecting the needle; Devices to help insertion of the needle, e.g. wings or holders
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Hematology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 ［産業上の利用分野］ 本発明は、針保持組立体の針を収容するプロテクターを
一体的に備えている翼付医療用針に関するものである。
一体的に備えている翼付医療用針に関するものである。
［従来技術］ 従来の医療用針は、これを収容保護するプロテクターと
は分離されるものであった。
は分離されるものであった。
使用後の翼付医療用針を一方の手で持ち、その針を他方
の手で持ったプロテクターに仕舞う際、食違いがある
と、針先でプロテクターを保持している指を刺してしま
うことがある。
の手で持ったプロテクターに仕舞う際、食違いがある
と、針先でプロテクターを保持している指を刺してしま
うことがある。
このようなことは、エイズや肝炎などの感染防止のため
に絶対にあってはならない。
に絶対にあってはならない。
そこで、針にプロテクターを被せる際に、両者の食違い
が生ずる余地がないように、プロテクターを医療用針に
対し一体的に備えていて、使用時にはプロテクターを基
端側へ移動して針先を露出し、使用後はプロテクターを
先端側へ移動して針先に被せるものが考えられている
（特開昭62-72367号）。
が生ずる余地がないように、プロテクターを医療用針に
対し一体的に備えていて、使用時にはプロテクターを基
端側へ移動して針先を露出し、使用後はプロテクターを
先端側へ移動して針先に被せるものが考えられている
（特開昭62-72367号）。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このプロテクターの取着構造は、翼付医
療用針に利用できない。
療用針に利用できない。
本発明は、プロテクターを一体的に備えた新規な翼付医
療用針を提供することを目的とする。
療用針を提供することを目的とする。
また本発明は、使用時にはプロテクターを基端側へ移動
して針開を露出し、使用後はプロテクターを先端側へ移
動して針先に被せられる翼付医療用針を提供することを
目的とする。
して針開を露出し、使用後はプロテクターを先端側へ移
動して針先に被せられる翼付医療用針を提供することを
目的とする。
（２）発明の構成 ［課題を解決するための手段］ 本願第一発明の翼付医療用針は、第１図及び第２図に示
すように、 鋭利な先端を有する針管１と、該針管１の基端を支持す
るハブ２と、該ハブ２の外面に摺動可能に嵌合するとと
もに先端方向に摺動したとき前記針管１の先まで被さる
ようになっていて、外面には可撓性の翼３ａを有するプ
ロテクター３とを備え、プロテクター３がハブの先端位
置及び基端位置に強嵌合するようにハブ２の外面とプロ
テクターの内面との相互間に所要位置規制機構が付設さ
れており、さらに針先１ａのカット面が上側になるよう
にして針管１を水平にしたとき、翼３ａが常に水平方向
に延びていてかつハブ２に対しプロテクター３が周方向
の自由回転できないように、ハブ２の外面とプロテクタ
ー３の内面との相互間に所要位置規制手段が付設されて
いることを特徴とするものである。
すように、 鋭利な先端を有する針管１と、該針管１の基端を支持す
るハブ２と、該ハブ２の外面に摺動可能に嵌合するとと
もに先端方向に摺動したとき前記針管１の先まで被さる
ようになっていて、外面には可撓性の翼３ａを有するプ
ロテクター３とを備え、プロテクター３がハブの先端位
置及び基端位置に強嵌合するようにハブ２の外面とプロ
テクターの内面との相互間に所要位置規制機構が付設さ
れており、さらに針先１ａのカット面が上側になるよう
にして針管１を水平にしたとき、翼３ａが常に水平方向
に延びていてかつハブ２に対しプロテクター３が周方向
の自由回転できないように、ハブ２の外面とプロテクタ
ー３の内面との相互間に所要位置規制手段が付設されて
いることを特徴とするものである。
本願第二発明の翼付医療用針は、第４図及び第６図に示
すように、 鋭利な先端を有する針管４と、該針管４の基端を支持す
るとともに可撓性の翼５ａを有するハブ５と、軸方向に
延びたスリット６ａを有しかつ該スリット６ａに前記翼
５ａを通して前記ハブ５の外面に摺動可能に嵌合すると
ともに先端方向に摺動したとき前記針管４の先まで被さ
るようになっているプロテクター６と、プロテクター６
がハブ５の先端位置及び基端位置に強嵌合するようにハ
ブ５の外面とプロテクター６の内面との相互間に付設さ
