JPH0678503U - コンクリート型枠の保持部材 - Google Patents

コンクリート型枠の保持部材

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JPH0678503U
JPH0678503U JP2467693U JP2467693U JPH0678503U JP H0678503 U JPH0678503 U JP H0678503U JP 2467693 U JP2467693 U JP 2467693U JP 2467693 U JP2467693 U JP 2467693U JP H0678503 U JPH0678503 U JP H0678503U
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信吉 ▲斉▼藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来のコンクリート型枠の保持金具は、作業
性が悪く建築コストが嵩む。部品点数が多く、ネジの螺
合作業が多いからである。そこで本考案は、型枠保持部
材の作業性を向上させ、かつ製造コストを低減させるこ
とを目的とする。 【構成】 型枠の肉厚寸法に応じて長寸を設定した軸部
材21と、軸部材に挿通可能な開孔を備える鍔部材32
からなり、軸部材の両端に雌ネジ26を設ける一方、雌
ネジから所定寸法離隔させた位置に鍔部材の動きを規制
するストッパ設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンクリート型枠を組み立てるための保持金具に係り、特に作業効率 を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート建築における型枠の成形は、従来一般に図3に示すような保持金 具を用いてなされる。この保持金具1は、型枠パネル2,3を抑えるPコーン部 材4とKPコーン部材5を備え、またPコーン部材4およびKPコーン部材5を 連結する丸セパレータ6を中間に備える。また、Pコーン部材4とKPコーン部 材5にはそれぞれ単寸の軸本体7,8を螺合させ、この軸本体7,8の外側に軸 脚9,10を螺合させ型枠パネル2,3を組み立てる。
【0003】 この場合、型枠パネル2,3は、それぞれPコーン4およびKPコーン5の外 側に位置し、さらにKPコーン5側の型枠パネル3の外側には断熱材11が配さ れるのが一般である。断熱材11が配される肉厚のぶんだけ、KPコーン5側の 軸本体8は軸本体7よりも長寸に設計される。
【0004】 この保持金具1の軸中心をなす丸セパレータ6および軸本体7,8は金属で成 形され、それぞれPコーン4およびKPコーン5に螺合できるよう雄ネジが切っ てあり、また金属成形された軸脚9,10の端部雌ネジに螺合できるよう、軸本 体7,8の外側端部には雄ネジが切ってある。
【0005】 コンクリート型枠を組み立てるに際しては、丸セパレータ6中心として型枠内 にPコーン4およびKPコーン5を螺合配置し、型枠パネル2の外側から軸本体 7,8を、それぞれPコーン4とKPコーン5の雌ネジ部に嵌入螺合し、さらに 軸本体7,8の両端雌ネジに対して、軸脚9,10の雄ネジを嵌入螺合させるよ うになっている。尚、コンクリート型枠の組立作業性を向上させる技術としては 従来例えば、実開昭58−123156、特開平4−115055号がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、かかる従来の保持金具は、作業性が悪く建築コストを上昇させると いう問題がある。
【0007】 作業性を低下させるのは丸セパレータを中心とした部品パーツが多数に分割さ れ、それぞれを隣接する接続パーツと螺合させる必要があるためである。
【0008】 また建築現場におけるネジ部品の組付作業は、簡単に機械化することは困難で あり、作業時間を短縮することもできない。また型枠の組立作業時には、両側か ら複数部品の螺合作業を行うため、どうしても型枠パネルの両側にそれぞれ作業 スタッフを配さなければならず、作業人員を削減することもできない。
【0009】 また部品パーツが多数あるため、当然、各パーツごとの成形コストが必要とな るわけで、全体としての保持金具コストが上昇し、建築に要するコストを押し上 げる。
【0010】 そこで本考案の目的は、型枠保持部材の作業性を向上させる一方で、当該保持 部材の製造コストをより低減させる点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成して課題を達成するため、本考案に係るコンクリート型枠の保 持部材は、型枠の肉厚寸法に応じて長寸を設定した軸部材と、該軸部材に挿通可 能な開孔を備える鍔部材からなり、軸部材の両端に雌ネジを設ける一方、該雌ネ ジから所定寸法離隔させた位置に前記鍔部材の動きを規制するストッパ部を設け た。
【0012】
【作用】 この保持部材は型枠の肉厚寸法に応じた長さをもつ軸部材が、従来の金具にお ける丸セパレータと軸本体と同様に、軸中心をなす部材として機能する。また、 軸部材に挿通可能な開孔をもった鍔部材を軸部材両端から嵌め入れるが、軸部材 の所定位置にはストッパ部を設けてあり、鍔部材は、その場所から内側(軸中央 方向)へは動かない。このため鍔部材はコンクリートパネルを確実に抑え、従来 の金具におけるPコーンおよびKPコーンと同じ機能を営む。軸部材の両端部に は雌ネジが切ってある。この雌ネジの部分には、従来使用されていた軸脚を螺合 させ、型枠パネルの組付を完了する。
【0013】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案に係る型枠パネルの保持部材の一例を示すものである。 この保持部材20は、一本の軸部材21と、二つの鍔部材31,32とからな る。軸部材21は、その両端部を細径に成形し、端部に雌ネジ25,26を切っ てある。軸部材21の径寸は、例えば中央の太い部分(F)を9mm、両端の細 い部分(S)を7mm程度に設定する。この径の違いによって、細径部分と太径 部分との境には、リング状の段差部27,28が出来る。
【0014】 軸部材21の長さは、建築しようとする壁厚に応じ適宜設定する。この軸部材 21は、組み立てた型枠にコンクリートを打設するまでのあいだ型枠を抑えてい るだけの剛性があれば良いから、従来の保持金具のように鋼棒に限らず、FRP 等の樹脂系素材を用いて構わない。耐アルカリ性のある樹脂系素材であれば、鋼 棒を使用するよりもコンクリートの劣化を確実に防止できる。また樹脂系素材で あれば、軽量であり搬入作業も効率的となる。
