JPH0676746B2 - 厚扉用蝶番装置 - Google Patents
厚扉用蝶番装置Info
- Publication number
- JPH0676746B2 JPH0676746B2 JP7065290A JP7065290A JPH0676746B2 JP H0676746 B2 JPH0676746 B2 JP H0676746B2 JP 7065290 A JP7065290 A JP 7065290A JP 7065290 A JP7065290 A JP 7065290A JP H0676746 B2 JPH0676746 B2 JP H0676746B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinge
- door
- wall
- thick
- hinge device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は建物と一体に構成されている業務用大金庫、そ
の他強固で重量のある厚扉(厚さ60cm以上の扉)を必要
とする建物(たとえば、貯蔵庫,倉庫など)や設備など
に配装される新規な厚扉用蝶番装置に関する。
の他強固で重量のある厚扉(厚さ60cm以上の扉)を必要
とする建物(たとえば、貯蔵庫,倉庫など)や設備など
に配装される新規な厚扉用蝶番装置に関する。
従来技術と問題点 扉体と壁体との裏側に跨って蝶番を具備せしめることが
知られているが、かかる裏蝶番装置は薄扉向に構成され
ているため、強固で重量のある厚扉に使用することがで
きない(たとえば、タキゲン製造株式会社発行、昭和61
年9月改訂13号4版のカタログ、タキゲンNo.13−3、2
28頁〜247頁参照)。
知られているが、かかる裏蝶番装置は薄扉向に構成され
ているため、強固で重量のある厚扉に使用することがで
きない(たとえば、タキゲン製造株式会社発行、昭和61
年9月改訂13号4版のカタログ、タキゲンNo.13−3、2
28頁〜247頁参照)。
そして、厚扉用の裏蝶番装置或は厚扉向の隠蝶番装置
(表から見えないように配設した蝶番装置)が存在しな
いため、前記大金庫、その他の厚扉具備の建物や設備な
どにおいては、蝶番装置は表出しているが、この表出し
ている蝶番装置を破壊し或いは焼切って保管物を窃取す
るという盗難事件がしばしば起きている。
(表から見えないように配設した蝶番装置)が存在しな
いため、前記大金庫、その他の厚扉具備の建物や設備な
どにおいては、蝶番装置は表出しているが、この表出し
ている蝶番装置を破壊し或いは焼切って保管物を窃取す
るという盗難事件がしばしば起きている。
本発明は、かかる事情に注目してなしたもので、強固で
重量のある厚扉を簡単に開閉し得ると共に、防犯用に適
した裏蝶番装置或は同様の隠し蝶番装置の提供を目的と
する。
重量のある厚扉を簡単に開閉し得ると共に、防犯用に適
した裏蝶番装置或は同様の隠し蝶番装置の提供を目的と
する。
問題点解決のための手段 上述の目的を達成するために本発明がなした手段は、壁
体の裏側における開口部側部位に壁蝶番を配設し、壁体
の開口部に配備する厚扉の裏側における壁蝶番側部位に
扉蝶番を配設せしめ、壁蝶番及び扉蝶番を中間蝶番に連
設したということである。
体の裏側における開口部側部位に壁蝶番を配設し、壁体
の開口部に配備する厚扉の裏側における壁蝶番側部位に
扉蝶番を配設せしめ、壁蝶番及び扉蝶番を中間蝶番に連
設したということである。
作 用 厚扉を一旦手前に引いて開口部から外して壁体を平行に
すれば、厚扉と一緒に中間蝶番が手前に引かれて変移す
るので、中間蝶番の変移後に厚扉を壁蝶番配設側に回動
せしめれば、中間蝶番を中心にして大きく開けられる。
開いた厚扉は、中間蝶番を中心にして壁体と平行な位置
まで回動して戻し、その後押せば、開口部に嵌まって閉
じられる。そして、壁蝶番、扉蝶番、中間蝶番、回動板
などの蝶番装置構成部材は、厚扉を閉じれば、正面から
全く見えない。
すれば、厚扉と一緒に中間蝶番が手前に引かれて変移す
るので、中間蝶番の変移後に厚扉を壁蝶番配設側に回動
せしめれば、中間蝶番を中心にして大きく開けられる。
開いた厚扉は、中間蝶番を中心にして壁体と平行な位置
まで回動して戻し、その後押せば、開口部に嵌まって閉
じられる。そして、壁蝶番、扉蝶番、中間蝶番、回動板
などの蝶番装置構成部材は、厚扉を閉じれば、正面から
全く見えない。
実施例 図面はキャッシュディスペンサー用防犯用具(以下、こ
の防犯用具をプロテクターと称す)に厚扉を配備せし
め、その厚扉用として蝶番装置を構成した例を示すもの
