JPH0676228B2 - 封着用ガラス組成物 - Google Patents
封着用ガラス組成物Info
- Publication number
- JPH0676228B2 JPH0676228B2 JP1316577A JP31657789A JPH0676228B2 JP H0676228 B2 JPH0676228 B2 JP H0676228B2 JP 1316577 A JP1316577 A JP 1316577A JP 31657789 A JP31657789 A JP 31657789A JP H0676228 B2 JPH0676228 B2 JP H0676228B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- sealing
- glass composition
- preferable
- composition
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C8/00—Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
- C03C8/24—Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フィルター等の端部を気密シールするための
封着用ガラス組成物に関する。
封着用ガラス組成物に関する。
[従来の技術] ビール、酒等の食品関係に精密濾過フィルターが従来よ
り使用されている。このフィルターの端部は気密封止が
施こされたクローズドシステムとされる。この気密封止
剤は用途により要求される特性が異なるが、一般に耐熱
性、耐食性が必要で、しかも高信頼性が要求されるため
ガラスが使われている。
り使用されている。このフィルターの端部は気密封止が
施こされたクローズドシステムとされる。この気密封止
剤は用途により要求される特性が異なるが、一般に耐熱
性、耐食性が必要で、しかも高信頼性が要求されるため
ガラスが使われている。
しかしながら従来のガラスは耐食性が悪く使用耐久時間
が短かいという欠点があった。
が短かいという欠点があった。
[発明の解決しようとする問題点] 本発明の目的は前記した従来の耐食性に欠点があった問
題を解消しようとするものであり、且つ具体的にはガラ
ス組成の検討を行なった結果、前記した問題点を解消で
きるガラス組成物を見い出した。
題を解消しようとするものであり、且つ具体的にはガラ
ス組成の検討を行なった結果、前記した問題点を解消で
きるガラス組成物を見い出した。
本発明の目的は前述の従来技術が有していた上記欠点を
解消し耐食性に優れた封着用ガラス組成物を提供するこ
とである。
解消し耐食性に優れた封着用ガラス組成物を提供するこ
とである。
[問題点を解決するための手段] 即ち、本発明は実質的に重量%表示で ガラス成分 55〜100% 耐火物フィラー 0〜45% からなり、該ガラス粉末は重量%表示で実質的に SiO2 60〜75% ZrO2 15〜30% La2O3 0.5〜10% Li2O+Na2O+K2O 5〜15% MgO+CaO+SrO+BaO 0〜5% Al2O3 0〜5% TiO2 0〜5% からなり、熱膨張係数が60〜75×10-7/℃の範囲にある
封着用ガラス組成物を提供するものである。
封着用ガラス組成物を提供するものである。
本発明において耐火物フィラーは必須成分ではないが添
加することにより封着部の強度を向上することができ
る。しかしながら、その含有量が45%を越えると、ガラ
スの焼結性が低下し気密性が損なわれるので好ましくな
い。かゝる耐火物フィラーとしては、アルミナ、ジルコ
ン、ジルコニアが例示される。
加することにより封着部の強度を向上することができ
る。しかしながら、その含有量が45%を越えると、ガラ
スの焼結性が低下し気密性が損なわれるので好ましくな
い。かゝる耐火物フィラーとしては、アルミナ、ジルコ
ン、ジルコニアが例示される。
本発明におけるガラス成分の限定理由は以下の通りであ
る。
る。
SiO2:60%より少ないとガラスの化学的耐久性が確保で
きず好ましくない。75%を超えるとガラスの軟化点が高
くなり過ぎ所望の温度で流動しないため好ましくない。
望ましくは61〜74%である。
きず好ましくない。75%を超えるとガラスの軟化点が高
くなり過ぎ所望の温度で流動しないため好ましくない。
望ましくは61〜74%である。
ZrO2:15%より少ないと化学的耐久性が好ましくない。3
0%より多いとガラス軟化点が高くなり過ぎ好ましくな
い。望ましくは16〜29%である。
0%より多いとガラス軟化点が高くなり過ぎ好ましくな
い。望ましくは16〜29%である。
La2O3:0.5%より少ないと化学的耐久性が悪く好ましく
ない。10%を超えるとガラス軟化点が高くなり過ぎ好ま
しくない。望ましくは1〜9%である。
ない。10%を超えるとガラス軟化点が高くなり過ぎ好ま
しくない。望ましくは1〜9%である。
Li2O+Na2O+K2O:5%より少ないとガラス溶解が困難と
なり好ましくない。15%より多いとガラスの耐食性が悪
くなると共に熱膨張係数が大きくなり好ましくない。望
ましくは6〜14%である。
なり好ましくない。15%より多いとガラスの耐食性が悪
くなると共に熱膨張係数が大きくなり好ましくない。望
ましくは6〜14%である。
MgO+CaO+SrO+BaO:必須成分ではないがガラスの溶解
性向上の目的で使用する。6%を超えると耐食性低下し
好ましくない。
性向上の目的で使用する。6%を超えると耐食性低下し
好ましくない。
Al2O3:必須成分ではないが、耐食性、ガラス溶解性向
上を目的として使用しても構わない。6%を超えると軟
化点が高くなり過ぎる。
上を目的として使用しても構わない。6%を超えると軟
化点が高くなり過ぎる。
TiO2:耐食性向上の目的で使用しても差し仕かえない。
6%を超えると軟化点が高くなり過ぎ好ましくない。
6%を超えると軟化点が高くなり過ぎ好ましくない。
以上から構成されるガラス組成物の熱膨張係数が60×10
-7/℃より小さい場合は、基材のフィルターとの熱膨張
の差が大きくなり接着強度が低下し好ましくない。75×