【0015】 二つの鍔部材31,32は、FRP等の樹脂系素材を使用する。鍔部材31, 32の大きさ(径寸)は問わないが、通常は20〜40mm程度に径寸を設定す る。鍔部材31,32は平板パネルとする。従来の型枠金具(Pコーン等)のよ うに、突起叉は凸形状を呈する部分をもたない。尚、その平面形状は円形に限ら ず適当な多角形としても良い。
【0016】 鍔部材31,32の中央部に設ける開口33,34の径寸は、軸部材21の両 端部から嵌め入れ可能な大きさがあり、段差部27,28の外径寸法を超えない 限り、特に限定されない。鍔部材31,32は、軸部材21から嵌め入れて、ス トッパである段差部27,28の部分で位置決めさせたいからである。
【0017】 この保持部材は、図2に示すように鍔部材31,32を軸部材21の両端部か ら挿入した後、壁面の外側部分となる鍔部材31の外方に型枠パネル40を配置 させ、壁面の内側部分となる鍔部材32の外方に断熱材41および型枠パネル4 2を位置させる。
【0018】 型枠パネル40,42からは軸部材21の両端雌ネジ25,26が突出する。 この雌ネジ25,26には、従来から使用されている軸脚9,10を螺合させ、 型枠を組付ける。型枠を完成した後、型枠内にはコンクリートを打設して養生さ せるが、コンクリート固化後には軸脚9,10を外し、雌ネジ部25,26から 軸部材21を切断する。軸部材21を樹脂系素材で成形している場合には、その 切断差業は極めて容易である。
【0019】 従って、この保持部材によれば、軸脚9,10以外の部材の螺合を要しないの で、極めて簡単にコンクリート型枠を組み立てることが出来る。
【0020】 またこの保持部材は一本の軸部材21と二つの鍔部材31,32とからなり、 また従来金具に較べて部品点数が格段に少なく、しかも各部の構成が単純である から、成形コストを格段に低減することが出来る。
【0021】 また各構成部品の形状を単純化できるので、運搬性、搬送性を格段に向上させ ることが出来る。
【0022】 型枠パネルの取外し作業性でいうと、鍔部材31,32を取り外す必要がない ため、モルタル充填などの煩雑な作業を要せず、作業時間を格段に短縮すること が可能となる。すなわち、従来の保持金具ではPコーン等形状を突出させた部品 を使用していたため型枠パネルの取り外し後は、コンクリート壁面に凹形の陥没 部ができた。この陥没部を埋めるためには、モルタルを充填し、そのうえからセ メントを塗布しなければならない。この作業を怠ると、陥没部から水分が侵入し コンクリート壁面の劣化を早める。一方、本考案に係る保持部材によれば、鍔部 材31,32が樹脂であり、また壁面に陥没箇所を作らないので取り外す必要も なく、上側から簡単にセメント(または外装タイル)を塗布するだけでよい。仮 に鍔部材31,32を金属成形した場合であっても、鍔部材31,32は平面的 であり深い陥没形状を作らない。金属製の鍔部材は取り外す必要があるが、その 部材が作る凹みは僅かなものであり、モルタルセメントの塗布作業も非常に簡単 である。
【0023】 尚、本考案に係る軸部材は、壁幅に応じて適宜その寸法を変更設定できること はいうまでもない。また鍔部材の位置を規制するストッパ部は、前記実施例のよ うな段差面に限らず、各種形状の突起、拡開部、ノッチ部等であっても良い。所 定位置で鍔部材の動きを拘束できる限りその手段を問わない。壁厚や使用する型 枠パネルあるいは断熱材肉厚に応じ、ストッパ位置を変更できることは勿論であ る。軸部材は内部を中空としても構わない。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るコンクリート型枠の保持部材によれば、型枠 の組付作業を効率化する一方、その製造コストを低減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る保持部材の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案に係る保持部材を用いた型枠成形例を示
す部分断面側面図である。
【図3】従来の保持部材の一例を示す図である
【符号の説明】
20 保持部材 21 軸部材 31,32 鍔部材 25,26 雌ネジ 27,28 段差部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠の肉厚寸法に応じて長寸を設定した軸
    部材と、該軸部材に挿通可能な開孔を備える鍔部材から
    なり、軸部材の両端に雌ネジを設ける一方、該雌ネジか
    ら所定寸法離隔させた位置に前記鍔部材の動きを規制す
    るストッパ部を設けたことを特徴とするコンクリート型
    枠の保持部材。
JP2467693U 1993-04-14 1993-04-14 コンクリート型枠の保持部材 Withdrawn JPH0678503U (ja)

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JP2467693U JPH0678503U (ja) 1993-04-14 1993-04-14 コンクリート型枠の保持部材

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JP2467693U JPH0678503U (ja) 1993-04-14 1993-04-14 コンクリート型枠の保持部材

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Publication Number Publication Date
JPH0678503U true JPH0678503U (ja) 1994-11-04

Family

ID=12144751

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JP2467693U Withdrawn JPH0678503U (ja) 1993-04-14 1993-04-14 コンクリート型枠の保持部材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101861254B1 (ko) * 2017-05-26 2018-05-25 (주)태성산업개발 콘크리트 외벽의 중간 단열재 시공방법 및 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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