である。
の防犯用具をプロテクターと称す)に厚扉を配備せし
め、その厚扉用として蝶番装置を構成した例を示すもの
である。
上記プロテクターPは、キャッシュディスペンサーCDの
現金収納部の正面と背面とに配置するが、キャッシュデ
ィスペンサーCDの配置態様によっては、正面側にのみ配
置する。プロテクターPは、壁体1が簡単に破壊されな
いように或いは焼切られないように強固に構成され、正
面側の壁体1に厚扉3を開閉自在に有し、現金の出入れ
など必要な時以外は、正面から見えないロック装置(不
図示)によって厚扉3がロックされている。
現金収納部の正面と背面とに配置するが、キャッシュデ
ィスペンサーCDの配置態様によっては、正面側にのみ配
置する。プロテクターPは、壁体1が簡単に破壊されな
いように或いは焼切られないように強固に構成され、正
面側の壁体1に厚扉3を開閉自在に有し、現金の出入れ
など必要な時以外は、正面から見えないロック装置(不
図示)によって厚扉3がロックされている。
キャッシュディスペンサーPの正面側に配置する壁体1
は、正面壁部に形或は□形など適宜形状の開口部1′
が形成され、かつ裏側における開口部側部位に壁蝶番2
が配設される。
は、正面壁部に形或は□形など適宜形状の開口部1′
が形成され、かつ裏側における開口部側部位に壁蝶番2
が配設される。
壁蝶番2は周知の蝶番のように構成され、回動板2′の
一側縁側が壁体1の裏側に固定され、かつ回動板2′の
他側縁側が中間蝶番5の回動板5′に固定されて中間蝶
番5に連設される。壁蝶番2は、回動板2′の一側縁側
が壁体1の裏側に固定されているので、厚扉3を開いて
も変移することなく、定められた位置で回動板2′が回
動する。
一側縁側が壁体1の裏側に固定され、かつ回動板2′の
他側縁側が中間蝶番5の回動板5′に固定されて中間蝶
番5に連設される。壁蝶番2は、回動板2′の一側縁側
が壁体1の裏側に固定されているので、厚扉3を開いて
も変移することなく、定められた位置で回動板2′が回
動する。
厚扉3は、壁体1と共に簡単に破壊されないように或い
は焼切られないように強固に構成され、壁体1の開口部
1′に開閉自在に配備する。厚扉3は、裏側において壁
体1の壁蝶番2側部位に扉蝶番4が配設され、かつ下側
にキャスター、その他厚扉3の開閉を円滑ならしめる転
がり補助具、すべり補助具などの補助具6が取付けられ
る。
は焼切られないように強固に構成され、壁体1の開口部
1′に開閉自在に配備する。厚扉3は、裏側において壁
体1の壁蝶番2側部位に扉蝶番4が配設され、かつ下側
にキャスター、その他厚扉3の開閉を円滑ならしめる転
がり補助具、すべり補助具などの補助具6が取付けられ
る。
扉蝶番4は、壁蝶番2及び中間蝶番5と共に周知の蝶番
のように構成され、回動板4′の一側縁側が厚扉3の裏
側に固定され、かつ回動板4′の他側縁側が中間蝶番5
の回動板5′に固定されて中間蝶番5に連設される。扉
蝶番4は、厚扉3の裏側において壁蝶番2との対向位置
に壁蝶番2と平行に配設される。
のように構成され、回動板4′の一側縁側が厚扉3の裏
側に固定され、かつ回動板4′の他側縁側が中間蝶番5
の回動板5′に固定されて中間蝶番5に連設される。扉
蝶番4は、厚扉3の裏側において壁蝶番2との対向位置
に壁蝶番2と平行に配設される。
中間蝶番5は、壁蝶番2と扉蝶番4との中間部位におい
て回動板5′の両側縁側に夫々壁蝶番2の回動板2′と
扉蝶番4の回動板4′とが固定され、壁蝶番2及び扉蝶
番4が連接される。中間蝶番5は、厚扉3を開閉自在な
らしめるために壁蝶番2と扉蝶番4との中間位置におい
て、それら両蝶番と平行に設けられ、厚扉3の開閉時に
厚扉3と一緒に変移する。
て回動板5′の両側縁側に夫々壁蝶番2の回動板2′と
扉蝶番4の回動板4′とが固定され、壁蝶番2及び扉蝶
番4が連接される。中間蝶番5は、厚扉3を開閉自在な
らしめるために壁蝶番2と扉蝶番4との中間位置におい
て、それら両蝶番と平行に設けられ、厚扉3の開閉時に
厚扉3と一緒に変移する。
叙上の如く構成された蝶番装置は、壁体1と厚扉3との
裏側において高さ方向に複数配設される。
裏側において高さ方向に複数配設される。
発明の効果 本発明は叙上の如く構成したので、蝶番装置が正面から
全く見えない。従って、蝶番装置を発見するのに手間ど
ることなると共に、壁体、厚扉などを破壊した後でなけ
れば蝶番装置を破壊することができず、破壊に時間がか
かり、完全に破壊される迄に破壊者が発見されることを
期し得、防犯用に適した蝶番装置となし得る。
全く見えない。従って、蝶番装置を発見するのに手間ど
