JPH0674871A - エンジンダイナモメータ装置 - Google Patents
エンジンダイナモメータ装置Info
- Publication number
- JPH0674871A JPH0674871A JP4254041A JP25404192A JPH0674871A JP H0674871 A JPH0674871 A JP H0674871A JP 4254041 A JP4254041 A JP 4254041A JP 25404192 A JP25404192 A JP 25404192A JP H0674871 A JPH0674871 A JP H0674871A
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- Japan
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- engine dynamometer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンを、目標運転パターンに対して精度
よく運転することができるエンジンダイナモメータ装置
を提供すること。 【構成】 エンジンダイナモメータ4の指令値ゼロ付近
からの立ち上がり遅れ分に見合うように、指令発生装置
1から制御指令を目標運転パターンよりも先行して出力
するようにした。
よく運転することができるエンジンダイナモメータ装置
を提供すること。 【構成】 エンジンダイナモメータ4の指令値ゼロ付近
からの立ち上がり遅れ分に見合うように、指令発生装置
1から制御指令を目標運転パターンよりも先行して出力
するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンダイナモメー
タ装置に関する。
タ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などのエンジンの性能をチェック
するためのエンジンダイナモメータ装置は、コンピュー
タなどの指令発生装置と、指令発生装置からの発せられ
る制御指令(目標運転パターン)を受けて、エンジンダ
イナモメータおよびエンジンをそれぞれ制御するエンジ
ンダイナモメータコントローラおよびエンジンコントロ
ーラとから構成されている。
するためのエンジンダイナモメータ装置は、コンピュー
タなどの指令発生装置と、指令発生装置からの発せられ
る制御指令(目標運転パターン)を受けて、エンジンダ
イナモメータおよびエンジンをそれぞれ制御するエンジ
ンダイナモメータコントローラおよびエンジンコントロ
ーラとから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンダ
イナモメータには、その固有の慣性などに起因する指令
値ゼロ付近からの立ち上がり遅れ分があるため、図6に
示すように、目標の運転パターンAに対して、実際の運
転(実運転)のパターンは、曲線Bで示すように時間遅
れが発生し、そのため、従来のエンジンダイナモメータ
装置においては、運転精度が悪いものとなっていた。
イナモメータには、その固有の慣性などに起因する指令
値ゼロ付近からの立ち上がり遅れ分があるため、図6に
示すように、目標の運転パターンAに対して、実際の運
転(実運転)のパターンは、曲線Bで示すように時間遅
れが発生し、そのため、従来のエンジンダイナモメータ
装置においては、運転精度が悪いものとなっていた。
【0004】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、エンジンを、目標運
転パターンに対して精度よく運転することができるエン
ジンダイナモメータ装置を提供することにある。
もので、その目的とするところは、エンジンを、目標運
転パターンに対して精度よく運転することができるエン
ジンダイナモメータ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るエンジンダイナモメータ装置は、エン
ジンダイナモメータの指令値ゼロ付近からの立ち上がり
遅れ分に見合うように、指令発生装置から制御指令を目
標運転パターンよりも先行して出力するようにしてい
る。
め、本発明に係るエンジンダイナモメータ装置は、エン
ジンダイナモメータの指令値ゼロ付近からの立ち上がり
遅れ分に見合うように、指令発生装置から制御指令を目
標運転パターンよりも先行して出力するようにしてい
る。
【0006】
【作用】上記構成のエンジンダイナモメータ装置におい
ては、エンジンダイナモメータの指令値ゼロ付近からの
立ち上がり遅れ分が補正されるので、目標運転パターン
に対して精度のよい運転を行うことができる。
ては、エンジンダイナモメータの指令値ゼロ付近からの
立ち上がり遅れ分が補正されるので、目標運転パターン
に対して精度のよい運転を行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明に係るエンジンダイナモメ
ータ装置を概略的に示すもので、この図において、1は
例えばコンピュータよりなる指令発生装置である。この
コンピュータ1から発せられる制御指令(運転パター
ン)は、例えば時系列化されたエンジンの軸トルクを表
すディジタル値である。2,3はエンジンダイナモメー
タコントローラ、エンジンコントローラで、エンジンダ
イナモメータ4、エンジン5をそれぞれ制御する。6は
エンジンダイナモメータ4の出力軸とエンジン5の出力
軸とを機械的に接続する連結軸である。ここまでの構成
は、従来のこの種のエンジンダイナモメータ装置と変わ
るところはない。
ら説明する。図1は、本発明に係るエンジンダイナモメ
ータ装置を概略的に示すもので、この図において、1は
例えばコンピュータよりなる指令発生装置である。この
コンピュータ1から発せられる制御指令(運転パター
ン)は、例えば時系列化されたエンジンの軸トルクを表
すディジタル値である。2,3はエンジンダイナモメー
タコントローラ、エンジンコントローラで、エンジンダ
イナモメータ4、エンジン5をそれぞれ制御する。6は
エンジンダイナモメータ4の出力軸とエンジン5の出力
軸とを機械的に接続する連結軸である。ここまでの構成
は、従来のこの種のエンジンダイナモメータ装置と変わ
るところはない。
【0008】本発明に係るエンジンダイナモメータ装置
が、従来のエンジンダイナモメータ装置と大きく変わる
ところは、図2に示すように、運転を行いたいパターン
を、エンジンダイナモメータ4の指令値ゼロ付近からの
立ち上がり遅れ分を考慮して補正し、補正した運転パタ
ーンをエンジンダイナモメータコントローラ2に出力す
るようにした点である。そして、前記エンジンダイナモ
メータ4の指令値ゼロ付近からの立ち上がり遅れ分の補
正は、例えば指令発生装置1内においてプログラム処理
によって行われる。
が、従来のエンジンダイナモメータ装置と大きく変わる
ところは、図2に示すように、運転を行いたいパターン
を、エンジンダイナモメータ4の指令値ゼロ付近からの
立ち上がり遅れ分を考慮して補正し、補正した運転パタ
ーンをエンジンダイナモメータコントローラ2に出力す
るようにした点である。そして、前記エンジンダイナモ
メータ4の指令値ゼロ付近からの立ち上がり遅れ分の補
正は、例えば指令発生装置1内においてプログラム処理
によって行われる。
【0009】図3は、前記エンジンダイナモメータ4の
指令値ゼロ付近からの立ち上がり遅れ分の補正の手法を
説明するための図である。すなわち、図3(A)は運転
パターン(目標)を示し、指令値が補正範囲(Q以下)
からこの補正範囲を越えるものとする。この場合、同図
(B)に示すように、最初の指令値を、仮想線で示す目
標運転パターンに比べて、時間Δtだけ進めた運転パタ
ーンに変更(補正)するのである。
指令値ゼロ付近からの立ち上がり遅れ分の補正の手法を
説明するための図である。すなわち、図3(A)は運転
パターン(目標)を示し、指令値が補正範囲(Q以下)