れた所要位置規制機構とを備えていることを特徴とする
ものである。
すように、 鋭利な先端を有する針管４と、該針管４の基端を支持す
るとともに可撓性の翼５ａを有するハブ５と、軸方向に
延びたスリット６ａを有しかつ該スリット６ａに前記翼
５ａを通して前記ハブ５の外面に摺動可能に嵌合すると
ともに先端方向に摺動したとき前記針管４の先まで被さ
るようになっているプロテクター６と、プロテクター６
がハブ５の先端位置及び基端位置に強嵌合するようにハ
ブ５の外面とプロテクター６の内面との相互間に付設さ
れた所要位置規制機構とを備えていることを特徴とする
ものである。
［作用］ 第一発明においては、 使用前は、第１図に示すように、翼３ａを有するプロテ
クター３が、ハブ２の先端側に被嵌され針管１の先まで
被さっていて、針管１の保護と安全を担保している。
クター３が、ハブ２の先端側に被嵌され針管１の先まで
被さっていて、針管１の保護と安全を担保している。
使用する時は、第２図に示すように、プロテクター３を
ハブ２の基端側に移動して、針管１を露出し、二枚の翼
３ａ、３ａを合せるように指でつまんで人体の所要部位
に穿刺し、翼３ａ、３ａを離して復元したらそこにテー
プを貼るようにして人体に固定する。
ハブ２の基端側に移動して、針管１を露出し、二枚の翼
３ａ、３ａを合せるように指でつまんで人体の所要部位
に穿刺し、翼３ａ、３ａを離して復元したらそこにテー
プを貼るようにして人体に固定する。
使用後は、再び第１図に示すように、翼３ａを有するプ
ロテクター３を、ハブ２の先端側に移動して針管１の先
で被るようにする。
ロテクター３を、ハブ２の先端側に移動して針管１の先
で被るようにする。
第二発明においては、 使用前は、第４図に示すように、プロテクター６が、ハ
ブ５の先端側に被嵌され針管４の先まで被さっていて、
針管４の保護と安全を担保している。
ブ５の先端側に被嵌され針管４の先まで被さっていて、
針管４の保護と安全を担保している。
使用時は、第６図に示すように、プロテクター６をハブ
５の基端側に移動して、針管４を露出する。この場合、
プロテクター６にはスリット６ａを有していて翼５ａを
干渉しないように通しているので、プロテクター６をハ
ブ５の基端側に移動することができる。針管４を露出し
たら、二枚の翼５ａ、５ａを合せるように指でつまんで
人体の所要部位に穿刺し、翼５ａ、５ａを離して復元し
たらそこにテープを貼るようにして人体に固定する。
５の基端側に移動して、針管４を露出する。この場合、
プロテクター６にはスリット６ａを有していて翼５ａを
干渉しないように通しているので、プロテクター６をハ
ブ５の基端側に移動することができる。針管４を露出し
たら、二枚の翼５ａ、５ａを合せるように指でつまんで
人体の所要部位に穿刺し、翼５ａ、５ａを離して復元し
たらそこにテープを貼るようにして人体に固定する。
さらに、使用後は、再び第４図に示すように、プロテク
ター６を、ハブ５の先端側に移動して針管４の先まで被
るようにする。
ター６を、ハブ５の先端側に移動して針管４の先まで被
るようにする。
以上のように、第一発明及び第二発明は、いずれも針に
プロテクターを被せる際に、両者の付合わせる見当合せ
を行うことがなくなり、両者の食違いが生ずる余地がな
いから、針先でプロテクターを保持している指を刺して
しまうことはあり得ない。
プロテクターを被せる際に、両者の付合わせる見当合せ
を行うことがなくなり、両者の食違いが生ずる余地がな
いから、針先でプロテクターを保持している指を刺して
しまうことはあり得ない。
［本願第一発明の実施例・・・第１図、第２図及び第３
図］ この実施例の翼付医療用針は、 ハブ２の中途の鍔２ａが設けられ、該鍔２ａよりも基端
側部分２ｂに軟質チューブｔが被嵌されている。ハブ２
の鍔２ａよりも先端側部分２ｃには、周面方向に180°
異なる位置に二条の浅い溝２ｄ、２ｄが設けられ、各溝
２ｄ、２ｄを挟んで一段深い凹部２ｅ、２ｆが設けられ
ている。
図］ この実施例の翼付医療用針は、 ハブ２の中途の鍔２ａが設けられ、該鍔２ａよりも基端
側部分２ｂに軟質チューブｔが被嵌されている。ハブ２
の鍔２ａよりも先端側部分２ｃには、周面方向に180°
異なる位置に二条の浅い溝２ｄ、２ｄが設けられ、各溝
２ｄ、２ｄを挟んで一段深い凹部２ｅ、２ｆが設けられ
ている。
他方、翼３ａを有するプロテクター３は、先端開口が軟
質ゴムの薄膜３ｂで閉じられている。プロテクター３の
内径とハブ２の先端側部分２ｃの外径は、弛み嵌めとな
る相対径とされている。
質ゴムの薄膜３ｂで閉じられている。プロテクター３の
内径とハブ２の先端側部分２ｃの外径は、弛み嵌めとな
る相対径とされている。
プロテクター３は、針管１の針先に被せるようにして、
ハブ２の先端側部分２ｃに被嵌されて提供される。