10-7/℃よりも大きい場合にも同様な意味で好ましくな
い。望ましくは62〜73×10-7/℃である。
-7/℃より小さい場合は、基材のフィルターとの熱膨張
の差が大きくなり接着強度が低下し好ましくない。75×
10-7/℃よりも大きい場合にも同様な意味で好ましくな
い。望ましくは62〜73×10-7/℃である。
[実施例] 目標組成となるようにガラス原料を調合、混合し1450℃
〜1550℃、1〜5時間均質溶解する。次いで得られた溶
融ガラスを水砕またはフレーク状としてボールミルによ
り粉砕し表1に示す組成ガラス粉末を得る。次いでこれ
に耐火物フィラーを添加しボールミルで粉砕し同表の組
成物を得た。この組成物にカオリンあるいはモンモリロ
ナイト等粘土質のものあるいは水を加えてスラリー状と
してセラミック多孔質の端部に塗布形成する。
〜1550℃、1〜5時間均質溶解する。次いで得られた溶
融ガラスを水砕またはフレーク状としてボールミルによ
り粉砕し表1に示す組成ガラス粉末を得る。次いでこれ
に耐火物フィラーを添加しボールミルで粉砕し同表の組
成物を得た。この組成物にカオリンあるいはモンモリロ
ナイト等粘土質のものあるいは水を加えてスラリー状と
してセラミック多孔質の端部に塗布形成する。
次いでこれを1100℃〜1350℃、1〜2時間焼成し端部に
ガラス組成物を焼きつける。焼き付け後の状態評価は表
1のとおりである。
ガラス組成物を焼きつける。焼き付け後の状態評価は表
1のとおりである。
同表より明らかなように本発明によるガラス組成物は耐
酸性、耐アルカリ性に優れる。
酸性、耐アルカリ性に優れる。
なお、物性の測定は次のようにして行なった。
耐酸性;90℃に保持した1規定塩酸に200時間浸漬し、そ
の際の重量の減少を測定しそれを%で表示する。
の際の重量の減少を測定しそれを%で表示する。
耐アルカリ性;90℃に保持した1規定カセイソーダ水溶
液に200時間浸漬し、その際の重量の減少を測定しそれ
を%で表示する。
液に200時間浸漬し、その際の重量の減少を測定しそれ
を%で表示する。
[発明の効果] 本発明によれば従来のガラスに比べ、化学的耐久性に優
れた封着が行なえる。
れた封着が行なえる。
Claims (1)
- 【請求項1】実質的に重量%表示で ガラス成分 55〜100% 耐火物フィラー 0〜45% からなり、該ガラス粉末は重量%表示で実質的に SiO2 60〜75% ZrO2 15〜30% La2O3 0.5〜10% Li2O+Na2O+K2O 5〜15% MgO+CaO+SrO+BaO 0〜5% Al2O3 0〜5% TiO2 0〜5% からなり、熱膨張係数が60〜75×10-7/℃の範囲にある
封着用ガラス組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1316577A JPH0676228B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 封着用ガラス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1316577A JPH0676228B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 封着用ガラス組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03177332A JPH03177332A (ja) | 1991-08-01 |
JPH0676228B2 true JPH0676228B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=18078643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1316577A Expired - Fee Related JPH0676228B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 封着用ガラス組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676228B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5657860B2 (ja) * | 2008-12-19 | 2015-01-21 | 釜屋電機株式会社 | グレーズド絶縁基板、集合絶縁基板、その製造方法及びヒューズ抵抗器 |
FR2947540B1 (fr) * | 2009-07-03 | 2012-01-06 | Commissariat Energie Atomique | Compositions de verre pour joints d'appareils fonctionnant a de hautes temperatures et procede d'assemblage les utilisant. |
BR112014008629A2 (pt) * | 2011-10-11 | 2017-04-18 | Ngk Insulators Ltd | filtro de cerâmica |
JP2016052959A (ja) * | 2014-09-02 | 2016-04-14 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | ガラス被覆アルミナ構造物、分離膜エレメント、およびガラス接合剤 |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP1316577A patent/JPH0676228B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03177332A (ja) | 1991-08-01 |
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Legal Events
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