からこの補正範囲を越えるものとする。この場合、同図
(B)に示すように、最初の指令値を、仮想線で示す目
標運転パターンに比べて、時間Δtだけ進めた運転パタ
ーンに変更(補正)するのである。
【0010】そうすると、実運転においては、エンジン
ダイナモメータ4は、前記補正された運転パターンの指
令値に対し立ち上がりに遅れが生じ、図3(A)に示し
たような運転パターン通りの運転が行われ、エンジンダ
イナモメータ4の立ち上がり遅れが補正されるのであ
る。
ダイナモメータ4は、前記補正された運転パターンの指
令値に対し立ち上がりに遅れが生じ、図3(A)に示し
たような運転パターン通りの運転が行われ、エンジンダ
イナモメータ4の立ち上がり遅れが補正されるのであ
る。
【0011】図5は、上述のように、指令発生装置1か
ら制御指令を目標運転パターンよりも先行して出力する
ことにより、エンジンダイナモメータ4の立ち上がり遅
れが補正されたときにおける実運転における軸トルクの
変化を示す示すもので、曲線Cは実際の運転パターンを
示し、図6において曲線Bで示したものに比べ大幅に改
善され、曲線Aで示される目標の運転パターンにかなり
近づいていることが判る。
ら制御指令を目標運転パターンよりも先行して出力する
ことにより、エンジンダイナモメータ4の立ち上がり遅
れが補正されたときにおける実運転における軸トルクの
変化を示す示すもので、曲線Cは実際の運転パターンを
示し、図6において曲線Bで示したものに比べ大幅に改
善され、曲線Aで示される目標の運転パターンにかなり
近づいていることが判る。
【0012】上述の実施例は、運転パターンが指令値ゼ
ロから出発するものであったが、本発明はこれに限られ
るものではなく、回転中のエンジンが停止し、再び回転
するような運転パターンにおいても実施することができ
る。すなわち、図4(A)に示すような目標運転パター
ンに対しては、同図(B)において実線で示すように、
仮想線で示す目標運転パターンに比べて、時間Δtだけ
進めた運転パターンに変更するのである。
ロから出発するものであったが、本発明はこれに限られ
るものではなく、回転中のエンジンが停止し、再び回転
するような運転パターンにおいても実施することができ
る。すなわち、図4(A)に示すような目標運転パター
ンに対しては、同図(B)において実線で示すように、
仮想線で示す目標運転パターンに比べて、時間Δtだけ
進めた運転パターンに変更するのである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンジンダイナモメータによりエンジンの運転を、目標
パターンに対して精度よく行うことができる。
エンジンダイナモメータによりエンジンの運転を、目標
パターンに対して精度よく行うことができる。
【図1】本発明に係るエンジンダイナモメータ装置の構
成を概略的に示す図である。
成を概略的に示す図である。
【図2】本発明において用いる指令発生装置の動作を説
明するための図である。
明するための図である。
【図3】エンジンダイナモメータの指令値ゼロ付近から
の立ち上がり遅れ分の補正の手法を説明するための図で
ある。
の立ち上がり遅れ分の補正の手法を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の他の実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図5】本発明に係るエンジンダイナモメータ装置にお
ける実運転パターンを示す図である。
ける実運転パターンを示す図である。
【図6】従来技術の欠点を説明するための図である。
1…指令発生装置、4…エンジンダイナモメータ。
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンダイナモメータの指令値ゼロ付
近からの立ち上がり遅れ分に見合うように、指令発生装
置から制御指令を目標運転パターンよりも先行して出力
するようにしたことを特徴とするエンジンダイナモメー
タ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4254041A JP2681768B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | エンジンダイナモメータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4254041A JP2681768B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | エンジンダイナモメータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674871A true JPH0674871A (ja) | 1994-03-18 |
JP2681768B2 JP2681768B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=17259420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4254041A Expired - Fee Related JP2681768B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | エンジンダイナモメータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2681768B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6606898B1 (en) | 1999-04-19 | 2003-08-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Exhaust gas component measuring apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545849A (en) * | 1978-09-27 | 1980-03-31 | Oda Gosen Kogyo Kk | False twisting method and apparatus |
JPS62137607A (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 学習機能を備えた自動運転装置 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP4254041A patent/JP2681768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545849A (en) * | 1978-09-27 | 1980-03-31 | Oda Gosen Kogyo Kk | False twisting method and apparatus |
JPS62137607A (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 学習機能を備えた自動運転装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6606898B1 (en) | 1999-04-19 | 2003-08-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Exhaust gas component measuring apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2681768B2 (ja) | 1997-11-26 |
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