ハブ２の先端側部分２ｃに被嵌されて提供される。
プロテクター３の基端部内周には、二個の掛止突起３ｃ
が凸設されている。この掛止突起３ｃは、使用前は、ハ
ブ２の凹部２ｅに嵌合され、該翼付医療用針を使用する
ときは、ハブ２の溝２ｄ、２ｄを通るように移動されて
ハブ２の凹部２ｆに嵌合され、使用後は、再びハブ２の
溝２ｄ、２ｄを通るように移動されて再びハブ２の凹部
２ｅに嵌合される。
が凸設されている。この掛止突起３ｃは、使用前は、ハ
ブ２の凹部２ｅに嵌合され、該翼付医療用針を使用する
ときは、ハブ２の溝２ｄ、２ｄを通るように移動されて
ハブ２の凹部２ｆに嵌合され、使用後は、再びハブ２の
溝２ｄ、２ｄを通るように移動されて再びハブ２の凹部
２ｅに嵌合される。
従って、ハブ２の外面とプロテクター３の内面との相互
間に付設されたこれらの位置規制手段は、針先のカット
面が上側になるようにして針管を水平にしたとき、翼が
常に水平方向に延びていてかつハブに対しプロテクター
が周方向に自由回転できないように位置規制するととも
に、プロテクター３がハブ２の先端位置及び基端位置に
強嵌合するように位置規制している。
間に付設されたこれらの位置規制手段は、針先のカット
面が上側になるようにして針管を水平にしたとき、翼が
常に水平方向に延びていてかつハブに対しプロテクター
が周方向に自由回転できないように位置規制するととも
に、プロテクター３がハブ２の先端位置及び基端位置に
強嵌合するように位置規制している。
上記のハブ２の溝２ｄ、２ｄ、凹部２ｅ、２ｆと、プロ
テクター３の掛止突起３ｃとは、二枚の翼３ａ、３ａの
使用勝手が良いように、針先１ａのカット面と二枚の翼
３ａ、３ａとの位置関係を規制している。
テクター３の掛止突起３ｃとは、二枚の翼３ａ、３ａの
使用勝手が良いように、針先１ａのカット面と二枚の翼
３ａ、３ａとの位置関係を規制している。
すなわち、第１図に示すように、針先１ａのカット面を
紙面に垂直方向に向けたとき、二枚の翼３ａ、３ａは、
紙面の上下方向に広がるように位置規制しており、従っ
て、医師等が二枚の翼３ａ、３ａを紙面に垂直方向上方
に持上げて合わせるようにつまんだとき、針先１ａのカ
ット面が紙面に垂直方向上方に向くようになっている。
紙面に垂直方向に向けたとき、二枚の翼３ａ、３ａは、
紙面の上下方向に広がるように位置規制しており、従っ
て、医師等が二枚の翼３ａ、３ａを紙面に垂直方向上方
に持上げて合わせるようにつまんだとき、針先１ａのカ
ット面が紙面に垂直方向上方に向くようになっている。
プロテクター３の先端開口を閉じている軟質ゴムの薄膜
３ｂは、使用前は針管１を密封していて、使用時にプロ
テクター３の基端方向への移動により針管１の針先で突
切られ、使用後はプロテクター３の先端方向への移動に
より針管１の針先１ａが抜けた時点で閉じる。
３ｂは、使用前は針管１を密封していて、使用時にプロ
テクター３の基端方向への移動により針管１の針先で突
切られ、使用後はプロテクター３の先端方向への移動に
より針管１の針先１ａが抜けた時点で閉じる。
［本願第二発明の実施例・・第４図〜第８図］ 第二発明の実施例としては二つある。
先ず、第４図、第５図及び第６図に示す第一実施例の翼
付医療用針について説明する。
付医療用針について説明する。
第４図に示すように、翼５ａを有するハブ５の基端寄り
の中途に鍔５ｂが設けられ、該鍔５ｂよりも基端側部分
５ｃに軟質チューブｔが被嵌されている。ハブ５の鍔５
ｂよりも先端側部分５ｄには、第５図に示すように、周
面方向に180°異なる位置に二条の浅い溝５ｅ、５ｅが
設けられ、各溝５ｅ、５ｅを挟んで一段深い凹部５ｆ、
５ｇが設けられている。
の中途に鍔５ｂが設けられ、該鍔５ｂよりも基端側部分
５ｃに軟質チューブｔが被嵌されている。ハブ５の鍔５
ｂよりも先端側部分５ｄには、第５図に示すように、周
面方向に180°異なる位置に二条の浅い溝５ｅ、５ｅが
設けられ、各溝５ｅ、５ｅを挟んで一段深い凹部５ｆ、
５ｇが設けられている。
他方、プロテクター６は、先端開口が軟質ゴムの薄膜６
ｂで閉じられている。プロテクター６の内径とハブ５の
先端側部分５ｄの外径は、弛み嵌めとなる相対径とされ
ている。
ｂで閉じられている。プロテクター６の内径とハブ５の
先端側部分５ｄの外径は、弛み嵌めとなる相対径とされ
ている。
プロテクター６は、針管１の針先に被せるようにして、
ハブ５の先端側部分５ｄに被嵌されて提供される。
ハブ５の先端側部分５ｄに被嵌されて提供される。
プロテクター６には基端部より開かれていて先端部の手
前まで延びているスリット６ａ、６ａが設けられ、これ
らスリット６ａ、６ａによって二つ割された半筒部の基
端部内面中央に、掛止突起６ｃがそてぞれ凸設されてい
る。この掛止突起６ｃは、使用前は、ハブ５の凹部５ｆ