ることなると共に、壁体、厚扉などを破壊した後でなけ
れば蝶番装置を破壊することができず、破壊に時間がか
かり、完全に破壊される迄に破壊者が発見されることを
期し得、防犯用に適した蝶番装置となし得る。
そして、厚扉の開閉操作は、厚扉を一旦手前に引いて開
口部から外して壁体と平行にすれば、厚扉と一緒に中間
蝶番が手前に引かれて変移するので、中間蝶番の変移後
に厚扉を壁蝶番配設側に向って回動せしめれば、中間蝶
番を中心にして大きく開けられる。開いた厚扉は、中間
蝶番を中心にして壁体と平行な位置まで回動して戻し、
その後に押せば、開口部に嵌まって閉じられる。従っ
て、強固で重い厚扉であっても、引く、回動という2動
作で簡単に開けることができると共に、回動、押すとい
う2動作で簡単に閉めることができ、楽に開閉すること
ができる。
口部から外して壁体と平行にすれば、厚扉と一緒に中間
蝶番が手前に引かれて変移するので、中間蝶番の変移後
に厚扉を壁蝶番配設側に向って回動せしめれば、中間蝶
番を中心にして大きく開けられる。開いた厚扉は、中間
蝶番を中心にして壁体と平行な位置まで回動して戻し、
その後に押せば、開口部に嵌まって閉じられる。従っ
て、強固で重い厚扉であっても、引く、回動という2動
作で簡単に開けることができると共に、回動、押すとい
う2動作で簡単に閉めることができ、楽に開閉すること
ができる。
図面は本発明蝶番装置をプロテクターに配設した1例を
示すもので、第1図は一部切欠横断平面図、第2図は一
部切欠縦断側面図、第3図は正面図、第4図は要部の拡
大横断平面図、第5図及び第6図は作用を表わした要部
の拡大横断平面図である。 図中 1……壁体、1′……開口部 2……壁蝶番、3……厚扉 4……扉蝶番、5……中間蝶番 P……プロテクター
示すもので、第1図は一部切欠横断平面図、第2図は一
部切欠縦断側面図、第3図は正面図、第4図は要部の拡
大横断平面図、第5図及び第6図は作用を表わした要部
の拡大横断平面図である。 図中 1……壁体、1′……開口部 2……壁蝶番、3……厚扉 4……扉蝶番、5……中間蝶番 P……プロテクター
Claims (1)
- 【請求項1】壁体の裏側における開口部側部位に壁蝶番
を配設し、壁体の開口部に配備する厚扉の裏側における
壁蝶番側部位に扉蝶番を配設せしめ、壁蝶番及び扉蝶番
を中間蝶番に連設した厚扉用蝶番装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7065290A JPH0676746B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 厚扉用蝶番装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7065290A JPH0676746B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 厚扉用蝶番装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03271475A JPH03271475A (ja) | 1991-12-03 |
JPH0676746B2 true JPH0676746B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=13437798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7065290A Expired - Lifetime JPH0676746B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 厚扉用蝶番装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676746B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007006098A1 (en) | 2005-07-07 | 2007-01-18 | Lokaway Pty. Ltd. | Door mount for a safe |
-
1990
- 1990-03-19 JP JP7065290A patent/JPH0676746B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03271475A (ja) | 1991-12-03 |
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