に嵌合され、該翼付医療用針を使用するときは、ハブ５
の溝５ｅ、５ｅを通るように移動されて凹部５ｇに嵌合
され、使用後は、再び溝５ｅ、５ｅを通るように移動さ
れて再び凹部５ｆに嵌合され、もって、プロテクター６
がハブ５の先端位置及び基端位置に強嵌合するように位
置規制されている。
前まで延びているスリット６ａ、６ａが設けられ、これ
らスリット６ａ、６ａによって二つ割された半筒部の基
端部内面中央に、掛止突起６ｃがそてぞれ凸設されてい
る。この掛止突起６ｃは、使用前は、ハブ５の凹部５ｆ
に嵌合され、該翼付医療用針を使用するときは、ハブ５
の溝５ｅ、５ｅを通るように移動されて凹部５ｇに嵌合
され、使用後は、再び溝５ｅ、５ｅを通るように移動さ
れて再び凹部５ｆに嵌合され、もって、プロテクター６
がハブ５の先端位置及び基端位置に強嵌合するように位
置規制されている。
なお、スリット６ａ、６ａは翼５ａを通すことにより、
ハブ５に対しプロテクター６が周方向に自由回転できな
いように位置規制する役目を果している。
ハブ５に対しプロテクター６が周方向に自由回転できな
いように位置規制する役目を果している。
上記のハブ５の溝５ｅ、５ｅ、凹部５ｆ、５ｇと、プロ
テクター６の掛止突起６ｃとは、二枚の翼６ａ、６ａの
使用勝手が良いように、針先４ａのカット面と二枚の翼
６ａ、６ａとの位置関係を規制している。
テクター６の掛止突起６ｃとは、二枚の翼６ａ、６ａの
使用勝手が良いように、針先４ａのカット面と二枚の翼
６ａ、６ａとの位置関係を規制している。
すなわち、第４図に示すように、針先４ａのカット面を
紙面に垂直方向に向けたとき、二枚の翼６ａ、６ａは、
紙面の上下方向に広がるように位置規制されており、従
って、医師等が二枚の翼６ａ、６ａを紙面に垂直方向上
方に持上げて合わせるようにつまんだとき、針先４ａの
カット面が紙面に垂直方向上方に向くようになってい
る。
紙面に垂直方向に向けたとき、二枚の翼６ａ、６ａは、
紙面の上下方向に広がるように位置規制されており、従
って、医師等が二枚の翼６ａ、６ａを紙面に垂直方向上
方に持上げて合わせるようにつまんだとき、針先４ａの
カット面が紙面に垂直方向上方に向くようになってい
る。
プロテクター６の先端開口を閉じている軟質ゴムの薄膜
６ｂは、使用前は針管４を密封していて、使用時にプロ
テクター６の基端方向への移動により針管４の針先で突
切られ、使用後はプロテクター６の先端方向への移動に
より針管４の針先４ａが抜けた時点で閉じる。
６ｂは、使用前は針管４を密封していて、使用時にプロ
テクター６の基端方向への移動により針管４の針先で突
切られ、使用後はプロテクター６の先端方向への移動に
より針管４の針先４ａが抜けた時点で閉じる。
次に、第７図及び第８図に示す第二実施例の翼付医療用
針について説明する。
針について説明する。
この翼付医療用針は、プロテクター６の掛止突起６ｃ
が、使用前は、ハブ５の翼５ａよりも先の凹部５ｆに嵌
合されている点のみが、上記の第一実施例の翼付医療用
針と相違している。従って、該翼付医療用針を使用する
ために、プロテクター６を基端側へ移動すると、スリッ
ト６ａ、６ａが翼５ａ、５ａ収容するように移動するこ
とになり、掛止突起６ｃは、ハブ５の溝５ｅ、５ｅを通
って凹部５ｇに嵌合される。また、使用後は、再び溝５
ｅ、５ｅを通るように移動されることにより、掛止突起
６ｃが凹部５ｆに嵌合され、プロテクター６が、使用前
と同じように針管４の先まで被さって針管４の保護と安
全を担保することができる。
が、使用前は、ハブ５の翼５ａよりも先の凹部５ｆに嵌
合されている点のみが、上記の第一実施例の翼付医療用
針と相違している。従って、該翼付医療用針を使用する
ために、プロテクター６を基端側へ移動すると、スリッ
ト６ａ、６ａが翼５ａ、５ａ収容するように移動するこ
とになり、掛止突起６ｃは、ハブ５の溝５ｅ、５ｅを通
って凹部５ｇに嵌合される。また、使用後は、再び溝５
ｅ、５ｅを通るように移動されることにより、掛止突起
６ｃが凹部５ｆに嵌合され、プロテクター６が、使用前
と同じように針管４の先まで被さって針管４の保護と安
全を担保することができる。
［発明の効果］ 以上述べてきたように本願第一発明の翼付医療用針は、 針管の基端を支持するハブの外面に、可撓性の翼を有す
るプロテクターを基端方向へ摺動可能に嵌合して針管の
先まで被さるようにした構造であり、 また、本願第二発明の翼付医療用針は、 可撓性の翼を有し針管の基端を支持するハブの外面に、
翼との干渉を避けるスリットを有するプロテクターを基
端方向へ摺動可能に嵌合して針管の先まで被さるように
した構造である。
るプロテクターを基端方向へ摺動可能に嵌合して針管の
先まで被さるようにした構造であり、 また、本願第二発明の翼付医療用針は、 可撓性の翼を有し針管の基端を支持するハブの外面に、
翼との干渉を避けるスリットを有するプロテクターを基
端方向へ摺動可能に嵌合して針管の先まで被さるように
した構造である。
従って、本願の第一及び第二発明は、いずれもプロテク
ターを針管の針先に被せるようにして、ハブの先端側部
分に被嵌されて提供するものであり、使用時にはプロテ
クターを基端側へ移動して針先を露出し、使用後はプロ
テクターを先端側へ移動して針先に被せられるものであ
るから、針にプロテクターを被せる際に、両者を付合わ
せる見当合せを行うことがなくなり、両者の食違いが生
ずる余地がないから、針先でプロテクターを保持してい
る指を刺してしまうことはあり得ず、エイズや肝炎など
の感染防止のためにすこぶる有用な翼付医療用針を提供
することができる。
ターを針管の針先に被せるようにして、ハブの先端側部
分に被嵌されて提供するものであり、使用時にはプロテ
クターを基端側へ移動して針先を露出し、使用後はプロ
テクターを先端側へ移動して針先に被せられるものであ
るから、針にプロテクターを被せる際に、両者を付合わ
せる見当合せを行うことがなくなり、両者の食違いが生
ずる余地がないから、針先でプロテクターを保持してい
る指を刺してしまうことはあり得ず、エイズや肝炎など
の感染防止のためにすこぶる有用な翼付医療用針を提供
することができる。
第１図ないし第３図は、本願第一発明の翼付医療用針の
実施例にかかるもので、第１図は使用前及び使用後の状
態を示す縦断正面図、第２図は使用時の状態を示す縦断
正面図であり、第３図はプロテクターを外したときの要
部底面図である。 第４図ないし第６図は、本願第二発明の翼付医療用針の
第一実施例にかかるもので、第４図は使用前及び使用後
の状態を示す縦断正面図、第５図は第４図におけるＶ−
Ｖ断面図、第６図は使用時の状態を示す縦断正面図であ
る。 第７図及び第８図は、本願第二発明の翼付医療用針の第
二実施例にかかるもので、第７図は使用前及び使用後の
状態を実線で、使用時の状態のプロテクターの位置を鎖
線で示す縦断正面図、第８図は第７図におけるVIII−VI
II断面図である。 １…針管、１ａ…針先、 ２…ハブ、３…プロテクター、 ３ａ…翼、４…針管、 ５…ハブ、５ａ…翼、 ６…プロテクター、６ａ…スリット、
実施例にかかるもので、第１図は使用前及び使用後の状
態を示す縦断正面図、第２図は使用時の状態を示す縦断
正面図であり、第３図はプロテクターを外したときの要
部底面図である。 第４図ないし第６図は、本願第二発明の翼付医療用針の
第一実施例にかかるもので、第４図は使用前及び使用後
の状態を示す縦断正面図、第５図は第４図におけるＶ−
Ｖ断面図、第６図は使用時の状態を示す縦断正面図であ
る。 第７図及び第８図は、本願第二発明の翼付医療用針の第
二実施例にかかるもので、第７図は使用前及び使用後の
状態を実線で、使用時の状態のプロテクターの位置を鎖
線で示す縦断正面図、第８図は第７図におけるVIII−VI
II断面図である。 １…針管、１ａ…針先、 ２…ハブ、３…プロテクター、 ３ａ…翼、４…針管、 ５…ハブ、５ａ…翼、 ６…プロテクター、６ａ…スリット、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 正人 静岡県富士宮市万野原新田2827番地 テル モ株式会社内 (72)発明者 石田 登 静岡県富士宮市大宮2440番地 テルモ株式 会社内 審査官 川端 修
Claims (3)
- 【請求項１】鋭利な先端を有する針管と、該針管の基端
を支持するハブと、該ハブの外面に摺動可能に嵌合する
とともに先端方向に摺動したとき前記針管の先まで被さ
るようになっていて、外面には可撓性の翼を有するプロ
テクターと、該プロテクターがハブの先端位置及び基端
位置に強嵌合するように、ハブの外面とプロテクターの
内面との相互間に所要位置規制機構とを備えていること
を特徴とする翼付医療用針。 - 【請求項２】針先のカット面が上側になるようにして針
管を水平にしたとき、翼が常に水平方向に延びていてか
つハブに対しプロテクターが周方向の自由回転できない
ように、ハブの外面とプロテクターの内面との相互間に
所要位置規制手段が付設されていることを特徴とする請
求項１記載の翼付医療用針。 - 【請求項３】鋭利な先端を有する針管と、該針管の基端
を支持するとともに可撓性の翼を有するハブと、軸方向
に延びたスリットを有しかつ該スリットに前記翼を通し
て前記ハブの外面に摺動可能に嵌合するとともに先端方
向に摺動したとき前記針管の先まで被さるようになって
いるプロテクターと、該プロテクターがハブの先端位置
及び基端位置に強嵌合するように、ハブの外面とプロテ
クターの内面との相互間に所要位置規制機構とを備えて
いることを特徴とする翼付医療用針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63036413A JPH067861B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 翼付医療用針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63036413A JPH067861B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 翼付医療用針 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01212561A JPH01212561A (ja) | 1989-08-25 |
| JPH067861B2 true JPH067861B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=12469141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63036413A Expired - Fee Related JPH067861B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 翼付医療用針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067861B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003033056A1 (fr) | 2001-10-10 | 2003-04-24 | Jms Co., Ltd. | Dispositif medical a aiguille dote d'un element de protection a ailettes permettant d'empecher un percage errone |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0425139Y2 (ja) * | 1988-03-28 | 1992-06-16 | ||
| JPH03158171A (ja) * | 1989-11-17 | 1991-07-08 | Masataka Saito | キャップ一体型使い捨て注射針 |
| JP2571232Y2 (ja) * | 1992-04-10 | 1998-05-18 | 株式会社ニッショー | 翼付留置針 |
| JPH0670744U (ja) * | 1992-12-08 | 1994-10-04 | 正孝 矢木 | 点滴用安全注射針 |
| JP2672062B2 (ja) * | 1993-01-20 | 1997-11-05 | ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー | 静脈注射若しくは採血アセンブリ |
| JP3245843B2 (ja) * | 1994-01-21 | 2002-01-15 | ニプロ株式会社 | 翼付留置針 |
| US5562637A (en) | 1994-07-15 | 1996-10-08 | Utterberg; David S. | Needle protector sheath |
| US5704924A (en) * | 1996-01-11 | 1998-01-06 | Medisystems Technology Corporation | Easy use needle protector sheath |
| US5772638A (en) * | 1996-09-17 | 1998-06-30 | Medisystems Technology Corporation | Protector for needle |
| DE60032925T2 (de) * | 1999-09-27 | 2007-10-25 | Jms Co. Ltd. | Injektionsnadel mit befestigungsflügeln und mit nadelabschirmvorrichtung |
| US7153293B2 (en) | 2000-10-06 | 2006-12-26 | Jms Co., Ltd | Wing retraction type mis-piercing preventer and winged needle having the mis-piercing preventer |
| JP3536847B2 (ja) | 2002-07-09 | 2004-06-14 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 誤穿刺防止用シールド付き医療用針装置 |
| US7367962B2 (en) | 2004-09-09 | 2008-05-06 | Jms Co., Ltd. | Winged medical needle device |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5639042B2 (ja) * | 1973-03-03 | 1981-09-10 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS635727Y2 (ja) * | 1979-09-05 | 1988-02-17 |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP63036413A patent/JPH067861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5639042B2 (ja) * | 1973-03-03 | 1981-09-10 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003033056A1 (fr) | 2001-10-10 | 2003-04-24 | Jms Co., Ltd. | Dispositif medical a aiguille dote d'un element de protection a ailettes permettant d'empecher un percage errone |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01212561A (ja) | 1989-08-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH067861B2 (ja) | 翼付医療用針 | |
| US5112311A (en) | Guarded winged needle assembly | |
| US5279591A (en) | Protector for needle catheter | |
| US6015397A (en) | Needle point guard safety cap assembly | |
| US5266072A (en) | Guarded winged needle assembly | |
| USRE36398E (en) | Safety device for hypodermic needle or the like | |
| JPS646832Y2 (ja) | ||
| JP7254079B2 (ja) | カテーテルアセンブリ | |
| JPH07204267A (ja) | 翼付留置針 | |
| JP3958580B2 (ja) | 針組み立て品 | |
| EP0469736A1 (en) | Safety needle container | |
| US5167640A (en) | Syringe needle shield | |
| JP2002028246A (ja) | 留置針の安全装置 | |
| ZA200306165B (en) | Protective device for a hypodermic needle. | |
| JP2003260133A (ja) | 被覆可能な流体回収キット | |
| GB2178322A (en) | Safety device for hypodermic needle | |
| JPH08206195A (ja) | 翼付医療用針 | |
| EP1226840B1 (en) | Winged injection needle having needle covering means | |
| JPH0775671A (ja) | 翼付留置針 | |
| KR100581037B1 (ko) | 오천자 방지용 실드부착 의료용 바늘 장치 | |
| KR910009054Y1 (ko) | 낚시용 가이드 | |
| JP3746036B2 (ja) | 翼付留置針用プロテクタ | |
| JP2813886B2 (ja) | 翼付医療用針 | |
| JPS6068866A (ja) | 点滴カニユール管用のスリーブ | |
| EP0456831A1 (en) | Cap |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |